JP2007037016A - チェーシング機能付きデジタル複写機 - Google Patents

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Abstract

【課題】「いつ、だれが、何を複写あるいは何を送信したか」の情報を記憶し、後で再生確認できる機能を装備するデジタル複写機において、漏洩したドキュメントを検索する際に、上記膨大な情報から該当するドキュメントを見つけ出すことは困難であり、該当ドキュメントの操作履歴を短時間に検出する方法がなかった。
【解決手段】個人を特定する情報及びデジタル複写装置の使用時の日時を記録するだけでなく、ドキュメントの2in1出力、製本出力等のレイアウト情報やパンチ・ステイプル等のフィニッシング情報などの出力形態及び、元原稿のカラー/モノクロ情報と、出力時にカラー/モノクロどちらで印字出力したかを記録として残し、漏洩したドキュメントからオリジナルドキュメントを追跡する際に、上記の出力形態を検索キーとして用いることで、検索範囲を効果的に絞ることが可能となり、短時間に漏洩ドキュメントの操作履歴を検出することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チェーシング機能付きデジタル複写機に関し、特にその使用管理機能に関する。
近年、デジタル複写機の普及拡大に伴い、単に原稿の複写という用途から汎用の画像処理装置としての新たな用途の展開が始まっており、複写される入力情報も原稿台上の紙原稿から他のOA機器から伝送される画像データまで拡大してきており、その情報の種類や内容も当然多岐にわたっている。
このような状況下では、機密原稿などの複写や送信といった情報漏洩が非常に大きな問題となっている。このような問題への対策として、複写や送信などの際に、読み取った画像データをすべて記録装置に蓄積しておく画像処理装置が存在する。
特許文献1には、通常の複写処理と同時に画像データをモニタ表示することができるデジタル複写装置が記載されている。また、特許文献2には、縮小印字に適した画像データに変換し蓄積するセキュリティ機能付複写装置が記載されている。
これらの手法により、情報漏洩した原稿が、どの画像処理装置で読み取られたかを、管理者が前記画像データを確認することによって、いつ、どこで、どのような処理をされたかを追跡することができるようにしている。
特開平6−268791号公報 特開平7−212602号公報
しかしながら、上述のような従来の画像処理装置では読み取った画像データをすべて記録装置に蓄積しておくため、その蓄積画像データは膨大な量となり、情報漏洩が発生した場合に、いつ、どこで、どのような処理をされたかを追跡するためには管理者が画像データを逐一確認する必要があるため非常に多くの時間を必要としていた。
このような背景から、読み取った画像データを多様な監視条件で、いつ、どこで、どのような処理をされたかを容易に調査することを可能とする画像処理装置が求められていた。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、
デジタル方式の複合複写装置において、使用画像データを所定のストレージデバイスに格納する手段と、前記画像データに対してOCRをかけてテキストデータを抽出する手段と、前記画像データを格納した格納場所と前記テキストデータを一つの履歴レコードとして所定のプロトコルにより履歴管理サーバに記録する手段と、
前記履歴レコードには外部から入力される個人を特定する情報及び複写装置あるいは複合複写装置の使用日時と共に記録される手段と、
前記履歴レコードにはユーザ設定の出力形態が共に記録される手段と、
前記履歴レコードに記録される出力形態を検索キーとして前記履歴管理サーバに記録された前記履歴レコードから合致する履歴レコードを検出する手段と
を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項2の発明は、
前記複合複写装置の読み取り装置により入力原稿を読み取り、読み取った画像データから所定のストレージデバイス上の元データを検出する手段と、を有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項3の発明は、
前記履歴レコードに記録される前記出力形態はプリント時の様々な設定情報であり、印字紙1面に原稿の何面分を印字するかを指定する拡大・縮小設定や、パンチ、ステイプル等のフィニッシング設定、製本出力等のレイアウト情報及び、元原稿のカラー/モノクロ情報と、出力時にカラー/モノクロどちらで印字出力したか等の情報の何れか一つを含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、請求項4の発明は、
