JP2010083213A - 鉄道車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】外観品質を確保すると共に軽量化および高強度化を図ることができる鉄道車両を提供すること。
【解決手段】鉄道車両を構成する車輌構体100の側構体10は、外板11と縦骨組み12と横骨組み13とを備え、縦骨組み12及び横骨組み13は、外板11の内側面11bにレーザー溶接されている。外板11の外側面11aは、複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されており、その凹凸形状により光が散乱して反射される。そのため、レーザー溶接にて形成された縦ビードB12及び横ビードB13による縦曲がりL12及び横曲がりL13を光の散乱により目立たなくすることができる。よって、鉄道車両の外観品質を保つことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道車両に関し、特に、外観品質を確保すると共に軽量化および高強度化を図ることができる鉄道車両に関するものである。
鉄道車両の構体を製造する場合には、アーク溶接やスポット溶接にて構体を構成する外板の内側に骨組みを溶接していた。しかしながら、アーク溶接では、溶接の熱により外板の外側に焼けが生じ、スポット溶接では、外板の外側に溶接痕が形成されるので、鉄道車両の外観品質の確保が困難であった。
そのため、外板と骨組みとの溶接をアーク溶接やスポット溶接に変えてレーザー溶接とすることで、外板の外側に焼けが生じることと溶接痕が外側の面に生じることとを防止していた。
しかしながら、レーザー溶接された外板は溶接部分の収縮により溶接の方向に沿って外板が折れ曲がっていた。そのように、外板が折れ曲がると外板の表面で反射される光の反射の向きが溶接部分を境に変化するため、その外板の折れ曲がりが目立ち、鉄道車両の外観品質を確保することが困難となるという不具合があった。特に、鉄道車両の外板の表面は、ホームにいる乗客から目に付く場所であり、見栄えが悪くなることは大きな不具合であった。
そこで、外板の表面に予めヘアーライン加工(一方向への断続的な溝加工)を施し、ヘアーライン加工の溝の延設方向と外板の折れ曲がりの延設方向とを一致させることで、外板の折れ曲がりによる光の反射の変化を目立たなくして、鉄道車両の外観品質を確保する技術が開示されている(特許文献1)。
図5(a)を参照して、ヘアーライン加工の効果とヘアーライン加工の問題点とについて説明する。図5(a)は、外側面111aの一部にヘアーライン加工が施された従来の側構体110の部分斜視図である。なお、理解を容易とするために、溶接による折れ曲がりである縦曲がりL112及び横曲がりL113を2点鎖線にて示し、縦ビードB112及び横ビードB113を太い実線にて示している。
側構体110では、図5(a)に示すように、外板111の内側(図5(a)紙面奥側)の面である内側面111bに縦骨組み112及び横骨組み113がレーザー溶接されており、外板111の外側(図5(a)紙面手前側)の面である外側面111aに、溶接による折れ曲がりである縦曲がりL112及び横曲がりL113が形成されている。
ここで、側構体110の外側面111aは、図5(a)に示すように、仮想境界線Kを境に矢印X1側(図5(a)左側)の外側面111aには、矢印X1に直交する方向に延設された複数の溝の集まりであるヘアーライン加工が施されており、境界線Kを境に矢印X2側(図5(a)右側)の外側面111aには、ヘアーライン加工は施されておらず平坦面とされている。
このように、矢印X2側(図5(a)右側)の外側面111aは、平坦面とされているので、上述した理由から、縦曲がりL112及び横曲がりL113の両方が目立ってしまう。
一方、矢印X1側(図5(a)左側)の外側面111aには、ヘアーライン加工が施されている。ヘアーライン加工は、矢印X1,X2に直交する方向(図5(a)上下方向)に沿って複数の溝が延設される加工であるので、図5(a)に示すように、矢印X1側の外側面111aでは、矢印X2側の外側面111aに現れている縦曲がりL112に比べて、縦曲がりL112を目立たなくすることができる。
しかしながら、矢印X1,X2方向に延設される横曲がりL113は、ヘアーラインの溝の延設方向と延設方向が一致していないため、ヘアーライン加工が施されていても目立ってしまっていた。そのため、鉄道車両の外観品質を確保することが困難であるという問題点があった。
これに対し、従来の鉄道車両では、次のようにして外観品質を確保していた。ここで、図5(b)を参照して、従来の車両構体120について説明する。図5(b)は、従来の側構体120の部分斜視図である。
なお、理解を容易とするために、縦ビードB122及び横ビードB123を太い実線にて示している。また、縦ビードB122及び横ビードB123により形成される折れ曲がりである縦曲がり及び横曲がり、および、ヘアーライン加工は、外側面121a上に形成されているため図示を省略している。
