JP2007035102A - 情報記録再生装置、情報記録再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光ディスク等の情報記録媒体に記録したデータをバックアップできる機能を設けることにより、情報記録媒体として光ディスクの信頼性を高め、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】 まず、第1の記録層をユーザデータの記録領域として、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識し、ディスクのフォーマットの際に、第2の記録層へCopy設定がなされる(ステップS21)。次に、第2の記録層へのCopy設定後、ユーザからの命令により1層目にユーザデータが記録される(ステップS22)。続いて、第1の記録層に記録されたユーザデータは、ホストコンピュータ16(ユーザ)からのアクセスがないときに第2の記録層へバックアップデータとしてコピーされる(ステップS23)。
【選択図】 図2
【解決手段】 まず、第1の記録層をユーザデータの記録領域として、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識し、ディスクのフォーマットの際に、第2の記録層へCopy設定がなされる(ステップS21)。次に、第2の記録層へのCopy設定後、ユーザからの命令により1層目にユーザデータが記録される(ステップS22)。続いて、第1の記録層に記録されたユーザデータは、ホストコンピュータ16(ユーザ)からのアクセスがないときに第2の記録層へバックアップデータとしてコピーされる(ステップS23)。
【選択図】 図2
Description
本発明は、情報記録再生装置、情報記録再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、特に複数の記録層を有する情報記録媒体に対してデータの記録又は再生を行う情報記録再生装置、情報記録再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータは、その機能の向上に伴い、映像や音楽といったAV(Audio Visual)情報を取り扱うことが可能となってきており、また、これらのAV情報は、その情報量が非常に大きいため、情報記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)系の光ディスクが注目されている。
記録型DVDディスクとしては、片面1層のもので、追記型DVDディスクのDVD+R(Recordable)や書き換え型のDVD+RW(Rewritable)等があり、これらのディスクは、片面1層の再生専用DVDディスクと高い再生互換性を持つもので、このような記録型ディスクは高速化、大容量化のための研究開発が進んでいる。最近では、片面2層の再生専用DVDディスクとの再生互換性を持った片面2層のDVD+RWディスクが商品化を迎えようとしている。
ところで、このDVD+RWにおいては、再生専用型の2層DVDと同様に、2層目のトラックが1層目のトラックと同じく内周から外周に向かっているパラレルトラックパス(Parallel Track Path=PTP)方式、そして、2層目のトラックが外周から内周に向かっているオポジットトラックパス(Opposite Track Path=OTP)方式の2種類のトラック方式がある。
図7は、PTP方式による記録型2層DVDの論理フォーマットの概略図であり、図8は、OTP方式による記録型2層DVDの論理フォーマットの概略図である。これらの図においては、図中左側が光ディスクの内周側で、右側が光ディスクの外周側である。
図7のように、PTP方式では、1層目及び2層目の各記録層にリードイン領域(Lead-In Area)、データ領域(Data Area)、リードアウト領域(Lead-Out Area)があり、各記録層とも光ディスクの内周から外周に向かってデータが書き込まれる。つまり、1層目と2層目のデータ領域が開始するアドレスの半径位置が等しくなる。
図8のように、OTP方式では、1層目の記録層には光ディスクの内周からリードイン領域(Lead-In Area)、データ領域(Data Area)、ミドル領域(Middle Area)が存在し、2層目の記録層には光ディスクの外周からミドル領域(Middle Area)、データ領域(Data Area)、リードアウト領域(Lead-Out Area)が存在する。つまり、1層目の記録層には光ディスクの内周から外周へデータが書き込まれ、2層目の記録層には逆の方向へデータが書き込まれる。したがって、2層目のデータ領域が開始するアドレスの半径位置は、1層目のデータ領域が終了するアドレスの半径位置と等しくなる。
例えば、特許文献1では、OTP方式によってデータを記録するもので、ユーザデータの記録完了後にその完了位置が1層目かどうかを判別し、1層目の場合は完了位置直後から中間領域を記録し、中間領域から外周は未記録の状態とする情報記録方法が開示されている。
特開2004−303421号公報
