JP2007022578A - 粉体供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】粉体が供給される投入口1Aを有する上部チャンバ1と、この上部チャンバ1の下方に設けられた中部チャンバ2と、この中部チャンバ2の下方に設けられた下部チャンバ3と、この下部チャンバ3の下方に設けられ、粉体を切り出して圧送するフィーダ部4と、各チャンバを支持する支持フレーム5と、を備えた粉体供給装置であって、少なくとも上部チャンバ1と中部チャンバ2に、スクリュー手段10A,10A;10B,10Bを設ける構成とする。
【選択図】図3
Description
一方、セメント系固化材を圧送するための供給装置としては、例えば、特開平9−40184号公報、特開2005−132427号公報等に開示されたものがある。
<請求項1記載の発明>
請求項1記載の発明は、粉体が供給される投入口を有する上部チャンバと、この上部チャンバの下方に設けられた中部チャンバと、この中部チャンバの下方に設けられた下部チャンバと、この下部チャンバの下方に設けられ、粉体を切り出して圧送するフィーダ部と、各チャンバを支持する支持フレームと、を備えた粉体供給装置であって、少なくとも上部チャンバと中部チャンバは、肩部から下端部の排出口にかけて内径が先細くなる略円錐形状の側壁を有し、かつこれらにはスクリュー手段が設けられ、スクリュー手段は、これらチャンバの肩部に2箇所取付けられ、かつスクリュー部分が肩部から下端部の排出口近傍にかけて延在している構成とされた、ことを特徴とする粉体供給装置である。
請求項2記載の発明は、上端部に粉体が供給される投入口及び下端部に排出口を有する上部チャンバと、この上部チャンバの下方に設けられ、上部チャンバの下端部排出口からの粉体が供給される上端部供給口、及び下端部に排出口を有する中部チャンバと、この中部チャンバの下方に設けられ、中部チャンバの下端部排出口からの粉体が供給される上端部供給口、及び下端部に排出口を有する下部チャンバと、この下部チャンバの下端部に設けられ、粉体を切り出して圧送するフィーダ部と、各チャンバを支持する支持フレームと、を備えた粉体供給装置であって、少なくとも上部チャンバと中部チャンバは、肩部から下端部の排出口にかけて内径が先細くなる略円錐形状の側壁を有し、かつこれらにはスクリュー手段が設けられ、スクリュー手段は、これらチャンバの肩部に2箇所取付けられ、かつスクリュー部分が肩部から下端部の排出口近傍にかけて延在している構成とされた、 ことを特徴とする粉体供給装置である。
少なくとも上部チャンバと中部チャンバに、架橋防止のためのスクリュー手段を設けることによって、スクリュー部分が回転することにより、粉体の計量等に悪影響を及ぼすことなく、くさび状アーチ、付着・固化アーチ、ラットホール、圧縮アーチ、圧力バランスアーチ等の架橋状態が解消でき、安定的かつ定量的な連続供給ができる。特に、セメント系固化材と比重、粒度や粒子形状等が異なるベントナイト等の粉体粘土鉱物を用いる場合には、好適である。
請求項3記載の発明は、前記上部チャンバの下端部排出口に第1の開閉弁が設けられると共に、前記上部チャンバに形成されたブラケットが、ロードセルを介して支持フレームに支持され、上部チャンバ内の粉体量が計量可能に構成され、前記中部チャンバの上端部供給口に第2の開閉弁が設けられ、これら第1の開閉弁と第2の開閉弁とは直結されずにフレキを介して間接的に連結され、前記中部チャンバの下端部排出口と下部チャンバの上端部供給口とは、第3の開閉弁を介して直接的に連結され、前記下部チャンバに形成されたブラケットが、ロードセルを介して支持フレームに支持され、中部チャンバ及び下部チャンバ内の粉体量が計量可能に構成された、請求項1又は2記載の粉体供給装置である。
上部チャンバの下端部排出口に第1の開閉弁が設けられると共に、上部チャンバに形成されたブラケットが、ロードセルを介して支持フレームに支持され、上部チャンバ内の粉体量が計量可能に構成されたことにより、上部チャンバに供給された粉体の量を計量することができる。また、中部チャンバの上端部供給口に第2の開閉弁が設けられ、これら第1の開閉弁と第2の開閉弁とは直結されずにフレキを介して間接的に連結され、中部チャンバの下端部排出口と下部チャンバの上端部供給口とは、第3の開閉弁を介して直接的に連結され、下部チャンバに形成されたブラケットが、ロードセルを介して支持フレームに支持され、中部チャンバ及び下部チャンバ内の粉体量が計量可能に構成されたことにより、フィーダ部から排出され現場に供給された粉体の重量を計測できる。
