JP2007035188A - シフトレジスタ及び平面表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 動作開始の際の入力信号の電位に起因する誤動作及び過大電流の発生を防止することができるシフトレジスタ及び平面表示装置を提供する。
【解決手段】 出力端子44と電圧電極51との間の導電パスに設けられ制御電極を有するトランジスタT1と、出力端子44とクロック端子41との間の導電パスに設けられ入力端子43への導通パスに電気的に接続された制御電極を有するトランジスタT2と、トランジスタT1の制御電極と電圧電極51との間の導通パスに設けられ入力端子43への導通パスに電気的に接続された制御電極を有するトランジスタT4と、トランジスタT1の制御電極と電圧電極52との間の導通パスに設けられ制御信号SHUTが入力される制御電極を有するトランジスタT7と、電圧電極51と入力端子43との間の導通パスに設けられ制御信号SHUTが入力される制御電極を有するトランジスタT8とを備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、クロック信号に同期して動作するシフトレジスタ及びこのシフトレジスタを備える平面表示装置に関する。
液晶表示装置に代表される平面表示装置は、薄型、軽量かつ低消費電力であることから、各種機器の表示装置として用いられている。中でも、画素毎にトランジスタを配置したアクティブマトリクス型液晶表示装置は、ノート型パソコンや携帯型情報端末の表示装置として普及している。また、従来の液晶表示装置に用いられていたアモルファスシリコンを材料とするトランジスタに比べ、電子移動度が高いポリシリコンによる薄膜トランジスタを比較的低温のプロセスで形成する技術が確立されており、液晶表示装置に用いるトランジスタの小型化が可能になっている。これにより、複数の走査線と複数の信号線が交差する部分に薄膜トランジスタを配置した画素部と、各薄膜トランジスタを各走査線及び信号線を介して駆動する駆動回路とを同一の製造プロセスによって電極基板上に一体的に形成することができる。
平面表示装置の駆動回路としては、複数の走査線にパルスを出力する走査線駆動回路と、複数の信号線にパルスを出力する信号線駆動回路とが挙げられる。各駆動回路は電気的に縦列に接続された複数のシフトレジスタをそれぞれ備えている。各シフトレジスタは、入力回路、出力回路及びリセット回路を有しており、入力回路に入力されたパルスの位相をシフトさせ、そのパルスを出力回路から出力する(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。また、シフトレジスタは、製造工程を短縮し低コスト化を実現するために、pMOS又はnMOSのいずれか一方のトランジスタだけを用いて構成されることがある。
図11に示すように、シフトレジスタSR101は、出力回路101、入力回路102、リセット回路103及びシャット回路104により構成されている。このシフトレジスタSR101は、クロック信号C1、C2、C3が入力されるクロック端子111、112、入力信号INが入力される入力端子113、及び出力信号OUTが出力される出力端子114を備えている。
出力回路101はトランジスタT101及びトランジスタT102により構成されている。トランジスタT101のソースは第1電圧電極115に電気的に接続されており、そのドレインは出力端子114に電気的に接続されている。また、トランジスタT102のソースは出力端子114に電気的に接続されており、そのドレインはクロック端子111に電気的に接続されている。第1電圧電極115には、ハイレベルの電源電圧VDDが供給される。
入力回路102はトランジスタT103及びトランジスタT104により構成されている。トランジスタT103のソースはトランジスタT102の制御電極(ゲート)に電気的に接続されており、そのドレイン及び制御電極(ゲート)は入力端子113に電気的に接続されている。また、トランジスタT104のソースは第1電圧電極115に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT101の制御電極(ゲート)に電気的に接続されており、その制御電極(ゲート)は入力端子113に電気的に接続されている。ここでは、トランジスタT101の制御電極への導通パス(導通経路)をノードn1と表し、トランジスタT102の制御電極への導通パスをノードn2と表す。
リセット回路103はトランジスタT105及びトランジスタT106により構成されている。トランジスタT105のソースはトランジスタT101の制御電極に電気的に接続されており、そのドレイン及び制御電極(ゲート)はクロック端子112に電気的に接続されている。また、トランジスタT106のソースは第1電圧電極115に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT102の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極(ゲート)はトランジスタT101の制御電極に電気的に接続されている。
シャット回路104はトランジスタT107により構成されている。トランジスタT107のソースはトランジスタT101の制御電極に電気的に接続されており、そのドレインは第2電圧電極116に電気的に接続されており、その制御電極(ゲート)は、制御信号SHUTが入力される制御信号線117に電気的に接続されている。第2電圧電極116には、ローレベルの電源電圧VSSが供給される。
このようなシフトレジスタSR101を複数有する駆動回路の動作について説明する。
図12に示すように、時刻t1では、電源投下が行われ、電源電圧VDDの昇圧が開始されると共に、クロック信号C1、C2、C3の昇圧も開始される。
時刻t1〜t2の期間(電源投入直後の期間)では、電源電圧VDDと同位相で昇圧される制御信号SHUTが制御信号線117に入力される。
時刻t2〜t3の期間では、電源電圧VDD、制御信号SHUT及びその他の全ての信号の電位がハイレベルの状態に維持される。
