JP2007037722A - プッシャーゲーム機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プレイヤーの自然な目線の動きによりゲーム盤面上からのメダルの落下を確認でき、プレイヤーが集中して遊技に打ち込むことができる新感覚のプッシャーゲーム機を提供する。
【解決手段】 本発明のプッシャーゲーム機1は、上部ゲーム盤面20上にメダルを投入するメダル投入器9と、上部ゲーム盤面20上に配置されて往復運動する上部プッシャー部材22と、を備え、メダル投入器9によるメダルの投入可能域61が、当該メダル投入器9がメダルを投入する側から見て上部プッシャー部材よりも奧側に設定される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ゲーム盤面上にメダルを投入して遊技を行うプッシャーゲーム機に関する。
ゲーム盤面上を往復運動するプッシャー部材を備え、メダルシュート等のメダル投入器を介してゲーム盤面上に投入されたメダルをプッシャー部材にて押し出すことにより、ゲーム盤面上に溜ったメダル相互間の玉突き作用を利用してゲーム盤面の縁部からメダルを落下させて楽しむようにしたプッシャーゲーム機が従来から知られている(例えば、特許文献1〜3)。
特開2002−253842号公報 特開2003−181127号公報 特開2004−187963号公報
従来のプッシャーゲーム機は、メダル投入器が投入するメダルの移動方向とプッシャー部材がゲーム盤面上のメダルを押し出す押出方向とが互いに向かい合う関係にある。そして、プッシャー部材がメダルを押し出す押出面の位置がメダル投入器を操作するプレイヤーから見て奧側に、メダルが玉突き作用にて落下するゲーム盤面上の縁部が手前側にそれぞれ位置する。そのため、メダルの投入先と、その投入の結果としてメダルが落下するか否かが判明する位置とが離れ、プレイヤーがメダルの投入先に目線を保持したままメダルの落下の有無を確認できない。その結果、メダルの落下を確認するために、プレイヤーの目線が奧側と手前側との間で行き来することになり、プレイヤーが集中して遊技に打ち込むことができないおそれがある。
そこで、本発明は、プレイヤーの自然な目線の動きによりゲーム盤面上からのメダルの落下を確認でき、プレイヤーが集中して遊技に打ち込むことができる新感覚のプッシャーゲーム機を提供することを目的とする。
以下、本発明のプッシャーゲーム機について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
本発明のプッシャーゲーム機(1)は、ゲーム盤面(20、200)上にメダルを投入するメダル投入手段(9)と、前記ゲーム盤面上に配置されて往復運動するプッシャー部材(22、221、222)と、を備え、前記投入手段によるメダルの投入可能域(61、62)が、当該メダル投入手段がメダルを投入する側から見て前記プッシャー部材よりも奧側に設定されていることにより、上述した課題を解決する(請求項1)。
このプッシャーゲーム機によれば、メダルの投入方向とプッシャー部材によるメダルの押出方向とが同一方向になる。そのため、プレイヤーはメダル投入後のメダルの移動先からプッシャー部材の押出方向へ向かう自然な目線の動きにより、ゲーム盤面上のメダルの落下の有無を確認することができる。その結果、プレイヤーの目線がメダルの移動方向の奧側と手前側との間で行き来するというような不自然な目線の動きを強いられることがないので、プレイヤーは集中して遊技に打ち込むことができる。なお、本発明のプッシャーゲーム機においては、メダルの投入可能域がメダルの移動方向に関してプッシャー部材よりも奧側のみに設定されるものに制限されない。従って、メダルの投入可能域の一部がプッシャー部材よりも奧側に、投入可能域の残りの一部がプッシャー部材よりも手前側に、それぞれ設定されていても構わない。
