JP2007032072A - 鉄骨梁の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構造により背の異なる大梁と小梁をラーメン構造で接続することができる鉄骨梁の接続構造を提供する。
【解決手段】 大梁2を挟んで2本の小梁3a,3bが突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、両小梁3a,3bの上フランジの下側に上方接続金具4a,4bを取り付け、同小梁3a,3bの下フランジに下方接続金具8a,8bを取り付け、大梁2のウェブを貫通する上方接続部材5を設け、上方接続部材5によって両小梁の上方接続金具4a,4b同士を接続し、大梁2のウェブを貫通する下方接続部材9を設け、下方接続部材9によって両小梁の下方接続金具8a,8b同士を接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄骨梁の接続構造に関する。
特に、本発明は、背(梁自体の高さ、本明細書では工事上の基準点からの高さと区別するために梁自体の高さを「背」という。)が異なる大梁を挟んで2本の小梁を突き合わせ接続する場合、あるいは背の異なる大梁に片側から1本の小梁を接続する場合に、接続部がラーメン構造の強度を有することができる鉄骨梁の接続構造に関する。
一般に、鉄骨構造は、床部分においては、大梁と小梁とを格子状に配置し、それらの大梁と小梁の交差点で、大梁と小梁とを接続し、全体として荷重を支えることができる床を構成する。
図16に、床の鉄骨構造の平面を示す。
図16に示すように、柱40の間に格子状に大梁41を渡し、さらに大梁41の格子内に小梁42を平行に配設し、より目の小さい格子を構成する。大梁41を挟んで配置される小梁42同士は突き合わせ状態で接続される。
図17に従来の大梁41と小梁42の接続構造を示す。図17は図16の接続部43を矢印A−A方向に見たところを示している。
大梁41と小梁42とを接続するには、大梁41のフランジの間に、大梁41の長さ方向に対して垂直なブラケット44を取り付け、該ブラケット44と小梁42のウェブの重なり合い部分をボルト・ナット45によって接続する。
一般に大梁41は小梁42に比べて背が高いので、ブラケット44は図17に示すように大梁41の断面寸法と小梁42の断面寸法に合わせて不定形の多角形になっている。
図17に示すような大梁41と小梁42の接続構造では、ブラケット44は小梁42の剪断力、すなわち大梁41に対して小梁42の端部が水平のまま垂直にずれることによって生じる力を支持することができる。
しかし、図17に示す鉄骨梁の接続構造は、ピン構造になっており、剛な結合のラーメン構造になっていない。
すなわち、図17に示す鉄骨梁の接続構造は、一方の小梁42が撓むことによって大梁41との接続端部が接続部を中心に揺動する構造になっており、一方の小梁42の撓みによって生じた接続端部の角度変化が突き合わせ対向する他の小梁42に伝達されない接続構造になっている。このようなピン構造では、一方の小梁の撓みを突き合わせ対向する他の小梁によって抑制することができないため、小梁の撓みが比較的自由に生じ、剛性が低い床構造となる。
これに対して、ラーメン構造は一方の小梁の接続端部の角度変化が拘束され、剛性が高い床構造を提供することができる。ここで、従来のラーメン構造の鉄骨梁接続構造を図18に示す。
図18に示す従来のラーメン構造の鉄骨梁接続構造は、大梁46の上フランジと小梁47の上フランジ、および、大梁46の下フランジと小梁47の下フランジとを、それぞれ金属板48とボルト・ナット49によって接続し、かつ、大梁46のウェブと小梁47のウェブとをブラケット50とボルト・ナット51によって接続するものである。
このようなラーメン構造の鉄骨梁接続構造によれば、一方の小梁47の接続端部の角度が変化すると、金属板48とボルト・ナット49を介して大梁46の一方のフランジに圧縮を生じ、他方のフランジに引張を生じ、その大梁46の両フランジの圧縮・引張応力が他の金属板48とボルト・ナット49を介して突き合わせ対向する他の小梁47のフランジに圧縮と引張の応力を生じさせる。前記他の小梁47にはフランジの圧縮・引張応力に対向する反力が生じため、最初の小梁47の撓み変形が抑制され、剛性が高くなる。
しかし、図18の接続構造では大梁46と小梁47の背が同じでなければならない。大梁46と同じ背の小梁47を使用することは、鉄骨の重量を増加させ、不必要に鉄骨構造を大型化させ、コストの高騰を招くことになる。
