JP2007036947A - 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、輝度の暗部や明部における色のくすみや黒ずみを抑え、鮮やかな色で映像表示を行なえるように、色信号に対して振幅補正処理を施すことができる映像信号処理装置及び映像信号処理方法を提供することを目的としている。
【解決手段】輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施された場合、その場合に対応して予め用意された第1のテーブル47c1から読み取った第1の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施し、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施された場合、その場合に対応して予め用意された第2のテーブル47d1から読み取った第2の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施すようにしている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、非線形補正処理による輝度信号の変化量に応じて、色信号に振幅補正処理を施す映像信号処理装置及び映像信号処理方法の改良に関する。
周知のように、近年では、フラットパネル型の大画面ディスプレイが開発され、カラーテレビジョン放送受信装置等に実用化されている。そして、この種の大画面ディスプレイでは、表示映像を鮮明に見せるために、映像信号の輝度成分に対して非線形補正処理を施し、この非線形補正処理前後の輝度信号の振幅レベル比に応じて色信号の振幅レベルを補正するようにしている。
しかしながら、上記のような色信号に対する振幅補正処理では、例えば輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理される場合には特に不具合が見られないものの、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理される場合には色が黒ずんでしまう現象が見られ、例えばりんごの赤色等を表示する際に、映像の鮮やかさが損なわれるという問題が生じている。
例えば特許文献1には、ガンマ補正回路に入力される輝度信号とガンマ補正回路から出力される輝度信号との差を演算して、ガンマ補正による輝度信号の変化量を求め、その変化量に応じた利得で一律に色差信号を増幅して彩度制御を行なう構成が開示されており、上述した問題が生じることになる。
特開2000−115799号公報
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので、輝度の暗部や明部における色のくすみや黒ずみを抑え、鮮やかな色で映像表示を行なえるように、色信号に対して振幅補正処理を施すことができる映像信号処理装置及び映像信号処理方法を提供することを目的とする。
この発明の実施の形態に係る映像信号処理装置は、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第1の係数とを対応させた第1のテーブルと、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第2の係数とを対応させた第2のテーブルと、非線形補正処理の前後の輝度信号に基づいて、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別する判別手段と、判別手段で輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施し、判別手段で輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施す色補正手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明の実施の形態に係る映像信号処理方法は、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第1の係数とを対応させた第1のテーブルと、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第2の係数とを対応させた第2のテーブルとを備えた映像信号処理装置に対して、非線形補正処理の前後の輝度信号に基づいて、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別する第1の工程と、第1の工程で輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施す第2の工程と、第1の工程で輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施す第3の工程とを備えるようにしたものである。
上記した構成及び方法によれば、第1のテーブルと第2のテーブルとを用意し、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理されている場合と、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理されている場合とで、色信号に振幅補正処理を施すための係数を異ならせるようにしている。このため、輝度の暗部や明部における色のくすみや黒ずみを抑え、鮮やかな色で映像表示を行なえるように、色信号に対して振幅補正処理を施すことができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、この実施の形態で説明するテレビジョン放送受信装置11の映像信号処理系を概略的に示している。
すなわち、デジタルテレビジョン放送受信用のアンテナ12で受信したデジタルテレビジョン放送信号は、入力端子13を介して選局復調部14に供給される。この選局復調部14は、入力されたデジタルテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局し、その選局された信号を復調してデコーダ15に出力している。
