JP2007032959A - 暖房システム - Google Patents

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Abstract

【課題】暖房端末機の放熱量に応じて、暖房端末機に供給される熱交換媒体の熱量の過不足が生じることを抑制した暖房システムを提供する。
【解決手段】コントローラ70は、送出温度センサ60の検出温度が目標送出温度となるようにバーナ62の燃焼量を制御して、暖房ポンプ12によりメイン循環回路10内に温水を循環させる「暖房運転」を実行する。そして、「暖房運転」の実行中に、帰還温度センサ61の検出温度が目標帰還温度となるように、メイン循環回路10の暖房熱交換器11と温水コンセント20aの間から分岐してシスターン13に連通したバイパス管30に設けられたバイパス流量制御弁31の開度を変更し、これにより、シスターン13に供給される目標送出温度の温水の流量を制御して、床暖房パネル45,46,47に供給される温水の熱量を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、循環回路を介して暖房端末機に熱交換媒体を供給する暖房システムに関し、特に暖房端末機における放熱量の過不足を抑制するための機能を備えた暖房システムに関する。
従来より、図5に示したように、熱源機100からメイン循環回路101を介して温水式の温風暖房機111及び床暖房パネル121に温水を供給して、室内を暖房する暖房システムが知られている(例えば特許文献1参照)。かかる暖房システムにおいては、メイン循環回路101に設けられた暖房ポンプ103により、暖房熱交換器102で加熱された温水がバイパス管115及びシスターン104を経由して循環する。
また、メイン循環回路101から分岐した追焚き用循環回路130に、浴槽135と連通した追焚き循環回路136が接続された追焚熱交換器132が設けられている。そして、追焚きポンプ137を作動させた状態で、追焚き弁131を開弁してメイン循環回路101から追焚き用循環回路130に温水を供給することで、浴槽135内の湯を加熱する「追焚き運転」が実行される。
かかる暖房システムにおいては、温風暖房機111の単独運転時、及び温風暖房機111と床暖房パネル121の同時運転時は、出湯温度センサ140により検出される追焚熱交換器102の出湯温度が、高温の設定温度(例えば80℃)となるように、コントローラ150によって、バーナ141の燃焼量が制御される。また、床暖房パネル121の単独運転時には、出湯温度センサ140により検出される追焚熱交換器102の出湯温度が、低温の設定温度(例えば60℃)となるように、コントローラ150によって、バーナ141の燃焼量が制御される。
そして、この場合、シスターン104には、暖房バイパス管115から供給される設定温度の温水と、床暖房パネル121から戻る温水と、温風暖房機111から戻る温水(温風暖房機111と床暖房パネル121の同時運転時)とが流入して混合され、このようにして混合された温水が、床暖房パネル121に供給される。
そのため、床暖房パネル121に供給される温水の温度は、床暖房パネル121における放熱量と、温風暖房機111における放熱量(温風暖房機111と床暖房パネル121の同時運転時)とに応じて変化する流動的なものとなる。したがって、床暖房パネル121の放熱量が多い場合(床暖房パネル121の設置面積が大きい場合等)は、床暖房パネル121に供給される温水の温度が低くなって、床暖房パネル121からの放熱量が不足するという不都合があった。
特開平9−292131号公報
本発明は、上記不都合を解消し、暖房端末機の放熱量に応じて、暖房端末機に供給される熱交換媒体の熱量の不足が生じることを抑制した暖房システムを提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、一方の端部に高温暖房端末機の入口部と接続するための第1の接続部を有すると共に、他方の端部に該高温暖房端末機の出口部と接続するための第2の接続部を有するメイン循環回路と、該メイン循環回路に設けられて、該メイン循環回路内の熱交換媒体を加熱する加熱手段と、前記メイン循環回路の前記第2の接続部と前記加熱手段との間に設けられたシスターンと、前記メイン循環回路の前記加熱手段の出口部と前記第1の接続部との間から分岐して、前記シスターンに連通したバイパス管と、前記メイン循環回路の前記加熱手段と前記シスターンとの間に、吐出部を前記加熱手段側に接続して設けられて、前記メイン循環回路内に熱交換媒体を循環させる暖房ポンプと、前記メイン循環回路の前記暖房ポンプと前記加熱手段との間から分岐して前記シスターンに連通した低温暖房用循環回路と、該低温暖房用循環回路に設けられた低温暖房端末機と、前記加熱手段から前記メイン循環回路に送出される熱交換媒体の温度を検出する送出温度検出手段と、前記暖房ポンプを作動させると共に、前記送出温度検出手段の検出温度が所定の目標送出温度となるように、前記加熱手段の加熱量を制御する暖房運転を実行する暖房制御手段とを備えた暖房システムの改良に関する。
