JP3825437B2 - アドレス変換プログラム、記録プログラム、記憶媒体、及び情報処理装置 - Google Patents

アドレス変換プログラム、記録プログラム、記憶媒体、及び情報処理装置 Download PDF

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本発明は、複数の記録層が積層されて各記録層に情報の記録が可能で、複数の記録区分での情報記録ができる多層記録媒体について、所定のアドレス変換を行わせるアドレス変換プログラム、このアドレス変換プログラムをコンピュータに組み込む記録プログラム、アドレス変換プログラムや記録プログラムを記憶している記憶媒体、及びアドレス変換プログラムが組み込まれた、あるいは前記組み込みを行う情報処理装置に関する。
CD−ROMドライブとの互換性がある情報記録が可能なCD−R/RWドライブが知られている。基本的にCD−R/RWドライブで記録したメディアは、CD−ROMと互換性があり、一般的なCD−ROMドライブで読み取ることが可能である。
しかし、CD−R/RWには、パケットライトとよばれる記録方式がある。パケットライトには、可変長(バリアブル)パケットと、固定長(フィックス)パケットと呼ばれる2種類の方法があり、このうち後者の方法で記録された媒体は、アドレッシングメソッド2(Addressing Method 2、以下、メソッド2という)と呼ばれるアドレス管理方式により、論理アドレスが管理されている。この方式は、リンクブロック(ランアウト+リンクブロック+ランイン)を論理アドレスとしてアドレッシングせず、スキップされる方式で、この方式に対応していないと、記録された媒体を読み取ることができなかった。この方式は、CD−ROMドライブではほとんど対応しておらず、記録された情報を読み取ることができなかった。
そこで、メソッド2に未対応なCD−ROMドライブが接続されているホストコンピュータに、アドレス変換を行うアプリケーションプログラム(デバイスドライバ)をインストールし、メソッド2に未対応なCD−ROMドライブでも読み取りが可能としている。最近のCD−ROMでは、この方式に対応しており、問題なく読み出すことが可能である。
一方、DVD−ROMでは、DVD+RのマルチセッションやDVD−R/RWのマルチボーダーと呼ばれる記録方式で記録された媒体を通常のDVD−ROMでは、最初のセッション(ボーダー)に記録された情報は読み取ることができるが、2セッション目以降の情報は読み取ることができなかった。これは、DVD−ROMが1セッション、1トラック構成のため、上記のようなマルチセッション(ボーダー)で記録された媒体を正しく読み取ることができなかった。
しかし、現在では、DVD−ROMでもアドレス変換のようなアプリケーションプログラムにより、マルチセッションで記録された情報も正しく読み出すことが可能となった。
特許文献1には、CD−RWについて、データの読み込み時に行なう交代処理がディスクの物理的なフォーマットで規定されていないディスクに対する交代処理に関わる制御を、上位装置から最小限のコントロールで行なえるようにすることを目的とした技術が開示されている。すなわち、上位装置のCPUは、ディスクがCD−RWドライブ内に挿入されると、RAM内のCD−RW用デバイスドライバに基づく制御により、CD−RWドライブを介してCD−RWディスク上の交代処理情報を読み取り、その交代処理情報のインタフェイスコマンドを発行してCD−RWドライブへ報告する、というものである。
特開2000−148412公報
ところで、DVD−ROMには、CDと違い、記録層が片面に2層積層されたディスク(以下、2層DVD−ROMという)が存在する。一方、記録型ディスクであるDVD+RW/Rでは、いままでは技術的な問題から片面1層の記録層のみが形成されたものしか存在せず、2層DVD−ROMのバックアップを行う場合、1枚に収めることができず、2枚に分けて保存しなければならなかった。
しかし、最近では再生専用である2層DVD−ROMと再生互換がある記録層が片面に2層積層されたDVD+R(以下、2層DVD−Rという)と、その記録装置の開発が進んでいる。その容量は約8.4GBと記録層が片面1層の既存のDVD+Rと比較すると約2倍であり、2層DVD−ROMなどのバックアップがこのディスク1枚で行うことが可能となる。