時刻t3〜t4の期間では、ローレベルの制御信号SHUTが制御信号線117に入力される。トランジスタT107がオンし、ローレベルの電源電圧VSSがトランジスタT107を通じてノードn1に供給され、ノードn1の電位はローレベルになる。これにより、トランジスタT106もオンし、ハイレベルの電源電圧VDDがノードn2に供給され、ノードn2の電位はハイレベルになる。このようにして、ノードn1がローレベルとなり、トランジスタT101及びトランジスタT106がオンし、ノードn2がハイレベルとなり、トランジスタT102がオフするので、電源電圧VDDがトランジスタT101を通じて出力信号OUTとして出力される。
時刻t4〜t5の期間では、ハイレベルの制御信号SHUTが制御信号線117に入力される。トランジスタT107がオフし、ノードn1はフローティング状態となって、ローレベルの電位を維持する。出力信号OUTとしては、電源電圧VDDがトランジスタT101を通じて出力され続ける。この状態で時刻がt5になると、クロック信号C1、C2、C3が動作を開始する(クロック信号C1、C2、C3の電位変化が開始する)。
このような状態になれば、時刻t5以降、スタート信号STPが伝播する段以外の全てのシフトレジスタSR101は、ノードn1がローレベルになり、ノードn2がハイレベルになる。このため、出力信号OUTとしては、電源電圧VDDがトランジスタT101を通じて出力される。
特開2003−346492号公報 特開2002−313093号公報
しかしながら、前述したような動作は、入力信号INがハイレベルであることを仮定して行われているが、実際には、ノードn1のフローティング状態の影響により、時刻t2〜t3の期間、全ての段のシフトレジスタSR101において、入力信号IN、ノードn1、ノードn2及び出力信号OUTの電圧は不安定である。このため、時刻t2〜t3の期間において、入力信号INがローレベルになってしまうことがある。
例えば、図13に示すように、時刻t2〜t3の期間では、第n段のノードn1及びノードn2がハイレベルであり、第n段のトランジスタT101及びトランジスタT102がオフであり、第n段の出力信号OUTはローレベルであるとすると、第n+1段の入力信号INもローレベルになる。
このような状態において、時刻t3〜t4の期間では、ローレベルの制御信号SHUTが制御信号線117に入力される。これにより、時刻t3〜t3aの期間、すなわち、第n段のノードn1がローレベルになり、第n段の出力信号OUT(第n+1段の入力信号IN)がハイレベルにリセットされるまでの期間では、制御信号SHUT及び第n+1段の入力信号INがローレベルであるため、第n+1段のトランジスタT103、トランジスタT104、トランジスタT106及びトランジスタT107がオンになり、図11に示すような経路(図11中の矢印A及び矢印B)で電流が流れ、過大電流が流れてしまう。
ここで、時刻t3〜t3aの期間では、第n+1段のノードn1はハイレベルとローレベルの中間電位になり、第n+1段のトランジスタT103とトランジスタT106もオンになるため、第n+1段のノードn2も中間電位になる。このような状態は不安定であり、シフトレジスタの誤動作が発生してしまう。
なお、図13においては、第n段及び第n+1段の入力信号IN、出力信号OUT、ノードn1、さらにノードn2が完全にリセットされた後、すなわち時刻t5以降、クロック信号C1、C2、C3が動作を開始する。ところが、時刻t3〜t4の期間にリセットが間に合わなかった状態で、時刻t5以降、クロック信号C1、C2、C3が動作を開始した場合には、ノードn1がローレベル、ノードn2がハイレベルにリセットされていないため、シフトレジスタの誤動作が発生してしまう。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、動作開始の際の入力信号の電位に起因する誤動作及び過大電流の発生を防止することができるシフトレジスタ及び平面表示装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、シフトレジスタにおいて、出力信号が出力される出力端子と第1電圧が入力される第1電圧電極とを電気的に接続する導電パスに設けられ、制御電極を有する第1のトランジスタと、出力端子とクロック信号が入力されるクロック端子とを電気的に接続する導電パスに設けられ、入力信号が入力される入力端子への導通パス又は第2電圧が入力される第2電圧電極への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第2のトランジスタと、第1のトランジスタの制御電極と第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第3のトランジスタと、第1のトランジスタの制御電極と第2電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、制御信号が入力される制御電極を有する第4のトランジスタと、第1電圧電極と入力端子とを電気的に接続する導通パスに設けられ、制御信号が入力される制御電極を有する第5のトランジスタとを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴では、第4のトランジスタが制御信号に応じてオンすることにより、第2電圧が第2電圧電極から第1のトランジスタの制御電極に入力され、第5のトランジスタが制御信号に応じてオンすることにより、第1電圧が第1電圧電極から入力端子に入力される。これにより、第1のトランジスタの制御電極の電位及び第2のトランジスタの制御電極の電位は安定し、さらに、第3のトランジスタ及び第4のトランジスタの両方がオンし、第3のトランジスタと第4のトランジスタとを通る電流経路が形成されることはなくなる。