側構体120では、ヘアーライン加工(図示せず)の溝の延設方向(図5(a)上下方向、以下、「ヘアーライン方向」と称す。)に沿って溶接された縦骨組み122に、その縦骨組み122に対して直交した状態で横骨組み123が溶接されていた。
この場合、横骨組み123が縦骨組み122に溶接されているので、横骨組み123の横ビードB13が縦骨組み122上に形成される。よって、外板121の外側面121aには、横ビードB123による横曲がりの形成が防止されると共に縦ビードB122による縦曲がりのみが形成されていた。
即ち、長手方向がヘアーライン方向と直交して配設される横骨組み123を縦骨組み122に溶接すると共に、長手方向がヘアーライン方向に沿って配設される縦骨組み122を縦ビードB122がヘアーライン方向と一致するように外板121に溶接することで、横曲がりの発生を防止すると共に縦曲がりを目立たなくして、鉄道車両の外観品質を確保していた。
特許3957703号
しかしながら、上述した従来の鉄道車両では、外観品質を確保するために外板に溶接された縦骨組みの上にさらに横骨組みを溶接するので、骨組みが重ね合わせられた分、重量が嵩むという問題点があった。また、横骨組みは外板から浮き上がっているので、外板に直接溶接される場合に比べて構体を高強度に保つことが困難であるという問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、外観品質を確保すると共に軽量化および高強度化を図ることができる鉄道車両を提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の鉄道車両は、平板から形成され構体の外壁を構成する外板と、その外板の内側の面に溶接される第1骨組みと、その第1骨組みに対して所定の角度を有すると共に前記外板の内側の面に溶接される第2骨組みとを備えるものであって、前記第2骨組みは、前記外板の内側の面に溶接され、前記外板の外側の面は、エンボス加工にて複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されている。
請求項2記載の鉄道車両は、請求項1記載の鉄道車両において、前記外板の外側の面は、前記複数の凹形状および前記複数の凸形状が所定の形態で配設される第1領域と、その第1領域に隣接されると共に前記第1領域と異なる形態で前記複数の凹形状および前記複数の凸形状が配設される第2領域とを複数備えており、それら第2領域と第1領域との複数の境界の内の隣接する境界の間隔が前記第1骨組み又は前記第2骨組みが前記外板に溶接されることで形成される溶接ビードの幅よりも大きな寸法値に設定されている。
請求項3記載の鉄道車両は、請求項2記載の鉄道車両において、前記溶接ビードが前記境界に沿って形成されている。
請求項4記載の鉄道車両は、請求項2又は3に記載の鉄道車両において、前記外板は、内側の面にエンボス加工にて凹設される目印凹部を備え、その目印凹部は、平面視において前記境界に重ね合わせられている。
請求項1記載の鉄道車両によれば、外板の外側の面は、複数の凹形状および複数の凸形状がエンボス加工にて不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されているので、外板の外側の面に照射された光を四方に不規則に反射させることができる。そのため、外板が折れ曲がっている場合でも、その折れ曲がりによる光の反射方向の変化を目立たなくすることができる。よって、折れ曲がりを目立たなくして、鉄道車両の外観品質を確保することができるという効果がある。
また、溶接の方向に関わらず折れ曲がりを目立たなくすることで、第1骨組みと第2骨組みとを外板に直接溶接することを可能として高強度化を図ることができる。また、第1骨組みと第2骨組みとを外板に直接溶接することで、第1骨組みに第2骨組みを重ね合わせることを不要として、その分、軽量化を図ることができる。
即ち、外板の外側の面が複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されているので、鉄道車両の外観品質を確保すると共に軽量化および高強度化を図ることができるという効果がある。
また、外板の外側の面が複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されているので、外板の外側の面に照射された光が四方に不規則に反射される。そのため、外板の外側の面に傷が付いた場合でも、その傷による光の反射方向の変化を目立たなくして鉄道車両の外観品質を長期間にわたって確保することができるという効果がある。
請求項2記載の鉄道車両によれば、請求項1記載の鉄道車両の奏する効果に加え、複数の境界の内の隣接する境界の間隔が、第1骨組み又は前記第2骨組みが外板に溶接されることで形成される溶接ビードの幅よりも大きな寸法値に設定されているので、第1領域が反射する光の状態(見え方)と第2領域が反射する光の状態(見え方)との違いによって、外板の表面の折れ曲がりによる光の反射の変化を目立たなくして、鉄道車両の外観品質を確保することができるという効果がある。