したがって、このような2層DVD−Rなどのように、記録層が2層以上積層されて各記録層に情報の記録が可能な記録媒体(以下、多層記録媒体という)に対応したデバイスドライバなどは知られておらず、このような多層記録媒体で情報を記録したものを従来のDVD−ROMドライブで読み取ろうとした場合、前述と同様な問題が発生し、記録した情報が読めないことになる。
そして、前述の2層DVD−Rに対して、再生互換を高めるためには、次に説明する二つの記録方式が考えられている。
一つ目は、通常のDVD−ROMと同様に1層目の記録層の論理アドレスの先頭から順番に記録していき、1層目がすべて記録終了後に、2層目を記録するというものであり、この場合は、論理アドレスは連続している。この方式の場合、2層目の途中でデータ記録を終了し、2層目に未記録状態がある場合、つまり、あるディスク上の記録面のある位置において1層目が記録状態で、2層目が未記録状態のような場合には、通常のDVD−ROMドライブ等でその1層目のアドレスを再生させると、フォーカスが外れたり、エラーが増大し、再生できないことが、実験により明らかになっている。したがって、完全なROM互換を保つためには、2層目の未記録部分にダミーデータ等を記録しなければならないが、この場合、2層目全部を記録するために膨大な時間がかかってしまう。
二つ目は、一つ目の欠点をカバーしたもので、各記録層に逐次データ記録を行い、1層目、2層目をそれぞれ記録していく方式である。この場合、1層目と2層目を等しいデータ量で記録することにより、1層目と2層目が常に同じ記録状態となる。この状態をひとつのセッションとして、片面1層の記録層を備えた既存のDVD+Rで定義されている、クロージャー(Closure)と同等なデータを、各層の最終記録アドレスの後に付加することにより、DVD−ROMとの再生互換が高まることが期待でき、上記の問題を回避することが可能となる。
しかし、このような状態から、さらにデータを追記する場合、いわゆるマルチセッションと呼ばれる方式でデータを追記する場合、論理アドレスの連続性が取れなくなってしまう可能性がある。上記のような場合にデータを追加すると、論理アドレスは最初のセッションの1層目→2層目→追加したセッションの1層目→2層目というようになってしまい、論理アドレスが不連続となり、通常のDVD−ROMドライブでは、読めなくなってしまう。こういったディスクを通常のDVD−ROMドライブで読ませるためには、不連続なアドレスを連続なアドレスに変換するソフトウェアプログラムが必要となるが、そのためには、このようなソフトウェアプログラムをパーソナルコンピュータにインストールしなければならず、このようなディスクを人に配布したり、他の環境で読ませる等の行為が困難となってしまい、利便性が悪化してしまう。
本発明の目的は、多層記録媒体を既存のDVD−ROMドライブなどの再生装置で読むことができるようにすることである。
本発明は、複数の記録層が積層されて各記録層に情報の記録が可能で、複数の記録区分での情報記録ができる多層記録媒体について、前記記録区分の記録範囲が前記記録層の複数層に渡って存在するため当該記録層間で記録範囲が不連続となる場合に、当該不連続な記録範囲の論理アドレスが連続であるようなアドレス変換を行うアドレス変換処理を、コンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なアドレス変換プログラムである。
本発明によれば、不連続な記録範囲の論理アドレスが連続であるようなアドレス変換を行うので、多層記録媒体を既存のDVD−ROMドライブなどの再生装置で読むことが可能となる。
本発明を実施するための最良の一形態について説明する。
図1は、本実施の形態の情報記録再生装置1の概略構成を示す説明図である。この情報記録再生装置1は、記録媒体Dに情報の記録を行う情報記録装置、記録媒体Dの情報の再生を行う情報再生装置を実施するもので、具体的には、DVD+R/RWドライブの例である。
図1に示すように、情報記録再生装置1は、記録媒体Dを回転させる駆動源となるモータ2と、その制御を行う回転制御系3と、レーザ光を照射して、記録媒体Dの記録、再生を行う光ピックアップ4と、そのピックアップ4を制御するピックアップ制御系5と、ピックアップ4を記録媒体Dの半径方向に移動させる駆動源となる粗動モータ6と、その制御を行う粗動モータ制御系7と、ピックアップ4からの信号に所定の処理を行う信号処理系8と、本情報記録再生装置1のホストコンピュータ9と信号のやり取りするための外部インターフェース10と、情報記録再生装置1の全体を集中的に制御する、マイコンを備えたコントローラ11と、コントローラ11を動作するためのプログラムが記録されている記憶媒体となる不揮発メモリ12とを備えている。なお、不揮発メモリ12、記録媒体DのディスクID、記録媒体Dの所定位置のStartアドレス情報、Endアドレス情報や記録時のレーザーパワー等を記憶させておく領域となる。また、バッファメモリ13はコントローラ11がデータを一時的に記憶する領域として利用される。