光ディスクは、ハードディスクと比べてディスクの挿入、取り出しが可能なことから汚れや傷といった外的要因に弱く、記録時や再生時にエラーを発生しやすいため、信頼性を確保するためには取り扱いに注意する必要がある。表面に傷やゴミが付着した場合には、再生リトライやサーボの引き込み条件の変更といった再生努力が行われるのが一般的だが、この再生リトライ処理でも再生できない場合もあり、そのような場合にはユーザにとって不満は残ってしまう。
このような不具合を回避すべく、2層の光ディスクにおいては、2層目に1層目のデータをコピーして保存しておくことによって、情報記録媒体としての信頼性がより向上すると考えられる。しかしながら、従来の技術では、特許文献1にあるように、ディスクへデータの記録を行う機能はあっても、記録されたデータをバックアップする機能を含むものではない。
そこで、本発明は、光ディスク等の情報記録媒体に記録したデータをバックアップできる機能を設けることにより、情報記録媒体として光ディスクの信頼性を高め、ユーザの利便性を向上させることを目的とする。
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、データの書き換えが可能な複数の記録層を備える情報記録媒体に対し前記データの記録及び再生を行う情報記録再生装置において、第1の記録層をユーザデータの記録領域、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識する認識手段と、前記ユーザデータを第1の記録層へ記録する記録手段と、前記記録手段により記録されたユーザデータをバックアップデータとして第2の記録層へコピーするコピー手段と、前記コピー手段によりコピーすることについて制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記認識手段により認識した後で、ユーザからのアクセスがないときにコピーを実施する制御を行うことを特徴とする。
前記認識手段は、ホストコンピュータのコマンドから第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識し、前記コピー手段は、前記記録手段により記録されたユーザデータと同一のデータをバックアップデータとして生成し、前記制御手段は、前記認識手段で第2の記録層がバックアップデータの記録領域と認識された後で、ユーザからのアクセスがないときに第2の記録層へのコピーを実施する制御を行う。当該構成により、ユーザデータを第1の記録層へ記録するに際し、ユーザのアクセスのない時間に第2の記録層へ同一のデータをバックアップすることが可能となる。
また、請求項2記載の発明は、請求項1に記載の情報記録再生装置において、前記情報記録媒体は、オポジットトラックパス(OTP)方式のディスクであることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報記録再生装置において、前記コピー手段によるコピーの状況について表したコピー情報をビットマップ形式で管理する管理手段を有することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項3に記載の情報記録再生装置において、前記管理手段は、前記コピーデータのアドレスのブロックごとにコピー完了又はコピー未了の設定をすることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、請求項4に記載の情報記録再生装置において、前記管理手段は、前記記録手段により記録された第1の記録層のユーザデータが上書きして変更された場合に、前記変更されたユーザデータが記録されていたブロックに対応する第2の記録層におけるコピーデータのブロックの設定をコピー未了に再設定することを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項3から5のいずれか1項に記載の情報記録再生装置において、第2の記録層に前記コピー情報を記録することを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか1項に記載の情報記録再生装置において、前記記録手段により記録された第1の記録層のユーザデータを再生するときに再生エラーが発生した場合に、前記コピー手段によりコピーされた第2の記録層のコピーデータを再生する再生リトライ手段を有することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、データの書き換えが可能な複数の記録層を備える情報記録媒体に対し前記データの記録及び再生を行う情報記録再生装置において、第1の記録層をユーザデータの記録領域、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識する認識工程と、前記ユーザデータを第1の記録層へ記録する記録工程と、前記記録手段により記録されたユーザデータをバックアップデータとして第2の記録層へコピーするコピー工程と、前記コピー工程によりコピーすることについて制御する制御工程とを有し、前記制御工程は、前記認識工程により認識した後で、ユーザからのアクセスがないときにコピーを実施する制御を行うことを特徴とする。
また、請求項9記載の発明は、請求項8に記載の情報記録再生方法において、前記情報記録媒体は、オポジットトラックパス(OTP)方式のディスクであることを特徴とする。
