JP2007023032A - 両親媒性脂質相を有する化粧料組成物 - Google Patents

両親媒性脂質相を有する化粧料組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】ラメラ又はキュービック液晶相として組織化された少なくとも1の両親媒性脂質相を含む、特にケラチン物質のための化粧的メイクアップ及び/又はケア組成物を提供する。
【解決手段】式(I)のウレアに基づく少なくとも1の化合物、
Figure 2007023032

ここで、R,R,R及びRは水素原子、C〜Cアルキル基、又は1〜5のヒドロキシル基を含み得るC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、ここで、基R〜Rの少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す、又はそれらの塩、溶媒化物、又は異性体、ここで該1のウレアに基づく化合物は、両親媒性脂質相中に存在する、をもまた含むことを特徴とする組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ラメラ液晶相又はキュービック液晶相(cubic liquid crystal)として組織された、少なくとも1の両親媒性脂質相を含み、少なくとも1のウレア誘導体をもまた含む組成物に関する。
ある種の両親媒性脂質が中間形態相(mesomorphous phase)を形成する性質を有することは公知であり、その組織化された状態は、ラメラ相、キュービック相、又は六方晶相 (lamellar, cibic, or hexagonal phases)における、結晶状態と液体状態の中間である。
ラメラ相に関しては、ラメラ相は、二分子相のようなスタッキングタイプの構造を有する、ラメラ相が過剰の水に分散されたとき、このラメラ相は、ベシクルを形成し得る。このようにして得られたベシクルは、その外側の膜が、水相の層により互いに隔てられた1以上の脂質層からなるラメラ構造を有する小球体の形態である。これらの小球体を製造するために使用され得る脂質組成物は、イオン性、この場合リポソームが得られる、又は非イオン性、その場合はニオソームが得られる、であり得る。
油性の小球が、ラメラの液晶相で組織された両親媒性脂質で被覆されており、オイル/水性相の境界に位置しているところの水中油型エマルジョンは、公知である。
その一部として、キュービック液晶相は、3次元ネットワークにおける緊密かつ組織化された接触において、独立した親水性及び親油性領域として二極の態様で組織化されている。このキュービック液晶相は、分散されて粒子をもまた形成し得るゲルの形態を一般的に取る。キュービック液晶相の分散された粒子は、ラメラ状の外側構造及び二連続の(bi-continuous)キュービックな内部構造を有する。この内部構造は、独立した親水性及び親油性領域を有する。これらの粒子分散物は、油中水系における油相を安定化させるために特に有利である。
一般的に、ラメラ状の液晶相に基づく基体(support)、例えばリポソーム、ニオソーム、又はオレオソーム、又はキュービックゲルに基づく基体は、その湿潤化させる性質、及びそのケラチン物質、特に皮膚のバリヤー機能の強化のために、特に評価されている。さらに、液晶相は、親水性及び疎水性領域を有するので、それらは広い範囲の親水性、親油性、及び両親媒性化合物を溶解させる、又は分散させるために特に有利である。
すべての場合において、液晶相を構成する両親媒性脂質は、それらがラメラ又はキュービック液晶相を形成するために膨潤(又は水和)されなければならない。通常、これらは水又はグリコール(グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等)で行われる。しかし、水で水和されたラメラ相の湿潤化能力は不十分である。水性の水和相への水の添加、又は純粋なグリコール相による脂質の水和でさえ、はこれらの湿潤化特性をかなり改善する。しかし、これは当業者が最小化させようとしているところの、否定できないべたつき効果を伴う。
すなわち、ラメラ又はキュービック液晶相のような構造の湿潤化特性を利用するために、グリコールと少なくとも同じぐらい効果的であり、ずっとべたつかない誘導体で、ラメラ又はキュービック液晶相を形成することができる両親媒性脂質を水和させる必要がまだある。
今、特定のウレア誘導体の添加が、グリコール、例えばグリセロールの存在と関連するべたつき効果の点において特に前述された欠点を克服することによりラメラ又はキュービック液晶相として組織化された両親媒性脂質の適切な水和化を可能にすることが見出された。
即ち、本発明の第一の課題は、ラメラ又はキュービック液晶相として組織化された少なくとも1の両親媒性脂質相を含む、特にケラチン物質のための化粧的メイクアップ及び/又はケア組成物において、該組成物が式(I)のウレアに基づく少なくとも1の化合物、
Figure 2007023032
ここで、R,R,R及びRはそれぞれ独立して水素原子、C〜Cアルキル基、又は1〜5のヒドロキシル基を含み得るC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、ここで、R〜Rの基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す、
又はそれらの塩、溶媒化物、又は異性体をもまた含み、上記ウレアに基づく1つの化合物は、両親媒性脂質相中に存在することを特徴とする組成物である。
第一の変形において、本発明に従う組成物は、前に定義された式(I)の少なくとも1のウレア誘導体で膨潤された「相A」と呼ばれるラメラ状の液晶相として組織された両親媒性脂質相を含む。
この変形の第一の実施態様に従うと、該組成物は、該相A、及び特にリポソーム又はニオソームの水性分散物を含む脂質ベシクルの水性分散物を含む。
第二実施態様に従うと、該組成物は、該相Aからなるコーティングを有する油性核を有するベシクルを含む水中油型エマルジョンの形態である。
第三の実施態様に従うと、組成物は基本的に無水であり、特に液状であり、該相Aが分散されているところのラメラ状の液晶相から分離している少なくとも1の脂肪相を含む。
本発明の目的のために、「基本的に無水」の組成物とは、7重量%未満の水、特に5重量%未満、より特に1重量%未満、又はさらに0.5重量%未満の水を含む、本発明に従う組成物を意味する。
第二の変形において、組成物は、前に定義された式(I)の少なくとも1のウレア誘導体を含むキュービックゲルの粒子の水性分散物を含む。
この変形の1の特定の実施態様に従うと、この組成物は、該粒子分散物により安定化された水中油形分散物の形態である。
別の側面に従うと、本発明の課題は、ケラチン物質、特に皮膚を処理する化粧方法、特に非治療用メイクアップ及び/又はケア方法であって、前に定義された化粧料組成物のケラチン物質への施与を含む方法でもある。
ウレア誘導体
本発明に従う組成物中に存在するウレア化合物は下の式(I)の化合物、及びそれらの塩、溶媒化物、及び異性体である。
Figure 2007023032
ここで、R,R,R及びRは互いに独立して水素原子、C〜Cアルキル基又は1〜5のヒドロキシル基を含むC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、ここで、R〜Rの基の少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す。
式(I)の化合物の場合、
好ましくは、RはC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R,R及びRは互いに独立して水素原子、又はC〜Cアルキル基を表す;
好ましくは、Rは1〜5のヒドロキシル基、特に1のヒドロキシル基を含むC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R,R及びRは水素原子を表す;
より好ましくは、Rは、1のヒドロキシル基を含むC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、R,R及びRは水素原子を表す。
特に挙げられ得るアルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、及びtertブチル基を含む。
好ましいヒドロキシアルキル基の中には、1のヒドロキシル基のみを含むもの、特にヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキシブチル、ヒドロキシペンチル、及びヒドロキシヘキシル基がある。
挙げられ得るそのような化合物の塩は、鉱酸、例えば硫酸、塩化水素酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、及びホウ酸の塩を含む。1以上のカルボン酸、スルホン酸又はホスホン酸基を含み得る有機酸の塩もまた挙げられ得る。それらは、直鎖、分岐、又は環状の脂肪酸、又は芳香族酸であり得る。これらの酸は、O及び、Nから選択された1以上のヘテロ原子を、例えばヒドロキシル基の形で含み得る。特に、プロピオン酸、酢酸、テレフタル酸、クエン酸、及び酒石酸が挙げられ得る。
用語「溶媒和」は、1以上の水分子又は有機溶媒分子を有する式(I)の該化合物の化学量論的混合物を意味し、そのような混合物は、例えば式(I)の化合物の合成から誘導される。
