JP2007028100A - ダイバシティ方式受信装置、ダイバシティ方式受信装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

ダイバシティ方式受信装置、ダイバシティ方式受信装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】シンプルな構成で安定した受信信号を供給することができるダイバシティ方式受信装置、ダイバシティ方式受信装置の制御方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】第1及び第2の受信信号が入力され、第2の受信信号に基づいて第2の受信信号と位相が異なる1つ以上の第3の受信信号を生成する1つ以上の位相器15,16と、第1の受信信号と、第2の受信信号又は第3の受信信号の夫々との間の相関を求める相関算出部21と、第2の受信信号又は第3の受信信号のうち、第1の受信信号と相関の最も高い受信信号を選出する相関比較部24と、相関比較部24によって選出された第2又は第3の受信信号を選択して出力するセレクタと、第1の受信信号とセレクタから出力される受信信号とを合成した信号を出力する合成器26とを含むダイバシティ方式受信装置1を構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、車載用アンテナや携帯電話機等に用いられるダイバシティ方式受信装置、ダイバシティ方式受信装置の制御方法、及びプログラムに関し、シンプルな構成で安定した受信信号を供給する技術に関する。
特許文献1には、複数のTVアンテナのうちの少なくとも一つのTVアンテナの受信信号の位相を複数の移相器によって互いに異なるシフト量でシフトし、各移相器の出力信号と他のTVアンテナの出力信号とを合成する合成手段と、この合成手段により合成された複数の合成受信信号と上記TVアンテナから出力される受信信号とを比較し、又は複数の合成受信信号を比較し、そのうちの最も高いレベルの受信信号を選択してテレビへ送る受信信号切り換え手段を備えたTVダイバシティシステムについて記載されている。
図6は特許文献1に記載されている上記車載用TVダイバシティシステムであり、複数のTVアンテナ61、複数の増幅回路(アンプ)62、複数の移相器31、複数の合成器41、受信信号切り換えスイッチ51、レベル比較回路71等を有している。このシステムでは、レベル比較回路71が一定周期(例えば1/60秒)で受信信号切り換えスイッチ51を切り換えて合成器41によって合成された各受信信号のレベル(信号強度)を比較し、最もレベルの高い受信信号を選択してTVチューナ72に供給する。
特開2000−252895号公報
ところで、上記システムにおいては合成後の各受信信号のレベルを比較しているため、合成された受信信号の数だけ合成器41が必要になり、その分、装置規模が大きくなる。また上記一定周期で行われる切り換え走査(スイッチング)はノイズの発生要因となる。さらに、上記システムでは、最適な信号が決定されるまでの間、質の悪い受信信号が後段のTVチューナに漏れてしまう。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたもので、シンプルな構成で安定した受信信号を供給することができるダイバシティ方式受信装置、ダイバシティ方式受信装置の制御方法、及びプログラムを提供すること目的とする。
上記目的を達成するための本発明のうちの主たる発明は、異なるアンテナによって受信された第1及び第2の受信信号が入力されるダイバシティ方式受信装置であって、前記第2の受信信号に基づいて当該第2の受信信号と位相が異なる1つ以上の第3の受信信号を生成する1つ以上の位相器と、前記第1の受信信号と、前記第2の受信信号又は第3の受信信号の夫々との相関を求める相関算出部と、前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうち、前記第1の受信信号との相関が最も高い受信信号を選出する相関比較部と、前記相関比較部によって選出された、前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうちのいずれかを選択して出力するセレクタと、前記第1の受信信号と前記セレクタから出力される受信信号とを合成した信号を出力する合成器と、を含むこととする。
本発明のダイバシティ方式受信装置は、合成前に位相の異なる2つの受信信号の相関を比較して、相関の最も高い組合せの受信信号のみを合成する。このため合成器の数が基本的に1つで済み、シンプルな構成のダイバシティ方式受信装置を実現することができる。また位相器として遅延器を用いることでダイバシティ方式受信装置をより一層シンプルな構成とすることができる。
また本発明のダイバシティ方式受信装置は、合成後ではなく合成前における受信信号の位相の相関を調べているため、最適な受信信号の組合せを高精度で求めることができ、TVチューナ等の後段の回路に高品質の受信信号を供給することができる。また相関の最も高い組合せを決定した後にセレクタが動作するため、質の悪い信号が後段の回路に漏れることがない。さらにセレクタの切換回数が少ないためノイズの発生も少ない。
