JP2007038809A - 電子発光素子点灯制御回路 - Google Patents

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JP2007038809A JP2005224422A JP2005224422A JP2007038809A JP 2007038809 A JP2007038809 A JP 2007038809A JP 2005224422 A JP2005224422 A JP 2005224422A JP 2005224422 A JP2005224422 A JP 2005224422A JP 2007038809 A JP2007038809 A JP 2007038809A
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Abstract

【課題】 マイクロコンピュータ正常時には同一の発光素子に複数種のランプ機能を果たさせつつも、マイクロコンピュータ故障時にはストップランプとして点灯させることが可能な電子発光素子点灯制御回路を提供する。
【解決手段】 ストップランプ信号Saがマイクロコンピュータ21に入力することで、電子発光素子10a,10bはストップランプとして発光する。また、マイクロコンピュータ21の故障時において、ストップランプ信号Saは、抵抗R1,R2及びダイオードD1,D2を介して電子発光素子10a,10bに入力する。なお、マイクロコンピュータ21の正常時には、第3及び第4のnpnトランジスタT3,T4が導通状態となっているため、ストップランプ信号Saは電子発光素子10a,10bに直接入力しない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子発光素子点灯制御回路に関する。
従来、ストップランプとテールランプとの双方の機能を果たすように同一のLEDを発光させる電子発光素子点灯制御回路が知られている。この回路によれば、テールランプ点灯時にはLEDに流す電流量を小さくし、ストップランプ点灯時にはLEDに流す電流量を大きくして、発光輝度に差を設けることによりLEDに双方のランプとしての機能を果たさせるようにしている(特許文献1及び2参照)。
特開2005−29020号公報 特開2005−41309号公報
しかし、従来技術の回路構成をマイクロコンピュータにて実現した場合、マイクロコンピュータが車両衝突などにより故障しやすく、マイクロコンピュータ故障時にはLEDを発光させることができなくなってしまう。特に、マイクロコンピュータの故障によりストップランプとしての機能が果たせなくなると、後続車両が自車両に急接近してしまうなどの事態が生じてしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、マイクロコンピュータ正常時には同一の発光素子に複数種のランプ機能を果たさせつつも、マイクロコンピュータ故障時にはストップランプとして機能させることが可能な電子発光素子点灯制御回路を提供することにある。
本発明の電子発光素子点灯制御回路は、電子発光素子と、マイクロコンピュータと、ストップランプ信号供給回路と、ストップランプ信号制御回路とを備えている。電子発光素子は、少なくともストップランプと他のランプとの2種類のランプとして発光可能なものである。マイクロコンピュータは、ストップランプ信号を入力することにより、ストップランプとして必要な輝度及び点灯パターンで電子発光素子を発光させるものである。また、マイクロコンピュータは、他のランプ信号を入力することにより、他のランプとして必要な輝度及び点灯パターンで電子発光素子を発光させるものである。ストップランプ信号供給回路は、マイクロコンピュータに入力しようとするストップランプ信号を電子発光素子に供給可能としたものである。ストップランプ信号制御回路は、マイクロコンピュータが正常であるときにはストップランプ信号供給回路によりストップランプ信号が電子発光素子に入力することを禁止するものである。また、ストップランプ信号制御回路は、マイクロコンピュータが故障しているときにはストップランプ信号供給回路によりストップランプ信号が電子発光素子に入力することを許可するものである。