溶接作業を行わない大梁と小梁の鉄骨梁接続構造に関しては、特開平7−50637号公報に複雑な形状のブラケット使用し、該ブラケットを介して大梁と小梁のウェブとウェブおよびフランジとフランジを接続する技術が開示されている。
また、特開2004−27840号公報には、背の異なる大梁と小梁とを溶接によって互いに接続する技術が開示されている。
特開平7−50637号公報 特開2004−27840号公報
しかし、特開平7−50637号公報による鉄骨梁の接続構造では、接続用のブラケットが立体的な複雑な形状を有しており、断面寸法がまちまちな大梁と小梁の接続に合わせて前記接続用ブラケットを用意することは容易ではない。
溶接を使用する鉄骨梁接続構造によれば、背が異なる大梁と小梁を接続することができるが、溶接の開先を用意するために、大梁と小梁の接続部分の加工を行わなければならず、施工作業が増加し、さらに改修時には溶接が使用できない現場では改修工事の難しさを招く。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、溶接を全くあるいはほとんど行わずに、簡単な構造により背の異なる大梁と小梁をラーメン構造で接続することができる鉄骨梁の接続構造を提供することにある。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、
大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
前記両小梁の上フランジの下側に上方接続金具を取り付け、同小梁の下フランジに下方接続金具を取り付け、
前記大梁のウェブを貫通する上方接続部材を設け、前記上方接続部材によって前記両小梁の上方接続金具同士を接続し、
前記大梁のウェブを貫通する下方接続部材を設け、前記下方接続部材によって前記両小梁の下方接続金具同士を接続する、ことを特徴とするものである。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、
大梁に対して該大梁の長さ方向にほぼ直角に小梁が接続する鉄骨梁の接続構造において、
前記小梁の上フランジの下側に上方接続金具を取り付け、該小梁の下フランジに下方接続金具を取り付け、前記上方接続金具と前記下方接続金具を大梁のウェブに直接固定しあるいは接続部材を介して固定する、ことを特徴とするものである。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、
大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
前記両小梁の上フランジと前記大梁の上フランジとを金属板を介して接着し、
前記両小梁の下フランジと整合する高さの前記大梁のウェブに接続金具を溶接あるいは接着によって固定し、
前記接続金具と前記両小梁の下フランジとを接着する、ことを特徴とするものである。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、
大梁に対して該大梁の長さ方向にほぼ直角に小梁が接続する鉄骨梁の接続構造において、
前記小梁の上フランジと前記大梁の上フランジとを金属板を介して接着し、
前記小梁の下フランジと整合する高さの前記大梁のウェブに接続金具を溶接あるいは接着によって固定し、
前記接続金具と前記小梁の下フランジとを接着する、ことを特徴とするものである。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、
大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
前記両小梁の上フランジと前記大梁の上フランジとを金属板を介して接着し、
前記両小梁の下フランジに下方接続金具を取り付け、
前記大梁のウェブを貫通する下方接続部材を設け、前記下方接続部材によって前記両小梁の下方接続金具同士を接続する、ことを特徴とするものである。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、
大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
前記両小梁の上フランジの下側に上方接続金具を取り付け、
前記大梁のウェブを貫通する上方接続部材を設け、前記上方接続部材によって前記両小梁の上方接続金具同士を接続し、
前記小梁の下フランジと整合する高さの前記大梁のウェブに接続金具を溶接あるいは接着によって固定し、
前記接続金具と前記小梁の下フランジとを接着する、ことを特徴とするものである。