また、複数の凹形状および複数の凸形状が配設される第1領域および密度が異なる第2領域を備えているので、第1領域および第2領域の平面視における形状および配置を変更することで鉄道車両の外観を変更することができるという効果がある。
請求項3記載の鉄道車両によれば、請求項2記載の鉄道車両の奏する効果に加え、溶接ビードが第1領域と第2領域との境界に沿って形成されるので、第1領域と第2領域との境界に外板の表面の折れ曲がりを沿わせることができる。よって、第1領域が反射する光の状態(見え方)と第2領域が反射する光の状態(見え方)との違いによって、外板の表面の折れ曲がりによる光の反射の変化を目立たなくして、鉄道車両の外観品質を確保することができるという効果がある。
請求項4記載の鉄道車両によれば、請求項2又は3に記載の鉄道車両の奏する効果に加え、外板は、内側の面にエンボス加工にて凹設される目印凹部を備え、その目印凹部が平面視において境界に重ね合わせられているので、外板の外側に配設される第1領域と第2領域との境界の位置を外板の内側に凹設される目印凹部の位置によって確認することができる。
そのため、溶接をおこなう際に第1領域と第2領域との境界に溶接ビードを精度よく沿わせることで、溶接ビードによって生じる外板の表面の折れ曲がりを第1領域と第2領域との境界に精度良く沿わせることができる。
よって、第1領域が反射する光の状態(見え方)と第2領域が反射する光の状態(見え方)との違いによって、外板の表面の折れ曲がりによる光の反射の変化を目立たなくして、鉄道車両の外観品質を確保することができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、図1(a)を参照して、車両構体100の構成について説明する。図1(a)は、本発明の第1実施の形態における車両構体100の部分断面斜視図である。
車両構体100は、鉄道車両の基体部を構成するものであり、車両構体100の上側に配設され鉄道車両の屋根を構成する屋根構体1と、車両構体100の下側に配設され鉄道車両の床を構成する床構体2と、その床構体2と屋根構体1とを連結し、鉄道車両の側面を構成する側構体10とを備えている。
次いで、図1(b)、図1(c)及び図2を参照して、側構体10の構成について説明する。図1(b)は、図1(a)のIbで示した部分を拡大した拡大断面斜視図であり、図1(c)は、図1(b)の側構体10を外側面11a側から見た拡大断面斜視図である。なお、図1(b)及び図1(c)に示す矢印Xは、車両構体100の前後方向を示し、矢印Yは、車両構体100の上下方向を示している。
また、図2は、図1(b)の矢印Yに直交する仮想平面における外板11及び縦骨組み12の断面の一部を示した部分断面図である。なお、矢印Xに直交する仮想平面における外板11及び横骨組み13(両側端部を除く)の断面は、矢印Yに直交する仮想平面における外板11及び縦骨組み12の断面と同一に構成されているので、矢印Yに直交する仮想平面における外板11及び縦骨組み12の断面の一部を図2に示し、矢印Xに直交する仮想平面における外板11及び横骨組み13の断面の図示を省略する。
また、図2では、理解を容易とするために、外板11の外側面11a側(図2右側)に視線の位置を示す目を記載すると共に、縦曲がりL12と目とを結んだ仮想線を破線で示し、外側面11aから反射されて目に届く光を二点鎖線の矢印で示している。
側構体10は、図1(b)に示すように、外板11と、縦骨組み12と、横骨組み13とを備えている。なお、横骨組み13は、端部の形状、長手方向の長さ(縦骨組み12は、床構体2から屋根構体1までの間隔とほぼ同等の長さ、横骨組み13は、隣接する縦骨組み12の鉄道車両前後方向の間隔とほぼ同等の長さ)及び配設方向(縦骨組み12は、長手方向を鉄道車両の上下方向に沿わせた状態に配設され、横骨組み13は、長手方向を鉄道車両の前後方向に沿わせた状態に配設されている。)を除いては、縦骨組み12と同様に構成されており、骨組本体部13aが骨組本体部12aに対応し、溶接部13bが溶接部12bに対応し、横ビードB13が縦ビードB12に対応している。よって、縦骨組み12の構成を説明して、横骨組み13の構成の説明を省略する。
外板11は、車両構体100の最外部に配設されると共にエンボス加工にて形成された平板状の部材であり、図1(b)及び図1(c)に示すように、車両構体100の外側に向けて配設される外側面11aと、車両構体100の内側に向けて配設される内側面11bとを備えている。
ここで、エンボス加工について説明する。エンボス加工とは、凹凸形状(凹形状および凸形状が不規則に組み合わせた形状)にて形成された模様が外周面に配設される2本のローラーで平板状の素材を狭持して、それらローラーの回転により平板状の素材の両側面にそれらローラーの外周面の模様を転写する加工であり、2本のローラーの内の一方の模様が外板11の外側面11aに転写され、2本のローラーの内の他方の模様が外板11の内側面11bに転写される。よって、外側面11aと内側面11bとには、別々の模様を転写することができる。