図2は、片面に1層だけの記録層が形成されたDVD−ROMディスク(以下、1層DVD−ROMという)の、図3は、片面に2層の記録層が積層されて形成されたDVD−ROMディスクの構成の概要を説明する説明図である。2層のDVD−ROMディスク(以下、2層DVD−ROMという)には、OTPディスク、PTPディスクの2種類があるが、図3で説明するのは、OTPディスクの例である。
図2、図3に示すように、基本的に、DVDディスクは、リードイン、データ、リードアウト領域の3つの領域で構成されており、これらの3つの領域は、インフォメーション領域(Information Area)と呼ばれる。OTPディスク場合は、図3のように各層の外周にミドル領域(Middle Area)が存在している。1層DVD−ROMの物理アドレス(PSN:Physical Sector Number)は、リードインからリードアウトまで連続した値が割り振られている。一方、OTPディスクの場合は、リードインからミドル領域まで、連続した値が割り振られるが、2層目(Layer1)の物理アドレスは、1層目(Layer0)の物理アドレスをビット反転したものになる。すなわち、記録面の同一位置において、1層目の物理アドレスはx3FFFFh、2層目の物理アドレスは0xFC0000hとなる。これにより、データ再生時には、1層DVD−ROMは、内周から外周、OTPディスクの場合、1層目は、内周から外周、2層目は、外周から、内周方向へとデータ再生が行われる。
図4、図5は、本実施の形態の、記録層が複数層積層されて記録され、各記録層に情報の記録が可能である多層記録媒体101の構成を説明する説明図であり、ここでの多層記録媒体101は、OTP方式の2層DVD+Rにマルチセッションで記録した場合の例である。図4は、1セッション記録した場合の図である。1層目(Layer0)には、リードイン、データ、ミドル領域があり、2層目(Layer1)には、外周から、ミドル、データ、リードアウト領域が存在し、1セッション目の終わりには、セッションの終了を示す領域があり、ここでは、この領域をインターミディエイトゾーン(Intermediate Zone)と定義する。この領域は、DVD+Rで定義されているイントロ、クロージャーで構成され、2Bは、この領域のサイズを示し、Bがひとつの記録層についてのサイズとなり、これが2層あるということで、2Bと定義している。
図4に示すように、1セッション目は、論理アドレス(LBA:Logical Block Address)0から記録され、1層目のユーザデータ領域の終了アドレスは、“N−1”で表される。2層目のユーザデータの開始アドレスは、“C−N”、終了アドレスは、“C−1”で定義され、続いて、リードアウトが記録される。また、この領域は、後述するデバイスドライバとインストールプログラムのための特別な専用領域でもよいし、最初のセッションをデバイスドライバとインストールプログラムのための領域として使用してもよい。ここで、Cは、多層記録媒体101全体の容量であり、“C=2{(XXXXX)−(2FFFF)}”という式で表わされる。XXXXXは、1層目の最後の物理アドレスである。また、赤字の1,2という矢印を付した数字はそのセッション内で記録していく順番である。
図5は、図4の状態から、セッションを追加した状態である。この場合、LBAは、当然1セッション目、あるいは特別領域の最後から、2セッション目の先頭に割り振られるが、この場合、通常のDVD−ROMディスクであれば、前述のように物理アドレスが割り振られており、LBAも同様である。したがって、図5のように1層目に未記録部分が残った状態で、1層、2層にまたがってLBAが割り振られることはなく、図5のようにLBAは、2層目の終わりからYに移り、不連続となり、通常のDVD−ROMドライブでは、読めなくなってしまう。
図5では、2セッション目にさらにセッションを追加した状態である。3セッション目は、さらにセッション内をインクリメンタルに記録した場合である。1層、2層を共に同じ一定のデータ量で記録していくため、図5の数字の順番で記録を行う。この場合も、LBAは、1層、2層にまたがってふられてしまうことになる。
