JP2007038963A - 保持具 - Google Patents

保持具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007038963A
JP2007038963A JP2005227693A JP2005227693A JP2007038963A JP 2007038963 A JP2007038963 A JP 2007038963A JP 2005227693 A JP2005227693 A JP 2005227693A JP 2005227693 A JP2005227693 A JP 2005227693A JP 2007038963 A JP2007038963 A JP 2007038963A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
card
light
case
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005227693A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4619233B2 (ja
Inventor
Shizuo Sanjo
静男 三條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP2005227693A priority Critical patent/JP4619233B2/ja
Publication of JP2007038963A publication Critical patent/JP2007038963A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4619233B2 publication Critical patent/JP4619233B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

【課題】 周囲が暗くなっても、カードを保持する保持部の部分から光が漏れることによって設置位置が分かり易く、カードを保持する保持部の部分へカードを容易に、かつ、速く保持させることができるとともに、保持部が保持しているカードが何のカードであるかを容易に判別することのできる保持具を提供する。
【解決手段】 カードCを挟んで保持する保持部41を、ケー11ス内へ収納可能な保持具Hにおいて、カードCを保持する保持部41の保持溝41aへ、ケース11の内部から光を照射する発光ダイオード31、孔43bと、この発光ダイオード31からの光を、保持部41が保持しているカードCの前側に位置する面へ投光する導光部材71とを設ける。
【選択図】 図7

Description

この発明は、例えば、自動車の車室内に取り付けられ、高速道路の通行カード、給油カードなどカードを挟んで保持する保持部を、ケース内へ収納可能な保持具に関するものである。
従来の上記した保持具として、カードなどを挟んで保持する保持部を、回動させることによってケース(本体)内に収納可能なものが提案されている。
なお、保持部は、回動部材と、この回動部材とでカードなどを保持するように、回動部材に一端側を支点として付勢されるように取り付けられた差込保持片とで構成されている。
特開2001−260735号公報
上記した従来の保持具は、カードを保持することができるものの、例えば、保持部を照らす照明手段などが設けられていないので、周囲が暗くなると、設置位置が分かり難く、保持部へカードをうまく保持させたり、速く保持させることができなくなる。
また、カードを保持させた保持部をケース内へ収納可能であるので、誤って、カードを保持させた保持部をケース内へ収納させると、保持部が保持したカードに折り曲げる力が加わり、カードを損傷させる恐れがある。
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、周囲が暗くなっても、カードを保持する保持部の部分から光が漏れることによって設置位置が分かり易く、カードを保持する保持部の部分へカードを容易に、かつ、速く保持させることができ、また、カードを保持させた保持部をケース内へ収納できないようにすることにより、カードの損傷を防止することのできる保持具を提供するものである。
この発明は、以下のような発明である。
(1)カードを挟んで保持する保持部を、ケース内へ収納可能な保持具において、カードを保持する前記保持部の部分へ、前記ケースの内部から光を照射する照明手段を設けたことを特徴とする。
(2)(1)に記載の保持具において、前記保持部がカードを保持していない状態で、前記照明手段からの光が前記保持部の前面へ到達し、前記保持部にカードを保持させることにより、前記照明手段からの光が前記保持部の前面へ到達しなくなる前面照明補助手段を設けたことを特徴とする。