操作時にユーザを識別・確認する認証手段を備えることにより、ジョブ実効ユーザを特定し、そのユーザ情報と前記画像データの格納情報と前記テキストデータをまとめて、一つの履歴レコードとして所定のプロトコルにより履歴管理サーバに記録する手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、
請求項1の発明の画像処理装置は、使用画像データを所定のストレージデバイスに格納する手段と、前記画像データに対してOCRをかけてテキストデータを抽出する手段と、前記画像データを格納した格納場所と前記テキストデータを一つの履歴レコードとして所定のプロトコルにより履歴管理サーバに記録する手段と、前記履歴レコードには外部から入力される個人を特定する情報及び複写装置あるいは複合複写装置の使用日時と共に記録される手段と、
前記履歴レコードにはユーザ設定の出力形態が共に記録される手段と、
前記履歴レコードに記録される出力形態を検索キーとして前記履歴管理サーバに記録された前記履歴レコードから合致する履歴レコードを検出する手段と
を備えたものである。
これにより、画像データの格納情報であるURIと、ユーザ設定された出力形態と画像データに含まれるテキストデータを履歴管理サーバの履歴レコードとして記録することが可能になる。
従って、読み取った画像データの内容をあらわすテキストコードを含む履歴レコードを、文字列で検索する処理を行う前に、ユーザによって設定された出力形態を含む履歴コードを検索し対象を効果的に絞り込むことにより、調査すべき履歴情報を、短時間に検出可能となり、読み取った原稿に対して多様な監視条件で、いつ、どこで、どのような処理をされたかを監視することが容易に実現できるようになる。
さらに、請求項4の発明の画像処理装置は、請求項1の発明に加えて、操作時にユーザを識別・確認する認証手段を備えることにより、ジョブ実効ユーザを特定し、そのユーザ情報と前記画像データを格納したURIと前記テキストデータをまとめて、一つの履歴レコードとして所定のプロトコルにより履歴管理サーバに記録する手段とを備えたものである。
これにより、誰がその操作を行ったかを短時間に検査することができるようになり、漏洩ドキュメントの追跡作業の負担が少なくてすむ。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[装置概要説明]
図1は本発明の代表的な実施形態であるデジタル複写機の基本的なシステム構成図である。
複写機1001は原稿書類をスキャンすることにより原稿書類を画像データに変換し、記録紙(用紙)に印刷することができる。
ファクシミリ1002は複写機1001の複写機が読み取ったデータを公衆回線1008を介して受信しプリントするファクシミリ装置である。データベース/メールサーバ1003は複写機1001が読み取ったデータを格納するアプリケーションサーバが動作しているコンピュータである。クライアントコンピュータ1004はデータベースサーバ/メールサーバ1003に接続し、格納されているデータをダウンロードして表示するコンピュータである。ストレージサーバ1005は複写機1001が読み取った全ての画像データを蓄積する監査用のストレージデバイスである。履歴管理サーバ1006は複写機1001における複写や送信ジョブの履歴を記録する履歴管理サーバである。イーサネット(登録商標)1007は、複写機1001、データベース/メールサーバ1003、クライアントコンピュータ1004、ストレージサーバ1005、履歴管理サーバ1006が接続されるネットワークである。
[複写機概要説明]
図2に、本発明の実施例としてのデジタル複写機の外観図を示す。
200は、原稿自動送り装置(以下DF)であり、複数枚の原稿を自動的に一枚ずつ給紙し、各原稿の表面および裏面を原稿台に順次セットすることができる。その具体的構成は既に公知であるため、詳細な説明は省略する。
図2において、DF200上には、読み取られるべき複数枚の原稿が置かれる。DF200にセットされた原稿は、DF200によって1枚ずつ給紙され原稿台201上に置かれる。202は例えばハロゲンランプから構成される原稿照明ランプで、原稿台ガラス201に載置された原稿を露光する。
203、204、205は走査ミラーであり、図示しない光学走査ユニットに収容され、往復動しながら、原稿からの反射光をCCDユニット206に導く。CCDユニット206はCCDに原稿からの反射光を結像させる結像レンズ207、CCDから構成される撮像素子208、撮像素子208を駆動するCCDドライバ209等から構成されている。撮像素子208からの画像信号出力は、例えば8ビットのデジタルデータに変換された後、コントローラ部3000に入力される。
また、210は感光ドラムであり、212の前露光ランプによって画像形成に備えて除電される。213は帯電器であり、感光ドラム210を一様に帯電させる。214は露光手段であり、例えば半導体レーザー等で構成され、画像処理や装置全体の制御を行うコントローラ部3000で処理された画像データに基づいて感光ドラム210を露光し、静電潜像を形成する。215は現像器で黒色の現像剤(トナー)が収容されている。