そして、本発明の第1の態様は、前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更するバイパス流量制御手段と、前記加熱手段に帰還する熱交換媒体の温度を検出する帰還温度検出手段と、前記暖房運転の実行中に、該帰還温度検出手段の検出温度が所定の目標帰還温度となるように、前記バイパス流量変更手段により前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更するバイパス流量制御手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記暖房運転が実行されているときに、前記バイパス流量制御手段によって、前記帰還温度検出手段の検出温度が前記目標帰還温度となるように、前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量が変更される。この場合、前記低温暖房端末機における放熱量が多く、前記帰還温度検出手段の検出温度が前記目標帰還温度よりも低くなるときは、前記バイパス管を流通して前記シスターンに流入する熱交換媒体の流量を増加させる制御が実行される。そのため、前記シスターンから前記低温暖房端末機に供給される熱交換媒体の温度が上昇し、前記低温暖房端末機における放熱量が不足することを抑制することができる。一方、前記低温暖房端末機における放熱量が少なく、前記帰還温度検出手段の検出温度が前記目標帰還温度よりも高くなるときには、前記バイパス管を流通して前記シスターンに流入する熱交換媒体の流量を減少させる制御が実行される。そのため、前記シスターンから前記低温暖房端末機に供給される熱交換媒体の温度が低下し、前記第2の暖房端末機における放熱量が過剰となって無駄なエネルギーが消費されることを抑制することができる。
また、本発明の第2の態様は、前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更するバイパス流量変更手段と、前記低温暖房用循環回路に設けられて、熱交換媒体が流通している低温暖房端末機の台数を把握する稼動台数把握手段と、前記暖房運転の実行中に、前記稼動台数把握手段により把握された熱交換媒体が流通している低温暖房端末機の台数が多いほど、前記バイパス流量制御手段により前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を増加させるバイパス流量制御手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、低温暖房用循環回路に設けられて、熱交換媒体が流通する低温暖房端末機の台数が多いほど、低温暖房用循環回路に供給される温水の流量が増加して前記低温暖房用循環回路における放熱量が多くなる。そこで、前記稼動台数把握手段により把握される、熱交換媒体が流通している低温暖房端末機の台数が多いほど、前記暖房バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を増加させることによって、前記低温暖房端末機における放熱量の過不足が生じることを抑制することができる。
また、前記第1の態様及び前記第2の態様において、前記バイパス流量変更手段は、前記暖房バイパス管を開閉する開閉弁と、所定時間あたりの該開閉弁の開時間と閉時間との割合を変更して、前記暖房バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更する開閉割合制御手段とからなることを特徴とする。
かかる本発明によれば、比較的安価な開閉弁を用いて前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を制御することができるため、開閉弁によりも高価な比例弁等を用いて前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を制御する場合に対して、暖房システムのコストを低減することができる。