(3)(1)または(2)に記載の保持具において、前記照明手段からの光を、前記保持部が保持しているカードの前側に位置する面へ投光する導光部材を設けたことを特徴とする。
(4)(1)から(3)のいずれか1つに記載の保持具において、前記保持部の前記ケース内への収納、前記保持部の前記ケースからの排出を、プッシュ・プッシュ式の保持部収納ロック手段で行うことを特徴とする。
(5)カードを挟んで保持する保持部を、ケース内へ収納可能な保持具において、前記保持部にカードを保持させることにより、前保持部を前記ケース内へ収納させるのを阻止する保持部収納阻止手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、カードを保持する保持部の部分へ、ケースの内部から光を照射する照明手段を設けたので、周囲が暗くなっても、カードを保持する保持部の部分から光が漏れることによって設置位置が分かり易く、カードを保持する保持部の部分へカードを容易に、かつ、速く保持させることができる。
そして、保持部がカードを保持していない状態で、照明手段からの光が保持部の前面へ到達し、保持部にカードを保持させることにより、照明手段からの光が保持部の前面へ到達しなくなる前面照明補助手段を設けたので、保持部にカードを保持させることにより、照明手段からの光が保持部の前面へ到達しなくなる。
したがって、保持部の前面に光が到達しているか否かにより、保持部がカードを保持しているか否かが容易に分かる。
さらに、照明手段からの光を、保持部が保持しているカードの前側に位置する面(使用者から見える面)へ投光する導光部材を設けたので、保持部が保持しているカードが何のカードであるかを容易に判別することができる。
そして、保持部のケース内への収納、保持部のケースからの排出を、プッシュ・プッシュ式の保持部収納ロック手段で行うので、保持部のケース内への収納、保持部のケース内から使用位置への移動を簡単、かつ、操作性よく行うことができる。
また、保持部にカードを保持させることにより、保持部をケース内へ収納させるのを阻止する保持部収納阻止手段を設けたので、カードを保持させた保持部をケース内へ収納させることができなくなることにより、カードの損傷を防止することができる。
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施例である保持具の正面側からの分解斜視図、図2(a)は図1に示したケースの正面図、図2(b)は図1に示したケースの右側面図、図2(c)は図2(a)のA−A線による断面図、図3(a)は図1に示した第1保持部材の正面図、図3(b)は図1に示した第1保持部材の右側面図、図3(c)は図1に示した第1保持部材の背面図、図3(d)は図3(a)のB−B線による断面図、図4(a)は図1に示した第2保持部材の正面図、図4(b)は図1に示した第2保持部材の右側面図、図4(c)は図1に示した第2保持部材の背面図、図4(d)は図4(c)のC−C線による断面図、図5は図1に示した第1保持部材に対して図1に示した第2保持部材を取り付けた保持部の背面側からの斜視図、図6は図1に示した各部品を組み立てた保持具の正面図、図7は図6のD−D線による断面図、図8は図7のE−E線に相当する断面図、図9は図7のF−F線に相当する断面図、図10および図11は動作説明図である。
図1において、Hは保持具を示し、合成樹脂製のケース11と、このケース11に取り付けられる保持部収納ロック手段としてのラッチ21と、ケース11に取り付けられる照明手段としての発光ダイオード31と、ケース11に回動可能に取り付けられ、ラッチ21によって収納位置に保持される保持部41と、この保持部41が保持したカードの前側に位置する面(使用者から見える面)へ、発光ダイオード31からの光を導いて投光する導光部材71と、保持部41をケース11から突出する方向へ付勢する保持部排出付勢手段としてのネジリコイルバネ81とで構成されている。
そして、保持部41は、ケース11に回動可能に取り付けられる合成樹脂製の第1保持部材42と、この第1保持部材42に取り付けられる第1保持軟質部材51と、第1保持部材42に取り付けられる合成樹脂製の第2保持部材56と、この第2保持部材56に取り付けられ、第1保持軟質部材51に当接する第2保持軟質部材63とで構成されている。
上記したケース11は、図1または図2に示すように、矩形の上端部分が円弧状とされた外形で、この外形よりも少し小さい同形の凹部を有するケース本体12と、このケース本体12の前側に外側へ突出し、周回させて設けられたフランジ部19とで構成されている。