外側面11aは、図2に示すように、全面が複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されている。よって、縦曲がりL12を目立たなくして車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を保つことができる。なお、縦曲がりL12を目立たなくする作用については後述する。
内側面11bは、図2に示すように、平坦に構成されている。よって、内側面11bと後述する溶接部12bの内側面11b側の面であり平坦面として構成される接触面12cとのすき間を小さく保ち、後述する縦骨組み12の内側面11bへの溶接を容易とすることができる。
上述したように、外板11にエンボス加工を施すことで、1度の加工で外側面11aと内側面11bとを異なる表面形状とすることができる。そのため、例えば、外側面11aと内側面11bとを研削にて加工する場合に比べて、外板11を製造する手間を削減することができる。よって、車両構体100にて構成された鉄道車両の製造コストの削減を図ることができる。
縦骨組み12は、外板11を補強する部材であり、図1(b)及び図1(c)に示すように、長尺状に構成されると共に、断面コの字形状に構成される骨組本体部12aと、骨組本体部12aの断面コの字の開口側の外延に連成され平板状に構成される溶接部12bとを備えている。
溶接部12bは、外板11にレーザー溶接される部位であり、図1(b)及び図2に示すように、外板11の内側面11bに当接される当接面12cと、レーザー溶接のレーザー光線が照射される照射面12dと、その照射面12dに照射されるレーザー光線によって溶接部12bと外板11の内側面11b側の部位が溶融されることで形成されたビードである縦ビードB12とを備えている。その縦ビードB12は、溶接部12bの長手方向(矢印X方向)に沿って形成されている。
なお、縦ビードB12は、図2に示すように、外板11の外側面11aまでは到達しない程度にレーザー溶接にて形成されているので、外側面11aには溶接痕が形成されない。よって、外板11にステンレスやアルミニウムなど表面の仕上げを不要とする素材を使用することができる。
しかしながら、レーザー溶接にて溶接痕が形成されることを防止しても、縦ビードB12が形成される過程で縦ビードB12が収縮するため、上述したように、縦ビードB12に沿って外板11が折れ曲がる。そのため、外側面11aには、図1(c)に示すように、折れ曲がりの稜線である縦曲がりL12が形成される。なお、横ビードB13に関しても縦ビードB12と同様に、折れ曲がりの稜線である横曲がりL13が形成される。
即ち、図1(c)に示すように、車両構体100の上下方向(矢印Y方向)及び車両構体100の前後方向(矢印X方向)に縦曲がりL12及び横曲がりL13が形成される。したがって、従来のへアーライン加工では、ヘアーライン加工の溝の延設方向を縦曲がりL12の延設方向に沿わせることで、縦曲がりL12を目立たなくすることが可能であったが、横曲がりL13は、ヘアーライン加工の溝の延設方向に対して直交しているので、縦曲がりL12に比べて目立ってしまうという不具合があった。
これに対し、第1実施の形態の車両構体100によれば、外板11の外側面11aは、エンボス加工にて複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されているので、外板11の外側面11aに照射された光を四方に不規則に反射させることができる。よって、例えば、図2に示すように、Y方向の断面において、外側面11aに照射された光を散乱して反射することができる。
そのため、縦ビードB12によって外板11の外側面11aに縦曲がりL12が形成された場合でも、図2に示すように、縦曲がりL12を境に骨組本体部12a側(図2下側)の外側面11aによって反射されて目に届く光(破線の上側に配設される二点鎖線の矢印の群)と、縦曲がりL12を境に骨組本体部12a側の反対側(図2上側)の外側面11aによって反射されて目に届く光(破線の下側に配設される二点鎖線の矢印の群)との割合がほぼ一様となるので、縦曲がりL12を境に外側面11aから反射されて目に届く光の変化の割合を小さく保つことができる。その結果、縦曲がりL12を目立たなくして、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を保つことができる。
また、外側面11aは照射された光を四方に不規則に反射させることができるので、横骨組み13によって形成される横曲がりL13に関しても同様に目立たなくして、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を保つことができる。
また、縦骨組み12と横骨組み13とを外板11に直接溶接した場合でも外観品質を確保することができるので、縦骨組み12と横骨組み13とを外板11に直接溶接して、高強度化を図ることができる。
また、従来のように、縦骨組みに横骨組みを溶接する必要が無いので、横骨組みが縦骨組みに重なり合っていた分の重量を削減して、軽量化を図ることができる。
