JP2007024695A - 電子部品取付用台座及び台座付タイヤ - Google Patents

電子部品取付用台座及び台座付タイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】タイヤ5に大きな外力が入力されても、トランスポンダ11に生じる応力をより十分に緩和して、トランスポンダ11の内部回路等の損傷が生じ難くくする。
【解決手段】
電子部品取付台座9は、一側に、インナーライナー7に取付可能な第1取付面25aを有した第1台座部25を備え、他側に、電子部品11を取付可能な第2取付面27aを有した第2台座部27を備えてあって、第1台座部25の第1取付面25aをインナーライナー7に取付けた状態の下で、第1台座部25の100%モジュラスをM100とした場合に、0.1MPa≦M100≦0.5MPaの関係が成立するように構成されたこと。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、トランスポンダ、タイヤ内圧監視装置等の電子部品をタイヤに取付けるための電子部品取付用台座、及び台座付タイヤに関する。
近年、トランスポンダ等の電子部品がタイヤに取付られることが多く、前記電子部品の取付に関して種々の研究がなされており、通常は、前記電子部品は次のように前記タイヤに取付けられる。
即ち、ゴム材料からなる電子部品取付用台座の一側面(第1取付面)を前記タイヤにおけるインナーライナーに接着する。そして、前記電子部品取付用台座の他側面(第2取付面)に前記電子部品を接着剤によって接着する。これによって、前記電子部品を前記タイヤに取付けることができる。
なお、本発明に関連する先行技術として、特許文献1及び特許文献2に示すものがある。
特開2000−168321号公報 特開平9−136517号公報
ところで、前記タイヤをホイールに装着した状態で走行させると、路面突起や前記ホイールの回転運動等によって前記タイヤには大きな外力が入力されて、前記タイヤが大きく変形したり、前記タイヤが大きな衝撃を受けたりすることがある。そのため、前記タイヤに大きな外力が入力されると、前記電子部品に大きな応力が発生して、前記電子部品の内部回路等の損傷が生じ易くなって、前記電子部品を長期に亘って安定した状態で使用することができないという問題がある。
そこで、本発明は、前記タイヤに大きな外力が入力されても、前記電子部品に生じる応力を十分に緩和することができる、新規な構成の電子部品取付用台座、及びこの電子部品取付用台座を具備した新規な構成の台座付タイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、電子部品をタイヤに取付けるための電子部品取付用台座において、一側に、前記タイヤにおけるインナーライナーに取付可能な第1取付面を有した第1台座部を備えると共に、他側に、前記電子部品を取付可能な第2取付面を有した第2台座部を備えてあって、前記第1台座部の前記第1取付面を前記インナーライナーに取付けた状態の下で、前記第1台座部の100%モジュラスをM100とした場合に、0.1MPa≦M100≦0.5MPaの関係が成立するように構成されたことである。
ここで、M100≦0.5MPaの関係が成立するようにとしたのは、M100が0.5MPaを越えると、前記タイヤに大きな外力が入力されたときに、前記電子部品に生じる応力を十分に緩和できないという、新規な知見に基づくものである。また、0.1MPa≦M100の関係が成立するようにしたのは、M100が0.1MPa未満であると、繰り返し変形に対する前記第1台座部自体の耐久性が不十分になるからである。
なお、電子部品とは、例えば、トランスポンダ、タイヤ内圧監視装置等のことをいう。
本発明の第1の特徴によると、前記電子部品取付用台座は、0.1MPa≦M100≦0.5MPaの関係が成立するように構成されているため、繰り返し変形に対する前記第1台座部自体の耐久性を十分に確保しつつ、前記タイヤに大きな外力が入力されても、前記電子部品に生じる応力を十分に緩和することができる。
本発明の第2の特徴は、第1の特徴に加えて、前記第1台座部の厚さが3mm以上でかつ10mm以下である。
ここで、前記第1台座部の厚さを3mm以上としたのは、前記第1台座部の厚さが3mm未満であると、前記タイヤに大きな外力が入力されたときに、前記電子部品に生じる応力をより十分に緩和できないからである。また、前記第1台座部の厚さを10mm以下としたのは、前記第1台座部の厚さが10mmを越えると、前記タイヤの走行中における前記電子部品に作用するモーメントが大きくなるからである。
第2の特徴によると、前記第1台座部の厚さが3mm以上でかつ10mm以下であるため、前記タイヤに大きな外力が入力されたときに、前記電子部品に生じる応力をより十分に緩和することができると共に、前記タイヤの走行中における前記電子部品取付用台座及び前記電子部品に作用するモーメントを小さくすることができる。
本発明の第3の特徴は、第1の特徴又は第2の特徴に加えて、前記第2台座部のモジュラス(弾性率)が前記第1台座部のモジュラスよりも高くなるようにしたことである。
