JP2007023577A - 土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法 - Google Patents
土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007023577A JP2007023577A JP2005206211A JP2005206211A JP2007023577A JP 2007023577 A JP2007023577 A JP 2007023577A JP 2005206211 A JP2005206211 A JP 2005206211A JP 2005206211 A JP2005206211 A JP 2005206211A JP 2007023577 A JP2007023577 A JP 2007023577A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- excavation
- purification
- hole
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【解決手段】 上下に細長い掘削パイプ1を設け、該掘削パイプ1の上端部に給水ホース4を接続し、掘削パイプ1の下端部に高圧水を噴出する先端ノズル2を設け、給水ホース4から掘削パイプ1内に給水して、先端ノズル2から高圧水を土中に噴出することによって所定深さまで掘削して掘削穴6を形成し、次いで、水に替えてベントナイトと水との泥状液を掘削パイプ1内に供給して、掘削パイプ1の下端部から泥状液を掘削穴6内に注入しながら掘削パイプ1を抜き取り、掘削穴1内に泥状液充填層7を形成する。
【選択図】 図2
Description
ここで、掘削パイプによる掘削は、掘削パイプを回転させながら行うとよい。
また、本発明による掘削穴への浄化用パイプの埋設方法は、周壁に該周壁を貫通する連通孔を形成した上下に細長い浄化用パイプを設け、該浄化用パイプを請求項1又は2に記載の方法により形成した掘削穴内の泥状液充填層に埋設し、前記浄化用パイプに形成した前記連通孔から水を前記泥状液充填層に供給して該連通孔の周囲に有るベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを前記連通孔から吸引して除去する工程を繰り返すことにより、前記連通孔の周囲の前記泥状液充填層に気体が通過可能な横穴を形成すること、を特徴としている。
ここで、浄化用パイプの掘削穴の泥状液充填層内への埋設は、浄化用パイプを回転させながら行うとよい。
掘削パイプによる掘削は、掘削パイプを回転させながら行うようにすれば、真っ直ぐ下方に掘削するのに都合がよい。
また、本発明による掘削穴への浄化用パイプの埋設方法によれば、周壁に該周壁を貫通する連通孔を形成した上下に細長い浄化用パイプを、上記の掘削方法により形成した掘削穴内の泥状液充填層に埋設し、前記浄化用パイプに形成した前記連通孔から水を泥状液充填層に供給して該連通孔の周囲に有るベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを連通孔から吸引して除去する工程を繰り返すことにより、連通孔の周囲の泥状液充填層に気体が通過可能な横穴を形成するようにしたので、狭い場所でも作業が可能で、作業スピードが早く、騒音や振動が少なく、簡単な機器で掘削穴への浄化用パイプの埋設作業を行うことができる。
浄化用パイプの掘削穴の泥状液充填層内への埋設は、浄化用パイプを回転させながら行うようにすれば、真っ直ぐ下方に浄化用パイプを埋設するのに都合がよい。
掘削パイプ1は鋼製又はステンレス製で、その外径は15〜50mm程度が好ましい。この程度であれば、5〜6mの長さでも、5〜10kg程度の重さであり、人が手で持って作業できる程度である。
従来のボーリング機器を用いた掘削では2日程要したのに比べ、格段に掘削時間を短縮できた。
ここで、ベントナイトと水との混合割合は、重量比で、ベントナイト:水=1:5〜20程度である。この程度の混合割合であると、泥状液充填層7は、柔らかい寒天状で、止水性、非通気性の高い層である。なお、砂を混合する場合は、ベントナイト:砂=1:0.5〜5程度が好ましい。砂を混ぜると、穴がより崩れにくくなる点で好ましい。
浄化用パイプ8の寸法は、例えば外径27.2mm、内径21.4mm、連通孔9のピッチ250mmで、上下の長さは浄化作業を行う地中の深さ(例えば3〜6m)に応じて適宜の寸法とする。浄化用パイプ8の径は、適宜変更可能であるが、外径20〜50mm程度が好ましい。この程度であれば、5〜6m程度の長さでも、5〜10kg程度の重さであり、人の手で容易に作業できる。
移動体ユニット11は、ガス又は液体の流路となる1本の流体流通管12とエアーの流路となる1本のエアー供給管13とを並列に配置し、流体流通管12とエアー供給管13との両者を貫通して収縮又は拡張可能な2個の風船室14,14を上下に離間させて設けてある。そして、エアー供給管13には各風船室14,14に連通するエアー出入口15,15を形成し、流体流通管12には上下風船室14,14の間に開口する流体出入口16を形成してある。
流体流通管12の上端には、流体ホース17を接続してあり、浄化用パイプ8内を通って外部の浄化用機器(オゾン発生機、真空ポンプ、水供給装置など)に接続される。また、エアー供給管13の上端には、エアーホース18を接続してあり、浄化用パイプ8内を通って外部の圧縮空気供給機器に接続される。なお、流体ホース17又はエアーホース18には、浄化用パイプ8内に嵌合した移動体ユニット11の深さを示す目印を付しておくとよい。