挙げられ得る式(I)の好ましい化合物は、N−(2−ヒドロキシエチル)−ウレア;N−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;N−(3−ヒドロキシプロピル)ウレア;N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)ウレア;N−(2,3,4,5,6−ペンタヒドロキシヘキシル)ウレア;N−メチル−N−(1,3,4,5,6−ペンタヒドロキシ−2−ヘキシル)−ウレア;N−メチル−N’−(1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル)−ウレア;N−(1−ヒドロキシ−2−メチル−2−プロピル)ウレア;N−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)ウレア;N−[トリス(ヒドロキシメチル)メチル]ウレア;N−エチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)ウレア;N,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)ウレア;N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;N,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−ウレア;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N’−プロピルウレア;N,N−ビス(2−ヒドロキシプロピル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;N−tert−ブチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−N’−(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;N−(1,3−ジヒドロキシ−2−プロピル)−N’−(2−ヒドロキシエチル)ウレア;N,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ジメチルウレア;N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロキシエチル)ウレア;N’,N’−ビス(2−ヒドロキシエチル)−N’,N’−ビス(2−ヒドロキシプロピル)ウレア;及びそれらの混合物を含む。
好ましくは、式(I)の化合物はN−(2−ヒドロキシエチル)ウレアである。
式(I)の化合物は公知化合物であり、特にドイツ特許出願公開第2703185号に記載されている。これらの中で、N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアは、Hydrovance(商標)の商品名でナショナルスターチ社から50重量%の水中における混合物の形で市販入手可能でもある。
式(I)の化合物は、有効量、即ち、それが取り込まれた組成物に、所望される湿潤化効果を与えるのに十分な量で存在する。
より特に、式(I)の化合物は、組成物の合計重量に対して1〜50重量%、好ましくは2〜25重量%、優先的には2〜20重量%の範囲で本発明に従う組成物中に存在し得る。
有利には、式(I)の化合物は、両親媒性脂質相と混合される前に水相に入れられる。
両親媒性脂質相
本発明の目的のために、用語「両親媒性脂質相」は、両親媒性脂質又は両親媒性脂質の混合物からなる相を意味する。
用語「両親媒性脂質」は、本明細において、二極構造を有する、即ち少なくとも1の疎水性部分及び少なくとも1の親水性部分を含み、水及び油性相の間の界面の張力を下げる性質を有する任意の分子を意味する。両親媒性脂質の同義語は、例えばサーファクタント、界面活性剤、乳化剤である。
ラメラ、又はキュービック液晶相に組織化された脂質相を形成するために使用され得る両親媒性脂質として、それらは水の存在下、ラメラ相を形成する能力で知られる任意の両親媒性脂質であり得る。これらの脂質は、直鎖又は分岐状の、飽和又は不飽和の長鎖の炭化水素をベースとする、好ましくは8〜30の炭素原子を含む鎖(これらの鎖は、例えばオレイン、ラノリン、テトラデシル、ヘキサデシル、イソステアリル、ラウリル、又はアルキルフェニル鎖である)を1分子当たり1以上、及びヒドロキシル、オキシドエーテル、カルボキシル、ホスフェート、及びアミン基の中からとられた1以上の親水性基を含む、天然又は合成起源のイオン性又は非イオン性の公知の態様における両親媒性脂質である。
両親媒性脂質相は、一般的に少なくとも1の非イオン性両親媒性脂質、及び、適切である場合にはアニオン性両親媒性脂質を含む。
最も特に適する本発明の非イオン性両親媒性脂質は、
1) シリコーン界面活性剤
2) 45℃以下の温度において液状である両親媒性脂質であって、少なくとも1の飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐状の、特に不飽和又は分岐状のC〜C22のアルキル鎖を含む少なくとも1の脂肪酸の少なくとも1のポリオールのエステルから選択される両親媒性脂質、ここでポリオールは、1〜60のエチレンオキシド単位を含むポリエチレングリコール、ソルビタン、2〜30のエチレンオキシド単位を含んでいてもよいグリセロール、及び2〜15のグリセロール単位を含むポリグリセロールにより構成される群から選択される、
3) 糖の脂肪酸エステル及び糖の脂肪族アルキルエーテル
4) 45℃に等しい温度において固体である界面活性剤であって、グリセロールの脂肪族エステル、ソルビタンの脂肪族エステル、及びソルビタンのオキシエチレン化された脂肪族エステル、エトキシル化された脂肪族エーテル、及びエトキシル化された脂肪族エステルから選択された界面活性剤、
5) エチレンオキシド(A)及びプロピレンオキシド(B)のブロックコポリマー、及びそれらの混合物、
6) リン脂質(天然又は合成)、例えばホスファチジルコリン
から選択される。
1)本発明に従って使用され得るシリコーン界面活性剤の例として、少なくとも1のオキシエチレン−OCHCH−及び/又はオキシプロピレン−OCHCHCH−鎖を含むシリコーン化合物が特に挙げられ得る。本発明に従って使用され得るシリコーン界面活性剤として公報米国特許出願公開第5,364,633号及び米国特許出願公開第5,411,744号に記載されたものが挙げられ得る。
特に、本発明に従って使用されるシリコーン界面活性剤は、式(II)の化合物であり得る:
Figure 2007023032
ここで、
,R及びRは互いに独立してC〜Cのアルキル基、又は基−(CH−(OCHCH−(OCHCHCH−ORを表し、少なくとも1の基R,R又はRは、アルキル基ではない;Rは水素、アルキル基又はアシル基である:
Aは0〜200の範囲の整数である;
Bは0〜50の範囲の整数である;但しA及びBは同時に零に等しくはない;
xは1〜6の範囲の整数である;
yは1〜30の範囲の整数である;
zは0〜5の範囲の整数である。
本発明の一つの好ましい実施態様に従うと、式(X)の化合物において、アルキル基はメチル基であり、Xは2〜6の範囲の整数であり、yは4〜30の範囲の整数である。
挙げられ得る式(II)のシリコーン界面活性剤の例は、式(III)の化合物を含む:
Figure 2007023032
ここでAは20〜105の範囲の整数であり,Bは2〜10の範囲の整数であり、yは10〜20の範囲の整数である。
挙げられ得る式(II)のシリコーン界面活性剤の例は、式(IV)の化合物を含む:
H-(OCH2CH2)y-(CH2)3-[(CH3)2SiO]A’-(CH2)3-(OCH2CH2)y-OH (IV)
ここでA’及びyは10〜20の範囲の整数である。
DC 5329,DC 7439-146,DC 2-5695及びQ4-3667の名前でダウコーニング社により販売されているシリコーン界面活性剤が特に使用され得る。化合物DC 5329,DC 7439-146及びDC 2-5695は、それぞれAが22であり,Bが2であり、yが12である;Aが103であり,Bが10であり、yが12である;Aが27であり,Bが3でありyが12であるところの式(III)の化合物である。
2)45℃以下の温度において液状である両親媒性脂質は、特に
Uniqema社によりPrisorine 3644の名前で販売されている分子量400のポリエチレングリコールイソステアレート(CTFA名:PEG-8イソステアレート)、
ジグリセリルイソステアレート、特にSolvay社により販売されている製品;
2つのグリセロール単位を含むポリグリセリルラウレート(ポリグリセリルー2−ラウレート)、特にSolvay社によりジグリセリンモノラウレートの名前で販売されている製品;
ソルビタンオレエート、特にICI社によりSPAN80の名前で販売されている製品;
ソルビタンイソステアレート;特にNikkol社によりNikkol SI 10Rの名前で販売されている製品、
特にUlice社により販売されているα−ブチルグルコシドココエート又はα−ブチルグルコシドカプレート、
から選択される。
3)本発明に従って、非イオン性両親媒性脂質として使用され得る糖の脂肪酸エステルは、45℃以下の温度において好ましくは固体であり、C〜C22の脂肪酸及びスクロース、マルトース、グルコース又はフルクトースのエステル又はエステルの混合物、及びC14〜C22の脂肪酸及びメチルグルコースのエステル又はエステルの混合物を含む群から特に選択され得る。使用され得るエステルの脂肪単位を構成するC〜C22又はC14〜C22の脂肪酸は、8〜22又は14〜22の炭素原子の飽和又は不飽和の、直鎖アルキル鎖をそれぞれ含む。エステルの脂肪単位は、特にステアレート、ベヘネート、アラキドネート、パルミテート、ミリステート、ラウレート、及びカプレート及びそれらの混合物から選択され得る。ステアレートが特に使用される。