そして、このデコーダ15は、選局復調部14から入力された信号にデコード処理を施すことにより、デジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crをそれぞれ生成して、セレクタ16に出力している。
また、アナログテレビジョン放送受信用のアンテナ17で受信したアナログテレビジョン放送信号は、入力端子18を介して選局復調部19に供給される。この選局復調部19では、入力されたアナログテレビジョン放送信号から所望のチャンネルの放送信号を選局し、その選局された信号を復調してアナログの輝度信号Y及び色信号Cb/Crをそれぞれ生成している。
そして、この選局復調部19で生成されたアナログの輝度信号Y及び色信号Cb/Crは、A/D(analog/digital)変換部20に供給されてデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crに変換された後、上記セレクタ16に出力される。
また、アナログ映像信号用の外部入力端子21に供給されたアナログの輝度信号Y及び色信号Cb/Crは、A/D変換部22に供給されてデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crに変換された後、上記セレクタ16に出力される。さらに、デジタル映像信号用の外部入力端子23に供給されたデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crは、そのまま上記セレクタ16に供給される。
ここで、このセレクタ16は、デコーダ15、A/D変換部20,22及び外部入力端子23からそれぞれ供給されるデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crから1つを選択して、映像信号処理部24に供給している。
この映像信号処理部24は、詳細は後述するが、入力されたデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crに対して所定の信号処理を施すことにより、R(red),G(green),B(blue)信号を生成している。
そして、この映像信号処理部24で生成されたR,G,B信号が、映像表示部25に供給されて映像表示に供される。なお、この映像表示部25としては、例えば、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等でなるフラットパネルディスプレイが採用される。
ここで、このテレビジョン放送受信装置11は、上記した各種の受信動作を含む種々の動作を制御部26によって統括的に制御されている。この制御部26は、CPU(central processing unit)等を内蔵したマイクロプロセッサであり、図示しないリモートコントローラを含む操作部27からの操作情報を受けて、その操作内容が反映されるように各部をそれぞれ制御している。
この場合、制御部26は、主として、そのCPUが実行する制御プログラムを格納したROM(read only memory)28と、該CPUに作業エリアを提供するためのRAM(random access memory)29と、各種の設定情報及び制御情報等が格納される不揮発性メモリ30とを利用している。
図2は、上記映像信号処理部24の一例を示している。すなわち、上記セレクタ16で選択されたデジタルの輝度信号Y及び色信号Cb/Crは、入力端子31a,31bを介してIP(interlace progressive)変換・スケーリング処理部32に供給される。
このIP変換・スケーリング処理部32は、入力された輝度信号Y及び色信号Cb/Crに対して、映像表示部25(液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等でなるフラットパネルディスプレイ)で表示を行なうためにプログレッシブ変換処理及びスケーリング処理を施して、エンハンサ処理部33に出力している。
このエンハンサ処理部33は、入力された輝度信号Y及び色信号Cb/Crに対して、垂直及び水平方向の立ち上がりを急峻にしたり、または、シャープネスを変えたりするエンハンサ処理を施して、信号補正部34に出力している。
この信号補正部34は、入力された輝度信号Yに対して階調補正のための非線形補正処理を施すとともに、その非線形補正処理に伴なって色信号Cb/Crに振幅制御処理を施し、色空間変換部35に出力している。
この色空間変換部35は、入力された輝度信号Y及び色信号Cb/CrをR,G,B信号に変換し、RGBガンマ補正部36に出力している。このRGBガンマ補正部36は、入力されたR,G,B信号に対して、ホワイトバランス調整を施すとともに、上記映像表示部25に対するガンマ補正処理を施し、ディザ処理部37に出力している。
そして、このディザ処理部37が、入力されたR,G,B信号に対して、表現力を増すためにビット数の拡張された高階調のビット表現を、映像表示部25に対応した低階調のビット数に変換する圧縮処理を施した後、出力端子38,39,40を介して映像表示部25に出力している。
図3は、上記信号補正部34の一例を示している。すなわち、上記エンハンサ処理部33から出力された輝度信号Yは、入力端子41を介して輝度非線形補正処理部42に供給されて階調補正のための非線形補正処理が施された後、出力端子43を介して上記色空間変換部35に出力される。
ここで、上記輝度非線形補正処理部42は、詳細は後述するが、上記制御部26から制御端子44を介して供給される変換パラメータに基づいて、輝度非線形補正処理用のLUT(look up table)を作成し、そのLUTに基づいて輝度信号Yに非線形補正処理を施している。
