JP2007034072A - フレネルレンズシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置 - Google Patents

フレネルレンズシート、透過型スクリーン、背面投射型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】屈折率の波長分散により、波長ごとの光の出射角度がばらつくことによる色味の変化、色むら等が低減できるフレネルレンズシートを提供する。
【解決手段】フレネルレンズ部112を形成する樹脂材料に関して、その樹脂材料のアッベ数をνdとしたとき、アッベ数νdは、νd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率をndとしたとき、屈折率ndは、1.55≦nd≦1.6を満たす紫外線硬化型樹脂を用いることにより実現した。
【選択図】図9

Description

本発明は、出射側にフレネルレンズ部を備えたフレネルレンズシート、そのフレネルレンズシートを用いた透過型スクリーン、背面投射型表示装置に関するものである。
映像光をスクリーンの背面側(観察面の反対側)から投射し、スクリーン上に結像させて表示するリアプロジェクションテレビ等では、映像を表示するスクリーンとして、透過型スクリーンを用いている。この種の透過型スクリーンは、映像光を集光するフレネルレンズシートと、レンチキュラーレンズシート等の映像光を拡散する光学シートとを備えており、例えば、特許文献1に示すプロジェクションスクリーン等が挙げられる。
従来、このようなリアプロジェクションテレビは、その光源としてCRT(Cathode Ray Tube)方式等の3管式の光源が用いられてきたが、近年では、LCD(Liquid Crystal Display)方式、DMD(Digital Micromirror Device)方式等の単管式の光源が用いられるようになり、透過型スクリーンまでの投射距離は短くなった。それに伴い、リアプロジェクションテレビは、薄型化、大画面化も進んでいる。
このようなリアプロジェクションテレビの薄型化、大画面化により、透過型スクリーンに対する映像光の入射角度、特に透過型スクリーンの外周部における映像光の入射角度は、従来のリアプロジェクションテレビに比べて大きくなってきており、透過型スクリーンに対する映像光の最大入射角度は48°以上、例えば、50°といった大きな角度が求められている。
従来のフレネルレンズシートは、透過型スクリーンの光源側(入射側)に設けられ、その観察面側(出射側)にフレネルレンズ部が形成されている。このフレネルレンズ部のレンズ形状により変化する界面の法線方向と、フレネルレンズ部の屈折率とは、映像光がフレネルレンズ部から出射する出射角度に影響を与え、その影響は、フレネルレンズシートへの入射角度が大きくなるにつれ、より大きくなる。
このため、以下のような問題が生じている。
(1)図15は、屈折率と入射光の波長の関係を模式的に示した図である。
図16は、フレネルレンズシートに映像光が入射し、出射する様子を模式的に示した図である。
従来のフレネルレンズシート210は、シート状の部材であるフレネル基材シート211の出射側にフレネルレンズ部212が一体的に形成されている。映像光L1,L2は、DMD方式等の光源装置40から投射され、フレネルレンズシート210に入射する。
通常、ある均質な物質において、その屈折率は、光の波長によって異なり、図15に示すように、波長が短いほどその屈折率は高くなる。そのため、図16に示すように、白色光である映像光L1,L2がフレネルレンズシート210の任意の点に入射したとき、波長の短い青色光と、それに比べて波長の長い緑色光、赤色光等とは、その屈折率の差により出射角度にばらつきが生じるため、このようなフレネルレンズシートを用いた透過型スクリーンでは、観察者が見る角度によって、画像の色味が変化するという問題があった。
(2)光の波長による出射角度の差は、フレネルレンズシート210に対する映像光の入射角度に依存する。入射角度とは、図16において、θin1及びθin2と示した部分の角度であり、フレネルレンズシート210の入射面(フレネル基材シート211の入射側の面)の法線と映像光L1,L2のなす角度である。フレネルレンズシート210への映像光の入射角度が大きくなるにつれ、波長ごとの屈折率差の影響は大きくなり、結果として、波長ごとの出射角度のばらつきも大きくなる。そのため、図16に示すように、透過型スクリーンは、フレネルレンズシート210への映像光L1の入射角度の小さい中央部よりも、映像光L2の入射角度が大きい外周部において、色むらが生じやすいという問題があった。
(3)特に、屈折率の大きい青色光は、緑色光、赤色光との出射角度の差により、その出射方向が他の2つの光とずれる。そのため、透過型スクリーンが、その観察面側(出射側)に光を拡散させる光学シートとして、遮光層を有するレンチキュラーレンズシートを備えている場合等に、その遮光層の幅や間隔によっては、青色光は、遮光層に吸収され、画像が黄色味を帯びて見えるという問題があった。
特開2004−85736号公報