本発明によれば、マイクロコンピュータは、ストップランプ信号を入力することにより、ストップランプとして必要な輝度及び点灯パターンで電子発光素子を発光させ、且つ、他のランプ信号を入力することにより、他のランプとして必要な輝度及び点灯パターンで電子発光素子を発光させることとしている。このため、同一の発光素子に複数の機能を果たさせることができる。
また、マイクロコンピュータが正常であるときにはストップランプ信号供給回路を通じてストップランプ信号が電子発光素子に入力することを禁止し、且つ、マイクロコンピュータが故障しているときにはストップランプ信号供給回路を通じてストップランプ信号が電子発光素子に入力することを許可するようにしている。このため、たとえマイクロコンピュータが故障したとしても、ストップランプ信号はストップランプ信号供給回路を通じて電子発光素子に入力することとなる。
従って、マイクロコンピュータ正常時には同一の発光素子に複数種のランプ機能を果たさせつつも、マイクロコンピュータ故障時にはストップランプとして点灯させることができる。
以下、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路の構成図である。電子発光素子点灯制御回路1は、車両に搭載されるものであって、図1に示すように右側のリアコンビネーションランプ100内に、第1電子発光素子(電子発光素子)10aと、ECU(ユニット)20と、第1ストップランプ信号供給回路(ストップランプ信号供給回路)30aと、第1ストップランプ信号制御回路(ストップランプ信号制御回路)40aと、第1点滅制御回路(点滅制御回路)50aとを備えている。
また、電子発光素子点灯制御回路1は、左側のリアコンビネーションランプ200内に、第2電子発光素子(電子発光素子)10bと、第2ストップランプ信号供給回路(ストップランプ信号供給回路)30bと、第2ストップランプ信号制御回路(ストップランプ信号制御回路)40bと、第2点滅制御回路(点滅制御回路)50bとを備えている。
2つの電子発光素子10a,10bは、少なくともストップランプと他のランプとの2種類のランプとして発光可能なものであり、本実施形態ではLEDが用いられている。また、本実施形態において電子発光素子10a,10bの双方は、他のランプとして、ターンランプ及びテールランプの2種類のランプとして発光可能になっており、ストップランプとあわせて計3種類のランプとして発光可能となっている。
ECU20は、バッテリと2つの電子発光素子10a,10bとの間に介在されて、バッテリからの電流を電子発光素子10a,10bに供給することで、2つの電子発光素子10a,10bを発光させるものである。また、ECU20は、ストップランプ信号Sa、テールランプ信号Sb、及びターンランプ信号Scを入力する。具体的にストップランプ信号Saは、車両運転者がブレーキ操作してバッテリとECU20との間に介在されるブレーキスイッチ300がオンすることにより、バッテリからの電流信号としてECU20に入力する。また、テールランプ信号Sbは、夜間などに前照灯が点灯されたときにECU20に入力する。さらに、ターンランプ信号Scは、運転者が右左折するために方向指示器の操作をすることにより、スイッチ400がオンしてECU20に入力する。
ここで、2つの電子発光素子10a,10b及びECU20の構成について詳細に説明する。まず、ECU20は、マイクロコンピュータ21を有している。マイクロコンピュータ21は、第1入力端子20aを介してストップランプ信号Saを入力するようになっている。また、マイクロコンピュータ21は、第2入力端子20bを介してテールランプ信号Sbを入力し、第3入力端子20cを介してターンランプ信号Scを入力するようになっている。
そして、マイクロコンピュータ21は、ストップランプ信号Saを入力することにより、ストップランプとして必要な輝度及び点灯パターンで2つの電子発光素子10a,10bを発光させる。
すなわち、マイクロコンピュータ21は、ECU20内に設けられる第1のnpnトランジスタT1のベース電流を制御することで、バッテリから第4入力端子20d及び第1出力端子20eを通じて第1電子発光素子10aに流す電流量を調節し、第1電子発光素子10aをストップランプとして必要な輝度で発光させる。また、ストップランプは点滅発光等せず常時点灯するものであるため、マイクロコンピュータ21は、ストップランプ信号Saの入力中においてバッテリから第1電子発光素子10aに流れる電流量を一定に保持し、第1電子発光素子10aをストップランプとして必要な点灯パターン(常時点灯パターン)で発光させる。