そして、ケース本体12には、後壁の内側で、上下方向の上側の左右方向の中心部分に位置する取付孔12aと、この取付孔12aの下側の内側で、左右方向の中心部分に位置し、円弧状のリブからなる光源取付部13と、この光源取付部13の左側の内側に位置し、ネジリコイルバネ81の一端を係止させる係止突起14と、光源取付部13の下側の内側に位置し、左右の側壁から内側へ凹んだ直方体状の凹み部15L,15Rと、この凹み部15L,15Rの前面で、凹み部15L,15Rの内側縁(中心に近い方の縁)の上下に位置し、第1保持部材42に設けられた回動規制突起46L,46Rを、凹み部15L,15Rの内側側壁に設けられた回動規制孔15aへ案内する案内突起16U,16Dと、凹み部15L,15Rの下側の内側に位置し、左右の側壁から同一中心線を中心として中央へ向かって延び、端が所定の間隔で対向する回動支軸17L,17Rと、上下の側壁に位置し、フランジ部19と被取付部材の厚さの間隔で対峙する弾性挟持爪18U,18Dとが設けられている。
なお、凹み部15L,15Rの上下方向へ延びた内側側壁には、回動支軸17L,17Rを中心とした円弧状で、第1保持部材42に設けられた回動規制突起46L,46Rの回動を規制する回動規制孔15aがそれぞれ設けられている。
そして、弾性挟持爪18U,18Dは、ケース本体12に後側から前側へ連設された弾性片18aと、この弾性片18aの先端(前側)にケース本体12の外側へ向けて設けられ、前端側の係止部分がフランジ部19に対して所定間隔(被取付部材の厚さの間隔)とされた爪部18bとで構成されている。
上記したラッチ21は、詳細な図示を省略するが、第1保持部材42のストライカ44によって移動体がコイルバネ(付勢部材)の付勢力に抗してハウジング内へ押し込まれることにより、移動体に設けられた2つの保持片がストライカ44を保持するとともに、移動体がハウジング内のロック位置にロックされ、再度ストライカ44によって移動体がコイルバネの付勢力に抗してハウジング内へ押し込まれることにより、移動体のロックが解除され、移動体がコイルバネの付勢力によって所定の位置(突出位置)へ移動し、ストライカ44を2つの保持片の間から取り出すことのできる、プッシュ・プッシュ式とされている。
上記した第1保持部材42は、合成樹脂で成形され、図1または図3に示すように、ケース本体12の凹部内へ収納させることができるように、矩形の上端部分が円弧状とされた平板部43と、この平板部43の裏側の上側中央に位置させて設けられたストライカ44と、平板部43の裏側の下左側に位置させて設けられ、ケース本体12の回動支軸17Lを回動可能に保持する、上下方向へ延びる上側弾性支持片45ULおよび下側弾性片45DLと、平板部43の裏側の下右側に位置させて設けられ、ケース本体12の回動支軸17Rを回動可能に保持する、水平方向へ延びる上側弾性支持片45URおよび下側弾性片45DRと、上側弾性支持片45ULの後端左側上に位置させて設けられ、ケース本体12の凹み部15Lに設けられた回動規制孔15aに係合する回動規制突起46Lと、上側弾性支持片45URの後端右側上に位置させて設けられ、ケース本体12の凹み部15Rに設けられた回動規制孔15aに係合する回動規制突起46Rと、平板部43の裏側で、上側弾性支持片45UL,45URよりも上側で、かつ、上側弾性支持片45UR寄りに位置させて設けられ、ネジリコイルバネ81の他端を係止させる係止突起47と、平板部43の上側半分の前側縁、および、その下端部分を連結するように設けられた上側壁48とで構成されている。
そして、平板部43には、左右方向の中央で、上側弾性支持片45UL,45URの間から上側へ延びた矩形の係止孔43aと、左右方向の中央で、係止孔43aの上側に位置し、ケース本体12の光源取付部13に対応させた円形の、照明手段および前面照明補助手段としての孔43bと、前側の左右方向の中央で、孔43bと上側壁48の上端部分との間に位置し、前下側から後上側へ僅かに平面で傾斜する取付面43cと、左右方向の中央の下端部分に位置する係止凹部43dとが設けられている。
そして、上側弾性支持片45UL,45URの後側下端には、回動支軸17L,17Rを保持する略円形の保持凹部45aが水平方向に設けられている。
そして、上側壁48の左右の下端部分およびこの下端部分を連結する連結部分が同一高さの当接部分48aとされ、この当接部分48aの上側の上側壁48は、前下側から後上側へ僅かに平面で傾斜し、保持溝41a(図5参照)を形成する傾斜面48bとされている。
上記した第1保持軟質部材51は、図1に示すように、例えば、熱可塑性エラストマーや、ゴムなどで構成され、第1保持部材42を構成する平板部43の取付面43cに接着剤などで取り付けられる平板部52と、この平板部52から下降しながら平行に前側へ突出する複数の傾斜突出部53とで構成されている。
上記した第2保持部材56は、例えば、光を透過する合成樹脂で成形され、図1または図4に示すように、第1保持部材42を構成する平板部43と同じ大きさで、第2保持部材56の前面を照明する前面照明補助手段として機能する平板部57と、この平板部57の裏面に、第1保持部材42の係止孔43aに対応させて設けられた弾性取付爪58と、平板部57の後側縁に周回させて設けられ、第1保持部材42を構成する平板部43に当接する側壁59と、この側壁59の下端から第1保持部材42を構成する平板部43の係止凹部43dに対応させて設けられ、平板部43を支持するとともに、平板部43の後側に当接する係止爪60とで構成されている。
