JP2007028636A - サンプリング周波数誤差推定装置、サンプリング周波数誤差推定方法、直交周波数分割多重システムの受信機及びその位相歪み補正方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明によるサンプリング周波数誤差推定装置は、サンプリングされ周波数領域に変換されたサンプル受信信号に含まれたパイロット副搬送波の位相変化を計算する位相計算部610と、前記位相変化によって前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトされる位相変化到達時間を計算する判断部620と、前記パイロット副搬送波を利用してサンプリング時間の誤差を計算する時間誤差計算部と、前記位相変化到達時間及び前記サンプリング時間誤差に基づいてサンプリング周波数の誤差を計算する周波数誤差計算部と、を含む。
【選択図】図4
Description
図2Aは、パイロット副搬送波間の位相差を利用してサンプリング周波数の誤差を推定する場合を説明するための図面である。同図によると、パイロット搬送波間の位相差は次の数式によって求めることができる。
[数1]をサンプリング時間誤差に関して示すと次の通りである。
同図によると、パイロット搬送波間の位相差の変化は次の数式によって求めることができる。
このとき、l+1番目のOFDMシンボルの代わりにDだけ遅延されたシンボルとl番目のシンボルでp番目、p+1番目のパイロットとの間の位相差を利用して位相の傾きの変化量を推定することもできる。
また、前記判断部は、前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して前記位相変化到達時間を計算するのが好ましい。
また、計算した前記サンプリング時間の誤差に基づいて前記サンプリングされた受信信号の位相歪みを補償する等化部を更に含むのが好ましい。
そして、前記サンプリング周波数の誤差に基づいて1−サンプルを削除もしくは追加する削除/追加部を更に含むのが好ましい。
また、保存部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号のうち、前記パイロット副搬送波を保存する段階を更に含むのが好ましい。
そして、前記位相変化到達時間を計算する段階は、前記判断部により、前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して前記位相変化到達時間を計算するのが好ましい。
また、保存部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号の前記パイロット副搬送波を保存する段階を更に含むのが好ましい。
また、前記位相変化到達時間は、前記判断部により、前記サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号の前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して計算されるのが好ましい。
また、等化部により、前記サンプリング周波数の誤差に基づいて前記サンプリングされた受信信号の位相歪みを補正する段階を更に含む。
また、削除/追加部により、前記サンプリング周波数の誤差に基づいて1−サンプルを削除もしくは追加する段階を更に含むのが好ましい。
なお、各図面の構成要素に参照符号を付加することにおいて、同一構成要素に対し、たとえ他の図面上に表示されるとしても、できる限り同一符号を付加することとした。
また、本発明を説明することにおいて、関連する公知構成或は機能に対する詳細な説明が本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合は、そのような詳細な説明を省略しすることとした。
同図に示すように、本発明のサンプリング周波数誤差推定装置が適用されるOFDMシステムは、AD変換部100、削除/追加部(rob/stuff unit)200、FFT部(Fast Fourier Transform Unit)300、等化部(Equalizer)400、保存部500、及び周波数誤差推定部(Frequency offset estimator)600を含む。
FFT部300は、サンプリングした前記受信信号を周波数領域に変換する。
保存部500は、周波数領域に変換した受信信号のうちパイロット副搬送波(pilot subcarrier)を保存する。OFDM受信機は送信機および受信機が認識しているデータであるパイロットシンボル(pilot symbol)が伝送され、同期化を行い、サンプリング周波数の誤差推定時に用いられるパイロット副搬送波が別途保存される。
同図に示すように、まず受信信号のうち送信機および受信機が認識しているデータであるパイロット副搬送波の位相変化を計算する(S910)。受信信号は、一定のサンプリング周波数によってサンプリングされた後、FFT部300によって周波数領域に変換される。周波数領域に変換された受信信号のうち、パイロット副搬送波は、パイロット副搬送波のインデックスごとに位相変化が計算される。
従って、位相がπ以上もしくは−π以下となる位置はパイロット副搬送波のインデックスごとに相違し、一つのシンボルにおいて外側に位置する最も上のパイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となる時間に到達する。
そして、それぞれのパイロット副搬送波のサンプリング時間誤差は、S940段階で述べたように、パイロット副搬送波のインデックスとFFTウィンドウサイズを利用して計算すれば次の通りである。
また、誤差が−10ppm、−20ppm、−40ppmの場合、図7Bのようなパケット誤差率を求めることができる。図7Bに示すように、本発明のサンプリング周波数の誤差推定方法を適用することによって、本発明では(propsed)、パケット誤差率も従来(conventional)に比べて減少させることができる。
200 削除/追加部
300 FFT部
400 等化部
500 保存部
600 推定部
610 位相計算部
620 判断部
630 誤差計算部
Claims (17)
- サンプリングされ周波数領域に変換されたサンプル受信信号に含まれるパイロット副搬送波ごとの位相変化を計算する位相計算部と、
前記位相変化によって前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトする位相変化到達時間を計算する判断部と、
前記パイロット副搬送波に基づいてサンプリング時間の誤差を計算する時間誤差計算部と、
前記位相変化到達時間及び前記サンプリング時間誤差に基づいてサンプリング周波数の誤差を計算する周波数誤差計算部と、