また、上記エンハンサ処理部33から出力された色信号Cb/Crは、入力端子45を介して乗算器46に供給され、色信号補正部47から出力される色補正係数が乗算されることにより振幅制御処理が施された後、出力端子48を介して上記色空間変換部35に出力される。
この色信号補正部47は、詳細は後述するが、制御部26から制御端子49を介して供給される色補正処理用のイニシャルテンプレートに対して、輝度非線形補正処理部42の前後の輝度信号Yのレベル変化に基づいた補正処理を施すことにより、色信号Cb/Crに対する振幅制御を行なうための色ゲインとなる色補正係数を生成し、乗算器46に出力している。
図4は、上記色信号補正部47の一例を示している。すなわち、上記輝度非線形補正処理部42による非線形補正処理前の輝度信号Dinは、入力端子47a1を介した後、除算部47b1、正側ウエイトテンプレート47c1、負側ウエイトテンプレート47d1、補正部47e1、0判定部47f1にそれぞれ供給される。
また、上記輝度非線形補正処理部42による非線形補正処理後の輝度信号Doutは、入力端子47g1を介して上記除算部47b1に供給されている。この除算部47b1は、入力された輝度信号Doutを輝度信号Dinで除算する、つまり、Dout/Dinなる演算を実行して、輝度信号入出力比を算出している。
そして、この除算部47b1の演算結果である輝度信号入出力比は、正側ウエイト処理部47h1、負側ウエイト処理部47i1、セレクタ制御部47j1にそれぞれ供給される。このうち、正側ウエイト処理部47h1は、入力された輝度信号入出力比が1以上、つまり、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理されている場合に、正側ウエイトテンプレート47c1を用いた正側の重み付け処理を実行する。
すなわち、正側ウエイトテンプレート47c1は、輝度信号入出力比が1以上の場合に対応して予め設定されるもので、輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数とを対応させたテーブルパラメータである。そして、正側ウエイト処理部47h1は、正側ウエイトテンプレート47c1から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力比に乗算して、セレクタ47k1の一方の入力端に出力する。
また、上記負側ウエイト処理部47i1は、入力された輝度信号入出力比が1未満、つまり、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理されている場合に、負側ウエイトテンプレート47d1を用いた負側の重み付け処理を実行する。
すなわち、負側ウエイトテンプレート47d1は、輝度信号入出力比が1未満の場合に対応して予め設定されるもので、輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数とを対応させたテーブルパラメータである。そして、負側ウエイト処理部47i1は、負側ウエイトテンプレート47d1から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力比に乗算して、セレクタ47k1の他方の入力端に出力する。
このセレクタ47k1は、セレクタ制御部47j1によって制御されている。すなわち、セレクタ制御部47j1は、入力された輝度信号入出力比が1以上であるとき、正側ウエイト処理部47h1の出力が補正部47e1に供給されるようにセレクタ47k1を制御し、入力された輝度信号入出力比が1未満であるとき、負側ウエイト処理部47i1の出力が補正部47e1に供給されるようにセレクタ47k1を制御する。
この補正部47e1には、上記制御部26から制御端子49及び制御端子47l1を介して色補正処理用のイニシャルテンプレートが供給されている。このイニシャルテンプレートは、色信号に対して基本的な補正処理を行なうために予め設定されるもので、輝度信号Dinの振幅レベルと色信号に対する基本補正値とを対応させたテーブルパラメータである。
そして、補正部47e1は、イニシャルテンプレートから輝度信号Dinの振幅レベルに対応した基本補正値を読み取り、その読み取った基本補正値にセレクタ47k1からの出力を加算して上記色補正係数を生成し、出力端子47m1を介して上記乗算器46に出力している。
なお、上記0判定部47f1は、輝度信号入出力比を算出する際に、分母となる輝度信号Dinの振幅レベルが0となった場合の除算対策を行なうために用意されている。すなわち、0判定部47f1は、輝度信号Dinの振幅レベルが0となったことを検出した場合に、正側及び負側ウエイト処理部47h1,47i1に対して輝度信号入出力比が1であるときと同じ動作を行なわせるように制御している。
ここで、図5(a)は、上記正側ウエイトテンプレート47c1における輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数との関係の一例を示している。すなわち、正側ウエイトテンプレート47c1では、輝度信号Dinの振幅レベルが大きくなるのに比例して、重み付け係数も大きくなる特性を持たせている。
一方、図5(b)は、上記負側ウエイトテンプレート47d1における輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数との関係の一例を示している。すなわち、負側ウエイトテンプレート47d1では、輝度信号Dinの振幅レベルに関わらず、重み付け係数がほぼ一定となる特性を持たせている。
このように、輝度信号入出力比が1以上、つまり、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理されている場合と、輝度信号入出力比が1未満、つまり、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理されている場合とで、色信号に振幅補正処理を施すための重み付け係数を異ならせている。