第2電子発光素子10bの発光についても同様であり、マイクロコンピュータ21は、ECU20内に設けられる第2のnpnトランジスタT2のベース電流を制御することで、バッテリから第4入力端子20d及び第2出力端子20fを通じて第2電子発光素子10bに流す電流量を調節し、第2電子発光素子10bをストップランプとして必要な輝度で発光させる。また、マイクロコンピュータ21は、ストップランプ信号Saの入力中においてバッテリから第2電子発光素子10bに流れる電流量を一定に保持し、第2電子発光素子10bをストップランプとして必要な点灯パターンで発光させる。
さらに、マイクロコンピュータ21は、他のランプ信号を入力することにより、他のランプとして必要な輝度及び点灯パターンで2つの電子発光素子10a,10bを発光させる。具体的に説明すると、マイクロコンピュータ21は、テールランプ信号Sbを入力した場合、第1及び第2のnpnトランジスタT1,T2のベース電流を制御して、ストップランプ点灯時よりも2つの電子発光素子10a,10bに流れる電流量を小さくして、電子発光素子10a,10bをテールランプとして必要な輝度で発光させる。すなわち、テールランプは後続車両等に自車両の存在を知らせるためのものであり、ストップランプよりも輝度が小さいものであることから、マイクロコンピュータ21は、2つの電子発光素子10a,10bに流れる電流量を小さくして発光輝度を小さくする。
また、テールランプは点滅発光等せず常時点灯するものであるため、マイクロコンピュータ21は、テールランプ信号Sbの入力中においてバッテリから電子発光素子10a,10bに流れる電流量を一定に保持し、これら素子10a,10bをテールランプとして必要な点灯パターンで発光させる。
次に、ターンランプ信号Scを入力した場合を説明する。まず、ターンランプ信号Scは間欠的にマイクロコンピュータ21に入力する。すなわち、ターンランプ信号Scはオンオフを交互に繰り返す信号となっている。そして、マイクロコンピュータ21は、ターンランプ信号Scがオン状態であるときに、第1及び第2トランジスタT1,T2を制御することで、電子発光素子10a,10bに流す電流量を調節し、第1電子発光素子10aをターンランプとして必要な輝度で発光させる。また、マイクロコンピュータ21は、ターンランプ信号Scがオフ状態であるとき、第1及び第2トランジスタT1,T2を制御して、バッテリから電子発光素子10aに電流が流れないようにする。これにより、電子発光素子10a,10bは、ターンランプ信号Scがオンオフを繰り返すのにあわせて点滅することとなり、ターンランプとして必要な点灯パターン(点滅パターン)で発光することとなる。
第1ストップランプ信号供給回路30aは、ブレーキスイッチ300と第1電子発光素子10aとの間に介在され、ECU20に対して並列的に設けられている。この第1ストップランプ信号供給回路30aは、抵抗R1とダイオードD1とからなっている。抵抗R1は、一端がブレーキスイッチ300に直列接続され、他端がダイオードD1のアノードに直列接続されている。ダイオードD1は、アノードが抵抗R1に接続され、カソードが第1電子発光素子10aに接続されている。このため、第1ストップランプ信号供給回路30aは、マイクロコンピュータ21に入力しようとするストップランプ信号Saを第1電子発光素子10aに供給可能となっている。
第2ストップランプ信号供給回路30bについても第1ストップランプ信号供給回路30aと同様に、ブレーキスイッチ300と第2電子発光素子10bとの間に介在されており、抵抗R2とダイオードD2からなっている。よって、第2ストップランプ信号供給回路30bも同様に、マイクロコンピュータ21に入力しようとするストップランプ信号Saを第2電子発光素子10bに供給可能となっている。
なお、ストップランプ信号Saはバッテリからの電流信号であることから、第1及び第2電子発光素子10a,10bそれぞれは、ストップランプ信号Saを入力すると、発光することとなる。