本発明による鉄骨梁の接続構造は、大梁のウェブを貫通する接続部材を設け、前記接続部材によって、大梁を挟んで突き合わせ状態で接続される2本の小梁のフランジ同士を接続する。
このように、大梁を挟んで突き合わせ状態で接続される2本の小梁のフランジ同士が互いに接続されることによって、一方の小梁の撓みによる接続端部の角度変化が他の小梁に伝達され、これによって小梁の接続端部の角度変化が拘束される。これにより、本発明の大梁と小梁の鉄骨梁接続構造はラーメン構造の強度を有することができる。
また本発明の鉄骨梁接続構造で使用される接続金具や接続部材はごく普通に使用される形鋼やボルト・ナットを利用することができ、複雑が部材加工を要することなく簡単な構造により背が異なる大梁と小梁の接続においてラーメン構造の鉄骨梁接続構造を得ることができる。
大梁に対して片側から1本の小梁が接続する本発明の鉄骨梁接続構造は、小梁の上フランジを大梁の上フランジに接続し、大梁の下フランジを大梁のウェブに接続する。
これにより、小梁の接続端部の角度変化は大梁のねじれ剛性によって拘束され、同様にラーメン構造の鉄骨梁接続構造を得ることができる。
上記小梁の上フランジと大梁の上フランジの接続、及び小梁の下フランジと大梁のウェブの接続に使用される接続金具もごく普通に使用される形鋼を利用することができるので、同様に簡単な構造によって、背が異なる大梁と小梁の接続においてラーメン構造の鉄骨梁接続構造を得ることができる。
接着を使用する本発明による鉄骨梁接続構造は、大梁の上フランジと小梁の上フランジを金属板を介して接着し、小梁の下フランジを接続金具を介して大梁のウェブに接着する。
このような鉄骨梁接続構造によれば、小梁の接続端部の角度変化は大梁のねじれ剛性あるいは大梁のねじれ剛性と他の小梁の曲げ剛性によって拘束され、ラーメン構造の鉄骨梁接続構造を得ることができる。
また、接着を使用する本発明による鉄骨梁接続構造によれば、大梁の上フランジと小梁の上フランジを金属板を介して接着することにより、大梁と小梁の上面にボルト・ナットの突起がなく、床等を支承する場合に好都合なことがある。
さらに、本発明の鉄骨梁接続構造によれば、予め接続金具の取り付けやボルト孔の穿孔穿設等を行っておけば、改修時において全く溶接や切断作業を行なうことなく改修工事を行うことができる。
このように全く溶接や切断の作業を行うことなく改修工事が行なえることにより、特にクリーンルームの床を支承する鉄骨構造においては、溶接や切断によって生じるガスや微粒子によってクリーンルームが汚染されることを防止することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1〜図3は本発明の1実施形態による鉄骨梁接続構造を示している。そのうち、図1は該鉄骨梁接続構造を斜め上方から見たところを示し、図2は該鉄骨梁接続構造を斜め下方から見たところを示し、図3は該鉄骨梁接続構造を横から大梁の長さ方向と平行に見たところを示している。
本実施形態の鉄骨梁接続構造1においては、大梁2を挟んで小梁3a,3bが大梁2に垂直に突き合わせ状態で接続されている。
大梁2は小梁3a,3bとは異なる断面寸法を有し、特に大梁2は小梁3a,3bより高い背を有している。
小梁3aの上フランジの下側には上方接続金具4a、小梁3bの上フランジの下側には上方接続金具4bが取り付けられている。
大梁2のウェブには孔が設けられおり、上方接続部材となるボルト5が貫挿されている。ボルト5の両端はナット6a,6bによってそれぞれ上方接続金具4a,4bに接続され、それぞれ固定されている。
上方接続金具4a,4bは、それぞれボルト・ナット7a,7bによって小梁3a,3bの上フランジに固定されている。
小梁3aの下フランジの上側には下方接続金具8a、小梁3bの下フランジの上側には下方接続金具8bが取り付けられている。
大梁2のウェブには孔が設けられおり、下方接続部材となるボルト9が貫挿されている。ボルト9の両端はナット10a,10bによってそれぞれ下方接続金具8a,8bに接続され固定されている。
下方接続金具8a,8bは、それぞれボルト・ナット11a,11bによって小梁3a,3bの下フランジに固定されている。
また、大梁2の上下のフランジの間には、大梁2の長さ方向の軸に直交するように、ブラケット12a,12bが取り付けられている。ブラケット12a,12bは従来のブラケットとほぼ同様のものであるが、背が異なる小梁3a,3bに合わせて、一部が小梁3a,3bのウェブと重なるように突出している。ブラケット12a,12bは互いに対称の形状を有している。