本発明によれば、シンプルな構成で安定した受信信号を供給することができる。
以下、本発明の実施形態につき詳細に説明する。図1に本発明の一実施形態として説明するダイバシティ(Diversity)方式の受信装置の要部ブロック図を示している。受信装置1は、第1のアンテナ11が受信した受信信号(以下、第1の受信信号という)を増幅する第1のフロントエンド(Front End)部12、第2のアンテナ13が受信した受信信号(以下、第2の受信信号という)を増幅する第2のフロントエンド部14、受信信号の位相を変化させる第1及び第2の位相器(Phase Shifter)15,16、トリガー発行部17、第1乃至第3の乗算部18,19,20、第1乃至第3の相関算出部21,22,23、相関比較部24、セレクタ25、及び合成器26を含んで構成されている。
図1に示すブロック図において、第1及び第2の位相器15,16としては、例えば90°ハイブリッドトランスとバリキャップダイオードを用いたオクターブ・バンド方式のもの、高周波信号を中間周波数に変換した後、再び元の周波数に変換しこの際の局部発振周波数の位相を変化させることにより出力信号の位相を変化させる周波数変換方式のもの、入力信号の位相と出力信号或いは外部からの信号の位相を比較しフィードバック制御ループ内の遅延量により出力信号の位相を変化させるPLL(Phase Lock Loop)方式のもの等を用いることができる。
第1乃至第3の乗算部18,19,20、第1乃至第3の相関算出部21,22,23、及び、相関比較部24は、MPU(Micro Processor Unit)によるソフトウエア制御、DSP(Digital Signal Processor)を用いた処理、又はワイヤーロジック(Wired Logic)等のうちの少なくともいずれかを用いて構成されている。
受信装置1は、例えば車載用のラジオチューナやTVチューナ、携帯電話機、無線LAN等に適用され、複数のアンテナによって受信した受信信号を合成してIF回路や検波回路等の後段の回路に供給する。
具体的には、受信装置1は、複数のアンテナのうちの特定のアンテナによって受信された受信信号に基づいて位相の異なる複数の受信信号を生成し、これらの受信信号の夫々と他のアンテナによって受信された受信信号との相関を求め、相関の最も高い2つの受信信号を合成して後段の回路に供給する。
上記の相関は、例えば次式(1)に示すピアソンの積率相関係数として求められる。
Figure 2007028100
式(1)において、rはピアソンの積率相関係数である。またnはサンプリング数である。x、yは、夫々、比較対象となる2つの受信信号についての時刻t、t、・・・tにおける大きさのサンプリング値である。<x>、<y>は、夫々各受信信号のサンプリング値の平均値である。
なお、以下の実施形態では、上式を簡略化した次式(2)に基づいて相関rを求めることとする。
Figure 2007028100
図1に示すブロック図において、第1の位相器15は、第2のフロントエンド部14から出力される第2の受信信号(以下、この受信信号を波動関数「A(t)」と表記する)の位相をdだけシフトした第3の受信信号(以下、この受信信号を波動関数「A(t+d)」と表記する)を生成する。また第2の位相器16は、第1の位相器15から出力される第3の受信信号の位相をさらにdだけシフトさせた第3の受信信号(以下、この受信信号を波動関数「A(t+2d)」と表記する)を生成する。
第1の乗算部18には第1のフロントエンド部12から出力される第1の受信信号(以下、この受信信号を波動関数「A(t)」と表記する)と、第2のフロントエンド部14から出力される第2の受信信号A(t)とが入力される。第1の乗算部18は、各時刻t1、t2、・・・における各受信信号のサンプリング値を乗算した値、すなわち、A(t)×A(t)、A(t)×A(t)・・・を順次に求めて第1の相関算出部21に出力する。
第1の相関算出部21は、第1の乗算部18から順次入力される値に基づき、次式(3)により第1の受信信号と第2の受信信号との相関rを求めて相関比較部24に出力する。
Figure 2007028100
第2の乗算部19には、第1のフロントエンド部12から出力される第1の受信信号と、第1の位相器15から出力される第3の受信信号A(t+d)とが入力される。第2の乗算部19は、各時刻t1、t2、・・・における各受信信号のサンプリング値を乗算した値、すなわち、A(t)×A(t+d)、A(t)×A(t+d)・・・を順次求めて第2の相関算出部22に出力する。
第2の相関算出部22は、第2の乗算部19から順次入力される値に基づき、次式(4)により第1の受信信号A(t)と第2の受信信号A(t+d)との相関rを求めて相関比較部24に出力する。
Figure 2007028100
第3の乗算部20には、第1のフロントエンド部12から出力される第1の受信信号A(t)と、第2の位相器16から出力される第3の受信信号A(t+2d)とが入力される。第3の乗算部20は、各時刻t1、t2、・・・において夫々の受信信号のサンプリング値を乗算した値、すなわち、A(t)×A(t+2d)、A(t)×A(t+2d)・・・を順次求めて第3の相関算出部23に出力する。