脂肪酸及びスクロース、マルトース、グルコース又はフルクトースのエステル又はエステルの混合物の挙げられ得る例は、スクロースモノステアレート、スクロースジステアレート、及びスクローストリステアレート、及びそれらの混合物、例えばCroda社によりCrodesta F50,F70,F110及びF160の名前で販売されている製品,を含み、それぞれ5,7,11及び16のHLB(親水性−親油性バランス(Hydrophilic-Lipophilic Balance))を有する。脂肪酸及びメチルグルコースのエステル又はエステル混合物の挙げられ得る例は、メチルグルコースポリグリセリル−3ジステアレートであり、Goldschmidt社によりTegocare 450の名前で販売されている。グルコース又はマルトースのモノエステル、例えばO−ヘキサデカノイルー6−グルコシド及びO−ヘキサデカノイルー6−D−マルトシドもまた挙げられ得る。
非イオン性両親媒性脂質として使用され得る糖脂肪族アルコールエーテルは、45℃以下の温度において固体であり、C〜C22の脂肪族アルコール及びグルコース、マルトース、スクロース、又はフルクトースのエーテル又はエーテルの混合物、及びC14〜C22の脂肪族アルコール及びメチルグルコースのエーテル及びエーテル混合物を含む群から特に選択され得る。それらは特にアルキルポリグルコシドである。
本発明に従って使用され得るエーテルの脂肪単位を構成するC〜C22又はC14〜C22の脂肪族アルコールは、8〜22、又は14〜22の炭素原子をそれぞれ含む飽和又は不飽和の、直鎖のアルキル鎖を含む。エーテルの脂肪単位は、デシル、セチル、ベヘニル、アラキジル、ステアリル、パルミチル、ミリスチル、ラウリル、カプリル、及びヘキサデカノイル単位及びそれらの混合物例えばセトアリルから特に選択され得る。
挙げられ得る糖の脂肪族アルコールエーテルの例は、アルキルポリグルコシド、例えばデシルグルコシド、及びラウリルグルコシド、例えばHenkel社によりそれぞれPlantaren 2000及びPlantaren 1200の名前で販売されているもの、セトステアリルグルコシド、場合によってセトステアリルアルコールとの混合物であってもよい、例えばSEPPIC社によりMontanov 68の名前で、Goldschmidt社によりTegocare CG90の名前で、及びHenkel社によりEmulgade KE3302の名前で販売されているもの、及びまた、例えばSEPPIC社によりMontanov202の名前で販売されているアラキジル及びベヘニルアルコール及びアラキジルグルコシドの混合物の形におけるアラキジルグルコシドを含む。
スクロースモノステアレート、スクロースジステアレート、スクローストリステアレート、及びそれらの混合物、メチルグリコースポリグリセリル−3ジステアレート及びアルキルポリグルコシドは、このタイプの非イオン性両親媒性脂質としてより特に使用される。
4)本発明に従う非イオン性両親媒性脂質として使用され得る、45℃に等しい温度において固体であるグリセロールの脂肪族エステルは、16〜22の炭素原子を含む飽和直鎖のアルキル鎖を含む少なくとも1の酸及び1〜10のグリセロール単位から形成されたエステルを含む群から特に選択され得る。
これらのエステルは、ステアレート、ベヘネート、アラキデート、及びパルミテート、及びそれらの混合物から特に選択され得る。ステアレート及びパルミテートが好ましく使用される。
挙げられ得るこのタイプの界面活性剤の例は、デカグリセリルモノステアレート、ジステアレート、トリステアレート、及びペンタステアレート(10グリセロール単位)(CTFA名:ポリグリセリル−10ステアレート,ポリグリセリル−10ジステアレート,ポリグリセリル−10トリステアレート及びポリグリセリル−10ペンタステアレート),例えばNikkolデカグリセリン1−S,2−S,3−S及び5−Sの代表的な名前でNikko社により販売されている製品、及びジグリセリルモノステアレート(CTFA名:ポリグリセリル−2ステアレート),例えばNikkol DGMSの名前でNikko社により販売されている製品を含む。
45℃に等しい温度において固体である、本発明に従う非イオン性両親媒性脂質として使用され得るソルビタンの脂肪族エステルは、C16〜C22脂肪酸及びソルビタンのエステル、及びC16〜C22脂肪酸及びソルビタンのオキシエチレン化されたエステルを含む群から特に選択される。それらは、それぞれ16〜22の炭素原子を含む、少なくとも1の飽和直鎖のアルキル鎖を含む少なくとも1の脂肪酸及びソルビトール又はエトキシル化されたソルビトールから形成される。オキシエチレン化されたエステルは、1〜100のエチレンオキシド単位、好ましくは2〜40のエチレンオキシド(EO)単位を一般的に含む。
これらのエステルは、ステアレート,ベヘネート、アラキデート、及びパルミテート、及びそれらの混合物から特に選択され得る。ステアレート及びパルミテートが好ましく使用される。
本発明に従って使用され得るソルビタンの脂肪エステル、及びソルビタンのオキシエチレン化された脂肪エステルの例として、ICI社によりSpan 60の名前で販売されているソルビタンモノステアレート(CTFA名:ソルビタンステアレート)、ICI社によりSpan 40の名前で販売されているソルビタンモノパルミテート(CTFA名:ソルビタンパルミテート)、及びTween 65の名前でICI社により販売されているソルビタン20EOトリステアレート(CTFA名:ポリソルベート65)が挙げられ得る。
本発明に従う非イオン性両親媒性脂質として使用され得る、45℃に等しい温度において固体であるエトキシル化された脂肪エーテルは、好ましくは1〜100のエチレンオキシド単位及び、16〜22の炭素原子を含む少なくとも1の脂肪族アルコール鎖から形成されたエーテルである。エーテルの脂肪鎖は、特にベヘニル、アラキジル、ステアリル、及びセチル単位、及びそれらの混合物、例えばセタリールから特に選択され得る。挙げられ得るエトキシル化された脂肪エーテルの例は、5,10,20,30のエチレンオキシド単位を含むベヘニルアルコールエーテル(CTFA名:ベヘネス−5,ベヘネス−10,ベヘネス−20,ベヘネス−30),例えばNikkol BB5,BB10,BB20及びBB30の名前でNikko社により販売されている製品,及び2エチレンオキシド単位を含むステアリルアルコールエーテル(CTFA名:ステアレス−2),例えばICI社によりBrij 72の名前で販売されているものを含む。
本発明に従う非イオン性両親媒性脂質として使用され得る、45℃に等しい温度において固体であるエトキシル化された脂肪エステルは、1〜100のエチレンオキシド単位及び16〜22の炭素原子を含む少なくとも1の脂肪酸鎖から形成されたエステルである。エステルの脂肪鎖は、ステアレート,ベヘネート,アラキデート、及びパルミテート単位,及びそれらの混合物から特に選択される。挙げられ得るエトキシル化された脂肪エステルの例は、40のエチレンオキシド単位を含むステアリン酸エステル、例えばICI社によりMyrj 52の名前で販売されている製品(CTFA名:PEG-40 ステアレート)、8エチレンオキシド単位を含むベヘン酸エステル(CTFA名:PEG-8ベヘネート),例えばGattefosse社によりCompritol HD5 ATOの名前で販売されている製品を含む。
5)本発明に従う非イオン性両親媒性脂質として使用され得るエチレンオキシド、及びプロピレンオキシドのブロックコポリマーは、式(V)のブロックコポリマー、
HO(C2H4O)x(C4H6O)y(C2H4O)zH (V)
ここでx,y及びzは、x+zが2〜100の範囲であり、yは14〜60の範囲であるような整数である,及びそれらの混合物,より特に2〜16の範囲のHLB値を有する式(V)のブロックコポリマーから特に選択され得る。
これらのブロックコポリマーは、ポロキサマー、特にポロキサマー231、例えばx=z=6,y=39を有する式(V)のPluronic L81の名前でICI社により販売されている製品(HLB 2);ポロキサマー282、例えばx=z=10,y=47を有する式(V)のPluronic L92の名前でICI社により販売されている製品(HLB 6)、及びポロキサマー124、例えばx=z=11,y=21を有する式(V)のPluronicL44の名前でICI社により販売されている製品(HLB16)から選択され得る。
挙げられ得る非イオン性両親媒性脂質は、公報欧州特許出願公開第705593号に記載されている非イオン性界面活性剤の混合物を含み、該公報は、参照のために本明細書に取り込まれる。
使用され得る非イオン性両親媒性脂質の中には、特に
PEG-8イソステアレート(8モルのエチレンオキシドを含む),
トリグリセリルヘキサデシルエーテル,
スクロースジステアレート,
液状ジグリセリルイソステアレート,
2グリセロール単位を含むポリグリセリルモノラウレート,及び2〜10のグリセロール単位を含む及びポリグリセリルステアレート、及び特に3グリセロール単位を含むもの
液状ソルビタンオレエート,
ソルビタンパルミテート,
4モルのエチレンオキシドを含むソルビタンステアレート、
及びそれらの混合物.
