JP2007032858A - 空気調和機における未登録室内機追加装置及び方法 - Google Patents

空気調和機における未登録室内機追加装置及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】同一冷媒配管系の空気調和システムにおいて未登録室内機が存在する場合、自動的に室外機が未登録室内機の存在を認識し、登録を実施できるようにする事。
【解決手段】未登録の室内機20が波高値制限部25により通信線50上に流れる信号の波高値を制限する一方で、室外機10が通信線50上を流れる信号の波高値を波高値検出部16により検出し、未登録室内機検出部17において、その検出した波高値と登録時に波高値記憶部18に記憶した波高値とを比較し、その結果、両波高値が異なる場合には未登録室内機があると判断し、それを室外機制御装置15に伝えることで再度登録作業を行うことが可能となり、同一冷媒配管系に接続されている全ての室内機を登録することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機における未登録室内機追加装置及び方法に関し、より特定的には、室外機から複数の室内機に対して順次的にポーリングを行うことにより、室外機と各室内機の通信が成立するシステムにおいて、登録が正しく実施できなかった室内機或いは追加された室内機を発見し追加登録するための方法に関する。
空気調和機のシステムにおいて、一台の室外機に対し複数の室内機を接続するマルチという形態のものがある。これをマルチ型空気調和機と呼ぶ。
上記マルチ型空気調和機の一般的な構成は、室外機をマスタ、室内機をスレーブに割り当てているものが標準的である。上述したような構成によって、室外機と複数の室内機は、伝送媒体等を介して、自由に情報交換が可能となっている。一般的に、上記マルチ型空気調和機のような多数のスレーブを持つような通信システムでは、室内機同士の通信衝突防止を図るため、各室内機には、それぞれ重複することのない固有のアドレスが割り当てられている。
次に、上記通信システムにおける簡単なデータ伝送の原理を説明する。室外機は、通信要求の有無を問い合わせるメッセージ(室内機アドレスを含んでいる)を、各室内機に対して順番に送信している。このように、室外機から各室内機に対して順番に通信要求の有無を問い合わせることをポーリングという。
つまり、室外機から送信されるポーリングは、通信システム内を継続的に周回していることになる。各室内機は、自分宛のアドレスを含むポーリングを受信し、室外機に対してポーリングに対する応答を送信することで、室外機に対する送信権を得ることができる。それによって、室内機は室外機と通信することが可能となる。また、室外機は、各室内機の通信状態を把握することができ、通信システムに参加するすべての室内機を統括し管理することが可能となる。
ところで、従来の通信システムにおいて、各室内機のアドレスは、通信開始後に設定するのではなく、通信システムの構築時あるいは電源投入時に予め設定するようにしていた。すなわち、システム構築時或いは電源投入時に自動或いは手動により室内機内のアドレス設定装置などによって、各室内機に対しそれぞれ重複しないアドレスを設定し、当該アドレスを、室内機内のアドレス格納部に記憶させるとともに、室外機内のアドレス格納部にも記憶させるようにしていた。そのため、何らかの不都合により、通信システム構築時あるいは電源投入時に登録を実施することができなかった室内機が存在した場合、当該室内機にアドレスを付与するためには、操作者が未登録室内機の存在を認識し、その上で再度、上記アドレス設定装置を使用する等により、未登録の室内機に対してアドレスを付与しなければならなかった。
またこの課題に対して、未登録の機器を通常のポーリングにおいて検出する方法として、マスター機器は接続されているスレーブ機器(#1,#2,#3)に対して毎回ポーリングして所定の伝送を行い。その途中の例えば10回毎に1回、ポーリング10,20,30のように未接続のスレーブ機器(#4,#5,#6)に対しポーリングを行う。スレーブ機器#4を新規追加したとき、スレーブ機器#4から応答があるので、接続機器として設定し、その設定に基づき毎回ポーリングを行う。このようにしてスレーブ機器の追加を自動的に行うことが可能としたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−333083号公報