図6は、本発明のアドレス変換プログラムを実施するデバイスドライバ113の機能を説明する概念図である。図6に示すアプリケーション111は、ホストコンピュータ9にインストールされているアプリケーションプログラムであり、このアプリケーション111が直接デバイス114(DVD−ROMドライブ)を制御することはなく、アプリケーション111は、OS112とデバイスドライバ113を介してデバイス114にアクセス行う仕組みで、デバイスドライバ113は、ハードウェア(デバイス114)とOS112との橋渡しをするためのソフトウェアと考えることができる。デバイスドライバ113は、一般的にOS112の起動時に、ホストコンピュータ9の内部の主記憶装置に読み込まれ、その内部に常駐することで、OS112が制御できない機器(デバイス114)に対して、制御できるように機能を付加するためのものである。デバイスドライバ113が存在していないと、物理的に接続されたデバイス114は、OS112からは使用不可能となる。
そして、前述の多層記録媒体101を一般のDVD−ROMドライブで読み取る場合に、このデバイスドライバ113を介すことにより、記録区分となるセッション(Session)が複数存在し得て、セッションの記録範囲が複数層に渡って存在し、その記録範囲が不連続となる場合に、この不連続な記録範囲を連続に変換することができる。すなわち、LBAがあたかも連続になっているかのように、デバイスドライバ113がアドレス変換を行うことによって目的のアドレスにアクセスすることが可能となる。
図7は、ホストコンピュータ9の電気的な接続を示すブロック図である。
図7に示すように、ホストコンピュータ9は、各種演算を行ない、ホストコンピュータ9の各部を集中的に制御するCPU211と、各種のROM、RAMからなるメモリ212とが、バス213で接続されている。
バス213には、所定のインターフェースを介して、ハードディスクなどの磁気記憶装置214と、キーボード、マウスなどの入力装置215と、表示装置216と、光ディスクなどの記憶媒体217を読み取る記憶媒体読取装置218と、画像を読み取る画像読取装置221とが接続され、また、ネットワーク201と通信を行なう所定の通信インターフェース219が接続されている。なお、記憶媒体217としては、CD,DVDなどの光ディスク、光磁気ディスク、フレキシブルディスクなどの各種メディアを用いることができる。また、記憶媒体読取装置218は、具体的には記憶媒体217の種類に応じて光ディスク装置、光磁気ディスク装置、フレキシブルディスク装置などが用いられる。これは複数台接続されていてもよく、そのうちの一台は情報記録再生装置1である。
ホストコンピュータ9は、この発明の記憶媒体を実施する記憶媒体217から、この発明の記録プログラムを実施するプログラム220を読み取って、磁気記憶装置214にインストールする。これらのプログラム20はインターネットなどのネットワーク201等を介してダウンロードしてインストールするようにしてもよい。このインストールにより、ホストコンピュータ9は後述するような処理を実行することが可能となる。なお、プログラム220は、所定のOS上で動作するものであってもよい。
すなわち、プログラム220は所定の制御プログラムなどにより構成され、記録用のデータとして、前述のデバイスドライバ113と、このデバイスドライバ113をコンピュータにインストールして組み込む組込プログラムとなるインストールプログラムも含まれている。
図8、図9は、コンピュータが処理を行うときに用いる、ゲットコンフィグレーションコマンド(Get Configuration Command)のコマンドディスクリプターブロック(CDB)と、DVD+Rフィーチャーディスクリプターを示す説明図である。
図8は、ゲットコンフィグレーションコマンドのコマンドディスクリプターブロックを示したもので、図示のコマンドを情報記録再生装置1に送信することにより、その情報記録再生装置1がどのようなフィーチャー(特徴:Feature)を備えているかホストコンピュータ9は知ることができる。