第3の特徴によると、前記第2台座部のモジュラスが前記第1台座部のモジュラスよりも高くなるようにしているため、前記タイヤに大きな外力が入力されたときに、前記電子部品に生じる応力をより十分に緩和することができる。
本発明の第4の特徴は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記第1台座部と前記第2台座部が重合されていることである。
本発明の第5の特徴は、第4の特徴に加えて、前記第1台座部がゴム材料からなるものであって、前記第2台座部が剛性材料からなることである。
第5の特徴によると、前記第2台座部が剛性材料からなるため、前記タイヤに大きな外力が入力されたときに、前記電子部品に生じる応力をより十分に緩和することができる。
本発明の第6の特徴は、第1の特徴に加えて、前記第2台座部と前記第1台座部がゴム材料からなる1つの層になっていることである。
本発明の第7の特徴は、第4の特徴又は第5の特徴に加えて、前記第1台座部の重合面、前記第2台座部の重合面の少なくとも一方の重合面に加硫接着剤を塗布して前記第1台座部と前記第2台座部を重合させることによって前記第1台座部と前記第2台座部が接着されるようになっていることである。
本発明の第8の特徴は、第4の特徴又は第5の特徴に加えて、生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤを成型するときに、前記第1台座部と前記第2台座部が架橋反応によって接着されるようになっていることである。
本発明の第9の特徴は、第4の特徴から第8の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤを成型するときに、前記タイヤにおける前記インナーライナーに前記第1台座部が架橋反応によって接着されるようになっていることである。
本発明の第10の特徴は、第9の特徴に加えて、前記第2台座の前記第2取付面に前記電子部品が取付けられていることである。
本発明の第11の特徴は、作動気体を充填可能なタイヤと、前記タイヤにおけるインナーライナーに取付けられた第9の特徴又は第10の特徴からなる電子部品取付用台座と、を具備したことである。
ここで、作動気体とは、主として空気のことであるが、窒素ガス等も含まれる。
請求項1から請求項10のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、繰り返し変形に対する前記第1台座部自体の耐久性を十分に確保しつつ、前記タイヤに大きな外力が入力されても、前記電子部品に生じる応力を十分に緩和することができるため、前記電子部品の内部回路等の損傷が生じ難くなって、前記電子部品を長期に亘って安定した状態で使用することができる。
また、請求項2から請求項10に記載の発明によれば、前記タイヤの走行中における前記電子部品取付用台座及び前記電子部品に作用するモーメントを小さくすることができるため、前記電子部品取付用台座の接着剥離及び前記電子部品の損傷を抑えることができる。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。
ここで、図1(a)は、インナーライナーに取付ける前の第1実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図であって、図1(b)は、インナーライナーに取付けた後の第1実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図であって、図2は、第1実施形態に係わる台座付タイヤの部分断面図である。
図2に示すように、第1実施形態に係わる台座付タイヤ1は、リム3に組付けられかつ作動気体としての空気を充填可能なタイヤ5と、このタイヤ5におけるインナーライナー7に取付けられた電子部品取付用台座9と、この電子部品取付用台座9に取付けられたトランスポンダ11とを具備している。
台座付タイヤ1におけるタイヤ5の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、タイヤ5は、骨格部材であるカーカス13を備えており、このカーカス13の断面形状は、トロイド状を呈している。また、カーカス13の両縁部(一縁部と他縁部)には、リム3に嵌合可能なビードフィラ(ビード部)15がそれぞれ一体に設けられており、各ビードフィラ15には、ビードコア17がそれぞれ内蔵されている。また、カーカス13の外周面には、接地可能なトレッド19が一体に設けられており、このトレッド19とカーカス13との間には、カーカス13を補強するベルト21が介在されている。
カーカス13の内側面(内周面も含む)には、タイヤ5の内部に充填された空気の漏れを防ぐ前述のインナーライナー7が一体に設けられている。また、カーカス13の外側面における一方のビードフィラ15とカーカス13の一端部との間、及び他方のビードフィラ15とカーカス13の他端部との間には、カーカス13を保護するサイドトレッド23がそれぞれ一体に設けられている。