また、前記バイパス流量変更手段は、前記バイパス管の開度を変更する流量制御弁と、前記暖房ポンプの回転数を変更するポンプ回転数変更手段と、該流量制御弁の開度と前記暖房ポンプの回転数とを変更して、前記バイパス管を流通する熱交換器媒体の流量を変更する手段とからなることを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記流量制御弁による前記バイパス管の開度の変更と、前記ポンプ回転数変更手段による前記暖房ポンプの回転数の変更とを行うことにより、前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量をより細かく制御して、前記低温暖房端末機における放熱量の過不足が生じることを抑制することができる。
また、前記バイパス管に設けられて、浴槽と連通した風呂循環回路に接続され、前記バイパス管を流通する熱交換媒体からの放熱により該風呂循環回路を介して循環する浴槽内の湯水を加熱する追焚き熱交換機を備え、前記バイパス流量制御手段は、前記追焚き熱交換器により浴槽内の湯水を加熱するときに、前記バイパス流量変更手段により前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記浴槽内の湯水を加熱するときの前記追焚き熱交換器による加熱量を調節するために、前記バイパス流量変更手段が設けられているときに、前記バイパス流量制御手段は、前記低温暖房端末機による暖房を行うときには、上述した第1の態様及び第2の態様により、該バイパス流量変更手段を、前記低温暖房端末機における放熱量の過不足を抑制するために転用することができる。この場合、前記バイパス流量制御手段を、前記低温暖房端末機に供給される熱交換媒体の温度を制御するために専用に設ける必要がない。
本発明を実施するための最良の形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1は本発明の暖房システムの構成を含む温水供給システムの全体構成図、図2は図1に示した温水供給システムの制御ブロック図、図3は第1の実施の形態における暖房運転のフローチャート、図4は第2の実施の形態における暖房運転のフローチャートである。
図1を参照して、本発明の温水供給システムは、熱源機1内にメイン循環回路10を有し、メイン循環回路10を介して温風暖房機21(本発明の高温暖房端末機に相当する)と床暖房パネル45,46,47(本発明の低温暖房端末機に相当する)に温水(本発明の熱交換媒体に相当する)を供給して暖房を行うための構成(本発明の暖房システムに相当する)と、メイン循環回路10から追焚き熱交換器52に温水を供給して浴槽55内の湯水を加熱するための構成とを備えている。そして、マイクロコンピュータ等により構成されたコントローラ70により、温水供給システム全体の作動が制御される。
メイン循環回路10には、メイン循環回路10内の湯水を加熱する暖房熱交換器11、シスターン13、メイン循環回路10内の湯水をシスターン13から暖房熱交換器11の向きに循環させる暖房ポンプ12、暖房熱交換器11から送出される温水の温度を検出する送出温度センサ60(本発明の送出温度検出手段に相当する)、及び暖房熱交換器11に帰還する温水の温度を検出する帰還温度センサ61(本発明の帰還温度検出手段に相当する)が設けられている。また、メイン循環回路10の端部に設けられた温水コンセント20a(本発明の第1の接続部に相当する)及び温水コンセント20b(本発明の第2の接続部に相当する)を介して、温風暖房機21が接続されている。
暖房ポンプ12の下流側の暖房熱交換器11との間でメイン循環回路10から分岐した低温暖房往き通路40の温水コンセント41a、及びシスターン13と接続された低温暖房戻り通路42の温水コンセント41bを介して、床暖房パネル45,46,47が接続されている。なお、低温暖房往き通路40と低温暖房戻り通路42とにより、本発明の低温暖房用循環回路が構成される。
また、暖房熱交換器11と温水コンセント20aとの間から分岐してシスターン13に連通したバイパス管30に、暖房バイパス管30の開度を調節するためのバイパス流量制御弁31が設けられている。また、暖房熱交換器11と温水コンセント20aとの間から分岐してシスターン13に連通した追焚き用循環回路50には、追焚き用循環回路50を開閉する追焚き開閉弁51と、液/液型の追焚き熱交換器52とが設けられている。