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、シフトレジスタにおいて、出力信号が出力される出力端子と第1電圧が入力される第1電圧電極とを電気的に接続する導電パスに設けられ、制御電極を有する第1のトランジスタと、出力端子とクロック信号が入力されるクロック端子とを電気的に接続する導電パスに設けられ、制御電極を有する第2のトランジスタと、第1のトランジスタの制御電極と第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、入力信号が入力される入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第3のトランジスタと、第2のトランジスタの制御電極と入力端子とを電気的に接続する導通パス又は第2のトランジスタの制御電極と第2電圧が入力される第2電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第6のトランジスタと、第2のトランジスタの制御電極と第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、制御信号が入力される制御電極を有する第9のトランジスタと、第1のトランジスタの制御電極と第2電圧電極とを電気的に接続する導電パスに設けられ、第2電圧電極への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第10のトランジスタと、第1電圧電極と入力端子とを電気的に接続する導通パスに設けられ、制御信号が入力される制御電極を有する第5のトランジスタとを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴では、第9のトランジスタが制御信号に応じてオンすることによって、第1電圧が第1電圧電極から第2のトランジスタの制御電極に入力され、第10のトランジスタがオンすることによって、第2電圧が第2電圧電極から第1のトランジスタの制御電極に入力され、さらに、第5のトランジスタが制御信号に応じてオンすることにより、第1電圧が第1電圧電極から入力端子に入力される。これにより、第1のトランジスタの制御電極の電位及び第2のトランジスタの制御電極の電位は安定し、さらに、第9のトランジスタ及び第6のトランジスタの両方がオンし、第9のトランジスタと第6のトランジスタとを通る電流経路が形成されることはなくなる。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、平面表示装置において、前述の第1又は第2の特徴に係るシフトレジスタを複数有する駆動回路と、駆動回路により駆動される画素部とを備えることである。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴では、前述の第1又は第2の特徴と同様の作用を奏する。
本発明によれば、動作開始の際の入力信号の電位に起因する誤動作及び過大電流の発生を防止することができるシフトレジスタ及び平面表示装置を提供することができる。
本発明を実施するための最良の一形態について図1乃至図5を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る平面表示装置1は、複数の画素電極2を有する画素部3が設けられた第1電極基板4、画素部3に対向し画素電極2に対して電気的に相対する対向電極5が設けられた第2電極基板6、及び第1電極基板4と第2電極基板6との間にシール材7により設けられた表示層8等を備えている。ここで、平面表示装置1が例えば液晶表示装置である場合には、表示層8は液晶層である。
図2に示すように、画素部3には、複数本の走査線G1、G2、〜Gn(総称してGとする)と複数本の信号線S1、S2、〜Sm(総称してSとする)とが互いに交差するように設けられている。これら各走査線Gと各信号線Sとの各交差部には、画素トランジスタ9及び画素電極2が配置されている。
画素トランジスタ9としては、例えばポリシリコン薄膜トランジスタを用いる。画素トランジスタ9のゲートは走査線Gに接続され、そのソースは信号線Sに接続され、そのドレインは画素電極2及び補助容量(図示せず)に接続されている。
第1電極基板4上には、画素部3の各画素トランジスタ9を駆動する駆動回路として、走査線駆動回路10及び信号線駆動回路11が設けられている。画素部3と走査線駆動回路10と信号線駆動回路11とは、第1電極基板4上に同一の製造プロセスにより一体的に形成されている。
走査線駆動回路10は垂直シフトレジスタ12により構成されている。垂直シフトレジスタ12は、垂直クロック信号CKVに同期した垂直スタート信号STVの位相を走査線G1〜Gnに対して1段づつシフトさせ、シフトさせた信号を垂直走査パルスとして出力する。垂直走査パルスの出力は、対応する走査線Gに供給される。
信号線駆動回路11は、水平シフトレジスタ13、映像信号バス14、及び各信号線Sに設けられた複数のアナログスイッチ15により構成されている。水平シフトレジスタ13は、水平クロック信号CKHに同期した水平スタート信号STHの位相を信号線S1〜Smに対して1段づつシフトさせ、シフトさせた信号を水平走査パルスとして各アナログスイッチ15に出力する。アナログスイッチ15は、水平走査パルスに従って映像信号バス14に供給された映像信号DATAをサンプリングして信号線Sに出力する。
次に、垂直シフトレジスタ12及び水平シフトレジスタ13の構成について説明する。垂直シフトレジスタ12及び水平シフトレジスタ13としては、例えば3位相シフトレジスタを用いる。
図3に示すように、垂直シフトレジスタ12及び水平シフトレジスタ13は、電気的に縦列に接続された複数のシフトレジスタSR1、SR2〜SRn(総称してSRとする)によりそれぞれ構成されている。ここで、各シフトレジスタSR1、SR2〜SRnは、それぞれ第1段(第1ステージ)、第2段(第2ステージ)〜第n段(第nステージ)に対応する。