そして、平板部57には、後側の左右方向の中央上側に、第1保持部材42の取付面43cに対応し、前下側から後上側へ僅かに平面で取付面43cと平行に傾斜する取付面57aが設けられるとともに、外表面に塗装された前面の塗料を、例えば、レーザエッチングで剥ぎ取って設けた『PUSH』の文字からなり、前面照明補助手段として機能する放光部57bが設けられている。
そして、弾性取付爪58は、平板部57から後側へ延びる弾性片58aと、この弾性片58aの後端左側に位置し、第1保持部材42の平板部43の後側に係止孔43aを通過して係合する爪部58bと、弾性片58aに適度な弾性を与えるための支えリブ58cとで構成されている。
そして、側壁59には、第1保持部材42を構成する上側壁48の当接部分48aを平板部57に当接させするとともに、上側壁48の傾斜面48bとの間に、カードを挿入できる保持溝41a(図5参照)を形成するように傾斜面48bと平行する傾斜面59bを有する切欠59aが設けられている。
上記した第2保持軟質部材63は、図1に示すように、例えば、熱可塑性エラストマーや、ゴムなどで構成され、第2保持部材56を構成する平板部57の取付面57aに接着剤などで取り付けられる平板部64で構成されている。
上記した導光部材71は、図1または図4(c)に示すように、一端へ入射した発光ダイオード31からの光を、保持部41で保持しているカードの前側に位置する面(使用者から見える面)へ他端から放出、投光するものであり、例えば、合成樹脂で細長い円柱状に成形されている。
そして、導光部材71は、第2保持部材56を構成する側壁59の上端部分に他端を位置させて平板部57内を上下方向の途中部分まで下降した後、平板部57の裏側へ一端部分が所定長突出するように、複数本が第2保持部材56の成形時に第2保持部材56内に設けられる。
図7において、Bは保持具Hを取り付ける被取付部材、例えば、ダッシュボードを示し、ケース11のケース本体12を挿入できるように、ケース本体12の大きさに対応させた取付孔hが設けられている。
図11において、Cは保持具Hに保持されるカードを示し、例えば、高速道路の通行カードである。
次に、保持具Hの組立の一例について説明する。
まず、第1保持部材42の取付面43cに、第1保持軟質部材51の傾斜突出部53を下側へ向けた状態にして平板部52を接着剤で取り付けるとともに、第2保持部材56の取付面57aに、第2保持軟質部材63(平板部64)を接着剤で取り付ける。
そして、第1保持部材42に設けた孔43bの下側の縁に、第2保持部材56の裏面から延びる複数の導光部材71の一端側を、発光ダイオード31からの光を取り入れることができるように、例えば、接着剤などで固定する。
さらに、第2保持部材56の係止爪60を第1保持部材42の係止凹部43dに入れて平板部43の裏面に当接させた後、この係止爪60を支点にして第2保持部材56を第1保持部材42側へ押し込むと、爪部58bが係止孔43aの縁に衝合することにより、弾性片58aが内側へ自身の弾性で撓むので、爪部58bを係止孔43a内へ挿入することができる。
そして、爪部58bが平板部43を乗り越えると、弾性片58aが自身の弾性で元の状態へ復帰して平板部43の裏面に爪部58bが係合するので、図5に示すように、第1保持部材42に対して第2保持部材56を取り付けた保持部41とすることができる。
このように、第1保持部材42に対して第2保持部材56を取り付けると、側壁59の下側が平板部43に当接するとともに、上側壁48の当接部分48aが切欠59aの下に位置する平板部57に当接することにより、図5または図7に示すように、傾斜面48bと傾斜面59bとの間に所定の隙間からなる保持溝41aが形成される。
そして、傾斜面48bと傾斜面59bとの間に形成された保持溝41a内で、例えば、図7に示すように、傾斜面59bの面で、第1保持軟質部材51の傾斜突起部53が第2保持軟質部材63(平板部64)に当接している。
次に、ケース本体12の取付孔12aに、図示を省略したラッチ21の係合爪を利用して、図7および図8に示すように、ラッチ21を取り付けるとともに、光源取付部13に発光ダイオード31を取り付ける。
そして、ネジリコイルバネ81のコイル部分をケース本体12の回動支軸17L,17Rの間から入れ、図8および図9に示すように、ネジリコイルバネ81のコイル部分に回動支軸17L,17Rの端部を挿入し、図8に示すように、ネジリコイルバネ81の一端を係止突起14に係止させる。
この状態で、上側弾性支持片45ULと下側弾性片45DLとを回動支軸17Lに対応させるとともに、上側弾性支持片45URと下側弾性片45DRとを回動支軸17Rに対応させ、保持部41をケース本体12の凹部内へ押し込むと、下側弾性片45DL,45DRが自身の弾性で撓んで元の状態へ復帰することにより、回動支軸17Lは上側弾性支持片45ULと下側弾性片45DLとで保持孔45a内に回動可能に保持され、回動支軸17Rは上側弾性支持片45URと下側弾性片45DRとで保持孔45a内に回動可能に保持される。