また、請求項10記載の発明は、請求項8又は9に記載の情報記録再生方法において、前記コピー工程によるコピーの状況について表したコピー情報をビットマップ形式で管理する管理工程を有することを特徴とする。
また、請求項11記載の発明は、請求項10に記載の情報記録再生方法において、前記管理工程は、前記コピーデータのアドレスのブロックごとにコピー完了又はコピー未了の設定をすることを特徴とする。
また、請求項12記載の発明は、請求項11に記載の情報記録再生方法において、前記管理工程は、前記記録工程により記録された第1の記録層のユーザデータが上書きして変更された場合に、前記変更されたユーザデータが記録されていたブロックに対応する第2の記録層におけるコピーデータのブロックの設定をコピー未了に再設定することを特徴とする。
また、請求項13記載の発明は、請求項10から12のいずれか1項に記載の情報記録再生方法において、前記管理手段は、第2の記録層に前記コピー情報を記録することを特徴とする。
また、請求項14記載の発明は、請求項8から13のいずれか1項に記載の情報記録再生方法において、前記記録工程により記録された第1の記録層のユーザデータを再生するときに再生エラーが発生した場合に、前記コピー手段によりコピーされた第2の記録層のコピーデータを再生する再生リトライ工程を有することを特徴とする。
また、請求項15記載の発明は、請求項8から14のいずれか1項に記載の情報記録再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
また、請求項16記載の発明は、請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、光ディスク等の情報記録媒体に記録したデータをバックアップできる機能を設けることによって、情報記録媒体として光ディスクの信頼性を高め、ユーザの利便性を向上させることが可能となる。
図面を参照しながら、本発明の実施形態における情報記録再生装置について説明する。
図1は、本実施形態としてCD/DVD再生記録ドライブ装置の構成を示すブロック図である。本ドライブ装置は、CPU1、FLASH ROM2、HOST I/F CONTROLLER3、BUFFER MANAGER4、DRAM5、SUB CODE OPERATION CONTROLLER6、CD−ROM ENCORDER7、SRAM8、CD−ROM DECORDER9、AUDIO CONTROLLER10、SYSTEM CONTROLLER11、CD/DVD ENCORDER12、CD/DVD DECORDER13、SERVO CONTROLLER14及びSPINDLE CONTROLLER15から構成される。また、HOST I/F18を介してホストコンピュータ16と接続されており、ディスク17の記録あるいは再生を行う。
CPU1は、本ドライブ装置の全体動作の制御を司る中央演算処理LSIである。FLASH ROM2は、CPU1が消去あるいは書き換えできる不揮発性メモリである。HOST I/F CONTROLLER3は、HOST I/F18を介したホストコンピュータ16と本ドライブ装置との通信を制御するLSIである。
BUFFER MANAGER4は、ホストコンピュータ16からの転送データ及びディスク17から読み出したデータの転送制御をするLSIである。DRAM5は、ホストコンピュータ16からの転送データ及びディスク17から読み出したデータを一時格納するバッファメモリである。SUB CODE OPERATION CONTROLLER6は、ディスク上に記録するサブコードを生成したり、ディスク17から読み出したサブコードを分離したりするLSIである。
CD−ROM ENCORDER7は、CD−ROMデータをディスク17に書き込む前に変調するLSIである。SRAM8は、プログラム変数等を格納するメモリである。CD−ROM DECORDER9、再生したCD−ROMデータを復調するLSIである。
SYSTEM CONTROLLER11は、ディスク17への情報記録あるいは再生を制御するLSIである。CD/DVD ENCORDER12は、CDの場合には、ディスク17に情報を記録する前にその規格に適合できるようにユーザデータとサブコードを変調する。また、DVDの場合には、DVD+R/RWディスクに記録するべくユーザデータをエンコードする。CD/DVD DECORDER13は、CDの場合には、ディスク17から再生した情報をユーザデータとサブコードに分離、復調する。また、DVDの場合には、ディスク17から再生した情報をユーザデータとしてデコードする。
SERVO CONTROLLER14は、エラー信号に基づいて光ピックアップ(不図示)の制御信号を生成し、モータドライバ(不図示)へ出力する。SPINDLE CONTROLLER15は、ディスク17の回転制御を行うLSIである。HOST I/F18は、外部装置となるホストコンピュータ16と双方向の通信インターフェースである。なお、本実施形態では、ディスク17はOTP方式のディスクである。
本発明の実施形態において、ホストコンピュータ16からのコマンドに基づいて、CPU1がユーザデータの記録領域かバックアップデータの記録領域かの認識を行う。その後、SYSTEM CONTROLLER11の制御に基づきCD/DVD ENCORDER12が第1の記録層へ情報記録をし、また、第2の記録層へのコピーを行う。CPU1は、ROMに格納されたプログラムに従い、ユーザからのアクセスのないときに上記の処理を行う制御をする。