がある。
非イオン性両親媒性脂質は、本発明に従う組成物中に組成物の合計重量に対して0.2〜15重量%、好ましくは0.2〜10重量%の範囲、優先的には0.2〜8重量%の範囲で存在し得る。
45℃以下の温度において固体である界面活性剤は、グリセロールの脂肪エステル、ソルビタンの脂肪エステル、及びソルビタンのオキシエチレン化された脂肪エステル、エトキシル化された脂肪エーテルから選択され、エトキシル化された脂肪エステルが最も特に、非イオン性両親媒性脂質として適切である。
本発明の1の特定の実施態様に従うと、本発明の組成物は、1以上のイオン性両親媒性脂質、前に記載された非イオン性両親媒性脂質以外の1以上のアニオン性又はカチオン性脂質をもまた特に含み得る。
即ち、本発明において使用され得るアニオン性両親媒性脂質は、好ましくは、
ジセチル及びジミリスチルホスフェートのアルカリ金属塩、
コレステリルサルフェートのアルカリ金属塩、
コレステリルホスフェートのアルカリ金属塩、
リポアミノ酸及びそれらの塩、例えばアシルグルタメート1ナトリウム、及び2ナトリウム塩、例えば味の素社によりアシルグルタメートHS21の名前で販売されているN−ステアロイル−L−グルタミン酸の2ナトリウム塩、
ホスファチジン酸のナトリウム塩、
リン脂質、
特に下式のアルキルスルホン酸誘導体、
Figure 2007023032
ここでRはC16〜C22アルキル基,特に混合物として又は単独で使用されるC1633及びC1837基を表し、及びMは、アルカリ金属又はアルカリ土類金属、例えばナトリウムである、
及びそれらの混合物、
から選択される。
リポアミノ酸及びその塩、特に前述されたものは、本発明の文脈において特に有利であることが見出される。
本発明に従って使用され得るカチオン性両親媒性脂質は、4級アンモニウム塩及び脂肪アミン、及びそれらの塩により構成される群から好ましくは選択され得る。
4級アンモニウム塩として、以下の一般式を有する塩が特に挙げられ得る。
Figure 2007023032
ここで、基R〜Rは、同じであるか又は異なっていてもよく、1〜30の炭素原子を含む直鎖又は分岐状の脂肪族基又は芳香族基、例えばアリール又はアルキルアリールを表す。脂肪族基は、ヘテロ原子、特に例えば酸素、窒素、硫黄、及びハロゲンを含み得る。脂肪族基は、例えばアルキル、アルコキシ、ポリオキシ(C〜C)アルキレン,アルキルアミド,(C12〜C22)アルキルアミド(C〜C)アルキル,(C12〜C22)アルキルアセテート及び1〜30の炭素原子を含むヒドロキシアルキル;Xはハライド、ホスフェート,アセテート,ラクテート,(C〜C)アルキルサルフェート,及びアルキル−又はアルキルアリールスルホネートの群から選択されたアニオンである。
塩化ベヘニルトリメチルアンモニウムが4級アンモニウム塩として本発明において最も特に適する。
本発明に従う組成物は、組成物の合計重量に対して、0.01〜6重量%、好ましくは0.2〜4重量%のイオン性両親媒性脂質を含み得る。
より一般的には、非イオン性及びイオン性両親媒性脂質は、組成物の合計重量に対して0.25〜18重量%、より特に1〜10重量%の範囲であり得る。
ラメラ液晶相
前述されたように、第一の変形に従うと、本発明に従う組成物は、ラメラ液晶相として組織された脂質相を含む。
本発明の文脈において、用語「ラメラ液晶相」は、膨潤された脂質バイレイヤー(bilayer)の積み重ねを意味する。
参考記載は、Wiley-VCHにより出版された、D. Fennell Evans及びH. Wennerstrom著、「コロイドの領域(The Colloidal Domain)」第二版、295〜296ページ及び306〜307ページに与えられる。
a)第一の変形に従うと、このタイプの組成物はラメラ液晶相を含む脂質ベシクルの水性分散物である。
用語「ラメラ脂質相を含む脂質ベシクル(又は小球体)」は、1以上の同心の葉状部(leaflet)からなる膜から形成された粒子を意味し、これらの葉状部は、水性相を被包化するラメラ液晶相を形成する両親媒性脂質の1以上の二分子層を含む。水性相は水溶性の活性物質を含み得、両親媒性脂質の二分子相は親油性の活性物質を含み得る。
これらのベシクルは、10〜5000ナノメートルの平均直径を一般的に有する。脂質ベシクルのそのような水性分散物は、リポソーム又はニオソームとしてもまた公知であり、フランス特許出願公開第2532191号,フランス特許出願公開第2694893号,フランス特許出願公開第2714596号、及びフランス特許出願公開第2730931号に特に記載されており、これらの内容は参照することにより取り込まれる。
本発明に従う水性核を有するベシクルは、少なくとも1の非イオン性両親媒性脂質、及び前述された式(I)のウレア誘導体で膨潤された、少なくとも1のイオン性両親媒性脂質から形成された脂質膜を好ましくは含む。
水性核を有するベシクル分散物は、両親媒性脂質ベシクルを製造するための任意の公知の方法により製造され得、より特に、ベシクル分散物が商業スケールで簡単に製造されることを可能にする「脂質共融合(lipid cofusion)」として公知である方法により製造され得る。
b)この変形の第二の実施態様に従うと、本発明に従う組成物は、ラメラ液晶相コーティングを有するベシクルから形成された、即ち油性相を被包化する脂質膜を含むベシクルを含む水中油型エマルジョンを含む。
油性核を有するベシクルは、2〜5のHLB値を有する少なくとも1の非イオン性両親媒性脂質から、及び8〜12のHLB値を有する少なくとも1の非イオン性両親媒性脂質から得られたモノラメラ又はオリゴラメラ層(2〜10の脂質葉状部)で個別に被覆された分散物中の油性の小球体の形態を好ましくはとる。
2〜5の範囲のHLB値を有する界面活性剤の例は、スクロースジステアレート,ジグリセリルジステアレート,テトラグリセリルトリステアレート,デカグリセリルデカステアレート,ジグリセリルモノステアレート,ヘキサグリセリルトリステアレート,デカグリセリルペンタステアレート,ソルビタンモノステアレート,ソルビタントリステアレート,ジエチレングリコールモノステアレート,パルミチン酸又はステアリン酸のグリセリルエステル,ポリオキシエチレン2EOモノステアレート(2オキシエチレン単位を含む)、グリセリルモノベヘネート及びジベヘネート,及びペンタエリスリチルテトラステアレートである。
挙げられ得る、8〜12の範囲のHLB値を有する界面活性剤の例は、以下の化合物を含む:ポリオキシエチレン化されたソルビタンモノステアレート4EO,ポリオキシエチレン化されたソルビタントリステアレート20EO,ポリオキシエチレン化されたモノステアレート8EO,ヘキサグリセリルモノステアレート,ポリオキシエチレン化されたモノステアレート10EO,ポリオキシエチレン化されたジステアレート12EO及びポリオキシエチレン化されたメチルグルコースジステアレート20EOを含む。
本発明に従う油性核を有する脂質ベシクルは、フランス特許出願公開第2709666号及びフランス特許出願公開第2725369号に記載された製造方法に従って製造され得る。この方法は、第一のステップにおける、2〜5のHLB値を有する非イオン性両親媒性脂質を含む脂肪相、及び8〜12のHLB値を有する両親媒性脂質を攪拌しながら混合すること、及び第二のステップにおける、得られた混合物を空洞化原理に基づく均一化に付することからなる。この均一化は200〜1500バールの高圧を使用して、又は超音波を使用して、又はローターステーターヘッドを備えられたホモジェナイザーを使用して得られる。
被覆された油性小球体の平均サイズは、1000ナノメートル未満、好ましくは800ナノメートル以下である。
そのようなエマルジョンは、フランス特許出願公開第2709666,号、フランス特許出願公開第2725369号及びフランス特許出願公開第2767691号に特に記載されており、それらの内容は参照することにより取り込まれる。
c)第三の実施態様に従うと、本発明に従う組成物は、基本的に無水であり、少なくとも1の脂肪相、及び前述された式(I)の少なくとも1のウレア誘導体で膨潤された少なくとも1のラメラ液晶相を含む。