図6は、図4に示した色信号補正部47の処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS6a)されると、除算部47b1は、ステップS6bで、上記輝度非線形補正処理部42による非線形補正処理前後の輝度信号Din,Doutを取得する。
その後、0判定部47f1は、ステップS6cで、輝度信号Dinの振幅レベルが0か否かを判定する。そして、輝度信号Dinの振幅レベルが0でないと判断された場合(NO)、除算部47b1は、ステップS6dで、輝度信号入出力比A=Dout/Dinを演算する。また、輝度信号Dinの振幅レベルが0であると判断された場合(YES)、0判定部47f1は、ステップS6eで、正側及び負側ウエイト処理部47h1,47i1に対して輝度信号入出力比A=1を設定する。
そして、上記ステップS6dまたはステップS6eの後、正側及び負側ウエイト処理部47h1,47i1は、それぞれ、ステップS6fで、輝度信号入出力比Aが1以上であるか否かを判別している。
ここで、輝度信号入出力比Aが1未満であると判断された場合(NO)には、負側ウエイト処理部47i1が、ステップS6gで、負側ウエイトテンプレート47d1から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、ステップS6hで、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力比Aに乗算する。このときの乗算結果をBとする。
一方、上記ステップS6fで、輝度信号入出力比Aが1以上であると判断された場合(YES)には、正側ウエイト処理部47h1が、ステップS6iで、正側ウエイトテンプレート47c1から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、ステップS6jで、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力比Aに乗算する。このときの乗算結果をBとする。
そして、上記ステップS6hまたはステップS6jの後、補正部47e1は、ステップS6kで、イニシャルテンプレートから輝度信号Dinの振幅レベルに対応した基本補正値Cを読み取り、ステップS6lで、その読み取った基本補正値CにステップS6hまたはステップS6jで得られた乗算結果Bを加算して、色補正係数Dを生成する。
その後、上記乗算器46が、ステップS6mで、色補正係数Dを色信号Cb/Crに乗算して処理が終了(ステップS6n)され、ここに色信号Cb/Crに対する振幅補正処理が行なわれる。
図4に示した色信号補正部47によれば、正側ウエイトテンプレート47c1と負側ウエイトテンプレート47d1とを用意し、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理されている場合と、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理されている場合とで、色信号に振幅補正処理を施すための重み付け係数を異ならせるようにしている。このため、輝度の暗部や明部における色のくすみや黒ずみを抑え、鮮やかな色で映像表示を行なえるように、色信号に対して振幅補正処理を施すことができる。
図7は、上記色信号補正部47の他の例を示している。すなわち、上記輝度非線形補正処理部42による非線形補正処理が施される前の輝度信号Dinは、入力端子47a2を介した後、減算部47b2、正側ウエイトテンプレート47c2、負側ウエイトテンプレート47d2、補正部47e2にそれぞれ供給される。
また、上記輝度非線形補正処理部42による非線形補正処理後の輝度信号Doutは、入力端子47g2を介して上記減算部47b2に供給されている。この減算部47b2は、入力された輝度信号Doutから輝度信号Dinを減算する、つまり、Dout−Dinなる演算を実行して、輝度信号入出力差を算出している。
そして、この減算部47b2の演算結果である輝度信号入出力差は、正側ウエイト処理部47h2、負側ウエイト処理部47i2、セレクタ制御部47j2にそれぞれ供給される。このうち、正側ウエイト処理部47h2は、入力された輝度信号入出力差が0以上、つまり、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理されている場合に、正側ウエイトテンプレート47c2を用いた正側の重み付け処理を実行する。
すなわち、正側ウエイトテンプレート47c2は、輝度信号入出力差が0以上の場合に対応して予め設定されるもので、輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数とを対応させたテーブルパラメータである。そして、正側ウエイト処理部47h2は、正側ウエイトテンプレート47c2から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力差に乗算して、セレクタ47k2の一方の入力端に出力する。
また、上記負側ウエイト処理部47i2は、入力された輝度信号入出力比が0未満、つまり、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理されている場合に、負側ウエイトテンプレート47d2を用いた負側の重み付け処理を実行する。
すなわち、負側ウエイトテンプレート47d2は、輝度信号入出力差が0未満の場合に対応して予め設定されるもので、輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数とを対応させたテーブルパラメータである。そして、負側ウエイト処理部47i2は、負側ウエイトテンプレート47d2から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力差に乗算して、セレクタ47k2の他方の入力端に出力する。
