JP2007021282A - 廃棄物処理装置および処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 熱分解装置から排出される熱分解残渣の含有塩素濃度を低減できる廃棄物処理装置と廃棄物処理方法を提供する。
【解決手段】 廃棄物処理装置は、廃棄物を熱分解ガスaと熱分解残渣bとに熱分解する熱分解炉1と、熱分解炉から排出される熱分解残渣を水と混合し塩素分を洗浄する第1の洗浄手段である冷却・混合洗浄槽10と、冷却・混合洗浄槽10から排出された熱分解残渣混合水dを脱水する脱水設備20と、脱水された熱分解残渣zをさらに水と混合し塩素分を洗浄する第2の洗浄手段である混合洗浄槽30と、混合洗浄槽30から排出された熱分解残渣混合水wを脱水する脱水設備40と、脱水設備40で脱水された熱分解残渣yを洗浄して脱水する第3の洗浄脱水手段である洗浄脱水設備50とを備える。洗浄脱水設備50は脱水された熱分解残渣に上水oを供給して洗浄したあと脱水する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、廃棄物を熱分解して熱分解ガスと熱分解残渣とに分離し、熱分解残渣を洗浄することにより塩素分を除去し、低塩素濃度の熱分解残渣の効率的な提供および処理を可能とした廃棄物の処理装置と処理方法に関する。
一般ゴミなどの廃棄物の焼却処理は、廃棄物の有力な処理方法の一つとして広く行われており、その一つに、廃棄物を熱分解した上で廃棄物を処理する技術がある。ここで、熱分解処理とは、可燃物(有機物質)を空気(酸素)遮断下で加熱すると、可燃物の一部は可燃性のガスとなり、可燃性の熱分解ガスと熱分解残渣(炭化物という)とに分離される処理をいう。
近年では、資源循環型の社会をめざし、ごみを熱分解させ、最終的には溶融スラグ分として資源回収するごみの焼却技術の開発が進められている。一方、焼却まではしないが中間処理として、ごみを熱分解させ、熱分解残渣(炭化物)を回収し、燃料として再利用する資源循環型のエネルギー利用が進められている。この熱分解残渣(炭化物)は、セメントキルン用燃料、ボイラ用補助燃料等として利用価値が高まっており、耐食性等の観点から、低塩素含有量であることが近年第一の条件となっている。
ここで問題となるのは、廃棄物中には多くの種類の廃棄物が含まれており、特にポリ塩化ビニル等の有機塩素化合物、厨芥中の調味料等に塩化ナトリウム等のアルカリ塩として含まれる塩素は熱分解により、ごみ中の塩素分の約90%が熱分解残渣(炭化物)側に、残り10%が、排ガス側に移行し、熱分解後の炭化物中には約2から3重量%程度の塩素分が含まれていることである。
上記のようにして生成された熱分解残渣を、セメントキルン用燃料、ボイラ用補助燃料等として利用する場合には、使用時の周辺構造物への影響(腐食性の低下)等を最小限に抑制するために、この熱分解残渣中の含有塩素分をできるだけ低下させる必要がある。
この廃棄物の熱分解残渣の塩素除去(脱塩素化)は、欧州フランス等に於いては、熱分解残渣(炭化物)を水槽中に直接投入することで、可燃性である熱分解残渣を安全に冷却でき、更に湿式で粉砕することにより炭化物中の溶解性塩素を除去することが公知となっている。また、特許文献1には、同様の技術思想が記載されており、特に、熱分解残渣を水洗することで、熱分解残渣の塩素濃度が約0.5重量%程度まで低減されることが示されている。
特開平10−185151号公報