本発明の課題は、屈折率の波長分散により、波長ごとの光の出射角度がばらつくことによる画像の色味の変化、色むら等が低減できるフレネルレンズシート、及び、これを用いた透過型スクリーン、背面投射型表示装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、入射する光を出射側に出射するフレネルレンズ部を出射側に備えたフレネルレンズシートであって、少なくとも前記フレネルレンズ部(112)は、アッベ数をνdとしたとき、νd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率をndとしたとき、1.55≦nd≦1.6を満たす樹脂材料により形成されていること、を特徴とするフレネルレンズシート(110)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のフレネルレンズシートにおいて、前記樹脂材料は、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型樹脂であること、を特徴とするフレネルレンズシート(110)である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のフレネルレンズシートにおいて、透過型スクリーンへ投射される映像光の最大入射角度が48°を超える背面投射型表示装置に用いられる透過型スクリーンに使用されること、を特徴とするフレネルレンズシート(110)である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフレネルレンズシート(110)と、光を拡散させる光学シート(120)と、を備えた透過型スクリーン(100)である。
請求項5の発明は、請求項4に記載の透過型スクリーン(100)と、映像光(L)を投射する光源(20)と、を備えた背面投射型表示装置(1)である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)本発明のフレネルレンズシートは、少なくともフレネルレンズ部が、アッベ数をνdとしたとき、νd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率をndとしたとき、1.55≦nd≦1.6を満たす樹脂材料により形成されている。従って、入射する光の波長による屈折率の分散が小さく、入射する光の波長による出射角度のばらつきが小さくなり、見る角度によって生じる画像の色味の変化や、透過型スクリーンの外周部等に生じる色むらを低減できる。
また、一般的にアッベ数を高くすると、屈折率が低くなるが、本発明のフレネルレンズシートでは、従来用いられているフレネルレンズとしての屈折率を保つことができるので、映像光の反射損失を小さくし、透過型スクリーンの輝度の低下を防止できる。
これらのことから、映像光の最大入射角度が48°以上となるような大きな入射角度で映像光が入射する透過型スクリーンであっても、本発明のフレネルレンズシートを用いた場合には、色むらが少なく、十分な輝度をもった透過型スクリーンとすることができる。
(2)本発明の樹脂材料は、紫外線硬化型樹脂であるので、フレネルレンズ部等の成形が容易であり、製造工程を簡単にできる。
本発明は、屈折率の波長分散により、波長ごとの光の出射角度がばらつくことによる色味の変化、色むら等が低減できるフレネルレンズシートを提供するという目的を、少なくともフレネルレンズ部は、アッベ数νdが、νd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndが、1.55≦nd≦1.6を満たす紫外線硬化型樹脂を用いて形成することにより実現した。
図1は、本発明によるフレネルレンズシートを用いたリアプロジェクションテレビの断面図である。
リアプロジェクションテレビ1は、透過型スクリーン100、光源装置20、ミラー30等を備えた背面投射型表示装置である。
光源装置20は、透過型スクリーン100の背面側(観察面とは反対側)に設けられ、映像光Lを透過型スクリーン100に投射するDMD方式の光源である。
図2は、本発明によるフレネルレンズシートを用いた透過型スクリーンを示した図である。
透過型スクリーン100は、入射側(光源側)に設けられたフレネルレンズシート110と、出射側(観察面側)に設けられたレンチキュラーレンズシート120とを備え、これらを組み合わせることにより1組の透過型スクリーンとして用いられている。
フレネルレンズシート110は、アクリル樹脂等により形成されたシート状の部材であるフレネル基材シート111と、映像光Lを出射側へ出射するフレネルレンズ部112とを備えている。フレネルレンズ部112は、紫外線を照射することにより硬化するアクリル系の紫外線硬化型樹脂を用いて、フレネル基材シート111の出射側に一体的に形成されている。
このフレネルレンズシート110は、波長550nmの光(緑色光)がフレネルレンズシート110の入射面(フレネル基材シート111の入射側の面)の法線に対して平行な方向に出射するように、そのフレネルレンズ部112のレンズ形状(後述するフレネルレンズ角度)が設計されている。
レンチキュラーレンズシート120は、レンチキュラーレンズ部121、遮光層122等を有し、映像光Lを拡散する効果を有する光学シートである。
レンチキュラーレンズ部121は、レンチキュラーレンズシート120の入射側の面に設けられ、その断面が略楕円形の凸型形状である単位レンズを水平方向に連続して複数配列して形成され、透過型スクリーン100の水平方向に光を拡散する。
このレンチキュラーレンズシート120の出射側の面には、コントラストを向上させるための遮光層122が、映像光Lの非出光部分に、所定の幅で形成され、透過型スクリーン100の水平方向にレンチキュラーレンズ部121の配列ピッチと同一間隔で配置されている。
従来、フレネルレンズ部に使用される樹脂材料は、アッベ数νdが35≦νd≦38であり、フラウンホーファー線のd線(587.6nm)に対する屈折率ndが、1.5≦nd≦1.6であるものが使用されている。
しかし、本発明において、フレネルレンズシート110に入射する光の波長による出射角度のばらつきを改善するために、フレネルレンズ部112に用いる樹脂材料は、アッベ数νdがνd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndが1.55≦nd≦1.6を満たすものとした。以下に、その理由を説明する。
(アッベ数)
アッベ数とは、レンズ等の光学系に用いられる材料を評価する指標であり、波長ごとの屈折率の度合い(屈折率の波長分散)を示す数値である。フラウンホーファー線のF線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)の光に対するその材料の屈折率を、それぞれnF、nd、nCとしたとき、アッベ数νdは、