第1ストップランプ信号制御回路40aは、第3のnpnトランジスタT3を有している。このトランジスタT3のベースは第3出力端子20gを通じてマイクロコンピュータ21に接続されており、コレクタは抵抗R1とダイオードD1との間に接続されており、エミッタは接地されている。ここで、第3のnpnトランジスタT3は、マイクロコンピュータ21からベース電流が供給されてコレクタ−エミッタ間が導通状態となっている。このため、たとえ第1ストップランプ信号供給回路30aにストップランプ信号Saが入力しても、ストップランプ信号Saは第3のnpnトランジスタT3に流れ、第1電子発光素子10aには至らないこととなる。
また、第2ストップランプ信号制御回路40bについても第1ストップランプ信号制御回路40aと同様であり、第4のnpnトランジスタT4を有している。第4のnpnトランジスタT4は、ベースが第4出力端子20hを通じてマイクロコンピュータ21に接続されており、コレクタは抵抗R2とダイオードD2との間に接続されており、エミッタは接地されている。また、第4のnpnトランジスタT4は、マイクロコンピュータ21からベース電流が供給されてコレクタ−エミッタ間が導通状態となっているため、同様にストップランプ信号Saは第2電子発光素子10bには至らないこととなる。
第1点滅制御回路50aは、第1アンド回路A1と第1オア回路O1と第5のnpnトランジスタT5とからなっている。第1アンド回路A1は、ストップランプ信号Saと、ターンランプ信号Scとの論理積を求め、論理積を第1オア回路O1に出力する。第1オア回路O1は、第1アンド回路A1の出力と、ターンランプ信号Scとの論理和とを求め、論理和を第5のnpnトランジスタT5のベースに出力する。第5のnpnトランジスタT5は、コレクタが抵抗R1とダイオードD1との間に接続されており、エミッタが接地されている。そして、第5のnpnトランジスタT5のコレクタ−エミッタ間が導通状態となった場合、第1ストップランプ信号供給回路30aにストップランプ信号Saが入力しても、ストップランプ信号Saは第5のnpnトランジスタT5に流れ、第1電子発光素子10aには至らないこととなる。
第2点滅制御回路50bについても第1点滅制御回路50bと同様であり、第2アンド回路A2と第2オア回路O2と第6のnpnトランジスタT6とからなっている。第2アンド回路A2は、ストップランプ信号Saと、ターンランプ信号Scとの論理積を求め、論理積を第2オア回路O2に出力する。第2オア回路O2は、第2アンド回路A2の出力と、ターンランプ信号Scとの論理和とを求め、論理和を第6のnpnトランジスタT5のベースに出力する。第6のnpnトランジスタT6は、コレクタが抵抗R2とダイオードD2との間に接続されており、エミッタが接地されている。このため、第6のnpnトランジスタT6のコレクタ−エミッタ間が導通状態となった場合、ストップランプ信号Saは第6のnpnトランジスタT6に流れ、第2電子発光素子10bには至らないこととなる。
次に、本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路1の動作を図2〜図4を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路1の動作を説明する第1の構成図である。なお、図2では、説明を分かり易くするため、一部構成のみを図示することとする。
まず、マイクロコンピュータ21は、第3のnpnトランジスタT3のベースに電流を供給し、第3のnpnトランジスタT3のコレクタ−エミッタ間を導通状態としている。この状態で、ブレーキスイッチ300がオンされて、ストップランプ信号Saがマイクロコンピュータ21に入力したとする。このとき、マイクロコンピュータ21は、第1のnpnトランジスタT1を制御してバッテリ電流を第1電子発光素子10aに流す。これにより、第1電子発光素子10aにストップランプとしての機能を果たさせる。
一方、ストップランプ信号Saは、第1ストップランプ信号供給回路30aの抵抗R1に入力するが、第3のnpnトランジスタT3のコレクタ−エミッタ間が導通状態となっているため、ダイオードD1を介して第1電子発光素子10aには至らず、第3のnpnトランジスタT3に流れる。すなわち、第1ストップランプ信号制御回路40aは、マイクロコンピュータ21が正常であるときには第1ストップランプ信号供給回路30aを通じてストップランプ信号が第1電子発光素子10aに入力することを禁止する。