第3の相関算出部23は、第3の乗算部20から順次入力される値に基づき、次式(5)により第1の受信信号A(t)と第3の受信信号A(t+2d)との相関rを求めて相関比較部24に出力する。
Figure 2007028100
相関比較部24は、第1乃至第3の相関算出部21,22,23から出力される相関r、相関r、及び相関rを比較することにより、第2の受信信号A(t)、第3の受信信号A(t+d)、第3の受信信号A(t+2d)のうち第1の受信信号A(t)と最も相関の高いものを選出する。セレクタ25は、相関比較部24によって選出された受信信号を選択して合成器26に出力する。
合成器26には第1のフロントエンド部12から入力される第1の受信信号A(t)と、セレクタ25から入力される第2の受信信号A(t)、第3の受信信号A(t+d)、第3の受信信号A(t+2d)のうちのいずれかが入力され、入力された2つの受信信号を合成した信号を後段の回路に出力する。
トリガー発行部17は、以上に説明した各処理のタイミングを制御するトリガー信号を発行する。
図2はトリガー発行部17の処理を説明するフローチャートである。トリガー発行部17はカウンタ及びクロックジェネレータを有している。トリガー発行部17は、クロックジェネレータから出力されるクロック信号のパルスが入力されるごとにカウンタの値をカウントアップする(S211)。またトリガー発行部17は、メモリを有しており、位相制御周期を記憶している。トリガー発行部17は、上記カウンタ値がカウントアップされるごとに、カウンタ値と位相制御周期とを比較する(S212)。そしてトリガー発行部17は、カウンタの値が位相制御周期に一致すると(S212:YES)、第1乃至第3の相関算出部21,22,23及び相関比較部24にトリガー信号を出力する(S213)。またこの時、トリガー発行部17はカウンタ値をクリアする(S214)。
以上の仕組みによって、第1乃至第3の相関算出部21,22,23及び相関比較部24に位相制御周期ごとにトリガー信号が入力されることとなる。なお、以下に説明するように、第1乃至第3の相関算出部21,22,23及び相関比較部24の処理のタイミングは、位相制御周期ごとに入力される上記トリガー信号によって制御される。このため、例えば相関算出部21,22,23及び相関比較部24を実現しているMPUやDSP、ワイヤーロジック等のハードウエアの性能に応じて位相制御周期を設定することで、合成器26から出力される合成信号の品質が最大となるようにトリガー信号の発行タイミングを調節することができる。
図3Aは、第1の乗算部18及び第1の相関算出部21の処理を説明するフローチャートである。S311の処理では、iの値を初期化している(S311)。S312の処理では次式(6)のように累積値TにA(t)×A(t)の値を加算している(S312)。
Figure 2007028100
なお、式(6)におけるnは、トリガー信号が入力される間隔、すなわち、位相制御周期に応じて定まるサンプリング数である。
続くS313の処理では、第1の相関算出部21がトリガー信号が入力されたかどうかを調べている(S313)。ここでトリガー信号が入力されていない場合には(S313:NO)、S312の処理を繰り返す。一方、トリガー信号が入力されていた場合には(S313:YES)、その時の累積値Tの値を相関rとして相関比較部24に出力する(S314)。
S315では、次のトリガー信号が入力されるまでの計算を開始するため、累積値Tを初期化している(S315)。
図3Bは、第2の乗算部19及び第2の相関算出部22の処理を説明するフローチャートである。S321の処理では、iの値を初期化している(S321)。S312の処理では、次式(7)のように累積値TにA(t)×A(t+d)の値を加算している(S322)。
Figure 2007028100
なお、式(7)におけるnは、トリガー発行部17からトリガー信号が入力される間隔、すなわち、位相制御周期に応じて定まるサンプリング数である。
S323の処理では、第2の相関算出部22が、トリガー信号が入力されたかどうかを調べている(S323)。トリガー信号が入力されていない場合には(S323:NO)、S322の処理を繰り返す。トリガー信号が入力されていた場合には(S323:YES)、その時の累積値Tの値を相関rとして相関比較部24に出力する(S324)。
S325の処理では、次の計算のために累積値Tを初期化している(S325)。
図3Cは、第3の乗算部20及び第3の相関算出部23の処理を説明するフローチャートである。S331の処理では、iの値を初期化している(S331)。S332の処理では、次式(8)に示すように、累積値TにA(t)×A(t+2d)の値を加算している(S332)。
Figure 2007028100
なお、式(8)におけるnは、トリガー信号が入力される間隔、すなわち、位相制御周期に応じて定まるサンプリング数である。
