JP2007027588A - 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents
膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007027588A JP2007027588A JP2005210654A JP2005210654A JP2007027588A JP 2007027588 A JP2007027588 A JP 2007027588A JP 2005210654 A JP2005210654 A JP 2005210654A JP 2005210654 A JP2005210654 A JP 2005210654A JP 2007027588 A JP2007027588 A JP 2007027588A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bank
- forming
- pattern
- formation region
- bank layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Thin Film Transistor (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明の膜パターンの形成方法は、基板48上に所定パターンのバンク34を形成するバンク形成工程と、前記形成したバンク34に対してフッ素化処理を施す撥液化処理工程と、前記撥液化処理後、前記バンク34に区画されたパターン形成領域55,56に機能液を配置する機能液配置工程と、前記配置した機能液を乾燥させる乾燥工程と、を含み、前記バンク形成工程は、前記基板48上に第1バンク層34aを形成する第1バンク層形成工程と、前記形成した第1バンク層34a上に、該第1バンク層34aよりもフッ素化され易い第2バンク層34bを形成する第2バンク層形成工程と、を含むことを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
これに対して、液体吐出ヘッドから液体材料を液滴状に吐出する液滴吐出法、いわゆるインクジェット法を用いて基板上に所定パターンからなる配線等を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。このインクジェット法では、パターン用の液体材料(機能液)を基板に直接パターン配置し、その後、熱処理やレーザー照射を行って所望のパターンを形成する。この方法によれば、フォトリソグラフィ工程が不要となり、プロセスが大幅に簡略化されるとともに、パターン位置に原材料を直接配置することができるので、使用量も削減できるというメリットがある。
そこで、例えば幅の広い配線形成領域の一部分の幅を狭め、この配線形成領域から微細な配線形成領域への機能液の流入量を増加させることで、微細な配線パターンの厚膜化を図る方法が考えられる。
すると、例えばこの技術をゲート配線とこれに連続するゲート電極との形成に応用しようとした場合に、これらゲート配線とゲート電極との間で膜厚が異なってしまうことにより、安定したトランジスタ特性が得られ難くなってしまう。
本発明の電気光学装置によれば、高精度な電気的特性等を有するデバイスを備えることから、品質や性能の向上を図った電気光学装置を実現することができる。
ここで、本発明において、電気光学装置とは、電界により物質の屈折率が変化して光の透過率を変化させる電気光学効果を有するものの他、電気エネルギーを光学エネルギに変換するもの等も含んで総称している。具体的には、電気光学物質として液晶を用いる液晶表示装置、電気光学物質として有機EL(Electro-Luminescence)を用いる有機EL装置、無機ELを用いる無機EL装置、電気光学物質としてプラズマ用ガスを用いるプラズマディスプレイ装置等がある。さらには、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)、フィールドエミッションディスプレイ装置(FED:電界放出表示装置:Field Emission Display)等がある。
本発明の電子機器によれば、品質や性能の向上が図られた電気光学装置を備えることで、信頼性の高いものとなる。
まず、本実施形態において、膜パターンを形成するために用いる液滴吐出装置について図1を参照して説明する。
図1は、本発明の膜パターンの形成方法に用いられる装置の一例として、液滴吐出法によって基板上に液体材料を配置する液滴吐出装置(インクジェット装置)IJの概略構成を示す斜視図である。
ステージ7は、この液滴吐出装置IJによりインク(液体材料)を設けられる基板Pを支持するものであって、基板Pを基準位置に固定する不図示の固定機構を備えている。
Y軸方向ガイド軸5は、基台9に対して動かないように固定されている。ステージ7は、Y軸方向駆動モータ3を備えている。Y軸方向駆動モータ3はステッピングモータ等であり、制御装置CONTからY軸方向の駆動信号が供給されると、ステージ7をY軸方向に移動する。
クリーニング機構8は、液滴吐出ヘッド1をクリーニングするものである。クリーニング機構8には、図示しないY軸方向の駆動モータが備えられている。このY軸方向の駆動モータの駆動により、クリーニング機構8は、Y軸方向ガイド軸5に沿って移動する。クリーニング機構8の移動も制御装置CONTにより制御される。