このセレクタ47k2は、セレクタ制御部47j2によって制御されている。すなわち、セレクタ制御部47j2は、入力された輝度信号入出力差が0以上であるとき、正側ウエイト処理部47h2の出力が補正部47e2に供給されるようにセレクタ47k2を制御し、入力された輝度信号入出力差が0未満であるとき、負側ウエイト処理部47i2の出力が補正部47e2に供給されるようにセレクタ47k2を制御する。
この補正部47e2には、上記制御部26から制御端子49及び制御端子47l2を介して色補正処理用のイニシャルテンプレートが供給されている。このイニシャルテンプレートは、色信号に対して基本的な補正処理を行なうために予め設定されるもので、輝度信号Dinの振幅レベルと色信号に対する基本補正値とを対応させたテーブルパラメータである。
そして、補正部47e2は、イニシャルテンプレートから輝度信号Dinの振幅レベルに対応した基本補正値を読み取り、その基本補正値にセレクタ47k2からの出力を加算して上記色補正係数を生成し、出力端子47m2を介して上記乗算器46に出力している。
ここで、図8(a)は、上記正側ウエイトテンプレート47c2における輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数との関係の一例を示している。すなわち、正側ウエイトテンプレート47c2では、輝度信号Dinの振幅レベルが大きくなるのに比例して、重み付け係数が小さくなる特性を持たせている。
一方、図8(b)は、上記負側ウエイトテンプレート47d2における輝度信号Dinの振幅レベルと重み付け係数との関係の一例を示している。すなわち、負側ウエイトテンプレート47d2では、輝度信号Dinの振幅レベルに関わらず、重み付け係数がほぼ一定となる特性を持たせている。
このように、輝度信号入出力差が0以上、つまり、輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理されている場合と、輝度信号入出力差が0未満、つまり、輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理されている場合とで、色信号に振幅補正処理を施すための重み付け係数を異ならせている。
図9は、図7に示した色信号補正部47の処理動作をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS9a)されると、減算部47b2は、ステップS9bで、上記輝度非線形補正処理部42による非線形補正処理前後の輝度信号Din,Doutを取得し、ステップS9cで、輝度信号入出力差A=Dout−Dinを演算する。
その後、正側及び負側ウエイト処理部47h2,47i2は、それぞれ、ステップS9dで、輝度信号入出力差Aが0以上であるか否かを判別している。そして、輝度信号入出力差Aが0未満であると判断された場合(NO)には、負側ウエイト処理部47i2が、ステップS9eで、負側ウエイトテンプレート47d2から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、ステップS9fで、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力差Aに乗算する。このときの乗算結果をBとする。
一方、上記ステップS9dで、輝度信号入出力差Aが0以上であると判断された場合(YES)には、正側ウエイト処理部47h2が、ステップS9gで、正側ウエイトテンプレート47c2から輝度信号Dinの振幅レベルに対応した重み付け係数を読み取り、ステップS9hで、その読み取った重み付け係数を輝度信号入出力差Aに乗算する。このときの乗算結果をBとする。
そして、上記ステップS9fまたはステップS9hの後、補正部47e2は、ステップS9iで、イニシャルテンプレートから輝度信号Dinの振幅レベルに対応した基本補正値Cを読み取り、ステップS9jで、その読み取った基本補正値CにステップS9fまたはステップS9hで得られた乗算結果Bを加算して、色補正係数Dを生成する。
その後、上記乗算器46が、ステップS9kで、色補正係数Dを色信号Cb/Crに乗算して処理が終了(ステップS9l)され、ここに色信号Cb/Crに対する振幅補正処理が行なわれる。
図7に示した色信号補正部47によれば、図4に示した色信号補正部47と同様の効果が得られる他に、輝度信号Dinの振幅レベルが0となった場合の除算対策を行なう必要が無く、その分、回路構成を簡易にすることが可能となる。ただし、輝度非線形補正処理前の輝度信号Dinに応じて、輝度信号入出力差Aの値を輝度信号入出力比に換算するための係数が変化するため、正側及び負側ウエイトテンプレート47c2,47d2で与えられるテーブルパラメータは、そのことを考慮している必要がある。
ここで、図10は、上記輝度非線形補正処理部42の一例を示している。すなわち、上記入力端子41に供給された輝度信号Yは、入力端子42aを介した後、非線形補正処理部42bに供給されるとともに、ヒストグラムデータ取得部42cに供給される。このうち、ヒストグラムデータ取得部42cは、入力された1フレーム分の輝度信号に対して、各輝度レベルのヒストグラムデータを取得する。
そして、このヒストグラムデータ取得部42cで取得されたヒストグラムデータは、度数変換部42dに供給される。この度数変換部42dは、入力されたヒストグラムデータに対し、上記制御部26から制御端子44,42eを介して供給される、各輝度レベルのヒストグラムデータに指定可能な変換パラメータに基づいて度数変換処理を施し、LUT作成部42fに出力している。
このLUT作成部42fは、入力された度数変換後のヒストグラムデータに基づいて輝度非線形補正処理用のLUTを作成し、上記非線形補正処理部42bに出力している。そして、この非線形補正処理部42bが、入力された輝度信号に対してLUTに基づいた非線形補正処理を施し、出力端子42g,43を介して上記色空間変換部35に出力している。
