JP2007033635A - 液晶表示素子およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 液晶表示素子の一対の基板間の間隙を規定し、両基板を接着するスペーサ部、周辺シール部に線膨張係数の大きな感光性材料を使用して、ポストベーク後にこの感光性材料のガラス転移点以上で加熱して一対の基板を貼り合わせ、低温時のスペーサ部、周辺シール部の追従性を向上させる。
【選択図】 図1
Description
〔実施例1〕
縦110mm、横110mm、厚さ0.7mmの透明ガラス基板の片面に幅90μm、ピッチ100μm、厚さ0.1μmのストライプ状の透明電極であるITO膜をパターニングして形成し、その後、感光性材料(日本ペイント製 型名Sample 11、線膨張係数300ppm、ガラス転移点温度100℃)をスピナで塗布し、70℃、30分間の条件でプリベークして感光性材料層形成した。次に、ポジ型のガラスマスクを使用して、感光性材料を紫外線で露光し、アルカリ現像した後に、ポストベーク(処理温度:200℃、60分間)を行った。この感光性材料のパターニング形状は表示領域内では、ITO膜がない10μmの領域に長さ50μm、厚さ4.1μmのスペーサ部を100μmピッチで形成した。周辺シール部22は液晶の注入口となる開口部分を除き、幅1mm、厚さ4.1μmの形状で形成した。
実施例2は、感光性材料の線膨張係数が500ppmのものを用いた以外、実施例1の液晶表示素子と同じものを作製した。この実施例2の液晶表示素子では、2kg/cm2の荷重に対しても表示画像に、にじみが発生せず、−40℃(時間:30分間)の低温保存では発泡現象が生じなかった。
実施例3の液晶表示素子では、配向膜形成後に感光性材料でスペーサ部32、周辺シール部22を形成し、その後、ラビング処理を行った点が、実施例1の液晶表示素子と異なる。この液晶表示素子は2kg/cm2の荷重に対しても表示画像に、にじみが発生せず、−20℃(時間:30分間)の低温保存では発泡現象が生じなかった。
本発明に係る液晶表示素子と比較するために下記に示す比較例1〜5を作製した。
周辺シール部を線膨張係数30ppmのエポキシ樹脂(三井化学製:製品名、ストライクボンド)を使用して、形成する以外は、実施例1と同様の液晶表示素子を作製した。この比較例1の液晶表示素子は、2kg/cm2の荷重に対しても表示画像に、にじみはなく、10℃(時間:30分間)の保存では発泡現象が生じなかったが、0℃(時間:30分)の低温保存で発泡現象が生じた。
スペーサ部および周辺シール部を線膨張係数100ppmの感光性材料を使用して、形成する以外は、実施例1と同様の液晶表示素子を作製した。この比較例1の液晶表示素子は、2kg/cm2の荷重に対しても表示画像に、にじみは発生しなかったが、0℃(時間:30分間)の低温保存では発泡現象が生じなかったが、−10℃(時間:30分間)で発泡現象が生じた。
配向膜を形成した後にラビング処理を行い、感光性材料でスペーサ部、周辺シール部を形成した以外、実施例1と同様に比較例3の液晶表示素子を作製した。この液晶表示素子は、感光性材料のスペーサ部および周辺シール部にパターニングする際に、配向膜のラビング処理の効果が消失したため、比較例3の液晶表示素子では、耐荷重評価および低温保存評価をするまでもなく、表示画像のコントラストが低い表示品質であった。
ガラス転移点温度が200℃の感光性材料を使用した以外、実施例1と同様にして、比較例4の液晶表示素子を作製したが、配向膜のガラス転移点180℃以下の基板の貼り付け温度として150℃を選定して、貼り付けを行った。2枚の基板の接着が行えず、液晶表示素子が作製出来なかった。
2枚の基板の貼り合わせ温度を200℃とした以外は実施例1の液晶表示素子と同様にして比較例5の液晶表示素子を作製した。この比較例5の液晶表示素子は、貼り合わせ温度が配向膜のガラス転移点温度を越えているために、配向膜のラビング効果が消失して、耐荷重評価および低温保存評価をするまでもなく、表示画像のコントラストが低い表示品質であった。
前記スペーサ部と前記周辺シール部とは、感光性材料からなり、前記スペーサ部と前記周辺シール部とは前記一対の基板のいずれか一方に形成され、前記スペーサ部と前記周辺シール部を形成した後に配向膜をラビング処理し、前記一対の基板を加圧、加熱して前記スペーサ部と前記周辺シール部とで前記一対の基板を接着して形成された前記一対の基板間に前記液晶材料を封入した、ことを有することを特徴とする液晶表示素子。
12 前面基板
14 背面基板
22 周辺シール部
32 スペーサ部
38 配向膜
39 配向膜
Claims (5)
- 一対の基板の対向する各々の面に形成された電極と配向膜と、前記一対の基板間に配置されるスペーサ部と、前記一対の基板間に充填される液晶材料を封止するために、前記一対の基板の周辺部に配置される周辺シール部と、封止された前記一対の基板間に液晶材料とを有する液晶表示素子において、
前記スペーサ部と前記周辺シール部とは、感光性材料からなり、前記スペーサ部と前記周辺シール部とは前記一対の基板のいずれか一方に形成され、前記スペーサ部と前記周辺シール部を形成した後に配向膜をラビング処理し、前記一対の基板を加圧、加熱して前記スペーサ部と前記周辺シール部とで前記一対の基板を接着して形成された前記一対の基板間に前記液晶材料を封入した、
ことを有することを特徴とする液晶表示素子。 - 前記感光性材料の線膨張係数が150ppm以上であることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示素子。
- 前記加熱は、前記感光性材料のガラス転移点より高く、前記配向膜のガラス転移点より低い温度で行ったことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表示素子。
- 基板上の感光性材料層をプリベークする工程と、
前記プリベークされた感光性材料層を所定のマスクを用いて露光し現像して、スペーサ部と周辺シール部とを形成する工程と、
前記形成されたスペーサ部と前記周辺シール部とをポストベークする工程と、
前記基板のポストベークされたスペーサ部と前記周辺シール部とを有する面、および該面に対向して配置される他方の基板の面とに配向膜を各々形成してラビングする工程と、
前記ラビングされた面を対向させ、前記各々の基板を加圧し、加熱して、前記基板を前記スペーサ部と前記周辺シール部とを介して接着する工程と
を有する液晶表示素子の製造方法。 - 前記基板を前記スペーサ部と前記周辺シール部とを介して接着する工程において、前記感光性材料層の感光性材料のガラス転移点より高く、前記配向膜のガラス転移点より低い温度で前記加熱を行うことを特徴とする請求項4に記載の液晶表示素子の製造方法。
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