また、本発明のプッシャーゲーム機においては、前記投入する側から見て奧側に位置する前記ゲーム盤面の奧縁部(20a)よりも更に奧側に、前記奧縁部の一部分に対向する標的(18a)を有し、かつ前記ゲーム盤面から落下して前記標的に的中したメダルを検出可能なメダルチェッカー(18)が設けられていてもよい(請求項2)。この態様によれば、メダルチェッカーによるメダルの検出を契機として様々なイベントを発生させてゲームの興趣を高めることができる。更に、メダルの投入先にメダルチェッカーが設けられているので、プッシャー部材によるメダルの玉突き作用によってメダルをゲーム盤面部の奧縁部から落下させる通常の遊技の他に、プレイヤーが標的を狙うといった新たな遊技を提供できる。またこの場合、前記標的はメダルを取り込むメダル通過孔であり、前記メダルチェッカーは前記メダル通過孔を通過するメダルを検出可能なセンサーであってもよく(請求項3)、このようにすれば標的に的中したメダルがメダル通過孔を通過するのでプレイヤーはメダルの標的への的中を明確に認識することができる。
しかしながら、メダルチェッカーを簡単に狙うことができてしまうとプレイヤーは却って興ざめするし、また、メダルチェッカーによるメダルの検出を契機としたイベントで多数のメダルを払い出すように設定した場合にはメダルの払出率が不当に増加するおそれがある。そのため、本発明のプッシャーゲーム機においては、前記投入する側から見て奧側へ向かうメダルの移動を妨害する移動妨害部材(50)が前記プッシャー部材よりも奧側に設けられていてもよい(請求項4)。この態様によれば、ゲーム盤面上に投入された多くのメダルについて、奧側へ向かうメダルの移動が移動妨害部材によって妨害される。そのため、メダルチェッカーを直接狙ってメダルを投入することが困難となり、上記の問題を解決できる。もっとも、メダルチェッカーの具備を前提としない場合でも、この態様においては投入されたメダルがプッシャー部材と関わりなくゲーム盤面から簡単に落下することを防止できるので、メダルの払出率等を適切に管理することができる。
上述した移動妨害部材は、ゲーム盤面に対して位置が不変に設けられてもよいし、また、前記プッシャー部材と一体移動可能に設けられてもよい(請求項5)。移動妨害部材がプッシャー部材と一体移動可能に設けられていれば、メダル妨害部材とプッシャー部材との間隔が一定に保たれるので、移動妨害部材とプッシャー部材との間にメダルが挟まってしまう不都合を防止できる。
また、上述した移動妨害部材は、前記投入する側から見て奧側へ向かうメダルの移動を妨害する妨害位置と、当該移動の妨害を解除する解除位置との間で切り替え可能に構成されていてもよい(請求項6)。この態様によれば、例えば移動妨害部材の位置を通常時において妨害位置に設定し、所定の条件が成立した場合にこれを解除位置に変更することで、妨害位置では制限されていたメダルチェッカーを直接狙う遊技が可能となり、起伏を持ったゲーム性を提供することができる。
以上説明したように、本発明によれば、メダルの投入方向とプッシャー部材によるメダルの押出方向とが同一方向になるので、プレイヤーは投入後のメダルの動きを追うような自然な目線の動きでメダルの落下を確認することができる。その結果、メダルの移動方向の奧側と手前側との間でプレイヤーの目線を行き来させる必要がないので、プレイヤーは集中して遊技に打ち込むことができる。
図1は本発明が適用されたプッシャーゲーム機の一形態を示した斜視図である。プッシャーゲーム機1はゲーム店等の商業施設のフロア上に設置され、プレイヤーによる経済的価値の消費への対価として所定範囲内の遊技を提供する商用ゲーム機(いわゆるアーケードゲーム機)として構成されている。プッシャーゲーム機1はメダルゲーム機の一種であり、プレイヤーによるメダルの投入によって経済的価値の消費が行われる。
プッシャーゲーム機1においては、左右2つのステーション3が単一の筐体2上に集約されている。ステーションとはプレイヤーがゲームをプレイする場の最小単位である。筐体2の上部にはゲーム空間4が設けられ、そのゲーム空間4の底面側にはステーション毎にゲーム実行部5が構成される。ゲーム実行部5の詳細は後述する。ゲーム実行部5同士の間にはステーション3同士で共用されるメダル払い出し装置6が配置されている。プレイヤーによるゲーム実行部へのアクセスを阻止するため、ゲーム空間4は透明なカバー7で覆われている。筐体2の正面側にはコントロールパネル8が設けられ、そのコントロールパネル8にはステーション3毎に左右一対のメダル投入器9が設けられている。メダル投入器9はメダルを鉛直方向に立てた状態で転がしてゲーム実行部5へ投入するもので、その先端はカバー7を貫いてゲーム空間4に挿入されている。プレイヤーの操作によるメダルの投入位置を変更可能とするため、メダル投入器9は上下及び左右方向のそれぞれに関してその向きを所定限度内で調整可能に構成されている。このようなメダル投入器9にはいわゆるプッシャーゲーム機に慣用されている公知のメダルシュートを使用してよい。