そして、回動規制突起46L,46Rが案内突起16U,16Dで案内されるとともに、上側弾性支持片45UL,45URが自身の弾性で内側へ撓んで元の状態へ復帰することにより、回動規制突起46L,46Rが凹み部15L,15Rの回動規制孔15a内に入る。
なお、ネジリコイルバネ81の他端は、係止突起47に係合し、ネジリコイルバネ81に付勢力を蓄積させながら回動する。
さらに、保持部41の上側をケース本体12内へネジリコイルバネ81およびラッチ21内のコイルスプリングの付勢力に抗して押し込むと、保持部41が回動支軸17L,17Rを中心に回動し、ストライカ44がラッチ21に作用してラッチ21がロック状態となることにより、図7に示すように、保持部41は、ケース本体12内の収納位置に保持され、保持具Hの組立が完了する。
次に、保持具HのダッシュボードBへの取付の一例について説明する。
まず、図7に示すダッシュボードBの取付孔hにケース本体12の後側を対応させ、ダッシュボードBに対して保持具Hを押し込むと、爪部18bがダッシュボードBに衝合することにより、弾性片18aが内側へ自身の弾性で撓むので、保持具Hを取付孔h内へ挿入することができる。
そして、フランジ部19が取付孔hを覆い隠し、ダッシュボードB全体に当接すると、爪部18bが取付孔hを通過することにより、弾性片18aが自身の弾性で元の状態へ復帰するので、図7に示すように、爪部18bがダッシュボードBの裏側に係合し、保持具Hが取付孔hから抜けなくなり、保持具Hの取付が完了する。
次に、保持具Hの動作について説明する。
まず、図7の状態において、発光ダイオード31が点灯していると、発光ダイオード31からの光は、孔43bから第2保持部材56内へ入り、放光部57bから保持具Hの前側へ放出される。
また、一端から導光部材71内へ入った発光ダイオード31からの光は、導光部材71の他端から放出され、ケース本体12の凹部の前側上端部分を照らす。
そして、保持部41の上側をケース本体12内へネジリコイルバネ81およびラッチ21内のコイルスプリングの付勢力に抗して押し込むと、保持部41が回動支軸17L,17Rを中心に回動し、ストライカ44がラッチ21に作用してラッチ21のロックが解除されることにより、ネジリコイルバネ81およびラッチ21内のコイルスプリングの付勢力によって保持部41が回動支軸17L,17Rを中心に回動し、回動規制突起46L,46Rが回動規制孔15aの前縁に衝合して保持部41が使用位置に停止することにより、図10に示すように、フランジ部19の前面と傾斜面48bとがほぼ同一面を形成する。
この状態で、フランジ部19の前面および傾斜面48bを案内面として傾斜面48bと傾斜面59bとの間の保持溝41a内へカードCを挿入すると、傾斜突出部53が平板部64に下降した状態で接触しているので、図11に示すように、カードCが傾斜突出部53と平板部64との間を通過し、当接部分48aに当接することにより、カードCを傾斜突出部53と平板部64との間に保持(挟持)させることができる。
このように、保持部41にカードCを保持させると、孔43bを通過した発光ダイオード31からの光は、カードCで遮断されるので、放光部57bから保持具Hの前側へ放出されなくなる
また、一端から導光部材71内へ入った発光ダイオード31からの光は、導光部材71の他端から放出(投光)され、保持部41が保持しているカードCの前側に位置する面(使用者から見える面)を照明する。
そして、例えば、高速道路の出口で料金を精算するためにカードCを保持溝41aから抜き取ると、図10の状態となる。
この図10の状態で、保持部41の上側をケース本体12内へネジリコイルバネ81およびラッチ21内のコイルスプリングの付勢力に抗して押し込むと、保持部41が回動支軸17L,17Rを中心に回動し、ストライカ44がラッチ21に作用してラッチ21がロック状態となることにより、図7に示すように、保持部41は、ケース本体12内の収納位置に保持される。
上述したように、この発明の一実施例によれば、カードCを保持する保持部41の部分(保持溝41a)へ、ケース11の内部から光を照射する発光ダイオード31を設けたので、周囲が暗くなっても、カードCを保持する保持部41の部分から光が漏れることによって設置位置が分かり易く、カードCを保持する保持部41の部分へカードCを容易に、かつ、速く保持させることができる。
そして、保持部41がカードCを保持していない状態で、発光ダイオード31からの光が保持部41の前面へ到達し、保持部41にカードCを保持させることにより、発光ダイオード31からの光が保持部41の前面へ到達しなくなる前面照明補助手段(孔43b、平板部57、放光部57b)を設けたので、保持部41にカードCを保持させることにより、発光ダイオード31からの光が保持部41の前面へ到達しなくなる。