台座付タイヤ1における電子部品取付用台座9の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、図1(a)(b)に示すように、電子部品取付用台座9は、トランスポンダ11をタイヤ5に取付けるためのものであって、一側(図1において下側)に、ゴム材料からなる第1台座部25を備えると共に、他側(図1において上側)に、第1台座部25に重合しかつアルミ材(剛性材料の1つ)からなる第2台座部27を備えている。また、電子部品取付用台座9をインナーライナー7に取付ける前にあっては、第2台座部27のモジュラス(弾性率)は、第1台座部25のモジュラスよりも高くなるようになっており、第1台座部25の外形は、第2台座部27の外形よりも大きくなっている。なお、第2台座部27の構成材料には、アルミ材の代わりに、硬質樹脂等の別の剛性材料を用いてもよい。
第1台座部25は、タイヤ5におけるインナーライナー7に取付可能な第1取付面25a及び重合面25bを有してあって、第2台座部27は、トランスポンダ11を取付可能な第2取付面27a及び重合面27bを有している。また、第1台座部25と第2台座部27は、第1台座部25の重合面25b、第2台座部27の重合面27bの少なくとも一方の重合面に加硫接着剤を塗布して第1台座部25と第2台座部27を重合させることによって接着されるようになっている。或いは、第1台座部25と第2台座部27は、生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤ5を成型するときに、第1台座部25の重合面25bと第2台座部27の重合面27bが架橋反応によって接着されるようになっている。更に、第1台座部25は、生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤ5を成型するときに、タイヤ5におけるインナーライナー7に架橋反応によって接着されるようになっている。
なお、電子部品取付用台座9をインナーライナー7に取付ける前にあっては、第1台座部27の構成材料であるゴム材料は、未加硫又は半加硫の状態にあるが、加硫状態であっても差し支えない。
第1台座部25の厚さは、3mm以上でかつ10mm以下である。ここで、第1台座部25の厚さを3mm以上としたのは、第1台座部25の厚さが3mm未満であると、タイヤ5に大きな外力が入力されたときに、トランスポンダ11に生じる応力をより十分に緩和できないからである。また、第1台座部25の厚さを10mm以下としたのは、第1台座部25の厚さが10mmを越えると、タイヤ5の走行中における電子部品取付用台座9及びトランスポンダ11に作用するモーメントが大きくなるからである。
そして、電子部品取付用台座9は、第1台座部25の第1取付面25aをインナーライナー7に取付けた状態の下で、第1台座部25の100%モジュラスをM100とした場合に、
0.1MPa≦M100≦0.5MPa
の関係が成立するように構成されている。ここで、M100≦0.5MPaの関係が成立するようにとしたのは、M100が0.5MPaを越えると、タイヤ5に大きな外力が入力されたときに、トランスポンダ11に生じる応力を十分に緩和できないという、新規な知見に基づくものである。また、0.1MPa≦M100の関係が成立するようにしたのは、M100が0.1MPa未満であると、繰り返し変形に対する第1台座部25自体の耐久性が不十分になるからである。
台座付タイヤ1におけるトランスポンダ11の具体的な構成は、次のようになる。
即ち、トランスポンダ11は、タイヤ5の内圧、内部温度を監視するために用いられる電子部品であって、例えばシアノアクリレート等の接着剤による接着によって第2台座部27の第2取付面27aに取付けられている。なお、第2台座部27がアルミ材からなる場合には、ねじ等の機械的な取付手段によって第2台座部27の第2取付面27aに取付けれるようにしてもよい。
次に、本発明の第1実施形態の作用及び効果について説明する。
電子部品取付用台座9は、0.1MPa≦M100≦0.5MPaの関係が成立するように構成されているため、繰り返し変形に対する第1台座部25自体の耐久性を十分に確保しつつ、タイヤ5に大きな外力が入力されても、トランスポンダ11に生じる応力を十分に緩和することができる。特に、第2台座部27のモジュラスが第1台座部25のモジュラスよりも高くなるようにしてあって、第2台座部27がアルミ材等の剛性材料からなるため、タイヤ5に大きな外力が入力されたときに、トランスポンダ11に生じる応力をより十分に緩和することができる。
また、第1台座部25の厚さが3mm以上でかつ10mm以下であるため、タイヤ5に大きな外力が入力されたときに、トランスポンダ11に生じる応力をより十分に緩和することができると共に、タイヤ5の走行中における電子部品取付用台座9及びトランスポンダ11に作用するモーメントを小さくすることができる。
従って、本発明の第1実施形態によれば、繰り返し変形に対する第1台座部25自体の耐久性を十分に確保しつつ、タイヤ5に大きな外力が入力されても、トランスポンダ11に生じる応力をより十分に緩和することができるため、トランスポンダ11の内部回路等の損傷が生じ難くなって、トランスポンダ11を長期に亘って安定した状態で使用することができる。