コントロールパネル8には各メダル投入器9に対応して一つずつ配置された押しボタン式の操作スイッチ10が設けられている。詳しい説明は省略するが、操作スイッチ10はプレイヤーの操作に応じた信号を出力するもので、この信号は各種のゲーム処理に利用される。また、コントロールパネル8にはステーション3毎にメダル受け皿11が設けられている。メダル受け皿11はステンレス鋼板等の金属材料を板金加工して形成され、プレイヤーが獲得したメダルの払い出し先として設けられている。
次に、図2〜図6を参照してゲーム実行部5の詳細を説明する。なお、ステーション3毎に設けられたゲーム実行部5の構成は互いに同一であるので、以下の説明では一つのゲーム実行部5について説明する。図2に示すように、ゲーム実行部5には、メダル投入器9にてメダルを投入する側から見て奧側からその手前側に向かって、モニタ12と、メダル払出口13と、上部ステージ14と、傾斜ステージ15と、ゲーム盤面部16とがそれぞれ設けられている。モニタ12は各ステーション3におけるゲームの実行や各種の演出を行う表示手段として設けられている。メダル払出口13はモニタ12の直下に配置されている。筐体2内のメダルホッパ装置(不図示)からメダルガイド17に送り出されたメダルがそのメダル払出口13から上部ステージ14に向かって払い出される。上部ステージ14は図中に実線で示す水平位置と、その前端縁14aを支点として図中に想像線で示すように上方に持ち上げられた作動位置との間を移動可能に設けられている。傾斜ステージ15には一対のメダルチェッカー18、18が設けられ、各メダルチェッカー18には横方向に延びてメダルの直径よりも若干大きく設定された長孔状のメダル通過孔18aが形成されている(図5参照)。メダルが横向きになってメダル通過孔18aを通過すると、その通過がメダルチェッカー18にて検出されてメダル検出信号が出力される。詳しい説明は省略するが、メダル検出信号が出力されると各種ゲーム処理が開始され、その処理の結果に応じて所定枚数のボーナスメダルがメダル払出口13から払い出される。
図3〜図6は上部ステージ14からゲーム盤面部16に至るゲーム実行部5の詳細を示している。これらの図から明らかなように、ゲーム盤面部16は上下方向の高さが互いに異なる上部ゲーム盤面20と下部ゲーム盤面21とを備えている。上部ゲーム盤面20と下部ゲーム盤面21とは所定の間隔を開けてそれぞれ略水平になるように配置されている(図6参照)。上部ゲーム盤面20は左右一対のブラケット30、30を介して筐体2に固定されている。上部ゲーム盤面20は傾斜ステージ15の下端部と下部ゲーム盤面21とがそれぞれ隠される程度の面積を有している(図5参照)。
図6に示すように、下部ゲーム盤面21上には、上部ステージ14から傾斜ステージ15を経由する破線の矢印で示した経路を通って落下したメダルと、上部ゲーム盤面20から傾斜ステージ15を経由する実線の矢印で示した経路を通って落下したメダルとがそれぞれ導かれる。また、下部ゲーム盤面21の奧側(図6の左側)には下部プッシャー部材23がその前後に配置されたローラ25を介して下部ゲーム盤面21上に支持されている。これによって、下部プッシャー部材23は実線で示した押出位置と想像線で示した待避位置との間で往復運動可能に構成される。下部プッシャー部材23は押出面23aを有していて、その押出面23aよりも手前側(図6の右側)に溜ったメダルが押出位置まで押し出されるように、プッシャー駆動機構41によって駆動される。プッシャー駆動機構41は駆動モータ42と、駆動モータ42の回転を減速する減速機構43と、減速機構43から出力される回転運動を直線運動へ変換して下部プッシャー部材23に伝達するスライダクランク機構44と、を備えている。プッシャー駆動機構41としては、図6に示したものだけでなく、公知のプッシャーゲーム機で使用される機構を適用することもできる。