即ち、水性との接触により、水性相を被包化するベシクルの脂質相の多かれ少なかれ球状の葉状部からなるベシクルを形成することが知られている両親媒性脂質のある種の混合物は、ベシクルがラメラ相の形態をとっており、かつ脂肪相と混合されて、基本的に無水の化粧料組成物(有機及び/又は鉱物油、脂肪物質、一般的にはワックス、及び界面活性剤を含む)の製造に一般的に使用されるとき、ベシクルを形成するこの性質を保持することが知られている。
そのような組成物は、欧州特許出願公開第534823号に特に記載されており、その内容は参照することにより取り込まれる。
前に議論されたベシクルは、ビークルとしてさらに特に有利である。
即ち、本発明に従う組成物のベシクルは、公知の態様において、溶解性の特質に依存して、種々の局在性を有し得る化粧料的な、及び/又は皮膚科学的な活性を有する1以上の活性化合物を含み得る。もし活性剤が水溶性であるならば、それらはこの水性核を有するベシクルの被包された水性相に好ましくは導入される。もし活性剤が脂溶性であるならば、それらは、膜を構成する脂質相、又は油性核を有するベシクルの被包化された油性相に、又はその他、基本的に無水である組成物中に存在するラメラ液晶相に好ましくは導入される。
もし活性剤が両親媒性であるならば、活性物質は、両親媒性活性剤の性質及び活性剤と接触している種々の相のそれぞれの組成物に依存して変化する分配係数で、脂質相及び水性核を有するベシクルの被包化された水性相の間で、又は脂質相及び油性核を有するベシクルの分散物の水性相の間で分配される。
水溶性活性剤は、例えばグリセロール、ソルビトール、エリスロース、及び抗生物質である。脂溶性又は部分的に脂溶性(両親媒性)である活性剤は、ベシクルの透過性を著しくは増加させず、活性剤に凝集させず、溶融させず、そしてそれらの被包化の程度を下げないものから選択される。添加剤をもまた構成する脂溶性の活性剤が有利に使用される。
本発明に従って好まれる脂溶性活性剤は、
スフィンゴミエリン
グリコセラミド、特に小麦胚芽から誘導されたもの、及び
天然又は合成のセラミド、好ましくはフランス特許出願公開第2673179号に記載されているもの、
により形成された群から選択される。
さらに、公知の態様において、それらが凝集すること、溶融することを阻止し、被包化の程度を上げるために、ベシクルの透過性を減少させることがその主な機能であるところの少なくとも1の添加剤を、水性核を有するベシクルの脂質膜を構成する脂質相に取り込むことが可能である。
即ち、特にステロール、特にフィトステロール及びコレステロールから選択された少なくとも1の添加剤が、脂質相に添加され得る。
キュービック液晶相
本発明の第二の変形に従うと、組成物はキュービック液晶相の形態で組織化された両親媒性脂質相を含む。
キュービック相は、緊密に接触し、熱力学的に安定な3次元ネットワークを構成する独立した親水性及び親油性領域へと、二極の態様において組織化されている。そのような組織は「研究(La Recherche)」第23巻、306〜315ページ、1992年、3月、及び「脂質技術(Lipid Technology)」第2巻、第2号、42〜45ページ、1990年、4月に特に記載されている。親水性及び親油性領域の配列に依存して、キュービック相は正常又は逆型であると言われる。本発明に従って使用される用語「キュービック相」は、種々のタイプのキュービック相を明らかに含む。
一般的に、液晶相は、R. G. Laughlin著、「界面活性剤の水性相の挙動(The aqueous phase behavior of surfactants)」、アカデミックプレス(1994年),第8.4章、200〜237ページに記載されている。
第一の実施態様に従うと、本組成物は特に、親水性及び親油性の領域を同時に有するキュービックゲル粒子の安定な水性分散物を含む。
一般的に、キュービック液晶相を有する粒子は、破砕、及びキュービック液晶相を有するゲルの分散により形成される。もしこれらのキュービック液晶相がこのタイプの構造物をもたらすために効果的であることが分かるならば、これらのキュービック液晶相は、前に定義されたように両親媒性脂質から得られ得る。即ち、他は、溶媒(水又は有機溶媒)又は有機化合物の存在を必要とするのに対して、ある種の両親媒性脂質は、純粋な状態のときに、キュービック相を形成することができる。そのようなゲルは特に国際特許出願国際公開第02/02716号に記載されたプロトコルに従って特に製造され得、その内容は参照することにより取り込まれる。
ゲルの破砕は破砕する剤で行われる。
破砕する剤は、ハイドロトロープ剤、即ち、Pearson, J. T.、Smith, J. M.「液晶系の安定性に対するハイドロトロープ性の塩の効果」J. Pharm. Pharmac.,第26巻,123〜124ページ(1974年)に記載されているように、液晶相を破壊することのできる化合物であり得る。ハイドロトロープ剤はアルコール,ポリオール,エトキシル化アルコール,エチレンオキシド及びプロピレンオキシドのコポリマー,及びエトキシル化脂肪酸から選択され得る。挙げられ得るハイドロトロープ性化合物は、エタノール,1,4−ブタンジオール,1,2−ヘキサンジオール,エチレングリコール,プロピレングリコール及びグリセロールを特に含む。そのようなハイドロトロープ性化合物は、国際特許出願国際公開第02/02716号に特に記載されている。
破砕する剤は両親媒性ポリマー、例えばBASF社によりPluronicの名前で販売されているポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシド/ポリエチレンオキシドのトリブロックコポリマー、;ポリビニルピロリドン;両親媒性タンパク、例えばグリコプロテインから選択され得る。
破砕する剤は、
ポリオキシエチレン化された非イオン性界面活性剤,例えばオキシエチレン化アルキルエーテル,オキシエチレン化アルキルエステル,例えば少なくとも20モルのエチレンオキシドでポリオキシエチレン化されたソルビタンのアルキルエステル,例えばSEPPIC社により「Montanox 40 DF」の名前で販売されているソルビタンパルミテート20 EO,SEPPIC社により「Tween 20」の名前で販売されているソルビタンラウレート20 EO,PEG-20 ステアレート,laureth-23及びoleth-20;ポリグリセロールのオキシエチレン化された又は非オキシエチレン化されたアルキルエステル,例えばNikko Chemicals社により「Decaglyn 1-L」の名前で販売されているポリグリセリル−10ラウレート;
アニオン性界面活性剤、例えばアルキルエーテル硫酸塩、例えばラウリルエーテル硫酸ナトリウム;アルキルエステル硫酸塩、例えばイセチオン酸エステル及びそれらの塩及び特にRhodia社により「Geropon AC 78」の名前で販売されているココイルイセチオン酸ナトリウム;
カチオン性界面活性剤、例えばアルキルトリメチルアンモニウム,好ましくは少なくとも1のC12〜C22アルキル基を含むもの、例えば,塩化ココイルトリメチルアンモニウ及び臭化セチルトリメチルアンモニウム;
両親媒性界面活性剤、例えばアルキルベタイン、例えばラウリルアミドプロピルベタイン、及びオレイルアミドプロピルベタイン
からもまた選択され得る。
そのような破砕する剤は国際特許出願国際公開第93/06921号及びフランス特許出願公開第2720937号において特に記載されている。
より特に挙げられ得るキュービックゲル粒子の安定な水性分散物は、3,7,11,15−テトラメチル−1,2,3−ヘキサデカントリオール又はフィタントリオールに基づくものをより特に含む。フィタントリオールは、Roche社により特に「フィタントリオール63926」の名前で販売されている公知化合物である。そのような分散物はフランス特許出願公開第2720937号に記載されており、その内容は参照することにより取り込まれる。
別の実施態様に従うと、本発明に従う組成物はそのようなキュービック分散物により安定化された水性相中の油性相の分散物の形態である。
そのような組成物は、フランス特許出願公開第2726762号公報に記載されており、その内容は参照することにより取り込まれる。
脂肪相
一般的に、本発明に従う組成物は、脂肪相、特に液状脂肪相をもまた含む。
