JP2007022111A - 車両用のシートベルト構造 - Google Patents

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JP2007022111A JP2005202610A JP2005202610A JP2007022111A JP 2007022111 A JP2007022111 A JP 2007022111A JP 2005202610 A JP2005202610 A JP 2005202610A JP 2005202610 A JP2005202610 A JP 2005202610A JP 2007022111 A JP2007022111 A JP 2007022111A
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seat
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Hidetoshi Kurata
秀敏 倉田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 左右に配置された座席に備えられるシートベルト構造において、2個のバック
ル部を備える部分での生産工程の簡素化及び生産コストの低減を図る。
【解決手段】 アンカープレート11に1個の取付孔11aを開口して、1本のウェビン
グ12をアンカープレート11の取付孔11aと2個のバックル部10の取付孔10aと
に挿入する。一方のバックル部10側及び他方のバックル部10側にウェビング12のル
ープ状部分が形成されるように、ウェビング12を縫製する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、乗用車や商用車、バスやトラック等の車両において、左右に配置された座席
に備えられるシートベルトの構造に関する。
左右に配置された座席に備えられるシートベルト構造においては、2個のバックル部を
備える部分があり、例えば特許文献1に開示されているようなシートベルト構造がある。
特許文献1では、車体又は座席のフレームに固定されたアンカープレート(特許文献1の
第3図の4)に2個の取付孔を備えており、2本のウェビング(特許文献1の第3図の5
,10)及び2個のバックル部(特許文献1の第3図の6,11)が用いられている。
これにより、一方のウェビング(特許文献1の第3図の5)をアンカープレートの一方
の取付孔に挿入し、一方のウェビングの端部を一方のバックル部(特許文献1の第3図の
6)の取付孔に挿入しており、一方のウェビングを縫製してループ状に構成している。他
方のウェビング(特許文献1の第3図の10)をアンカープレートの他方の取付孔に挿入
し、他方のウェビングの端部を他方のバックル部(特許文献1の第3図の11)の取付孔
に挿入しており、他方のウェビングを縫製してループ状に構成している。
実開平3−44059号公報(第1,3,4図)
特許文献1では、左右に配置された座席に備えられるシートベルト構造(2個のバック
ル部を備える部分)において、一方のウェビングをアンカープレートの一方の取付孔及び
一方のバックル部の取付孔に挿入しており、他方のウェビングをアンカープレートの他方
の取付孔及び他方のバックル部の取付孔に挿入している。これにより生産工程において、
ウェビングを取付孔(アンカープレートの2個の取付孔及び2個のバックル部の取付孔)
に挿入する工程を4回行う必要がある。
さらに特許文献1では、2本のウェビングを用いることにより、ウェビングの素材から
2本のウェビングを切り出すことになるので、ウェビングを切り出す工程を2回行う必要
がある。2本のウェビングを用いることにより、アンカープレートに2個の取付孔を備え
ているので、アンカープレートに2個の取付孔を開口する工程を行う必要がある。
本発明は、左右に配置された座席に備えられるシートベルト構造において、2個のバッ
クル部を備える部分での生産工程の簡素化及び生産コストの低減を図ることを目的として
いる。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、左右に配置された座席に備えられるウェビング及び2個のバック
ル部、アンカープレートによって構成される車両用のシートベルト構造において、次のよ
うに構成することにある。
アンカープレートに1個の取付孔を開口する。1本のウェビングをアンカープレートの
取付孔と、一方及び他方のバックル部の取付孔とに挿入する。一方のバックル部側及び他
方のバックル部側にウェビングのループ状部分が形成されるように、ウェビングを縫製す
る。
(作用)
本発明の第1特徴によると、ウェビングをアンカープレートの取付孔と2個のバックル
部の取付孔に挿入している。これにより、特許文献1では前述の[発明が解決しようとす
る課題]に記載のように、ウェビングを取付孔に挿入する工程を4回行う必要があるが、
本発明の第1特徴ではウェビングを取付孔(アンカープレートの取付孔と2個のバックル
部の取付孔)に挿入する工程を3回行うだけでよい。
特許文献1では前述の[発明が解決しようとする課題]に記載のように、2本のウェビ
ングを用いており、ウェビングを切り出す工程を2回行う必要があるが、本発明の第1特
