JP2006292298A - 煙突内部点検方法と装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 点検装置3を煙突Cの内部で煙突Cに沿って移動させながら煙突Cの内部を点検する煙突内部点検方法と装置であって、点検装置3を浮力付与手段1により浮上可能に支持し、その浮力付与手段1による点検装置3の浮上操作によって点検装置3を煙突Cに沿って移動させて点検する煙突内部点検方法と、点検装置3を浮上可能に支持する浮力付与手段1と、その浮力付与手段1による点検装置3の浮上操作を制御する浮上制御手段9を備えている煙突内部点検装置。
【選択図】 図1
Description
そのため、従来では、煙突の頂部にロープ巻き取り用のウィンチなどを設置し、ロープの先端にカメラなどの点検装置を取り付け、ウィンチによりロープを繰り出したり巻き取ったりしながら煙突の内部を点検し、あるいは、大きな煙突の場合には、煙突の頂部からゴンドラなどを吊り下げ、そのゴンドラに点検作業員が乗ってゴンドラを上下動させながら人為的に点検していたのが実情である(実際に実施されているが、このような方法や装置に言及した適切な特許文献は見当たらない)。
そのため、煙突内部の点検作業が非常に大掛かりなものとなり、しかも、高所での作業を必要とするため、危険を伴うという問題もあった。
すなわち、従来のように、ウィンチやゴンドラ昇降用の設備などを煙突の頂部に持ち上げる必要も、また、そのための足部を組む必要もなく、全ての作業を煙突の下方において行うことができ、その結果、煙突内部の点検作業を安全かつ確実に行うことができる。
したがって、上記第1の特徴構成に関連して言及したように、ウィンチやゴンドラ昇降用の設備などを煙突の頂部に持ち上げる必要も、また、そのための足部を組む必要もなく、全ての作業を煙突の下方において行うことができ、煙突内部の点検作業を安全かつ確実に行うことができる。
本発明に係る方法と装置は、図1に示すように、煙突Cの内部点検に供されるもので、浮力付与手段1としての気球1aを備えている。気球1aは、例えば、ヘリウムを内部に充填した気球で構成され、その気球1aの下部には、取り付け治具2を介して点検装置としてのカメラ3が取り付けられて支持されている。
カメラ3としては、静止画像用や動画用をはじめとして、各種形式による種々のカメラを使用することができるが、この実施形態では、360度の角度にわたって撮像可能な動画用の全方向CCDカメラが使用されている。
取り付け治具2には、煙突Cの内部を照明する複数の照明具7も取り付けられ、それら照明具7に電力を供給する給電線8が下方に垂下されて図外の電源に接続されている。
取り付け治具2には、さらに、気球1aによるカメラ3や照明具7の浮上操作を制御する浮上制御手段9としての索状体の一例である制御用ロープ9aが連結されている。その制御用ロープ9aは、ロープの繰り出し量を検出する繰り出し量検出手段の一例である繰り出しカウンター付きのウィンチ10に巻き付けられていて、そのウィンチ10も煙突Cの外部に配置されている。
まず、取り付け治具2を介してカメラ3や照明具7などが取り付けられた気球1aを煙突Cの下部に挿入する。その際、煙突Cの下部に設けられた開口部が小さい場合には、気球1aを挿入した後、その気球1a内にヘリウムを充填することにより対応可能である。
そして、ウィンチ10の操作によって制御用ロープ9aを徐々に繰り出し、その制御用ロープ9aの繰り出し量によって気球1aや気球1aに支持されたカメラ3などの浮上を制御し、煙突Cの内部に沿ってゆっくりと上昇移動させる。
したがって、点検作業員は、モニター6を監視することによって煙突C内部の状態を点検することができ、損傷箇所などがあれば、その位置で浮上を停止することによって、より詳細に損傷状態を観察することができる。
そして、ウィンチ10に設けられた繰り出しカウンターにより制御用ロープ9aの繰り出し量を知ることにより、損傷箇所の位置を容易に把握することもできる。
なお、この煙突Cの内部点検に際しては、気球1aや気球1aに支持されたカメラ3などを煙突Cの最上部にまで一旦浮上させた後、下降移動させながらカメラ3による撮像を実施することも、また、上昇と下降を繰り返しながらカメラ3による撮像を実施することも可能である。
つぎに、別の実施形態について説明するが、重複説明を避けるため、先の実施形態で説明した構成部品や同じ作用を有する構成部品については、同じ符号を付すことにより説明を省略し、主として先の実施形態と異なる構成について説明する。