図9は、DVD+Rフィーチャーディスクリプターである。たとえば、Byte2のBit0のCurrent bitは、DVD+Rディスクが挿入されていれば、1が立ち、Byte4のBit0のwrite bitに1が立っていれば、そのドライブは、4.7Gの1層DVD+Rに対して、記録可能であることがわかる。ここで、Byte4のBit1にDual Write bitを図8のように定義した。このBitが1であれば、2層DVD+Rに対して、記録可能であることがわかる。また、0であれば、記録が不可であることがわかる。次に、Byte4のBit2にDual Read bitを図8のように定義した。このBitが1であれば、2層DVD+Rが、デバイスドライバ113なしで読めるということがわかる。0であれば、デバイスドライバ113をインストールしないと読み取り不可ということである。なお、本例ではこのように定義したが、特にこのように限定する必要がないことはいうまでもない。
このようなゲットコンフィグレーションコマンドのコマンドディスクリプターブロックと、DVD+Rフィーチャーディスクリプターは、後述のホストコンピュータ9,301が実行する処理において用いられる。
次に、プログラム220に従って、ホストコンピュータ9が実行する処理について説明する。図10は、プログラム220に従って、ホストコンピュータ9が実行する処理のフローチャートである。この処理は組込手段を実現するもので、ユーザから前述の多層記録媒体101に対するデータの記録の要求があったときに実行される処理である。まず、CPU211は、ユーザからデータ記録要求を受けると(ステップS1のY)、その要求がマルチセッション記録かどうか判断する(ステップS2)。マルチセッション記録でない場合は(ステップS2のN)、指定されたアドレスにデータ記録を行い(ステップS5)、一連の処理を終了する。
マルチセッション記録の場合は(ステップS2のY)、多層記録媒体101の所定領域、例えば、1層目の記録層のユーザデータ領域の先頭部分の領域にデバイスドライバ113と、このデバイスドライバ113をコンピュータにインストールするインストールプログラムを記録する(記録手段)(ステップS3)。この領域は、デバイスドライバ113とインストールプログラムのための前述のような特別な専用領域でもよいし、最初のセッションをデバイスドライバ113とインストールプログラムのための領域として使用してもよい。次に、2層目の記録層のうち、先程デバイスドライバ113とインストールプログラムを記録した領域と同一記録面に位置する部分をダミーデータで記録する(記録手段)(ステップS4)。続いて、指定されたアドレスにデータ記録を行い(ステップS5)、一連の処理を終了する。
次に、図10の処理においてマルチセッションで記録された多層記録媒体101を、パーソナルコンピュータなどのホストコンピュータ(その構成は、図7に図示のホストコンピュータ9と同様であるため、このホストコンピュータを符号301とし、図7と同一符号を用いて説明する)に接続された情報再生装置である光ディスク装置に装填した場合に、そのホストコンピュータ301が実行する処理を、図11のフローチャートを参照して説明する。
図11に示すように、まず、記憶媒体読取装置218である光ディスク装置にマルチセッションで記録された多層記録媒体101が挿入されると、前述のように多層記録媒体101に記録されているインストールプログラムが、周知の手段により自動的に起動して動作を開始する(起動手段)(ステップS11)。この時点では、まだ表示装置216の画面にはメッセージなどは表示されず、バックグランドで動作している。そして、インストールプログラムに基づいてCPU211は以下の処理を実行する。
まず、前述のゲットコンフィグレーションコマンドを発行する(ステップS12)。次に、前記コマンドの返送データにより、記憶媒体読取装置218である光ディスク装置が、多層記録媒体101、この例では2層DVD+Rに対して読み取り可能なドライブであるか否か判断する(ステップS13)。2層DVD+Rに対して読み取り可能であるならば(ステップS13のY)、デバイスドライバ113をインストール(ステップS17)せずに、一連の処理を終了する。
読み取り可能でない場合は(ステップS13のN)、すでに他のデバイスドライバがホストコンピュータ301に組み込まれてないか否かを確認する(ステップS14)。これにより、デバイスドライバ113を組み込むことなく多層記録媒体101を読み込むことができるか否かが判定され、判定手段を実現する。組み込まれている場合は(ステップS14のY)、一連の処理を終了する。組み込まれていない場合は(ステップS14のN)、デバイスドライバ113を組み込まないと多層記録媒体101を読み込むことができないと判定するので、インストールプログラムに基づくメッセージを画面に表示させ(ステップS16)、デバイスドライバ113をインストールするかどうか使用者に問い合わせる(ステップS17)。インストールしないと使用者が選択した場合(ステップS17のN)、一連の処理を終了する。インストールすると判断した場合(ステップS17のY)、デバイスドライバ113をホストコンピュータ301をインストールし(ステップS18)、ユーザにイントール完了を報告し(ステップS19)、一連の処理を終了する。