一方、上部ゲーム盤面20には上部プッシャー部材22がその前後に配置されたローラ24(図6参照)を介して上部ゲーム盤面20上に支持されている。上部プッシャー部材22も押出面22aを有していて、図3及び図5に示した待避位置と、図2、図4及び図6に示した押出位置との間で往復運動可能に構成される。上部プッシャー部材22は上下方向に延びる左右一対のリンクアーム45、45を介して下部プッシャー部材23と連結されている。これにより、上部プッシャー部材22は下部プッシャー部材23の往復運動と同期して、上部プッシャー部材22の押出面22aよりも奧側に溜ったメダルが押出位置まで押し出されるように、リンクアーム45を介してプッシャー駆動機構41にて駆動される。つまり、下部プッシャー部材23が待避位置から押出位置に移動するときには上部プッシャー部材22が押出位置から待避位置に、下部プッシャー部材23が押出位置から待避位置に移動するときには上部プッシャー部材22が待避位置から押出位置にそれぞれ移動する。なお、上下二つのプッシャー部材22、23の往復運動を同期させずに、ぞれぞれ独立して駆動してもよい。その場合には、上部プッシャー部材22を単独で駆動可能な図示しない駆動機構を別途設ければよい。この駆動機構は上部プッシャー部材22を上部ゲーム盤面20上で往復運動させることが可能なものであればどのような機構でもよく、例えば、スライダクランク機構等の駆動モータの回転運動を直線運動に変換して上部プッシャー部材22に伝達する機構や、上部プッシャー部材22の左右の側部にリニアモータを配置した機構で実現してもよい。こうすることで、上下二つのプッシャー部材22、23をそれぞれ独立して駆動でき、ゲームの興趣に変化を与えることができる。
図5に示すように、上部ゲーム盤面20上にメダル投入器9でメダルを投入できる領域(投入可能域)61はメダル投入器9がメダルを投入する方向に関して上部プッシャー部材22よりも奧側に設定されていて、プレイヤーはメダル投入器9の向きを操作してメダルの投入位置を投入可能域61内で調整できる。また、プレイヤーはメダルの投入タイミングを調整することもできる。投入可能域61の設定位置について、投入可能域61はメダル投入器9がメダルを投入する側から見て上部プッシャー部材22よりも奧側に設定されていると言い換えることもできる。なお、図5の符号62は隣のメダル投入器9(図1参照)の投入可能域である。もっとも、図2〜4及び図6にも示したように、上部プッシャー部材22の押出面22aよりも奧側には、一対のリンクアーム45、45の間を結ぶようにして延びる棒状のメダルストッパー50が上部プッシャー部材22と一体移動可能に設けられている。メダルストッパー50は上部ゲーム盤面20上を転がるメダルの高さよりも低い位置に設けられていて、メダルが転がったまま通り抜けできない。そのため、投入されたメダルの多くはメダルストッパー50に衝突して上部ゲーム盤面20上に倒されて、奧側へ向かうメダルの移動が妨害される。これにより、上部ゲーム盤面20の奧側に位置する奧縁部20aよりも更に奧側に配置されたメダルチェッカー18を直接狙うようにメダルを投入することが困難になる。
上部プッシャー部材22が図2及び図4に示す押出位置にある場合には、図5に示したメダルの投入可能域61と上部プッシャー部材22とが重なるため、メダルの投入タイミングの如何によって、メダルが上部プッシャー部材22上に載る場合がある。そのため、上部プッシャー部材22上に載ったメダルを奧側の上部ゲーム盤面20上に掃き落とすワイパー部材51が筐体2に対して定位置に固定されるように左右一対のブラケット30、30に一つずつ取付けられている。なお、ワイパー部材51の代りに、上部プッシャー部材22の上面を奧側に向かって下り勾配を持つように構成し、上部プッシャー部材22上に載ったメダルを上部ゲーム盤面20上に滑り落とすようにしてもよい。
上下二つのプッシャー部材22、23が待避位置と押出位置との間で往復することにより、上部ゲーム盤面20に投入されたメダルが上部プッシャー部材22にて奧側に突かれて上部ゲーム盤面20上に溜ったメダルの相互間で玉突き作用が生じ、その玉突き作用の具合によって上部ゲーム盤面20の奧縁部20aからメダルが落下する。奧縁部20aから落下したメダルは図6の実線の矢印で示した経路で下部ゲーム盤面21上に落下する。下部ゲーム盤面21上に落下したメダル(図6の破線の矢印で示した経路で落下したメダルも含む)についても同様に、下部プッシャー部材23にて手前側に突かれて下部ゲーム盤面21上に溜ったメダルの相互間で玉突き作用が生じ、その玉突き作用の具合によって下部ゲーム盤面21の手前側に位置する手前縁部21bからメダルが落下する。下部ゲーム盤面21から落下したメダルは不図示のメダル落下センサで検出され、検出された枚数だけメダルホッパ装置(不図示)からメダル受け皿11(図1参照)にメダルが払い出される。