シフトレジスタSRには、スタート信号STP(図2中のSTV又はSTHに相当する)又は前段のシフトレジスタSRからの入力信号INが入力される入力線21、クロック信号C1、C2、C3(図2中のCKV又はCKHに相当する)が入力されるクロック線22、出力信号OUTが出力される出力線23、及び制御信号SHUTが入力される制御信号線24が接続されている。なお、クロック信号C1、C2、C3は、垂直シフトレジスタ12において垂直クロック信号CKVであり、水平シフトレジスタ13において水平クロック信号CKHである。
図4に示すように、シフトレジスタSRは、出力回路31、入力回路32、リセット回路33、シャット回路34及びシャット補助回路35により構成されている。このシフトレジスタSRは、クロック信号C1、C2、C3が入力される第1クロック端子41及び第2クロック端子42、入力信号INが入力される入力端子43及び出力信号OUTが出力される出力端子44を備えている。
ここで、第1クロック端子41及び第2クロック端子42はクロック線22にそれぞれ電気的に接続されており、入力端子43も入力線21に電気的に接続されており、出力端子44も出力線23に電気的に接続されている。また、出力回路31、入力回路32、リセット回路33及びシャット補助回路35は、電源電圧VDD(第1電圧)が入力される第1電圧電極51に電気的に接続されており、シャット回路34は、電源電圧VSS(第2電圧)が入力される第2電圧電極52に電気的に接続されている。
出力回路31、入力回路32、リセット回路33、シャット回路34及びシャット補助回路35は、それぞれトランジスタT1〜T8により構成されている。ここで、トランジスタとしては、一例として全てpMOSトランジスタを用いる。なお、各シフトレジスタSR1〜SRnの構成は全て同じである。ここで、トランジスタT1〜T8は、端子や電極等の2つの要素を電気的に接続する導電パス(導電経路)に設けられており、制御電極(ゲート)の電位に基づいて導電パスを通電又は遮断するスイッチ素子である。
出力回路31は、出力端子44と第1電圧電極51との間の導電パスに設けられ制御電極(ゲート)を有するトランジスタT1(第1のトランジスタ)と、出力端子44と第1クロック端子41との間の導電パスに設けられ制御電極(ゲート)を有するトランジスタT2(第2のトランジスタ)とにより構成されている。
トランジスタT1のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインは出力端子44に電気的に接続されている。また、トランジスタT2のソースは出力端子44に電気的に接続されており、そのドレインは第1クロック端子41に電気的に接続されている。ここで、n段の第1クロック端子41には、例えば第1クロック信号としてクロック信号C1が入力され、第1電圧電極51には、ハイレベルの電源電圧VDDが供給される。
このような出力回路31は、出力端子44を通じて出力信号OUTを出力する。トランジスタT1がオンであり、トランジスタT2がオフである場合には、電源電圧VDDが出力信号OUTとして出力端子44から出力され、トランジスタT1がオフであり、トランジスタT2がオンである場合には、第1クロック信号(例えばクロック信号C1)が出力信号OUTとして出力端子44から出力される。
入力回路32は、トランジスタT2の制御電極と入力端子43との間の導通パスに設けられ制御電極(ゲート)を有するトランジスタT3(第6のトランジスタ)と、トランジスタT1の制御電極と第1電圧電極51との間の導通パスに設けられ制御電極(ゲート)を有するトランジスタT4(第3のトランジスタ)とにより構成されている。
トランジスタT3のソースはトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されており、そのドレイン及び制御電極は入力端子43に電気的に接続されている。また、トランジスタT4のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極は入力端子43に電気的に接続されている。
このような入力回路32は、入力端子43を通じて入力信号INを受け付ける。入力信号INがハイレベルである場合には、トランジスタT3及びトランジスタT4はオフであり、入力信号INがローレベルである場合には、トランジスタT3及びトランジスタT4はオンし、電源電圧VDDが第1電圧電極51からノードn1に入力され、入力信号INが入力端子43からノードn2に入力される。なお、トランジスタT1の制御電極への導電パスのことをノードn1、トランジスタT2の制御電極への導電パスのことをノードn2と表す。
リセット回路33は、トランジスタT1の制御電極と第2クロック端子42との間の導電パスに設けられ制御電極(ゲート)を有するトランジスタT5と、トランジスタT2の制御電極と第1電圧電極51との間の導電パスに設けられ制御電極(ゲート)を有するトランジスタT6(第7のトランジスタ)とにより構成されている。
トランジスタT5のソースはトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されており、そのドレイン及び制御電極は第2クロック端子42に電気的に接続されている。また、トランジスタT6のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極はトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されている。ここで、n段の第2クロック端子42には、第2クロック信号として例えばクロック信号C2が入力される。
このようなリセット回路33は、第2クロック信号(例えばクロック信号C2)に応じて、トランジスタT1及びトランジスタT2のいずれか一方をオンし、他方をオフする。第2クロック信号がハイレベルである場合には、トランジスタT5はオフであり、第2クロック信号がローレベルである場合には、トランジスタT5はオンし、第2クロック信号がクロック端子42からノードn1に入力され、トランジスタT6もオンし、電源電圧VDDが第1電圧電極51からノードn2に入力される。
シャット回路34は、トランジスタT1の制御電極と第2電圧電極52との間の導電パスに設けられ制御信号SHUTが入力される制御電極(ゲート)を有するトランジスタT7(第4のトランジスタ)により構成されている。
