JP2007026758A - 防水コネクタ - Google Patents

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Abstract


【課題】 端子金具の組み付け作業性に優れ、シール性の良好な防水コネクタを提供する。
【解決手段】 雌端子金具30を収容するキャビティ12が貫通して形成されたハウジング11と、ハウジング11の後面に当着され常には拡径状態にあって雌端子金具30及び電線Wを挿通可能な複数の電線挿通孔41が貫通して形成されたシール部材40と、シール部材40の後面を押さえ付けて保持する押さえ面52Aを有し、その後面に各電線挿通孔41へ雌端子金具30及び電線Wを遊挿可能な差込口53が開口するリアホルダ50とを備える。両ハウジング11,90の嵌合動作が完了した後に、リアホルダ50と相手のハウジング90とが係止し合うことにより、リアホルダ50がシール部材40を押さえ面52Aにて圧縮して電線挿通孔41を縮径させその内周面を電線Wに水密状態で密着させる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、防水コネクタに関する。
防水コネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、複数の端子金具を収容可能なキャビティを有するハウジングと、ハウジングの後面に当着する一括型のシール部材と、ハウジングとの間にシール部材を挟み込んでこのシール部材の抜け止めをなしつつハウジングに取り付けられるリアホルダとを備えている。
シール部材にはキャビティと対応する位置毎に端子金具及び端子金具に接続された電線を緊密に挿通可能な複数の電線挿通孔が貫通して形成され、リアホルダの後面には各電線挿通孔へ端子金具及び電線を遊挿する差込口が開口して形成されている。端子金具は、リアホルダの差込口から挿入され、さらにシール部材の電線挿通孔を押し広げつつハウジング内に挿入される。これにより、シール部材の電線挿通孔の内周面が電線の外周面に水密状態で密着し、キャビティの後面側がシールされた状態となる。
特開2000−150058公報
ところで、端子金具が電線挿通孔を押し広げるのに伴って挿入抵抗が発生するので、多極の場合や端子金具のサイズが大きい場合には作業性が悪いという問題がある。これに対し、電線挿通孔が拡径状態となる設定に変更すれば、作業性が改善されるものの、今度は電線周りのシールを十分にとることができないという問題が生じる。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的とするところは、端子金具の組み付け作業性に優れ、シール性の良好な防水コネクタを提供することにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手のハウジングと嵌合可能とされ、かつ端子金具を収容する端子収容室が貫通して形成されたハウジングと、前記ハウジングの後面に当着され、かつ常には拡径状態にあって前記端子金具及び同端子金具に接続された電線を挿通可能な複数の電線挿通孔が貫通して形成されたシール部材と、前記シール部材の後面を押さえ付けて前記シール部材を前記ハウジングとの間に保持する押さえ面を有し、さらにその後面に前記各電線挿通孔へ前記端子金具及び前記電線を遊挿可能な差込口が開口するリアホルダとを備え、前記両ハウジングの嵌合動作が完了した後に、前記リアホルダと前記相手のハウジングとが直接的にあるいは間接的に係止し合うことにより、前記リアホルダが前記シール部材を前記押さえ面にて厚み方向に圧縮して前記電線挿通孔を縮径させ、この電線挿通孔の内周面を前記電線に水密状態で密着させる構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記シール部材が前記厚み方向に圧縮された状態では、前記シール部材の外側面が同外周面に被さった前記相手のハウジングの周壁に当接することにより、前記シール部材の肉が圧縮に伴い径方向外向きに逃げるのを規制する構成としたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、枠状をなすフレームを備え、このフレームにはロック受け部が設けられるとともにその内側にコネクタ収容空間が保有され、前記リアホルダにはロック部が設けられ、前記リアホルダが前記シール部材を間に挟んで前記ハウジングに取り付けられた状態で前記コネクタ収容空間内に収容されることにより、前記ロック部と前記ロック受け部との係止によって前記リアホルダ及び前記ハウジングが前記フレームに位置決め状態に保持されるようになっており、かつ、前記フレームの外側面にはレバーが回動可能に組み付けられ、前記相手のハウジングにはカムフォロアが設けられ、前記レバーの回動動作に基づく前記カムフォロアと前記レバーのカム溝との係合によるカム作用により前記両ハウジングが離脱規制状態に嵌合されることで、前記リアホルダと前記相手のハウジングとが前記フレームと前記レバーとを介して間接的に係止し合う構成としたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
両ハウジングの嵌合動作が開始される前、シール部材の各電線挿通孔は拡径状態にあるため、端子金具及び電線を容易に挿通させることができる。一方、両ハウジングの嵌合させた後は、リアホルダと相手のハウジングとが直接的にあるいは間接的に係止し合うことにより、リアホルダがハウジングとの離間距離を縮めて、押さえ面にてシール部材を厚み方向に圧縮するため、各電線挿通孔は縮径変形させられる。これにより、各電線が電線挿通孔の内周面に沿って密着するため、それぞれ確実にシールされた状態となる。
<請求項2の発明>
両ハウジングが嵌合されると、シール部材の外周面に相手のハウジングの周壁が被さる。このとき、シール部材の外周面に周壁が当接することにより、シール部材の肉が圧縮に伴い径方向外向きに逃げるのを規制するようにしたから、圧縮に伴い膨出するシール部材の肉が専ら電線挿通孔を縮径変形させるのに使われる。これにより、電線挿通孔の内周面が各電線の外周面により緊密に密着するため、各電線に対するシール性が高められる。
<請求項3の発明>
リアホルダがシール部材を間に挟んでハウジングに取り付けられた状態で枠状のフレーム内に収容されると、リアホルダのロック部とフレームのロック受け部との係止によりリアホルダ及びハウジングがフレームに対し位置決め状態に保持される。その後、フレームの外周面に設けられたレバーを回動することにより、相手のハウジングのカムフォロアをレバーのカム溝に沿って移動させて、カムフォロアとカム溝との間にカム作用を発揮させ、もって両ハウジングを離脱規制状態に嵌合させる。両ハウジングの嵌合動作がレバーによって助勢されるので、小さい力でシール部材を圧縮変形させることが可能となり、また、レバーの回動ストロークを調整等することでシール部材のシール性を調整することが可能となる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。本実施形態のコネクタは、相手の雄コネクタと嵌合可能な雌コネクタであって分割タイプの防水コネクタとなっており、複数(詳しくは4つ)のサブコネクタ10がフレーム60内に収容可能とされている。なお、以下においては雄コネクタとの嵌合面側を前方として説明する。
相手の雄コネクタは、基板(プリント配線基板)用のコネクタであって各サブコネクタ10毎に対応して複数設けられ、図3及び図4に示すように、前面に開口する角筒状のフード部91を備えたハウジング90(本発明の相手のハウジングに相当)により構成されている。フード部91の奥壁には、雄端子金具94が貫通して装着され、雄端子金具94の前半部がフード部91の内側に突出して配される一方、雄端子金具94の後半部がフード部91の奥壁の後面から露出して配され、途中で直角曲げされて基板(図示せず)の導電路に半田付け等により接続される。雄端子金具94の後端部は基板と平行に配された板状のアライメントプレート98の位置決め孔99に挿通され、これにより隣接する雄端子金具94同士が一定間隔に保持されるようにしてある。そして、雄コネクタの中にはフード部91の上面にカムフォロア95を突設させたものが含まれ、このカムフォロア95がフレーム60に装着されたレバー70のカム溝71に進入し、レバー70の回動動作に伴って両ハウジング11,90が互いに引き寄せられて嵌合されるようになっている。