ブラケット12a,12bと小梁3a,3bのウェブの重なりあう部分は、互いに整合するボルト孔を有し、複数のボルト・ナット13a,13bによって固定されている。
本実施形態の鉄骨梁接続構造1によれば、小梁3aの上フランジと小梁3bの上フランジは、上方接続金具4aとボルト5と上方接続金具4bとによって接続され、引張と圧縮の力を伝達し合う。同様に、小梁3aの下フランジと小梁3bの下フランジは、下方接続金具8aとボルト9と下方接続金具8bとによって接続され、互いに引張と圧縮の力を伝達する。
一方、小梁3a,3bはボルト・ナット13a,13bとブラケット12a,12bとを介して大梁2に接続され、小梁3a,3bの接続端部はボルト・ナット13a,13bのところでピン構造の接合となっている。
ボルト・ナット13a,13bは小梁3a,3bによる小梁の長さ方向の軸に直角な剪断力と同軸に平行な力を支持する。
かかる構造の鉄骨梁接続構造1によれば、両小梁3a,3bのうちの一つの小梁、たとえば小梁3aに撓みが生じてその接続端部がピン構造の支点を中心に下方向に枢動して角度変化しようとすると、上方接続部材のボルト5には引張が生じ、下方接続部材のボルト9には圧縮が生じ、それらの接続部材5,9を介して、他方の小梁3bの上フランジに引張応力、下フランジに圧縮応力を生じさせ、小梁3bに曲げ応力を生じさせる。これに対して、小梁3bは曲げ剛性を有し、曲げに対する反作用として小梁3aの接続端部の角度変化、すなわち小梁3aの撓みを抑制する。振動等において、小梁3aが山なりに上方に撓むときは、その接続端部は前述した角度変化と反対の角度変化を生じ、やはり小梁3bの曲げ剛性によって撓みが抑制される。
上述したことは、ラーメン構造の接合と同一であり、小梁の曲げモーメントを伝達可能であり、小梁の接続端部の角度変化を拘束する。
上記ラーメン構造の接合によって、床を構成する小梁の撓みが制限され、全体として剛な床構造を得ることができる。
小梁3a,3bの長さ方向の軸に直角に作用する剪断力および同軸に平行な力をブラケット12a,12bとボルト・ナット13a,13bで支持することができるのは、従来の鉄骨梁接合構造と同様である。
上述したように、鉄骨梁接続構造1は、背の異なる大梁と小梁とをラーメン構造で接続することができ、背の小さい小梁を使用することによって、軽量且つ安価で剛性の高い鉄骨構造を得ることができる。
また、鉄骨梁接続構造1は、クリーンルーム等の溶接ガス等の微粒子の進入でさえ嫌う構造物の鉄骨構造に使用した場合には、改修工事等において、まったく溶接を行うことなく改修を行うことができる。
改修工事において全く溶接を行わないようにするには、建設当初の時に将来改修で小梁を接続する可能性がある場所の大梁のウェブに接続部材(上記実施形態におけるボルト5,9)を貫通させる孔を予め穿設しておく。
このように用意しておくことにより、改修工事で小梁を新設しあるいは取り替える場合に、全く溶接を行うことなく、すべてボルト・ナットによる結合で大梁と小梁とをラーメン構造で接続することができる。
本実施形態によって例示された本発明の鉄骨梁接続構造は、大梁を挟んで一対の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、両小梁の上下のフランジ同士を、大梁のウェブを貫通する上下の接続部材によって連結することに特徴がある。したがって、上記特徴の範囲内で、接続部材と両小梁の上下のフランジの接続構造に当業者が適宜なし得る改変を加えたものは本発明の範囲内のものである。
たとえば、本実施形態における上方接続金具4a,4bは断面L字形の形鋼を使用しているが、上方接続金具4a,4bは一端において小梁3aに固定され、他端において上方接続部材5に固定されている限り、任意の形状のものを使用することができる。下方接続金具8a,8bについても同様である。
本実施形態の上方接続金具4a,4bと小梁3a,3bの結合はボルト・ナット7a,7bによってなされているが、改修時のクリーン度を考慮しない場合は、上方接続金具4a,4bと小梁3a,3bの結合は溶接によってなされるようにすることができる。下方接続金具8a,8bについても同様である。また、ボルト5とボルト9との接続も同様である。
なお、図1〜3の例では、下方接続金具8a,8bは小梁3a,3bの下フランジの上側に取り付けられているが、下側に取り付けてもむろんよい。上方接続金具4a,4bについては、梁の支承面の突起が少ない方がよいので、小梁3a,3bの上フランジの下側に取り付けるのが好ましいが、梁の上面からアクセス可能なときは、上方接続金具4a,4bを小梁3a,3bの上フランジの上側に取り付けてもよい。