ここで、マイクロコンピュータ21に故障が発生したとする。このとき、マイクロコンピュータ21にストップランプ信号Saが入力しても、マイクロコンピュータ21は第1のnpnトランジスタT1を導通状態にできず、第1電子発光素子10aはストップランプとしての機能を果たせなくなる。ところが、本実施形態では、マイクロコンピュータ21の故障時に第3のnpnトランジスタT3が非導通状態となり、ストップランプ信号Saは、抵抗R1及びダイオードD1を介して、第1電子発光素子10aに入力する。すなわち、第1ストップランプ信号制御回路40aは、マイクロコンピュータ21が故障しているときには第1ストップランプ信号供給回路30aを通じてストップランプ信号Saが第1電子発光素子10aに入力することを許可することとなる。そして、ストップランプ信号Saが第1電子発光素子10aに入力することから、第1電子発光素子10aは点灯し、ストップランプとしての機能を果たすこととなる。
なお、図2に示していないが、第2電子発光素子10bについても同様である。すなわち、第2ストップランプ信号供給回路30bと第2ストップランプ信号制御回路40bとによって、マイクロコンピュータ21の故障時にはストップランプ信号Saが第2電子発光素子10bに入力し、第2電子発光素子10bがストップランプとしての機能を果たすこととなる。
図3は、本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路1の動作を説明する第2の構成図である。なお、図3では、説明を分かり易くするため、一部構成のみを図示することとする。
上記の如く、マイクロコンピュータ21が故障した場合、第1電子発光素子10aはストップランプとしての機能を果たすこととができる。また、本実施形態では、マイクロコンピュータ21が故障したときに、ターンランプ信号Scが入力されたとすると、以下のように動作する。
まず、ターンランプ信号Scは、運転者が右左折しようとしてウインカー操作した場合に、間欠的に入力されるものである。このため、ウインカー操作されている場合、ターンランプ信号Scはマイクロコンピュータ21への入力と非入力とを繰り返すこととなる。
ここで、ターンランプ信号Scの入力時において、マイクロコンピュータ21が故障しており、ストップランプ信号Saが入力されているとする。このとき、第1点滅制御回路50aの第1アンド回路A1の出力Xはオンとなる。また、第1アンド回路A1の出力Xがオンであることから、第1オア回路O1の出力Yも同様にオンとなる。このため、第5のnpnトランジスタT5はコレクタ−エミッタ間が導通状態となり、第1電子発光素子10aは点灯しないこととなる。すなわち、第1点滅制御回路50aは、上記場合において、第1ストップランプ信号供給回路30aを通じてストップランプ信号Saが第1電子発光素子10aに入力することを禁止することとなる。
また、ターンランプ信号Scが非入力となると、第1アンド回路A1の出力Xはオフとなり、第1オア回路O1の出力Yも同様にオフとなる。このため、第5のnpnトランジスタT5はコレクタ−エミッタ間は非導通状態となり、第1電子発光素子10aは点灯することとなる。すなわち、第1点滅制御回路50aは、ターンランプ信号Scが非入力となると、第1ストップランプ信号供給回路30aによってストップランプ信号Saが第1電子発光素子10aに入力することを許可することとなる。
図4は、本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路1の動作の説明図である。同図に示すように、マイクロコンピュータ21の故障時にマイクロコンピュータ21にストップランプ信号Saが入力しようとし、ターンランプ信号Scが入力しようとしていない場合、図4に示す状態3となる。状態3において、第1アンド回路A1の出力Xはオフとなり、第1オア回路O1の出力Yもオフとなる。このため、ストップランプ信号Saは、抵抗R1及びダイオードD1を介して第1電子発光素子10aに至り、第1電子発光素子10aは点灯する。
他方、マイクロコンピュータ21の故障時にマイクロコンピュータ21にストップランプ信号Sa及びターンランプ信号Scが入力しようとしている場合、図4に示す状態1となる。状態1において、第1アンド回路A1の出力Xはオンとなり、第1オア回路O1の出力Yもオンとなる。このため、ストップランプ信号Saは、第1電子発光素子10aに至ることなく、第1電子発光素子10aは消灯する。