即ち、外板11の外側面11aを複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成することで、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保すると共に軽量化および高強度化を図ることができる。
また、複数の凹形状および複数の凸形状が外側面11a上に不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されているので、外板11の外側面11aに照射された光が四方に不規則に反射される。そのため、外板11の外側面11aに傷が付いた場合でも、その傷による光の反射方向の変化を目立たなくして、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を長期間にわたって確保することができる。
次いで、図3を参照して、第2実施の形態について説明する。図3は、第2実施の形態における側構体210を外側面211a側から見た側面図であり、内側面211bに形成される縦溝218及び横溝219の外縁を破線で示し、理解を容易とするために、平面視(図3紙面垂直方向視)において縦溝218及び横溝219に重なる第1領域215及び第2領域216のハッチングを省略している。なお、ハッチングを省略した部分については、第1領域215と第2領域216との境界を示す境界線220に縦曲がりL12及び横曲がりL13が一致している。
また、境界線220の上に縦曲がりL12及び横曲がりL13が配設されているので、図3では、理解を容易とするために、縦曲がりL12及び横曲がりL13を示す2点鎖線を延長して図示している。
第1実施の形態では、外側面11aが複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されている場合を説明したが、第2実施の形態では、外側面211aが複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状とされる第1領域215と、その第1領域215の凹凸形状の1/2から1/3の縮尺にて相似形の凹凸形状に構成される第2領域216とを備え、その第1領域215と第2領域216とを組み合わせて外側面211a上に市松模様が形成されている。
なお、市松模様とは、模様の異なる矩形領域を互い違いに配設した模様である。また、第1領域215と第2領域216とは、光の反射の形態(見え方)が異なるため、境界線220を境に光の反射の形態(見え方)が変化する。
第2実施の形態では、図3に示すように、市松模様の矩形の領域に第1領域215が設けられ、その第1領域215が配設された矩形の領域と互い違いに配設される別の矩形の領域に第2領域216が設けられており、隣接する境界線220の間隔寸法である間隔W2が縦ビードB12(図2参照)の幅寸法値である幅W1(図2参照)より大きな寸法値に設定されている(W1<W2)。
よって、第1領域215の光の反射の形態(見え方)と第2領域216の光の反射の形態(見え方)との違いによって、外板11の縦曲がりL12及び横曲がりL13による光の反射の変化を目立たなくすることができる。その結果、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保することができる。
また、第2実施の形態では、直交する境界線220が複数形成されており、それら境界線220の内の一方の境界線(図3上下方向に延設される境界線)を縦曲がりL12に重ね合わせ、他方の境界線220(図3左右方向に延設される境界線)を横曲がりL13に重ね合わせた状態として外板211が配設されている。
そのため、境界線220での光の反射の形態(見え方)の変化に縦曲がりL12及び横曲がりL13を紛れ込ませることができる。その結果、縦曲がりL12及び横曲がりL13による光の反射の変化をさらに目立たなくして、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保することができる。
また、第1実施の形態では、内側面11bが平坦面として構成される場合を説明したが、第2実施の形態では、図3に示すように、外側面211aの裏側の面である内側面211bに縦溝218及び横溝219が凹設されている。
その縦溝218は、車両構体100の上下方向(図3上下方向)に延設されており、横溝219は、車両構体100の左右方向(図3左右方向)に延設されている。また、それら縦溝218及び横溝219は、平面視(図3紙面垂直方向視)において境界線220と重なり合っている。
そのため、それら縦溝218及び横溝219の位置を確認することで内側面211b側からでも境界線220の位置を確認することができる。よって、縦溝218及び横溝219を基準として縦骨組み12及び横骨組み13を内側面211b上に配設することで、第1領域215及び第2領域216の境界線220に縦ビードB12(図1参照)及び横ビードB13(図1参照)を一致させた溶接おこなうことができる。