以上のプッシャーゲーム機1では、図5に示すように、メダルの投入可能域61、62がそれぞれ上部プッシャー部材22よりも奧側に設定されているため、上部プッシャー部材22の手前側にメダルを投入できない。しかし、図7に示すように、メダルの投入可能域61、62を拡大することにより、上部プッシャー部材22の手前側へメダルを投入可能に構成することもできる。図7に示した投入可能域61、62の拡大を実現するには、メダル投入器9の配置位置を図1の場合よりも高く、又はメダル投入器9の調整範囲を拡大すればよい。図7のように構成することで、上部プッシャー部材22が投入可能域61内を奧側と手前側の二つの領域61a、61bに、投入可能域62内を奧側と手前側の二つの領域62a、62bにそれぞれ区分するように往復運動することになる。なお、図示の想像線は、押出位置における上部プッシャー部材22の後端部の位置を示している。図7の形態によれば、プレイヤーが上部プッシャー部材22の動作を見極めつつメダルの投入タイミングと投入位置とがそれぞれ調整されるようにメダル投入器9を操作することで、プレイヤーの意思に基づいて上部プッシャー部材22の奧側又は手前側のいずれか一方へ選択的にメダルを投入でき、その結果、上部ゲーム盤面20の奧側に位置する奧縁部20aから、又は手前側に位置する手前縁部20bからメダルを落下させることが可能となる。
また、図8に示すように、投入可能域61、62を図7の場合ほど拡大せずに上部プッシャー部材22の奥行き方向の寸法を短縮し、その寸法が短縮された上部プッシャー部材221で投入可能域61、62をそれぞれ二つの領域に区分することもできる。図示の想像線は図7と同様に押出位置における上部プッシャー部材221の後端部の位置を示している。この場合も図7と同様の効果を発揮でき、更に上部プッシャー部材221の手前側の上部ゲーム盤面20上にメダルを溜めることもできる。要は、メダルの投入可能域及びプッシャー部材のそれぞれの大きさを適宜に調整することで、プレイヤーの意思に基づいてプッシャー部材の奧側又は手前側のいずれか一方へ選択的にメダルを投入できるようになる。
図2のメダルストッパー50は筐体2に対して定位置に固定されているが、例えば、図9(a)に示すように、投入されたメダルMの通り抜けを禁止して奧側へ向かうメダルの移動を妨害する妨害位置と、図9(b)に示すように、メダルMの通り抜けを許容して奧側へ向かうメダルの移動の妨害を解除する解除位置との間で、メダルストッパー50の位置を切り替え可能に構成してもよい。この場合、例えば、メダルストッパー50の位置を通常時において妨害位置に設定し、所定の条件が成立した場合にこれを解除位置に変更することで、妨害位置では制限されていたメダルチェッカー18を直接狙う遊技が可能になり、起伏を持ったゲーム性を提供できる。図9(a)及び(b)に示した切り替えを実現する機構は周知の機構を適宜に採用でき、例えば図10に示すようにメダルストッパー50をラック70に取付けてこのラック70と噛み合うピニオン72を駆動するモータ71を作動させて、メダルストッパー50を上下動させてもよい。
上部ゲーム盤面20は、同一高さの平面であることは必須でなく、例えば図11に示すように奧側(図11左側)を低く、手前側(図11右側)を高くした階段状のゲーム盤面200でもよい。また、これに合わせて図2の上部プッシャー部材22をその底面が段差を有する上部プッシャー部材222に変更してもよい。また、上部プッシャー部材20の上面を、図11に示すように、奧側へ向かう下り勾配と手前側へ向かう下り勾配とを有した形状に構成してもよい。
本発明のメダル投入手段は、上述したメダル投入器9のようにプレイヤー自らがメダルを装填して当該メダルをゲーム盤面上に投入する形態に制限されず、レバーやボタン等の操作手段をプレイヤーが操作することにより、ゲーム盤面上の所望の位置にメダルを投入できるように遠隔操作可能な形態でメダル投入手段を実現してもよい。