ヒータ15は、ここではランプアニールにより基板Pを熱処理する手段であり、基板P上に塗布された液体材料に含まれる溶媒の蒸発及び乾燥を行う。このヒータ15の電源の投入及び遮断も制御装置CONTにより制御される。
図2において、液体材料(配線パターン用インク、機能液)を収容する液体室21に隣接してピエゾ素子22が設置されている。液体室21には、液体材料を収容する材料タンクを含む液体材料供給系23を介して液体材料が供給される。
ピエゾ素子22は駆動回路24に接続されており、この駆動回路24を介してピエゾ素子22に電圧を印加し、ピエゾ素子22を変形させることにより、液体室21が変形し、ノズル25から液体材料が吐出される。この場合、印加電圧の値を変化させることにより、ピエゾ素子22の歪み量が制御される。また、印加電圧の周波数を変化させることにより、ピエゾ素子22の歪み速度が制御される。
なお、液体材料の吐出原理としては、上述した圧電体素子であるピエゾ素子を用いてインクを吐出させるピエゾ方式の他にも、液体材料を加熱し発生した泡(バブル)により液体材料を吐出させるバブル方式等、公知の様々な技術を適用することができる。このうち、上述したピエゾ方式では、液体材料に熱を加えないため、材料の組成等に影響を与えないという利点を有する。
導電性微粒子としては、例えば、金、銀、銅、パラジウム、及びニッケルのうちのいずれかを含有する金属微粒子の他、これらの酸化物、並びに導電性ポリマーや超電導体の微粒子などが用いられる。
これらの導電性微粒子は、分散性を向上させるために表面に有機物などをコーティングして使うこともできる。
導電性微粒子の粒径は1nm以上0.1μm以下であることが好ましい。0.1μmより大きいと、後述する液体吐出ヘッドのノズルに目詰まりが生じるおそれがある。また、1nmより小さいと、導電性微粒子に対するコーティング剤の体積比が大きくなり、得られる膜中の有機物の割合が過多となる。
次に、本実施形態の膜パターンの形成方法に用いる、機能液(インク)を配置するバンク構造体について図3(a)、(b)を参照して説明する。
図3(a)は、バンク構造体1の概略構成を示す平面図である。また、図3(b)は、図3(a)に示すA−A’線矢視における前記バンク構造体1の側断面図である。
本実施形態のバンク構造体1は、図3(a),(b)に示すように、基板48上に所定パターンのバンク34が形成されていている。そして、このバンク34により、機能液を配置するための領域となるパターン形成領域Pが区画されている。なお、本実施形態のパターン形成領域Pは、後述するTFTを構成するゲート配線、及びゲート電極を形成するための基板48上に設けられた領域である。
また、前記第1パターン形成領域55の幅は、前記第2パターン形成領域56の幅よりも広く形成されている。本実施形態では、第1パターン形成領域55の幅は、前記液滴吐出装置IJから吐出される機能液の飛翔径と略等しいか、あるいは、僅かに大きくなるように形成されている。このようなバンク構造1を採用することにより、前記第1パターン形成領域55に吐出した機能液を毛細管現象を利用して、微細なパターンである第2パターン形成領域56に流入させることができるようになっている。
なお、各パターン形成領域55,56における幅とは、各パターン形成領域55,56が延在する方向(X,Y)に対して直交する方向の各パターン形成領域55,56の端部間の長さを表している。ここで、図3(a)に示すように、前記第1パターン形成領域55の幅をH1、前記第2パターン形成領域56の幅をH2とする。
次に、バンク構造体1を形成した後、このバンク構造体1によって区画されたパターン形成領域Pに、膜パターンとしてゲート配線を形成する方法について説明する。
図4は、前記バンク構造体1の形成工程を順に示した側部断面図である。図4(a)〜(d)は、図3(a)のA−A´矢視における側断面に沿って第1パターン形成領域55、及び第2パターン形成領域56からなるパターン形成領域Pを形成する工程を示した図である。また、図5は、図4(a)〜(d)に示した製造工程において形成されたバンク構造1に、機能液を配置して膜パターン(ゲート配線)を形成する工程を説明する断面図である。
まず、図4(a)に示すように、スピンコート法により、基板48の全面に第1のバンク形成材料を塗布して第1バンク層35aを形成し(乾燥条件、80℃、60秒)、さらに第1バンク層35a上に第2バンク層35bを形成する(乾燥条件、80、60秒)。この場合、バンク形成材料の塗布方法としては、スプレーコート、ロールコート、ダイコート、ディップコート等の各種方法を適用することが可能である。
次に、図4(b)に示すように、基板48上に設けられたバンク層35a,35b(以下、第1バンク層35aと第2バンク層35bとを総称してバンク層35とも言う)に、露光装置(図示しない)からの光をマスクMを介して照射させることで、第1パターン形成領域55、第2パターン形成領域56を形成する。ここでは、光が照射されることで露光したバンク層35は、後述する現像工程により溶解し除去される。そして、前述したようなパターン形成領域Pを有したバンク構造1を形成する。
次いで、前述した露光工程の後、図4(c)に示すように、露光されたバンク層35を、例えばフッ化水素からなる現像液で現像処理し、被露光部を選択的に除去する。その後、焼成(300℃、60分)することで、図4(d)に示すように、第2パターン形成領域56と、第1パターン形成領域55とを含むパターン形成領域Pを区画する第1バンク層34a及び第2バンク層34b(以下、第1バンク層34aと第2バンク層34bとを総称してバンク34とも言う)を備えたバンク構造1を形成することができる。