図11は、上記輝度非線形補正処理部42が輝度信号Yに施す非線形補正処理動作の一例をまとめたフローチャートを示している。すなわち、処理が開始(ステップS11a)されると、ヒストグラムデータ取得部42cは、ステップS11bで、輝度についてヒストグラムデータを取得する。
このヒストグラムデータの取得は、1フレーム分の映像信号に対して1画素毎に輝度レベルを検出し、各輝度レベルに対応している画素数をカウントすることにより行なわれる。この場合、輝度レベルの分解能は十分に細かく設定されるものとする。例えば、入力映像信号が8ビットである場合は、ヒストグラムデータを取得する際の輝度レベルの分解能も8ビットとする。
図12は、上記のようにして取得された1フレーム分の輝度のヒストグラムデータの一例を示している。この場合、輝度レベルの分解能は、8ビット(0〜255)としている。すなわち、0〜255までの256個の各輝度レベルに対して、それぞれ対応している画素の数が取得されている。このため、各輝度レベルにおける画素数を全て加算すると、その合計は、入力映像信号が持つ1フレーム分の画素数と同じになる。
その後、度数変換部42dは、ステップS11cで、取得したヒストグラムデータに対して、制御部26から供給される変換パラメータに基づいて度数変換処理を実行する。この変換パラメータは、図13に示すように、各輝度レベル0〜255毎に、それぞれ入力ヒストグラムデータに対する出力ヒストグラムデータを規定したものである。
図14は、輝度レベル0に対する変換パラメータの一例を示している。この変換パラメータでは、ヒストグラムデータの量が非常に多いことから、入力ヒストグラムデータを等間隔でプロットし、そのプロットされた入力ヒストグラムデータ位置IN0〜IN6に対応する出力ヒストグラムデータOUT0〜OUT6だけを規定している。そして、各出力ヒストグラムデータOUT0〜OUT6間は、直線で結ぶことにより対応している。
ここで、図12に示したヒストグラムデータは、上記した変換パラメータに基づいて度数変換処理が施されることにより、例えば図15に示すように度数変換される。その後、LUT作成部42fは、ステップS11dで、度数変換されたヒストグラムデータから総データ数、つまり、映像信号のペデスタルレベルから100%振幅範囲内に対応する全画素数を算出する。
そして、LUT作成部42fは、ステップS11eで、100%振幅を示す変換値を設定し、ステップS11dで取得した総データ数が、映像信号のペデスタルレベルから100%振幅範囲内に収まるように、ステップS11cで度数変換されたヒストグラムデータに係数を乗算する。
その後、LUT作成部42fは、ステップS11fで、度数変換され係数が乗算されたヒストグラムデータを、下位の輝度レベルから累積加算することにより輝度入出力変換パラメータ、つまり、輝度非線形補正処理用のLUTを作成する。
そして、LUT作成部42fは、ステップS11gで、ペデスタルレベルを設定しデータ調整を行ない、非線形補正処理部42bが、ステップS11hで、LUTに基づいて輝度信号Yに非線形補正処理を施し、処理を終了(ステップS11i)する。図16は、輝度非線形補正処理用のLUTによって輝度信号Yに与えられる非線形特性の一例を示している。
上記した輝度非線形補正処理部42によれば、各輝度レベルにそれぞれヒストグラムデータを指定可能な変換パラメータによる度数変換処理を行なうようにしたので、輝度に対する階調補正処理の制御範囲を柔軟に可変可能として、実用に適した輝度制御を行なうことが可能となる。
なお、ヒストグラムデータに度数変換処理を施すための変換パラメータとしては、1種類に限らず、例えば標準モードや映画モード等に対応させた複数種類を、予め不揮発性メモリ30に用意しておき、ユーザにモードに応じた明るさを選択設定させるようにすることもできる。
なお、この発明は上記した実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を種々変形して具体化することができる。また、上記した実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除しても良いものである。さらに、異なる実施の形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良いものである。
この発明の実施の形態を示すもので、テレビジョン放送受信装置の映像信号処理系を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態におけるテレビジョン放送受信装置の映像信号処理部の詳細を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における映像信号処理部の信号補正部の詳細を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における信号補正部の色信号補正部の一例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における色信号補正部の正側及び負側ウエイトテンプレートの特性を説明するために示す図。 同実施の形態における色信号補正部の処理動作を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態における信号補正部の色信号補正部の他の例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における色信号補正部の正側及び負側ウエイトテンプレートの特性を説明するために示す図。 同実施の形態における色信号補正部の処理動作を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態における信号補正部の輝度非線形補正処理部の一例を説明するために示すブロック構成図。 同実施の形態における輝度非線形補正処理部の処理動作を説明するために示すフローチャート。 同実施の形態における輝度非線形補正処理部が取得する1フレーム分のヒストグラムデータを説明するために示す図。 同実施の形態における輝度非線形補正処理部に与えられる変換パラメータを説明するために示す図。 同実施の形態における輝度非線形補正処理部に与えられる変換パラメータの詳細を説明するために示す図。 同実施の形態における輝度非線形補正処理部が変換パラメータに基づいて実行する度数変換処理を説明するために示す図。 同実施の形態における輝度非線形補正処理部によって行なわれる輝度非線形補正処理を説明するために示す図。