また、暖房熱交換器11を加熱するガスバーナ62に燃料ガスを供給するガス供給管には、ガス元弁64とガス比例弁63とが介設され、ガスバーナ62に燃焼用空気を供給する燃焼ファン65が設けられている。また、コントローラ70には、熱源機1を遠隔操作するためのリモコン75が接続されている。
次に、図2を参照して、コントローラ70には、送出温度センサ60及び帰還温度センサ61から温度検出信号が入力される。また、コントローラ70から出力される制御信号により、暖房ポンプ12、追焚きポンプ57、バイパス流量制御弁31、追焚き開閉弁51、ガス元弁64、ガス比例弁63、及び燃焼ファン65の作動が制御される。さらに、コントローラ70は、リモコン75、温風暖房機21、床暖房パネル45、床暖房パネル46、及び床暖房パネル47と通信可能に接続されている。
コントローラ70には、暖房制御手段80と追焚き制御手段81とが備えられている。追焚き制御手段81は、使用者がリモコン75を操作して、追焚きの実行を指示したときに、「追焚き運転」を実行する。追焚き制御手段81は、追焚きポンプ57を作動させて風呂循環回路56を介して浴槽55内の湯水を循環させた状態で、バーナ62を燃焼させると共に暖房ポンプ12を作動させ、追焚き開閉弁51を開弁することによって、「追焚き運転」を実行する。「追焚き運転」の実行中は、追焚き熱交換器52において、追焚きバイパス管50を流通する温水からの放熱により、風呂循環回路56内を循環する湯水が加熱される。
また、暖房制御手段80は、床暖房パネル45,46,47のうちのいずれかから、暖房運転の開始指示信号を受信したときに、「低温暖房運転」を実行する。以下、図3に示したフローチャートに従って、「低温暖房運転」の第1の実施の形態の実行手順について説明する。
[第1の実施の形態]暖房制御手段80は、床暖房パネル45,46,47のうちのいずれかから、暖房運転の開始指示を受信すると、STEP1でバーナ1の点火処理を行う。そして、STEP2で暖房ポンプ12をON(作動)させ、STEP3で、送出温度センサ60の検出温度が目標送出温度となるように、ガス比例弁63と燃焼ファン65の回転数を制御する「出湯温度制御」を開始する。なお、目標送出温度は、「低温暖房運転」の開始時から所定時間(例えば30分間)は、床暖房の立ち上がり特性を向上させるために80℃に設定していわゆるホットダッシュ運転を実行し、その後は通常の60℃に設定される。図3はホットダッシュ運転実行時のフローチャートを示している。
図1を参照して、運転開始の指示がなされた床暖房パネル(以下、稼働中の床暖房パネルという)においては、通水弁(45a,46a,47a)が開弁される。そのため、暖房循環ポンプ12が作動すると、シスターン13からメイン循環回路10及び低温暖房往き通路40を経由して、稼働中の床暖房パネルに温水が供給される。そして、稼働中の床暖房パネルで放熱した温水は、低温暖房戻り管42を経由してシスターン13に帰還する。
シスターン13においては、暖房熱交換器11からメイン循環回路10及び暖房バイパス管30を介して供給される温水と、稼働中の床暖房パネルから低温暖房戻り通路42を経由して帰還する温水が混合される。そして、この混合された温水の一部が、低温暖房往き通路40を経由して稼働中の床暖房パネルに供給され、残りの温水が暖房熱交換器11に帰還して加熱される。
次のSTEP4で、暖房制御手段80は、帰還温度センサ61の検出温度(暖房熱交換器11に帰還する温水の温度、及び低温暖房往き通路40を経由して稼働中の床暖房パネルに供給される温水の温度)が72℃(本発明の目標帰還温度に相当する)以下であるか否かを判断する。
ここで、帰還温度センサ61の検出温度が72℃以下であるときは、稼働中の床暖房パネルに供給される温水の温度が低く、稼働中の床暖房パネルにおける放熱量が不足していると想定される。そこで、この場合はSTEP5に進み、暖房制御手段80は、バイパス流量制御弁31の開度を増加させる操作を行う。かかる操作により、図1を参照して、暖房熱交換器11からメイン循環回路10及び暖房バイパス管30を介してシスターン13に供給される目標送出温度(80℃)の温水の流量が増大する。そのため、シスターン13で混合され、メイン循環回路10及び低温暖房往き通路40を介して稼働中の床暖房パネルに供給される温水の温度が上昇し、該床暖房パネルにおける放熱量を増加させることができる。