現像工程の後、形成されたバンク34の表面を、CF4ガス(その他、SF5、CHF3等のフッ素含有ガスでも可)を処理ガスとしたプラズマ処理を行う。このプラズマ処理によりバンク34のうち第2バンク層34bを撥液性にすることができる(図4(e))。第2バンク層34bは、第1バンク層34aに比して相対的にフッ素化され易い材料から構成されているためである。
撥液化処理法としては、例えば大気雰囲気中でテトラフルオロメタンを処理ガスとするプラズマ処理法(CF4プラズマ処理法)を採用することができる。CF4プラズマ処理の条件は、例えばプラズマパワーが50W〜1000W、4フッ化メタンガス流量が50ml/min〜100ml/min、プラズマ放電電極に対する基体搬送速度が0.5mm/sec〜1020mm/sec、基体温度が70℃〜90℃とされる。なお、上記処理ガスとしては、テトラフルオロメタンに限らず、他のフルオロカーボン系のガスを用いることもできる。
次に、上述した工程により得られたバンク構造1によって形成されたパターン形成領域Pに、前記液滴吐出装置IJを使用して機能液を配置(吐出)して、ゲート配線(膜パターン)を形成する工程について説明する。ところで、微細配線パターンである第2パターン形成領域56には、機能液Lを直接配置することが難しい。よって、第2パターン形成領域56への機能液Lの配置を、第1パターン形成領域55に配置した機能液Lを、上述したように毛細管現象により第2パターン形成領域56に流入させる方法により行うこととする。
続いて、第1パターン形成領域55及び第2パターン形成領域56に機能液Lを配置した後、必要に応じて乾燥処理を行う。これにより、機能液Lの分散媒の除去及びパターンの膜厚を確保することができる。
機能液Lを配置した後、機能液Lの導電性材料が例えば有機銀化合物の場合、導電性を得るために、熱処理を行い、有機銀化合物の有機分を除去し銀粒子を残留させる必要がある。そのため、機能液Lを配置した後の基板には熱処理や光処理を施すことが好ましい。熱処理や光処理は通常大気中で行なわれるが、必要に応じて、水素、窒素、アルゴン、ヘリウムなどの不活性ガス雰囲気中で行うこともできる。熱処理や光処理の処理温度は、分散媒の沸点(蒸気圧)、雰囲気ガスの種類や圧力、微粒子や有機銀化合物の分散性や酸化性等の熱的挙動、コーティング剤の有無や量、基材の耐熱温度などを考慮して適宜決定される。例えば、有機銀化合物の有機分を除去するためには、約200℃以上(ここでは、300℃で60分)で焼成することが必要である。また、プラスチックなどの基板を使用する場合には、室温以上100℃以下で行なうことが好ましい。
次に、本発明の膜パターンの形成方法により形成された膜パターンを備えるデバイスについて説明する。本実施形態においては、ゲート配線を備える画素(デバイス)及びその画素の形成方法について、図7及び図8を参照して説明する。
本実施形態においては、上述したバンク構造体及び膜パターンの形成方法を利用して、ボトムゲート型のTFT30のゲート電極、ソース電極、ドレイン電極等を有する画素を形成する。なお、以下の説明においては、上述した図5、及び図6に示した膜パターン形成工程と同様の工程についての説明は省略する。また、上記実施形態に示す構成要素と共通の構成要素については同一の符号を付す。
まず始めに、上述の膜パターンの形成方法によって形成された膜パターンを備える画素(デバイス)の構造について説明する。
図7は、本実施形態の画素構造250を示した図である。
図7に示すように、画素構造250は、基板48上に、ゲート配線40(第1配線パターン)と、このゲート配線40から延出して形成されるゲート電極41(第2配線パターン)と、ソース配線42と、このソース配線42から延出して形成されるソース電極43と、ドレイン電極44と、ドレイン電極44に電気的に接続される画素電極45とを備えている。ゲート配線40はX軸方向に延在して形成され、ソース配線42はゲート配線40と交差してY軸方向に延在して形成されている。そして、ゲート配線40とソース配線42との交差点の近傍にはスイッチング素子であるTFTが形成されている。このTFTがオン状態となることにより、TFTに接続される画素電極45に駆動電流が供給されるようになっている。
図8(a)〜(e)は、図7に示すC−C’線に沿った画素構造250の形成工程を示した断面図である。
図8(a)に示すように、上述した方法によって形成されたゲート電極41を含むバンク34面上に、プラズマCVD法等により、ゲート絶縁膜39を成膜する。ここで、ゲート絶縁膜39は窒化シリコンからなる。次に、ゲート絶縁膜39上に活性層を成膜する。続けて、フォトリソグラフィー処理及びエッチング処理により、図8(a)に示すように所定形状にパターニングしてアモルファスシリコン膜46を形成する。
次に、アモルファスシリコン膜46上にコンタクト層47を成膜する。続けて、フォトリソグラフィ処理及びエッチング処理により、図8(a)に示すように所定形状にパターニングする。なお、コンタクト層47はn+型シリコン膜を原料ガスやプラズマ条件を変化させることにより形成する。
よって、前記ソース配線42、及びソース電極43との間での膜厚差を防止するようになっている。
以上説明した工程により、ボトムゲート型のTFT30を形成する。
以上説明したような工程により、図7に示した本実施形態の画素を形成することができる。
次に、上記バンク構造を有する膜パターン形成方法により形成した画素(デバイス)を備える本発明の電気光学装置の一例である液晶表示装置について説明する。