したがって、保持部41の前面に光が到達しているか否かにより、保持部41がカードCを保持しているか否かが容易に分かる。
さらに、発光ダイオード31からの光を、保持部41が保持しているカードCの前側に位置する面(使用者から見える面)へ投光する導光部材71を設けたので、保持部41が保持しているカードCが何のカードCであるかを容易に判別することができる。
そして、保持部41のケース11内への収納、保持部41のケース11からの排出を、プッシュ・プッシュ式のラッチ21で行うので、保持部41のケース11内への収納、保持部41のケース11内から使用位置への移動を簡単、かつ、操作性よく行うことができる。
図12(a)はこの発明の他の実施例である保持具の概略構成を示す説明図、図12(b)および図12(c)は動作説明図であり、図1〜図11と同一または相当部分に同一符号を付し、その説明を省略する。
この実施例の保持具Hは、保持部41が回動支軸17によって回動可能にケース本体12に支持され、保持部41にカードCを保持させることにより、保持部41をケース11内へ収納させるのを阻止する保持部収納阻止手段としての保持部収納阻止機構91を備えている。
そして、保持部41には、上端から途中部分まで、保持溝41aが設けられている。
上記した保持部収納阻止機構91は、ケース本体12に設けられた被衝合部20と、保持部41に回動可能に取り付けられ、保持溝41a内へ挿入されたカードCで一端(前端、使用者側の端)が押し下げられることにより、他端(後端、使用者と反対側の端)が被衝合部20に衝合可能となる位置へ回動する衝合部材92と、保持部41の後側下端と衝合部材92の他端側との間に張架され、衝合部材92の一端を保持部41の保持溝41a内へ挿入されたカードCで押し下げられるように付勢するとともに、衝合部材92の他端を被衝合部20に衝合しないように付勢する付勢部材としてのコイルバネ93とで構成されている。
なお、図示は省略されているが、保持部41の回動を規制し、保持部41を使用位置に停止させる、先の実施例における回動規制孔15a、回動規制突起46L,46Rと同様の機能を有する回動規制機構を備えている。
この実施例の保持具Hの組立は通常の組立で組み立てられるので、組立の説明を省略し、また、保持具Hの被取付部材への取付も、先の実施例と同様になるので、被取付部材への取付の説明を省略し、保持具Hの動作について説明する。
まず、図12(a)の状態において、保持部41の上側をケース本体12内へラッチ21内のコイルスプリングの付勢力に抗して押し込むと、保持部41が回動支軸17を中心に回動し、ストライカ44がラッチ21に作用してラッチ21のロックが解除されることにより、ラッチ21内のコイルスプリングの付勢力によって保持部41が回動支軸17を中心に回動し、回動規制機構によって保持部41が使用位置に停止することにより、図12(b)に示す状態となる。
この状態で、保持部41の保持溝41a内へ上側からカードCを挿入すると、図12(c)に示すように、カードCが衝合部材92の一端を押し下げながら保持溝41aの一方の内面と衝合部材92との間に入ることにより、コイルバネ93の付勢力でカードCを保持溝41aの内面と衝合部材92との間に保持(挟持)させることができるとともに、衝合部材92の他端が被衝合部材20に衝合する位置へ回動する。
したがって、図12(c)の状態で、保持部41の上側をケース本体12内へラッチ21内のコイルスプリングの付勢力に抗して押し込もうとしても、衝合部材92が被衝合部材20に衝合することにより、保持部41をケース本体12内へ収納させることができなくなる。
そして、保持溝41a内からカードC取り出すと、図12(b)に示すように、コイルバネ93の付勢力で衝合部材93の他端が被衝合部材20に衝合しない位置へ回動するので、保持部41の上側をケース本体12内へラッチ21内のコイルスプリングの付勢力に抗して押し込むと、保持部41が回動支軸17を中心に回動し、ストライカ44がラッチ21に作用してラッチ21がロック状態となることにより、図12(a)に示すように、保持部41は、ケース本体12内の収納位置に保持される。
上述したように、この実施例によれば、保持部41にカードCを保持させることにより、保持部41をケース11内へ収納させるのを阻止する保持部収納阻止機構91を設けたので、カードCを保持させた保持部41をケース11内へ収納させることができなくなることにより、カードCの損傷を防止することができる。
上記した実施例では、ケース本体12に発光ダイオード31を取り付け、この発光ダイオード31からの光を通過させる孔43bを平板部43に設けた例を示したが、平板部43に設けた孔に発光ダイオード31を取り付けてもよい。
このようにして平板部43に発光ダイオード31を取り付けたとき、導光部材71へ発光ダイオード31の光を入射させることができない場合は、導光部材71へ光を供給する発光ダイオードを別途設ければよい。