よって、縦ビードB12(図1参照)及び横ビードB13(図1参照)によって形成される縦曲がりL12及び横曲がりL13を第1領域215及び第2領域216の境界に精度よく沿わせることができるので、第1領域215の光の反射の形態(見え方)と第2領域216の光の反射の形態(見え方)との違いによって、縦曲がりL12及び横曲がりL13による光の反射の変化を目立たなくすることができる。
その結果、車両構体100にて構成される鉄道車両の外観品質を確保することができる。なお、縦溝218及び横溝219の凹みは、縦骨組み12及び横骨組み13の外板11への溶接性に影響がない程度に浅く凹設されている。
次いで、図4(a)を参照して、第3実施の形態について説明する。図4(a)は、第3実施の形態における側構体310を外側面311a側から見た側面図である。
第2実施の形態では、第1領域215と第2領域216との組み合わせによって外側面211a上に市松模様が形成される場合を説明したが、第3実施の形態では、第1領域215と第2領域216との組み合わせによって外側面311a上に木目模様が形成されている。
なお、第1領域215と第2領域216との境界を境界線320で示しており、第1領域215と第2領域216とは、光の反射の形態(見え方)が異なるため、境界線320を境に光の反射の形態(見え方)が変化する。
第3実施の形態では、図4(a)に示すように、境界線320の内の隣接する境界線320の間隔寸法であって、縦曲がりL12に直交する方向(図4(a)左右方向)の間隔寸法である間隔W32が縦ビードB12(図2参照)の幅寸法である幅W1(図2参照)より大きな寸法に設定され(W1<W32)、境界線320の内の隣接する境界線320の間隔寸法であって、横曲がりL13に直交する方向(図4(a)上下方向)の間隔寸法である間隔W33が縦ビードB12(図2参照)の幅寸法である幅W1(図2参照)より大きな寸法に設定されている(W1<W33)。
なお、間隔W32は、第1領域215と第2領域216との隣接する境界線320の間隔寸法であって、縦曲がりL12に直交する方向(図4(a)左右方向)の間隔寸法の内の最小寸法を示しており、間隔W33は、第1領域215と第2領域216との隣接する境界線320の間隔寸法であって、横曲がりL13に直交する方向(図4(a)上下方向)の間隔寸法の内の最小寸法値を示している。
よって、第1領域215の光の反射の形態(見え方)と第2領域216の光の反射の形態(見え方)との違いによって、外板311の縦曲がりL12及び横曲がりL13による光の反射の変化を目立たなくすることができる。その結果、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保することができる。
次いで、図4(b)を参照して、第4実施の形態について説明する。図4(b)は、第4実施の形態における側構体410を外側面411a側から見た側面図である。
第2実施の形態では、第1領域215と第2領域216との組み合わせによって外側面211a上に市松模様が形成される場合を説明したが、第4実施の形態では、第1領域215と第2領域216との組み合わせによって外側面411a上に大きさの異なる円を備えた水玉模様が形成されている。
なお、第1領域215と第2領域216との境界を境界線420で示しており、第1領域215と第2領域216とは、光の反射の形態(見え方)が異なるため、境界線420を境に光の反射の形態(見え方)が変化する。
第4実施の形態では、図4(b)に示すように、第1領域215の中に点在する大きさの異なる円形に形成された領域に第2領域216が設けられており、境界線420の内の隣接する境界線420の間隔寸法である直径W4が縦ビードB12(図2参照)の幅寸法である幅W1(図2参照)より大きな寸法に設定されている(W1<W4)。なお、間隔W4は、第2領域216が配設される円形に形成された領域の直径の内の最小寸法を表している。
そのため、第1領域215の光の反射の形態(見え方)と第2領域216の光の反射の形態(見え方)との違いによって、外板411の縦曲がりL12及び横曲がりL13による光の反射の変化を目立たなくすることができる。その結果、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保することができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施の形態で挙げた数値(例えば、各構成の数量や寸法など)は一例を示すものであり、他の数値を採用することは当然可能である。
第2実施の形態では、縦溝218及び横溝219と溶接部12bとの間に隙間が形成される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、溶接部12bの当接面12cに縦溝218及び横溝219に嵌合される凸部を設けても良い。
この場合、縦溝218及び横溝219に溶接部12bの凸部が嵌合されるので、縦溝218及び横溝219と溶接部12bとの隙間を低減することができる。よって、外板211に対する縦骨組み12及び横骨組み13の溶接を良好に保つことができる。