219は転写前帯電器であり、感光ドラム210上に現像されたトナー像を用紙に転写する前に高圧をかける。220、222、224は給紙ユニットであり、各給紙ローラ221、223、225の駆動により、転写用紙が装置内へ給送され、レジストローラ226の配設位置で一旦停止し、感光ドラム210に形成された画像との書き出しタイミングがとられ再給送される。227は転写帯電器であり、感光ドラム210に現像されたトナー像を給送される転写用紙に転写する。228は分離帯電器であり、転写動作の終了した転写用紙を感光ドラム210より分離する。転写されずに感光ドラム210上に残ったトナーはクリーナー211によって回収される。
229は搬送ベルトで、転写プロセスの終了した転写用紙を定着器230に搬送し、例えば熱により定着される。231はフラッパであり、定着プロセスの終了した転写用紙の搬送パスを切換え、コピー終了して機外に排紙するか、または中間トレイ237の配置方向のいずれかに制御する。233〜236は給送ローラであり、一度定着プロセスの終了した転写用紙を中間トレイ237に反転(多重)または非反転(両面)して給送する。238は再給送ローラであり、中間トレイ237に載置された転写用紙を再度、レジストローラ236の配設位置まで搬送する。232はステイプルソータであり、コピーされた用紙の丁合およびステイプル綴じを行う。
3000のコントローラ部には後述するマイクロコンピュータ、画像処理部等を備えており、操作パネル5000からの指示に従って、前述の画像形成動作を行う。
[コントローラ部詳細説明]
図3は、複写機1001に実装されるシステムブロック図である。
Controller Unit 3000は画像入力デバイスであるScanner3070や画像出力デバイスであるPrinter3095と接続し、一方ではLAN3011や公衆回線(WAN)3051接続することで、画像情報やデバイス情報の入出力を行う為のコントローラである。
CPU3001はシステム全体を制御するコントローラである。RAM3002はCPU3002が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ROM3003はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。
HDD3004はハードディスクドライブで、システムソフトウェア、画像データを格納する。操作部I/F3006はタッチパネルを有した操作部(UI)5000とのインターフェース部で、操作部3012に表示する画像データを操作部5000に対して出力する。また、操作部5000から本システム使用者が入力した情報を、CPU3001に伝える役割をする。Network I/F3010はLAN3011に接続し、情報の入出力を行う。
Modem3050は公衆回線3051に接続し、情報の入出力を行う。以上のデバイスがシステムバス3007上に配置される。Image Bus I/F3005はシステムバス3007と画像データを高速で転送する画像バス3008を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。
画像バス3008は、PCIバスまたはIEEE1394で構成される。画像バス3008上には以下のデバイスが配置される。ラスターイメージプロセッサ(RIP)3060はPDLコードをビットマップイメージに展開する。デバイスI/F部3020は、画像入出力デバイスであるスキャナ3070やプリンタ3095とコントローラ3000を接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
スキャナ画像処理部3080は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。プリンタ画像処理部は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。画像回転部3030は画像データの回転を行う。
画像圧縮部3040は、多値画像データはJPEG、2値画像データはJBIG、MMR、MHの圧縮伸張処理を行う。IC Card Slot2100はICカードメディアを挿入した後に適切なPIN(Personal Identifier Number)コードを入力することにより、暗号・復号に用いる鍵の入出力を行うことが可能となる。暗号・復号処理部2110はIC Card Slot2100の鍵を用いてデータの暗号化・複合化処理を行うハードウェアアクセラレータボードである。OCR・OMR処理部2111は画像データに含まれる文字情報や2次元バーコードを解読して文字コード化する処理を行う。