なお、図11の処理と異なり、多層記録媒体101に図10の処理で記録された所定のプログラムに基づいて、マルチセッション記録された多層記録媒体101を、デバイスドライバ113の組込みを行うことなく読取りできるか否かを判定し、(判定手段)、デバイスドライバ113を組込まないと読取りできないと判断したことを条件に、ステップS11のインストールプログラムをコンピュータに実行させるようにしてもよい(起動手段)。
このように、デバイスドライバ113を用いることにより、セッションの不連続な記録範囲の論理アドレスが連続であるようなアドレス変換を行うので、多層記録媒体101を既存のDVD−ROMドライブなどの再生装置で読むことが可能となる。
また、通常のDVD−ROMドライブなどで多層記録媒体101を読ませるためには、デバイスドライバ113とインストールプログラムを多層記録媒体101上から読み取らなければならない。その場合に、これらのプログラムが、従来のDVD−ROMドライブなどでデバイスドライバ113なしで読める多層記録媒体101上の位置にないと、これらのプログラムをインストールすることができない。これは、基本的に1層目の記録層のユーザデータ領域の先頭部分にあれば、マルチセッションに未対応なDVD−ROMドライブなどでもプログラムを読み出すことが可能となる。そこで、前述のように、これらプログラムを1層目の記録層のユーザデータ領域の先頭部分の領域に記録するので(ステップS3)、通常のDVD−ROMドライブなどでも問題なく、デバイスドライバ113とインストールプログラムを読み出すことができる。
この場合に、1層目の記録層の1セッション目にデータを書いておけば、前述のようにデバイスドライバ113をインストールすることができるが、その記録領域と同一記録面に位置している2層目の記録層の領域に何らかのデータで記録しておかないと、1層目の記録層を読み出すことができず、プログラムをインストールすることができなくなる。そこで、前述のように、この2層目の領域にダミーデータで記録するので、多層記録媒体101に記録した前述のプログラムを読むことができ、デバイスドライバ113を多層記録媒体101からコンピュータにインストールできる。
また、ステップS14の判断で、デバイスドライバ113に相当するプログラムがすでに組み込まれている場合には(ステップS14のY)、デバイスドライバ113をインストールせず、組み込まれていないことを条件として(ステップS14のN)、デバイスドライバ113をインストールし、あるいはインストールプログラムを起動するので、無駄にデバイスドライバ113をインストールすることを省くことができる。また、多層記録媒体101からデバイスドライバ113を読み取ってすでにインストールしている場合には、その後、同じ多層記録媒体101からインストールプログラムを起動する処理を省くこともできる。
通常のDVD−ROMドライブなどでこの多層記録媒体101を読む場合、デバイスドライバ113に相当するプログラムをインストールしていないと、多層記録媒体101全体を読むことができない。しかし、この多層記録媒体101がマルチセッションで記録されたかどうかは、通常のDVD−ROMドライブなどではわからない。ステップS14の判断を行えば多層記録媒体101が読めるかどうか判断することが可能であるが、そのためには、それを判断できるプログラムを多層記録媒体101上から起動しなければならないため、使用者がそれを起動せず、結果的にデバイスドライバ113をインストールしないため、記録された情報が読めない場合がある。
そこで、インストールプログラムは、多層記録媒体101を再生装置に挿入すれば自動で起動するようにしているので(ステップS11)、多層記録媒体101をマルチセッションで書かれたものと判断でき、マルチセッションを読むためのデバイスドライバ113もインストールすることが容易となり、記録された情報を読むことが可能となる。
なお、本実施の形態では、多層記録媒体101は、記録層が2層である2層DVD+Rの例で説明したが、本発明の多層記録媒体は2層DVD+Rに限定されるものではなく、記録層が3層以上の多層記録媒体などにも適用することができる。
