JP2007024936A - 投影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 スクリーンに対する入射角が大きい小型化された投影装置であって、かつ台形歪みのない高品質な画像をスクリーンに投影することができる投影装置を提供すること。
【解決手段】 投影装置は、第二投影光学系による表示面の実像である中間像を台形状に歪ませることによって、表示面とは非平行なスクリーン面に投影される画像の範囲と表示面を略相似形とする投影装置であって、各投影光学系の光軸は同一平面内にあり、表示面は、その中心を通る法線を同一平面内に維持したまま第二投影光学系の光軸に垂直な面に対してチルトし、該表示面の中心は、第二投影光学系の光軸と該表示面との交点を基準として、同一平面内に含まれたまま、第二投影光学系から離れる方向にシフトしており、チルト角の絶対値をθ、シフト量をS1、表示面の幅をHとすると、以下の条件(1)、
0<S1≦(H/2)×(√tanθ)・・・(1)
を満たす構成にした。
【選択図】 図2

Description

この発明は、表示体に表示された画像を、台形状の中間画像を介して、該表示体に対して斜めに傾いたスクリーン上に投影する投影装置に関する。
従来、表示体の表示画像を台形歪みを生じることなく表示体に対して斜めに傾いたスクリーン上に投影する斜め投影型の投影装置が知られている。なお、本明細書において単に投影装置と記した場合には、斜め投影型を指すものとする。投影装置は、一般的に、表示体と表示体側光学系と中間像間、および該中間像とスクリーン側光学系とスクリーン間で、それぞれ、シャインプルーフの法則が成立するように各光学部材の配置を決定する。これにより、表示体の表示画像を台形歪みを生じることなくスクリーン上に斜めに投影している。このような投影装置としては、例えば、以下の特許文献1に開示する構成が知られている。
特開平9−203881号公報
上記特許文献1では、スクリーン側光学系を、該光学系の光軸が中間像の像面における表示体側光学系の光軸に対してずらして配置する。これにより、表示体側光学系の構成を変更することなく、スクリーンに対して大きな入射角を確保することができる。一般に、斜め投影型の投影装置は、スクリーンに対する入射角を大きくすることにより、小型化、薄型化することができる。また上記特許文献1の構成によれば、中間像の像面での偏向角度が大きくなるのを抑えて性能劣化を比較的低減することもできる。なお、ここで、偏向角度とは、スクリーン側光学系と表示体側光学系の各光軸が中間像の像面で交わる時になす角度(ただし、本文では、90度および鋭角の方の角度をいう。)をいう。
しかし、上記特許文献1の構成では、偏向角度の低減が不十分であるため、依然としてスクリーン側光学系にかなりの高い光学性能が要求される。また、スクリーンに対する入射角とスクリーン側光学系の倍率および中間像の像面でのずれ量の各々がほぼ一対一で決定されてしまうので入射角の微調整が困難といった課題がある。
そこで、本発明は上記の事情に鑑み、スクリーンに対する入射角を大きくし小型化された投影装置であって、かつ各投影光学系に要求される光学性能を低く抑えながらも台形歪みのない高品質な画像をスクリーンに投影することができる投影装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に記載の投影装置は、表示体側から順に、第一投影光学系、偏向光学系、第二投影光学系、スクリーン面を有し、第一投影光学系による表示面の実像である中間像を台形状に歪ませることによって、表示面とは非平行なスクリーン面に投影される画像の範囲と表示面を略相似形とする投影装置であって、各投影光学系の光軸は各投影光学系の光路を展開した状態において同一平面内にあり、表示面は、その中心を通る法線を同一平面内に維持したまま第一投影光学系の光軸に垂直な面に対してチルトし、該表示面の中心は、第一投影光学系の光軸と該表示面との交点を基準として、同一平面内に含まれたまま、第一投影光学系から離れる方向にシフトしており、表示面のチルト角の絶対値をθ、表示面の中心のシフト量をS1、各投影光学系の光軸を含む面内における表示面の幅をHとすると、以下の条件(1)、
0<S1≦(H/2)×(√tanθ)・・・(1)
を満たすことを特徴とする。
