JP2007026758A - 防水コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 端子金具の組み付け作業性に優れ、シール性の良好な防水コネクタを提供する。
【解決手段】 雌端子金具30を収容するキャビティ12が貫通して形成されたハウジング11と、ハウジング11の後面に当着され常には拡径状態にあって雌端子金具30及び電線Wを挿通可能な複数の電線挿通孔41が貫通して形成されたシール部材40と、シール部材40の後面を押さえ付けて保持する押さえ面52Aを有し、その後面に各電線挿通孔41へ雌端子金具30及び電線Wを遊挿可能な差込口53が開口するリアホルダ50とを備える。両ハウジング11,90の嵌合動作が完了した後に、リアホルダ50と相手のハウジング90とが係止し合うことにより、リアホルダ50がシール部材40を押さえ面52Aにて圧縮して電線挿通孔41を縮径させその内周面を電線Wに水密状態で密着させる。
【選択図】 図4
Description
シール部材にはキャビティと対応する位置毎に端子金具及び端子金具に接続された電線を緊密に挿通可能な複数の電線挿通孔が貫通して形成され、リアホルダの後面には各電線挿通孔へ端子金具及び電線を遊挿する差込口が開口して形成されている。端子金具は、リアホルダの差込口から挿入され、さらにシール部材の電線挿通孔を押し広げつつハウジング内に挿入される。これにより、シール部材の電線挿通孔の内周面が電線の外周面に水密状態で密着し、キャビティの後面側がシールされた状態となる。
両ハウジングの嵌合動作が開始される前、シール部材の各電線挿通孔は拡径状態にあるため、端子金具及び電線を容易に挿通させることができる。一方、両ハウジングの嵌合させた後は、リアホルダと相手のハウジングとが直接的にあるいは間接的に係止し合うことにより、リアホルダがハウジングとの離間距離を縮めて、押さえ面にてシール部材を厚み方向に圧縮するため、各電線挿通孔は縮径変形させられる。これにより、各電線が電線挿通孔の内周面に沿って密着するため、それぞれ確実にシールされた状態となる。
両ハウジングが嵌合されると、シール部材の外周面に相手のハウジングの周壁が被さる。このとき、シール部材の外周面に周壁が当接することにより、シール部材の肉が圧縮に伴い径方向外向きに逃げるのを規制するようにしたから、圧縮に伴い膨出するシール部材の肉が専ら電線挿通孔を縮径変形させるのに使われる。これにより、電線挿通孔の内周面が各電線の外周面により緊密に密着するため、各電線に対するシール性が高められる。
リアホルダがシール部材を間に挟んでハウジングに取り付けられた状態で枠状のフレーム内に収容されると、リアホルダのロック部とフレームのロック受け部との係止によりリアホルダ及びハウジングがフレームに対し位置決め状態に保持される。その後、フレームの外周面に設けられたレバーを回動することにより、相手のハウジングのカムフォロアをレバーのカム溝に沿って移動させて、カムフォロアとカム溝との間にカム作用を発揮させ、もって両ハウジングを離脱規制状態に嵌合させる。両ハウジングの嵌合動作がレバーによって助勢されるので、小さい力でシール部材を圧縮変形させることが可能となり、また、レバーの回動ストロークを調整等することでシール部材のシール性を調整することが可能となる。
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。本実施形態のコネクタは、相手の雄コネクタと嵌合可能な雌コネクタであって分割タイプの防水コネクタとなっており、複数(詳しくは4つ)のサブコネクタ10がフレーム60内に収容可能とされている。なお、以下においては雄コネクタとの嵌合面側を前方として説明する。
ホルダ本体52の前面はシール部材40の後面に密着し得る押さえ面52Aとして構成される。リアホルダ50は、押さえ面52Aにてシール部材40を押さえ付けてハウジング11との間にシール部材40を保持した状態で、係止爪51Aと係止受け部13との係止によってハウジング11に取り付けられている。レバー70の回動動作に基づいてリアホルダ50とハウジング11とが相互に接近することにより、シール部材40が厚み方向に圧縮させられ、それに伴って係止爪51Aが係止受け部13から離れる方向に少し位置ずれするようになっている。なお、本実施形態の場合には、各サブコネクタ10のサイズに合わせて係止脚片51を上下一対備えるものから上下三対備えるまで用意されている。
