JP2007021712A - ワーク移載装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】工作機械のワーク加工位置P2の前方に移載テーブル49を構成する固定テーブル47を配設し、該固定テーブル47の前方に移載テーブル49を構成する可動テーブル48を配設する。固定テーブル47の複数の固定移載バー54の間に間隔G1を設け、可動テーブル48の複数の可動移載バー68の間に間隔G2を設け、前記間隔G1に前記可動移載バー68を、間隔G2に固定移載バー54を進入可能に構成する。前記固定テーブル47及び可動テーブル48にワークを支持した状態で、可動テーブル48を固定テーブル47側へ移動して、移載テーブル49を拡張状態から縮小状態に変形させ、ワークを工作機械の加工位置に搬入する。
【選択図】図1
Description
請求項7記載の発明は、移載テーブルの縮小又は拡張と同期して、第1可動シュータ及び第2可動シュータの設置寸法を縮小又は拡張することができる。
図7に示すように、ベッド11の上面には、支持台12が立設され、この支持台12の上面には、図8に示すように左右一対の軸受13,13を介して、ワーク支持テーブル14が、サーボモータ15によって、割り出し回転可能に装着されている。前記ワーク支持テーブル14の上面には、ワークWをクランプするためのクランプ機構16が複数箇所に設けられている。図7に示すように、前記支持台12の前側壁(図7の右側壁)には、取付ステー17を介して、ワークWをワーク支持テーブル14側へ搬入したり、搬出したりする際にワークを案内するための案内板18が水平に支持されている。前記ベッド11には、図示しないが、前記ワーク支持テーブル14の上面に支持されたワークWを加工するための加工機本体が装設されている。又、前記ベッド11には、工作機械の加工機本体、前記ワーク支持テーブル14、取付ステー17及び案内板18等を遮蔽して、ワークWの加工中に切屑やクーラントが飛散するのを防止するための保護カバー19が装着されている。この保護カバー19の前面には、開口部20が形成され、この開口部20は開閉扉21によって、開放可能になっている。前記開閉扉21は、図2に示すように、開口部20の下方に水平方向に互いに平行に敷設された案内レール22,23と、前記案内レール22,23に沿って案内移動されるローラ24,25を備えた扉26,27とによって構成され、手動又は自動的に開閉されるようになっている。
この搬送用コンベアライン31は、概略的に見て、図6及び図8に示すように前工程の工作機械によって加工されたワークWを前記開口部20と対応するワークWの搬入出位置P1に搬入する上流側のローラコンベヤ装置32と、このローラコンベヤ装置32によって、前記搬入出位置P1に移動された未加工のワークWを該搬入出位置P1から前記ワーク支持テーブル14上の加工位置P2に搬入したり、ワーク支持テーブル14側から加工済みのワークWを搬出したりするワーク移載装置33と、このワーク移載装置33の下流側に設けられ、加工済みのワークWを次の工程の工作機械側に搬出するための下流側のローラコンベヤ装置34とによって構成されている。そこで、前記ローラコンベヤ装置32、ローラコンベヤ装置34及びワーク移載装置33を以下に順次説明する。
最初に、工作機械のワーク支持テーブル14にワークWを搬入して装着する動作について説明すると、図6において、上流側のローラコンベヤ装置32によって、前工程で加工されたワークWを作業者Mの手作業によって、ワーク移載装置33の上面に移動する。
この状態で、ワーク移載装置33の上面から下流側のローラコンベヤ装置34にワークWを搬送し、次の加工工程に移行する。
(1)上記実施形態では、前記ワーク移載装置33の移載テーブル49を固定テーブル47と可動テーブル48によって構成し、可動テーブル48を固定テーブル47側に移動することによって、固定テーブル47に可動テーブル48をオーバーラップするようにして、ワーク移載装置33上のワークWを案内板18を介してワーク支持テーブル14側に搬入するように構成した。このため、ワークWの加工位置P2への搬入時にワーク移載装置33の固定テーブル47及び可動テーブル48を工作機械のワークWの加工位置P2に進入させる必要がなく、加工時間が短縮できると共に、工作機械のワーク搬入出用のスペースを小さくして、工作機械の小型化を図ることができる。又、作業者Mがテーブル47,48を挟んでワーク支持テーブル14側に接近し易くなり、作業者MのワークWの加工位置への接近性を向上して、ワークWの搬入出作業を容易に行うことができる。
・図9に示すように、搬入出方向Zに指向する案内レール61,62に対し、架け渡された複数の移載バー91を互いに平行に、かつ搬入出方向Zに往復動可能に支持し、各移載バー91を例えばパンタグラフ機構92により連結して、各移載バー91の相互間隔を縮小又は拡張可能とする。そして、移載テーブル93を拡張状態から縮小状態に、又はその逆の状態に切り換えられるように構成してもよい。ワーク搬入出側とは反対側の移載バー91の外側端縁には位置規制部材としてのストッパ82が設けられている。
・図示しないが、切屑回収シュータ73を板材により一体的に構成して、傾斜状態で配設し、可動テーブル48のワーク搬入方向への移動に伴って該切屑回収シュータ73の先端部が下方に傾動しつつ保護カバー19の内側に進入するように構成してもよい。
Claims (7)
- 工作機械におけるワーク加工位置の前方のワーク搬入出位置に配設されるワーク移載装置であって、移載テーブルをワークの搬入出方向に縮小又は拡張可能に構成したことを特徴とするワーク移載装置。
- 請求項1において、前記移載テーブルは、前記搬入出位置に配設される固定テーブルと、案内機構により前記固定テーブルにオーバーラップした縮小位置と前記固定テーブルから離間した拡張位置との間で切り換え可能に配設される可動テーブルとにより構成されていることを特徴とするワーク移載装置。
- 請求項2において、前記固定テーブルにはワークの搬入出方向を指向するように、かつ所定の間隔をおいて複数の固定移載バーが設けられ、前記可動テーブルには、同じくワークの搬入出方向を指向するように、かつ所定の間隔をおいて複数の可動移載バーが設けられ、可動移載バーは、前記可動テーブルの移動により前記各固定移載バーの前記間隔に進入可能に構成されていることを特徴とするワーク移載装置。
- 請求項1において、前記移載テーブルは、パンタグラフ機構によりワークの搬入出方向に相互間隔を縮小又は拡張可能に構成された複数の移載バーにより構成されていることを特徴とするワーク移載装置。
- 請求項1〜4のいずれか一項において、前記移載テーブルのワークの搬入出側とは反対側の外側端縁には、ワークを位置規制する位置規制部材が設けられていることを特徴とするワーク移載装置。
- 請求項1〜5のいずれか一項において、前記移載テーブルの下方には、ワークから落下する切屑や切削液を回収して、工作機械の保護カバーの内側へ移動するための切屑回収シュータが装着され、該シュータは前記移載テーブルが前記縮小又は拡張する際に連動して移動可能に構成されていることを特徴とするワーク移載装置。
- 請求項6において、前記切屑回収シュータは、前記移載テーブルの下方に傾斜して配設された固定シュータと、前記移載テーブルに対し、その縮小又は拡張に伴い、かつ傾斜して連結された第1可動シュータと、該第1可動シュータの下端部にヒンジ機構により上下方向の往復動可能に傾斜して連結され、かつ下端縁を前記固定シュータの上端縁に支持された第2可動シュータとにより構成されていることを特徴とするワーク移載装置。
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