しかしながら、10回に1回は通常のポーリングとは関係の無い情報を送信するため、無駄な送信が発生してしまう事となり、また、追加する機器のアドレスが事前にわかっている必要もあり、加えて室内機が複数接続されているマルチ型空気調和機の場合は、制御に必要となる情報がそのために運転情報が遅延してしまう結果となる。
前記課題を解決するために、本発明の空気調和機における未登録室内機追加装置及び方法は、室内機は、未登録の場合にはそれを判断し、未登録を報知する室内未登録判断部と通信線上を流れるデータの波高値を制限する波高値制限部を備え、また室外機は、通信線上に流れるデータの波高値を検出する波高値検出部と、その波高値の変化により未登録室内機の有無を判断する未登録室内機検出部とを備えたものである。
これにより、未登録の室内機を室外機が検出し、登録可能にすることを目的とする。
本発明の空気調和機における未登録室内機追加装置及び方法は、室外機と登録済みの他の室内機の通信を妨害することなく、室外機に対し登録のなされていない室内機が接続された通信線を利用して波高値の変化により室外機に対してその存在を通知することができる。
第1の発明は、室外受信部及び室外送信部より構成される室外通信装置と室外機全般を制御する室外機制御装置を有する室外機と、室内受信部及び室内送信部により構成される室内通信装置と室内機全般を制御する室内機制御装置を有する室内機を複数接続して同一冷媒系統を構成し、室外通信装置及び複数の室内通信装置に接続される通信線を同一の通信線を介して接続してなる空気調和システムであって、室内機制御装置は空気調和システムに登録済みかどうかを判断し、未登録である場合は室内機通信装置に未登録であるある旨を出力する室内未登録判断部を備え、室内通信装置は、室内未登録判断部からの信号により通信線を流れるデータの波高値を制限する波高値制限部を備え、室外通信装置は、通信線を流れるデータの波高値を検出する波高値検出部と、検出した波高値を記憶する波高値記憶部と、検出した波高値の変化により未登録室内機の存在を検出し前記室外機制御装置に報知する未登録室内機検出部を備えることにより、登録のなされていない室内機が接続された通信線を利用して波高値の変化を利用して未登録を報知するため、室外機と他の登録済み室内機との通信を妨害することなく室外機に対してその存在を報知することができる。
第2の発明は、特に第1発明において、室内機制御装置は、現在室外機が送信中であるか他の室内機が送信中であるかの判断を行いその結果を波高値制限部に出力する波高値制限選択部を備えることにより、波高値制限を実施するタイミングを任意のタイミングで実施することが可能となる。
第3の発明は、アドレス未設定を確認する工程と、アドレスが未設定であると確認した場合には、前記波高値制限部により通信線上を流れる信号の波高値を制限する工程を備え、前記室外機においては、複数のタイミングで得た波高値を比較する工程と、波高値の変化により未登録室内機の有無を判断する工程と、未登録室内機が存在すると判断した場合、現在登録している前記室内機が全て停止したタイミングで再度登録を実施する工程とを
備えることにより、複数のタイミングで得た波高値を連続して比較することにより、確実に未登録室内機の存在を認識し再登録を実施することができる
第4の発明は、特に第3の発明において、未登録室内機検出部は、空気調和システムにおいて、初めて通信が開始された場合の通信線上に流れるデータの波高値を記憶しておく工程を持つことにより、波高値記憶部に格納した値と、現在の波高値検出部からの波高値を比較することで空気調和機の設置状況に応じた波高値で未登録室内機の存在を確実に認識することができる。
第5の発明は、特に第3発明において、未登録の室内機は、室外機が送信を実施している時は波高値制限を実施し、また、他の室外機が送信を実施している時には波高値制限を解除する工程を持つ一方、室外機は自らが送信しているときの波高値と室内機が送信している時の波高値を比較する工程を持つことにより、システムが設置された環境によりそれぞれの波高値の差が大きくない場合においても、確実に未登録室内機の存在を検出することができる。