そして、ターンランプ信号Scは、間欠的にマイクロコンピュータ21に入力しようとすることから、状態1と状態3とが繰り返されることとなる。このため、電子発光素子10aは点滅発光してターンランプとしての機能を果たすこととなる。
なお、ストップランプ信号Sa及びターンランプ信号Scとの双方が、マイクロコンピュータ21に入力しようとしてない場合、図4に示す状態2のように、第1アンド回路A1の出力Xはオフとなり、第1オア回路O1の出力Yもオフとなる。このため、第5のnpnトランジスタT5は非導通状態となるが、そもそもストップランプ信号Saが入力していないため、第1電子発光素子10aは点灯しないこととなる。また、ターンランプ信号Scのみが入力しようとしているときも同様にストップランプ信号Saが入力していないため、第1電子発光素子10aは点灯しないこととなる。
また、上記では、第1電子発光素子10aについて説明したが、第2電子発光素子10bについても同様に、動作する。
このようにして、本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路1によれば、ストップランプ信号Saを入力することにより、ストップランプとして必要な輝度及び点灯パターンで電子発光素子10a,10bを発光させ、且つ、他のランプ信号Sb,Scを入力することにより、他のランプとして必要な輝度及び点灯パターンで電子発光素子10a,10bを発光させることとしている。このため、同一の発光素子に複数の機能を果たさせることができる。
また、マイクロコンピュータ21が正常であるときにはストップランプ信号供給回路30a,30bを通じてストップランプ信号Saが電子発光素子10a,10bに入力することを禁止し、且つ、マイクロコンピュータ21が故障しているときにはストップランプ信号供給回路30a,30bを通じてストップランプ信号Saが電子発光素子10a,10bに入力することを許可するようにしている。このため、たとえマイクロコンピュータ21が故障したとしても、ストップランプ信号Saはストップランプ信号供給回路30a,30bによって電子発光素子10a,10bに入力することとなる。ここで、ストップランプ信号Saは電流信号であるため、電子発光素子10a,10bは点灯してストップランプとしての機能を果たすこととなる。
従って、マイクロコンピュータ正常時には同一の発光素子に複数種のランプ機能を果たさせつつも、マイクロコンピュータ故障時にはストップランプとして点灯させることができる。
また、マイクロコンピュータ21の故障時において、マイクロコンピュータ21にストップランプ信号Saとターンランプ信号Scとが入力しようとしている場合に、ストップランプ信号供給回路30a,30bを通じてストップランプ信号Saが電子発光素子10a,10bに入力することを禁止することとしている。このため、マイクロコンピュータ21が故障しており、マイクロコンピュータ21にストップランプ信号Saが入力しようとしている場合、さらにターンランプ信号Scが入力しようとしているときには電子発光素子10a,10bは点灯しないこととなる。
一方、マイクロコンピュータ21にストップランプ信号Saが入力しようとしターンランプ信号Scが入力しようとしていない場合に、ストップランプ信号供給回路30a,30bを通じてストップランプ信号Saが電子発光素子10a,10bに入力することを許可することとしている。このため、マイクロコンピュータ21が故障しており、マイクロコンピュータ21にストップランプ信号Saが入力しようとしている場合、ターンランプ信号Scが入力しようとしていないときには電子発光素子10a,10bは点灯することとなる。
ここで、ターンランプ信号Scは、マイクロコンピュータ21に間欠的に入力する。このため、上記場合において電子発光素子10a,10bは点灯と消灯とを交互に繰り返すこととなり、ターンランプとしての機能を果たすこととなる。
従って、マイクロコンピュータ故障時において同一の発光素子にストップランプとターンランプとの機能を果たさせることができる。