トランジスタT7のソースはトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されており、そのドレインは第2電圧電極52に接続されており、その制御電極は制御信号線24に電気的に接続されている。ここで、第2電圧電極52には、ローレベルの電源電圧VSSが供給される。
このようなシャット回路34は、制御信号SHUTに応じてトランジスタT1の制御電極に電源電圧VSSを供給し、トランジスタT2の制御電極にトランジスタT6を介して電源電圧VDDを供給する。制御信号SHUTがハイレベルである場合には、トランジスタT7はオフであり、制御信号SHUTがローレベルである場合には、トランジスタT7がオンし、電源電圧VSSが第2電圧電極52からノードn1に供給され、トランジスタT1がオンし、それと共にトランジスタT6もオンし、電源電圧VDDが第1電圧電極51からノードn2に供給され、トランジスタT2はオフする。
シャット補助回路35は、第1電圧電極51と入力端子43との間の導通パスに設けられ制御信号SHUTが入力される制御電極(ゲート)を有するトランジスタT8(第5のトランジスタ)により構成されている。
トランジスタT8のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインは入力端子43に接続されており、その制御電極は制御信号線24に電気的に接続されている。
このようなシャット補助回路35は、制御信号SHUTに応じて、すなわちシャット回路34と同じタイミングで入力端子43に電源電圧VDDを供給する。ここで、シャット回路34のトランジスタT7がオンすると、それと共にシャット補助回路35のトランジスタT8もオンする。制御信号SHUTがハイレベルである場合には、トランジスタT8はオフであり、制御信号SHUTがローレベルである場合には、トランジスタT8がオンし、電源電圧VDDが入力端子43に供給される。
ここで、第1段のシフトレジスタSR1には、スタート信号STP(図1中のSTV又はSTHに相当する)が入力信号INとして入力され、第2段〜第n段の各シフトレジスタSRには、前段のシフトレジスタSRからの出力信号OUTが入力信号INとして入力される。
各シフトレジスタSRは、入力された入力信号INの位相を2つのクロック信号(第1クロック信号及び第2クロック信号)に同期させてシフトさせ、そのシフトさせた出力信号OUTを順次出力する。垂直シフトレジスタ12は、各シフトレジスタSRからの出力信号OUTを垂直走査パルスとして各走査線Gに出力する。一方、水平シフトレジスタ13は、各シフトレジスタSRからの出力信号OUTを水平走査パルスとして各アナログスイッチ15に出力する。
なお、第1段のシフトレジスタSR1には、スタート信号STPが入力信号INとして入力される。また、第1段のシフトレジスタSR1では、クロック信号C1が第1クロック信号として第1クロック端子41に入力され、クロック信号C2が第2クロック信号として第2クロック端子42に入力される。
第2段のシフトレジスタSR2には、シフトレジスタSR1の出力信号OUTが入力信号INとして入力される。また、第2段のシフトレジスタSR2では、クロック信号C2が第1クロック信号として第1クロック端子41に入力され、クロック信号C3が第2クロック信号として第2クロック端子42に入力される。
第3段のシフトレジスタSR3には、シフトレジスタSR2の出力信号OUTが入力信号INとして入力される。また、第3段のシフトレジスタSR3では、クロック信号C3が第1クロック信号として第1クロック端子41に入力され、クロック信号C1が第2クロック信号として第2クロック端子42に入力される。
第4段以降のシフトレジスタSRの第1クロック端子41及び第2クロック端子42には、クロック信号C1、C2、C3が第1段〜第3段のシフトレジスタSRと同様に繰り返されて入力される。
次に、各シフトレジスタSRの動作について詳しく説明する。なお、図5では、電源電圧VDD及びクロック信号C1、C2、C3は、全てのシフトレジスタSRにおいて共通である。また、ノードn1、ノードn2、入力信号IN及び出力信号OUTは、n段目(n+1段目)のシフトレジスタSRのものである。スタート信号STPは1段目のシフトレジスタSR1に入力される入力信号INである。
図5に示すように、時刻t1では、電源投下が行われ、電源電圧VDDの昇圧が開始されると共に、クロック信号C1、C2、C3の昇圧も開始される。これは、仮にクロック信号C1、C2、C3の電位がローレベルの状態で電源投下が行われた場合、電源電圧VDDの立ち上げ途中に各シフトレジスタSRにおいて、電源電圧VDDが第1電圧電極51からトランジスタT1及びトランジスタT2(チャネル幅が大きいトランジスタ)を介して第1クロック端子41に流れてしまい、過大電流が流れることを防止する。したがって、クロック信号C1、C2、C3としては、電源電圧VDDと同位相の信号が入力される。
時刻t1〜t2の期間(電源投入直後の期間)では、電源電圧VDDと同位相で昇圧される制御信号SHUTが制御信号線24に入力される。
時刻t2〜t3の期間では、電源電圧VDD、制御信号SHUT及びその他の全ての信号の電位がハイレベルになった状態で維持される。この期間では、全ての段のシフトレジスタSRのおいて、入力信号IN、出力信号OUT、ノードn1及びノードn2の電圧は不安定である。
時刻t3〜t4の期間では、ローレベルの制御信号SHUTが制御信号線24に入力される。これにより、トランジスタT7がオンし、ローレベルの電源電圧VSSがトランジスタT7を通じてノードn1に供給される。これと同時に、トランジスタT8がオンし、ハイレベルの電源電圧VDDがトランジスタT8を通じて入力端子43に供給される。
ここで、時刻t2〜t3の期間において、第n+1段の入力信号IN(n段の出力信号OUT)がローレベルである場合でも(図5参照)、時刻t3〜t4の期間において、第n+1段の入力信号INは確実にかつ瞬時にハイレベルに固定されている。これにより、図11に示すような経路(図11中の矢印A及び矢印B)で電流が流れることを防止することが可能になり、過大電流の発生を防止することができる。