サブコネクタ10は、図1及び図2に示すように、ハウジング11、リテーナ35、シール部材40、リアホルダ50を備えている。ハウジング11は、合成樹脂製であって略直方体形状をなし、その内部に、雌端子金具30を後方から挿入可能な複数のキャビティ12(本発明の端子収容室に相当)を有している。キャビティ12は、高さ方向に複数段で幅方向に複数列となって配置され、その内壁に、前方に突出する片持ち状のランス18が撓み変形可能に形成されている。ハウジング11の上面には、リアホルダ50に設けられた係止脚片51の係止爪51Aが引掛け状態で係止可能な係止受け部13が段付け状に設けられている。また、ハウジング11の上面両側部には、一対の係止脚片保護壁14が立設されており、両係止脚片保護壁14の間に係止脚片51が配されることにより、係止脚片51が異物との引掛りによって捲れ上がるのを回避できるようになっている。
ハウジング11の下面には、リテーナ35の装着孔15が開口して形成されている(図5を参照)。装着孔15は、全キャビティ12を貫通する深さを有し、ここに下方からサイドタイプのリテーナ35が差し込まれる。リテーナ35は、合成樹脂製であって全体として平板状をなし、キャビティ12と対応する位置に端子挿通孔36を有するとともに、その両側上壁に前後一対の弾性係止片37を突設させてある。端子挿通孔36の孔壁には係止突起38が形成され、また、弾性係止片37は装着孔15の孔壁に形成されたリテーナ係止部(図示せず)に弾性係止可能とされている。リテーナ35は、仮係止位置と本係止位置との間を変位可能とされ、弾性係止片37がリテーナ係止部に弾性係止することでリテーナ35が両位置で抜け止め保持されるようになっている。そして、リテーナ35が仮係止位置にあるときには、係止突起38がキャビティ12外に退避して雌端子金具30の挿通を許容する一方、そこから押し込まれてリテーナ35が本係止位置に至ると、係止突起38がキャビティ12内に進入し、そこに正規挿入された雌端子金具30の後端顎部31に係止突起38が対峙して雌端子金具30の抜け止めをなす。
ハウジング11の後面には、ゴム材よりなる一括型のシール部材40が取り付けられる。このシール部材40は、ハウジング11の後面全体に当着可能であって、各キャビティ12と対応する位置毎に略円形の電線挿通孔41を有し、各電線挿通孔41に対して雌端子金具30にかしめ付けにより接続された電線Wが貫通可能とされている。シール部材40の電線挿通孔41は、常には拡径状態にあって雌端子金具30及び電線Wを容易に挿通可能とされているが、後述するレバー70の回動動作に基づいてシール部材40が厚み方向に圧縮されるのに伴って縮径変形させられ、その内周面を電線Wに緊密に密着可能とされている。シール部材40において各電線挿通孔41を挟んだ上下両位置には、係止脚片挿通孔42が保有され、この係止脚片挿通孔42に係止脚片51が貫通可能とされている。係止脚片51の根元部分は、シール部材40が圧縮変形される間、係止脚片挿通孔42の孔壁を摺動可能とされている。
かかるシール部材40は、電線挿通孔41の内周面に形成された複数条(図示する場合は3条)のリップ43を弾縮させつつ電線Wの外周面に水密状態で密着可能とされ、これにより電線W周りのシールをとっている。さらに、シール部材40は、その外周面に形成された複数条(図示する場合は3条)のリップ43を弾縮させつつ、その外周面に覆い被さるフード部91の周壁に水密状態で密着可能とされ、これにより両ハウジング11,90間のシールをとっている(図4を参照)。つまり、シール部材40は、電線W周りのシールをとる機能と両ハウジング11,90間のシールをとる機能の両機能を併せ持っており、両機能を別々のシール部材で実現する従来品よりも、部品点数の削減と構造の簡略化が可能となっている。
シール部材40の抜け止めをなすリアホルダ50は、合成樹脂製であって方形ブロック状のホルダ本体52を備えている。ホルダ本体52には、シール部材40の電線挿通孔41と対応する位置に、雌端子金具30とこれに接続された電線Wとを電線挿通孔41へ通すための差込口53が前後方向に延設されている。差込口53はホルダ本体52の後面に開口されており、この差込口53から電線W付きの雌端子金具30が挿入可能とされている。差込口53は、雌端子金具30の箱部32と同じかそれより少し大きい開口径を有し、ここに雌端子金具30に接続された電線Wが遊挿状態で貫通可能とされている。