即ち、本発明の化粧料組成物は、室温(25℃)及び大気圧において液状であるところの少なくとも1の脂肪物質、及び/又は室温及び大気圧において固体である脂肪物質を特に含む。脂肪相は、有機性及び/又は親油性有機溶媒のオイルゲル化剤及びオイル−構造化剤をもまた含み得る。
本発明に従う製品の脂肪相は、特に、液状脂肪物質として、少なくとも1の揮発性又は非揮発性のオイル、又はそれらの混合物を特に含み得る。
本発明の目的のために、用語「揮発性オイル」とは、室温及び大気圧において皮膚又は口唇と接触したとき1時間未満内に蒸発することのできる任意のオイルを意味する。本発明の揮発性オイルは揮発性の化粧料オイルであり、それは室温において液状であり、室温及び大気圧において、特にゼロではない蒸気圧、特に0.01〜300mmHg(1.33Pa〜40000Pa)、好ましくは0.3mmHg(30Pa)より大きい蒸気圧を有する。
用語「非揮発性オイル」とは、室温及び大気圧において皮膚の上に少なくとも数時間残り、かつ0.01mmHg(1.33Pa)未満の蒸気圧を特に有するオイルを意味する。
これらの揮発性又は非揮発性オイルは、炭化水素をベースとするオイル、シリコーンオイル、又はそれらの混合物であり得る。用語「炭化水素をベースとするオイル」とは、水素及び炭素原子を主として含み、かつ酸素、窒素、硫黄、及びリン原子を含んでいてもよいオイルを意味する。
揮発性の炭化水素をベースとするオイルは、8〜16の炭素原子を含む炭化水素をベースとするオイル、特に分岐状のC〜C16アルカン、例えば石油起源のC〜C16のイソアルカン(イソパラフィンとしてもまた公知である)、例えばイソドデカン(2,2,4,4,6−ペンタメチルヘプタンとしてもまた公知である)、イソデカン、イソヘキサデカン、及び例えば商標名Isopar(商標)又はPermetyls(商標)で販売されているオイル、分岐状のC〜C16エステル、例えばネオペンタン酸イソヘキシル、及びそれらの混合物から選択され得る。他の揮発性の炭化水素をベースとするオイル、例えば石油の留出物、特にShell社によりShell Solt(商標)の名前の下に販売されているものもまた使用され得る。
また使用され得る揮発性オイルは、揮発性のシリコーン、例えば揮発性の直鎖又は環状シリコーンオイル、特に≦8センチストローク(8×10−6/s)の粘度を有し、特に2〜7の珪素原子を含むもの、これらのシリコーンは任意的に1〜10の炭素原子を含むアルキル又はアルコキシ基を含んでいてもよい、を含む。また本発明において使用され得る揮発性シリコーンオイルとして特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、及びドデカメチルペンタシロキサン、及びそれらの混合物が挙げられる。
非揮発性オイルは、非揮発性の炭化水素をベースとするオイル、及び適切な場合には、非揮発性のフルオロオイル及び/又はシリコーンオイルから選択され得る。
特に挙げられ得る非揮発性の炭化水素をベースとするオイルは、
動物起源の炭化水素をベースとするオイル、
植物起源の炭化水素をベースとするオイル、例えばグリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリド、その脂肪酸はC〜C24の変化する鎖の長さを有し得、これらの鎖は直鎖又は分岐状であってもよく、そして飽和又は不飽和であってもよい;これらのオイルは特に小麦胚芽油、ヒマワリ油、グレープシード油、ゴマ種油、トウモロコシ油、アプリコット油、ひまし油、シア油、アボガド油、オリーブ油、大豆油、スイートアーモンド油、パーム油、菜種油、綿実油、ヘーゼルナッツ油、マカデミア油、ホホバ油、アルファルファ油、ケシの実油、かぼちゃ油、髄油(marrow oil)、黒スグリ油、月見草油、キビ油、大麦油、キノア油、ライ麦油、サフラワー油、ククイナッツ油、パッションフラワー油、又はジャコウバラ油;シアバター;又はカプリル/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社により販売されるもの、またDynamit Nobel社によりMiglyol810(商標)、812(商標)、及び818(商標)の名前の下に販売されるもの、
10〜40の炭素原子を含む合成エーテル、
鉱物又は合成起源の直鎖又は分岐状の炭化水素、例えば石油ゼリー、ポリデセン、水素化されたポリイソブテン例えばパーレアム(parleam)、及びスクワラン、及びそれらの混合物、
合成エステル、例えば式RCOORのオイル、ここでRは1〜40の炭素原子を含む直鎖又は分岐の脂肪酸残基を表し、Rは炭化水素をベースとする鎖を表し、それは特に、1〜40の炭素原子を含む分岐状であり、ただしR+R≧10であり、例えばプルセリンオイル(オクタン酸セトステアリル)、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、安息香酸のC12〜C15のアルキルエステル、ラウリル酸ヘキシル、アジピン酸ジイソプロピル、イソノナン酸イソノニル、パルミチン酸2−エチルヘキシル、イソステアリン酸イソステアリル、ヘプタン酸、オクタン酸、デカン酸、又はリシノール酸のアルコール又はポリアルコールエステル、例えばジオクタン酸プロピレングリコール、ヒドロキシル化されたエステル、例えば乳酸イソステアリル又はリンゴ酸ジイソステアリル;ポリオールエステル、及びペンタエリスリトールエステル、
12〜26の炭素原子を含む分岐状及び/又は不飽和の炭素をベースとする鎖を有する、室温において液体であるところの脂肪族アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2−ヘキシルデカノール、2−ブチルオクタノール又は2−ウンデシルペンタデカノール、
高級脂肪酸例えばオレイン酸、リノール酸、又はリノレン酸、及びそれらの混合物、
を含む。
本発明に従う組成物において使用され得るところの非揮発性シリコーンオイルは、非揮発性のポリジメチルシロキサン(PDMS),アルキル又はアルコキシ基を含むポリジメチルシロキサン(該基はペンダント状である、及び/又はシリコーン鎖の末端にあり、それぞれ2〜24の炭素原子を含む)、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコン、フェニルジメチコン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコン、ジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン及び2−フェニルエチルトリメチルシロキシシリケート、及びそれらの混合物であり得る。
液状脂肪相及び特にオイル、又はオイルの混合物は、組成物の合計重量に対して、0.01〜99重量%、特に0.05〜60重量%、より特に2〜40重量%を占めうる。
本組成物は、少なくとも1の固体脂肪相及び特に少なくとも1のワックスを含み得る。この固体脂肪相又はワックスは、脂肪相の合計重量に対して、0.01〜70重量%、特に0.1〜65重量%、特に1〜50重量%を占めうる。
本発明において使用され得るワックスは、組成物を特にスティックの形状において構造化させることを意図された、室温において固体である化合物である。ワックスは炭化水素をベースとするワックス、フルオロワックス、及び/又はシリコーンワックスであり得、植物、鉱物、動物、及び/又は合成起源であり得る。特に、40℃、よりよくは45℃より高い融点を有し得る。
本発明において使用され得るワックスとして、化粧料において一般的に使用されるものが挙げられ得る。ワックスは特に、天然起源であり、例えば蜜ワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、オウリキュリーワックス、木ワックス、コルクファイバーワックス、又はサトウキビワックス、米ワックス、モンタンワックス、パラフィン、リグナイトワックス、マイクロクリスタリンワックス、セレシン、オゾケライト、及び水素化オイル、例えば水素化ホホバ油;合成ワックス、例えばエチレンの重合化又は共重合化から誘導されたポリエチレンワックス、フィッシャー−トロプシュワックス、又は脂肪酸エステル、例えば、オクタコサニルステアレート、40℃、よりよくは45℃において固体であるグリセリド、シリコーンワックス、例えば10〜45の炭素原子のアルキル又はアルコキシ鎖を含むアルコキシジメチコン、40℃において固体であり、そのエステル鎖が少なくとも10の炭素原子を含むポリ(ジ)メチルシロキサンエステルである。
