JP2007030211A - 自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】自動車用ウェザーストリップ10の外表面の少なくとも一部にスエード調の装飾面4を形成する、自動車用ウェザーストリップ10の製造方法において、自動車用ウェザーストリップ10を形成する本体部3と、本体部3における装飾面4が形成される部位に積層される第1スポンジゴム層1と、第1スポンジゴム層1に積層され、発泡後に第1スポンジゴム層1よりも低比重となる第2スポンジゴム層2とを一体押出成形する第1工程と、本体部3、第1スポンジゴム層1、及び第2スポンジゴム層2を加硫発泡させる第2工程と、第1スポンジゴム層1から第2スポンジゴム層2を剥離することによって、第1スポンジゴム層1の表面をスエード調に加工処理し装飾面4を形成する第3工程とを含む。
【選択図】図3
Description
このウェザーストリップ50は、内側に複数の保持リップ13を備えた取付基部11、取付基部11に一体成形された中空シール部12、及び同じく取付基部11に一体成形されたオープニングシール14から構成されている。そして、車体開口縁に形成されたフランジに取付基部11が嵌着されるようになっている。
同様なものとして、特許文献1には、発泡ゴム層の表皮を電動回転式サンドペーパー又はサンダーで研磨して除去する発明が開示されている。
また、特許文献2や特許文献3に記載された発明によれば、粉塵の発生は防止できるが、使用するゴム材料が限定されてしまうという問題点があった。
また、第2スポンジゴム層は、発泡後に第1スポンジゴム層よりも低比重となるようになっているので、第2工程において加硫発泡させることにより、第2スポンジゴム層が第1スポンジゴム層よりも高発泡の状態となる。従って、第3工程における第1スポンジゴム層と第2スポンジゴム層の剥離が容易となる。
そして、第3工程において第1スポンジゴム層から第2スポンジゴム層を剥離することにより、第1スポンジゴム層の表面をスエード調に加工処理し装飾面を形成することができる。また、第1スポンジゴム層から第2スポンジゴム層を剥離する際に、第2スポンジゴム層の一部がやぶれて第1スポンジゴム層側に残ることにより、スエード調の外観の風合いと感触がより向上する。
以上により、粉塵を発生させず、かつ使用するゴム材料が限定されることなく、外表面にスエード調の装飾面を形成することができる。
なお、第2スポンジゴム層の比重は、0.1〜0.2がさらに好ましい。0.1未満であると安定して製造出来なくなる。また、0.2を超えると剥離の容易性が若干低下するとともに、界面が均一になりにくくなり、外観の風合いと感触が悪化しやすくなる。
なお図中の符号は、それぞれ押出装置100、加硫装置200、引取装置300、剥離装置400を示している。
図2に示すように、ウェザーストリップ10は、内側に複数の保持リップ13を備えた取付基部11、取付基部11に一体成形された中空シール部12、及び同じく取付基部11に一体成形されたオープニングシール14から構成されている。そして、車体開口縁に形成されたフランジに取付基部11が嵌着されるようになっている。なお、取付基部11、中空シール部12、保持リップ13、及びオープニングシール14をまとめて、本体部3とする。
なお、装飾面4は、本実施形態のような取付基部11からオープニングシール14にかけての外表面に限らず、所望の部位に形成するものでよい。
第1スポンジゴム層1は、本体部3のうちスエード調の装飾面4が形成される部位(取付基部11からオープニングシール14にかけての外表面)に積層されている。また、第1スポンジゴム層1の外側には、さらに第2スポンジゴム層2が積層されている。
例えば、第2スポンジゴム層2の発泡剤として、ADCA(アゾジカルボンアミド)を用いれば、容易に高発泡とすることができるので好ましい。
なお、引取装置300は、一体押出成形されたウェザーストリップ10を、加硫装置200に通すための働きをするものである。
図3に示すように、第1スポンジゴム層1から第2スポンジゴム層2を剥離することにより、第1スポンジゴム層1の表面には装飾面4が形成される。
このとき、図4に示す断面図のように、第1スポンジゴム層1と第2スポンジゴム層2の境界面が引き裂かれた状態となって、スエード調の装飾面4が形成される。特に、第2スポンジゴム層2を第1スポンジゴム層1よりも低比重(高発泡)とており、容易に剥離することができるものである。
また、第2スポンジゴム層2は、発泡後に第1スポンジゴム層1よりも低比重となるようになっているので、第2工程において加硫発泡させることにより、第2スポンジゴム層2が第1スポンジゴム層1よりも高発泡の状態となる。従って、第3工程における第1スポンジゴム層1と第2スポンジゴム層2の剥離が容易となる。
そして、第3工程において第1スポンジゴム層1から第2スポンジゴム層2を剥離することにより、第1スポンジゴム層1の表面をスエード調に加工処理し装飾面4を形成することができる。また、第1スポンジゴム層1から第2スポンジゴム層2を剥離する際に、第2スポンジゴム層2の一部がやぶれて第1スポンジゴム層1側に残ることにより、スエード調の外観の風合いと感触がより向上する。
以上により、粉塵を発生させず、かつ使用するゴム材料が限定されることなく、外表面にスエード調の装飾面4を形成することができる。
なお、第2スポンジゴム層2の比重は、0.1〜0.2がさらに好ましい。0.1未満であると安定して製造出来なくなる。また、0.2を超えると剥離の容易性が若干低下するとともに、界面が均一になりにくくなり、外観の風合いと感触が悪化しやすくなる。
2 第2スポンジゴム層
3 本体部
4 装飾面
5 装飾面
10 ウェザーストリップ
11 取付基部
12 中空シール部
13 保持リップ
14 オープニングシール
50 ウェザーストリップ
100 押出装置
200 加硫装置
300 引取装置
400 剥離装置
500 研磨ロール
Claims (4)
- 自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの外表面の少なくとも一部にスエード調の装飾面を形成する、自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法において、
前記自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムを形成する本体部と、前記本体部における前記装飾面が形成される部位に積層される第1スポンジゴム層と、前記第1スポンジゴム層に積層され、発泡後に前記第1スポンジゴム層よりも低比重となる第2スポンジゴム層とを一体押出成形する第1工程と、
前記本体部、前記第1スポンジゴム層、及び前記第2スポンジゴム層を加硫発泡させる第2工程と、
前記第1スポンジゴム層から前記第2スポンジゴム層を剥離することによって、前記第1スポンジゴム層の表面をスエード調に加工処理し前記装飾面を形成する第3工程と、
を含むことを特徴とする自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法。 - 前記第1スポンジゴム層の発泡後の比重が0.5〜0.8であり、前記第2スポンジゴム層の発泡後の比重が0.3以下であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法。
- 前記第2スポンジゴム層の発泡剤として、ADCA(アゾジカルボンアミド)を用いたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法。
- 前記第2スポンジゴム層のゴム材料に、そのゴム材料の重量の0.01〜0.3%の水を混合したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか一つに記載の自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2005212865A JP2007030211A (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 自動車用ウェザーストリップ又は自動車用トリムの製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2005
- 2005-07-22 JP JP2005212865A patent/JP2007030211A/ja active Pending
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