また、縦溝218及び横溝219に溶接部12bの凸部が係止されるので、縦骨組み12及び横骨組み13が外板211にして位置決めされる。よって、縦骨組み12及び横骨組み13の配設の手間を省くことができるので、車両構体100にて構成された鉄道車両の製造コストを削減して鉄道車両の製品コストの削減を図ることができる。
また、上述した凸部は、凸設高さが縦溝218及び横溝219の凹設深さ(図3紙面垂直方向寸法)と同等または小さく形成され、幅(凸設高さに直交する方向の寸法)が縦溝218及び横溝219の幅(図3上下方向寸法および図3左右方向寸法)と同等または狭く形成されている。
そのため、その凸部を縦溝218に嵌合させると縦溝218の延設方向(図3上下方向)に直交する方向(図3左右方向)への動きを規制することができ、横溝219に嵌合させると横溝219の延設方向(図3左右方向)に直交する方向(図3上下方向)への動きを規制することができる。
よって、縦溝218及び横溝219の位置決めを容易として、車両構体100の製造の手間を省くことができる。その結果、鉄道車両の製品コストの削減を図ることができる。
また、上記各実施の形態では、縦曲がりL12を車両構体100の上下方向に沿って延設し、横曲がりL13を車両構体100の左右方向に沿って延設する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、境界線320,420に沿って延設しても良い。
この場合、湾曲した骨組みの溶接や骨組みの溶接を断続的に行うと第1領域215の光の反射の形態(見え方)と第2領域216の光の反射の形態(見え方)との違いによって、レーザー溶接によって形成される外板311,411の縦曲がりL12及び横曲がりL13による光の反射の変化を目立たなくすることができる。
そのため、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保すると共に骨組みの形状または骨組みの溶接箇所の配置に応じた溶接をすることができる。即ち、複雑な構造の鉄道車両であっても、外観品質を確保すると共に軽量化および高強度化を図ることができる。
また、第2実施の形態では、平面視(図3紙面垂直方向視)において縦溝218及び横溝219が縦ビードB12及び横ビードB13に重なりあって配設される場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、平面視(図3紙面垂直方向視)において縦溝218及び横溝219を縦骨組み12の溶接部12b及び横骨組み13の溶接部13bのそれぞれの外縁の外側に配設しても良い。
この場合、縦骨組み12及び横骨組み13を外板211上に配設した状態で縦溝218及び横溝219を目視することが可能となるので、縦骨組み12及び横骨組み13を配設した後からでも縦骨組み12及び横骨組み13の配設位置を確認することができる。
よって、配設位置がずれた状態で縦骨組み12及び横骨組み13を外板211に溶接することを防止することができる。その結果、車両構体100の組み立て精度を高めて鉄道車両を精度良く製造することができる。
上記各実施の形態では、側構体10の外板11にエンボス加工を施す場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、側構体10に取り付けられ乗員、乗客の出入りに使用されるドアの外板にエンボス加工を施しても良い。
この場合、側構体10の外板11とドアの外板とを同様の光の反射の形態(見え方)とすることができる。よって、ドアを目立たなくしてドアに外板11との一体感を与えることができる。その結果、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保することができる。また、ドアにエンボス加工を施すことでドアの傷つきを防止することもできる。その結果、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を長期間維持することができる。
また、第2実施の形態、第3実施の形態および第4実施の形態では、外側面211a,311a,411aに、第1領域215,315,415と第2領域216,316,416とを組み合わせて模様が形成されている場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、側構体10に取り付けられ乗員、乗客の出入りに使用されるドアの外板に第1領域215,315,415と第2領域216,316,416とを組み合わせて模様を形成しても良い。
この場合、側構体10の外板11とドアの外板とを同様の光の反射の形態(見え方)とすることができる。よって、ドアを目立たなくしてドアに外板11との一体感を与えることができる。その結果、車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を確保することができる。