請求項4記載の発明は、前記スクリュー部分の形状は、リボンスクリューからなる、請求項1乃至3のいずれか1項記載の粉体供給装置である。
少なくとも上部チャンバと中部チャンバは、肩部から下端部の排出口にかけて内径が先細くなる略円錐形状の側壁を有し、スクリュー手段は、これらチャンバの肩部に2箇所取付けられ、かつスクリュー部分が肩部から下端部排出口近傍にかけて延在している構成によって、架橋状態が効果的に解消できる。特に、セメント系固化材と比重、粒度や粒子形状等が異なるベントナイト等の粉体粘土鉱物を用いる場合には、好適である。
請求項5記載の発明は、前記粉体は粘土鉱物である、請求項1乃至4のいずれか1項記載の粉体供給装置である。
粉体として粘土鉱物を用いても、くさび状アーチ、付着・固化アーチ、ラットホール、圧縮アーチ、圧力バランスアーチ等の架橋状態が効果的に解消できる。
本発明に係る粉体供給装置は、図1乃至図3に示すように、サイロ等の外部の貯留槽(図示せず)から粉体が供給される投入口1Aを有する上部チャンバ1と、上部チャンバ1の下方に設けられた中部チャンバ2と、この中部チャンバ2の下方に設けられた下部チャンバ3と、この下部チャンバ3の下方に設けられ、粉体を切り出して圧送するフィーダ部4と、各チャンバを支持する支持フレーム5と、を備えている。
まず、装置始動時には、サイロ等の外部の貯留槽(図示せず)から投入口1Aを介して上部チャンバ1内に粉体を投入供給する。この際、上部ロードセル6A,6A,6Aにより上部チャンバ1内の粉体量を計量し、所定量に達したら外部からの供給が自動的に停止するようにする。計量が終了したならば第1の開閉弁7を開け、そして第2の開閉弁8及び第3の開閉弁9を適宜開閉して、中部チャンバ2まで又は下部チャンバ3まで粉体を送り込む。必要に応じて外部の貯留槽からの粉体の供給を複数回行うことができる。なお、既に下部チャンバ3、中部チャンバ2及び上部チャンバ1のそれぞれが所定量の粉体を蓄えときには、この装置始動時動作を行う必要はない。
Claims (5)
- 粉体が供給される投入口を有する上部チャンバと、この上部チャンバの下方に設けられた中部チャンバと、この中部チャンバの下方に設けられた下部チャンバと、この下部チャンバの下方に設けられ、粉体を切り出して圧送するフィーダ部と、各チャンバを支持する支持フレームと、を備えた粉体供給装置であって、
少なくとも上部チャンバと中部チャンバは、肩部から下端部の排出口にかけて内径が先細くなる略円錐形状の側壁を有し、かつこれらにはスクリュー手段が設けられ、
スクリュー手段は、これらチャンバの肩部に2箇所取付けられ、かつスクリュー部分が肩部から下端部の排出口近傍にかけて延在している構成とされた、
ことを特徴とする粉体供給装置。 - 上端部に粉体が供給される投入口及び下端部に排出口を有する上部チャンバと、
この上部チャンバの下方に設けられ、上部チャンバの下端部排出口からの粉体が供給される上端部供給口、及び下端部に排出口を有する中部チャンバと、
この中部チャンバの下方に設けられ、中部チャンバの下端部排出口からの粉体が供給される上端部供給口、及び下端部に排出口を有する下部チャンバと、
この下部チャンバの下端部に設けられ、粉体を切り出して圧送するフィーダ部と、
各チャンバを支持する支持フレームと、を備えた粉体供給装置であって、
少なくとも上部チャンバと中部チャンバは、肩部から下端部の排出口にかけて内径が先細くなる略円錐形状の側壁を有し、かつこれらにはスクリュー手段が設けられ、
スクリュー手段は、これらチャンバの肩部に2箇所取付けられ、かつスクリュー部分が肩部から下端部の排出口近傍にかけて延在している構成とされた、
ことを特徴とする粉体供給装置。 - 前記上部チャンバの下端部排出口に第1の開閉弁が設けられると共に、前記上部チャンバに形成されたブラケットが、ロードセルを介して支持フレームに支持され、上部チャンバ内の粉体量が計量可能に構成され、
前記中部チャンバの上端部供給口に第2の開閉弁が設けられ、これら第1の開閉弁と第2の開閉弁とは直結されずにフレキを介して間接的に連結され、
前記中部チャンバの下端部排出口と下部チャンバの上端部供給口とは、第3の開閉弁を介して直接的に連結され、
前記下部チャンバに形成されたブラケットが、ロードセルを介して支持フレームに支持され、中部チャンバ及び下部チャンバ内の粉体量が計量可能に構成された、請求項1又は2記載の粉体供給装置。 - 前記スクリュー部分の形状は、リボンスクリューからなる、請求項1乃至3のいずれか1項記載の粉体供給装置。
- 前記粉体は粘土鉱物である、請求項1乃至4のいずれか1項記載の粉体供給装置。
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