図10は、本発明にかかる液晶表示装置について、各構成要素とともに示す対向基板側から見た平面図である。図11は図10のH−H’線に沿う断面図である。図12は、液晶表示装置の画像表示領域においてマトリクス状に形成された複数の画素における各種素子、配線等の等価回路図で、なお、以下の説明に用いた各図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材ごとに縮尺を異ならせてある。
なお、データ線駆動回路201及び走査線駆動回路204をTFTアレイ基板10の上に形成する代わりに、例えば、駆動用LSIが実装されたTAB(Tape Automated Bonding)基板とTFTアレイ基板10の周辺部に形成された端子群とを異方性導電膜を介して電気的及び機械的に接続するようにしてもよい。なお、液晶表示装置100においては、使用する液晶50の種類、すなわち、TN(Twisted Nematic)モード、C−TN法、VA方式、IPS方式モード等の動作モードや、ノーマリホワイトモード/ノーマリブラックモードの別に応じて、位相差板、偏光板等が所定の向きに配置されるが、ここでは図示を省略する。
また、液晶表示装置100をカラー表示用として構成する場合には、対向基板20において、TFTアレイ基板10の後述する各画素電極に対向する領域に、例えば、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタをその保護膜とともに形成する。
図13において、有機EL装置401は、基板411、回路素子部421、画素電極431、バンク部441、発光素子451、陰極461(対向電極)、及び封止基板471から構成された有機EL素子402に、フレキシブル基板(図示略)の配線及び駆動IC(図示略)を接続したものである。回路素子部421は、アクティブ素子であるTFT60が基板411上に形成され、複数の画素電極431が回路素子部421上に整列して構成されたものである。そして、TFT60を構成するゲート配線61が、上述した実施形態の配線パターンの形成方法により形成されている。
本発明の電気光学装置によれば、高精度な電気的特性等を有するデバイスを備えることから、品質や性能の向上を図った電気光学装置を実現することができる。
次に、本発明の電子機器の具体例について説明する。
図14は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図14において、600は携帯電話本体を示し、601は上記実施形態の液晶表示装置を備えた液晶表示部を示している。
図14に示す電子機器は、上記実施形態のバンク構造を有するパターン形成方法により形成された液晶表示装置を備えたものであるので、高い品質や性能が得られる。
なお、本実施形態の電子機器は液晶装置を備えるものとしたが、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマ型表示装置等、他の電気光学装置を備えた電子機器とすることもできる。
例えば、上記実施形態においては、フォトリソグラフィ処理及びエッチング処理により、所望パターンのバンク構造を形成していた。これに対して、上記形成方法に代えて、レーザーを用いてパターニングすることにより、所望のパターンを形成するようにしてもよい。
Claims (10)
- 基板上に設けられたバンクによって区画されるパターン形成領域に、機能液を配置して膜パターンを形成する方法であって、
基板上に所定パターンのバンクを形成するバンク形成工程と、
前記形成したバンクに対してフッ素化処理を施す撥液化処理工程と、
前記撥液化処理後、前記バンクに区画されたパターン形成領域に機能液を配置する機能液配置工程と、
前記配置した機能液を乾燥させる乾燥工程と、を含み、
前記バンク形成工程は、前記基板上に第1バンク層を形成する第1バンク層形成工程と、前記形成した第1バンク層上に、該第1バンク層よりもフッ素化され易い第2バンク層を形成する第2バンク層形成工程と、を含むことを特徴とする膜パターンの形成方法。 - 前記第1バンク層形成工程では、シロキサン結合を主鎖とする高分子材料であって、側鎖にアルキル基、アリール基のいずれかを備える高分子材料を用いて当該第1バンク層を形成する一方、
前記第2バンク層形成工程では、シロキサン結合を主鎖とする高分子材料であって、側鎖に水素、アルケニル基、アルコキシアルキル基のいずれかを備える高分子材料を用いて当該第2バンク層を形成することを特徴とする請求項1に記載の膜パターンの形成方法。 - 前記撥液化処理工程では、前記第1バンク層の前記機能液に対する接触角を50°未満とする一方、前記第2バンク層の前記機能液に対する接触角を50°以上とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の膜パターンの形成方法。
- 前記撥液化処理工程では、フッ素又はフルオロカーボンを含んだガスによりプラズマ処理を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の膜パターンの形成方法。
- 前記バンク形成工程においては、形成されるバンクによって区画されるパターン形成領域の平面パターンについて、第1のパターン形成領域と、該第1のパターン形成領域に連通し、かつ該第1のパターン形成領域より幅が広い第2のパターン形成領域とを含むように、当該バンクを形成することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の膜パターンの形成方法。