図4は、複写機1001が画像データをストレージサーバ1005へ、履歴レコードを履歴管理サーバ1006へ書き込む場合の構成例である。
この構成例では、イーサネット(登録商標)を利用し、複写機1001からストレージサーバ1005への画像データ格納には、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、SMB(Server Message Block)を利用しているが、その他既存のデータ転送可能なプロトコルであればいずれでも構わず、必要に応じて暗号処理を施しても構わない。
また、複写機1001から履歴管理サーバ1006への履歴レコード書き込みはsyslogを利用しているが、こちらも他既存のロギングプロトコルでも構わない。また、本実施例では複写機1001、ストレージサーバ1005、履歴管理サーバ1006が別体の構成となっているが、いずれか、または全てが組み合わされている構成であっても構わない。これらストレージサーバ1005、履歴管理サーバ1006へアクセスするために必要な設定情報は複写機1001のシステム管理者のみが設定可能なように保護されている。
[操作部概要説明]
操作部5000について、図5を参照して説明する。ここで、図5は、操作部のキー配列について説明するための説明図である。
本発明の実施形態の画像形成装置は、コピー機能、ファクシミリ機能及びパーソナルボックス機能を有しており、ユーザが操作部5000を操作することにより、これら複数の機能のうちから必要な機能を選択することができる。
図5において、5001は、コピー枚数その他必要な数値設定をおこなうテンキーであり、5001−1は、コピースタートを指示するコピースタートキーである。5002は、大判の液晶のタッチパネルであり、液晶上にキーを表示し、操作者は、表示されたキーを指で押印することにより所望の操作をおこなう。
5003は、コピーモードキーであり、複数の機能の中からコピーをする機能であるコピーモードを選択するときに使用する。5004は、ファックスモードキーであり、複数の機能の中からファクシミリ通信をする機能であるファクシミリモードを選択する場合に使用する。5005は、パーソナルキーボックスキーであり、複数の機能の中からパーソナルボックス機能を利用するパーソナルボックスモードを選択する場合に使用する。
5006は、リセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。
5007は拡張機能キー郡であり、プリント時の様々な出力形態を設定するキーであり、図では印字紙1面に原稿の何面分を印字するかを指定する拡大・縮小設定キーや、パンチ、ステイプル等のフィニッシング設定キーなどを図示している。この拡張機能キーの内容は一例であり、本図示の設定キーのみに限定されるものではない。
なお本発明に直接関係しないその他キーについては、説明を省略する。
ユーザが操作部を操作することにより、これら複数の機能のうちからコピー機能を選択した場合、ユーザがコピースタートキー5001−1を押すと、リーダ部の動作により、原稿が画像データにされ、プリンタ部へ転送される。そして、プリンタ部により、転送された画像データが記録紙にプリントアウトされる。
図6は、読み取った画像データのすべてを所定のストレージデバイスに格納し、そのURIと画像データに含まれるテキストデータを履歴コードに記録する処理を示すフローチャートである。なおこのフローチャートでは所定のストレージデバイスへのデータ転送を画像の読み取りと同期したタイミングで行っているが、データを複写機1001内部のHDD3004に蓄積しておき、任意のタイミングで所定のストレージデバイスへデータを転送する方式としても構わない。
S6001においてユーザは原稿をScanner3070の自動原稿送り装置または原稿台に置き、図5で図示した操作部5000によりコピーや送信など所望の目的に応じて部数設定やフィニッシング設定などを行った後、ジョブ実行開始を指示する。
次にS6002においてScanne3070を用いて原稿が読み取られ、生成される画像データはページ毎にHD3004にページ毎に逐次記録されていく。最終ページまで読み取りが完了した後6003へ進み、HD3004に記録された画像データを所定のストレージサーバへの格納を行う。ストレージサーバへの格納は、複数ページを個別に格納する形態でも、複数ページを一つの文書に結合してから格納する形態のいずれであるかは問わない。ストレージサーバへの格納処理が終了した後S6004において、格納処理の結果を判定し、失敗であればS6017へ進み、操作部に異常が発生した旨表示しジョブ実行を異常終了する。一方、成功であればS6005へ進み、実行ジョブのジョブ種別を履歴レコードに設定する。本実施例でのジョブ種別とはコピー、ファクス、スキャンなど機能種別を表すものである。