上記各実施の形態では、縦骨組み12及び横骨組み13の両方を外板11に溶接する場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、外板11に縦骨組み12を複数溶接して、横骨組み13より長い横骨組みを複数の縦骨組み12の一の面(外板11に対して反対側の面)に溶接しても良い。
この場合、エンボス加工された外板11に縦骨組み12及び横骨組みを従来と同様の構成にて溶接するので、既存の設備を使って側構体10を製造することができる。よって、エンボス加工により傷つきを防止して外観品質を長期間維持することができると共に設備投資を抑えることで、鉄道車両の製造コストを削減することができる。
また、上記各実施の形態では、縦骨組み12の長手方向を鉄道車両の上下方向に沿わせ、横骨組み13の長手方向を鉄道車両の前後方向に沿わせた場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、縦骨組み12の長手方向を鉄道車両の前後方向に沿わせ、横骨組み13の長手方向を鉄道車両の上下方向に沿わせても良い。この場合、縦骨組み12の長手方向を鉄道車両の上下方向に沿わせ、横骨組み13の長手方向を鉄道車両の前後方向に沿わせた場合と同様の効果を奏する。
また、上記各実施の形態では、外側面11aが複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されている場合を説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、外側面11aを複数の凹形状および複数の凸形状が規則的に組み合わせられた凹凸形状に構成しても良い。
この場合、外側面11aに照射された光の内で凹形状または凸形状に照射された光の反射向きが変わる。よって、所定の方向に反射される光の強さが弱まるので、縦曲がりL12または横曲がりL13による光の変化の度合いが小さくなる。その結果、縦曲がりL12または横曲がりL13を目立たなくして車両構体100にて構成された鉄道車両の外観品質を保つことができる。
(a)は、本発明の第1実施の形態における車両構体の部分断面斜視図であり、(b)は、図1(a)のIbで示した部分を拡大した拡大断面斜視図であり、(c)は、図1(b)の側構体を外側面側から見た拡大断面斜視図である。 図1(b)の矢印Y方向から見た外板および縦骨組みの一部を示した部分断面図である。 第2実施の形態の側構体を外側面側から見た側面図である。 (a)は、第3実施の形態の側構体を外側面側から見た側面図であり、(b)は、第4実施の形態の側構体を外側面側から見た側面図である。 (a)は、外側面の一部にヘアーライン加工が施された従来の側構体の部分斜視図であり、(b)は、従来の側構体の部分斜視図である。
符号の説明
100 車両構体(鉄道車両の一部)
11,211,311,411 外板
11a,211a,311a,411a 外側面(外側の面)
11b,2,3,4 内側面(内側の面)
12 縦骨組み(第1骨組み又は第2骨組み)
13 横骨組み(第2骨組み又は第1骨組み)
B12 縦ビード(溶接ビードの一部)
B13 横ビード(溶接ビードの一部)
215,215,315,415 第1領域
216,216,316,416 第2領域
218 縦溝(目印凹部の一部)
219 横溝(目印凹部の一部)
220,320,420 境界線境界を示す線
W1 幅(溶接ビードの幅)
W2,W32,W33 間隔(隣接する境界の間隔)
W4 直径(隣接する境界の間隔)

Claims (4)

  1. 平板から形成され構体の外壁を構成する外板と、その外板の内側の面に溶接される第1骨組みと、その第1骨組みに対して所定の角度を有して配設される第2骨組みとを備える鉄道車両において、
    前記第2骨組みは、前記外板の内側の面に溶接され、
    前記外板の外側の面は、エンボス加工にて複数の凹形状および複数の凸形状が不規則に組み合わせられた凹凸形状に構成されていることを特徴とする鉄道車両。
  2. 前記外板の外側の面は、
    前記複数の凹形状および前記複数の凸形状が所定の形態で配設される第1領域と、
    その第1領域に隣接されると共に前記第1領域と異なる形態で前記複数の凹形状および前記複数の凸形状が配設される第2領域とを複数備えており、
    それら第2領域と第1領域との複数の境界の内の隣接する境界の間隔が前記第1骨組み又は前記第2骨組みが前記外板に溶接されることで形成される溶接ビードの幅よりも大きな寸法値に設定されていることを特徴とする請求項1記載の鉄道車両。
  3. 前記溶接ビードが前記境界に沿って形成されていることを特徴とする請求項2記載の鉄道車両。
  4. 前記外板は、内側の面にエンボス加工にて凹設される目印凹部を備え、
    その目印凹部は、平面視において前記境界に重ね合わせられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の鉄道車両。
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