また、時刻t3〜t4の期間において、第n+1段のトランジスタT4は確実にオフされ、ローレベルの電源電圧VSSがトランジスタT7を通じて第n+1段のノードn1に供給され、第n+1段のノードn1の電位は確実にローレベルになる。
したがって、時刻t5以降、クロック信号C1、C2、C3が動作を開始した場合、全てのシフトレジスタSRにおいて、スタート信号STPが伝播されてくるまで、出力信号OUTはクロック信号C1、C2、C3の変動に関わらず、ハイレベルの電位を維持することになる。ここで、スタート信号STPが前段のシフトレジスタSRから入力信号INとして入力されると、その位相をシフトさせて出力信号OUTとして出力することになる。
このように本発明の実施の形態によれば、シフトレジスタSRの動作開始の際に、トランジスタT7及びトランジスタT8が制御信号SHUTに応じてオンすることによって、ローレベルの電源電圧VSSが第2電圧電極52からノードn1(すなわちトランジスタT1の制御電極)に入力され、トランジスタT1が確実にオン状態になり、さらに、電源電圧VDDが第1電圧電極51から入力端子43及びノードn2(すなわちトランジスタT2の制御電極)に入力され、トランジスタT2が確実にオフ状態になる。
このようにして、入力信号INの電位は制御信号SHUTに応じてハイレベルに固定され、ノードn1の電位はローレベルに安定し、ノードn2の電位はハイレベルに安定するので、トランジスタT1は確実にオン状態になり、トランジスタT2が確実にオフ状態になる。これにより、電源電圧VDDが出力端子44から出力信号OUTとして安定して出力され、動作開始の際の入力信号INの電位に起因する誤動作を防止することができる。
また、ノードn1及びノードn2の電位は、ハイレベルとローレベルの中間電位とならずにハイレベル又はローレベルのどちらか一方に安定するので、トランジスタT4及びトランジスタT7の両方が一緒にオンすることはなくなり、トランジスタT4とトランジスタT7とを通る電流経路(図11中の矢印A)が形成されることはなくなる。これにより、トランジスタT4及びトランジスタT7を流れる過大電流の発生を防止することができる。さらに、トランジスタT3及びトランジスタT6の両方が一緒にオンすることはなくなり、トランジスタT3とトランジスタT6とを通る電流経路(図11中の矢印B)が形成されることはなくなる。これにより、トランジスタT3及びトランジスタT6を流れる過大電流の発生を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態においては、シフトレジスタSRを3位相のクロック信号C1〜C3及び8個のトランジスタT1〜T8を使用する構成としているが、これに限るものではない。ここで、本発明の実施の形態のシフトレジスタSRの第1〜第3の変形例について説明する。
第1の変形例のシフトレジスタSRでは、図6に示すように、シャット回路34がトランジスタT7、及びトランジスタT2の制御電極と第1電圧電極51との間の導電パスに設けられ制御信号SHUTが入力される制御電極(ゲート)を有するトランジスタT7a(第8のトランジスタ)により構成されている。
トランジスタT7aのソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極は制御信号線24に電気的に接続されている。
これにより、制御信号SHUTがローレベルになると、トランジスタT7、トランジスタT7a及びトランジスタT8はオンし、電源電圧VDDが第1電圧電極51からトランジスタT7aを介して瞬時にノードn2に入力されるので、ノードn2の電位を強制的にハイレベルにすることが可能になる。これにより、トランジスタT2を確実にオフにすることができ、その結果として、シャット回路34を有効に機能させることができる。
第2の変形例のシフトレジスタSRでは、図7に示すように、シャット回路34がトランジスタT7に代えてトランジスタT7bにより構成されている。すなわち、トランジスタT7は、トランジスタT7bとして、トランジスタT1の制御電極と第2電圧電極52との間の導通パスに代えて、トランジスタT1の制御電極と制御信号線24とを電気的に接続する導通パスに設けられている。
トランジスタT7bのソースはトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されており、そのドレイン及び制御電極は制御信号線24に電気的に接続されている。このような場合にも、動作開始の際の入力信号INの電位に起因する誤動作及び過大電流の発生を防止することができる。
第3の変形例のシフトレジスタSRでは、図8に示すように、シャット回路34が、トランジスタT7に代えて、トランジスタT2の制御電極と第1電圧電極51との間の導通パスに設けられ制御信号が入力される制御電極を有するトランジスタT9(第9のトランジスタ)により構成されている。また、リセット回路33が、トランジスタT6と、トランジスタT2の制御電極と第1電圧電極51との間の導電パスに設けられ第2クロック端子42への導通パスに電気的に接続された制御電極を有するトランジスタT10とにより構成されている。
トランジスタT9のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極は制御信号線24に電気的に接続されている。また、トランジスタT10のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極は第2クロック端子42に電気的に接続されている。
また、第3の変形例のシフトレジスタSRには、ノードn1に電源電圧VSSを供給し、ノードn2に電源電圧VDDを供給するインバータ回路36が設けられている。このインバータ回路36は、トランジスタT1の制御電極と第1電圧電極51との間の導通パスに設けられトランジスタT2の制御電極への導通パスに電気的に接続された制御電極を有するトランジスタT11と、トランジスタT1の制御電極と第2電圧電極52との間の導電パスに設けられ第2電圧電極52への導通パスに電気的に接続された制御電極を有するトランジスタT12(第10のトランジスタ)とにより構成されている。