νd=(nd−1)/(nF−nC
という式で定義される。このアッベ数νdは、その値が大きい材料ほど、その屈折率の波長分散が小さく、波長ごとの光の出射角度のばらつきが小さくなり、その値が小さい材料ほど、その屈折率の波長分散が大きく、波長ごとの光の出射角度のばらつきが大きくなる。
従来、フレネルレンズ部112等を形成する材料として用いられる紫外線硬化型樹脂等では、アッベ数の値が大きくなると、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率が小さくなる傾向を持つ。そのため、アッベ数の値のみを考慮し、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率が小さい材料をフレネルレンズ部112に用いると、映像光を略平行光として出射させるために、後述するフレネルレンズ角度(図3のα参照)が大きくなるため、映像光のフレネルレンズ部112の出射面での反射損失が大きくなり、スクリーンの輝度の低下を招く。
そのため、フレネルレンズ部112は、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndが、フレネルレンズ部に対して用いられている従来の材料と略同様の範囲内であり、かつ、アッベ数の値が大きい樹脂材料を用いることとした。
(実施例及び比較例のフレネルレンズシートの出射角度、透過率の波長依存性の測定)
ここで、本発明の効果を評価するために、同形状であるが、フレネルレンズ部112のアッベ数νdの値が異なる実施例1、実施例2、比較例1から比較例3までの5枚のフレネルレンズシートを用意した。
実施例1、実施例2、比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートは、全て同様のアクリル樹脂により形成されたフレネル基材シート111を用い、そのフレネル基材シート111の出射側に、ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート等のアクリル系紫外線硬化型樹脂により、フレネルレンズ部112が形成されている。各実施例及び各比較例のフレネルレンズシートのフレネルレンズ部112のアッベ数νdとフラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndは以下に示す通りである。
(実施例1)νd=45、nd=1.552
(実施例2)νd=48、nd=1.553
(比較例1)νd=38、nd=1.552
(比較例2)νd=40、nd=1.552
(比較例3)νd=42、nd=1.552
このような実施例1、実施例2、比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートに対して、波長450nm(青色光)、550nm(緑色光)、650nm(赤色光)の3つの光を、入射角度0°から2°毎に80°まで照射し、それぞれの波長の光の出射角度を分度器を用いて測定し、出射角度の波長依存性を調べた。
図3は、測定した入射角度、出射角度、フレネルレンズ角度を説明する図である。
測定した入射角度は、映像光Lが、フレネルレンズシート110に入射するときに、入射面であるフレネル基材シート111の入射側面の法線H1に対してなす角度であり、図中においてθinで示される。測定した出射角度は、波長450nm、550nm、650nmの3つの光がそれぞれ、フレネルレンズシートから出射するときに、フレネルレンズシート110の入射面に平行な面P1の法線H2に対してなす角度であり、図中においてθoutで示される。また、フレネルレンズ角度とは、フレネル基材シート111の入射面に平行な面P2と、フレネルレンズ部112のレンズ面とが成す角度であり、図中においてαで示される。なお、このフレネルレンズ角度は、フレネルレンズシート上の位置により、異なる値をとる。
次に、波長450nm、550nm、650nmの3つの光を、実施例1、実施例2、比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートに入射角度0°から2°毎に80°まで照射し、それぞれの波長の光の透過率を光パワーメーターTQ8210(株式会社アドバンテスト社製)を用いて測定し、透過率の波長依存性を調べた。
ここで、映像光の投射距離750mm、透過型スクリーンの大きさ60インチ、透過型スクリーンへの最大入射角度45.5°であるリアプロジェクションテレビに、従来のフレネルレンズシート(nd=1.552,νd=38)を用いた場合、映像光の入射角度が45°以内となる領域では、色むら、色味の変化等はなく、良好な画像が得られたが、映像光の入射角度が45°を超える透過型スクリーンの外周部等では、透過型スクリーンの中央部に比べて、色むら、色味の変化等がはっきりと認識できるほどに生じていた。
このとき、画質が良好であった入射角度が45°未満の領域(透過型スクリーン中央部)では、450nm、550nm、650nmの3つの波長の光の出射角度のばらつきは、波長550nmの光を基準として±1.5°以内であり、3つの光の波長の透過率のばらつきは±1%以内であった。入射角度が45°の位置では、3つの波長の光の出射角度のばらつきは、波長550nmの光を基準として±1.5°であり、3つの波長の光の透過率のばらつきは±1%であった。また、色むら等の発生した入射角度が45°を超える領域(透過型スクリーン外周部)では、3つの波長の光の出射角度のばらつきは、波長550nmの光を基準として±1.5°を超えており、3つの光の波長の透過率のばらつきは±1%を超えていた。
この結果から、透過型スクリーンに生じる色むらや色味の変化は、3つの波長の光の出射角度ばらつきと、透過率ばらつきが要因と考えられるが、透過率ばらつきは変化量が小さいことから、出射角度ばらつきの方が、色むらや色味の変化には支配的であると考えられる。