以上の実施形態において、メダル投入器9が本発明のメダル投入手段に、上部ゲーム盤面20、200が本発明のゲーム盤面に、上部プッシャー部材22、221、222が本発明のプッシャー部材に、メダルストッパー50が本発明の移動妨害部材に、それぞれ相当する。但し、本発明は以上の実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の形態で実施できる。本発明は、上下二段のゲーム盤面を備えたプッシャーゲーム機に適用範囲が制限される訳ではなく、単一のゲーム盤面を有したプッシャーゲーム機に適用することもできる。また、図7又は図8に示すように、メダルの投入可能域の一部が奧側に、残りの一部が手前側にそれぞれ設定される形態で実施しても構わない。また、本実施形態においては、投入する側から見て奧側に位置する前記ゲーム盤面の奧縁部よりも更に奧側の、前記奧縁部の一部分に対向する標的として、メダルを取り込むメダル通過孔18aを用い、前記標的に的中したメダルを検出可能なメダルチェッカーとして、メダル通過孔18aを通過するメダルを検出するメダルチェッカー18を用いたが、本発明においては標的として単なる板や単なるマーク等、プレイヤーが標的として認識できるものであれば様々な形態のものを採用できる。また、メダルチェッカーには標的の形態に合わせてメダルが標的に的中したことを検出できる様々なセンサー(例えば接触センサー、遮光センサー、衝撃センサー等)を用いることができる。
本発明が適用されたプッシャーゲーム機の一形態を示した斜視図。 上部ステージからゲーム盤面部に至るゲーム実行部の詳細を示した斜視図。 プッシャー部材が待避位置にある状態を示した斜視図。 プッシャー部材が押出位置にある状態を示した斜視図。 上部ステージからゲーム盤面部に至るゲーム実行部の詳細を示した平面図。 図5のV−V線断面図。 メダルの投入可能域を拡大した形態を示す平面図。 投入可能域を図7ほど拡大せずに上部プッシャー部材の奥行き方向の寸法を短縮した形態を示す平面図。 メダルストッパーを位置変更可能にした形態を模式的に示す側面模式図であり、(a)はメダルストッパーが妨害位置にある状態を、(b)はメダルストッパーが解除位置にある状態をそれぞれ示している。 メダルストッパーを位置変更可能にするための機構の一例を示した説明図。 上部ゲーム盤面の他の形態を模式的に示す側面模式図。
符号の説明
1 プッシャーゲーム機
9 メダル投入器(メダル投入手段)
18 メダルチェッカー
18a メダル通過孔(標的)
50 メダルストッパー(移動妨害部材)
20、200 上部ゲーム盤面(ゲーム盤面)
20a 奧縁部
22、221、222 上部プッシャー部材(プッシャー部材)

Claims (6)

  1. ゲーム盤面上にメダルを投入するメダル投入手段と、前記ゲーム盤面上に配置されて往復運動するプッシャー部材と、を備え、前記投入手段によるメダルの投入可能域が、当該メダル投入手段がメダルを投入する側から見て前記プッシャー部材よりも奧側に設定されていることを特徴とするプッシャーゲーム機。
  2. 前記投入する側から見て奧側に位置する前記ゲーム盤面の奧縁部よりも更に奧側に、前記奧縁部の一部分に対向する標的を有し、かつ前記ゲーム盤面から落下して前記標的に的中したメダルを検出可能なメダルチェッカーが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のプッシャーゲーム機。
  3. 前記標的はメダルを取り込むメダル通過孔であり、前記メダルチェッカーは前記標的に的中したメダルとして前記メダル通過孔を通過するメダルを検出することを特徴とする請求項2に記載のプッシャーゲーム機。
  4. 前記投入する側から見て奧側へ向かうメダルの移動を妨害する移動妨害部材が前記プッシャー部材よりも奧側に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のプッシャーゲーム機。
  5. 前記移動妨害部材が前記プッシャー部材と一体移動可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のプッシャーゲーム機。
  6. 前記移動妨害部材は、前記投入する側から見て奧側へ向かうメダルの移動を妨害する妨害位置と、当該移動の妨害を解除する解除位置との間で切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のプッシャーゲーム機。
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