浄化用パイプ8に設けた連通孔9の位置と移動体ユニット11の流体出入口16の位置とを対応させて移動体ユニット11を浄化用パイプ8内に固定すれば、浄化用パイプ8の連通孔9、密閉空間19、流体出入口16、流体流通管12、流体ホース17を介してガスや水等の液体を土壌中に注入又は吸引することができ、浄化作業を行うことができる。
浄化作業に先立ち、上記のようにして、所望の連通孔9の周囲の泥状液充填層7に横穴20を形成しておく。
浄化作業を行おうとする深さにある浄化用パイプ8の連通孔9と浄化用パイプ8内に嵌合させた移動体ユニット11の流体出入口16とを位置合わせし、この状態でエアー供給管13を介して各風船室14,14に圧縮空気を供給し各風船室14,14を拡張させて移動体ユニット11を浄化用パイプ8内壁に固定する。次いで、流体流通管12、流体出入口16、連通孔9を介してオゾンガスを土壌中に注入する(浄化用パイプ8a,8c)。一方、浄化用パイプ8a,8cの中間に位置する浄化用パイプ8bでは、浄化用パイプ8bの連通孔9を介して吸引する。これにより、浄化用パイプ8a,8cから浄化用パイプ8bに向かうガスの流れが生じる。
このように、浄化用パイプ毎にオゾンガスの注入と吸引とを分担することにより、ガスの流通を円滑にすることができ、浄化の進捗状況を確認しながら、浄化作業を効率的に行うことができる。
2 先端ノズル
3 スイベルジョイント
4 給水ホース
5 回転ドリル
6 掘削穴
7 泥状液充填層
8,8a,8b,8c 浄化用パイプ
9 連通孔
10 先端部材
11 移動体ユニット
12 流体流通管
13 エアー供給管
14 風船室
15 エアー出入口
16 流体出入口
17 流体ホース
18 エアーホース
19 空間
20 横穴
Claims (4)
- 上下に細長い掘削パイプを設け、該掘削パイプの上端部に給水ホースを接続し、掘削パイプの下端部に高圧水を噴出する先端ノズルを設け、前記給水ホースから前記掘削パイプ内に給水して、前記先端ノズルから高圧水を土壌中に噴出することによって所定深さまで掘削して掘削穴を形成し、次いで、水に替えてベントナイトと水との泥状液を前記掘削パイプ内に供給して、前記掘削パイプの下端部から前記泥状液を前記掘削穴内に注入しながら前記掘削パイプを抜き取り、前記掘削穴内に泥状液充填層を形成することを特徴とする土壌の掘削方法。
- 掘削パイプによる掘削は、掘削パイプを回転させながら行う請求項1に記載の土壌の掘削方法。
- 周壁に該周壁を貫通する連通孔を形成した上下に細長い浄化用パイプを設け、該浄化用パイプを請求項1又は2に記載の方法により形成した掘削穴内の泥状液充填層に埋設し、前記浄化用パイプに形成した前記連通孔から前記泥状液充填層に水を供給して該連通孔の周囲に有るベントナイトを溶かし、溶けたベントナイトを前記連通孔から吸引して除去する工程を繰り返すことにより、前記連通孔の周囲の前記泥状液充填層に気体が通過可能な横穴を形成することを特徴とする掘削穴への浄化用パイプの埋設方法。
- 浄化用パイプの掘削穴の泥状液充填層内への埋設は、浄化用パイプを回転させながら行う請求項3に記載の掘削穴への浄化用パイプの埋設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005206211A JP2007023577A (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005206211A JP2007023577A (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007023577A true JP2007023577A (ja) | 2007-02-01 |
Family
ID=37784711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005206211A Pending JP2007023577A (ja) | 2005-07-14 | 2005-07-14 | 土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007023577A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012172937A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Chiyoda Kako Kensetsu Kk | 採熱管施工方法 |
JP6031705B2 (ja) * | 2011-05-16 | 2016-11-30 | 学校法人福岡大学 | 環境修復装置及び環境修復方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08426U (ja) * | 1992-12-08 | 1996-02-27 | 株式会社扶桑技術研究所 | 地中埋設物の探査装置 |
JP2003082970A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Teruo Yahiro | 浅層地熱エネルギー回収用熱交換器の地中への設置工法及びその穿孔装置 |