また、タイヤ5の走行中における電子部品取付用台座9及びトランスポンダ11に作用するモーメントを小さくすることができるため、電子部品取付用台座9の接着剥離及びトランスポンダ11の損傷を抑えることができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図3及び図4を参照して説明する。
ここで、図3(a)は、インナーライナーに取付ける前の第2実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図であって、図3(b)は、インナーライナーに取付けた後の第2実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図であって、図4は、第2実施形態に係わる台座付タイヤの部分断面図である。
図4に示すように、第2実施形態に係わる台座付タイヤ29は、第1実施形態に係わる台座付タイヤ1と略同じ構成を有しており、第2実施形態に係わる台座付タイヤ29の具体的な構成のうち、第1実施形態に係わる台座付タイヤ1の具体的な構成と異なる部分についてのみ説明する。なお、第2実施形態に係わる台座付タイヤ29における複数の構成要素のうち、第1実施形態に係わる台座付タイヤ1における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付して、説明を省略する。
即ち、図3(a)(b)に示すように、タイヤ5におけるインナーライナー7には、電子部品取付用台座31が取付けられており、この第2実施形態に係わる電子部品取付用台座31は、第1実施形態に係わる電子部品取付用台座9と同様に、トランスポンダ11をタイヤ5に取付けるためのものである。また、電子部品取付用台座31は、一側(図3において下側)に、タイヤ5におけるインナーライナー7に取付可能な第1取付面33aを有した第1台座部33を備えると共に、他側(図3において上側)に、トランスポンダ11を取付可能な第2取付面35aを有した第2台座部35を備えている。更に、第1台座部33と第2台座部35は、ゴム材料からなる1つの層(単層)になっており、第1台座部35は、生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤ5を成型するときに、タイヤ5におけるインナーライナー7に架橋反応によって接着されるようになっている。
そして、電子部品取付用台座31は、第1台座部33の第1取付面33aをインナーライナー7に取付けた状態の下で、第1台座部33(第1台座部33及び第2台座部35)の100%モジュラスをM100とした場合に、
0.1MPa≦M100≦0.5MPa
の関係が成立するように構成されている。ここで、M100≦0.5MPaの関係が成立するようにとしたのは、M100が0.5MPaを越えると、タイヤ5に大きな外力が入力されたときに、トランスポンダ11に生じる応力を十分に緩和できないという、新規な知見に基づくものである。また、0.1MPa≦M100の関係が成立するようにしたのは、M100が0.1MPa未満であると、繰り返し変形に対する電子部品取付用台座31全体の耐久性が不十分になるからである。
次に、本発明の第2実施形態の作用及び効果について説明する。
電子部品取付用台座31は、0.1MPa≦M100≦0.5MPaの関係が成立するように構成されているため、繰り返し変形に対する電子部品取付用台座31全体の耐久性を十分に確保しつつ、タイヤ5に大きな外力が入力されても、トランスポンダ11に生じる応力を十分に緩和することができる。従って、本発明の第2実施形態によれば、トランスポンダ11の内部回路等の損傷が生じ難くなって、トランスポンダ11を長期に亘って安定した状態で使用することができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の他に、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
(実施例)
本発明の実施例に係わる突起ドラム試験について簡単に説明する。
サイズ205/55R16の乗用車タイヤにおけるインナーライナーに電子部品取付用台座を取付けて、前記電子部品取付用台座にトランスポンダを取付ける(換言すれば、前記乗用車タイヤと、前記電子部品取付用台座と、前記トランスポンダとを具備した台座付タイヤを用意する)。次に、前記乗用車タイヤを6.5インチ幅のリムに組み付けて、前記乗用車タイヤの内部に290KPaの空気を充填する。更に、外周面に半球状の6個の突起(直径50mm)を有したドラム(直径1.7m)を用い、前記乗用車タイヤを前記ドラムの外周面に押し付けつつ、前記ドラムを時速50km/hの速度で回転させることにより、前記台座付タイヤを5000km走行分だけ回転させる。そして、10個の前記台座付タイヤ当たりの前記トランスポンダの損傷個数(内部回路の損傷個数)、前記電子部品取付用台座又は前記トランスポンダの接着剥離個数を調べると、表1のような結果になる。
Figure 2007024695