また、マイクロコンピュータ21は電子発光素子10a,10bを含むリアコンビネーションランプ内に設けられている。ここで、一般的には、マイクロコンピュータは後突時などに故障し易く、故障を防止するためにリアコンビネーションランプ内には設けられない。ところが、本実施形態ではマイクロコンピュータ21の故障時においても電子発光素子10a,10bが車両ランプ機能を果たすため、マイクロコンピュータ21をリアコンビネーションランプ内に設けてもよく、車両搭載性を向上させることができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、本実施形態ではnpnトランジスタT1〜T6が用いられているが、他のスイッチング手段を用いてもよい。また、本実施形態において電子発光素子10a,10bは、ストップランプ、テールランプ、及びターンランプとして発光可能となっているが、これに限らない。すなわち、電子発光素子10a,10bは、ストップランプ及び他のランプとして発光可能となっていればよく、望ましくは、ストップランプ及びターンランプとして発光可能となっていればよい。さらに、より望ましくは、ストップランプ、テールランプ、及びターンランプとして発光可能となっていればよい。
本発明の実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路の構成図である。 本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路の動作を説明する第1の構成図である。 本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路の動作を説明する第2の構成図である。 本実施形態に係る電子発光素子点灯制御回路の動作の説明図である。
符号の説明
1…電子発光素子点灯制御回路
10a,10b…電子発光素子
20…ECU
21…マイクロコンピュータ
30a,30b…ストップランプ信号供給回路
40a,40b…ストップランプ信号制御回路
50a,50b…点滅制御回路
100,200…リアコンビネーションランプ
Sa…ストップランプ信号
Sb,Sc…他のランプ信号

Claims (3)

  1. 少なくともストップランプと他のランプとの2種類のランプとして発光可能な電子発光素子と、
    ストップランプ信号を入力することにより、ストップランプとして必要な輝度及び点灯パターンで前記電子発光素子を発光させ、且つ、他のランプ信号を入力することにより、他のランプとして必要な輝度及び点灯パターンで前記電子発光素子を発光させるマイクロコンピュータと、
    前記マイクロコンピュータに入力しようとするストップランプ信号を前記電子発光素子に供給可能としたストップランプ信号供給回路と、
    前記マイクロコンピュータが正常であるときには前記ストップランプ信号供給回路を通じてストップランプ信号が前記電子発光素子に入力することを禁止し、且つ、前記マイクロコンピュータが故障しているときには前記ストップランプ信号供給回路を通じてストップランプ信号が前記電子発光素子に入力することを許可するストップランプ信号制御回路と、
    を備えることを特徴とする電子発光素子点灯制御回路。
  2. 他のランプ信号は前記マイクロコンピュータに間欠的に入力するターンランプ信号であって、
    前記マイクロコンピュータの故障時において、前記マイクロコンピュータにストップランプ信号とターンランプ信号とが入力しようとしている場合に、前記ストップランプ信号供給回路を通じてストップランプ信号が前記電子発光素子に入力することを禁止し、前記マイクロコンピュータにストップランプ信号が入力しようとしターンランプ信号が入力しようとしていない場合に、前記ストップランプ信号供給回路を通じてストップランプ信号が前記電子発光素子に入力することを許可する点滅制御回路を、
    さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子発光素子点灯制御回路。
  3. 前記マイクロコンピュータは前記電子発光素子を含むリアコンビネーションランプ内に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子発光素子点灯制御回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200445833Y1 (ko) * 2009-01-22 2009-09-03 최정곤 자동차 보조등 제어회로

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