次に、バックアップ動作の制御について説明する。図2は、本実施形態のバックアップの動作制御を示すフローチャートである。
まず、DVD+RW等の書き換え可能な複数の記録層を有する記録媒体に対して、CPU1は、第1の記録層をユーザデータの記録領域として、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識する。つまり、ディスクのフォーマットの際に、第2の記録層のCopy設定がなされる(ステップS21)。これは、ホストコンピュータ16からのFormat Unit Commandにより実施される。
ここで、Format Unit Commandについて説明する。図3は、Format Unit CommandのFormat Descriptor(パラメータ)を示したものである。そのパラメータにおいて、Byte4Bit0に位置するCopy Bitが“1”であるとき、2層目が1層目のバックアップとしてコピーされることを表している。Copy Bitが“1”と設定されたFormat Unit Commandが受信することによって、本ドライブ装置はCopyを認識する。
再びバックアップ動作制御の説明に戻る。第2の記録層がCopy設定された後、ホストコンピュータ16(ユーザ)からの命令により1層目にユーザデータが記録される(ステップS22)。第1の記録層に記録されたユーザデータは、ホストコンピュータ16(ユーザ)からのアクセスがないときに第2の記録層へバックアップデータとしてコピーされる(ステップS23)。
上述したように、本実施形態における情報記録媒体はOTP方式のディスクである。PTP方式では、第1及び第2の記録層はいずれも内周から外周に向かってデータが書き込まれ、双方のデータ領域開始アドレスの半径位置が等しくなるのに対し、OTP方式では、第1の記録層へは内周から外周へ、第2の記録層へは外周から内周へとデータが書き込まれ、同じデータがディスクの半径位置として反対側に存在することになる。このため、OTP方式を用いることによって、バックアップデータを再生する場合等に、傷やゴミといった外的要因に対する信頼性が向上する。
続いて、バックアップデータのコピー状況の情報(コピー情報)について説明する。上記のように、第2の記録層へのコピーは、ホストコンピュータ16からのアクセスがないときに行われるため、そのコピー状況を明瞭に表現し管理しておくことが必要となる。そこで、本実施形態では、第2の記録層へのバックアップデータについて、コピー完了とコピー未了の設定をして表示するビットマップ方式により管理する。
図4は、ビットマップの構成の一例である。図4(A)はECCブロックナンバとビットマップとの対応を示している。例えば、ECCブロックナンバ0は、ビットマップのByte0Bit0にその状態を表し、ECCブロックナンバ30は、ビットマップのByte3Bit6にその状態を示す。図4(B)は、実際に記録されている状態を示す。図において、“1”はコピー完了を、“0”はコピー未了を意味する。ここでは、Byte3Bit5まで“1”が記録されていることから、ECCブロックナンバ0から29までが実際にコピー完了していることを表している。したがって、ホストコンピュータ16からのアクセスがなくなった状態での次回のコピーは、コピー未了“0”が記録されているECCブロック30から実施されることになる。このようにすることにより、第2の記録層へのコピー完了、コピー未完了の情報が管理できるため、バックアップデータのコピー中にユーザから記録や再生等のアクセスがあっても、その処理終了後にコピーを再開することが可能となる。
また、第1の記録層に記録されたユーザデータが上書きにより変更されるような場合について説明する。第1の記録層のユーザデータが上書き変更されたときは、第2の記録層に対し、その変更部分のデータをコピー完了からコピー未完了へ再設定する。
図5は、コピーが完了した第1の記録層のユーザデータがユーザによって修正された後に変更されたビットマップの状態を示す。ECCブロックナンバ11〜13の部分が修正された箇所であり、これらに対応するビットが“1”から“0”に再設定されている。つまり、データの上書き箇所についてコピー未了に再設定し、このコピー未了のブロックをその後に第2の記録層にコピーするものである。このような処理を行うことにより、第1の記録層に上書きによるユーザデータの変更があっても、この変更部分をコピー未完了とすることにより、変更部分のみ第2の記録層にバックアップデータとして効率的にコピーすることができる。
上記のビットマップ方式によるコピー情報管理は、第2の記録層に対して、それもそのリードアウト領域(Lead-Out Area)に対して行うのが好適である。これにより、情報記録媒体がイジェクトされた後も、その場所を再生することによって、コピーをするべきECCブロックナンバを確認することが可能となる。このように、バックアップデータのコピーの進捗状況を管理できることにより、イジェクト等の処理があっても、その後にコピーを再開することができる。