さらに、両ハウジング11,90の嵌合動作がレバー70によって助勢されるので、小さい力でシール部材40を圧縮変形させることが可能となり、また、レバー70の回動ストロークを調整することにより、シール部材40のシール性を適切に調整することができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、分割タイプの防水コネクタの一例を示したが、本発明は、フレームを有していない通常の防水コネクタに適用することができる。
(2)上記(1)の場合において、本発明によれば、リアホルダと相手のハウジングのいずれか一方にレバーを組み付け、他方にレバーのカム溝と係合可能なカムフォロアを設けることにより、リアホルダと相手のハウジングとがフレームを介することなく係止し合う構成としてもよい。
(3)上記(1)の場合において、本発明によれば、リアホルダと相手のハウジングのいずれか一方にロックアームを設け、他方にロックアームと係止可能なロック受け部を設けることにより、リアホルダと相手のフレームとがフレーム及びレバーを介することなく直接的に係止し合う構成としてもよい。
(4)本発明は、雄端子金具を収容させた雄コネクタにも適用することができる。
10…サブコネクタ
11…ハウジング
12…キャビティ(端子収容室)
30…雌端子金具
40…シール部材
41…電線挿通孔
50…リアホルダ
52A…押さえ面
53…差込口
60…フレーム
70…レバー
90…相手のハウジング
95…カムフォロア
Claims (3)
- 相手のハウジングと嵌合可能とされ、かつ端子金具を収容する端子収容室が貫通して形成されたハウジングと、
前記ハウジングの後面に当着され、かつ常には拡径状態にあって前記端子金具及び同端子金具に接続された電線を挿通可能な複数の電線挿通孔が貫通して形成されたシール部材と、
前記シール部材の後面を押さえ付けて前記シール部材を前記ハウジングとの間に保持する押さえ面を有し、さらにその後面に前記各電線挿通孔へ前記端子金具及び前記電線を遊挿可能な差込口が開口するリアホルダとを備え、
前記両ハウジングの嵌合動作が完了した後に、前記リアホルダと前記相手のハウジングとが直接的にあるいは間接的に係止し合うことにより、
前記リアホルダが前記シール部材を前記押さえ面にて厚み方向に圧縮して前記電線挿通孔を縮径させ、この電線挿通孔の内周面を前記電線に水密状態で密着させる構成としたことを特徴とする防水コネクタ。 - 前記シール部材が前記厚み方向に圧縮された状態では、前記シール部材の外側面が同外周面に被さった前記相手のハウジングの周壁に当接することにより、前記シール部材の肉が圧縮に伴い径方向外向きに逃げるのを規制する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
- 枠状をなすフレームを備え、このフレームにはロック受け部が設けられるとともにその内側にコネクタ収容空間が保有され、
前記リアホルダにはロック部が設けられ、
前記リアホルダが前記シール部材を間に挟んで前記ハウジングに取り付けられた状態で前記コネクタ収容空間内に収容されることにより、前記ロック部と前記ロック受け部との係止によって前記リアホルダ及び前記ハウジングが前記フレームに位置決め状態に保持されるようになっており、かつ、
前記フレームの外側面にはレバーが回動可能に組み付けられ、
前記相手のハウジングにはカムフォロアが設けられ、
前記レバーの回動動作に基づく前記カムフォロアと前記レバーのカム溝との係合によるカム作用により前記両ハウジングが離脱規制状態に嵌合されることで、前記リアホルダと前記相手のハウジングとが前記フレームと前記レバーとを介して間接的に係止し合う構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
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- 2005-07-13 JP JP2005204239A patent/JP4525499B2/ja active Active
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