また請求項2に記載の投影装置によれば、スクリーン面に投影される画像の範囲の中心は、第二投影光学系の光軸と該スクリーン面との交点を基準として、同一平面内に含まれたまま、第二投影光学系から離れる方向にシフトしており、中間像の像面における、第一投影光学系の光軸と第二投影光学系の光軸との間の距離をd、投影範囲の中心のシフト量をS2、投影倍率をmとすると、以下の条件(2)、
S2≧m(S1+d)・・・(2)
を満たすことが望ましい。
また、請求項3に記載の投影装置によれば、距離dが0の場合、さらに以下の条件(3)、
S2=m×S1・・・(3)
を満たすことができる。
また、請求項4に記載の投影装置によれば、表示体をシフトさせるシフト機構を有することが望ましい。これにより、シフト量S1を任意に変化させることが可能になり、スクリーンに対して所望の入射角を得ることができる。
なお、請求項5に記載の投影装置によれば、上記偏向光学系は、中間像の像面近傍に配設される。
以上のように、本発明によれば、上記の条件を満たすように表示体を配置構成することにより、スクリーンに対する入射角をより大きくして小型化を達成しつつも、中間像の像面での偏向角度を抑えることができる。これにより、偏向光学系を簡素化したり、偏向による縦方向の倍率色収差の発生を効果的に抑えることができ、かつ各投影光学系に必要とされる光学性能を低く抑えることもできる。結果として本発明に係る投影装置によれば、スクリーン上に、台形歪みのない高品質な画像が投影される。
図1は実施形態の斜め投影型の投影装置100の概略構成を示す図である。投影装置100は、ハウジング50内に、投影光学システム10、第一ミラー20、第二ミラー30、駆動部40、スクリーンSを有する。
図2は、投影装置100における光路を展開しつつ投影光学システム10を拡大して示す図である。図2において、第一ミラー20と第二ミラー30は図示を省略している。図2に示すように、投影光学システム10は、第一投影光学系1、偏向光学系としてのフレネルレンズ3、第二投影光学系2、表示体4を有する。
また図2において、AX1は第一投影光学系1の光軸を、AX2は第二投影光学系2の光軸を、それぞれ表す。各図において、光軸AX1、AX2は一点鎖線で示す。つまり図2は、投影光学システム10に関し、光軸AX1、AX2を含む面(図2紙面と同一面)での断面図である。なお、光軸AX1、AX2を含む面は、スクリーンSを、該スクリーンSの中心を通り鉛直方向に延びる直線で略二等分する。本文では、説明の便宜上、光軸AX1、AX2を含む面を基準面という。
なお、実際の投影装置100では、ハウジング50の形状や他の部材との位置関係によって、第一ミラー20と第二ミラー30だけでなく、さらに投影光学システム10内の図示しないミラーを配設して光路を折り曲げることもある。しかし以下では、上記各ミラーによる光路の折り曲げは考慮せず、光路を展開した状態、換言すれば全ての部材が基準面上に配設された状態を想定して各部材の説明を行う。
なお、本実施形態の投影装置100において、各投影光学系1、2を構成するレンズ(または一部の光学面)は、回転対称な光学系では十分に補正することができないような収差や歪曲の補正を目的として、互いに偏心している。そこで、本文においては、各投影光学系1、2において、光学面の芯を最も多く含む直線を各光学系の光軸と定義する。ただし特定の投影光学系において、各光学面の芯が全てずれている場合には、瞳に最も近い光学面の芯を通る直線を該光学系の光軸と定義する。
表示体4は、スクリーンSに拡大投影される画像を表示する表示面を持つ。なお、投影装置100内において表示体4を位置決めするとき、厳密には表示面が基準となる。しかし、以下では説明の便宜上、表示面と表示体を厳格に区別することなく、いずれも表示体4として説明する。表示体4から射出された光は、第一投影光学系1を介して中間像を形成する。フレネルレンズ3は、該中間像の像面P近傍に配設されており、中間像を形成した光を偏向し、第二投影光学系2に導く。第二投影光学系2は、フレネルレンズ3を介して入射する光を発散させる。第二投影光学系2、つまり投影光学システム10から射出された発散光は、第一ミラー20、第二ミラー30で順次反射した後、スクリーンSの裏面(つまり、装置内部側の面)に対して斜めに入射する。これにより、スクリーンSには、表示体4に表示された画像が拡大投影される。