を含むことを特徴とするサンプリング周波数誤差推定装置。 - 前記周波数領域に変換された前記サンプル受信信号のうち、前記パイロット副搬送波を保存する保存部を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のサンプリング周波数誤差推定装置。
- 前記判断部は、前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して前記位相変化到達時間を計算することを特徴とする請求項1に記載のサンプリング周波数誤差推定装置。
- 予め設定されたサンプリング周波数に基づいて受信信号をサンプリングするアナログ/デジタル(AD)変換部と、
前記サンプリングされた受信信号を周波数領域に変換する高速フーリエ変換(FET)部と、
前記周波数領域に変換された受信信号に含まれるパイロット副搬送波ごとの位相変化を計算する位相計算部と、
前記位相変化によって前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトする位相変化到達時間を計算する判断部と、
前記パイロット副搬送波に基づいてサンプリング時間の誤差を計算する時間誤差計算部と、
前記位相変化到達時間及び前記サンプリング時間の誤差に基づいてサンプリング周波数の誤差を計算する周波数誤差計算部と、
を含むサンプリング周波数誤差推定装置を備えることを特徴とする直交周波数分割多重システムの受信機。 - 前記判断部は、前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して前記位相変化到達時間を計算することを特徴とする請求項4に記載の直交周波数分割多重システムの受信機。
- 計算した前記サンプリング時間の誤差に基づいて前記サンプリングされた受信信号の位相歪みを補償する等化部を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の直交周波数分割多重システムの受信機。
- 前記サンプリング周波数の誤差に基づいて1−サンプルを削除もしくは追加する削除/追加部を更に含むことを特徴とする請求項4に記載の直交周波数分割多重システムの受信機。
- 位相計算部により、サンプリングされ周波数領域に変換された受信信号に含まれたパイロット副搬送波ごとの位相変化を計算する段階と、
周波数誤差計算部により、前記位相変化によってそれぞれの前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトする位相変化到達時間に基づいてサンプリング周波数の誤差を計算する段階と、
を含むことを特徴とするサンプリング周波数誤差推定方法。 - 前記サンプリング周波数の誤差を計算する段階は、
前記位相計算部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号に含まれたパイロット副搬送波ごとの位相変化を計算する段階と、
判断部により、前記位相変化によって前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトされる位相変化到達時間を計算する段階と、
時間誤差計算部により、前記パイロット副搬送波を利用してサンプリング時間の誤差を計算する段階と、
周波数誤差計算部により、前記位相変化到達時間及び前記サンプリング時間誤差に基づいて前記サンプリング周波数の誤差を計算する段階と、
を含むことを特徴とする請求項8に記載のサンプリング周波数誤差推定方法。 - 保存部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号のうち前記パイロット副搬送波を保存する段階を更に含むことを特徴とする請求項8に記載のサンプリング周波数誤差推定方法。
- 前記位相変化到達時間を計算する段階は、前記判断部により、前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して前記位相変化到達時間を計算することを特徴とする請求項8に記載のサンプリング周波数誤差推定方法。
- アナログ/デジタル(AD)変換部により、予め設定されたサンプリング周波数に基づいて受信信号をサンプリングする段階と、
高速フーリエ変換(FET)部により、サンプリングされた受信信号を周波数領域に変換する段階と、
位相計算部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号に含まれたパイロット副搬送波ごとの位相変化を計算する段階と、
周波数誤差計算部により、前記位相変化によって前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトする位相変化到達時間に基づいてサンプリング周波数の誤差を計算する段階と、
を含むことを特徴とする直交周波数分割多重システムの受信機での位相歪み補正方法。 - 前記サンプリング周波数の誤差を計算する段階は、
前記位相計算部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号に含まれたパイロット副搬送波ごとの位相変化を計算する段階と、
判断部により、前記位相変化によって前記パイロット副搬送波のサンプルがシフトする位相変化到達時間を計算する段階と、
時間誤差計算部により、前記パイロット副搬送波を利用してサンプリング時間の誤差を計算する段階と、
前記周波数誤差計算部により、前記位相変化到達時間及び前記サンプリング時間誤差に基づいて前記サンプリング周波数の誤差を計算する段階と、
を含むことを特徴とする請求項12に記載の直交周波数分割多重システムの受信機での位相歪み補正方法。 - 保存部により、サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号の前記パイロット副搬送波を保存する段階を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の直交周波数分割多重システムの受信機での位相歪み補正方法。
- 前記位相変化到達時間は、前記判断部により、前記サンプリングされ周波数領域に変換された前記受信信号の前記パイロット副搬送波の位相がπ以上もしくは−π以下となるシンボルインデックスを検出して計算されることを特徴とする請求項12に記載の直交周波数分割多重システムの受信機での位相歪み補正方法。
- 等化部により、前記サンプリング周波数の誤差に基づいて前記サンプリングされた受信信号の位相歪みを補正する段階を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の直交周波数分割多重システムの受信機での位相歪み補正方法。
- 削除/追加部により、前記サンプリング周波数の誤差に基づいて1−サンプルを削除もしくは追加する段階を更に含むことを特徴とする請求項12に記載の直交周波数分割多重システムの受信機での位相歪み補正方法。
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