一方、STEP4で帰還温度センサ61の検出温度が72℃よりも高いときには、稼働中の床暖房パネルに供給される湯水の温度が高く、該床暖房パネルにおける放熱量が過剰になっていると想定される。そこで、この場合はSTEP20に分岐し、暖房制御手段80は、バイパス流量制御弁31の開度を減少させる操作を行う。かかる操作により、図1を参照して、暖房熱交換器11からメイン循環回路10及び暖房バイパス管30を介してシスターン13に供給される目標送出温度(80℃)の温水の流量が減少する。そのため、シスターン13で混合され、メイン循環回路10及び低温暖房往き通路40を介して稼働中の床暖房パネルに供給される温水の温度が低下し、該床暖房パネルにおける放熱量を減少させることができる。
そして、続くSTEP6で、全ての床暖房パネル45,46,47の運転が終了するまで、暖房制御手段80は、STEP4〜STEP6及びSTEP20の処理を繰り返し実行する。そのため、稼働中の床暖房パネルの台数や、温水コンセント41aと温水コンセント41間における総放熱量(低温用循環回路における総放熱量)が変化しても、稼働中の床暖房パネルに供給される温水の温度は目標帰還温度に保持され、これにより、床暖房パネルにおける放熱量の過不足が生じることを抑制することができる。
そして、STEP6で全ての床暖房パネルの運転が終了したときに、暖房制御手段80は、STEP7に進んでバーナ62の消火処理を行い、STEP8で暖房ポンプ12をOFF(停止)してSTEP9に進み、「暖房運転」を終了する。
なお、床暖房パネルと共に、温風暖房機21も運転状態にある「同時暖房運転」の実行時には、温風暖房機21の通水弁21aが開弁されて温風暖房機21に温水が供給されるが、この場合にも、バイパス流量制御弁31の開度を変更することによって、シスターン13から、メイン循環回路10及び低温暖房往き通路40を介して床暖房パネル45,46,47に供給される温水の温度を制御することができる。
また、温風暖房機21のみが運転状態にある「高温暖房運転」の実行時には、温風暖房機21の通水弁21aが開弁され、床暖房パネル45,46,47の通水弁45a,46a,47aは閉弁されているため、温風暖房機21にのみ温水が供給され、床暖房パネル45,46,47には温水が供給されない。
[第2の実施の形態]次に、「低温暖房運転」の第2の実施の形態の実行手順について、図4に示したフローチャートに従って説明する。暖房制御手段80は、床暖房パネル45,46,47のうちのいずれかから、暖房運転の開始指示信号を受信すると、上述した第1の実施の形態と同様に、STEP30でバーナ62の点火処理を行い、STEP31で暖房ポンプ12をONして、STEP32で上述した「出湯温度制御」を開始する。
次のSTEP33は、コントローラ70に備えられた稼動台数把握手段83(図2参照)による処理であり、稼動台数把握手段83は、床暖房パネル45,46,47との通信により、運転を開始して通水弁(45a,46a,47a)が開弁された床暖房パネル(以下、稼働中の床暖房パネルという)の台数を把握する。
そして、続くSTEP34で、暖房制御手段80は、稼動台数把握手段83により把握された稼働中の床暖房パネルの台数に応じて、バイパス流量制御弁31の開度を、稼働中の床暖房パネルの台数が多いほど大きくなるように予め設定された複数段階で変更する。
ここで、図1を参照して、稼働中の床暖房パネルの台数が1台→2台→3台と増えるに従って、温水コンセント41aと温水コンセント41b間の温水の流通路の系統数が増加する。そして、これにより、低温暖房往き通路40から稼働中の床暖房パネルに供給される温水の流量が増加して、稼動中の床暖房パネルにおける総放熱量が増加する。
そこで、バイパス流量制御弁31の開度を、運転中の床暖房パネルの台数が多いほど大きくして、暖房熱交換器11からメイン循環回路10及びバイパス管30を介してシスターン13に供給される目標送出温度(80℃)の温水の流量を増大させることにより、床暖房パネルにおける放熱量の過不足が生じることを抑制することができる。
そして、続くSTEP35で全ての床暖房パネル45,46,47の運転が終了するまで、暖房制御手段80は、STEP33〜STEP35の処理を繰り返し実行する。そのため、稼働中の床暖房パネルの台数が変更されたときに、それに応じて床暖房パネルに供給される温水の熱量が変更され、これにより、床暖房パネルにおける放熱量の過不足が生じることを防止することができる。
そして、STEP35で全ての床暖房パネル45,46,47の運転が終了したときに、暖房制御手段80は、STEP36に進んでバーナ62の消火処理を行い、STEP37で暖房ポンプ12をOFF(停止)してSTEP38に進み、「暖房運転」を終了する。