徴では1本のウェビングを用いるだけでよいので、ウェビングを切り出す工程を1回行う
だけでよい。さらに本発明の第1特徴によると、1本のウェビングにより、ウェビングの
全体の長さを短いものにすることが可能になる。
特許文献1では前述の[発明が解決しようとする課題]に記載のように、アンカープレ
ートに2個の取付孔を備えているので、アンカープレートに2個の取付孔を開口する工程
を行う必要があるが、本発明の第1特徴ではアンカープレートに1個の取付孔を備えるだ
けでよいので、アンカープレートに1個の取付孔を開口する工程を行うだけでよい。さら
に本発明の第1特徴によると、アンカープレートに1個の取付孔を備えるだけでよいこと
により、アンカープレートを全体的に小さなものに構成することが可能になる。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、左右に配置された座席に備えられるシートベルト構造にお
いて、ウェビングを取付孔に挿入する工程を3回行うだけでよい点、ウェビングを切り出
す工程を1回行うだけでよい点、及びアンカープレートに1個の取付孔を開口する工程を
行うだけでよい点により、2個のバックル部を備える部分での生産工程の簡素化及び生産
コストの低減を図ることができた。
本発明の第1特徴によると、ウェビングの全体の長さを短いものにすることが可能にな
る点、及びアンカープレートを全体的に小さなものに構成することが可能になる点によっ
って、重量の軽減及び配置の自由度と言う面で有利なものとなった。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の車両用のシートベルト構造において次のよう
に構成することにある。
ウェビングをアンカープレートの取付孔に挿入して、ウェビングの中央部をアンカープ
レートの取付孔に位置させる。ウェビングの一方の端部を一方のバックル部の取付孔に挿
入して、アンカープレートの取付孔を跨ぐようにウェビングの中央部に重ね合わせる。ウ
ェビングの他方の端部を他方のバックル部の取付孔に挿入して、アンカープレートの取付
孔を跨ぐようにウェビングの中央部に重ね合わせる。アンカープレートに近接する一方及
び他方のウェビングの重ね合わされた部分をウェビングの3枚の部分に亘って縫製して、
一方のバックル部側及び他方のバックル部側にウェビングのループ状部分が形成されるよ
うにする。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を
備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、例えば図2及び図3に示すように、アンカープレート11
に近接する一方及び他方のウェビング12の重ね合わされた部分が縫製されているので、
アンカープレート11に対するウェビング12の位置が、前述の縫製された2つの部分N
1,N2によって決められるのであり、ウェビング12が浮き上がるような状態が防止さ
れる。
本発明の第2特徴によると、例えば図2及び図3に示すように、シートベルトを装着し
た状態において、車両が前方から衝突し、乗員がシートベルトにより受け止められて、バ
ックル部10(ウェビング12)が上方に引き上げられた場合、前述の縫製された2つの
部分N1,N2がアンカープレート11に当たることにより、バックル部10(ウェビン
グ12)の上方への引き上げが止められる。
この場合、本発明の第2特徴によると、前述のアンカープレートに対するウェビングの
位置を決める機能、ウェビングが浮き上がるような状態を防止する機能、及びバックル部
(ウェビング)の上方への引き上げを止める機能が、前述の縫製された2つの部分によっ
て得られる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効
果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、縫製された2つの部分によって、バックル部(ウェビング
)の上方への引き上げが止められると言うシートベルトとしての機能を不足なく備えなが
ら、アンカープレートに対するウェビングの位置が決められる点、及びウェビングが浮き
上がるような状態が防止される点によって、ウェビングの見栄えを良いものにすることが
できた。
本発明の第2特徴によると、縫製された2つの部分と言うように少ない縫製により、ア
ンカープレートに対するウェビングの位置を決める機能、ウェビングが浮き上がるような
状態を防止する機能、及びバックル部(ウェビング)の上方への引き上げを止める機能を
得ることができて、生産工程の簡素化及び生産コストの低減を図ることができた。
図1は2ボックスタイプの3ドア型式や5ドア型式、4ドア型式のセダンタイプの乗用
車の後の座席1を示しており、右及び左の座席1が左右に並べて配置されている。右及び
左の座席1は座部2、背もたれ部3及びヘッドレスト4を備えて構成されており、右及び
左の座席1(座部2)が車体のフロア5に固定されている。
図1に示すように、右及び左の座席1の座部2の横外側において、フロア5にアンカー
プレート6が取り付けられており、右及び左の座席1の背もたれ部3の横外側に、シート
ベルト8の巻き取り装置7が備えられている。巻き取り装置7からシートベルト8が延出
されて、アンカープレート6の取付孔に取り付けられており、シートベルト8の途中部分
に金具9が挿入されている。
図1に示すように、右及び左の座席1の座部2の間に右及び左の2個のバックル部10
が備えられており、次に右及び左のバックル部10の付近の構造について説明する。
図2及び図3に示すように、右及び左の座席1の座部2の間において、フロア5に1個
のアンカープレート11が固定されている。アンカープレート11は断面L字状に折り曲
げられて構成されており、縦壁部に横長の1個の取付孔11aが開口され、横壁部に1個
の連結孔11bが開口されて、アンカープレート11が連結孔11bを介してフロア5に
ボルト13により連結されている。右及び左のバックル部10に横長の1個の取付孔10
aが開口されている。
図2及び図3に示すように、1本のウェビング12が用意されて、ウェビング12の中
央部12a、右側部12b及び左側部12cが少し幅が狭くなるように折り返して縫製さ
れている。ウェビング12がアンカープレート11の取付孔11aに挿入されており、ウ
ェビング12の中央部12aがアンカープレート11の取付孔11aに位置している。
図2及び図3に示すように、ウェビング12の右の端部12dが右のバックル部10の
取付孔10aに挿入されて、ウェビング12の右側部12bが右のバックル部10の取付
孔10aに位置しており、ウェビング12の右の端部12dがアンカープレート11の取
付孔11aを上側から跨ぐようにウェビング12の中央部12aに重ね合わされている。
ウェビング12の左の端部12eが左のバックル部10の取付孔10aに挿入されて、ウ
ェビング12の左側部12cが左のバックル部10の取付孔10aに位置しており、ウェ
ビング12の左の端部12eがアンカープレート11の取付孔11aを上側から跨ぐよう
にウェビング12の中央部12aに重ね合わされている。
これにより、図2及び図3に示すように、ウェビング12の中央部12aがアンカープ
レート11の取付孔11aに位置した状態(挿入された状態)で、ウェビング12の中央
部12a、右及び左の端部12d,12eが重ね合わされた状態となっている。
図2及び図3に示すように、アンカープレート11の右横に近接するウェビング12の
重ね合わされた部分(ウェビング12の中央部12aにおけるアンカープレート11の右
横部分、ウェビング12の右の端部12dにおけるアンカープレート11の右横部分、及
びウェビング12の左の端部12eにおけるアンカープレート11の右横部分)が、ウェ
ビング12の3枚の部分に亘って縫製されている(縫製部N1)。
図2及び図3に示すように、アンカープレート11の左横に近接するウェビング12の
重ね合わされた部分(ウェビング12の中央部12aにおけるアンカープレート11の左
横部分、ウェビング12の右の端部12dにおけるアンカープレート11の左横部分、及
びウェビング12の左の端部12eにおけるアンカープレート11の左横部分)が、ウェ
ビング12の3枚の部分に亘って縫製されている(縫製部N2)。
これにより、図2及び図3に示すように、ウェビング12の中央部12a、右側部12
b、右の端部12d及び縫製部N2により、ウェビング12のループ状部分が形成される
ことになり、ウェビング12のループ状部分がアンカープレート11(取付孔11a)に
取り付けられて、ウェビング12のループ状部分に右のバックル部10(取付孔10a)
が取り付けられた状態となっている。
図2及び図3に示すように、ウェビング12の中央部12a、左側部12c、左の端部
12e及び縫製部N1により、ウェビング12のループ状部分が形成されることになり、
ウェビング12のループ状部分がアンカープレート11(取付孔11a)に取り付けられ
て、ウェビング12のループ状部分に左のバックル部10(取付孔10a)が取り付けら
れた状態となっている。図1に示すように、右及び左の座席1の座部2の間を通って、ウ
ェビング12がアンカープレート11から上方に延出されており、右及び左のバックル部
10が右及び左の座席1の座部2に乗せられている。
図2及び図3に示すように、アンカープレート11の右横及び左横に近接するウェビン
グ12の重ね合わされた部分に、縫製部N1,N2が位置しているので、アンカープレー
ト11に対するウェビング12の位置が、縫製部N1,N2により図3に示す位置に決め
られる。
図2及び図3に示すように、右又は左の座席1に乗員が着座し、シートベルト8を装着
した状態(金具9を右又は左のバックル部10に取り付けた状態)において、車両が前方
から衝突し、乗員がシートベルト8により受け止められて、右又は左のバックル部10(
ウェビング12)が上方に引き上げられた場合、縫製部N1(又は縫製部N2)がアンカ
ープレート11に当たることにより、右又は左のバックル部10(ウェビング12)の上
方への引き上げが止められる。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]に代えて、図4に示すように構成してもよ
い。
図4に示すように、1本のウェビング12が用意されて、ウェビング12がアンカープ
レート11の取付孔11aに挿入されている。ウェビング12の右の端部12dが右のバ