- 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法により形成された膜パターンを備えることを特徴とするデバイス。
- 請求項5に記載の方法により形成された膜パターンを備えるデバイスであって、
前記第2のパターン形成領域に形成された膜パターンをゲート配線とする一方、前記第1のパターン形成領域に形成された膜パターンをゲート電極とすることを特徴とするデバイス。 - 請求項5に記載の方法により形成された膜パターンを備えるデバイスであって、
前記第2のパターン形成領域に形成された膜パターンをソース配線とする一方、前記第1のパターン形成領域に形成された膜パターンをソース電極とすることを特徴とするデバイス。 - 請求項6ないし8のいずれか1項に記載のデバイスを備えることを特徴とする電気光学装置。
- 請求項9に記載の電気光学装置を備えることを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005210654A JP2007027588A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005210654A JP2007027588A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007027588A true JP2007027588A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37787918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005210654A Withdrawn JP2007027588A (ja) | 2005-07-20 | 2005-07-20 | 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007027588A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110159184A1 (en) * | 2008-10-16 | 2011-06-30 | Takanori Watanabe | Method of fluoridation, the unit of fluoridation, and the directions for use of the unit of fluoridation |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000353594A (ja) * | 1998-03-17 | 2000-12-19 | Seiko Epson Corp | 薄膜パターニング用基板 |
JP2004302392A (ja) * | 2003-04-01 | 2004-10-28 | Seiko Epson Corp | 表示装置、電子機器、並びに表示装置の製造方法 |
JP2005012181A (ja) * | 2003-05-28 | 2005-01-13 | Seiko Epson Corp | パターン形成方法、デバイス及びデバイスの製造方法、電気光学装置、電子機器並びにアクティブマトリクス基板の製造方法 |
JP2005013985A (ja) * | 2003-05-30 | 2005-01-20 | Seiko Epson Corp | 膜パターン形成方法、デバイス及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器、アクティブマトリクス基板の製造方法、アクティブマトリクス基板 |
JP2005046828A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-24 | Seiko Epson Corp | 層パターン製造方法、配線製造方法、電子機器の製造方法 |
-
2005
- 2005-07-20 JP JP2005210654A patent/JP2007027588A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000353594A (ja) * | 1998-03-17 | 2000-12-19 | Seiko Epson Corp | 薄膜パターニング用基板 |
JP2004302392A (ja) * | 2003-04-01 | 2004-10-28 | Seiko Epson Corp | 表示装置、電子機器、並びに表示装置の製造方法 |
JP2005012181A (ja) * | 2003-05-28 | 2005-01-13 | Seiko Epson Corp | パターン形成方法、デバイス及びデバイスの製造方法、電気光学装置、電子機器並びにアクティブマトリクス基板の製造方法 |
JP2005013985A (ja) * | 2003-05-30 | 2005-01-20 | Seiko Epson Corp | 膜パターン形成方法、デバイス及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器、アクティブマトリクス基板の製造方法、アクティブマトリクス基板 |