従って、3つの波長の光の出射角度ばらつきが、±1.5°以内であれば、入射角度が大きい透過型スクリーンの外周部等においても、良好な画像を得られると考えられ、より大画面化、より薄型化したリアプロジェクションテレビとすることができる。
よって、実施例1、実施例2及び比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性の測定結果から、出射角度のばらつきが±1.5°以内で良好な画像となる映像光Lのフレネルレンズシートに対する最大の入射角度と、その最大の入射角度で入射した映像光Lが出射する位置のフレネルレンズ角度について調べた。また、この出射角度のばらつきが±1.5°以内となる最大の入射角度の大きさを指標としてフレネルレンズシートの性能を評価した。
上述したように、色むら、色味の変化等に関しては、出射角度ばらつきの方が支配的であると考えられるが、透過率の波長依存性の測定結果から、透過率のばらつきが±1%以内となる最大の入射角度と、その最大の入射角度で入射した映像光Lが出射する位置のフレネルレンズ角度についても調べた。
(測定結果)
図4は、本発明による実施例1のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図4(a)は、実施例1のフレネルレンズシートに対する入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、縦軸は、波長450nm、550nm、650nmの光の出射角度であり、横軸は、フレネルレンズシートに対する入射角度である。
なお、実施例1及び実施例2、比較例1から比較例3のフレネルレンズシートは、波長550nmの光が、フレネルレンズシートの入射面の法線に平行な方向に出射するように設計されているので、波長550nmの光の出射角度は、0°となっている。よって、波長450nmの光、波長650nmの光についての縦軸の値は、波長550nmの光の出射角度を基準とし、これに対する波長450nmの光、波長650nmの光の出射角度のずれに等しい。
図中において、波長450nmの光の測定結果は丸(点線)、波長550nmの光の測定結果は三角形(破線)、波長650nmの光の測定結果は正方形(実線)でそれぞれ示されている。なお、後述する図4(b)及び図5から図8においても同様である。
測定結果より、実施例1のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度は50°であり、この入射角度50°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は65.3°であった。
図4(b)は、実施例1のフレネルレンズシートに対する入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。図4(b)において、縦軸は、光の透過率、横軸は、フレネルレンズシートに対する入射角度である。
測定結果より、実施例1のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の透過率のばらつきが±1%以内を満たす最大の入射角度は46°であり、この入射角度46°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は62.3°であった。
図5は、本発明による実施例2のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図5(a)は、実施例2のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図5(b)は、実施例2のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、実施例2のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが、±1.5°以内を満たす最大の入射角度は52°であり、この入射角度52°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は66.6°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが、±1%以内を満たす最大の入射角度は46°であり、この入射角度46°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は62.2°であった。
図6は、比較例1のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図6(a)は、比較例1のフレネルレンズシートに対する入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図6(b)は、比較例1のフレネルレンズシートに対する入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、比較例1のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが、±1.5°以内を満たす最大の入射角度は45°であり、この入射角度45°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は61.4°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが、±1%以内を満たす最大の入射角度は44°であり、この入射角度となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は60.6°であった。
