JP2007030699A - バスの側部構造 - Google Patents

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憲二 向里
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Abstract

【課題】側部外板のデザイン曲面を精度良く形成し、側部外板と前後の他の外板との間の繋ぎ部の構成を簡略化する。
【解決手段】縦・横方向の交差骨格を有し、該交差骨格の外側に側部外板が設置されたバスの側部構造において、上下の横骨格1a,1b間を繋ぐ縦骨格2の外側面に、上下の中間が円弧状に外側に突出して側部外板3aの上下中間を外側に湾曲させる突出曲面8を形成した芯金材9を固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、バスの側部構造に関するものである。
従来よりバスは、図4に示す如く、横骨格1と縦骨格2が交差したスケルトン構造の外側に外板3を取り付けることによりバスの側部構造を形成している。
バスの側部構造は、上部の窓設置部4の下部に位置する上側の横骨格1aとホイールハウジング5の上部に位置する下側の横骨格1bとの間のAゾーンと称される部分に前後に長い平坦な側部外板3aが設けられ、又、該側部外板3aの下部にはホイールハウジング5等を形成するようにした下部外板3bが設けられている。前記側部外板3aはバスの側面の略全長に亘って延びる長い長さの平坦面を有しており、従って側部外板3aは歪みなどがあると非常に目立つ意匠的に重要な部分となっており、このために、通常、前記側部外板3aには外部に向けて凸のデザイン曲面を形成することにより外観品質を高めることが行われている。
従来の側部外板3aに凸のデザイン曲面を形成する構造としては、図4のバスをA−A方向から見た図5で示すように、上下の横骨格1a,1b間を繋いでいる縦骨格20を、中間部が外側に突出するように湾曲した形状に曲げ加工し、この湾曲した縦骨格20の外側面に沿って側部外板3aを配置し、上端辺を上側の横骨格1aにスポット溶接Wで固定し、下端辺を下側の横骨格1bにスポット溶接Wで固定することにより側部外板3aに凸のデザイン曲面を持たせている。更に、横骨格1a,1bにスポット溶接Wする側部外板3aの上端辺と下端辺にはシーラーを塗布している。
又、前記側部外板3aの前端辺及び後端辺を固定する構造としては、図4のバスをB方向から見た図6で示すように、前記側部外板3aの後端辺3a’をバスの後端に設けられる縦骨格20の外側面にスポット溶接Wにて固定し、又、前記縦骨格20の外側面には前記側部外板3aの後端辺3a’と間隔Sを隔てて後側の外板6の前端辺6’をスポット溶接Wにて固定している。そして、前記間隔Sを含む側部外板3aの後端辺3a’と後側の外板6の前端辺6’の固定部にはシーラー7を塗布して平滑面に仕上げることによりスポット溶接Wの跡を隠蔽している。又、図示しないが前記側部外板3aの前端辺も図6の後端辺3a’と同様にバスの前端に設けられる縦骨格20に対して固定されている。
尚、従来のバスの側部構造としては、平行する横骨格間に横骨格と平行な張出し材を固着し、この張出し材の凸面と外板の内面との間にシムを介在した構成が特許文献1に示されている。
実公昭63−44303号公報
しかしながら、図5に示した側部外板3aに凸のデザイン曲面を形成する構造においては、縦骨格20の中間部が外側に突出するように湾曲した形状に加工するためには型が必要であり、この型はバスの車型分だけ必要であるため、多大な設備費が掛る問題がある。更に、型を用いて縦骨格20を曲げ加工しても高い曲げ加工精度を得ることが困難であるという問題がある。
又、従来における側部外板3aの前端辺及び後端辺を固定する構造においては、図6に示した如く側部外板3aの後端辺3a’をバスの後端に設けられる縦骨格20の外側面にスポット溶接Wにて固定しており、又、後側の外板6の前端辺6’もスポット溶接Wにて前記後端の縦骨格20の外側面に固定しているが、側部外板3aの後端辺3a’はスポット溶接Wによって歪む問題があると共に、側部外板3aと後側の外板6の厚さが異なる場合には段差が生じる問題があり、しかも、スポット溶接Wの跡が露出することになるため、前記間隔Sを含む後端辺3a’と前端辺6’の固定部にシーラー7を塗布して平滑面に仕上げることでスポット溶接Wの近傍を隠蔽する必要があり、このシーラー7の塗布、仕上げ作業が非常に大変であるためにコストが増加する問題を有していた。