S333の処理では、第3の相関算出部23が、トリガー信号が入力されたかどうかを調べている(S333)。ここでトリガー信号が入力されていない場合には(S333:NO)、S332の処理を繰り返す。一方、トリガー信号が入力された場合には(S333:YES)、その時の累積値Tの値を相関rとして相関比較部24に出力する(S334)。S335の処理では、次の計算のために累積値Tを初期化している(S335)。
図4は、相関比較部24の処理を説明するフローチャートである。S411の処理では、トリガー信号が入力されたかどうかを調べている(S411)。続くS412の処理では、変数mを1に、変数Mの値を相関rに設定している(S412)。S413の処理では、iを2に設定している(S413)。S414の処理では、Mと相関rとを比較している。ここで相関rがMよりも大きい場合には(S414:YES)、mの値をiに、Mの値を相関rに夫々設定している(S415)。ここで相関rがMよりも大きくなければ(S414:NO)、S416の処理に進む。
S416の処理では、iがnに一致するかどうかを調べている(S416)。一致しない場合には(S416:NO)、S417の処理に進む。続くS417の処理では、iの値に1を加算している。S416の処理においてiがnに一致する場合には(S416:YES)、S418の処理に進む。
S418の処理では、セレクタ25が、mの値に対応する受信信号(すなわち、m=1の場合は第2の受信信号、m=2の場合は第3の受信信号、m=3の場合は第4の受信信号)が合成器26に出力されるように制御を行っている(S418)。
次に、第1のフロントエンド部12から第1の受信信号A(t)として図5Aに示す波形からなる受信信号が出力され、第2のフロントエンド部14からの第2の受信信号A(t)として図5Bに示す波形からなる受信信号が出力された場合における、図1に示す受信装置1の各点における波形の例を示す。なお、図5A乃至図5Pに示す各グラフにおいて、縦軸は振幅レベルであり、横軸はサンプル数(サンプリング周波数=5.6448MHz)である。
図5Cは、第1の位相器15から出力される第3の受信信号A(t+d)の波形である。また図5Dは、第2の位相器16から出力される第3の受信信号A(t+2d)の波形である。なお、第1の位相器15及び第2の位相器16のシフト量は夫々120゜である。
図5Eは、図5A及び図5Bに示す波形の信号が入力された場合に第1の乗算器18から出力される信号の波形である。図5Fは、図5A及び図5Cに示す波形の信号が入力された場合に第2の乗算器19から出力される信号の波形である。図5Gは、図5A及び図5Dに示す波形の信号が入力された場合に第3の乗算器20から出力される信号の波形である。
図5Hは、図5Eに示す信号に基づいて第1の相関算出部21において算出される累積値Tの波形である。図5Iは、図5Fに示す信号に基づいて第2の相関算出部22において算出される累積値Tの波形である。図5Jは、図5Gに示す信号に基づいて第3の相関算出部23において算出される累積値Tの波形である。ここで図5H乃至図5Jに示すように、横軸225の付近においてトリガー発行部17から第1乃至第3の相関算出部21,22,23にトリガー信号が入力されている。すなわち、横軸225における立上り又は立ち下がりの直前の累積値T1,,Tが、夫々、相関r,r,rとして相関比較部24に入力される。
図5K乃至図5Mは、相関比較部24に入力される信号の波形であり、相関r,r,rに対応する。この例では、相関としてr=−27、r=−26、r=51が相関比較部24に入力される。なお、この例において、相関r、相関r、相関rの初期値は0に設定されている。ここでセレクタ25は、最も値の大きな相関rに対応する組合せの受信信号が合成器26に入力されるように動作する。この例では、セレクタ25は、第2の位相器16から出力される第3の受信信号A(t+2d)が合成器26に入力されるように動作する。
図5Nは、合成器26に入力される第1の受信信号A(t)の波形である(図5Aと同じ波形)。また図5Oはセレクタ25から合成器26に入力される信号の波形であり、第2の位相器16から出力される第3の受信信号A(t+2d)の波形である。なお、図5Oにおいて、トリガー信号が入力される時点(横軸225付近)よりも前においては、デフォルトの波形A(t)になっている。図5Pは、合成器26から出力される信号の波形であり、後段の回路に入力される波形である。
この例では横軸225付近でトリガー信号が入力されており、これに同期して合成器26から出力される波形が切り換わっている。そして図5Pに示すように、切り換えが行われた後、合成器26から出力される波形の振幅が大きくなっている。このように第1の受信信号A(t)と第3の受信信号A(t+2d)を合成することにより受信信号の波形が改善されている。
以上、本発明の一実施形態につき詳細に説明したが、以上の実施形態の説明は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