ックル部10の取付孔10aに挿入されて、アンカープレート11の右横の近傍に位置し
ている。ウェビング12の左の端部12eが左のバックル部10の取付孔10aに挿入さ
れて、アンカープレート11の取付孔11aを上側から跨ぐようにして、ウェビング12
の右の端部12dに重ね合わされている。
図4に示すように、アンカープレート11の右横に近接するウェビング12の重ね合わ
された部分(ウェビング12におけるアンカープレート11の右横部分、ウェビング12
の右及び左の端部12d,12e)が、ウェビング12の3枚の部分に亘って縫製されて
いる(縫製部N1)。アンカープレート11の左横に近接するウェビング12の重ね合わ
された部分(ウェビング12におけるアンカープレート11の左横部分、ウェビング12
の左の端部12eにおけるアンカープレート11の左横部分)が、ウェビング12の2枚
の部分に亘って縫製されている(縫製部N2)。
これにより、ウェビング12の右及び左の端部12d,12eから縫製部N2により、
ウェビング12のループ状部分が形成されることになり、ウェビング12のループ状部分
がアンカープレート11(取付孔11a)に取り付けられて、ウェビング12のループ状
部分に右のバックル部10(取付孔10a)が取り付けられた状態となっている。ウェビ
ング12の右及び左の端部12d,12eから縫製部N1により、ウェビング12のルー
プ状部分が形成されることになり、ウェビング12のループ状部分がアンカープレート1
1(取付孔11a)に取り付けられて、ウェビング12のループ状部分に左のバックル部
10(取付孔10a)が取り付けられた状態となっている。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明の実施の第1別形態]の図4において、図5に示すように,縫製部N1を
残して縫製部N2を廃止するように構成してもよく、逆に縫製部N2を残して縫製部N1
を廃止するように構成してもよい。
図4及び図5に示す構成において、左右を逆転させてもよい。この構成によると、ウェ
ビング12の左の端部12eが左のバックル部10の取付孔10aに挿入されて、アンカ
ープレート11の左横の近傍に位置する。ウェビング12の右の端部12dが右のバック
ル部10の取付孔10aに挿入されて、アンカープレート11の取付孔11aを上側から
跨ぐようにして、ウェビング12の左の端部12eに重ね合わされる。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態][発明の実施
の第2別形態]に代えて、図6に示すように構成してもよい。
図6に示すように、1本のウェビング12が用意されて、ウェビング12がアンカープ
レート11の取付孔11aに挿入されている。ウェビング12の右の端部12dが右のバ
ックル部10の取付孔10aに挿入されて、右のバックル部10の近傍に位置している。
ウェビング12の左の端部12eが左のバックル部10の取付孔10aに挿入されて、ア
ンカープレート11の取付孔11aを上側から跨ぐように延ばされ、ウェビング12の右
の端部12dに重ね合わされている。
図6に示すように、アンカープレート11の右横に近接するウェビング12の重ね合わ
された部分、及びアンカープレート11の左横に近接するウェビング12の重ね合わされ
た部分が、ウェビング12の2枚の部分に亘って縫製されている(縫製部N1,N2)。
ウェビング12の右及び左の端部12d,12eの重ね合わされた部分が、ウェビング1
2の2枚の部分に亘って縫製されている(縫製部N3)。
これにより、ウェビング12の右及び左の端部12d,12eから縫製部N2,N3に
より、ウェビング12のループ状部分が形成されることになり、ウェビング12のループ
状部分がアンカープレート11(取付孔11a)に取り付けられて、ウェビング12のル
ープ状部分に右のバックル部10(取付孔10a)が取り付けられた状態となっている。
ウェビング12の右及び左の端部12d,12eから縫製部N1により、ウェビング12
のループ状部分が形成されることになり、ウェビング12のループ状部分がアンカープレ
ート11(取付孔11a)に取り付けられて、ウェビング12のループ状部分に左のバッ
クル部10(取付孔10a)が取り付けられた状態となっている。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明の実施の第3別形態]の図6において、図7に示すように、縫製部N2を
残して縫製部N1を廃止するように構成してもよく、逆に縫製部N1を残して縫製部N2
を廃止するように構成してもよい。
図6及び図7に示す構成において、左右を逆転させてもよい。この構成によると、ウェ
ビング12の左の端部12eが左のバックル部10の取付孔10aに挿入されて、左のバ
ックル部10の近傍に位置する。ウェビング12の右の端部12dが右のバックル部10
の取付孔10aに挿入されて、アンカープレート11の取付孔11aを上側から跨ぐよう
に延ばされ、ウェビング12の左の端部12eに重ね合わされる。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実