本発明は、上記実情に鑑みてなしたもので、側部外板のデザイン曲面を精度良く形成することができ、且つ側部外板と前後の他の外板との間の繋ぎ部の構成を簡略化できるようにしたバスの側部構造を提供しようとするものである。
本発明は、縦・横方向の交差骨格を有し、該交差骨格の外側に側部外板が設置されたバスの側部構造において、上下の横骨格間を繋ぐ縦骨格の外側面に、上下の中間が円弧状に外側に突出して側部外板の上下中間を外側に湾曲させる突出曲面を形成した芯金材を固定したことを特徴とするバスの側部構造、に係るものである。
前記芯金材は、バス側部の前端と後端に備えられる縦骨格の少なくとも一方に設けることは好ましい。
前記側部外板の前端辺と後端辺の少なくとも一方を内側に折り曲げてフランジ部を形成し、該フランジ部を前記芯金材の突出曲面と直交する側面に溶接固定することは好ましい。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
上下の横骨格間を繋ぐ鉛直の縦骨格の外側面に、上下の中間が外側に円弧状に突出した突出曲面を有する芯金材を固定し、該芯金材の外側に側部外板を配置して固定すると、側部外板は芯金材の突出曲面に倣って曲げられるので、側部外板は良好な凸のデザイン曲面を形成する。
更に、側部外板の前端辺及び後端辺を内側に曲げてフランジ部を形成し、該フランジ部を前記芯金材の突出曲面と直交する側面に固定すると、側部外板の前端辺及び後端辺は良好な形状精度を保持できると共に、溶接跡が外部から見えない状態で固定できる。
上下の横骨格間を繋ぐ鉛直の縦骨格の外側面に、上下の中間が外側に円弧状に突出した突出曲面を有する芯金材を固定し、該芯金材の外側に側部外板を配置して固定したので、側部外板は芯金材の突出曲面に倣って曲げられ、よって高い精度の凸形状のデザイン曲面を形成できる効果がある。
前記芯金材の突出曲面は、レーザートリム、或いはプラズマトリム等によって容易に高い精度で形成できるため、製造コストを低減できる効果がある。
更に、側部外板の前端辺及び後端辺を内側に曲げてフランジ部を形成し、該フランジ部を前記芯金材の突出曲面と直交する側面に固定したので、側部外板の前端辺及び後端辺は容易にしかも高い形状精度で固定できると共に、溶接跡が外部から見えない状態で固定できる効果がある。このため、側部外板の前端辺及び後端辺と他の外板との繋ぎ部を良好な外観形状にできる効果がある。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図1は図4のバスをA−A方向から見た本発明における側部外板にデザイン曲面を形成する構造例を示す切断側面図、図2は図1の芯金材の形状を示す側面図、図3は図4のバスをB方向から見た本発明における側部外板の後端辺を固定する構造例を示す断面図であり、図中図4〜図6に示したものと同一のものには同じ符号を付して説明の重複を避ける。
図1に示す如く、図4の上下の横骨格1a,1b間を繋いでいる鉛直の縦骨格2の外側面に、上下の中間が外側に円弧状に突出した突出曲面8を有する芯金材9の内側の平坦面8’を固定する。図2に示すように、前記芯金材9の突出曲面8は、レーザートリム、或いはプラズマトリム等によって精度良く円滑面に形成することができる。前記芯金材9は、縦骨格2に固定する他、上下の横骨格1a,1bに固定することもできるが、縦骨格2と上下の横骨格1a,1bの両方に固定することによって芯金材9は補強部材を兼ねることができる。
そして、前記芯金材9の外側に側部外板3aを配置し、該側部外板3aの上端辺を上側の横骨格1aにスポット溶接W等で固定し、下端辺を下側の横骨格1bにスポット溶接W等で固定すると、前記側部外板3aは芯金材9の突出曲面8に沿って曲げられた凸のデザイン曲面を形成する。
前記芯金材9は、図4に示されるバス側部の後端部に備えられる縦骨格2と前端部に備えられる縦骨格2の少なくとも一方に備えるようにしてもよく、又、バス側部に備えられる全ての縦骨格2に設置するようにしてもよい。
前記側部外板3aの前端辺及び後端辺を固定する構造は、図3に示すように、前記側部外板3aの後端辺3a’を内側に曲げてフランジ部10を形成し、該フランジ部10を前記芯金材9の突出曲面8と直交する側面11にスポット溶接W等により固定する。又、前記側部外板3aに比して厚い厚さを有する後側の外板6は、前端辺6’を内側に折り曲げてフランジ部12を形成することにより強度を高めてあり、これにより、側部外板3aのフランジ部10と後側の外板6のフランジ部12との間に間隔Sを形成した状態において、側部外板3aの外側面と後側の外板6の外側面が同一の張出し高さを保持するようにしている。又、図示しないが前記側部外板3aの前端辺も図3の後端辺3a’と同様にフランジ部を形成してバスの前端に設けられる縦骨格2の側面に対して固定することができる。