相関の高さは上述したピアソンの積率相関係数以外の方法によって判断することもできる。例えば各時間における信号強度の和を求め、これらを足し合わせた値によって相関を判断するようにすることもできる。
上述の実施形態では、位相の異なる2つの受信信号を生成しているが、位相器、乗算部、相関算出部の数を増やすことで、より高品質の受信信号を出力する受信装置1を構成することができる。
上述の実施形態では、各位相器によって位相をdずつ等間隔でシフトさせる構成であるが、第2乃至第3の受信信号の全ての位相が異なっている限りシフト量の設定はこれに限られない。
上述の実施形態では、説明の便宜上、乗算部18,19,20と相関算出部21,22,23とを分けているが、乗算部18,19,20は、夫々、対応する相関算出部21,22,23の機能の一部であってもよい。
本発明の一実施形態として説明するダイバシティ方式受信装置1の要部ブロック図である。 本発明の一実施形態として説明するトリガー発行部17の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する第1の乗算部18及び第1の相関算出部21の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する第2の乗算部19及び第2の相関算出部22の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する第3の乗算部20及び第3の相関算出部23の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する相関比較部24の処理を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態として説明する第1のフロントエンド部12から出力される第1の受信信号A(t)の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する第2のフロントエンド部14から出力される第2の受信信号A(t)の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する第1の位相器15から出力される第3の受信信号A(t+d)の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する第2の位相器16から出力される第3の受信信号A(t+2d)の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する図5A及び図5Bに示す波形の信号が入力された場合に第1の乗算器18から出力される信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する図5A及び図5Cに示す波形の信号が入力された場合に第2の乗算器19から出力される信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する図5A及び図5Dに示す波形の信号が入力された場合に第3の乗算器20から出力される信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する図5Eに示す信号に基づいて第1の相関算出部21において算出される累積値Tの波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する図5Fに示す信号に基づいて第2の相関算出部22において算出される累積値Tの波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する図5Gに示す信号に基づいて第3の相関算出部23において算出される累積値Tの波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する相関比較部24に入力される相関rに対応する信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する相関比較部24に入力される相関rに対応する信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する相関比較部24に入力される相関rに対応する信号の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する合成器26に入力される第1の受信信号A(t)の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明するセレクタ25から合成器26に入力される信号の波形であり、第2の位相器16から出力される第3の受信信号A(t+2d)の波形を示す図である。 本発明の一実施形態として説明する合成器26から出力される信号の波形であり、後段の回路に入力される波形を示す図である。 特許文献1に記載の車載用TVダイバシティシステムのブロック図である。
符号の説明
1 受信装置
11 第1のアンテナ 12 第1のフロントエンド部
13 第2のアンテナ 14 第2のフロントエンド部
15 第1の位相器 16 第2の位相器
17 トリガー発行部 18 第1の乗算部