図7は、比較例2のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図7(a)は、比較例2のフレネルレンズシートに対する入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図7(b)は、比較例2のフレネルレンズシートに対する入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、比較例2のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度は46°であり、この入射角度46°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は62.2°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが±1%を満たす最大の入射角度は44°であり、この入射角度44°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は60.6°であった。
図8は、比較例3のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図8(a)は、比較例3のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図8(b)は、比較例3のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、比較例3のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度は47°であり、この入射角度47°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は63.0°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが±1%を満たす最大の入射角度は44°であり、この入射角度44°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は60.6°であった。
図9は、本発明による実施例1、実施例2のフレネルレンズシート及び比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートの測定結果を示す図である。
従来のフレネルレンズシートでは、出射角度ばらつき±1.5°以内を満たす最大の入射角度は45°であった。しかし、図9に示すように、実施例1、実施例2のフレネルレンズシートは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度ばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度がそれぞれ50°、52°であり、従来のフレネルレンズシートよりも大きい。
言い換えると、実施例1、実施例2のフレネルレンズシートは、従来のフレネルレンズシートと略同様である比較例1のフレネルレンズシートと比較して、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度ばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度が、それぞれ、5°、7°大きい。
従って、実施例1、実施例2のフレネルレンズシートは、透過型スクリーン100に用いることにより、映像光Lに含まれる波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきを従来のフレネルレンズシートと同程度に保ち、色味の変化、色むら等の画質の劣化を生じさせることなく、フレネルレンズシートに対する映像光の最大入射角度を、従来のフレネルレンズシートより、実施例1のフレネルレンズシートでは5°、実施例2のフレネルレンズシートでは7°大きくすることができる。
これは、例えば、リアプロジェクションテレビ1の投射距離が750mmとすると、透過型スクリーン100に従来のフレネルレンズシートを用いた場合は、良好な画質を提供できる画面サイズは59インチまでである。しかし、実施例1のフレネルレンズシートを用いた場合は、同じ寸法の奥行き(同じ投射距離)を保ち、従来のものと同等の良好な画質を保ちながら画面サイズを70インチまで(約1.19倍)大きくすることができる。実施例2のフレネルレンズシートを用いた場合は、同じ寸法の奥行きを保ち、従来のものと同等の良好な画質を保ちながら画面サイズを76インチまで(約1.28倍)大きくすることができる。
また、画面サイズを同じ寸法とした場合、実施例1のフレネルレンズシートでは、従来のフレネルレンズシートと比較して、映像光の投射距離を約1.6割短くできる。また、実施例2のフレネルレンズシートでは、映像光の投射距離を約2.2割短くでき、この実施例2のフレネルレンズシートを用いてリアプロジェクションテレビを設計した結果、奥行きを約2割薄くできた。
ここで、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の透過率のばらつきに関して、実施例1、実施例2のフレネルレンズシートの透過率のばらつきは、出射角度ばらつきが±1.5°以内となる最大の入射角度である50°、52°のとき、それぞれ、±1.4%以内、±1.6%以内であった。実際に、実施例1、実施例2のフレネルレンズシートをリアプロジェクションテレビに用いて映像光を投射したところ、透過率のばらつきが±1%以上である、入射角度50°、52°付近での色むらは小さく、画質にほとんど影響がなかった。
従って、色むらの発生要因としては、出射角度ばらつきが支配的であって、透過率のばらつきの影響は許容できるほどに小さいと言える。