次に、上記図示例の作動を説明する。
図1に示すように、上下の横骨格1a,1b間を繋ぐ鉛直の縦骨格2の外側面に、上下の中間が外側に円弧状に突出した突出曲面8を有する芯金材9を固定し、該芯金材9の外側に側部外板3aを配置して該側部外板3aの上端辺を上側の横骨格1aにスポット溶接Wにて固定し、下端辺を下側の横骨格1bにスポット溶接Wにて固定すると、前記側部外板3aは芯金材9の突出曲面8に倣って曲げられる。この時、前記芯金材9の突出曲面8は、レーザートリム、或いはプラズマトリム等により高い精度で円滑面に形成されているので、前記側部外板3aは芯金材9によって高い精度の凸形状のデザイン曲面を形成する。
又、前記前記芯金材9を縦骨格2と上下の横骨格1a,1bに固定することにより、芯金材9を補強部材として兼用することができる。
更に、前記側部外板3aの前端辺及び後端辺は、図3に側部外板3aの前端辺の形状を示したように、側部外板3aの後端辺3a’を内側に曲げてフランジ部10を形成し、該フランジ部10を前記芯金材9の突出曲面8と直交する側面11にスポット溶接W等で固定しているので、側部外板3aの後端辺3a’は芯金材9に沿って高い形状精度で固定されることになり、更に、フランジ部10を前記芯金材9の側面11に固定しているスポット溶接Wの跡は外部からは見えない構成となる。
従って、後側の外板6の前端辺6’を内側に折り曲げてフランジ部12を形成することによって後側の外板6の強度を高め、これにより、側部外板3aのフランジ部10と後側の外板6のフランジ部12との間に間隔Sを有した簡略な構成において、側部外板3aの外側面と後側の外板6の外側面の張出し高さを同一にすることができ、よって側部外板3aの後端辺3a’と後側の他の外板6の繋ぎ部を良好な外観形状とすることができる。また前記側部外板3aの前端辺も図3の後端辺3a’と同様にフランジ部を形成してバスの前端に設けられる縦骨格2の側面に固定することにより、同様の効果を奏することができる。
なお、本発明のバスの側部構造は、上記形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
図4のバスをA−A方向から見た本発明における側部外板にデザイン曲面を形成する構造例を示す切断側面図である。 図1の芯金材の形状を示す側面図である。 図4のバスをB方向から見た本発明における側部外板の後端辺を固定する構造例を示す断面図である。 バスの概略側面図である。 図4のバスをA−A方向から見た従来の側部外板にデザイン曲面を形成する構造例を示す切断側面図である。 図4のバスをB方向から見た従来の側部外板の後端辺を固定する構造例を示す断面図である。
符号の説明
1a 横骨格
1b 横骨格
2 縦骨格
3a 側部外板
3a’ 後端辺
8 突出曲面
9 芯金材
10 フランジ部
11 側面

Claims (3)

  1. 縦・横方向の交差骨格を有し、該交差骨格の外側に側部外板が設置されたバスの側部構造において、上下の横骨格間を繋ぐ縦骨格の外側面に、上下の中間が円弧状に外側に突出して側部外板の上下中間を外側に湾曲させる突出曲面を形成した芯金材を固定したことを特徴とするバスの側部構造。
  2. 前記芯金材は、バス側部の前端と後端に備えられる縦骨格の少なくとも一方に設けることを特徴とする請求項1に記載のバスの側部構造。
  3. 前記側部外板の前端辺と後端辺の少なくとも一方を内側に折り曲げてフランジ部を形成し、該フランジ部を前記芯金材の突出曲面と直交する側面に溶接固定したことを特徴とする請求項1又は2に記載のバスの側部構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102416981A (zh) * 2011-10-29 2012-04-18 郑州宇通客车股份有限公司 客车的侧围骨架结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6286277A (ja) * 1985-10-11 1987-04-20 株式会社 明和工業 錠機構の動作制御装置

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