トランジスタT11のソースは第1電圧電極51に電気的に接続されており、そのドレインはトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されており、その制御電極はトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されている。また、トランジスタT12のソースはトランジスタT1の制御電極に電気的に接続されており、そのドレイン及び制御電極は第2電圧電極52に電気的に接続されている。
このような第3の変形例のシフトレジスタSRでは、シャット回路34のトランジスタT9によりノードn2にハイレベルの電源電圧VDDを供給し、インバータ回路36によりノードn1にローレベルの電源電圧VSSを供給する。このシフトレジスタSRは、ノードn2の電位によりノードn1の電位を制御する。
ここで、第3の変形例のシフトレジスタSRにトランジスタT8を設けていなかった場合には、時刻t3〜t4の期間で、入力信号INがローレベルであるとすると、図8に示すような経路(図8中の矢印C)で電流が流れ、過大電流が流れてしまう。
このように第3の変形例のシフトレジスタSRによれば、シフトレジスタSRの動作開始の際に、トランジスタT8及びトランジスタT9が制御信号SHUTに応じてオンすることによって、ローレベルの電源電圧VSSが第2電圧電極52からトランジスタT12を介してノードn1に入力され、トランジスタT1が確実にオン状態になり、さらに、ハイレベルの電源電圧VDDが第1電圧電極51から入力端子43に入力され、トランジスタT2が確実にオフ状態になる。
このようにして、入力信号INの電位は制御信号SHUTに応じてハイレベルに固定され、ノードn1の電位はローレベルに安定し、ノードn2の電位はハイレベルに安定するので、トランジスタT1は確実にオン状態になり、トランジスタT2が確実にオフ状態になる。これにより、電源電圧VDDが出力端子44から出力信号OUTとして安定して出力され、入力信号INの電位は安定し、動作開始の際の入力信号INの電位に起因する誤動作を防止することができる。
また、ノードn1及びノードn2の電位は、ハイレベルとローレベルの中間電位とならずにハイレベル又はローレベルのどちらか一方に安定するので、トランジスタT3及びトランジスタT9の両方が一緒にオンすることはなくなり、トランジスタT3とトランジスタT9とを通る電流経路(図8中の矢印C)が形成されることはなくなる。これにより、トランジスタT3及びトランジスタT9を流れる過大電流の発生を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態においては、トランジスタT3をトランジスタT2の制御電極と入力端子43との間の導通パスに設けているが、これに限るものではなく、例えば、図9及び図10に示すように、トランジスタT2の制御電極と第2電圧電極52との間の導通パスに設けるようにしてもよい。この場合には、トランジスタT3のソースはトランジスタT2の制御電極に電気的に接続されており、そのドレインは第2電圧電極52に電気的に接続されており、その制御電極は入力端子43に電気的に接続されている。
また、本発明の実施の形態においては、複数のシフトレジスタSRを走査線駆動回路10の垂直シフトレジスタ12及び信号線駆動回路11の水平シフトレジスタ13の両方に実装する構成としているが、これに限るものではなく、例えば走査線駆動回路10の垂直シフトレジスタ12及び信号線駆動回路11の水平シフトレジスタ13のうち少なくとも一方のシフトレジスタSRに実装する構成にしてもよい。
また、本発明の実施の形態においては、pMOSトランジスタだけを用いてシフトレジスタSRを構成しているが、これに限るものではなく、例えばpMOSトランジスタに代えてnMOSトランジスタだけを用いてシフトレジスタSRを構成してもよい。この場合には、pMOSトランジスタを用いた場合の各信号の電位を反転させる必要がある。
また、本発明の実施の形態においては、シフトレジスタSRの平面表示装置1への適用例として、対向配置された第1電極基板4と第2電極基板6の間に表示層8に相当する液晶層を保持した構造の平面表示装置1において、複数のシフトレジスタSRが縦列に接続されて構成された駆動回路10、11を第1電極基板4上に配置した構成としているが、これに限るものではない。例えば、対向配置された第1電極基板4と第2電極基板6の間に表示層8に相当する有機ELを保持した構造の平面表示装置1においても同様に、駆動回路10、11に本実施の形態のシフトレジスタSRを用いることができる。
本発明の実施の一形態に係る平面表示装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示す平面表示装置の概略構成を示す平面図である。 図1及び図2に示す平面表示装置が備える駆動回路の概略構成を示すブロック図である。 図3に示す駆動回路が備えるシフトレジスタの概略構成を示す回路図である。 図4に示すシフトレジスタのタイミングチャートである。 図4に示すシフトレジスタの第1の変形例を示す回路図である。 図4に示すシフトレジスタの第2の変形例を示す回路図である。 図4に示すシフトレジスタの第3の変形例を示す回路図である。 図4に示すシフトレジスタの第4の変形例を示す回路図である。 図4に示すシフトレジスタの第5の変形例を示す回路図である。 従来のシフトレジスタの概略構成を示す回路図である。 入力信号がハイレベルである場合の図11に示すシフトレジスタのタイミングチャートである。 入力信号がローレベルである場合の図11に示すシフトレジスタのタイミングチャートである。
符号の説明
1 平面表示装置
3 画素部
10、11 駆動回路(走査線駆動回路、信号線駆動回路)
41、42 クロック端子
43 入力端子
44 出力端子
51 第1電圧電極
52 第2電圧電極