JP2004243229A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Raito Kogyo Co Ltd | 汚染物質の除去方法 |
JP2005144345A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Minami:Kk | 汚染土壌の浄化方法 |
JP2005169279A (ja) * | 2003-12-11 | 2005-06-30 | Karuto Kk | 地中浄化装置及びその浄化方法 |
-
2005
- 2005-07-14 JP JP2005206211A patent/JP2007023577A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08426U (ja) * | 1992-12-08 | 1996-02-27 | 株式会社扶桑技術研究所 | 地中埋設物の探査装置 |
JP2003082970A (ja) * | 2001-09-14 | 2003-03-19 | Teruo Yahiro | 浅層地熱エネルギー回収用熱交換器の地中への設置工法及びその穿孔装置 |
JP2004243229A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Raito Kogyo Co Ltd | 汚染物質の除去方法 |
JP2005144345A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Minami:Kk | 汚染土壌の浄化方法 |
JP2005169279A (ja) * | 2003-12-11 | 2005-06-30 | Karuto Kk | 地中浄化装置及びその浄化方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012172937A (ja) * | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Chiyoda Kako Kensetsu Kk | 採熱管施工方法 |
JP6031705B2 (ja) * | 2011-05-16 | 2016-11-30 | 学校法人福岡大学 | 環境修復装置及び環境修復方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6733207B2 (en) | Environmental remediation system and method | |
JP5184225B2 (ja) | 汚染物質の除去方法 | |
JP3786987B2 (ja) | 汚染物質除去方法及び装置 | |
JP2010063978A (ja) | 注入外管及び土壌・地下水の浄化方法 | |
JP4846249B2 (ja) | 横井戸形成方法及び短井戸管並びに横井戸による地下水循環型汚染土壌浄化方法及び装置 | |
JP2015057267A (ja) | 汚染地盤の浄化方法 | |
JP2007023577A (ja) | 土壌の掘削方法及び掘削穴への浄化用パイプの埋設方法 | |
JP4573286B2 (ja) | 土壌浄化方法 | |
KR102352211B1 (ko) | 오염된 심도에 선택적으로 설치되어 정화제 분사가 가능한 토양정화용 듀얼 팩커장치 | |
JP2007061663A (ja) | 浄化用パイプの移動体ユニット及びこれを用いた土壌の浄化方法 | |
JP5250730B2 (ja) | 地中固結体造成工法およびその工法を用いて固結体を造成する地中固結体造成装置 | |
JP2006233585A (ja) | 管内土砂掘削・排出装置及び管内土砂掘削・排出工法 | |
JP3452916B1 (ja) | 汚染土壌改良方法 | |
JP2009183854A (ja) | 汚染土壌の洗浄方法 | |
JP4732287B2 (ja) | 井戸掘削装置 | |
JP2019000767A (ja) | 浄化用井戸及び土壌浄化方法 | |
JP5341406B2 (ja) | 浄化井戸及び汚染土壌の浄化方法。 | |
JP2005081216A (ja) | 汚染土壌改良方法 | |
JP4919998B2 (ja) | 油汚染部の浄化方法 | |
JP2009220090A (ja) | 地中油汚染土壌の浄化方法 | |
JP2000135483A (ja) | 汚染土壌浄化方法 | |
JP4193988B2 (ja) | 汚染土壌の浄化工法およびその装置 | |
JP2004016865A (ja) | 汚染地下水の原位置浄化工法 | |
JP4481049B2 (ja) | 水平井戸による地下水循環型汚染土壌浄化方法及び装置 | |
JP4091872B2 (ja) | 地中埋設物探査方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425 Effective date: 20070619 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080324 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100323 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100727 |