なお、図1および図2において、スクリーンSの画像中心を通り鉛直方向に延びる直線上(つまり基準面内)において、該画像の上端を形成する光線を光線Lu、該画像の中央を形成する光線をLc、該画像の下端を形成する光線を光線Ldとする。
スクリーンSには図示しない薄膜状のフレネルレンズが貼り付けられている。そのためスクリーンSの裏面に斜めに入射した光は、該スクリーンSの表面(つまり、使用者(観察者)側の面)から略直角に射出される。
図3は、スクリーンSと投影光学システム10を構成する各部材の配置関係を説明するための模式図である。図3では、説明の便宜上、各投影光学系1、2を簡略化して単レンズで示している。投影装置100において、表示体4と第一投影光学系1と中間像の像面P(フレネルレンズ3)はシャインプルーフの法則を満たすように互いに傾いて配設されている。つまり、表示体4、第一投影光学系1の主平面、像面Pの各延長面が同一直線(以下、第一基準直線という。)L1で交わる。また、スクリーンSと第二投影光学系2と中間像の像面P(フレネルレンズ3)もシャインプルーフの法則を満たすように互いに傾いて配設されている。つまり、スクリーンS、第二投影光学系2、像面Pの各延長面が同一直線(以下、第二基準直線という。)L2で交わる。投影光学システム10を構成する各部材のより具体的な配置については後に詳述する。従って、矩形状の画像を表示する表示体4から射出された光は、第一投影光学系1を介して台形歪みを持つ中間像を結ぶ。そして台形歪みを持つ中間像を結んだ光は、第二投影光学系2によって、台形歪みが補正された矩形状の拡大画像をスクリーンS上に形成する。つまり使用者(観察者)は、台形歪みのない拡大画像を観察することができる。
以下、本発明の特徴である、投影光学システム10およびスクリーンSの配置について詳述する。
まず、表示体4の配置について図4を参照しつつ説明する。表示体4は、上述した表示体4と第一投影光学系1と中間像の像面P(フレネルレンズ3)との関係においてシャインプルーフの法則を満たす必要がある。そのため表示体4は、第一投影光学系1の光軸AX1に直交する状態から軸Zを回転軸としてチルトしている。図4では、チルト前の表示体4aを二点鎖線で示し、チルト後の表示体4bを破線で示す。例えば、表示体4に着目すると、表示体4は、中心を通る法線が基準面内に維持された状態で光軸AX1に直交する面に対して傾いている。
ここでチルト後の表示体4bは、チルト前の表示体4aに比べて、表示体の軸Zと直交する方向における一端(チルト前は41aの位置にあった一端)41bが第一投影光学系1側に接近し、他端(チルト前は41bの位置にあった他端)42bが第一投影光学系1から離間した状態にある。この状態では、表示体4bの一端41bから第一投影光学系1に入射する光線の入射角度が大きくなってしまうので第一投影光学系1に要求される画角が大きくなってしまう。
そのため本実施形態では、チルト後の表示体4bを、表示体4bと同一平面内において、光軸AX1を基準として表示体4bの中心が第一投影光学系1から遠ざかる方向に平行移動(シフト)させている。図4では、シフト後の表示体4を実線で示す。これにより、表示体4の一端41bの第二投影光学系2への接近の程度を最小限に抑え、第一投影光学系1に要求される光学性能(具体的には画角に関する負担)を軽減している。
具体的には、チルト角の絶対値をθ、表示体4の中心のシフト量をS1(ただし図4では、便宜上、一端41bのシフト量をS1と表記している。)、表示体4におけるZ軸と直交する方向の幅をHとすると、表示体4は以下の条件(1)を満たすように配置される。
0<S1≦(H/2)×(√tanθ)・・・(1)
条件(1)において、シフト量S1が上限および下限を越えてしまうと、表示体4の表示体の軸Zと直交する方向における一端と他端とで第一投影光学系1に入射する光線の角度差が大きくなり、第一投影光学系1に要求される光学性能が高くなるため好ましくない。条件(1)を満たすようにシフト量S1を設定することにより、第一投影光学系1に入射する光線の角度を小さくできるので、第一投影光学系1に要求される光学性能を低く設定し、より簡素化された光学系で必要な光学性能を達成することができる。また、これによって中間像の像高を抑えることができるので、第二投影光学系2に要求される光学性能(具体的には画角に関する負担)も小さくてすむ。