19 第2の乗算部 20 第3の乗算部
21 第1の相関算出部 22 第2の相関算出部
23 第3の相関算出部 24 相関比較部
25 セレクタ 26 合成器

Claims (8)

  1. 異なるアンテナによって受信された第1及び第2の受信信号が入力されるダイバシティ方式受信装置であって、
    前記第2の受信信号に基づいて当該第2の受信信号と位相が異なる1つ以上の第3の受信信号を生成する1つ以上の位相器と、
    前記第1の受信信号と、前記第2の受信信号又は第3の受信信号の夫々との相関を求める相関算出部と、
    前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうち、前記第1の受信信号との相関が最も高い受信信号を選出する相関比較部と、
    前記相関比較部によって選出された、前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうちのいずれかを選択して出力するセレクタと、
    前記第1の受信信号と前記セレクタから出力される受信信号とを合成した信号を出力する合成器と、
    を含むこと
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置。
  2. 請求項1に記載のダイバシティ方式受信装置であって、
    所定時間間隔でトリガー信号を発行するトリガー発行部を含み、
    前記相関算出部は、前記トリガー信号が発行されるごとに、前記第1の受信信号と、前記第2の受信信号又は第3の受信信号の夫々との相関を求め、
    前記相関比較部は、前記トリガー信号が発行されるごとに、前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうち、前記第1の受信信号との相関が最も高い受信信号を選出すること
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置。
  3. 請求項1に記載のダイバシティ方式受信装置であって、
    前記相関算出部は、前記第1の受信信号のサンプリング値と、前記第2の受信信号又は第3の受信信号のサンプリング値とをピアソンの積率相関係数の式に代入することにより前記相関を求めること
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置。
  4. 請求項1に記載のダイバシティ方式受信装置であって、
    前記位相器は遅延器によって構成されること
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置。
  5. 請求項1に記載のダイバシティ方式受信装置であって、
    前記第1の受信信号を増幅して前記相関算出部及び前記合成器に供給する第1のフロントエンド部と、
    前記第2の受信信号を増幅して前記相関算出部及び前記位相器に供給する第2のフロントエンド部と、
    を含むこと
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置。
  6. 請求項1に記載のダイバシティ方式受信装置であって、
    前記相関算出部又は前記相関比較部は、MPUによるソフトウエア制御、DSPを用いた処理、又はワイヤーロジックのうちの少なくともいずれかによって実現されること
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置。
  7. 異なるアンテナによって受信された第1及び第2の受信信号が入力されるダイバシティ方式受信装置の制御方法であって、
    前記第2の受信信号に基づいて当該第2の受信信号と位相が異なる1つ以上の第3の受信信号を1以上の位相器によって生成するステップと、
    前記第1の受信信号と、前記第2の受信信号又は第3の受信信号の夫々との相関を求めるステップと、
    前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうち、前記第1の受信信号との相関が最も高い受信信号を選出するステップと、
    選出した前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうちのいずれかを選択して出力するステップと、
    前記第1の受信信号と出力された前記受信信号とを合成した信号を出力するステップと、
    を含むこと
    を特徴とするダイバシティ方式受信装置の制御方法。
  8. 請求項1に記載のダイバシティ方式受信装置に用いられるプログラムであって、
    前記相関算出部によって行われる、前記第1の受信信号と、前記第2の受信信号又は第3の受信信号の夫々との相関を求める機能と、
    前記相関比較部によって行われる、前記第2の受信信号又は前記第3の受信信号のうち、前記第1の受信信号との相関が最も高い受信信号を選出する機能と、
    を実現するためのプログラム。

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