次に、上述の実施例1、実施例2、比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートとは、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndの異なる比較例4から比較例6、本発明による実施例3のフレネルレンズシートを用意し、波長450nm、550nm、650nmの3つの光を入射角度0°から2°毎に80°まで照射してそれぞれの波長の光の出射角度を分度器を用いて測定し、出射角度の波長依存性と、透過率の波長依存性を調べた。各比較例及び実施例3のフレネルレンズシートのフレネルレンズ部のアッベ数νdと、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndは、以下に示す通りである。
(比較例4)νd=38、nd=1.5
(比較例5)νd=45、nd=1.5
(比較例6)νd=38、nd=1.6
(実施例3)νd=45、nd=1.6
図10は、比較例4のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
なお、以下に示す図10から図13において、縦軸及び横軸、各測定値の表記等は、図4から図8と同様に示してある。
図10(a)は、比較例4のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図10(b)は、比較例4のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、比較例4のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度は43°であり、この入射角度43°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は63.5°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが±1%を満たす最大の入射角度は40°であり、この入射角度40°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は61°であった。
図11は、比較例5のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図11(a)は、比較例5のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図11(b)は、比較例5のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、比較例5のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度は47°であり、この入射角度47°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は66.9°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが±1%を満たす最大の入射角度は41°であり、この入射角度41°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は62°であった。
図12は、比較例6のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図12(a)は、比較例6のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図12(b)は、比較例6のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、比較例6のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが±1.5°以内を満たす最大の入射角度は45°であり、この入射角度45°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は58.2°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが±1%を満たす最大の入射角度は45°であり、この入射角度45°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は58°であった。
図13は、本発明による実施例3のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。
図13(a)は、実施例3のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の出射角度の波長依存性を示しており、図13(b)は、実施例3のフレネルレンズシートの入射角度0°から80°までの光の透過率の波長依存性を示している。
測定結果より、実施例3のフレネルレンズシートでは、波長450nm、550nm、650nmの3つの光の出射角度のばらつきが、±1.5°以内を満たす最大の入射角度は51°であり、この入射角度51°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は62.7°であった。
また、3つの光の透過率のばらつきが、±1%以内を満たす最大の入射角度は48°であり、この入射角度48°となる位置のフレネルレンズ部のフレネルレンズ角度は61°であった。
図14は、比較例4から比較例6までのフレネルレンズシート及び本発明による実施例3のフレネルレンズシートの測定結果を示す図である。
フレネルレンズ部112のアッベ数νd及びフラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndの値に関して、νd≧45、1.55≦nd≦1.6をともに満たさない比較例4のフレネルレンズシートでは、出射角度ばらつき±1.5°以内を満たす最大の入射角度は43°であった。
νd≧45を満たすが、1.55≦nd≦1.6を満たさない比較例5のフレネルレンズシートでは、出射角度ばらつき±1.5°以内を満たす最大の入射角度は47°であった。また、1.55≦nd≦1.6を満たすが、アッベ数νd≧45を満たしていない比較例6のフレネルレンズシートでは、出射角度ばらつき±1.5°以内を満たす最大の入射角度は45°であった。