なお、床暖房パネルと共に、温風暖房機21も運転状態にある「同時暖房運転」の実行時には、温風暖房機21の通水弁21aが開弁されて温風暖房機21に温水が供給されるが、この場合にも、運転中の床暖房パネルの台数に応じてバイパス流量制御弁31の開度を変更することにより、シスターン13から、メイン循環回路10及び低温暖房往き通路40を介して床暖房パネル45,46,47に供給される温水の熱量を制御することができる。
また、第2の実施の形態においては、暖房熱交換器11に帰還する温水の温度を検出する必要がないため、帰還温度センサ61を設ける必要がない。
なお、本実施の形態では、本発明のバイパス流量変更手段として、暖房バイパス管30の開度を変更可能なバイパス流量制御弁31を用いたが、バイパス流量制御弁31に代えて暖房バイパス管30を開閉する開閉弁を設け、コントローラ70に、所定あたりの該開閉弁の開弁時間と閉弁時間との割合を変更して、暖房バイパス管30を流通する温水の流量を制御する開閉割合制御手段82(図2参照)を備えて、該開閉弁と開閉割合制御手段82とにより、本発明のバイパス流量変更手段を構成するようにしてもよい。
また、暖房ポンプ12の回転数を変更する回転数制御手段を備え、バイパス流量制御弁31によるバイパス管50の開度の変更と共に、該回転数制御手段による暖房ポンプ12の回転数制御を行うことで、より細かくバイパス管50を流通する温水の流量を制御するようにしてもよい。
また、開閉割合制御手段82により、追焚き開閉弁51の所定時間あたりの開弁時間と閉弁時間との割合を変更することによって、シスターン13に供給される目標送出温度の温水の流量を変更してもよい。この場合は、追焚き用循環回路50が本発明のバイパス管に相当し、追焚き開閉弁51が本発明の開閉弁に相当する。また、追焚き開閉弁51に代えて流量制御弁を設け、該流量制御弁の開度を変更して、シスターン13に供給される目標送出温度の温水の流量を変更してもよい。これらの場合、バイパス流量制御弁31は不要となる。
また、本実施の形態においては、温水を熱交換媒体とする暖房システムを示したが、他の種類の熱交換媒体を使用する暖房システムにおいても、本発明の適用が可能である。
本発明の暖房システムの構成を含む温水供給システムの全体構成図。 図1に示した温水供給システムの制御ブロック図。 第1の実施の形態における暖房運転のフローチャート。 第2の実施の形態における暖房運転のフローチャート。 従来の暖房システムの構成図。
符号の説明
1…熱源機、10…メイン循環回路、11…暖房熱交換器、12…暖房ポンプ、13…シスターン、20a…温水コンセント(第1の接続部)、20b…温水コンセント(第2の接続部)、21…温風暖房機(高温暖房端末機)、30…暖房バイパス管、31…バイパス流量制御弁(バイパス流量変更手段)、41a…温水コンセント、41b…温水コンセント、45,46,47…床暖房パネル(低温暖房端末機)、60…送出温度センサ(送出温度検出手段)、61…帰還温度センサ(帰還温度検出手段)、80…暖房制御手段、82…開閉割合制御手段、83…稼動台数把握手段

Claims (5)

  1. 一方の端部に高温暖房端末機の入口部と接続するための第1の接続部を有すると共に、他方の端部に該高温暖房端末機の出口部と接続するための第2の接続部を有するメイン循環回路と、
    該メイン循環回路に設けられて、該メイン循環回路内の熱交換媒体を加熱する加熱手段と、
    前記メイン循環回路の前記第2の接続部と前記加熱手段との間に設けられたシスターンと、
    前記メイン循環回路の前記加熱手段と前記第1の接続部との間から分岐して、前記シスターンに連通したバイパス管と、
    前記メイン循環回路の前記加熱手段と前記シスターンとの間に、吐出部を前記加熱手段側に接続して設けられて、前記メイン循環回路内に熱交換媒体を循環させる暖房ポンプと、
    前記メイン循環回路の前記暖房ポンプと前記加熱手段との間から分岐して前記シスターンに連通した低温暖房用循環回路と、
    該低温暖房用循環回路に設けられた低温暖房端末機と、
    前記加熱手段から前記メイン循環回路に送出される熱交換媒体の温度を検出する送出温度検出手段と、
    前記暖房ポンプを作動させると共に、前記送出温度検出手段の検出温度が所定の目標送出温度となるように、前記加熱手段の加熱量を制御する暖房運転を実行する暖房制御手段とを備えた暖房システムにおいて、
    前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更するバイパス流量制御手段と、
    前記加熱手段に帰還する熱交換媒体の温度を検出する帰還温度検出手段と、