即ち、実施例1から実施例5及び比較例1から比較例3に示すように、M100が0.1MPa以上であってかつ0.5MPa以下であると、10個の前記台座付タイヤ当たりの前記トランスポンダの損傷個数を減らすことができる。特に、実施例1から実施例5に示すように、前記電子部品取付用台座の第1台座部の厚さが3mm以上であると、10個の前記台座付タイヤ当たりの前記トランスポンダの損傷個数を十分に減らすことができる。
また、実施例1から実施例5に示すように、前記電子部品取付用台座の第1台座部の厚さが10mm以下であると、10個の前記台座付タイヤ当たりの前記電子部品取付用台座及び前記トランスポンダの接着剥離個数を減らすことができる。
図1(a)は、インナーライナーに取付ける前の第1実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図であって、図1(b)は、インナーライナーに取付けた後の第1実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図である。 第1実施形態に係わる台座付タイヤの部分断面図である。 図3(a)は、インナーライナーに取付ける前の第2実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図であって、図3(b)は、インナーライナーに取付けた後の第2実施形態に係わる電子部品取付用台座を示す図である。 第2実施形態に係わる台座付タイヤの部分断面図である。
符号の説明
1 台座付タイヤ
5 タイヤ
7 インナーライナー
9 電子部品取付用台座
11 トランスポンダ
25 第1台座部
25a 第1取付面
25b 重合面
27 第1台座部
27 第2台座部
27a 第2取付面
27b 重合面
29 台座付タイヤ
31 電子部品取付用台座
33 第1台座部
33a 第1取付面
35 第1台座部
35 第2台座部
35a 第2取付面

Claims (11)

  1. 電子部品をタイヤに取付けるための電子部品取付用台座において、
    一側に、前記タイヤにおけるインナーライナーに取付可能な第1取付面を有した第1台座部を備えると共に、他側に、前記電子部品を取付可能な第2取付面を有した第2台座部を備えてあって、
    前記第1台座部の前記第1取付面を前記インナーライナーに取付けた状態の下で、前記第1台座部の100%モジュラスをM100とした場合に、
    0.1MPa≦M100≦0.5MPa
    の関係が成立するように構成されたことを特徴とする電子部品取付用台座。
  2. 前記第1台座部の厚さが3mm以上でかつ10mm以下であることを特徴とする請求項1に記載の電子部品取付用台座。
  3. 前記第2台座部のモジュラスが前記第1台座部のモジュラスよりも高くなるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子部品取付用台座。
  4. 前記第1台座部と前記第2台座部が重合されていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれかの請求項に記載の電子部品取付用台座。
  5. 前記第1台座部がゴム材料からなるものであって、前記第2台座部が剛性材料からなることを特徴とする請求項4に記載の電子部品取付用台座。
  6. 前記第2台座部と前記第1台座部がゴム材料からなる1つの層になっていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品取付用台座。
  7. 前記第1台座部の重合面、前記第2台座部の重合面の少なくとも一方の重合面に加硫接着剤を塗布して前記第1台座部と前記第2台座部を重合させることによって前記第1台座部と前記第2台座部が接着されるようになっていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電子部品取付用台座。
  8. 生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤを成型するときに、前記第1台座部と前記第2台座部が架橋反応によって接着されるようになっていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の電子部品取付用台座。
  9. 生タイヤを加硫して所定の製品形状のタイヤを成型するときに、前記タイヤにおける前記インナーライナーに前記第1台座部が架橋反応によって接着されるようになっていることを特徴とする請求項4から請求項8のうちのいずれかの請求項に記載の電子部品取付用台座。
  10. 前記第2台座の前記第2取付面に前記電子部品が取付けられていることを特徴とする請求項9に記載の電子部品取付用台座。
  11. 作動気体を充填可能なタイヤと、
    前記タイヤにおけるインナーライナーに取付けられた請求項9又は請求項10に記載の電子部品取付用台座と、
    を具備したことを特徴とする台座付タイヤ。
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