例えば、図2に示すように、浮力付与手段1としてパラシュート1bを使用することもできる。その場合、煙突Cの下方から上昇する自然風によってパラシュート1bを浮上させることも可能であるが、必要に応じて煙突Cの下方に制御用ファン9bを連通接続し、ファン9bからの送風によってパラシュート1bを強制的に浮上させることもできる。
その場合には、ファン9bがカメラ3や照明具7の浮上操作を制御する浮上制御手段9として機能することになる。
これまでの実施形態では、点検装置3の一例としてカメラを示したが、カメラに代えて、あるいは、カメラと併用して、例えば、超音波探傷装置などのような各種の非破壊式点検装置を使用することもできる。
1a 気球
3 点検装置としてのカメラ
7 照明具
9 浮上制御手段
9a 索状体
C 煙突
Claims (8)
- 点検装置を煙突の内部で煙突に沿って移動させながら煙突の内部を点検する煙突内部点検方法であって、
前記点検装置を浮力付与手段により浮上可能に支持し、その浮力付与手段による前記点検装置の浮上操作によって前記点検装置を煙突に沿って移動させて点検する煙突内部点検方法。 - 前記浮力付与手段が気球であり、その気球に連結された索状体の繰り出し量によって前記点検装置の浮上を制御する請求項1に記載の煙突内部点検方法。
- 前記気球としてヘリウムを内部に充填した気球を使用する請求項2に記載の煙突内部点検方法。
- 点検装置を煙突の内部で煙突に沿って移動させながら煙突の内部を点検する煙突内部点検装置であって、
前記点検装置を浮上可能に支持する浮力付与手段と、その浮力付与手段による前記点検装置の浮上操作を制御する浮上制御手段を備えている煙突内部点検装置。 - 前記浮力付与手段が気球であり、前記浮上制御手段がその気球に連結された索状体である請求項4に記載の煙突内部点検装置。
- 前記索状体の繰り出し量を検出する繰り出し量検出手段を備えている請求項5に記載の煙突内部点検装置。
- 前記点検装置が360度の角度にわたって撮像可能な全方位カメラである請求項4〜6のいずれか1項に記載の煙突内部点検装置。
- 前記気球が前記煙突の内部を照明する照明具を浮上可能に支持している請求項4〜7のいずれか1項に記載の煙突内部点検装置。
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JP2005114636A JP2006292298A (ja) | 2005-04-12 | 2005-04-12 | 煙突内部点検方法と装置 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015173627A1 (en) * | 2014-05-14 | 2015-11-19 | Zecca Massimo | Aerostatic platform of the braked type, that may be raised at variable heights and provided mainly for supporting antenna systems for sound and data radio transmissions, and in case for supporting also devices for displaying and aerial surveying of land surfaces with different widths, and of persons, animals and objects of various kind arranged onto such surfaces |
JP2015224447A (ja) * | 2014-05-27 | 2015-12-14 | フジモリ産業株式会社 | 煙突内検査装置及び検査方法 |
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JP2017032186A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 煙突内部点検装置および煙突内部点検方法 |
-
2005
- 2005-04-12 JP JP2005114636A patent/JP2006292298A/ja active Pending
Cited By (6)
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JP2017032186A (ja) * | 2015-07-30 | 2017-02-09 | 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 | 煙突内部点検装置および煙突内部点検方法 |
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