次いで、スクリーンSと第二投影光学系2の配置関係、さらには両者と第一投影光学系1の配置関係について図2および図5を参照しつつ説明する。表示体4と同様に、スクリーンSも、スクリーンSと同一面内において、光軸AX2を基準としてスクリーンSの投影範囲の中心が第二投影光学系2から遠ざかる方向に平行移動(シフト)させている。このように、表示体4だけでなくスクリーンSもシフトさせることにより、図5に示す二つの光軸AX1、AX2がなす偏向角度αを小さく抑えることができる。
更に、図5に示すように中間像の像面Pにおいて、各投影光学系の光軸AX1、AX2をずらすことが可能である。二つの光軸AX1、AX2の中間像の像面Pにおけるずれ量をd、投影光学システム10の投影倍率をm、とすると、表示体4のシフト量S1と、スクリーンSの投影範囲の中心のシフト量S2とは、以下の条件(2)を満たす関係にある。
S2≧m(S1+d)・・・(2)
もしずれ量dが0である、つまり中間像の像面Pにおいて、各投影光学系の光軸AX1、AX2が一致している場合には、各シフト量S1、S2は、以下の条件(3)を満たす関係にある。
S2=m×S1・・・(3)
上記条件(2)または(3)を満たすように構成することにより、第二投影光学系2から射出される光のスクリーンSに対する入射角をより大きく設定することが可能になる。
なお、本実施形態では、表示体4は、駆動部40によってシフト自在に構成されている。駆動部40は、自動的にもしくは外部からの指示によって表示体4をシフトさせて、所定の入射角で画像がスクリーンSに投影させる。このように、表示体4をシフト自在に構成することにより、使用者によるスクリーンへの入射角の変更が可能になる。
次に、本実施形態の投影装置100の具体的な実施例を説明する。
表1は、実施例の投影装置の具体的数値例を示す。表1におけるチルト量φは、光軸AX1、AX2に対して反時計回り方向を正として表す。シフト量Yは、該チルト量を維持した状態で、各部材のずれ量をいう。シフト量Yは各基準直線L1、L2から離れる方向を正として表す。
Figure 2007024936
面番号0〜2はスクリーンSを示す。面番号3〜25は第二投影光学系2を示す。面番号26〜29はフレネルレンズ3を示す。面番号30〜50は第一投影光学系1を示す。面番号51は表示体4を示す。
面番号0をスクリーンSの基準位置として、面番号1は、スクリーンS中心をスクリーン面に沿って−342.00シフトした点、面番号2は、面番号1を−20.00°チルトした面を表す。つまり、実施例のスクリーンSは、光軸AX2に直交しその中心が一致したスクリーンに対して、+20.00°チルトし、かつ中心が光軸AX2から+342.00離れた位置にシフトしている。以下、面番号1、2のような偏心状態を定義するための面を偏心定義面という。面番号26、29、30、50も偏心定義面である。なお、偏心定義面の後の座標系は、該偏心定義面を基準として定まる相対的座標である。
表1に示すように面番号3、4、28、34、35、42、43は、回転対称非球面である。非球面の形状は回転対称軸からの高さがhとなる非球面上の座標点の該非球面の回転対称軸上での接平面からの距離(サグ量)をX(h)、非球面の回転対称軸での曲率(1/r)をC、円錐係数をK、非球面係数をA、A、…として、以下の数1の式で表される。
Figure 2007024936
なお表1に示す非球面係数において、表記Eは、10を基数、Eの右の数字を指数とする累乗を表している。また、実施例では、いずれの面も円錐係数Kおよび明記されていない次数における非球面係数は0である。
ここで、表示体4は、幅Hが10.92mm、幅Hに直交する方向(Z軸方向)の寸法が19.38mmのものを想定する。従って、上記条件(1)に実施例の数値を代入すると、
3.28≦(10.92/2)×√tan32.02=4.21
となる。つまり実施例は条件(1)を満たす。これにより、第一投影光学系1に要求される画角の最大値は、S1だけシフトさせる前後で27.8°から23.7°に低減する。つまり、第一投影光学系1に要求される性能が緩和される。
また、実施例は、光線追跡により、ずれ量d=0.27、投影倍率m=86と求まる。上記条件(2)に実施例の数値を代入すると、
342≧86(3.28+0.27)=305
となる。つまり実施例は条件(2)を満たす。これにより、スクリーンSへの光の入射角は、各投影光学系1、2をシフトさせる前後で36°から48°に上昇する。つまり実施例は、投影装置100の小型化、薄型化が達成されている。