次に、再生エラーが発生した場合に行う再生リトライ処理について説明する。図6は、第1の記録層に記録されたユーザデータの再生時に再生エラーが発生した場合のリトライ処理を示したフローチャートである。
第1の記録層のユーザデータ再生要求をユーザが行ったとき、まず第1の記録層のデータを再生する(ステップS71)。この再生において、サーボエラーあるいはデータエラーが発生した場合は(ステップS72/YES)、リトライの試行回数を確認する(ステップS73)。リトライ回数が3回以下であれば(ステップS73/NO)、第1の記録層のデータを再生する(ステップS71)。
これに対し、リトライ回数が3回を超える場合は(ステップS73/YES)、第1の記録層エラーアドレスに対応する第2の記録層のアドレスにシーク処理の対象を変換する(ステップS74)。その後、エラーアドレスに対応する第2の記録層に存在するアドレスのバックアップデータを再生する(ステップS75)。なお、ステップS72で再生エラーが発生しない場合には(ステップS72/NO)、この再生処理は終了となる。
通常の再生では、リトライ回数の上限(一般的には16回)が設定されており、所定時間内(例えば7秒)で再生できるように再生リトライを実行して、エラーとなったアドレスを再生する。これに対して、本実施形態では、第1の記録層の再生リトライを3回実行してエラーが発生する場合は、そのアドレスにおけるデータ再生を断念し第2の記録層のバックアップデータ再生するものである。このような処理を行うことにより、再生の信頼性を向上させることができるとともに、無駄なリトライ時間を短縮することができ再生パフォーマンスが向上する。なお、再生リトライの回数の3回は一例であり、このほかにも任意の回数に設定することはもちろん可能である。
上記の実施形態によれば、第1の記録層に記録されるユーザデータと第2の記録層にコピーされるバックアップデータとが情報記録媒体の半径位置として反対側に位置するOTP方式によって記録するため、傷やゴミ付着などの外的要因に対して再生の信頼性が向上する。
また、上記の実施形態によれば、第2の記録層のバックアップデータをビットマップ方式により記録するため、コピー完了、コピー未完了の情報が管理できる。このため、バックアップデータのコピー中にユーザから記録や再生等のアクセスがあっても、その処理終了後にコピーを再開することが可能となる。
また、上記の実施形態によれば、第1の記録層に上書きによるユーザデータの変更があっても、この変更部分をコピー未完了とするため、変更部分のバックアップデータを第2の記録層にコピーすることができる。
また、上記の実施形態によれば、バックアップデータのコピー状況を第2の記録層に保存するため、コピーの状況を管理することができ、イジェクト等の処理があっても、その後にコピーを再開することができる。
また、上記の実施形態によれば、第1の記録層のユーザデータに再生エラーが発生しても、第2の記録層のバックアップデータを再生するため、再生に関する信頼性が向上する。
上記のほかに、本発明の他の実施形態として、第2の記録層へのコピーを実施するバックアップ機能を有する情報記録再生方法、該コピー情報をビットマップ方式にて管理する情報記録再生方法、再生エラー時にリトライできる情報記録再生方法等が可能である。また、これらの情報記録再生方法をコンピュータに実現させるためのプログラムや、該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を、他の実施形態とすることもできる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
1 CPU
2 FLASH ROM
3 HOST I/F CONTROLLER
4 BUFFER MANAGER
5 DRAM
6 SUB CODE OPERATION CONTROLLER
7 CD−ROM ENCORDER
8 SRAM
9 CD−ROM DECORDER
10 AUDIO CONTROLLER
11 SYSTEM CONTROLLER
12 CD/DVD ENCORDER
13 CD/DVD DECORDER
14 SERVO CONTROLLER
15 SPINDLE CONTROLLER
16 ホストコンピュータ
17 ディスク
18 HOST I/F
2 FLASH ROM
3 HOST I/F CONTROLLER
4 BUFFER MANAGER
5 DRAM
6 SUB CODE OPERATION CONTROLLER
7 CD−ROM ENCORDER
8 SRAM
9 CD−ROM DECORDER
10 AUDIO CONTROLLER
11 SYSTEM CONTROLLER
12 CD/DVD ENCORDER
13 CD/DVD DECORDER
14 SERVO CONTROLLER
15 SPINDLE CONTROLLER
16 ホストコンピュータ
17 ディスク
18 HOST I/F
Claims (16)
- データの書き換えが可能な複数の記録層を備える情報記録媒体に対し前記データの記録及び再生を行う情報記録再生装置において、
第1の記録層をユーザデータの記録領域、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識する認識手段と、
前記ユーザデータを第1の記録層へ記録する記録手段と、