符号の説明
11…テレビジョン放送受信装置、12…アンテナ、13…入力端子、14…選局復調部、15…デコーダ、16…セレクタ、17…アンテナ、18…入力端子、19…選局復調部、20…A/D変換部、21…外部入力端子、22…A/D変換部、23…外部入力端子、24…映像信号処理部、25…映像表示部、26…制御部、27…操作部、28…ROM、29…RAM、30…不揮発性メモリ、31a,31b…入力端子、32…IP変換・スケーリング処理部、33…エンハンサ処理部、34…信号補正部、35…色空間変換部、36…RGBガンマ補正部、37…ディザ処理部、38〜40…出力端子、41…入力端子、42…輝度非線形補正処理部、43…出力端子、44…制御端子、45…入力端子、46…乗算器、47…色信号補正部、48…出力端子、49…制御端子。

Claims (11)

  1. 輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第1の係数とを対応させた第1のテーブルと、
    前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第2の係数とを対応させた第2のテーブルと、
    前記非線形補正処理の前後の輝度信号に基づいて、前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別する判別手段と、
    前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施し、前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて前記色信号に振幅レベルの補正処理を施す色補正手段とを具備することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 前記色補正手段は、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記色信号を振幅補正するための基本補正値とを対応させた第3のテーブルと、
    前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値を補正して色補正係数を生成し、前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値を補正して色補正係数を生成する補正手段と、
    前記補正手段で生成された色補正係数を前記色信号に乗算する演算手段とを具備することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 前記判別手段は、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記非線形補正処理後の輝度信号の振幅レベルとの比に基づいて、前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  4. 前記色補正手段は、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第1のテーブルから読み取った第1の係数と、前記非線形補正処理の前後の輝度信号の振幅レベル比とを演算処理する第1の処理手段と、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第2のテーブルから読み取った第2の係数と、前記非線形補正処理の前後の輝度信号の振幅レベル比とを演算処理する第2の処理手段と、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記色信号を振幅補正するための基本補正値とを対応させた第3のテーブルと、
    前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第1の処理手段の出力と前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値とを演算して色補正係数を生成し、前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第2の処理手段の出力と前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値とを演算して色補正係数を生成する生成手段と、
    前記生成手段から出力された色補正係数を前記色信号に乗算する演算手段とを具備することを特徴とする請求項3記載の映像信号処理装置。
  5. 前記判別手段は、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記非線形補正処理後の輝度信号の振幅レベルとの比を算出する際に、分母となる振幅レベルが0である場合に、予め設定された値を判別結果として出力することを特徴とする請求項3記載の映像信号処理装置。
  6. 前記判別手段は、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記非線形補正処理後の輝度信号の振幅レベルとの差に基づいて、前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別することを特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。