本発明に従う組成物、特に水性分散物タイプの組成物は、一般的に水及び/又は少なくとも1の水溶性溶媒を含む。
用語「水溶性溶媒」は、室温において液状であり、水と混和性のある化合物(25℃及び大気圧において50重量%より高い水との混和性)を意味する。
考慮下の水溶性溶媒もまた一般的に揮発性である。これらの水溶性溶媒の中で特に、1〜5の炭素原子を含む低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、2〜8の炭素原子を含むグリコール、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、及びジプロピレングリコール、C及びCケトン及びC〜Cのアルデヒドが挙げられ得る。
本発明の組成物は少なくとも1の着色剤をもまた含み得、該着色剤は製品の合計重量に対して0.01%〜40重量%,特に0.01%〜30重量%、特に0.05%〜25重量%の割合で存在し得る。
これ、又はこれらの着色剤は、顔料、水溶性又は脂溶性染料、真珠層剤(nacre)及びフレーク、及びそれらの混合物から選択され得る。
用語「顔料」は、液体親水性相に不溶であり、組成物を着色する及び/又は不透明にすることを意図されるところの白又は着色された、鉱物の、若しくは有機の粒子を意味すると理解されるべきである。用語「真珠層剤」は、特にある軟体動物によりその殻の中で生産される、あるいは合成される遊色効果のある粒子を意味すると理解されるべきである。
挙げられ得る鉱物顔料の中には、場合により表面されていてもよい二酸化チタン、酸化ジルコニウム又は酸化セリウム、及び酸化亜鉛も、酸化鉄(黒、黄、又は赤)、又は酸化クロム、マンガン紫、群青色、クロム水和物、第二鉄青、及び金属粉末、例えばアルミニウム粉末又は銅粉末がある。
挙げられ得る有機顔料の中には、カーボンブラック、D&Cタイプの顔料、コチニールカーミンまたはバリウム、ストロンチウム、カルシウム又はアルミニウムをベースとするレーキがある。
効果を有する顔料、例えば天然又は合成の、有機又は鉱物の基材、例えばガラス、アクリル樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレンテレフタレート、セラミック、又はアルミナ、又はそれらの混合物を含む粒子もまた挙げられ得、該基剤は被覆されていない、又は金属物質、例えば金、銀、プラチナ、銅、又はブロンズ、又は他の金属酸化物、例えば二酸化チタン、酸化鉄、又は酸化クロムで被覆されている。
真珠層顔料は、オキシ塩化チタン又はビスマスで被覆されたマイカ、酸化鉄で被覆されたチタンマイカ、特に第二鉄青又は酸化クロムで被覆されたチタンマイカ、上述されたタイプの有機顔料で被覆されたチタンマイカ、及びオキシ塩化ビスマスに基づく真珠層顔料から選ばれることができる。光干渉顔料(interference pigment)、特に液晶顔料、又は多層顔料もまた使用され得る。
水溶性染料は、例えばビート根ジュース又はメチレンブルーである。
本発明に従う組成物は、考慮下の分野、より特に化粧料及び皮膚科学において慣用的に使用される任意の成分をさらに含み得る。これらの成分は、ビタミン、抗酸化剤、増粘剤、微量元素、柔軟剤、封鎖剤、香料、酸性化又は塩基性化する剤、保存剤、UV遮蔽剤、及び親水性又は脂溶性活性剤、及びそれらの混合物から特に選択され得る。これらの種々の成分の量は、考慮下の分野において慣用的に使用される量、例えば、組成物の合計重量に対して0.01〜20重量%である。
公知の態様において、本発明に従う組成物は、化粧料又は皮膚科学において一般的である活性剤もまた含み得る。皮膚の老化に対するその活性で知られる活性剤、例えば角質溶解剤又は剥離用の剤(pro-desquamating agent)、例えばα−ヒドロキシ酸,β−ヒドロキシ酸,α−ケト酸,レチノイド、及びそれらのエステル、レチノール、レチノイン酸、及びそれらの誘導体が挙げられ得る。ビタミン、例えばビタミンC,B3、又はPP、B5、E、及びこれらのビタミンの誘導体、特にそれらのエステル;ビタミンK及びその誘導体(K1,K2等);遊離基捕捉剤;サンスクリーン;湿潤剤、例えばポリオール;セラミド;DHEA及びその誘導体;コエンザイムQ10;漂白及び脱色剤、例えば麹酸、para‐アミノフェノール誘導体、及びアルブチン及びその誘導体、及びそれらの混合物もまた挙げられ得る。
本発明に従う組成物は、エマルジョン又は分散物、特に水中油型(O/W)エマルジョン又は分散物の形態を取り得る。これらの組成物は通常の方法に従って製造される。好ましくは組成物は水中油型分散物である。
本発明の1の変形に従うと、組成物は基本的に無水である。従って、それはスティックの形態、例えば口紅のケースにキャスト成型された形態を取り得る。
さらに、本発明に従って使用される組成物は多かれ少なかれ流動状であり、白又は着色されたクリーム、ポマード、ミルク、ローション、又はセラムの外観を有し得る。
本発明の組成物は、例えばケラチン物質(特にヒトのケラチン物質)、特に皮膚(特に顔及び/又は頭皮)、口唇又は毛髪をケアする、処理する、又はメイクアップするために使用され得る。
即ち、本発明に従う組成物は、特に顔、首、目の回り、又は体のためのスキンケア製品であり得る。
本発明に従うメイクアップ組成物は、口唇のメイクアップ製品(口紅)、ファンデーション、メイクアップルージュ、アイシャドウ、アイライナー、コンシーラー製品、ボディメイクアップ製品であり得る。
組成物は有利に洗い流さないタイプの組成物(leave-on composition)である。
本発明の組成物は、毛髪をケアする、及び/又は処理するためにもまた使用され得る。
即ち、本発明の課題は、毛髪をケアする、及び/又は処理するための、上で定義された組成物の化粧料的な使用でもまたある。
本発明に従う組成物は、皮膚、粘膜、及び/又は頭皮の良好な湿潤化を特に可能にし、乾燥肌を処理するために特に適する。
即ち、本発明の別の課題は、皮膚又は口唇をケアする、及び/又は湿潤化する、及び/又はメイクアップするための化粧的方法において、上で定義された組成物が皮膚又は口唇に施与されることを特徴とする方法である。
以下の実施例は、本発明の非制限的な例を与える。
実施例1:ラメラ液晶相を形成するためのN−(2−ヒドロキシエチル)ウレアで膨潤された両親媒性脂質の混合物
Figure 2007023032
110℃において両親媒性脂質を融解し、均一な混合物を得た後に、温度は90℃に下げられ、N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアが攪拌しながら徐々に添加される。N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアの全部の取り込みの後、ラメラ液晶相に相当する均一な白色ペーストが得られる。偏向における光学顕微鏡の下で観察されたとき、このタイプの構造に従うイメージが得られる。(R. G. Laughlin著、「界面活性剤の水性相の挙動」、アカデミックプレス発行(1994年)、539〜560ページと比較されたい。)
即ち、N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアは、脂質バイレイヤーを形成する両親媒性脂質の極性の頭部(polar head)にある。
実施例2:N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアで水和された非イオン性リポソームに基づくケア製品
Figure 2007023032