前記記録手段により記録されたユーザデータをバックアップデータとして第2の記録層へコピーするコピー手段と、
前記コピー手段によりコピーすることについて制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、前記認識手段により認識した後で、ユーザからのアクセスがないときにコピーを実施する制御を行うことを特徴とする情報記録再生装置。 - 前記情報記録媒体は、オポジットトラックパス(OTP)方式のディスクであることを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
- 前記コピー手段によるコピーの状況について表したコピー情報をビットマップ形式で管理する管理手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報記録再生装置。
- 前記管理手段は、前記コピーデータのアドレスのブロックごとにコピー完了又はコピー未了の設定をすることを特徴とする請求項3に記載の情報記録再生装置。
- 前記管理手段は、前記記録手段により記録された第1の記録層のユーザデータが上書きして変更された場合に、前記変更されたユーザデータが記録されていたブロックに対応する第2の記録層におけるコピーデータのブロックの設定をコピー未了に再設定することを特徴とする請求項4に記載の情報記録再生装置。
- 前記管理手段は、第2の記録層に前記コピー情報を記録することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
- 前記記録手段により記録された第1の記録層のユーザデータを再生するときに再生エラーが発生した場合に、前記コピー手段によりコピーされた第2の記録層のコピーデータを再生する再生リトライ手段を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報記録再生装置。
- データの書き換えが可能な複数の記録層を備える情報記録媒体に対し前記データの記録及び再生を行う情報記録再生装置において、
第1の記録層をユーザデータの記録領域、第2の記録層をバックアップデータの記録領域として認識する認識工程と、
前記ユーザデータを第1の記録層へ記録する記録工程と、
前記記録工程により記録されたユーザデータをバックアップデータとして第2の記録層へコピーするコピー工程と、
前記コピー工程によりコピーすることについて制御する制御工程とを有し、
前記制御工程は、前記認識工程により認識した後で、ユーザからのアクセスがないときにコピーを実施する制御を行うことを特徴とする情報記録再生方法。 - 前記情報記録媒体は、オポジットトラックパス(OTP)方式のディスクであることを特徴とする請求項8に記載の情報記録再生方法。
- 前記コピー工程によるコピーの状況について表したコピー情報をビットマップ形式で管理する管理工程を有することを特徴とする請求項8又は9に記載の情報記録再生方法。
- 前記管理工程は、前記コピーデータのアドレスのブロックごとにコピー完了又はコピー未了の設定をすることを特徴とする請求項10に記載の情報記録再生方法。
- 前記管理工程は、前記記録工程により記録された第1の記録層のユーザデータが上書きして変更された場合に、前記変更されたユーザデータが記録されていたブロックに対応する第2の記録層におけるコピーデータのブロックの設定をコピー未了に再設定することを特徴とする請求項11に記載の情報記録再生方法。
- 前記管理工程は、第2の記録層に前記コピー情報を記録することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の情報記録再生方法。
- 前記記録工程により記録された第1の記録層のユーザデータを再生するときに再生エラーが発生した場合に、前記コピー手段によりコピーされた第2の記録層のコピーデータを再生する再生リトライ工程を有することを特徴とする請求項8から13のいずれか1項に記載の情報記録再生方法。
- 請求項8から14のいずれか1項に記載の情報記録再生方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項15に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005213197A JP2007035102A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 情報記録再生装置、情報記録再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2005213197A JP2007035102A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 情報記録再生装置、情報記録再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005213197A Withdrawn JP2007035102A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 情報記録再生装置、情報記録再生方法、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081007 |