次にS6006において実行ジョブの出力形態を履歴レコードに設定する。本実施例での出力形態とは拡大・縮小レイアウト、両面印刷、フィニッシング設定や白黒・カラー出力などの設定を表すものである。
次にS6007において複写機1001がユーザ認証ありと設定されているかを判定する。ユーザ認証ありと判定した場合にはS6008へ進みユーザ情報、例えばユーザ名やユーザIDを履歴レコードに設定しS6009へ進む。一方、ユーザ認証なしと判定した場合には、そのままS6009へ進む。
S6009においては、S6003でストレージサーバへ格納した画像データのURI(Uniform Resource Identifiers)を履歴レコードに設定し、S6010においてHD3004に記録された画像データに対してOCR/OMR処理3111を用いてテキストデータを抽出する。
次にS6011において抽出されたテキストデータを履歴レコードに設定し、S6012において履歴レコードを所定の履歴管理サーバへ書き込みを行う。履歴管理サーバへの記録処理が終了した後S6013において記録処理の結果を判定し、成功であればS6014へ進みユーザがS6001において指定したジョブを実行し、S6015においてジョブ実行を正常終了する。一方、失敗であればS6016へ進みS6003において格納した画像データを削除した後S6017へ進み、操作部に異常が発生した旨表示しジョブ実行を異常終了する。
図7は、本実施形態における、履歴管理サーバ1006に記録された履歴データの各エントリの意味を表したものである。
日時7001は履歴書き込みが発生した日時である。使用デバイスアドレス7002はジョブを実行したデバイスのIPアドレスまたはホスト名である。文書名7003は履歴書き込みを行った文書名である。文書種類7004はコピー、ファクス、スキャンなどの機能種別をあらわしたものである。ユーザ名7005はジョブを実行したユーザを識別可能な文字列から構成されるユーザ名、または数値から構成されるユーザIDである。ページ数7006は元原稿のページ数である。部数7007はジョブ実行時の印字部数である。出力形態7008、7009は拡大・縮小設定キーや、パンチ、ステイプル等のフィニッシング設定などの出力形態を表したものである。
サイズ7010は印字用紙サイズを表している。元原稿種別7011はカラー・白黒といった元原稿の種別を表している。
画像データ格納URI7012は格納している画像データのURIであり、このURIにアクセスすることにより読み込んだ原稿の画像データにアクセスすることが可能となる。
テキストデータ7013は読み込んだ画像データに対してOCR/OMR処理を用いて抽出したテキストデータである。
図8は、本実施の形態における、履歴管理サーバ1006から該当する履歴を検出する処理と、ストレージサーバ1005から画像データを検出する処理を示すフローチャートである。
S8001においてScanner3070を用いて原稿が読み取られ、原稿から画像データを生成する。生成される画像データはページ毎にHDD3004にページ毎に逐次記録されていく。S8002においてOCR/OMR処理3111を用いてテキストデータを生成する。
次にS8003においてクライアントコンピュータ1004から管理者権限を持つユーザが履歴管理サーバ1006へアクセスする。S8004において履歴管理サーバ1006へのアクセスが成功したかを判定する。成功した場合はS8005へ進み調査すべき出力形態を設定し、その出力形態と合致する履歴レコードを履歴管理サーバ1006上から検索する。
S8006においてS8005で絞り込まれた履歴レコードからS8002において生成したテキストデータと合致する履歴レコードを検出する。
一方ステップS8004において履歴管理サーバ1006へのアクセスが成功していないと判断された場合は、ステップS8001で読み取った画像データを削除するステップS8007へ進む。
S8008において、S8006で検出された履歴レコードの格納先URIモードを参照して元画像データをストレージサーバ上から取得する。
図9は本実施の形態における、履歴管理サーバ1006から該当する履歴を検出する処理を説明する図である。
クライアントコンピュータ1004から履歴管理サーバ1006へアクセスし、履歴管理サーバ1006に蓄積されている履歴データから、漏洩ドキュメント9001に合致する履歴データを検索する。この例では漏洩ドキュメント9001の出力形態により、“4in1印刷”、“ステイプル左上”を検索キー9002として履歴の絞込みを行っている。この結果、上記検索キーに合致する履歴データ9003が検出される。この例では複数の合致する履歴データ9003が検出されている。
検出された履歴レコードは画像データの内容をあらわすテキストコードを含んでいるため、漏洩ドキュメントをデジタル複写機1001に読み込ませOCR/OMR処理3111を用いて生成したテキストデータと比較することにより漏洩ドキュメントに合致する履歴データを検出することができる。