また、ホルダ本体52には、各差込口53を挟んだ上下両位置に、係止脚片51が前方へ突出して形成されている。係止脚片51は、後方からシール部材40の係止脚片挿通孔42を貫通したあとハウジング11の上下両面に被さる長さをもって構成され、その先端部に形成された係止爪51Aがハウジング11の係止受け部13に弾性的に係止可能とされている。
ホルダ本体52の前面はシール部材40の後面に密着し得る押さえ面52Aとして構成される。リアホルダ50は、押さえ面52Aにてシール部材40を押さえ付けてハウジング11との間にシール部材40を保持した状態で、係止爪51Aと係止受け部13との係止によってハウジング11に取り付けられている。レバー70の回動動作に基づいてリアホルダ50とハウジング11とが相互に接近することにより、シール部材40が厚み方向に圧縮させられ、それに伴って係止爪51Aが係止受け部13から離れる方向に少し位置ずれするようになっている。なお、本実施形態の場合には、各サブコネクタ10のサイズに合わせて係止脚片51を上下一対備えるものから上下三対備えるまで用意されている。
各リアホルダ50は相互の側縁同士を突き合わせた状態で並び方向(幅方向)に連結され、これにより各サブコネクタ10がリアホルダ50を介して横並びで合体保持されるようになっている。並び方向で隣接するホルダ本体52の対向面(側面)には凹凸嵌合部55が設けられており、隣接するホルダ本体52を、相互の側縁同士を突き合わせつつ前後方向にスライドさせることにより、凹凸嵌合部55を互いに嵌め合わせ、もって隣接するリアホルダ50を離脱規制状態に連結するようになっている。
ホルダ本体52の後端部における上下両面には、幅方向に延出してホルダ本体52の両側面に開口するレール溝状をなす一対のガイド受け部59が形成されている。ガイド受け部59にフレーム60に形成されたガイド部65が摺動することにより、リアホルダ50ひいてはサブコネクタ10がフレーム60内に挿入案内されるようになっている。
フレーム60に対して最後に挿入されるサブコネクタ10(以下、最後のサブコネクタ10Aという)におけるリアホルダ50の上面には、図2に示すように、フレーム60に対するロック部50Bが全体を通して唯一つ設けられている。ロック部50Bは、ガイド受け部59を被覆する覆い壁59Aの上面に突設され、覆い壁59Aがガイド受け部59内に撓み変形することでフレーム60に形成されたロック受け部61と弾性的に係止可能とされている。また、最後のサブコネクタ10Aには、リアホルダ50の片側縁から前方へ突出する保護壁50Hが形成されている。保護壁50Hは、高さ方向に切り立つ一枚板状をなし、シール部材40の端面側方を横切って配されている。最後のサブコネクタ10Aにおけるシール部材40の端面は、フレーム60の一側面60Aに露出されるものの、保護壁50Hによって覆い隠されるので、異物との干渉によって損傷することはない。
フレーム60は、同じく合成樹脂製であって全体として扁平枠状をなし、図1に示すように、前面及び一側面60Aが開口して形成されている。各サブコネクタ10は、フレーム60の一側面60Aからフレーム60の内側に順次装着可能とされている。フレーム60の上下両壁の外側面にはレバー70を回動可能に支持するための一対の支持軸62が突設されている。レバー70は、操作部72と一対のアーム部73とで全体として門型をなし、両アーム部73が支持軸62に支持された状態でフレーム60に跨るように組み付けられる。そして、レバー70は、図1に示す回動初期位置から支持軸62を中心として回動され、回動終端位置に至ってフレーム60の側壁に係止される。レバー70のアーム部73には相手のハウジング90のカムフォロア95と係合可能なカム溝71が形成されている。
レバー70を回動初期位置に置いてフレーム60内に各サブコネクタ10を装着したあと相手のハウジング90を嵌合すると、レバー70のカム溝71の入り口にカムフォロア95が進入する。その状態でレバー70を回動終端位置に向けて回動すると、カムフォロア95がカム溝71に沿って移動して両者間でカム作用が発揮され、もって両ハウジング11,90同士が引き寄せられるようになっている。フレーム60の上下両壁には、一対の開き防止壁63がアーム部73の外側を覆うように配設され、両ハウジング11,90の嵌合動作に伴うアーム部73の拡開変形を防止している。