しかし、νd≧45を満たし、かつ、1.55≦nd≦1.6を満たす実施例3のフレネルレンズシートでは、出射角度ばらつき±1.5°以内を満たす最大の入射角度は51°であった。
つまり、この測定結果から、アッベ数νd≧45を満たした上で、さらにフラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndが、1.55≦nd≦1.6を満たすことが必要であるということが言える。
以上より、アッベ数νdが、νd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndが、1.55≦nd≦1.6を満たす紫外線硬化型樹脂によりフレネルレンズ部が形成された本発明によるフレネルレンズシートを用いることにより、映像光の出射角度のばらつきにより生じる透過型スクリーン色味の変化、色むら等の画質の劣化を生じさせることなく、リアプロジェクションテレビを大画面化、薄型化できる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)本実施例において、フレネルレンズ部112は、アクリル系の紫外線硬化型樹脂により形成される例を示したが、これに限らず、そのアッベ数νdとし、そのフラウンホーファー線のd線に対する屈折率ndとするとき、νd≧45、かつ、1.55≦nd≦1.6を満たす材料であるならば、例えば、熱硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂等を用いてもよい。
(2)本実施例において、フレネルレンズシート110は、フレネル基材シート111の出射側に紫外線硬化型樹脂によりフレネルレンズ部112が形成される例を示したが、これに限らず、そのアッベ数νdとし、そのd線に対する屈折率ndとするとき、νd≧45、かつ、1.55≦nd≦1.6を満たす材料を用いて、フレネル基材シートとフレネルレンズ部とを、キャスト成形や押し出し成形等により一体的に形成したフレネルレンズシートとしてもよい。
(3)本実施例において、光源装置20は、DMD方式の光源を用いる例を示したが、これに限らず、LCD方式の光源でもよいし、特に限定しない。
本発明によるフレネルレンズシートを用いたリアプロジェクションテレビの断面図である。 本発明によるフレネルレンズシートを用いた透過型スクリーンを示した図である。 測定した入射角度、出射角度、フレネルレンズ角度を説明する図である。 本発明による実施例1のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 本発明による実施例2のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 比較例1のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 比較例2のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 比較例3のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 本発明による実施例1、実施例2のフレネルレンズシート及び比較例1から比較例3までのフレネルレンズシートの測定結果を示す図である。 比較例4のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 比較例5のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 比較例6のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 本発明による実施例3のフレネルレンズシートの出射角度の波長依存性、透過率の波長依存性の測定結果を示した図である。 比較例4から比較例6までのフレネルレンズシート及び本発明による実施例3のフレネルレンズシートの測定結果を示す図である。 屈折率と入射光の波長の関係を模式的に示した図である。 フレネルレンズシートに映像光が入射し、出射する様子を模式的に示した図である。
符号の説明
1 リアプロジェクションテレビ
20 光源装置
30 ミラー
100 透過型スクリーン
110 フレネルレンズシート
111 フレネル基材シート
112 フレネルレンズ部
120 レンチキュラーレンズシート
121 レンチキュラーレンズ部
122 遮光層

Claims (5)

  1. 入射する光を出射側へ出射するフレネルレンズ部を出射側に備えたフレネルレンズシートであって、
    少なくとも前記フレネルレンズ部は、アッベ数をνdとしたとき、νd≧45を満たし、かつ、フラウンホーファー線のd線に対する屈折率をndとしたとき、1.55≦nd≦1.6を満たす樹脂材料により形成されていること、
    を特徴とするフレネルレンズシート。
  2. 請求項1に記載のフレネルレンズシートにおいて、
    前記樹脂材料は、紫外線の照射により硬化する紫外線硬化型樹脂であること、
    を特徴とするフレネルレンズシート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のフレネルレンズシートにおいて、
    透過型スクリーンへ投射される映像光の最大入射角度が48°を超える背面投射型表示装置に用いられる透過型スクリーンに使用されること、
    を特徴とするフレネルレンズシート。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のフレネルレンズシートと、
    光を拡散させる光学シートと、
    を備えた透過型スクリーン。
  5. 請求項4に記載の透過型スクリーンと、
    映像光を投射する光源と、
    を備えた背面投射型表示装置。
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