施の第4別形態]において、ウェビング12の左の端部12eをウェビング12の右の端
部12dの上側に重ね合わすのではなく、これを逆にしてウェビング12の右の端部12
dを、ウェビング12の左の端部12eの上側に重ね合わすように構成してもよい。
[発明の実施の第6別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実
施の第5別形態]において、右及び左の座席1(座部2)を前後に位置変更自在に車体の
フロア5に取り付けた場合、アンカープレート6,11を右及び左の座席1(座部2)の
フレーム(図示せず)に連結して、右及び左の座席1(座部2)と一緒にアンカープレー
ト6,11を前後に位置変更できるように構成してもよい。
[発明の実施の第7別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態][発明の実施の第1別形態]〜[発明の実
施の第6別形態]において、分割された右及び左の座席1を左右に並べて配置するのでは
なく、横長の一つの座席1を左右に配置する場合、座席1の座部2にスリット状の開口部
を形成して、ウェビング12を開口部から上方に延出するように構成してもよい。
本発明は2人掛けの後の座席1ばかりではなく、3人掛けの後の座席1や、3列シート
型式のミニバンの3列目の座席1(2人掛けや3人掛け)にも適用できる。本発明を3人
掛けの座席1に適用した場合、3人掛けの座席1の中央部から乗員の1人分だけ右又は左
の一方に寄った位置に、本発明のアンカープレート11、ウェビング12及び2個のバッ
クル部10を配置し、3人掛けの座席1の中央部から乗員の1人分だけ右又は左の他方に
寄った位置に、アンカープレート11、ウェビング12及び1個のバックル部10を配置
するように構成してもよい。本発明は後の座席1ばかりではなく、前の座席1(運転席及
び助手席)にも適用できる。
右及び左の座席の全体斜視図 アンカープレート、ウェビング及びバックル部の分解斜視図 アンカープレート、ウェビング及びバックル部の縦断正面図 発明の実施の第1別形態におけるアンカープレート、ウェビング及びバックル部の縦断正面図 発明の実施の第2別形態におけるアンカープレート、ウェビング及びバックル部の縦断正面図 発明の実施の第3別形態におけるアンカープレート、ウェビング及びバックル部の縦断正面図 発明の実施の第4別形態におけるアンカープレート、ウェビング及びバックル部の縦断正面図
符号の説明
1 座席
10 バックル部
10a バックル部の取付孔
11 アンカープレート
11a アンカープレートの取付孔
12 ウェビング
12a ウェビングの中央部
12d,12e ウェビングの端部

Claims (2)

  1. 左右に配置された座席に備えられるウェビング及び2個のバックル部、アンカープレー
    トによって構成される車両用のシートベルト構造において、
    前記アンカープレートに1個の取付孔を開口して、1本のウェビングを前記アンカープ
    レートの取付孔と、一方及び他方のバックル部の取付孔とに挿入し、
    前記一方のバックル部側及び他方のバックル部側にウェビングのループ状部分が形成さ
    れるように、前記ウェビングを縫製してある車両用のシートベルト構造。
  2. 前記ウェビングをアンカープレートの取付孔に挿入して、前記ウェビングの中央部をア
    ンカープレートの取付孔に位置させ、
    前記ウェビングの一方の端部を一方のバックル部の取付孔に挿入して、前記アンカープ
    レートの取付孔を跨ぐようにウェビングの中央部に重ね合わせ、
    前記ウェビングの他方の端部を他方のバックル部の取付孔に挿入して、前記アンカープ
    レートの取付孔を跨ぐようにウェビングの中央部に重ね合わせ、
    前記アンカープレートに近接する一方及び他方のウェビングの重ね合わされた部分を、
    ウェビングの3枚の部分に亘って縫製して、前記一方のバックル部側及び他方のバックル
    部側にウェビングのループ状部分が形成されるようにしてある請求項1に記載の車両用の
    シートベルト構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102009010781A1 (de) * 2009-02-26 2010-09-02 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Verankern von Gurtschlössern

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DE102009010781A1 (de) * 2009-02-26 2010-09-02 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Verankern von Gurtschlössern
DE102009010781B4 (de) 2009-02-26 2022-08-25 Volkswagen Ag Vorrichtung zum Verankern von Gurtschlössern

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