本実施形態では、上下の接続部材は、それらの両端の接続を考慮してボルト5,9を使用したが、該接続部材はボルト以外の任意の部材を使用することができる。
また、接続部材(ボルト5,ボルト9)と接続金具(上方接続金具4a,4bと下方接続金具8a,8b)がそれぞれ一体の一部材からなるようにしてもよい。
なお、ボルト5,9の両端を、それぞれ上方接続金具4a,4bと下方接続金具8a,8bに接続するときに、ボルト5,9にプレストレスを与えて接続することができる。
プレストレスを与える場合に、プレストレスの大きさを適正に保つために、ナット6a,6b,10a,10bと接続金具4a,4b,8a,8bの間にスプリングワッシャーを介在させることができる。また、スプリングワッシャーを使用しない場合は、トルクレンチによってナットの締付トルクを管理することができる。
図4,5は、大梁の片側から小梁が、大梁の長さ方向に垂直に大梁に接続する鉄骨梁接続構造の一実施形態を示している。
本実施形態の鉄骨梁接続構造14は、大梁の片側にのみ小梁を有しているので、該小梁に関して図1〜3と同一部分については添字を除いた同一の数字を付して示す。
鉄骨梁接続構造14において、小梁3の上フランジの下側に上方接続金具4が取り付けられている。大梁2のウェブには孔が設けられおり、上方接続部材となるボルト5が貫挿されている。ボルト5の一端はナット6によって上方接続金具4に接続され、他端はナット15によって大梁2のウェブに固定されている。
ナット15の大梁2のウェブの固定部には、補強部材16が取り付けられている。
上方接続金具4は、ボルト・ナット7によって小梁3の上フランジに固定されている。
小梁3の下フランジの上側には下方接続金具8が取り付けられている。
大梁2のウェブには孔が設けられおり、下方接続部材となるボルト9が貫挿されている。ボルト9の一端はナット10によって下方接続金具8に接続され固定され、他端はナット17によって大梁2のウェブに固定されている。
ナット17の大梁2のウェブの固定部には、補強部材18が取り付けられている。
下方接続金具8は、ボルト・ナット11によって小梁3の下フランジに固定されている。
大梁2の小梁3側の上下のフランジの間には、大梁2の長さ方向に直交するように、ブラケット12が取り付けられている。
ブラケット12は、背が異なる小梁3に合わせて、一部が小梁3のウェブと重なるように突出している。
ブラケット12と小梁3のウェブの重なりあう部分は、互いに整合するボルト孔を有し、複数のボルト・ナット13によって固定されている。
ブラケット12の反対側の大梁2の上下フランジの間には、補強板19が取り付けられている。
鉄骨梁接続構造14によれば、小梁3の上フランジが上方接続金具4とボルト5を介して大梁2のウェブに接続され、下フランジが下方接続金具8とボルト9を介して大梁2のウェブに接続される。
小梁3の撓みによる小梁3の接続端部の角度変化は大梁2にねじりを生じさせる。
一方、小梁3はボルト・ナット13とブラケット12とを介して大梁2に接続され、小梁3の長さ方向の軸に直角な剪断力と同軸に平行な力はボルト・ナット13によって支持される。小梁3の接続端部はボルト・ナット13のところでピン構造になっている。
鉄骨梁接続構造14において、小梁3に撓みが生じてその接続端部がピン構造の支点を中心に角度変化を生じるときは、大梁2にねじれを生じさせるように作用するが、大梁2はねじれ剛性を有し、ねじれ力の反作用として小梁3の接続端部の角度変化を抑制する。
すなわち、鉄骨梁接続構造14によれば、小梁3が大梁2の片側から大梁2の長さ方向に垂直に大梁2に接続する接続構造において、小梁の曲げモーメントを大梁に伝達し、小梁の接続端部の角度変化を拘束し、小梁3の剛性を高めることができる。
小梁3の長さ方向の軸に直角に作用する剪断力および同軸に平行な力がブラケット12とボルト・ナット13によって支持される点は、従来の鉄骨梁接合構造と同様である。
背の小さい小梁を使用して軽量且つ安価で剛性の高い鉄骨構造を得ることができることは図1〜3の鉄骨梁接続構造の場合と同様である。
また、図4,5の鉄骨梁接続構造14も、改修工事等において、まったく溶接を行うことなく改修を行うことができる。したがって、溶接ガス等の微粒子の進入でさえ嫌うクリーンルーム等の構造物に好適である。
本実施形態によって例示された本発明の鉄骨梁接続構造は、大梁の片側から大梁の長さ方向の軸に垂直に小梁が接続する鉄骨梁接続構造において、小梁の上下のフランジを、大梁のウェブに固定することに特徴がある。したがって、上記特徴の範囲内で、小梁の上下のフランジと大梁のウェブの接続構造を適宜変更し得る。