  7. 前記色補正手段は、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第1のテーブルから読み取った第1の係数と、前記非線形補正処理の前後の輝度信号の振幅レベル差とを演算処理する第1の処理手段と、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第2のテーブルから読み取った第2の係数と、前記非線形補正処理の前後の輝度信号の振幅レベル差とを演算処理する第2の処理手段と、
    前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記色信号を振幅補正するための基本補正値とを対応させた第3のテーブルと、
    前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第1の処理手段の出力と前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値とを演算して色補正係数を生成し、前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第2の処理手段の出力と前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値とを演算して色補正係数を生成する生成手段と、
    前記生成手段から出力された色補正係数を前記色信号に乗算する演算手段とを具備することを特徴とする請求項6記載の映像信号処理装置。
  8. 輝度信号に非線形補正処理を施す非線形補正処理手段と、
    前記非線形補正処理手段により輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第1の係数とを対応させた第1のテーブルと、
    前記非線形補正処理手段により輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第2の係数とを対応させた第2のテーブルと、
    前記非線形補正処理の前後の輝度信号に基づいて、前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別する判別手段と、
    前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施し、前記判別手段で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて前記色信号に振幅レベルの補正処理を施す色補正手段と、
    前記色補正手段で振幅補正処理が施された色信号と、前記非線形補正処理手段で非線形補正処理が施された輝度信号とに基づいて映像表示を行なう表示手段とを具備することを特徴とする映像表示装置。
  9. 輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第1の係数とを対応させた第1のテーブルと、
    前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施された場合に対応して予め設定されるもので、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと第2の係数とを対応させた第2のテーブルとを備えた映像信号処理装置に対して、
    前記非線形補正処理の前後の輝度信号に基づいて、前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別する第1の工程と、
    前記第1の工程で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて色信号に振幅レベルの補正処理を施す第2の工程と、
    前記第1の工程で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて前記色信号に振幅レベルの補正処理を施す第3の工程とを具備することを特徴とする映像信号処理方法。
  10. 前記第1の工程は、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記非線形補正処理後の輝度信号の振幅レベルとの比及び差のいずれか一方に基づいて、前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたか、前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたかを判別することを特徴とする請求項9記載の映像信号処理方法。
  11. 前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルと前記色信号を振幅補正するための基本補正値とを対応させた第3のテーブルを備え、
    前記第2の工程は、前記第1の工程で前記輝度信号の振幅レベルが高くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第1のテーブルから読み取った第1の係数に基づいて、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値を補正して色補正係数を生成し、その生成された色補正係数を前記色信号に乗算し、
    前記第3の工程は、前記第1の工程で前記輝度信号の振幅レベルが低くなる方向に非線形補正処理が施されたと判別された場合、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第2のテーブルから読み取った第2の係数に基づいて、前記非線形補正処理前の輝度信号の振幅レベルに対応して前記第3のテーブルから読み取った基本補正値を補正して色補正係数を生成し、その生成された色補正係数を前記色信号に乗算することを特徴とする請求項9記載の映像信号処理方法。
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