JP2013508209A - エラストマー部材へ保持器を取り付けるための締結システム - Google Patents

エラストマー部材へ保持器を取り付けるための締結システム Download PDF

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Abstract

本発明は電子部材、特にセンサ、を収容するための保持器に関するものであって、該保持器が電子部材20と接する主要体即ち主要体要素10を含み、そして主要体材を構成する。更に保持器は転移層30を含み、それは主要体10と熱可塑性連接層即ち第一連接要素40に連接され、転移層30に連接される。熱可塑性連接層40が先行する部分溶融工程により接触要素即ち第二連接要素100に可逆的であって機械的/物理的に連接せしめられるように熱可塑性連接層が設計される。

Description

本発明はエラストマー部材へ保持器を取り付けるための締結システムに関し、例えば車両タイヤの内側ライナにセンサ及びセンサ保持器を夫々接続するためのものである。本発明に従った締結システムはエラストマー部材に素早く且つ恒久的に連接し、一方で要求に応じて可逆的に取り外すことができる。更に、本発明に従った締結システムはエラストマー部材への剛性及び非剛性材の取り付けに適している。
車両タイヤ、ベルトコンベヤー等のような多様なエラストマー部材における電子部材又はシステムの結合部分として、新規の製品又はその改良品の範囲において夫々互いに大きく異なる材料特性を有する部材を確実に連接する必要が生じる。
更に、連接される部材の恒久的な連接が保証されなければならないエラストマー部材の応力のタイプは特に熟慮を必要とする。従って、エラストマー部材は工程においてほとんど曲げ(交互)応力の影響下にあり、それは同時に熱現象を伴う弾性変形をほとんど局所的に高める結果を生じる。その際、保持器へのエラストマー部材の連接は応力又は熱に起因して取り外すことができない。
自動車産業においては特に、各タイヤ夫々に所謂空気圧制御システムが採用されることが広がりつつある。能動システムと共にタイヤ内部にセンサが配設され、空気圧を計測する。従って、かかるセンサはタイヤに圧入せしめられなければならない。センサの電子部品は通常プラスチック内に形成され、エラストマー部材の保持器を介してタイヤに連接される。その際、センサの設置は実際のタイヤ製造に続く製造工程にて行われる。
ゴム製品へエラストマー部材を取り付ける保持器はEP1 707 406 B1より知られている。保持器とゴム製品の間の連接は加硫工程を介して行われる。この工程は時間及び多大な労働力を要する取り付け作業であって且つ加硫剤の使用を要することは好ましくない。
加硫剤の使用を回避し、保持器の取り付けを確実にするため、タイヤ製造の際にタイヤの内側に突出部或いは凹部として設計された突出要素を適用すること、又はタイヤの内側に対応する締結要素を続けて取り付けること、は想到しうる。しかしながら、新規のタイヤ製品内に締結要素を取り付ける際には、比較的高コストであるタイヤの内側側面の形状変化が製造工程で懸念され、それ故に製造されたタイヤの品質制限の可能性次第によって相当額の経費が生じることは本工程において好ましくない。それによる局所的な質量差異により、タイヤにとって重要である不均衡の可能性が生じうる。
更に、締結要素を使用しない場合、これらのタイヤは必要としない締結要素を持ち、それは更なる使用において付随的に妨げる働きをし、除去した後に再度取り付けることができない。
一方で連接のために配設された位置でタイヤの事前処理を必要とし、他方で接着用途のための時間及び接着後の乾燥時間を必要とされることは上述した方法において好ましくない。更に、調剤を含む溶剤の専門作業者が要求され、かかる作業者は可能な限り増やすべきでない。
エラストマー部材に取り付けるための保持器、保持器の取り付けを可能にするエラストマー部材、エラストマー部材へ保持器を取り付ける方法、を提供することが本発明の目的であり、組み立て労力を軽減せしめ、確実且つ恒久的に連接せしめ、可逆的で非破壊的な連接の取り外しが可能である。
本発明に従うと、この目的は独立請求項の特徴及び請求項24に従った方法により解決される。本発明の有利な態様及び好適実施態様は従属項に明記される。
以下、“第一連接要素”及び“熱可塑性連接層”は本説明において同等に使用される。同様のことが“第二連接要素”及び“接触要素”の他に“主要体要素”及び“主要体”の使用に際しても適用される。
電子部品、特にセンサ、を受けるための保持器が配設され、それは主要体即ち電子部材と接触する主要体要素を有し、主要体材を構成する。更に、主要体は主要体に連接された転移層を含んでよい。更に、保持器は熱可塑性連接層即ち第一連接要素を含み、それは転移層に連接されうる。熱可塑性連接層は先立つ部分溶融工程により接触要素即ち第二接触要素に可逆的且つ機械的に連接されるように形成されてよい。更に、少なくとも第一及び第二連接要素は熱可塑性連接要素であって、それは先行する部分溶融工程により夫々他の連接要素に可逆的に連接されうる。
本締結システムと共に、保持器と同様にエラストマー部材を含み、可逆的な連接により互いに連接されたシステムが形成される。
第一連接要素は熱可塑性材の単一層として形成されてもよく、同時に第二連接要素もまた熱可塑性材の単一層として形成されてよい。更に、第一連接要素は、例えば織物又は織物のような構造として、非熱可塑性材で形成されてもよく、第二連接要素は熱可塑性材の単一層として形成されてよい。更に、第一連接要素は熱可塑性材から形成されてよく、第二連接要素は、例えば織物又は織物のような構造として、非熱可塑性材から形成されてよい。
本発明にかかる締結システムは、二つの連接要素が全く同一又は類似の材料特性を有し、又は他方が互いに異なる材料特性を有し、連接要素即ち熱可塑性連接要素のための部分溶融工程が常に2つの連接要素の組み立て前に要求されること、を特徴とする。
加えて、保持器又はエラストマー部材の上に連接要素の夫々上述した形態が本締結システムの範囲内で相互に交換されうる。従って、本締結システムは複数の目的に使用されることができ、二つの連接要素の設計は夫々連接される部材又は使用制限(employment constraints)に適合されうる。
保持器は剛体要素と変形要素の両方であってよい。以下において“剛体要素”は、例えばそこで生じるタイヤの繰り返し変形によるタイヤのロール動作の際には効果が無いということで理解される。対応する一般的な適用は任意のエラストマー部材に剛体要素の連接を形成する。これらの剛体要素は略完全非変形自在又は(部分的)変形自在でよく、エラストマー部材の弾性変形は何倍も大きい。それらは応力で曲げることができ、その上エラストマー部材の一時的な曲率半径の変化によるエラストマー部材の表面領域の局所変化を再生しない。
本発明は接合する2つの領域の上に機械的/物理的接着力の法則に基づく。転移自在な力が利用可能な領域及び利用可能な接着力の成果である。機械的/物理的接着力は通常低いので、最大限の有効面積が信頼に足る連接を確保するため要求される。機械的/物理的接着力は大きくは変化することができないので、有効表面の増加が求められる。これに対して、熱可塑性連接層の材料は所定の粘度を達成するような所定の温度に加熱せしめられ、所望の浸透深さの接触要素の接触面の浸透がかかる粘度で接触要素上に保持器の加圧を同時に生じる。加熱された熱可塑性連接層が所定温度に冷却されるまで保持器の加圧は適当な圧力で続けられ、接触圧を除去した後に保持器はかかる温度でエラストマー部材を接合部に安全にとどめる。
本締結システムの適用例は例えば状態(温度、タイヤ充填圧、加速、等)を検出するための受動的又は能動的センサと並んで特徴づけるタグ(例えば製造日の記録のために用いる)を伴うタイヤであってもよい。本締結システムは例えばコンベヤベルトへのセンサの取り付けに有利に使用されることもまたできる。
エラストマー部材の製品の範囲内で、後続表面(例えば搬送される材料であるタイヤの内側/カバープレート)の付近にて、連接表面はその大きさ及び厚さが単一の平面形態に定義され、例えば、空白にした接触要素がエラストマー部材の製品の一部に取り付けられる。取り付けられた連接要素の対応する連接特性により、及びエラストマー部材の夫々の要素への不可逆的連接、例えばタイヤの内側ライナーのようなエラストマー部材の表面と特に平らに終端している接触要素の恒久的、且つ継ぎ目の無い連接は次の加硫の範囲内で効果的である。エラストマー部材が完成した後、そこに取り付けられる保持器は熱可塑性溶融工程によりエラストマー部材の表面上の接触要素に恒久的且つ確実に接着せしめられうる。
加えて、本締結システムには、エラストマー部材への保持器の締結システムによる連接が熱可塑性連接層を加熱することにより何回でも非破壊的且つ可逆的に取り外しが可能である、という利点がある。
加えて、本締結システムは接着又は加硫する方法と比較して、保持器を取り付ける前にエラストマー部材の接触面の準備を必要とせず、そして接合工程は更なる媒体を追加すること無く行うという利点を有する。それにより時間の節約となるにもかかわらず、放出物、例えば環境又は健康に有害なガスは放出されないので、肯定的な環境側面が生じる。
接触要素のため、好ましくは、両側に可能な限り大きい空間的構造(高特種的表面)を伴う特定領域内に可能な限り大きい表面を有する構造が使用される。これに対し、織物又は織物のような構造が特に適している。本発明に従った構造の一例は天然及び/又は合成繊維から構成される粗布である。その変形に応じた織物のデザインはエラストマー部材である弾性変形に従うことができる材料を選択すべきである。加えて織物の使用は多様な設計において入手可能である安い接触要素であることを立証する。
織物の選定おいては、充分な密度であることが注意されなければならず、かくして製造工程、例えば加硫工程、においてエラストマー部材の材料の浸透が制限されうる。
好適には、織物又は接触要素と接触する保持器の熱可塑性連接層は0.3mmから3.0mmの厚さを有する。
更に保持器において、接触要素は20℃で少なくとも2.5N/mmの特定剪断応力が接触要素と熱可塑性連接層との間にあるような表面を有し、接触要素は特に織物又は織物のような材料である。続いて、特定の剪断応力により、DIN EN 28510/ISO 8510に基づく耐剥離性が理解される。耐剥離性は分離力とサンプル幅の商である。
更に保持器において、接触要素は−60℃から+150℃の温度幅で0.5から5N/mmの特定剪断応力が熱可塑性連接層と接触要素との間にあるような表面を有してもよい。
保持器の好適形態においては、熱可塑性連接層の部分溶融温度は接触要素の溶融温度より低く、少なくとも保持器の最大作動温度より高くてよい。
更に保持器において、部分溶融した熱可塑性連接層の接触要素内への浸透深さと特定剪断応力との相対的な比は0.5から7であってよい。従って例えば、10%近く浸透深さが増加すると5から70%の特定剪断応力の増加を生じる。
更に保持器において、部分溶融した熱可塑性第一連接要素の第二熱可塑性連接要素内への浸透深さと特定剪断応力との相対的な比は0.5から7の幅であってよい。従って例えば、10%近く浸透深さが増加すると、5から70%の特定剪断応力の増加を生じる。
更に保持器において、主要体は電子部材であってよく、それは機械的及び/又は物理的に正確な位置で接触要素に固定されていてよい。
更に保持器において、主要体は保持器であってよく、それは機械的及び/又は物理的に正確な位置で接触要素に固定されていてよい。
更に、ベースボディ要素であるベースボディと、連接側面及び接触側面を伴う少なくとも1個の接触要素から構成されるエラストマー部材と、が配設され、接触側面はエラストマー部材の表面から離隔して伸びている。接触要素は接触側面を介してエラストマー部材の表面領域へ連接せしめられる。接触要素は、それが保持器の熱可塑性連接層の先行する部分溶融工程により熱可塑性連接層に可逆的に連接せしめられるように形成される。
続いて、弾性変形を除く単一又は複数システム変形抵抗がエラストマー部材により理解される。
更にエラストマー部材において、接触要素内へのベースボディ材の浸透深さは接触要素の厚さの30%から55%であってよい。下限値は保持器とエラストマー部材との間の連接の2.5N/mmの特定剪断応力を少なくとも有することの要求により影響される。上限値はエラストマー部材へ保持器を連接する際の接触要素内への熱可塑性連接層の十分な大きさの浸透深さにより影響される。接触要素が熱可塑性材から構成される場合、例えば浸透深さは0%から5%となりうる。
エラストマー部材において、接触要素は少なくとも1個の織物である織物層を含んでもよい。エラストマー部材の他の形式において、同じ織物からなる複数の織物層が他の上に積層せしめられ、互いに相対する織物層の配向は同一又は任意であってよい。
更にエラストマー部材において、織物は下記の特徴の少なくとも一つ、好適には全てを有してよい。即ち、織物の糸の撚り部の径は0.1mmから1.3mmであり、撚り部の調整は1デシメータで50から200の撚り部がある。エラストマー部材の更なる実施態様において、織物の糸の撚り部の径は0.3mmから1.3mmであってよい。
エラストマー部材において、織物はポリアミド又はポリエステルの糸を含むことが好ましい。上述した糸を使用すると天然織物の糸と比較してより高い部分溶融温度の熱可塑性連接層での使用が可能となる。
エラストマー部材において、織物は天然繊維を含んでいてよい。有機材料の繊維のすべては天然繊維により理解され、それらは動植物により形成されるのが好ましい。従って、繊維は例えばコットン、麻、ジュート、ウール或いはシルクから製造されうる。織物の代わりに、ポリアミド/ポリエステル或いは他の熱可塑性ホイルが接触要素のために配設されてよい。
更にエラストマー部材において、接触要素は使用に至るまでその接触側面の周辺を接着保護ホイルにより覆われていてもよい。かくして製造及び物流工程の際に接触要素の汚染が効果的に防止される。保護ホイルは少ない労力で接触要素から取り外される。
好適には、エラストマー部材はタイヤであってよく、織物の接触側面はタイヤの内側に配設されてよい。この構造を伴い、例えばセンサは接触要素によりタイヤの内側ライナへ恒久的に取り付けられることができ、所望なら例えばセンサの再処理、修理又は更新等のため、それは非破壊的且つ可逆的に取り外されることができる。続いて、例えば新しいセンサ(又は新しいTAG)を伴う新しい保持器が接触要素へ取り付けられてもよい。新しいセンサ又は新しいTAGは古い保持器内へ挿入されてもよく、古い保持器はしかる後に再度恒久的にタイヤの内側ライナに取り付けられる。
本発明は電子部材が配設された保持器を伴うタイヤにまでもまた明確に及ぶ。
更にエラストマー部材において、保持器は接触要素の接触側面に可逆的に取り付けられてよい。
更にエラストマー部材において、主要体部材の第一連接要素は平面を有し、第二連接要素の接触面は湾曲にせしめられており、熱可塑性第一連接要素の厚さに対する第二連接要素の接触側面の曲率の比は平面主要体要素の5−15倍の長さ又は直径であってよい。平面主要体要素の長さを決定するため、それは曲率の方向に計測せしめられる。更に、熱可塑性第一連接要素の厚さに対する第二連接要素の接触側面の曲率の比は平面主要体要素の5−10倍の長さであってよい。この比は熱可塑性第一連接要素の層厚を薄くせしめ、同時に主要体要素への確実的且つ恒久的な連接をもたらす。
タイヤ内でより大きな曲率が円周方向に存在し、上述した関係の誘導が平面センサ保持器又は平面センサが湾曲したシェル構造内のタイヤの曲率を伴う内側ライナへ取り付けられる情況に基づく。円周方向へのセンサの(設置)長さに従って、孤(タイヤの内側ライナに)及び弦(センサの底に対応する)に関連した弓型部分が形成される。Rはタイヤの半径を意味し、Aはタイヤの円周方向へのセンサの長さを意味する。それ故に形成された弦の高さHは以下のようにあらわされる。
Figure 2013508209
上記決定に従うと、熱可塑性第一連接要素の厚さは弦高Hの(少なくとも)2倍にせしめられ、例えばスクータータイヤ90/90−10(直径416mm)に関連して層厚3.1mm、例えば59/80R63のOTRタイヤ(直径4000mm)に関連して最小層厚0.31mm、例えば205/55R16(直径632mm)の乗用車用タイヤに関連して層厚2.00mmでセンサ直径例えば50mmを伴う。
近似的に、層厚は下記のように計算することができる。
Figure 2013508209
上述した比により、本発明にかかる締結システムに基づいて、タイヤへのセンサ保持器又はセンサの安定的且つ恒久的な連接が車両の静止状態において達成されるだけでなく、路面との接触によりタイヤが平坦化する際に取り付けられた部材の接続を動的に分離せしめることが達成される。これは作動可能時間の増加及びより高度な作動安全性をもたらし、同時に締結システムのためのより高い作動温度を達成する。
更に、エラストマー部材への保持器の取り付け方法は下記ステップを含んで提供される。即ち:
−最終位置においてエラストマー部材の製造をした後に表面付近に位置するような接触要素を配設し、
−エラストマー部材を製造し、接触要素の材料はエラストマー部材のベースボディ材の浸透深さが接触要素の厚さの30%から55%の範囲であって、接触要素がエラストマー部材へ不可逆的に連接せしめられるように選択される。
弾性部材の製造工程により設定された加硫圧で、弾性部材のベースボディ材の浸透深さは例えば接触要素(例えば、ねじ密度(thread density)、ねじ径、等)の対応する適合により変化されうる。
更に、かかる方法は下記工程を含むことができる。
−保持器の熱可塑性連接層を結合温度であって、かかる温度は接触要素の接触面の部分溶融及び/又は連接することを防止するよう選択された温度へ加熱し、
−エラストマー部材の接触要素の接触側面の付近で保持器の部分溶融した熱可塑性連接層を配設し、
−エラストマー部材に保持器を加圧せしめ、接触要素の接触領域上の部分溶融した熱可塑性連接層の接触圧及びその加圧時間は、熱可塑性連接層の冷却後に保持器と接触要素の間の特定分離力が少なくとも20℃で2.5N/mmであるように選択せしめられる。
熱可塑性連接層の部分溶融温度は少なくとも120℃であってよい。熱可塑性連接層の部分溶融温度は180℃より高くてもよい。その際、温度衝撃による溶融工程は5から35秒で生じるのが好適である。
本方法において、部分溶融した熱可塑性連接層のための接触圧は0.05MPaから2MPaの範囲、好適には0.2から1.0MPaの範囲、であってよい。これらの接触圧は安定した連接を得るための接触要素の接触側面内への熱可塑性連接層の十分大きな浸透深さを生じせしめ、連接層の最大浸透深さは接触要素内へのベースボディ要素の現在の浸透深さにより制限される。それにより、部分溶融される材料の総量は例えば連接層のより大きな浸透よりも少ないので、必要熱供給はエラストマー部材から保持器を取り外すことを制限することができる。従って、恒久連接と同時に保持器の良い着脱可能性が保証される。
本方法において、保持器の熱可塑性連接層を部分溶融せしめるためのエネルギ供給はUHF、超音波或いは熱により生じせしめられて良い。
本法において、接触要素の接触側面内への部分溶融した熱可塑性連接層の浸透深さは接触要素の厚さの少なくとも30%であってよく、それは熱可塑性連接層の冷却後であってでさえ実質的に維持されうる。
更にエラストマー部材への保持器を取り付ける方法において、少なくとも1つの方法工程が対応する運搬装置を使用することで自動又は少なくとも部分的に自動で行われることができる。更に、車両タイヤの新規の製品の範囲内で、本発明に従った締結システムは簡単かつ安価に取り付けられるための接触要素を供給する可能性を示し、それは突出即ち相対的内方への突出でもなくタイヤの内側側面状で妨げるでもなく形成される。加えて、この接触要素は一回又は複数回配置されたタイヤの内側ライナに大きく異なった位置で任意或いは所定に配置せしめられることができ、例えば対応するラベル、例えば固有の色、により光学的に特定可能であり、それ故に対応する知覚検知装置(例えば光学的イメージ認識)により十分自動に検知される。本自動検出により、十分な自動連続工程及びタイヤにおける本発明又は他のエラストマー部材に従った保持器の取り付けが可能となる。
本発明の有利な態様及び更なる詳細が図示に関連した異なる実施態様に基づいて下記に記載されている。
本発明に従った保持器及びエラストマー部材の斜視図。 本発明に従った保持器を伴うタイヤの側面図。 エラストマー部材の摸式的断面図。 断面図において織物を伴うエラストマー部材の領域を摸式的に示した図。
上記説明に基づく以下の図の説明においては、“第一連接要素”及び“熱可塑性連接層”は本説明にいて同等に使用される。同様のことが“第二連接要素”及び“接触要素”の使用に際しても適用される。
図1を参照すると、織物である接触要素100によりエラストマー部材に連接されたセンサ20のための保持器が組み立て分解図で摸式的に示されている。一般形態においては、保持器は1個以上のエラストマー部材(センサ20)を受けるのに有用であり、保持器は任意の他の部材もまた受けることができ、それはあらゆる電気成分を有さない。
保持器は主要体材から構成される主要体10を有する。主要体材は例えばプラスチック又はエラストマー部材であってもよい。例えば運転中に自動車にて読み取られるように、センサ20は計測した値を読み取るのに役に立つ。使用の目的に応じて、センサ20は能動又は受動センサであってもよい。センサ20は保持器の主要体10と接触し、好適にはセンサ20は主要体に連接せしめられ、かくしてセンサ20は実質的にその図示した位置を維持する。例えば、これは保持器の主要体10におけるセンサ20を成型又は接着せしめることにより実現されうる。センサ20及び主要体10との間のフォームフィット(form−fit)及び/又はフォースフィット(force−fit)連接もまた可能である。
保持器は主要体10の端に転移層30を有し、それは主要体10に連接されている。転移層30は熱可塑性連接層40に保持器を連接するのに役立ち、連接層40はエラストマー部材への保持器を連接するためのインターフェースを構成する。しかしながらいくつかの適用においては、転移層30を除去すること即ち主要体材を転移層30の材料と同一にすることもまた可能である。
更に、保持器は転移層30(もしあれば)に連接せしめられた熱可塑性連接層40を有する。その中で、熱可塑性連接層40は転移層30を完全又は部分的に覆うことができる。熱可塑性連接層40の厚さは保持器に生じる変形に応じて0.3mmから3.0mmの範囲にせしめられ、加えて接触要素100の厚さは熱可塑性連接層40の厚さを決定する際に考慮される。
接触要素100即ち織物は熱可塑性連接層40及びエラストマー部材のベースボディ110の両方に連接せしめられる。熱可塑性連接層40への接触要素100の連接は接触要素100内への熱可塑性連接層40の浸透により実現せしめられ、熱可塑性連接層40の部分溶融工程はこれに先立つ。
接触要素100即ち織物は夫々連接側面200及び接触側面150を有し、接触側面150はエラストマー部材の表面から離隔して広がる。接触要素100即ち織物は連接側面200を介してエラストマー部材に連接せしめられる。
可能な限り織物に対する熱可塑性連接層40の連接の分離力を形成せしめるため、織物は下記特性を有すべきである。即ち、織物の形式は適宜選択されて良いが、織物のねじ部の径は0.1mmから1.3mmの間の範囲内であり、この値は作業する際の応力及び使用の目的に応じて選択される。従って例えば、タイヤの内側ライナへのセンサ保持器の連接のため、0.3mmのねじ部の径が特に有利な点として決定される。ねじの調整に関しては、1デシメートル当り50から200のねじ山を選択することが最大限可能な特定の剪断応力を達成するのに特に適している。
エラストマー部材に対して保持器を連接するために織物内に熱可塑性連接層40の上述した浸透により、熱可塑性連接層40の冷却の後に織物又は接触要素100内に熱可塑性連接層40のいくらかの浸透深さが生じる。その中で、熱可塑性連接層40の浸透深さは織物又は接触要素100の厚さの少なくとも30%であるべきである。従って例えば、熱可塑性連接層40と織物との間で2.5N/mmより大きい特定の剪断応力が達成されうる。
織物又は接触要素100はエラストマー部材に連接せしめられており、そしてエラストマー部材はベースボディ材のベースボディ110を有する。織物はその中でベースボディ材の浸透によってもまたベースボディ110に連接せしめられ、それにより織物とベースボディ110間に不可逆的な機械的連接が生じる。その中で、連接側200の辺りにおける織物でのベースボディ材の浸透深さは織物の厚みの30%−55%の範囲内であるのが好適である。
ベースボディ材の浸透深さはベースボディ材の選択、接触要素100の又は織物の形式及び品質、エラストマー部材のようなタイヤの場合は加硫圧の選択、により特に調整されることができる。
図2はタイヤ300を示しており、本発明に従った主要体10がタイヤ300のベースボディ110の付近で取り付けられている。主要体10はセンサ保持器となりえ、そしてベースボディ110は内側ライナとなりえる。タイヤ300は織物(図示せず)を使った主要体10の熱可塑性連接層(図示せず)に本発明に従った可逆的な機械的連接を有する。
図3は接触要素100へベースボディ110(例えばタイヤの内側ライナ)の本発明に従った可逆的な機械的/物理的連接を摸式的に示した図であり、それは本発明に従った保持器に連接するのに適している。接触要素100は連接領域200を有しており、それは本例において接触要素100の厚みのおよそ半分まで主要体材によって浸透せしめられる。主要体材の浸透深さは接触要素100の長手方向に沿って実質的に一定である。
連接領域200の反対側には接触要素100の接触領域150があり、それは本発明に従った保持器にエラストマー部材の連接前に、ベースボディ材でなく保持器(図示せず)の熱可塑性連接層(図示せず)でもなく浸透せしめられている。エラストマー部材の使用に至るまで、接触領域150は保護ホイル(図示せず)により覆われている。
図4はエラストマー部材を水平断面図で表しており、それのベースボディ110は織物が配設されている。織物はその幅に沿って複数のねじ山を有する。
接触領域150はいかなるベースボディ材を含まない。接触要素100又は織物の接触領域150はベースボディ110の表面111と共に実質的に平ら(同じレベルで)に配設される。更に、織物の接触領域150がベースボディ110の表面111を超えて僅かに突出するようなベースボディ110にもまた織物は連接されることができ、連接領域内へのベースボディ材の浸透深さはエラストマー部材の製造工程の際に織物の厚さの30%から55%の範囲で調整されうる。
図示の実施例は単に実例として解釈され、これに限定されない。多くの変形が当該特許請求の範囲から離れることなくそれらになされうる。
10:主要体
20:センサ
30:転移層
40:熱可塑性連接層
100:接触要素
110:ベースボディ
111:表面
150:接触側面
200:連接側面
300:車両タイヤ

Claims (28)

  1. −第一連接要素(40)は第二連接要素(100)に可逆的に連接せしめられうるように形成され、少なくとも該第一又は該第二連接要素(40,100)が熱可塑性連接要素であって且つ先行する部分溶融工程により他の連接要素へ可逆的に連接されうる、ことを含む主要体要素。
  2. 該第一連接要素(40)の厚さが0.3mmから3.0mmの間であること、を特徴とする請求項1に記載の主要体要素。
  3. 20℃で少なくとも2.5N/mmの特定剪断応力を該第一連接要素(40)と該第二連接要素(100)との間にある表面を第二連接要素(100)が有すること、を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の主要体要素。
  4. −60℃から+150℃の温度範囲で0.5−5N/mmの特定剪断応力が該第一連接要素(40)と該第二連接要素(100)との間にある表面を第二連接要素(100)が有すること、を特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載の主要体要素。
  5. 該第一連接要素(40)が熱可塑性連接要素であって且つ先行する部分溶融工程により第二連接要素(100)に可逆的に連接されうる、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の主要体要素。
  6. 該可逆的な連接が機械的及び/又は物理的連接である、ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の主要体要素。
  7. 該第一連接要素(40)の部分溶融温度は
    −第二連接要素(100)の溶融温度以下であって
    −主要体要素の最大作動温度より少なくとも高い
    、ことを特徴とする請求項5又は6に記載の主要体要素。
  8. 第二連接要素(100)内に部分溶融した第一連接要素(40)の浸透深さと特定剪断応力との相対比は0.5から7の範囲内である、ことを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載の主要体要素。
  9. 熱可塑性連接要素として形成された第二連接要素(100)内に部分溶融した熱可塑性第一連接要素(40)の部分溶融深さと特定剪断応力との相対比は0.5から7の範囲内である、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の主要体要素。
  10. 主要体要素は電子部材(20)であって、該電子部材(20)は正確な位置において該第二連接要素(100)に機械的及び/又は物理的に固定されていてよい、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の主要体要素。
  11. 主要体要素は電子部材(20)を受けるための保持器であって、該電子部材(20)は正確な位置で該第二連接要素(100)に機械的及び/又は物理的に固定されていてよい、ことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の主要体要素。
  12. −ベースボディ材であるベースボディ(110)と、
    −連接側面(200)及び接触側面(150)を有する少なくとも1個の第二連接要素(110)であって、該連接側面(200)はベースボディ(110)と対向し、該接触側面(150)は第二連接要素(100)の反対側に配設され、
    −該第二連接要素(100)が該連接側面(200)を介してエラストマー部材に連接せしめられ、
    該第二連接要素(100)は第一連接要素(40)に可逆的に連接せしめられるよう形成され、少なくとも該第一又は該第二連接要素(40,100)は熱可塑性連接要素であって先行する部分溶融工程により夫々他の連接要素に可逆的に連接される、
    ことを含むエラストマー部材。
  13. 熱可塑性連接要素として形成された該第一連接要素(40)の先行する部分溶融工程により可逆的に連接されるように該第二連接要素(100)が形成される、ことを特徴とする請求項12に記載のエラストマー部材。
  14. 該第二連接要素(100)がエラストマー部材の表面(111)でフラッシュ(flush)することを終えることを特徴とする請求項12又は13に記載のエラストマー部材。
  15. 該第二連接要素(100)内へのベースボディ材の浸透深さが該第二連接要素(100)の厚さの30%から55%である、ことを特徴とする請求項12乃至14に記載のエラストマー部材。
  16. 該第二連接要素(100)は少なくとも1個の織物及び/又はホイルである織物層を含む、ことを特徴とする請求項12乃至15に記載のエラストマー部材。
  17. 該織物は下記特徴、即ち
    −該織物の該糸の該撚り部の径が0.1mmから1.3mmの範囲内であること
    −該撚り部の調整が1デシメータあたり50から200の範囲内であること
    の少なくとも1個、好適には全てを含む、ことを特徴とする請求項12乃至14に記載のエラストマー部材。
  18. 該織物はポリアミド及び/又はポリエステルの糸を含む、ことを特徴とする請求項16又は17に記載のエラストマー部材。
  19. 該織物は天然繊維を含む、ことを特徴とする請求項16乃至18に記載のエラストマー部材。
  20. 該第二連接要素(100)は使用に至るまでその接触側面(150)の辺りで接着保護カバーにより覆われる、ことを特徴とする請求項12乃至19に記載のエラストマー部材。
  21. タイヤ(300)であって該織物接触側面(150)が該タイヤ(300)の内側に配設されている、ことを特徴とする請求項12乃至20に記載のエラストマー部材。
  22. 請求項1乃至11のいずれかに記載の主要体要素が該第二連接要素(100)の該接触側面(150)に可逆的に取り付けられている、ことを特徴とする請求項12乃至21に記載のエラストマー部材。
  23. 該主要体要素の該第一連接要素(40)が平面を有し、該第二連接要素(100)の該接触側面(150)は湾曲にせしめられており、熱可塑性の該第一連接要素(40)の厚さに対する該第二連接要素(100)の該接触側面(150)の曲率の比は平坦な該主要体要素の長さの5−15倍の範囲内である、ことを特徴とする請求項22に記載のエラストマー部材。
  24. 請求項12乃至23のいずれかに記載のエラストマー部材に請求項1乃至11記載の主要体要素を取り付ける方法であって、
    −最終位置において該エラストマー部材の製造をした後に該エラストマー部材の表面(111)付近に位置するような該第二連接要素(100)を配設し、
    −該エラストマー部材を製造し、該第二連接要素(100)の材料は、該エラストマー部材の該ベースボディ材の浸透深さが該第二連接要素(100)の厚さの30%から55%の範囲であって、該第二連接要素(100)が該エラストマー部材へ不可逆的に連接せしめられるように選択される
    工程を含むことを特徴とする。
  25. −該主要体要素の熱可塑性の該第一連接要素(40)を結合温度であって、かかる温度は該第二連接要素(100)の完全又は部分溶融及び/又は溶解することを完全又は部分的に防止するよう選択された温度で加熱し、
    −該第二連接要素(100)の該接触側面(150)の付近で部分溶融した熱可塑性の該第一連接要素(40)を配設し、
    −該エラストマー部材に該主要体を加圧成形せしめ、該第二連接要素(100)の該接触領域(150)上に部分溶融した熱可塑性の該第一連接要素(40)の接触圧及び加圧時間は、熱可塑性の該第二連接要素(40)の冷却後に該主要体要素と該第二連接要素(100)の間の分離力が少なくとも20℃で2.5N/mmであるように選択せしめられる
    ことを特徴とする請求項24に記載の該方法。
  26. 部分溶融した熱可塑性の該第一連接要素(40)のための特定接触圧は0.05MPaから2MPaの範囲である、ことを特徴とする請求項24又は25記載の該方法。
  27. 熱可塑性の該第一連接要素(40)を部分溶融せしめるためのエネルギ供給はUHF、超音波、或いは熱により生じせしめられることを特徴とする請求項24乃至26のいずれかに記載の該方法。
  28. 該第二連接要素(100)の該接触側面内への部分溶融した熱可塑性の該第一連接要素(40)の浸透深さは該第二連接要素(100)の厚さの少なくとも30%であって、該浸透深さは熱可塑性の該第一連接要素(40)の冷却後であっても実質的に維持される。
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