たとえば、上方接続金具4は一端において小梁3のウェブに固定され、他端において接続部材(ボルト5,9)に固定されている限り、任意の形状のものを使用することができる。
また、本実施形態の接続金具(上方接続金具4と下方接続金具8)と小梁3の結合はボルト・ナット(ボルト・ナット7とボルト・ナット11)によってなされているが、改修時のクリーン度を考慮しない場合は、溶接によって結合してもよい。接続金具(上方接続金具4と下方接続金具8)と接続部材(ボルト5とボルト9)の結合も同様である。
なお、図4,5の例では、下方接続金具8は小梁3の下フランジの上側に取り付けられているが、下側に取り付けてもむろんよい。上方接続金具4については、梁の支承面の突起が少ない方がよいので、小梁3の上フランジの下側に取り付けるのが好ましいが、梁の上面からアクセス可能なときは、上方接続金具4を小梁3の上フランジの上側に取り付けてもよい。
本実施形態では、上下の接続部材は、それらの両端の接続を考慮してボルト5,9を使用したが、該接続部材はボルト以外の任意の部材を使用することができる。また、接続部材(ボルト5,ボルト9)と接続金具(上方接続金具4と下方接続金具8)がそれぞれ一体の一部材からなるようにしてもよい。
ボルト5やボルト9にプレストレスを与えることができる点は図1〜3の場合と同様である。
図6と図7は、図4,5の鉄骨梁接続構造の変形例を示している。
図6と図7において、図4,5と同一の部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図6と図7の鉄骨梁接続構造14’は、ボルト5とボルト9の基部(大梁2のウェブとの接続部)の接続を溶接によった他は、図4,5の鉄骨梁接続構造14と同一である。補強部材16’,18’の形状は図4,5の場合と若干相違するが本質的なものではない。
本実施形態の鉄骨梁接続構造14’においても、建設当初の大梁2のウェブに、将来小梁3を接続する可能性がある部分に予めボルト5,9を溶接しておけば、改修工事において、全く溶接を使用せず、すべてボルト・ナットの結合作業によって鉄骨構造を改修することができる。
次に、接着を使用した鉄骨梁接続構造について説明する。
図8,9は、接着を使用する本発明の1実施形態による鉄骨梁接続構造20を示している。図8は該鉄骨梁接続構造を斜め上方から見たところを示し、図9は該鉄骨梁接続構造を横から大梁の長さ方向と平行に見たところを示している。
図8,9において、図1〜3と同一の部分については同一の符号を付して示す。
図8,9の鉄骨梁接続構造20は、大梁2を挟んで小梁3a,3bが大梁2に垂直に突き合わせ状態で接続される接続構造である。大梁2は小梁3a,3bより高い背を有している。
小梁3a,3bの上フランジは、金属板21,22a,22bを介して、大梁2の上フランジに接着されている。
小梁3a,3bの下フランジと整合する高さの大梁2のウェブには、接続金具23a,23bが溶接あるいは接着によって固定されている。
前記接続金具23a,23bは、先端部がそれぞれ小梁3a,3bの下フランジに接着されている。
なお、大梁2の上下フランジの間にブラケット12a,12bが取り付けられ、ボルト・ナット13a,13bによって、それぞれ小梁3a,3bに接続されることは、図1〜3の鉄骨梁接続構造1と同様である。
本実施形態において、両小梁3a,3bのうちの一つの小梁、たとえば小梁3aに撓みが生じたときは、すなわち小梁3aの接続端部が角度を変えようとするときは、金属板21,22a,22bと接続金具23a,23bを介して、大梁2のねじれと小梁3b曲げを生じさせるため、大梁2のねじれ剛性および小梁3bの曲げ剛性により、ねじりと曲げに対する反作用として小梁3aの接続端部の角度変化、すなわち小梁3aの撓みを抑制する。
すなわち、鉄骨梁接続構造20は、小梁の曲げモーメントを伝達可能であり、小梁の接続端部の角度変化を拘束するラーメン構造を提供する。上記ラーメン構造の接合によって、床を構成する小梁の撓みが制限され、全体として剛な床構造を得ることができる。
ブラケット12a,12bとボルト・ナット13a,13bが、小梁3a,3bの剪断力および長さ方向に平行な力を支持することができる点は、従来の鉄骨梁接合構造と同様である。
鉄骨梁接続構造20によっても、背の異なる大梁と小梁とをラーメン構造を接続でき、背の小さい小梁を使用することによって、軽量且つ安価で剛性の高い鉄骨構造を得ることができる。