また、中間像の像面Pでの偏向角度も、条件(1)、(2)を満たす前後で25.4°から24.1°に低減している。つまり実施例の各投影光学系1、2は、より直線上に配列された光学系に近づき、高品質な画像を投影することができる。
さらに、表1に基づき光線追跡することにより、中間像の面積(単位:mm)も、条件(1)、(2)を満たす前後で40.52mmから26.26mmに縮小されていることが分かる。従って、第二投影光学系2に要求される画角や径が小さく抑えることができるといった効果を奏する。
図6は、実施例の投影装置100により実際に投影された画像の歪み具合を示す図である。図中、実線が実際にスクリーンSに投影された画像を、破線が歪みのない理想的な画像を示す。図6実線に示す画像は、歪みが良好に低減され、理想的な画像に極めて近い画像であることがわかる。
以上が本発明の実施形態である。本発明にかかるプロジェクタ用光学系は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では偏向光学系として偏心させたフレネルレンズを用いているが、フレネルミラー等の他の偏向部材を使用することも可能である。
本発明の実施形態の投影装置の概略構成を表す図である。 実施形態の投影装置における光路を展開しつつ投影光学システムを拡大して示す図である。 スクリーンと投影光学システムを構成する各部材の配置関係を説明するための図である。 表示体の配置について説明するための図である。 スクリーンと第一投影光学系と第二投影光学系の配置関係について説明するための図である。 実施例の投影装置により実際に投影された画像の歪み具合を示す図である。
符号の説明
1 第一投影光学系
2 第二投影光学系
3 フレネルレンズ
4 表示体
10 投影光学システム
100 投影装置
S スクリーン

Claims (5)

  1. 表示体側から順に、第一投影光学系、偏向光学系、第二投影光学系、スクリーン面を有し、
    第一投影光学系による前記表示面の実像である中間像を台形状に歪ませることによって、前記表示面とは非平行な前記スクリーン面に投影される画像の範囲と前記表示面を略相似形とする投影装置であって、各投影光学系の光軸は、前記各投影光学系の光路を展開した状態において同一平面内にあり、
    前記表示面は、その中心を通る法線を前記同一平面内に維持したまま前記第一投影光学系の光軸に垂直な面に対してチルトし、
    さらに該表示面の中心は、前記第一投影光学系の光軸と該表示面との交点を基準として、前記同一平面内に含まれたまま、前記第一投影光学系から離れる方向にシフトしており、
    前記表示面のチルト角の絶対値をθ、前記表示面の中心のシフト量をS1、前記各投影光学系の光軸を含む面内における表示面の幅をHとすると、以下の条件(1)、
    0<S1≦(H/2)×(√tanθ)・・・(1)
    を満たすことを特徴とする投影装置。
  2. 前記スクリーン面に投影される画像の範囲の中心は、前記第二投影光学系の光軸と該スクリーン面との交点を基準として、前記同一平面内に含まれたまま、前記第二投影光学系から離れる方向にシフトしており、
    前記中間像の像面における、前記第一投影光学系の光軸と前記第二投影光学系の光軸との間の距離をd、前記投影範囲の中心のシフト量をS2、投影倍率をmとすると、以下の条件(2)、
    S2≧m(S1+d)・・・(2)
    を満たすことを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 請求項2に記載の投影装置において、
    さらに以下の条件(3)、
    S2=m×S1・・・(3)
    を満たすことを特徴とする投影装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の投影装置において、
    前記表示体を表示面内においてシフトさせる表示体シフト機構を有することを特徴とする投影装置。
  5. 前記偏向光学系は、前記中間像の像面近傍に配設されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の投影装置。
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