また、導光部材71の一端を平板部43の孔43bの縁に接着剤で固定した例を示したが、導光部材71の一端を安定した状態で固定できるように、平板部43に導光部材71の径の孔を設け、この孔に導光部材71の一端を挿入して接着剤で固定してもよい。
なお、図1〜図11に示した実施例に、図12に示した実施例の保持部収納阻止機構91を設けた保持具Hとすることもできる。
この発明の一実施例である保持具の正面側からの分解斜視図である。 (a)は図1に示したケースの正面図、(b)は図1に示したケースの右側面図、(c)は図2(a)のA−A線による断面図である。 (a)は図1に示した第1保持部材の正面図、(b)は図1に示した第1保持部材の右側面図、(c)は図1に示した第1保持部材の背面図、(d)は図3(a)のB−B線による断面図である。 (a)は図1に示した第2保持部材の正面図、(b)は図1に示した第2保持部材の右側面図、(c)は図1に示した第2保持部材の背面図、(d)は図4(c)のC−C線による断面図である。 図1に示した第1保持部材に対して図1に示した第2保持部材を取り付けた保持部の背面側からの斜視図である。 図1に示した各部品を組み立てた保持具の正面図である。 図6のD−D線による断面図である。 図7のE−E線に相当する断面図である。 図7のF−F線に相当する断面図である。 動作説明図である。 動作説明図である。 (a)はこの発明の他の実施例である保持具の概略構成を示す説明図、(b)および(c)は動作説明図である。
符号の説明
H 保持具
11 ケース
12 ケース本体
12a 取付孔
13 光源取付部
14 係止突起
15L 凹み部
15R 凹み部
15a 回動規制孔
16U 案内突起
16D 案内突起
17 回動支軸
17L 回動支軸
17R 回動支軸
18U 弾性挟持爪
18D 弾性挟持爪
18a 弾性片
18b 爪部
19 フランジ部
20 被衝合部(保持部収納阻止機構)
21 ラッチ(保持部収納ロック手段)
31 発光ダイオード(照明手段)
41 保持部
41a 保持溝
42 第1保持部材
43 平板部
43a 係止孔
43b 孔(照明手段、前面照明補助手段)
43c 取付面
43d 係止凹部
44 ストライカ
45UL 上側弾性支持片
45UR 上側弾性支持片
45DL 下側弾性片
45DR 下側弾性片
45a 保持凹部
46L 回動規制突起
46R 回動規制突起
47 係止突起
48 上側壁
48a 当接部分
48b 傾斜面
51 第1保持軟質部材
52 平板部
53 傾斜突出部
56 第2保持部材
57 平板部(前面照明補助手段)
57a 取付面
57b 放光部(前面照明補助手段)
58 弾性取付爪
58a 弾性片
58b 爪部
58c 支えリブ
59 側壁
59a 切欠
59b 傾斜面
60 係止爪
63 第2保持軟質部材
64 平板部
71 導光部材
81 ネジリコイルバネ(保持部排出付勢手段)
91 保持部収納阻止機構(保持部収納阻止手段)
92 衝合部材
93 コイルバネ(付勢手段)
B ダッシュボード(被取付部材)
h 取付孔
C カード

Claims (5)

  1. カードを挟んで保持する保持部を、ケース内へ収納可能な保持具において、
    カードを保持する前記保持部の部分へ、前記ケースの内部から光を照射する照明手段を設けた、
    ことを特徴とする保持具。
  2. 請求項1に記載の保持具において、
    前記保持部がカードを保持していない状態で、前記照明手段からの光が前記保持部の前面へ到達し、前記保持部にカードを保持させることにより、前記照明手段からの光が前記保持部の前面へ到達しなくなる前面照明補助手段を設けた、
    ことを特徴とする保持具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の保持具において、
    前記照明手段からの光を、前記保持部が保持しているカードの前側に位置する面へ投光する導光部材を設けた、
    ことを特徴とする保持具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の保持具において、
    前記保持部の前記ケース内への収納、前記保持部の前記ケースからの排出を、プッシュ・プッシュ式の保持部収納ロック手段で行う、
    ことを特徴とする保持具。
  5. カードを挟んで保持する保持部を、ケース内へ収納可能な保持具において、
    前記保持部にカードを保持させることにより、前記保持部を前記ケース内へ収納させるのを阻止する保持部収納阻止手段を設けた、
    ことを特徴とする保持具。
JP2005227693A 2005-08-05 2005-08-05 保持具 Expired - Fee Related JP4619233B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005227693A JP4619233B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005227693A JP4619233B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007038963A true JP2007038963A (ja) 2007-02-15