レバー70が回動初期位置から回動終端位置に向かう途中で、両ハウジング11,90が互いの嵌合面(フード部91の奥壁の前面とハウジング11の前面)を突き合わせることになるが、この突き合わせ位置からさらにレバー70が回動されて回動終端位置に至る間に、リアホルダ50とハウジング11との離間距離が縮まってシール部材40が厚み方向(前後方向)に圧縮変形させられる(図4を参照)。つまり、レバー70の回動ストロークは、両ハウジング11,90の嵌合動作に要するストローク量とシール部材40を圧縮変形させるのに要するストローク量とを加算した分に設定されている。
また、シール部材40は、上記した圧縮に伴って電線挿通孔41を縮径変形させ、その内周面を電線Wの外周面に緊密に密着させることになる。端的には、リアホルダ50と相手のハウジング90とがフレーム60とレバー70とを介して間接的に係止し合うことにより、シール部材40の圧縮に起因して電線W周りがシールされた状態となる。さらに、シール部材40の外周面には、フード部91の周壁が被さって当接状態にあるので、シール部材40の肉は、径方向外向きに逃げることはなく、専ら電線挿通孔41を縮径変形させる方向に膨出される。
フレーム60は、区画壁によって仕切られることなく各サブコネクタ10を一括して収容可能な1つのコネクタ収容空間64を有し、その上下両壁の内面に、幅方向に延出してレール状をなす一対のガイド部65を備えている。また、フレーム60の上下両壁の内面には、ガイド部65の後方にて同ガイド部65と平行に延出する一対の受け壁66が形成され、さらに、フレーム60の上下両壁の一側面60A近傍には、略方形状のロック受け部61が厚み方向に貫通して形成されている。フレーム60内は、受け壁66を境とした前方領域がコネクタ収容空間64とされ、後方領域がリアホルダ50の後面から引き出される電線Wを一括して収容するための電線収容空間67とされる。また、フレーム60は、各サブコネクタ10から導出された電線Wを一側面60Aと同じ側へ屈曲案内する後壁68を備えている。
各サブコネクタ10は、リアホルダ50にて合体状態を保ったまま一側面60Aからフレーム60内に並び方向にスライド挿入される。このとき、ガイド受け部59とガイド部65とが前後方向で係合することでフレーム60における各サブコネクタ10の前後方向の位置決めがなされる。そして最後のサブコネクタ10Aがフレーム60内に挿入されると、そのリアホルダ50のロック部50Bがフレーム60のロック受け部61に弾性的に嵌入され、もって各サブコネクタ10の幅方向の位置決めがなされるとともに、各サブコネクタ10の一側面60Aからの抜け出しが規制される。このとき、最初に挿入されたサブコネクタ10の側縁がフレーム60の奥壁69に当て止めされてそれ以上の挿入操作が規制される。レバー70の回動動作に伴い両ハウジング11,90の嵌合動作が進む過程で、ハウジング11に、相手のハウジング90の嵌合方向に押圧力が作用することになるが、この押圧力を受け壁66が受け止めることで、各サブコネクタ10の後退変位が阻止される。
次に、本実施形態の組み付け手順について説明する。まずハウジング11の後面にシール部材40を当着させ、その状態で後方からリアホルダ50の係止脚片51をシール部材40の係止脚片挿通孔42に通しつつリアホルダ50を被せ付ける。係止脚片51の係止爪51Aがハウジング11の係止受け部13に弾性係止することで、リアホルダ50がシール部材40を間に挟んでハウジング11に取り付けられる。
続いて、リテーナ35をハウジング11に差し込んで仮係止位置に留め置き、電線Wに接続された雌端子金具30を、リアホルダ50の差込口53へ遊挿状態で差し込み、さらに拡径状態にある電線挿通孔41へ差し込んだ後、ハウジング11のキャビティ11内に後方から進入させる。キャビティ11内に進入した雌端子金具30は、キャビティ12の内壁に形成されたランス18により一次係止される。その後、リテーナ35を深く差し込んで本係止位置に至らしめ、リテーナ35の係止突起38によって雌端子金具30を二次係止することで、雌端子金具30の確実な抜け止めをなす。