第6の発明は、特に第3から第5の発明において、室内未登録判断部は、現在の室外機と複数の登録済み室内機との通信モードを判定し、室外機と室内機の通信モードが室内機のアドレスを決定する等ではなく室内機のアドレスが決定した後のアドレス順に従ったポーリングによる通信が実施されていると判定した場合に波高値制限部に指令を出すことにより、自己が未登録であることを確実に判断した後に未登録を報知することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による空気調和システムのブロック図、図2は室外通信装置12の構成図、図3は室内通信装置21と室内機制御装置24の構成図、図4は一般的なマルチ型空気調和機の通信概要図、図5は室内未登録判断部30の処理内容を示すフローチャート、図6は波高値制限部25を説明する回路図、図7は信号線50上のデータに対する波高値制限有り無しを説明する模式図、図8は未登録室内機検出部17の処理内容を示すフローチャートである。
以下図1から図8を用いて本実施の形態1の未登録室内機の報知及び検出について説明する。
図1において、室外機11と室内機20及び室内機40は、共通の通信線50により互いに接続されている。室外機11は室内機20及び室内機40との通信を実現する室外通信装置12と室外機全般の制御を行う室外機制御装置15により構成されている。ここでは、実際に室外機を構成する室外機ファンや膨張弁等は省略している。
室内機20は室外機11との通信を実現する室内通信装置21と室内機全般の制御を行う室内機制御装置24により構成されている。室外機11の説明と同様に、室内機20を構成する室内ファン等は省略している。室内機40の構成は、室内機20と同様であるため、説明は省略する。上記により、空気調和システム10が構成されている。
次に、図3、図4、図5、図6及び図7を用いて、如何にして室内機が未登録室内機の存在を報知するのかを説明する。
図3において、室内受信部22は、通信線50のデータを室内機制御装置24に受け渡
すインターフェースである。また、室内送信部23は、室内機制御装置24からのデータを信号線50に受け渡すインターフェースである。
波高値制限部25は、室内機制御装置24を構成する室内未登録判断部30からの信号により、通信線50に流れるデータの波高値を制限するものである。
ここで、一般的なマルチ型空気調和機の通信概要について図4を用いて説明する。
図4に示すように、一般的なマルチ型空気調和機では、電源投入後には室外機が接続されている室内機を把握するために、アドレス設定或いはアドレス確認が実施される(ステップ1)。その後、把握した室内機に対して順次ポーリングによる通信が開始される(ステップ2)。この順次ポーリングによる通信は、電源が遮断されるまで継続して実施される。
以下の説明において、アドレス設定或いはアドレス確認後のポーリングによる通信モードを通常通信モードと呼ぶこととする。
また、通信に使用されるコマンドは、アドレス設定或いはアドレス確認時と通常通信モードでは一般的に異なるコマンドが割り当てられるため、受信したコマンドによりいずれの通信モードであるかの判断は、容易につけることができる。
次に、室内未登録判断部30の詳細な動作を、図5のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1では、登録開始コマンドを室外機から受信したかどうかを判断する。例えば、登録終了後電源が投入された室内機の場合は、登録開始コマンドを室外機から受け取ることはできない。登録開始コマンドを受信した場合はステップ2へ進み、受信していない場合はステップ3へ進む。
ステップ2では、波高値制限部25に対し制限解除の指令を出力し処理を終了する。
一方、ステップ3では自己アドレスの有無を判断する。アドレスを持つ場合はステップ4に進み波高値制限部25に対し制限解除の指令を出力し処理を終了する。アドレスを持たない場合ステップ5へ進む。
ステップ5では、室内受信部22からのデータを解析しステップ6へ進む。
ステップ6では、ステップ5で解析した内容により、現在通常通信モードか否かを判定する。通常通信モードで無い場合はステップ5に戻り通常通信モードになるのを待つ。通常通信モードである場合はステップ7に進む。