JP4619233B2 JP4619233B2 (ja) 2011-01-26

Family

ID=37797327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005227693A Expired - Fee Related JP4619233B2 (ja) 2005-08-05 2005-08-05 保持具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4619233B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260759A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Piolax Inc 自動車用アクセサリ
JP2002144965A (ja) * 2000-11-07 2002-05-22 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用収納箱
JP2004122885A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Calsonic Kansei Corp 車両用小物入れ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260759A (ja) * 2000-03-17 2001-09-26 Piolax Inc 自動車用アクセサリ
JP2002144965A (ja) * 2000-11-07 2002-05-22 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用収納箱
JP2004122885A (ja) * 2002-10-01 2004-04-22 Calsonic Kansei Corp 車両用小物入れ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4619233B2 (ja) 2011-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2935871B2 (ja) シートベルト装置の照明バックル
CN107130866B (zh) 门把手
JP2010064692A (ja) ステアリングロック装置
JP2006022482A (ja) プッシュボタン式ボックス開放構造
JP4619233B2 (ja) 保持具
US20090001789A1 (en) Panel assembly for a passenger compartment of a vehicle
JP2009214645A (ja) 小物入れ
JP2013234743A (ja) 部材の固定装置
JP5450035B2 (ja) 車両用照明装置
JP4100699B2 (ja) 平面ハンドル装置のオートロック転換用組立部品
US7674024B2 (en) Interior illumination lamp
EP1533082A1 (en) Cassette type stapler
JP6021451B2 (ja) 車両用内装装置における光源配置構造
JP3691166B2 (ja) 測量機のバッテリパック着脱機構
CN113137589B (zh) 止水构造
JP2006249861A (ja) 文字合せ錠
CN113138438B (zh) 导光部件的固定构造
JP2003301646A (ja) ロック装置
JP6510219B2 (ja) 車両用収納ボックスと照明装置との組み合わせ構造
CN113137586B (zh) 透镜以及牌照灯
JP4522185B2 (ja) 遊技機
JP4245598B2 (ja) 車両用収納体装置
JP4340038B2 (ja) ピアノハンドル式スイッチ用プリズム
JP2023111176A (ja) ロック保持及び解除機構
JP2023104198A (ja) 車載機器用ブラケット

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100428

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101005

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101026

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees