JP2007023650A - ブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置 - Google Patents

ブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ブームに過大な先端荷重が作用する虞を未然に防止する。
【解決手段】 コンクリートポンプ車のブームの先端部に取り付けてあるホースガイド10より根元ホース9、接続管14、先端ホース11を垂下させる。ホースガイド10にブラケット15を設けて、ばね秤状の荷重表示器13の上端側接続部材17をターンバックル16を介し接続する。荷重表示器13の下端側接続部材19に、接続管14の外周に装着した支持部材12を吊下部材18を介し接続する。荷重表示器13の表示部24を目視することにより、根元ホース9、接続管14、先端ホース11より荷重表示器13を経てブーム4先端部のホースガイド10のブラケット15に作用している荷重を使用者に認知させて、ブーム4の先端荷重が構造上許容される範囲を逸脱しないようにさせる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブーム付きコンクリートポンプ車のブームの先端側より垂下させるコンクリート吐出用ホースから、上記ブームに対して過大な先端荷重が作用する虞を未然に防止するためのブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置に関するものである。
コンクリートポンプ車のうち、たとえば、高層建築物の建造に伴う高所でのコンクリート打設作業、広範囲のコンクリート打設作業、コンクリートポンプ車の停車位置から所要距離離れた個所での打設作業等においては、図3(イ)(ロ)にその一例の概略を示す如きブーム付きコンクリートポンプ車が広く利用されている。
すなわち、図3(イ)(ロ)に示したコンクリートポンプ車は、車体後部のデッキ1上に、ホッパ2と該ホッパ2内にあるコンクリートを吸入して吐出するようにしてあるコンクリートポンプ(図示せず)が設けてある。又、該デッキ1上には、旋回フレーム3を図示しない油圧作動機器により旋回動作可能に搭載してある。更に、上記旋回フレーム3の上側に、該旋回フレーム3上に下端側を起伏自在に取り付けて起伏動作可能としてある下段ブーム5と、該下段ブーム5の上端部に基端側を起伏自在に連結して該下段ブーム5に対し起伏動作可能としてある中段ブーム6と、該中段ブーム6の先端部に基端側を起伏自在に連結して該中段ブーム6に対し起伏動作可能としてある上段ブーム7とから構築してなる多段式(図では3段式)のブーム4を設置する。
更に、上記コンクリートポンプによってホッパ2内から吸入して吐出されるコンクリートを輸送するためのコンクリート配管8を、コンクリートポンプからデッキ1に沿わせた後、上記多段式ブーム4の各段のブーム5,6,7に沿わせて支持させるようにしてある。該コンクリート配管8の先端には、図3(ロ)に示す如く、コンクリート吐出用のホースとして、可撓性を有する根元側となるホース9を接続して、該根元ホース9を、上記ブーム4の先端部となる上段ブーム7の先端部に設けた円弧状のホースガイド10にガイドさせて垂下させ、更に、図3(イ)に示す如く、該根元ホース9の先端にコンクリート吐出用ホースとしての先端ホース11を接続して、該先端ホースの先端吐出口11aを、コンクリート打設個所に臨ませて打設を行わせるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。
ところで、上記の如きブーム付きコンクリートポンプ車においては、コンクリート吐出用ホースとしての根元ホース9及び先端ホース11のうち、上記ブーム4より垂下している部分の根元ホース9及び先端ホース11の荷重と、該各ホース9,11を通して圧送される過程でホース内部に存在しているコンクリート(図示せず)の荷重が、ブーム4の先端部に作用する構造となっているため、上記先端ホース11に過度の延長ホースを接続すること等に起因して、上記ブーム4に、過大な先端荷重、すなわち、過負荷が作用するようになると、上記ブーム4に破損や折損が生じる虞が懸念される。そのために、上記ブーム付きコンクリートポンプ車では、ブーム4の先端荷重の制限を、たとえば、車体の所要個所に取り付けてある銘板(図示せず)や取扱説明書により使用者に告知するようにしている。
なお、近年、ブーム付きコンクリートポンプ車においては、先端ホース11の脱落を防止する措置を講ずることが義務付けられている。
特開平11−172919号公報
ところが、従来のブーム付きコンクリートポンプ車では、ブーム4に作用している先端荷重を検出するための手段は特に設けられておらず、そのために、たとえ、上述したようにブーム4の先端荷重の制限が銘板や取扱説明書に示されているとしても、建築工事現場において上記ブーム付きコンクリートポンプ車を用いてコンクリート打設作業を実施する際に、ブーム4より垂下されたコンクリート吐出用のホース9,11より上記ブーム4に対して実際に作用している先端荷重が上記銘板や取扱説明書に示されている許容範囲内であるか否かについて、使用者が客観的に判断できないというのが実状である。
上記ブーム4に作用している先端荷重を検出できるようにするための手法としては、上記ブーム4の先端部に荷重を計測するためのセンサを設置することが考えられるが、この場合には、旋回フレーム3の旋回動作によってブーム4を全旋回させるときにも信号伝送用の電気配線がよじれないようにするために、スリップリングや無線装置を新たに開発して装備しなければならないため、コストが嵩むという問題が生じる。
そこで、本発明は、ブーム付きコンクリートポンプ車におけるブームの先端側より垂下させてあるコンクリート吐出用ホースから上記ブームに対して作用している先端荷重が、上記ブームの構造上、許容し得る範囲内であるか否かについて容易に認知できて、上記ブームに過負荷が作用する虞を未然に防止でき、しかも、シンプルな構造として低コストで実現可能なブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に係る発明に対応するものとして、旋回フレーム上に起伏自在に設けてある多段式のブームにコンクリート配管を支持させて、該コンクリート配管の先端側に接続したコンクリート吐出用ホースを上記ブームの先端側より垂下させるようにしてあるブーム付きコンクリートポンプ車における上記ブームの先端側に、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を支持できるようにする支持部材を、秤状の荷重表示器を介在させて吊下げるようにして、上記ホースの垂下部分の荷重を該荷重表示器にて表示できるようにした構成とする。
又、上記構成における、荷重表示器を、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重に応じて変形するばね部材と、該ばね部材の変形量に基づいて上記荷重の大きさを表示する表示部とを備えてなるばね秤式の荷重表示器とした構成とする。
更に、上記各構成における荷重表示器を、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重の大きさを表示色の変化で表示できる表示部を備えてなる形式とした構成とする。
上述の各構成におけるコンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を支持できるようにする支持部材に、上記コンクリート吐出用ホースの垂下部分における上記支持部材よりも先端側に所要距離離れた個所に取り付けて保持させるようにする保持部材を、上記支持部材と保持部材間のホース長さよりもやや長い寸法の索状物で接続した構成とする。
本発明のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置によれば、旋回フレーム上に起伏自在に設けてある多段式のブームにコンクリート配管を支持させて、該コンクリート配管の先端側に接続したコンクリート吐出用ホースを上記ブームの先端側より垂下させるようにしてあるブーム付きコンクリートポンプ車における上記ブームの先端側に、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を支持できるようにする支持部材を、秤状の荷重表示器を介在させて吊下げるようにして、上記ホースの垂下部分の荷重を該荷重表示器にて表示できるようにした構成、具体的には、上記荷重表示器を、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重に応じて変形するばね部材と、該ばね部材の変形量に基づいて上記荷重の大きさを表示する表示部とを備えてなるばね秤式の荷重表示器とした構成としてあるので、次の如き優れた効果を発揮する。
(1)荷重表示器の表示部における表示を基に、ブームに構造上許容される以上の過大な先端荷重が作用する虞があるか否かを容易に認知することができる。このため、ブームに過負荷が作用するようになる虞を未然に防止でき、ブームの破損や折損の虞を解消できる。
(2)荷重表示器をばね秤状とすることにより、電気機器を不要にできるため、信号伝送用の電気配線が必要なく、旋回フレームの旋回動作によるブームの全旋回時にも何ら支障を生じることはない。よって、スリップリングや無線装置を新たに開発する必要はないことから、低コストで製作することができる。しかも、シンプルな構造としてあるため、様々な形式のブーム付きコンクリートポンプ車に容易に適用できると共に、既存のブーム付きコンクリートポンプ車に対しても容易に装着することが可能となる。
(3)荷重表示器を、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重の大きさを表示色の変化で表示できる表示部を備えてなる形式とした構成とすることにより、使用者が、コンクリート吐出用ホースからブームに作用している荷重の大小を、表示部に表示されている色の変化を基により容易に認知することが可能となる。
(4)コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を支持できるようにする支持部材に、上記コンクリート吐出用ホースの垂下部分における上記支持部材よりも先端側に所要距離離れた個所に取り付けて保持させるようにする保持部材を、上記支持部材と保持部材間のホース長さよりもやや長い寸法の索状物で接続した構成とすることにより、ホース破断時の落下防止を図ることができて、義務付けられているコンクリート吐出用ホースの落下防止装置の機能を具備することが可能になるため、コンクリート吐出用ホースの落下防止装置を別途設ける場合に比して構造をよりシンプルなものとすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1及び図2(イ)(ロ)(ハ)(ニ)は、本発明のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置の実施の一形態を示すもので、図3(イ)(ロ)に示したと同様のブーム付きコンクリートポンプ車において、ブーム4の先端部と、該ブーム4の先端側より垂下させたコンクリート吐出用ホースにおける上端部付近に該ホースの垂下部分の荷重(ホース内部のコンクリートの荷重を含む)を支持できるよう取り付けた支持部材12との間に、秤状の荷重表示器13を介在させるよう取り付けて、上記コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を、上記支持部材12及び荷重表示器13を介して上記ブーム4の先端側に支承させるようにし、これにより、上記ブーム4より垂下しているコンクリート吐出用ホースよりブーム4の先端側に作用する先端荷重を、上記荷重表示器13にて表示できるようにする。
詳述すると、上記コンクリート吐出用ホースは、図1に示す如く、ブーム4に支持させてあるコンクリート配管8の先端側に接続して該ブーム4の先端部に取り付けてある円弧形状のホースガイド10にガイドさせて垂下させる根元ホース9と、先端側となる下端側へ向けて所要寸法縮径するテーパ形状として上記根元ホース9の先端に基端部を取り付けた接続管14と、該接続管14の先端部に接続した上記根元ホース9よりもやや口径の小さい先端ホース11とからなる構成としてある。
又、上記ホースガイド10の左右両側の所要位置に、ブラケット15をそれぞれ設け、該各ブラケット15に、上記秤状の荷重表示器13の上端側接続部材17を、ターンバックル16を介してそれぞれ接続する。更に、上記ブーム4先端部から垂下している根元ホース9と接続管14と先端ホース11の荷重を支持するための支持部材12を、上記接続管14の長手方向中間部の外径と対応する径を有する環状の布製バンドとし、該支持部材12を、下端側へ向けて縮径するテーパ形状としてある上記接続管14に下方から嵌めて該接続管14の長手方向中間部の外周に装着し、更に、該支持部材12の周方向所要個所に取り付けたワイヤの如き索状物製の吊下部材18を、上記荷重表示器13の下端側接続部材19に吊下げるように接続する。これにより、上記ターンバックル16を緩めた状態で、上記のようにホースガイド10のブラケット15に、上記ターンバックル16、荷重表示器13、支持部材12に取り付けてある吊下部材18を順に吊下げるように接続した後、上記ターンバックル16を締め込んで、上記ブーム4の先端側より垂下している根元ホース9、接続管14及び先端ホース11の荷重を、上記支持部材12から吊下部材18と荷重表示器13とターンバックル16を介して上記ホースガイド10のブラケット15へ受けて支持させるようにすることにより、上記ブーム4の先端側より垂下している根元ホース9、接続管14及び先端ホース11の荷重を、上記秤状の荷重表示器13で検出して表示できるようにしてある。
更に、上記接続管14の外周に装着してある支持部材12の周方向所要個所(図では2個所)に、フックの如き接続部20を設け、該接続部20と、上記先端ホース11における上記支持部材12よりも先端側ヘ所要距離離れた中間部所要個所の外周に装着してある布製バンドの如き保持部材21とを、該保持部材21と上記支持部材12との間のホース長さ(離隔距離)よりもやや長いワイヤの如き索状物22を介して接続した構成としてある。これにより、根元ホース9や先端ホース11の劣化等により、万一、根元ホース9や先端ホース11の上部が破断しても、該破断部より先端寄りの部分のホース9,11を、保持部材21、索状物22、支持部材12、吊下部材18、荷重表示器13、ターンバックル16を介して上記ブーム4の先端部の上記ホースガイド10に支持させることができるようにして、上記ホース9,11が破断した場合にも該ホース9,11を保持して落下を未然に防止できるようにしてある。
上記荷重表示器13は、図2(イ)(ロ)(ハ)(ニ)に示す如く、上下方向に配置した上端側及び下端側の接続部材17と19とを、所要のばね定数を有するばね部材23を介在させて連結して、上端側接続部材17を固定側に支持させた状態にて下端側接続部材19に作用する荷重に応じて上記ばね部材23が伸縮変形するようにし、更に、該ばね部材23の変形量の大きさに基づいて上記下端側接続部材19に作用している荷重の大きさを外部から容易に認知できるように表示する表示部24を備えた所謂ばね秤式の構成としてある。
更に具体的には、上記荷重表示器13は、上下方向に所要寸法延びる円筒形状のケーシング25を備え、該ケーシング25の上端部を閉塞させる蓋部26の中央部に上下方向に貫通するよう連結部材27を取り付けて、該連結部材27に、上部にフックを備えた形状としてなる上記上端側接続部材17の下端部を連結する。又、上記ばね部材23を、収縮時の全長がケーシング25の軸心方向寸法の半分程度となるように設定し、該ばね部材23を、上記ケーシング25の内部にケーシング25の軸心に沿って伸縮できるよう収納すると共に、該ばね部材23の上端部を、上記蓋部26の中央部の連結部材27に連結する。更に、上記ケーシング25の下端部を、中央部に所要口径の開口部29を有する底部28で閉鎖し、上記ケーシング25の軸心方向寸法の半分よりもやや長い寸法のロッド状とし且つ下端部にフックを備えた形状としてなる上記下端側接続部材19の上部側を、上記底部28の開口部29にスライド自在に挿通させて、該下端側接続部材19に、上記ばね部材23の下端部を連結する。
又、上記荷重表示器13の表示部24は、上記ケーシング25の上半部における一側位置の周壁に、所要幅でケーシング25の軸心方向に沿って延びるよう開口させた表示窓30と、該表示窓30に必要に応じて取り付けるケーシング25の周壁に沿って湾曲する透明なカバー(図示せず)と、上記表示窓30の内側で且つケーシング25内に収納してある上記ばね部材23よりも外周側となる位置に上記表示窓30と所要の隙間を隔てて対峙するよう配置した、上記表示窓30とほぼ同様のケーシング25軸心方向寸法及び幅寸法を有し且つケーシング25の周壁と同心状に湾曲する円筒壁形状としてある表示部材31と、上記表示窓30と表示部材31との間に収容可能となるようにスライドするスライド部材32とからなり、上記表示部材31の上端部を、上記ケーシング25の蓋部26の内面(下面)に取り付ける。更に、上記ケーシング25の内径よりもやや小さい外径を有し且つ周壁を上記表示窓30と表示部材31との隙間よりも薄い板厚としてある上記円筒形状のスライド部材32は、ケーシング25のほぼ半分程度の軸心方向寸法となるように形成して、上記ケーシング25内に、ケーシング25の周壁内面に沿って軸心方向にスライド可能に配置してあり、該スライド部材32の下端部の周方向所要個所を、上記ばね部材23の下端部と下端側接続部材19との連結部に、放射方向の取付部材33を介し取り付ける。更に又、上記表示部材31の外面と上記スライド部材32の外周面とを、容易に識別可能な色、たとえば、上記表示部材31の外面を赤色に、又、スライド部材32の外周面を緑色に塗り分けるようにしてある。
したがって、上記構成としてある荷重表示器13によれば、荷重が作用しておらず、図2(イ)(ロ)に示す如く、ばね部材23が収縮状態にあるときには、上記スライド部材32が、上記表示部材31と表示窓30との隙間に収容されるようになることから、上記表示窓30を通して外部へ露出されるのはスライド部材32の外周面のみとなる。そのため、外部からは、上記表示窓30の全面が緑色に表示された状態が観察されるようになる。一方、下端側接続部材19に荷重が作用して、図2(ハ)(ニ)に示す如く、該荷重の大きさに応じてばね部材23が伸長させられると、該ばね部材23の下端位置の下方への変位に追従して上記スライド部材32の位置が下方へ引き下げられるようになる。このため、当初、該スライド部材32によって外周側の全面が覆われていた上記表示部材31が、上端側より徐々に表示窓30を通して外部へ露出されるようになる。したがって、外部から上記表示窓30を目視すると、上記下端側接続部材19に荷重が作用しているときには、当初全体が緑色をしていた表示窓30内が、上端側から徐々に赤色へ変色する様子が観察されるようになる。この際、上記下端側接続部材19に作用している荷重の大きさと、上記ばね部材23の伸長変形量との間には相関性があり、又、表示窓30にて緑色から赤色へ変色する変色域の下端位置は、上記ばね部材23の伸長に伴って下方へ変位(スライド)するスライド部材32の上端縁の位置により決定されるものであるため、上記荷重の大きさと、上記表示窓30内にて緑色から赤色へ変色する変色域の下端位置レベルの上下方向への変位は相関性を有することとなる。よって、上述した如く、図1に示したブーム4の先端側のホースガイド10の左右両側位置にそれぞれ設けたブラケット15と接続管14に装着した支持部材12との間に介在させるよう設けた左右の荷重表示器13により、ブーム4の先端側より垂下させてある根元ホース9、接続管14及び先端ホース11の荷重を検出する際、該荷重が上記ブーム4の先端荷重の許容範囲の上限に達するときに、上記左右の荷重表示器13における表示窓30内の緑色から赤色への変色域の下端位置が、たとえば、該表示窓30の上下方向中間部に付したマーク34の位置まで下がるように、上記ばね部材23のばね定数を設定しておくようにする。これにより、ブーム付きコンクリートポンプ車の使用者が該荷重表示器13の表示窓30を目視して、該表示窓30内における緑色から赤色への変色域の下端位置が上記マーク34の位置まで下がっている否かを観測することのみにより、上記ブーム4に作用している先端荷重が許容範囲内であるか否かを判断できるようにしてある。
なお、実際には、コンクリートポンプの運転によりコンクリートの吐出作業を実施するときには、コンクリート吐出用ホースである根元ホース9や先端ホース11は脈動するため、上記荷重表示器13に対しては動荷重が作用するようになり、このために、上記荷重表示器13における表示窓30内の表示が常時変動して、該表示窓30内の表示から、ブーム4の先端荷重の大きさを判断することが困難になることが想定される。この場合には、予め、コンクリートポンプの運転前にブーム4の先端部より垂下する根元ホース9、接続管14、先端ホース11からなるコンクリート吐出用ホースよりブーム4に対して静荷重として作用する先端荷重と、コンクリートポンプ運転時にブーム4に対し動荷重として作用するようになる先端荷重との相関性を求めておき、コンクリートポンプ運転時にブーム4に対し動荷重として作用することとなる先端荷重が、該ブーム4の構造上規定される先端荷重の許容範囲内に収まるように、コンクリートポンプ運転前の静荷重としての先端荷重の許容範囲を算出して求めておき、この算出された静荷重としての先端荷重の許容範囲の上限と、上記ブーム4より垂下している部分の根元ホース9、接続管14及び先端ホース11の静荷重が一致するときに、上記荷重表示器13の表示窓30の上下方向中間部に設けてあるマーク34の位置に、緑色から赤色への変色域の下端が位置するよう上記ばね部材23のばね定数を設定しておくようにすればよい。
その他、図3(イ)(ロ)に示したものと同一のものには同一符号が付してある。
以上の構成としてあるので、コンクリートポンプ運転前、すなわち、ブーム4の先端側よりコンクリート吐出用ホースである根元ホース9と接続管14と先端ホース11とを垂下させて該先端ホース11の先端11a(図3(イ)参照)を打設個所に臨むよう配置した段階で、使用者が上記荷重検出器13の表示窓30を目視し、該表示窓30内における緑色から赤色への変色域の下端が、表示窓30に付してあるマーク34よりも上方に位置していれば、上記ブーム4に過大な先端荷重(過負荷)が作用する虞はないため、そのまま打設作業を行うようにすればよい。一方、上記表示窓30内における緑色から赤色への変色域の下端が、表示窓30に付してある上記マーク34の位置以下となる場合には、上記ブーム4に過負荷が作用する虞があるため、打設作業に入る前に、先端ホース11の長さを見直す等して、上記表示窓30内の緑色から赤色への変色域の下端が、上記マーク34よりも上方に位置するようにしてから、打設作業を開始するようにする。
このように、本発明のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置によれば、荷重表示器13の表示窓30を目視することのみにより、ブーム4に構造上許容される以上の過大な先端荷重が作用する虞があるか否かを容易に認知することができることから、ブーム4に過負荷が作用するようになる虞を未然に防止できる。したがって、ブーム4の破損や折損の虞を解消できる。
又、上記荷重表示器13はばね秤状としてあって、電気機器を使用しておらず、信号伝送用の電気配線が不要なため、旋回フレーム3の旋回動作によるブーム4の全旋回時にも何ら支障を生じることはなく、又、スリップリングや無線装置を新たに開発する必要はないため、低コストで製作することができる。しかも、シンプルな構造としてあるため、様々な形式のブーム付きコンクリートポンプ車に容易に適用できると共に、既存のコンクリートポンプ車に対しても容易に装着することが可能である。
更に、先端ホース11の落下防止を図ることができるようにしてあるため、義務付けられているコンクリート吐出用ホースの落下防止装置を一体化することができて、コンクリート吐出用ホースの落下防止装置を別途設ける場合に比して構造をよりシンプルなものとすることができる。
更に又、ブーム4の先端側より垂下する根元ホース9、接続管14、先端ホース11の荷重を支持するための支持部材12を、接続管14に装着するようにしてあるため、該接続管14の先端側に接続する先端ホース11を容易に着脱できることから、該先端ホース11の交換作業を容易なものとすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態のみに限定されるものではなく、コンクリート吐出用ホースは、根元ホース9の先端に先端ホース11を直接接続した形式としてもよいこと、又、支持部材12は、コンクリート吐出用ホースの上端寄りの位置に、ブーム4の先端側より垂下する該コンクリート吐出用ホースの荷重を支持できるように取り付けてあれば、接続管14以外の位置に取り付けるようにしてもよく、又、布製のベルト以外のいかなる構造としてあってもよい。
接続管14の外周に装着してある支持部材12に、上記先端ホース11の中間部所要個所の外周に装着してある保持部材21を、索状物22を介し接続して、コンクリート吐出用ホースの落下防止装置を一体化してなる構成とすることが好ましいが、上記索状物22の上端側を、根元ホース9や接続管14や先端ホース11の上端部に取り付けた所要の支持部材に接続するようにして、ブーム4の過負荷を検出する機能と分離して、コンクリート吐出用ホースの落下防止装置を別途設けるようにしてもよい。
荷重表示器13の上端側接続部材17は、ターンバックル16を介してホースガイド10のブラケット15に接続するものとして示したが、ブーム4の先端部に支持させることができれば、たとえば、ブーム4の先端部に直接設置してあるブラケットに支持させる等、いかなる支持構造としてもよい。又、ターンバックル16は荷重表示器13の下端側接続部材19と支持部材12に取り付けてある吊下部材18との間に介在させるようにしてもよく、更には、たとえば、接続管14の先端側の先端ホース11を外した状態とする等、接続管14に装着してある支持部材12にあまり大きな荷重が作用しないようにした状態で、該支持部材12の位置をやや引き上げながら荷重表示器13の上端側接続部材17をホースガイド10のブラケット15へ、又、下端側接続部材19を上記支持部材12に取り付けてある吊下部材18にそれぞれ接続し、その後、上記支持部材12を放して該支持部材12に作用するブーム4の先端側より垂下するコンクリート吐出用ホースの荷重が、上記荷重表示器13を介して上記ホースガイド10のブラケット15により支承させるようにすることができれば、ターンバックル16を省略してもよい。
上記荷重表示器13は、上端側接続部材17と下端側接続部材19との間に、荷重作用時に作用する荷重の大きさに応じて変形量が変化するばね部材23を備え、該ばね部材23の変形量から、ブーム4に作用する先端荷重の大きさを表示できる表示部24を備えてなるばね秤状の構成としてあれば、図示した引っ張りばね形式のばね部材23に変えて圧縮ばね形式のばね部材を用いるようにしてもよく、更に、ばねの伸縮変形をラック、ピニオン等を介して所要の表示部材の回転角度変化に変換して、この表示部材の回転角度から作用している荷重の大小を認識できる形式とする等、従来、ばね秤に採用されているいかなる形式を採用してもよい。又、上端側と下端側の各接続部材17,19は、それぞれの接続対象に接続することができればアイ状とする等、形状は任意としてよい。
上記実施の形態では、荷重表示器13を、ブーム4より垂下させたコンクリート吐出用ホースの荷重の大きさに応じて表示窓30内における赤色の表示部材31と緑色のスライド部材32との露出量が変化するようにして、該表示窓30における緑色から赤色への変色領域の下端位置レベルの変化を基に、上記荷重の大きさを判断できるものとして示したが、上記表示部材31とスライド部材32の色は容易に識別できるようにすれば任意に設定してもよい。又、荷重表示器13に作用している荷重の大小を容易に判断できるようにするためには、表示窓30における色の変化により荷重の大きさを表示することが好ましいが、荷重表示器13を、通常のばね秤と同様に荷重の大小に応じて指針が位置変化するようにすると共に、該指針の位置がどこまで変位した場合に、ブーム4の先端荷重が許容範囲の上限に達したかを示すためのマークを具備してなる形式のものとしてもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置の実施の一形態を示す概略側面図である。 図1の装置における荷重表示器部分を拡大して示すもので、(イ)はばね部材が収縮した状態を示す一部切断正面図、(ロ)は(イ)のA−A方向矢視図、(ハ)はばね部材が所要寸法伸長した状態を示す一部切断正面図、(ニ)は、(ハ)のB−B方向矢視図である。 従来のブーム付きコンクリートポンプ車の一例を示すもので、(イ)は概略斜視図、(ロ)はブームの先端部分を拡大して示す図である。
符号の説明
3 旋回フレーム
4 ブーム
8 コンクリート配管
9 根元ホース(コンクリート吐出用ホース)
11 先端ホース(コンクリート吐出用ホース)
12 支持部材
13 荷重表示器
21 保持部材
22 索状物
23 ばね部材
24 表示部

Claims (4)

  1. 旋回フレーム上に起伏自在に設けてある多段式のブームにコンクリート配管を支持させて、該コンクリート配管の先端側に接続したコンクリート吐出用ホースを上記ブームの先端側より垂下させるようにしてあるブーム付きコンクリートポンプ車における上記ブームの先端側に、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を支持できるようにする支持部材を、秤状の荷重表示器を介在させて吊下げるようにして、上記ホースの垂下部分の荷重を該荷重表示器にて表示できるようにしたことを特徴とするブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置。
  2. 荷重表示器を、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重に応じて変形するばね部材と、該ばね部材の変形量に基づいて上記荷重の大きさを表示する表示部とを備えてなるばね秤式の荷重表示器とした請求項1記載のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置。
  3. 荷重表示器を、コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重の大きさを表示色の変化で表示できる表示部を備えてなる形式とした請求項1又は2記載のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置。
  4. コンクリート吐出用ホースの垂下部分の荷重を支持できるようにする支持部材に、上記コンクリート吐出用ホースの垂下部分における上記支持部材よりも先端側に所要距離離れた個所に取り付けて保持させるようにする保持部材を、上記支持部材と保持部材間のホース長さよりもやや長い寸法の索状物で接続した請求項1、2又は3記載のブーム付きコンクリートポンプ車のブーム過負荷防止装置。
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