ステップ7では、通常通信モードにもかかわらずアドレスを持たないことで登録が必要と判断できるため、波高値制限部25に対し制限を実施する要求を出力し処理を終了する。
上記の結果、室内未登録判断部30から波高値制限の指令を受けた波高値制限部25は、波高値の制限を実施する。
次に、波高値を制限する具体的な方法の一例を図6を用いて説明する。
波高値制限部25は、通信線50の電位をβV以下にする回路により構成されている。この回路は、通信線50に接続されたツェナー電圧βVのツェナーダイオード26、ツェナーダイオード26のアノード側を接地或いは開放するインバータ27、及びインバータ27を駆動する抵抗28、29である。インバータ27をON/OFFさせる信号は室内未
登録判断部30からの信号である。
室内未登録判断部30からの信号がHi(波高値制限実施)の場合はインバータ27の出力はLowとなり、信号線40の電圧はツェナー電圧であるβVに制限される。一方、室内未登録判断部30からの信号がLow(波高値制限解除)の場合は、ツェナーダイオード26のアノード側がインバータ27によりオープンとなるので、電圧制限が解除される。
以上のようにして、室内未登録判断部30が未登録であると認識した場合は、信号線50に流れるデータの波高値を制限することが可能となる。
この様子を模式的に示したのが図7である。図7において、(A)は未登録室内機が存在しない場合を示し、(B)は未登録室内機が存在する場合を示している。未登録室内機が存在しない場合には波高値αVで、室外機11及び室内機40は通信を実施している。一方、未登録室内機が存在する場合には、未登録である室内機20が波高値を制限するため、波高値βVで、室外機11及び室内機40は通信を実施する事となる。
次に、信号線50に流れるデータの波高値により、室外機11が如何にして未登録室内機の存在を確認するのかを、図2及び図8を用いて説明する
図2において、室外受信部13は、通信線50のデータを室外機制御装置15に受け渡すインターフェースである。また、室外送信部14は、室外機制御装置15からのデータを信号線50に受け渡すインターフェースである。
波高値検出部16は、信号線50上を流れるデータの波高値を検出する。波高値記憶部18は波高値検出部16で検出した波高値を所定のタイミングで格納する。未登録室内機検出部17は、波高値検出部16からの検出値と波高値記憶部18の格納値を比較することにより未登録室内機の存在を判断し、室外機制御装置15に未登録室内機の有無を報知するものである。
次に、未登録室内機検出部17の処理内容について図8のフローチャートを用いて説明する。
ステップ1では、現在アドレス登録或いは確認中であるかの判定を行い、アドレス登録或いは確認中であればステップ2へ進み、そうでなければステップ3へ進む。
ステップ2では、波高値検出部16により測定された波高値を波高値記憶部18に格納し、処理を終了する。
一方、ステップ3では、通常通信モードであるかどうかを判定する。通常通信モードで無い場合は処理を終了し、通常通信モードである場合はステップ4に進む。ステップ4では、波高値検出部16で測定された現在の波高値と波高値記憶部18に格納されている波高値を比較し、現在の波高値が波高値記憶部18に格納されている値よりも小さい場合はステップ5に進み、そうでない場合は処理を終了する。
ステップ5では、波高値の違いにより未登録の室内機の存在が確認できたため、室外機制御装置15に対し未登録室内機の存在を報知し、処理を終了する。
上記のように、未登録室内機検出部17が通信線50の現在の波高値と過去に記憶した値を比較することにより、室外機制御装置15は未登録の室内機の存在を知ることができる。未登録室内機の存在を認識した室外機制御装置15は、現在登録されている室内機が
全て停止するタイミングにあわせて、再度室内機の登録を行うことにより、全ての室内機の登録を行うことができる。
(実施の形態2)
図9は本発明の実施の形態2による室内通信装置21及び室内機制御装置24の構成図、図10は波高値制限部25を説明する回路図、図11は波高値制限選択部31の処理内容を示すフローチャート、図12は未登録室内機検出部17の処理内容を示すフローチャート、図13は信号線50上のデータに対する波高値制限有り無しを説明する模式図である。
以下図9、図10、図11、図12及び図13を用いて本発明の実施の形態2の未登録室内機の報知及び検出の動作について説明する。
ここで、図1、図2を用いて説明した全体の構成、及び、図4を用いて説明した一般的なマルチ型空気調和機の通信概要、図5を用いて説明した室内未登録判断部30の処理内容は実施の形態1での説明と同様であるため省略する。
図9及び図10において、室内受信部22は、通信線50のデータを室内機制御装置24に受け渡すインターフェースである。また、室内送信部23は、室内機制御装置24からのデータを信号線50に受け渡すインターフェースである。また、波高値制限部25は、室内機制御装置24を構成する室内未登録判断部30と波高値制限選択部31からの信号により、通信線50に流れるデータの波高値を制限するものである。
本実施の形態2では、室内機が自らを未登録であると判断した場合、室外機が送信中と室内機が送信中で波高値の制限が異なることを大きな特徴としている。
図11のフローチャートにより波高値制限選択部31の処理内容を説明する。
ステップ1では、室内機未登録判断部30の出力信号から未登録かどうかの判断をする。登録済みの場合は処理を終了し、未登録の場合はステップ2へ進む。
ステップ2では、室外機の通信が開始されたかどうかを受信したコマンドで判断する。室外機の送信が開始されたと判断した場合はステップ3へ進み、そうでない場合はステップ4に進む。
ステップ3では、波高値制限部25に対し波高値制限を開始する要求を出力し、処理を終了する。一方ステップ4では、室内機の送信が開始されたかどうかを受信したコマンドで判断する。室内機の送信が開始されたと判断した場合はステップ5へ進み、そうでない場合は処理を終了する。ステップ5では、波高値制限部25に対し波高値制限を解除する要求を出力し処理を終了する。
次に波高値を制限する具体的な方法の一例を図10を用いて説明する
波高値制限部25は、通信線50の電位をβV以下にする回路である。この回路は、通信線50に接続されたツェナー電圧βVのツェナーダイオード26。ツェナーダイオード26のアノード側を接地或いは開放するインバータ27、インバータ27を駆動する抵抗28、29、及びインバータ27をON/OFFさせるアンド回路32により構成される。アンド回路32の入力は、室内未登録判断部30及び波高値制限選択部31の出力である。
室内未登録判断部30からの信号がHi(未登録状態)の場合で、かつ、波高値制限選択部31からの信号がHi(室外機が送信中)の場合、アンド回路32の出力はHiとな
り、インバータ27の出力は接地状態となるので信号線50の電圧はツェナー電圧であるβVに制限される。
一方、室内未登録判断部30からの信号がHi(未登録状態)の場合で、かつ、波高値制限選択部31からの信号がLow(室内機が送信中)の場合、アンド回路32の出力がLowとなり、ツェナーダイオード26のアノード側がインバータ27によりオープンとなるので、電圧制限が解除される。
よって、室内未登録判断部30が未登録であると認識した場合で、かつ、波高値制限選択部31が現在の送信が室外機と判断した場合のみ、信号線50に流れるデータの波高値を制限することが可能となる。
以上説明したように、室内未登録判定部30が未登録報知要求を出し、かつ、波高値制限選択部31が、室外機の通信が開始されたタイミングで波高値制限部25に対し波高値制限を開始する要求を出力し、或いは、室内機の通信が開始されたタイミングで波高値制限部25に対し波高値制限を解除する要求を出力することにより、送信の主体に応じて波高値を変化させることができる。
次に、未登録室内機検出部17について図12のフローチャートを用いてその処理内容を説明する。
ステップ1では、通常通信モードであるかどうかを判定する。通常通信モードで無い場合は処理を終了し、通常通信モードである場合はステップ2に進む。ステップ2では、室外機が現在送信中であるかどうかを判断する。現在送信中である場合はステップ3に進み、そうでない場合はステップ4に進む。
ステップ3では室外機が送信中である場合の信号線50の波高値を波高値記憶部18に記憶し終了する。ステップ4では、室内機からのデータを受信中であるかどうかを判断する。受信中である場合はステップ5へ進み、そうでない場合はステップ6へ進む。ステップ5では、室内機のデータ受信時の信号線50の波高値を波高値記憶部18に記憶し終了する。
ステップ6では、室外機が送信中に記憶した波高値と室内機が送信中に記憶した波高値を比較し、両者が異なる場合はステップ7へ進み、そうでない場合は処理を終了する。ステップ7では、波高値の違いにより未登録の室内機の存在が確認できたため、室外機制御装置15に対し未登録室内機の存在を報知し、処理を終了する。
この様子を模式的に示したのが図13である。図13において、未登録室内機がない場合には、波高値αVで室外機11及び室内機40は通信を実施している。一方、未登録室内機がある場合には、室内機20が波高値を制限するため、室外機11が送信を実施する場合は波高値がβVで、室内機40が送信する場合は波高値がαVとなり、その関係で通信を実施する事となる。
上記のように、通信線50の波高値を室外機が送信状態のときのものと室内機が送信状態のときのものとを比較することにより、空気調和機が設置された状況等何らかの原因によりその差が小さい場合においても、複数のタイミングにより確実に変化を検出することができ、未登録室内機存在を確実に知ることができる。
未登録室内機の存在を認識した室外機制御装置15は、現在登録されている室内機が全て停止するタイミングにあわせて、再度室内機の登録を行うことにより、全ての室内機の
登録を行うことができる。
本発明の空気調和機における未登録室内機追加装置は、マスター、スレーブ関係でのポーリングの通信方式をとる各種電気・電子機器の通信方式に適用でき、特に、スレーブを後から追加する形態をとるものに対して有用である。
本発明の実施の形態1による空気調和システムのブロック図 本発明の実施の形態1による室外通信装置12の構成図 本発明の実施の形態1による室内通信装置21と室内機制御装置24の構成図 本発明の実施の形態1による一般的なマルチ型空気調和機の通信概要を説明する説明図 本発明の実施の形態1による室内未登録判定部30の処理内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態1による波高値制限部16の構成を説明する回路図 本発明の実施の形態1による信号線50上のデータに対する波高値制限有り無しを説明する模式図 本発明の実施の形態1による未登録室内機検出部17の処理内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態2による室内通信装置21と室内機制御装置24の構成図 本発明の実施の形態2による波高値制限部16の構成を説明する回路図 本発明の実施の形態2による波高値制限選択部31の処理内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態2による未登録室内機検出部17の処理内容を示すフローチャート 本発明の実施の形態2による信号線50上のデータに対する波高値制限有り無しを説明する模式図
符号の説明
10 空気調和システム
11 室外機
12 室外通信装置
13 室外受信部
14 室外送信部
15 室外機制御装置
16 波高値検出部
17 未登録室内機検出部
18 波高値記憶部
20 室内機
21 室内通信装置
22 室内受信部
23 室内送信部
24 室内機制御装置
25 波高値制限部
30 室内未登録判定部
31 波高値制限選択部
40 室内機
50 通信線

Claims (6)

  1. 室外受信部及び室外送信部より構成される室外通信装置と室外機全般を制御する室外機制御装置を有する室外機と、室内受信部及び室内送信部により構成される室内通信装置と室内機全般を制御する室内機制御装置を有する室内機を複数接続して同一冷媒系統を構成し、前記室外通信装置及び複数の前記室内通信装置に接続される通信線を同一の通信線を介して接続してなる空気調和システムにおいて、前記室内機制御装置は前記空気調和システムに登録済みかどうかを判断し、未登録である場合は前記室内機通信装置に未登録であるある旨を出力する室内未登録判断部を備え、前記室内通信装置は、前記室内未登録判断部からの信号により前記通信線を流れるデータの波高値を制限する波高値制限部を備え、前記室外通信装置は、前記通信線を流れるデータの波高値を検出する波高値検出部と、検出した波高値を記憶する波高値記憶部と、複数のタイミングで得た波高値の変化により未登録室内機の存在を検出し前記室外機制御装置に報知する未登録室内機検出部を備えることを特徴とする空気調和機における未登録室内機追加装置。