C1、C2、C3 クロック信号
IN 入力信号
OUT 出力信号
SHUT 制御信号
SR シフトレジスタ
T1 第1のトランジスタ
T2 第2のトランジスタ
T3 第6のトランジスタ
T4 第3のトランジスタ
T6 第7のトランジスタ
T7、T7b 第4のトランジスタ
T7a 第8のトランジスタ
T8 第5のトランジスタ
T9 第9のトランジスタ
T12 第10のトランジスタ
VDD 第1電圧(電源電圧)
VSS 第2電圧(電源電圧)


Claims (6)

  1. 出力信号が出力される出力端子と第1電圧が入力される第1電圧電極とを電気的に接続する導電パスに設けられ、制御電極を有する第1のトランジスタと、
    前記出力端子とクロック信号が入力されるクロック端子とを電気的に接続する導電パスに設けられ、入力信号が入力される入力端子への導通パス又は第2電圧が入力される第2電圧電極への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの前記制御電極と前記第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、前記入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第3のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの前記制御電極と前記第2電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、制御信号が入力される制御電極を有する第4のトランジスタと、
    前記第1電圧電極と前記入力端子とを電気的に接続する導通パスに設けられ、前記制御信号が入力される制御電極を有する第5のトランジスタと、
    を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 前記第2のトランジスタの前記制御電極と前記入力端子との間の前記導通パス又は前記第2のトランジスタの前記制御電極と前記第2電圧電極との間の前記導通パスに設けられ、前記入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第6のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの前記制御電極と前記第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、前記第1のトランジスタの前記制御電極への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第7のトランジスタと、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ。
  3. 前記第2のトランジスタの前記制御電極と前記第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、前記制御信号が入力される制御電極を有する第8のトランジスタを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のシフトレジスタ。
  4. 前記第4のトランジスタは、前記第1のトランジスタの前記制御電極と前記第2電圧電極との間の前記導通パスに代えて、前記第1のトランジスタの前記制御電極と前記制御信号が入力される制御信号線とを電気的に接続する導通パスに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシフトレジスタ。
  5. 出力信号が出力される出力端子と第1電圧が入力される第1電圧電極とを電気的に接続する導電パスに設けられ、制御電極を有する第1のトランジスタと、
    前記出力端子とクロック信号が入力されるクロック端子とを電気的に接続する導電パスに設けられ、制御電極を有する第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの前記制御電極と前記第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、入力信号が入力される入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第3のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの前記制御電極と前記入力端子とを電気的に接続する導通パス又は前記第2のトランジスタの前記制御電極と第2電圧が入力される第2電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、前記入力端子への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第6のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタの前記制御電極と前記第1電圧電極とを電気的に接続する導通パスに設けられ、制御信号が入力される制御電極を有する第9のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの前記制御電極と前記第2電圧電極とを電気的に接続する導電パスに設けられ、前記第2電圧電極への導通パスに電気的に接続された制御電極を有する第10のトランジスタと、
    前記第1電圧電極と前記入力端子とを電気的に接続する導通パスに設けられ、前記制御信号が入力される制御電極を有する第5のトランジスタと、
    を備えることを特徴とするシフトレジスタ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一に記載のシフトレジスタを複数有する駆動回路と、
    前記駆動回路により駆動される画素部と、
    を備えることを特徴とする平面表示装置。


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