全てのサブコネクタ10について雌端子金具30の装着作業が完了したら、続いて、隣接するリアホルダ50同士を、凹凸嵌合部55により離脱規制状態に連結保持させる。こうして一対のサブコネクタ10同士を合体させたら、このうちの一方のリアホルダ50に別のサブコネクタ10のリアホルダ50を連結させ、各サブコネクタ10を並び方向に順次合体させる。本実施形態の場合には、4つのサブコネクタ10が合体化(アッセンブリ化)され、このうち、最後のサブコネクタ10Aが右端に位置する構成とされる。かかる合体状態では、各サブコネクタ10でそれぞれのガイド受け部59が幅方向の一直線上に切り目なく連なるようになる。
次に、この合体状態にある各サブコネクタ10を、一側面60Aからフレーム60のコネクタ収容空間64に挿入する。挿入開始時に左端のサブコネクタ10のガイド受け部59をフレーム60のガイド部65に適合させ、その状態から各サブコネクタ10をコネクタ収容空間64の奥方へ押し込む。すると、各サブコネクタ10がガイド部65に案内されつつフレーム60内に挿入され、さらに各サブコネクタ10が正規の装着位置に至るのに伴い、最初に挿入されたサブコネクタ10が奥壁69に当て止めされるとともに、最後のサブコネクタ10Aに設けられたロック部50Bがフレーム60のロック受け部61に弾性係止される。これにより、各サブコネクタ10は、リアホルダ50によって互いの間隔が一定の保たれてフレーム60との間に相互の相対位置が位置決めされた状態にロックされる。また、各サブコネクタ10から引き出された電線Wがまとめられて電線収容空間67に収められ、所定方向に引き出される。
こうしてフレーム60への組み付けが完了したら、図3から図4にかけて示すように、前方から相手のハウジング90を対応するハウジング11に緩く嵌合させ、その状態でレバー70を回動することで、両ハウジング11,90を正規深さで嵌合させる。嵌合途上においては、フード部91の周壁が隣接するリアホルダ50の対向面間に摺動可能に進入し、両対向面に案内されることで両ハウジング11,90の嵌合動作が円滑に進行する。レバー70が突き合わせ位置から回動終端位置まで回動されると、相手のハウジング90とリアホルダ50との間に作用する嵌合圧縮力によってシール部材40が厚み方向に圧縮され、それに伴う電線挿通孔41の縮径変形動作によって電線挿通孔41の内周面が電線Wの外周面に緊密に密着し、電線W周りが確実にシールされた状態となる。また、両ハウジング11,90が正規嵌合されると、フード部91の周壁がシール部材40に緊密に外嵌され、シール部材40のリップ43がフード部91の周壁に圧潰されることで両ハウジング11,90間が確実にシールされた状態となる。
以上説明したように本実施形態によれば、レバー70が回動初期位置にあって両ハウジング11,90の嵌合動作が開始される前には、シール部材40の各電線挿通孔41は拡径状態にあるため、雌端子金具30及び電線Wを容易に挿通させることができる。一方、レバー70が回動終端位置に至って両ハウジング11,90が正規嵌合された後には、リアホルダ50と相手のハウジング90とがフレーム60に組み付けられたレバー70の回動動作に基づいて間接的に係止し合うことにより、リアホルダ50がハウジング11との離間距離を縮めて、その押さえ面52Aにてシール部材40を厚み方向に圧縮するため、各電線挿通孔41は縮径変形させられる。これにより、各電線Wが電線挿通孔41の内周面に沿って密着するため、それぞれ確実にシールされた状態となる。
また、両ハウジング11,90が正規嵌合されると、シール部材40の外周面にフード部91の周壁が被さって当接状態となることにより、シール部材40の肉が径方向外向きに逃げることがなく、圧縮時にはシール部材40の肉が専ら電線挿通孔40を縮径変形させる方向に膨らみ出ることになる。これにより、電線挿通孔40の内周面が各電線Wの外周面により緊密に密着するため、各電線Wに対するシール性が高められる。