JP2005046828A (ja) * | 2003-07-15 | 2005-02-24 | Seiko Epson Corp | 層パターン製造方法、配線製造方法、電子機器の製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110159184A1 (en) * | 2008-10-16 | 2011-06-30 | Takanori Watanabe | Method of fluoridation, the unit of fluoridation, and the directions for use of the unit of fluoridation |
US8758856B2 (en) * | 2008-10-16 | 2014-06-24 | Air Water Inc. | Method of fluoridation and directions for use of a unit of fluoridation |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4677937B2 (ja) | 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、電子機器、及びアクティブマトリクス基板の製造方法 | |
JP3788467B2 (ja) | パターン形成方法、デバイス及びデバイスの製造方法、電気光学装置、電子機器並びにアクティブマトリクス基板の製造方法 | |
KR100726271B1 (ko) | 패턴 형성 구조, 패턴 형성 방법, 디바이스 및 전기 광학장치, 전자 기기 | |
JP3922280B2 (ja) | 配線パターンの形成方法及びデバイスの製造方法 | |
JP4507978B2 (ja) | 膜パターンの形成方法 | |
JP4222390B2 (ja) | パターンの形成方法、及び液晶表示装置の製造方法 | |
JP2007286469A (ja) | 膜パターンの形成方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 | |
JP2007329446A (ja) | 金属配線形成方法、アクティブマトリクス基板の製造方法、デバイス及び電気光学装置並びに電子機器 | |
JP2005013986A (ja) | デバイスとその製造方法、アクティブマトリクス基板の製造方法及び電気光学装置並びに電子機器 | |
KR100782493B1 (ko) | 막 패턴의 형성 방법, 디바이스, 전기 광학 장치, 전자기기, 및 액티브 매트릭스 기판의 제조 방법 | |
JP4200981B2 (ja) | バンク構造、配線パターン形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 | |
JP4380552B2 (ja) | アクティブマトリクス基板の製造方法、アクティブマトリクス基板、電気光学装置並びに電子機器 | |
JP2005013985A (ja) | 膜パターン形成方法、デバイス及びその製造方法、電気光学装置、並びに電子機器、アクティブマトリクス基板の製造方法、アクティブマトリクス基板 | |
JP2007027589A (ja) | 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 | |
JP4517583B2 (ja) | 線パターン形成方法およびデバイスの製造方法 | |
JP4670596B2 (ja) | 膜パターン形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 | |
JP4075929B2 (ja) | パターン形成方法 | |
JP4042798B2 (ja) | 配線パターンの形成方法及びデバイスの製造方法 | |
JP2006114585A (ja) | 隔壁構造体、隔壁構造体の形成方法、デバイス、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2007027588A (ja) | 膜パターンの形成方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 | |
JP2006269884A (ja) | 膜パターンの形成方法、デバイスの製造方法、電気光学装置、並びに電子機器 | |
JP2007242911A (ja) | パターン形成方法、デバイス及びデバイスの製造方法、電気光学装置及び電子機器 | |
JP2007288203A (ja) | 薄膜トランジスタ | |
JP2007103760A (ja) | 膜パターンの形成方法、デバイスの製造方法、デバイス、電気光学装置、及び電子機器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070918 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070919 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091130 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110315 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110516 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20110517 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 |