本実施の形態の情報記録再生装置の概略構成を示す説明図である。 片面に1層だけの記録層が形成されたDVD−ROMディスクの構成の概要を説明する説明図である。 片面に2層の記録層が積層されて形成されたDVD−ROMディスクの構成の概要を説明する説明図である。 本実施の形態の多層記録媒体の構成を説明する説明図である。 本実施の形態の多層記録媒体の構成を説明する説明図である。 デバイスドライバの機能を説明する概念図である。 ホストコンピュータの概略構成を示す説明図である。 ゲットコンフィグレーションコマンドのコマンドディスクリプターブロックの説明図である。 ゲットコンフィグレーションコマンドのDVD+Rフィーチャーディスクリプターの説明図である。 本実施の形態で実行する処理のフローチャートである。 本実施の形態で実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
1 情報記録装置、情報再生装置
9,301 ホストコンピュータ
101 多層記録媒体
113 アドレス変換プログラム
217 記憶媒体
220 記録プログラム

Claims (11)

  1. 複数の記録層が積層されて各記録層に情報の記録が可能で、複数の記録区分での情報記録ができる多層記録媒体について、前記記録区分の記録範囲が前記記録層の複数層に渡って存在するため当該記録層間で記録範囲が不連続となる場合に、当該不連続な記録範囲の論理アドレスが連続であるようなアドレス変換を行うアドレス変換処理を、コンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能なアドレス変換プログラム。
  2. 請求項1に記載のアドレス変換プログラムと、
    当該アドレス変換プログラムを記録媒体を再生する情報再生装置のホストコンピュータに組み込む処理をコンピュータに実行させる組込プログラムと、
    を情報記録装置が前記多層記録媒体に記録する記録手段として機能させるための記録プログラム。
  3. 前記記録手段は、前記アドレス変換プログラム及び前記組込プログラムの前記記録を、前記複数の記録層のうち最初にユーザデータが記録される記録層の情報記録が可能な領域の中の先頭部分の領域に行う、請求項2に記載の記録プログラム。
  4. 前記記録手段は、前記先頭部分の領域と同一の記録面に位置する他の記録層に所定のダミーデータを記録する、請求項3に記載の記録プログラム。
  5. 前記複数の記録区分で記録された前記多層記録媒体を、前記組込みを行うことなく読取りできるか否かを判定する判定手段をコンピュータに実行させる、請求項2〜4のいずれかの一に記載の記録プログラム。
  6. 前記記録手段は、前記判定手段で前記組み込みを行わなければ前記読取りできないと判定したことを条件に前記組込みを行う、請求項5に記載の記録プログラム。
  7. 請求項2〜6のいずれかの一に記載の記録プログラムを記憶している、記憶媒体。
  8. 本記録媒体が前記情報記録装置に装填されると前記記録プログラムを自動で起動する起動手段を、コンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能な起動プログラムを記憶している、請求項7に記載の記憶媒体。
  9. 請求項2〜4のいずれかの一に記載の記録プログラムと、
    本記録媒体が前記情報記録装置に装填されると前記記録プログラムを自動で起動する起動手段を、コンピュータに実行させるコンピュータに読み取り可能な起動プログラムと、を記憶していて、
    前記起動プログラムは、
    前記複数の記録区分で記録された前記多層記録媒体を、前記組込みを行うことなく読取りできるか否かを判定する判定手段をコンピュータに実行させ、
    前記起動手段は、前記判定手段で前記組み込みを行わなければ前記読取りできないと判定したことを条件に前記起動を行う、
    請求項7に記載の記憶媒体。
  10. 記録媒体を再生する情報再生装置を備え、
    請求項1に記載のアドレス変換プログラムが組み込まれている、
    情報処理装置。
  11. 前記アドレス変換プログラムを前記情報記録装置のホストコンピュータに組み込む処理をコンピュータに実行させる組込プログラムを前記多層記録媒体に記録する記録手段を前記情報記録装置に実行させる組込手段をコンピュータに実行させる記録プログラムが組み込まれている、請求項10に記載の情報処理装置。
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