  2. 室内機制御装置は、現在室外機が送信中であるか他の室内機が送信中であるかの判断を行いその結果を波高値制限部に出力する波高値制限選択部を備えることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機における未登録室内機追加装置。
  3. 室外受信部及び室外送信部より構成される室外通信装置と室外機全般を制御する室外機制御装置を有する室外機と、室内受信部及び室内送信部により構成される室内通信装置と室内機全般を制御する室内機制御装置を有する室内機を複数接続して同一冷媒系統を構成し、前記室外通信装置及び複数の前記室内通信装置に接続される通信線を同一の通信線を介して接続してなる空気調和システムにおいて、前記室内機制御装置は前記空気調和システムに登録済みかどうかを判断し、未登録である場合は前記室内機通信装置に未登録であるある旨を出力する室内未登録判断部を備え、前記室内通信装置は、前記室内未登録判断部からの信号により前記通信線を流れるデータの波高値を制限する波高値制限部を備え、前記室外通信装置は、前記通信線を流れるデータの波高値を検出する波高値検出部と、検出した波高値を記憶する波高値記憶部と、前記波高値検出部の出力信号の変化により未登録室内機の存在を検出し前記室外機制御装置に報知する未登録室内機検出部を備えてなり、アドレスが未設定の前記室内機においては、アドレス未設定を確認する工程と、アドレスが未設定であると確認した場合には、前記波高値制限部により通信線上を流れる信号の波高値を制限する工程を備え、前記室外機においては、波高値を記憶する工程と、複数のタイミングで得た波高値を比較する工程と、波高値の変化により未登録室内機の有無を判断する工程と、未登録室内機が存在すると判断した場合、現在登録している前記室内機が全て停止したタイミングで再度登録を実施する工程とを備えることを特徴とする空気調和機における未登録室内機追加方法。
  4. 室外機が、比較に基準とする通信線上の波高値を波高値記憶部に格納する工程は、前記室外機と室内機が通信を開始した直後の室内機のアドレスを決定する処理で実施されることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機における未登録室内機追加方法。
  5. 室内機制御装置は、現在室外機が送信中であるか他の室内機が送信中であるかの判断を行いその結果を室内通信装置に出力する波高値制限選択部を備え、前記室内通信装置は、登録の有無を判断する室内未登録判断部と前記波高値制限選択部からの信号により前記通信線を流れるデータの波高値を制限する波高値制限部を備え、アドレスが未設定の前記室内機においては、前記室外機が送信を実施しているタイミングで前記波高値制限部により通信線上を流れる信号の波高値を制限する、或いは他の前記室内機が送信を実施しているタイミングでは前記波高値制限部により通信線上を流れる信号の波高値を制限しない工程を備え、前記室外機においては、前記室外機が送信を実施しているタイミングで通信線上の
    信号の波高値を記憶する工程と、前記室内機が送信を実施しているタイミングで通信線上の信号の波高値を記憶する工程と、両工程で記憶した波高値を比較する工程と、比較した結果両波高値が異なる場合に未登録室内機が存在すると判断する工程とを備えることを特徴とする請求項3に記載の空気調和機における未登録室内機追加方法。
  6. アドレス未設定の室内機が、波高値制限部により通信線上を流れる信号の波高値を制限する処理は、室外機と前記室内機の通信モードが前記室内機のアドレスを決定する等ではなく前記室内機のアドレスが決定した後のアドレス順に従ったポーリングによる通信が実施されている状況で実施する事を特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の空気調和機における未登録室内機追加方法。
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