さらに、鉄骨梁接続構造20は、接続金具23a,23bと大梁2のウェブとを接着するようにすれば、接着とボルト・ナットによる結合しか使用しないようになり、溶接ガス等の微粒子の進入を嫌うクリーンルーム等の鉄骨構造に使用した場合には、溶接を行うことなく改修工事を行うことができる。
接着による場合、大梁2と小梁3の頂面には、図8から明らかに分かるように、平らな金属板21が接着されているので、突起が少なく、その上に物を支承するのに好適である。
図10〜12は、大梁の片側から小梁が、大梁の長さ方向に垂直に大梁に接続する鉄骨梁接続構造の一実施形態を示している。
本実施形態の鉄骨梁接続構造24は、大梁の片側にのみ小梁を有しているので、該小梁に関して図1〜3と同一部分については添字を除いた同一の数字を付して示す。
図10〜12のうち、図10は鉄骨梁接続構造24を斜め下方から見たところを示し、図11は鉄骨梁接続構造24を斜め上方から見たところを示し、図12は横方向から大梁の長さ方向と平行な角度から見たところを示している。
鉄骨梁接続構造24において、小梁3の上フランジは、金属板25,26を介して、大梁2の上フランジに接着されている。
小梁3の下フランジと整合する高さの大梁2のウェブには、接続金具23が溶接あるいは接着によって固定されている。
接続金具23が溶接あるいは接着されるウェブ背面には、補強部材27が取り付けられている。
大梁2の小梁3側の上下のフランジの間には、大梁2の長さ方向に直交するように、ブラケット12が取り付けられている。
ブラケット12は、背が異なる小梁3に合わせて、一部が小梁3のウェブと重なるように突出している。ブラケット12と小梁3のウェブの重なりあう部分は、互いに整合するボルト孔が穿設され、複数のボルト・ナット13によって固定されている。
ブラケット12の反対側の大梁2の上下フランジの間には、補強板28が取り付けられている。
鉄骨梁接続構造24によれば、小梁3の撓み、すなわち小梁3の接続端部の角度変化は大梁2にねじりを生じさせる。これに対して大梁2はねじれ剛性を有し、ねじれ力の反作用として小梁3の接続端部の角度変化を抑制する。
すなわち、鉄骨梁接続構造24によれば、小梁3が大梁2の片側から大梁2の長さ方向に垂直に大梁2に接続する接続構造において、小梁の曲げモーメントを大梁に伝達し、小梁の接続端部の角度変化を拘束し、小梁3の剛性を高めることができる。
また、鉄骨梁接続構造24は、改修工事等において、まったく溶接を行うことなく改修を行うことができるので、溶接ガス等の微粒子の進入でさえ嫌うクリーンルーム等の構造物に好適に使用することができる。
また、鉄骨梁接続構造24は接合部の頂面に平らな金属板25を有しているので、突起が少なく、物を支承するのに好適である。
図13〜15は、図8,9の鉄骨梁接続構造の変形例を示している。
図13〜15の鉄骨梁接続構造29は、小梁3a,3bの下フランジと大梁2のウェブの接続が図8,9の鉄骨梁接続構造20と相違する他は、鉄骨梁接続構造20と同一であるので、鉄骨梁接続構造20と同一部分については同一の符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の鉄骨梁接続構造29は、小梁3a,3bの下フランジと高さが整合する部分の大梁2のウェブに、水平板条30a,30bを溶接している。
小梁3a,3bの下フランジは、それぞれ金属板31a,31bを介して、水平板条30a,30bに接着されている。
本実施形態の鉄骨梁接続構造29が奏する作用効果は図8,9の鉄骨梁接続構造20と同様である。
さらに本実施形態の鉄骨梁接続構造29によれば、水平板条30a,30bが大梁2の長さ方向全長にわたって予め溶接されていれば、改修工事等において、任意の場所に小梁3a,3bを接続することができる利点を有する。
以上、本発明の実施形態を説明したが、要するに本発明の鉄骨梁接続構造は、小梁の上フランジと下フランジとをボルト・ナットあるいは溶接あるいは接着の手段によって、突き合わせ状態の他の小梁あるいは大梁に結合するものである。
上記各実施形態では、小梁の上フランジと下フランジの結合手段を同一のものとして説明したが、小梁の上フランジと下フランジの結合手段を任意に組み合わせることができる。
すなわち、たとえば、小梁の上フランジはボルト・ナットによって他の小梁あるいは大梁に結合し、小梁の下フランジは接着または溶接によって他の小梁あるいは大梁に結合し、反対に、小梁の上フランジは接着または溶接によって他の小梁あるいは大梁に結合し、小梁の下フランジはボルト・ナットによって他の小梁あるいは大梁に結合するようにすることができる。