さらに、両ハウジング11,90の嵌合動作がレバー70によって助勢されるので、小さい力でシール部材40を圧縮変形させることが可能となり、また、レバー70の回動ストロークを調整することにより、シール部材40のシール性を適切に調整することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、分割タイプの防水コネクタの一例を示したが、本発明は、フレームを有していない通常の防水コネクタに適用することができる。
(2)上記(1)の場合において、本発明によれば、リアホルダと相手のハウジングのいずれか一方にレバーを組み付け、他方にレバーのカム溝と係合可能なカムフォロアを設けることにより、リアホルダと相手のハウジングとがフレームを介することなく係止し合う構成としてもよい。
(3)上記(1)の場合において、本発明によれば、リアホルダと相手のハウジングのいずれか一方にロックアームを設け、他方にロックアームと係止可能なロック受け部を設けることにより、リアホルダと相手のフレームとがフレーム及びレバーを介することなく直接的に係止し合う構成としてもよい。
(4)本発明は、雄端子金具を収容させた雄コネクタにも適用することができる。
本実施形態のコネクタの分解斜視図 サブコネクタの分解斜視図 相手の雄コネクタと嵌合する前のサブコネクタの断面図 相手の雄コネクタと嵌合したサブコネクタの断面図 サブコネクタの分解断面図
符号の説明
W…電線
10…サブコネクタ
11…ハウジング
12…キャビティ(端子収容室)
30…雌端子金具
40…シール部材
41…電線挿通孔
50…リアホルダ
52A…押さえ面
53…差込口
60…フレーム
70…レバー
90…相手のハウジング
95…カムフォロア

Claims (3)

  1. 相手のハウジングと嵌合可能とされ、かつ端子金具を収容する端子収容室が貫通して形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの後面に当着され、かつ常には拡径状態にあって前記端子金具及び同端子金具に接続された電線を挿通可能な複数の電線挿通孔が貫通して形成されたシール部材と、
    前記シール部材の後面を押さえ付けて前記シール部材を前記ハウジングとの間に保持する押さえ面を有し、さらにその後面に前記各電線挿通孔へ前記端子金具及び前記電線を遊挿可能な差込口が開口するリアホルダとを備え、
    前記両ハウジングの嵌合動作が完了した後に、前記リアホルダと前記相手のハウジングとが直接的にあるいは間接的に係止し合うことにより、
    前記リアホルダが前記シール部材を前記押さえ面にて厚み方向に圧縮して前記電線挿通孔を縮径させ、この電線挿通孔の内周面を前記電線に水密状態で密着させる構成としたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記シール部材が前記厚み方向に圧縮された状態では、前記シール部材の外側面が同外周面に被さった前記相手のハウジングの周壁に当接することにより、前記シール部材の肉が圧縮に伴い径方向外向きに逃げるのを規制する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 枠状をなすフレームを備え、このフレームにはロック受け部が設けられるとともにその内側にコネクタ収容空間が保有され、
    前記リアホルダにはロック部が設けられ、
    前記リアホルダが前記シール部材を間に挟んで前記ハウジングに取り付けられた状態で前記コネクタ収容空間内に収容されることにより、前記ロック部と前記ロック受け部との係止によって前記リアホルダ及び前記ハウジングが前記フレームに位置決め状態に保持されるようになっており、かつ、
    前記フレームの外側面にはレバーが回動可能に組み付けられ、
    前記相手のハウジングにはカムフォロアが設けられ、
    前記レバーの回動動作に基づく前記カムフォロアと前記レバーのカム溝との係合によるカム作用により前記両ハウジングが離脱規制状態に嵌合されることで、前記リアホルダと前記相手のハウジングとが前記フレームと前記レバーとを介して間接的に係止し合う構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の防水コネクタ。
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