    前記暖房運転が実行されているときに、該帰還温度検出手段の検出温度が所定の目標帰還温度となるように、前記バイパス流量変更手段により前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更するバイパス流量制御手段とを備えたことを特徴とする暖房システム。
  2. 一方の端部に高温暖房端末機の入口部と接続するための第1の接続部を有すると共に、他方の端部に該高温暖房端末機の出口部と接続するための第2の接続部を有するメイン循環回路と、
    該メイン循環回路に設けられて、該メイン循環回路内の熱交換媒体を加熱する加熱手段と、
    前記メイン循環回路の前記第2の接続部と前記加熱手段との間に設けられたシスターンと、
    前記メイン循環回路の前記加熱手段と前記第1の接続部との間から分岐して、前記シスターンに連通したバイパス管と、
    前記メイン循環回路の前記加熱手段と前記シスターンとの間に、吐出部を前記加熱手段側に接続して設けられて、前記メイン循環回路内に熱交換媒体を循環させる暖房ポンプと、
    前記メイン循環回路の前記暖房ポンプと前記加熱手段との間から分岐して前記シスターンに連通した低温暖房用循環回路と、
    該低温暖房用循環回路に設けられた低温暖房端末機と、
    前記加熱手段から前記メイン循環回路に送出される熱交換媒体の温度を検出する送出温度検出手段と、
    前記暖房ポンプを作動させると共に、前記送出温度検出手段の検出温度が所定の目標送出温度となるように、前記加熱手段の加熱量を制御する暖房運転を実行する暖房制御手段とを備えた暖房システムにおいて、
    前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更するバイパス流量変更手段と、
    前記低温暖房用循環回路に設けられて、熱交換媒体が流通している低温暖房端末機の台数を把握する稼動台数把握手段と、
    前記暖房運転が実行されているときに、前記稼動台数把握手段により把握された熱交換媒体が流通している低温暖房端末機の台数が多いほど、前記バイパス流量制御手段により前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を増加させるバイパス流量制御手段とを備えたことを特徴とする暖房システム。
  3. 前記バイパス流量変更手段は、前記バイパス管を開閉する開閉弁と、所定時間あたりの該開閉弁の開時間と閉時間との割合を変更して、前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更する手段とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の暖房システム。
  4. 前記バイパス流量変更手段は、前記バイパス管の開度を変更する流量制御弁と、前記暖房ポンプの回転数を変更するポンプ回転数変更手段と、該流量制御弁の開度と前記暖房ポンプの回転数とを変更して、前記バイパス管を流通する熱交換器媒体の流量を変更する手段とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の暖房システム。
  5. 前記バイパス管に設けられて、浴槽と連通した風呂循環回路に接続され、前記バイパス管を流通する熱交換媒体からの放熱により該風呂循環回路を介して循環する浴槽内の湯水を加熱する追焚き熱交換機を備え、
    前記バイパス流量制御手段は、前記追焚き熱交換器により浴槽内の湯水を加熱するときに、前記バイパス流量変更手段により前記バイパス管を流通する熱交換媒体の流量を変更することを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか1項記載の暖房システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008232447A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Osaka Gas Co Ltd 温水供給システム
JP2014025687A (ja) * 2012-07-30 2014-02-06 Noritz Corp 風呂追焚き機能付き暖房用熱源機
JP2014156986A (ja) * 2013-02-18 2014-08-28 Rinnai Corp 暖房システム

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