このような結合手段を適宜組み合わせた鉄骨梁接続構造においても、上記各実施形態が奏する本発明の特有の作用効果を奏することができる。
本発明の一実施形態による鉄骨梁接続構造の斜視図。 図1の鉄骨梁接続構造の見る角度を変えた斜視図。 図1の鉄骨梁接続構造の側面図。 本発明の一実施形態による鉄骨梁接続構造の斜視図。 図4の鉄骨梁接続構造の側面図。 図4の鉄骨梁接続構造の変形例の斜視図。 図6の鉄骨梁接続構造の側面図。 接着を使用する本発明の一実施形態による鉄骨梁接続構造の斜視図。 図8の鉄骨梁接続構造の側面図。 接着を使用する本発明の一実施形態による鉄骨梁接続構造の斜視図。 図10の鉄骨梁接続構造の見る角度を変えた斜視図。 図10の鉄骨梁接続構造の側面図。 接着を使用する本発明の一実施形態による鉄骨梁接続構造の斜視図。 図13の鉄骨梁接続構造の見る角度を変えた斜視図。 図13の鉄骨梁接続構造の側面図。 床の鉄骨構造を示した平面図。 背の異なる大梁と小梁の従来の接合構造を示した側面図。 従来のラーメン構造を示した側面図。
符号の説明
1 鉄骨梁接続構造
2 大梁
3 小梁
4 上方接続金具
5 ボルト
6 ナット
7 ボルト・ナット
8 下方接続金具
9 ボルト
10 ナット
11 ボルト・ナット
12 ブラケット
13 ボルト・ナット
14 鉄骨梁接続構造
15 ナット
16 補強部材
17 ナット
18 補強部材
19 補強板
20 鉄骨梁接続構造
21 金属板
22 金属板
23 接続金具
24 鉄骨梁接続構造
25 金属板
26 金属板
27 補強部材
28 補強板
29 鉄骨梁接続構造
30 水平板条
31 金属板

Claims (6)

  1. 大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
    前記両小梁の上フランジの下側に上方接続金具を取り付け、同小梁の下フランジに下方接続金具を取り付け、
    前記大梁のウェブを貫通する上方接続部材を設け、前記上方接続部材によって前記両小梁の上方接続金具同士を接続し、
    前記大梁のウェブを貫通する下方接続部材を設け、前記下方接続部材によって前記両小梁の下方接続金具同士を接続する、ことを特徴とする鉄骨梁の接続構造。
  2. 大梁に対して該大梁の長さ方向にほぼ直角に小梁が接続する鉄骨梁の接続構造において、
    前記小梁の上フランジの下側に上方接続金具を取り付け、該小梁の下フランジに下方接続金具を取り付け、前記上方接続金具と前記下方接続金具を大梁のウェブに直接固定しあるいは接続部材を介して固定する、ことを特徴とする鉄骨梁の接続構造。
  3. 大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
    前記両小梁の上フランジと前記大梁の上フランジとを金属板を介して接着し、
    前記両小梁の下フランジと整合する高さの前記大梁のウェブに接続金具を溶接あるいは接着によって固定し、
    前記接続金具と前記両小梁の下フランジとを接着する、ことを特徴とする鉄骨梁の接続構造。
  4. 大梁に対して該大梁の長さ方向にほぼ直角に小梁が接続する鉄骨梁の接続構造において、
    前記小梁の上フランジと前記大梁の上フランジとを金属板を介して接着し、
    前記小梁の下フランジと整合する高さの前記大梁のウェブに接続金具を溶接あるいは接着によって固定し、
    前記接続金具と前記小梁の下フランジとを接着する、ことを特徴とする鉄骨梁の接続構造。
  5. 大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
    前記両小梁の上フランジと前記大梁の上フランジとを金属板を介して接着し、
    前記両小梁の下フランジに下方接続金具を取り付け、
    前記大梁のウェブを貫通する下方接続部材を設け、前記下方接続部材によって前記両小梁の下方接続金具同士を接続する、ことを特徴とする鉄骨梁の接続構造。
  6. 大梁を挟んで2本の小梁が突き合わせ状態で接続される鉄骨梁の接続構造において、
    前記両小梁の上フランジの下側に上方接続金具を取り付け、
    前記大梁のウェブを貫通する上方接続部材を設け、前記上方接続部材によって前記両小梁の上方接続金具同士を接続し、
    前記小梁の下フランジと整合する高さの前記大梁のウェブに接続金具を溶接あるいは接着によって固定し、
    前記接続金具と前記小梁の下フランジとを接着する、ことを特徴とする鉄骨梁の接続構造。
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