相1及び2は、実施例1のように一緒に混合される。次に、この混合物は45℃に至らせられ、次に相3において非常に激しく攪拌(ローターステーター)しながら分散される。このようにして、非イオン性リポソームの懸濁物が得られ、該懸濁物は次に高圧ホモジェナイザー(Niro-SoaviOBL20)を用いて20×10〜60×10パスカルの範囲の圧力において均一化されることができる。相4は、次に分散物1+2+3においてローターステーター攪拌しながら分散され、分散物を最適化するために、それは20×10〜60×10パスカルにおいて均一化される。このようにしてヒドロキシエチルウレアで水和された非イオン性ベシクルで安定化されたオイルの懸濁物が得られる。相5の導入後に、湿潤化ケアエマルジョンが得られる、該エマルジョンは効果的であり、ヒドロキシエチルウレアの代わりにグリセロールを含む同じ組成物よりべたつかない。
実施例3:オレオソームタイプのラメラエマルジョン(ラメラ液晶相で被覆された油性小球対)
Figure 2007023032
2つの相A1及びBが、非常に激しく攪拌しながら(ローターステーター)混合(BをA1の中へ)される前に、65℃に至らせられる。混合物が完全に分散されていることを確認した後に、オイルの小球体のサイズが500nm未満であり、それらをコーティングするラメラ液晶相が水性ヒドロキシエチルウレアで水和されているところの分散物を得るために、20×10パスカル〜60×10パスカルにおいて分散物を均一化することが、場合によって可能である。相A2は、室温において第一の分散物へと激しい攪拌で分散される。次に、予め製造された相Cが、懸濁物をゲル化するために分散される。
乾燥肌に適し、Hydrovanceの代わりにグリセロールを含む同じエマルジョンよりべたつかない湿潤化エマルジョンが得られる。
実施例4:N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアで水和されたラメラ液晶相を含む口紅のスティック
10%の実施例1に与えられた製造物が、下に記載されるように口紅組成物に導入される。
Figure 2007023032
ひとたび口紅ベースが100〜110℃において製造されると、実施例1からの製造物は、均一な着色されたベースが得られるまで脱凝集させる攪拌しながら80℃において導入される。口紅は、次にキャスト成型される。口唇への施与の間、N−(2−ヒドロキシエチル)ウレアで膨潤された非イオン性リポソームが形成され、すなわち口唇が湿潤化されることを可能にする。
実施例5:キュービックゲル粒子の分散物を含むケアクリーム
下の組成を有するキュービックゲル粒子の分散物を含むエマルジョンが製造される。
Figure 2007023032
水性ヒドロキシエチルウレア溶液及びフィトアントリオールは一緒に混合されて、コンパクトなキュービック相透明ゲルを得る。このゲルは、ローターステーターを使用しての激しい攪拌で水性相中に分散される。500バールにおける高圧均一化が、分散物の均一性を改善するために行われる。油性フラクションが次に添加され、ローターステーターを用いて分散される。混合物は再び500バールの高圧において均一化される。約400nmの滴サイズを有する、安定で、スプレー可能な、流動状の懸濁物が得られる。

Claims (14)

  1. ラメラ又はキュービック液晶相として組織化された少なくとも1の両親媒性脂質相を含む化粧的メイクアップ及び/又はケア組成物において、該組成物は式(I)のウレアに基づく少なくとも1の化合物、
    Figure 2007023032
    ここで、R,R,R及びRはそれぞれ独立して水素原子、C〜Cアルキル基、又は1〜5のヒドロキシル基を含み得るC〜Cヒドロキシアルキル基を表し、ここで、基R〜Rの少なくとも1つはヒドロキシアルキル基を表す、
    又はそれらの塩、溶媒化物、又は異性体をもまた含み、上記ウレアに基づく1つの化合物は、両親媒性脂質相中に存在することを特徴とする組成物。
  2. R1がC2〜C6のヒドロキシアルキル基を表し、R2、R3及びR4が独立して水素原子又はC1〜C4アルキル基を表すこと特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. R1が1のヒドロキシル基を含むC2〜Cのヒドロキシアルキル基を表し、R2、R3及びR4が水素原子を表すこと特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載の組成物。
  4. 式(I)の化合物が、N-(2-ヒドロキシエチル)ウレアであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 式(I)の化合物が、組成物の合計重量に対して1〜50重量%の範囲、特に2〜25重量%の範囲、そして優先的には2〜20重量%の範囲の含有量で存在することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. 両親媒性脂質相が、少なくとも1の非イオン性両親媒性脂質を含み、そして適切である場合にはアニオン性両親媒性脂質を含んでいてもよいことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 非イオン性両親媒性脂質が、
    シリコーン界面活性剤
    45℃に等しい温度において液状である両親媒性脂質であって、少なくとも1のポリオールと、飽和又は不飽和の、直鎖又は分岐状の、C〜C22の少なくとも1のアルキル鎖を含む少なくとも1の脂肪酸とのエステルから選択される脂質、ここでポリオールは、1〜60のエチレンオキシド単位を含むポリエチレングリコール、ソルビタン、2〜30のエチレンオキシド単位を含んでいてもよいグリセロール、及び2〜15のグリセロール単位を含むポリグリセロールにより構成される群から選択される、
    糖の脂肪酸エステル及び糖の脂肪族アルキルエーテル
    45℃に等しい温度において固体である界面活性剤であって、グリセロールの脂肪族エステル、ソルビタンの脂肪族エステル、及びソルビタンのオキシエチレン化された脂肪族エステル、エトキシル化された脂肪族エーテル、及びエトキシル化された脂肪族エステルから選択された界面活性剤、
    エチレンオキシド(A)及びプロピレンオキシド(B)のブロックコポリマー、及び
    リン脂質、
    それらの混合物、
    から選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. イオン性両親媒性脂質が、
    ジセチル及びジミリスチルホスフェートのアルカリ金属塩、
    コレステリルサルフェートのアルカリ金属塩、
    コレステリルホスフェートのアルカリ金属塩、
    リポアミノ酸及びそれらの塩、
    ホスファチジン酸のナトリウム塩、
    リン脂質、
    アルキルスルホン酸誘導体、
    4級アンモニウム塩、
    脂肪族アミン、及びそれらの塩、及び
    それらの混合物、
    から選択されることを特徴とする、請求項6又は7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. ラメラ液晶相として組織化された脂質相を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  10. 上記ラメラ液晶相を含む脂質ベシクルの水性分散物を含むことを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 上記ラメラ液晶相からなるコーティングを有する油性核を有するベシクルを含む水中油型エマルジョンの形態であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. キュービックゲル粒子の安定な水性分散物を含むことを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
  13. 上記キュービックゲル粒子の分散物により安定化された水中油型分散物の形態であることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の組成物。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の少なくとも1の組成物がケラチン物質に施与されることを特徴とする、ケラチン物質を処理するための化粧的方法。
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