さらに、上述のテキストデータの比較において合致するデータが存在しない場合においても、絞り込んだ履歴データ9003に記録されているストレージサーバ1005上の画像データ格納URI7012により画像データの格納場所がわかる為、該当URIにアクセスすることにより履歴データに対応する画像データを取得することができる。この取得した画像データと漏洩ドキュメントを照らし合わせ逐一確認することで類似画像データを肉眼で検出することも可能である。この方法においても前述の検索キー9002により効果的に対象を絞り込むことができているため、漏洩ドキュメントの追跡作業の負担も少なくてすむ。
本実施の形態の構成を示すブロック図である。 本実施の形態のデジタル複写機概観図である。 本実施の形態のコントローラ部のシステムブロック図である。 本実施の形態の履歴レコードを履歴管理サーバへ書き込む場合の構成図である。 本実施の形態の操作部の液晶パネルに表示される基本画面を示す図である。 本実施の形態のストレージ処理を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態の履歴データを示す図である。 本実施の形態の該当する履歴データを検出する処理を示すフローチャートである。 本実施の形態の該当する履歴データを検出する処理を示す説明図である。
符号の説明
200 DF
201 原稿台
202 原稿照明ランプ
203、204、205 走査ミラー
206 CCDユニット
207 結像レンズ
208 撮像素子
209 CCDドライバ
210 感光ドラム
212 前露光ランプ
213 帯電器
214 露光手段
215 現像器
219 転写前帯電器
220、222、224 給紙ユニット
221、223、225 給紙ローラ
226 レジストローラ
227 転写帯電器
228 分離帯電器
229 搬送ベルト
230 定着器
231 フラッパ
233〜236 給送ローラ
237 中間トレイ
238 再給送ローラ
232 ステイプルソータ
1001 複写機
1002 ファクシミリ
1003 データベース/メールサーバ
1004 クライアントコンピュータ
1005 ストレージサーバ
1006 履歴管理サーバ
1007 イーサネット(登録商標)
3000 コントローラ部
5000 操作パネル

Claims (4)

  1. デジタル方式の複合複写装置において、使用画像データを所定のストレージデバイスに格納する手段と、前記画像データに対してOCRをかけてテキストデータを抽出する手段と、前記画像データを格納した格納場所と前記テキストデータを一つの履歴レコードとして所定のプロトコルにより履歴管理サーバに記録する手段と、
    前記履歴レコードには外部から入力される個人を特定する情報及び複写装置あるいは複合複写装置の使用日時と共に記録される手段と、
    前記履歴レコードにはユーザ設定の出力形態が共に記録される手段と、
    前記履歴レコードに記録される出力形態を検索キーとして前記履歴管理サーバに記録された前記履歴レコードから合致する履歴レコードを検出する手段と
    を有することを特徴とするチェーシング機能付きデジタル複写機。
  2. 前記複合複写装置の読み取り装置により入力原稿を読み取り、読み取った画像データから所定のストレージデバイス上の元データを検出する手段と、を有することを特徴とする請求項1記載のチェーシング機能付きデジタル複写機。
  3. 前記履歴レコードに記録される前記出力形態はプリント時の様々な設定情報であり、印字紙1面に原稿の何面分を印字するかを指定する拡大・縮小設定や、パンチ、ステイプル等のフィニッシング設定、製本出力等のレイアウト情報及び、元原稿のカラー/モノクロ情報と、出力時にカラー/モノクロどちらで印字出力したか等の情報の何れか一つを含むことを特徴とする請求項1記載のチェーシング機能付きデジタル複写機。
  4. 操作時にユーザを識別・確認する認証手段を備えることにより、ジョブ実効ユーザを特定し、そのユーザ情報と前記画像データの格納情報と前記テキストデータをまとめて、一つの履歴レコードとして所定のプロトコルにより履歴管理サーバに記録する手段と、を有することを特徴とする請求項1記載のチェーシング機能付きデジタル複写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008217349A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
JP2009253771A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Canon Inc 出力装置とその制御方法

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