しかしながら、含有塩素濃度を約0.5重量%程度まで低減させて生成した熱分解残渣でも、セメントキルン用燃料、ボイラ用補助燃料等として利用する際には、周辺構造物への影響をより小さく抑えるため、熱分解装置から生成された熱分解残渣の塩素濃度をより低減することが求められている。また、熱分解残渣中の塩素分を除去するため、多量の水を使用しているが、より少ない水量で塩素分を効率よく除去することが好ましく、処理装置内で循環させて再利用することが求められている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、熱分解装置で生成された熱分解残渣の含有塩素濃度を、さらに低減することにある。すなわち、前記した特許文献1に記載の技術では、含有塩素濃度は0.5重量%程度まで低減できるが、本発明では熱分解残渣に含まれる含有塩素濃度をさらに低濃度に抑えることにある。また、少ない水を使用して洗浄処理し、循環させて再利用することで水を有効利用して、装置外へ水を排出することなく運用することができる廃棄物処理装置および処理方法を提供することにある。
本発明者らは、熱分解装置を備える廃棄物処理装置につき鋭意研究を重ねた結果、以下の特徴を有する本発明を完成させるに至った。すなわち、前記目的を達成すべく、本発明に係る廃棄物処理装置は、廃棄物を熱分解ガスと熱分解残渣とに熱分解する熱分解装置と、熱分解装置から排出される熱分解残渣を水と混合し塩素分を洗浄する第1の洗浄手段と、第1の洗浄手段から排出された熱分解残渣混合水を脱水する第1の脱水手段と、第1の脱水手段で脱水された熱分解残渣をさらに水と混合し塩素分を洗浄する第2の洗浄手段と、第2の洗浄手段から排出された熱分解残渣混合水を脱水する第2の脱水手段と、第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣を洗浄して脱水する第3の洗浄脱水手段とを備えることを特徴としている。
前記のごとく構成された本発明の廃棄物処理装置は、熱分解装置から連続して排出される熱分解残渣は水が注入されている槽内に投入され、水を撹拌することで混合され、熱分解残渣に含まれる塩素分が溶解して洗浄がなされる。そして、熱分解装置から生成された固形分である熱分解残渣を、第1の洗浄手段で水と混合して塩素分を洗浄して除去し、そのあと脱水して水分を除去し、さらに第2の洗浄手段で水と混合して塩素分を洗浄除去し、さらに脱水してから第3の洗浄脱水手段で洗浄して脱水するため、熱分解残渣に含まれる塩素分の含有量を大幅に低減することができる。
また、本発明の廃棄物処理装置の好ましい具体的な態様としては、前記第3の洗浄脱水手段は、第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣に上水を供給してリンス洗浄して脱水することを特徴としている。この構成によれば、第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣に上水を供給し、リンス水で洗い流すように、あるいはすすぎ洗いで洗浄するため、最終的に洗浄して脱水処理された熱分解残渣の含有塩素濃度を低減することができる。
すなわち、熱分解残渣に含まれる塩素分を第1の洗浄手段、第1の脱水手段、第2の洗浄手段で洗浄して除去したあと、第2の洗浄手段から排出された熱分解残渣を脱水してから第3の洗浄脱水手段で洗浄して脱水するため、塩素分の含有量をさらに低減することができ、従来では熱分解残渣に含まれる塩素濃度が0.5重量%程度であったのに対し、本発明の廃棄物処理装置では0.3重量%以下に低減することができる。
また、本発明に係る廃棄物処理装置の他の態様としては、前記第1の脱水手段から排出される脱水液、前記第2の脱水手段から排出される脱水液、第3の洗浄脱水手段から排出される洗浄水の少なくとも1つの手段から排出される水を処理する水処理装置をさらに備え、この水処理装置で処理された処理水を第1の洗浄手段および/または第2の洗浄手段に供給する還流系統を備えることを特徴としている。この構成によれば、第2の脱水手段や第3の洗浄脱水手段から得られる水を処理して第1、第2の洗浄手段で、塩素分を洗浄して除去するための洗浄水として利用することができ、水のリサイクルができて消費量を減らすことができる。
また、前記第3の洗浄脱水手段から排出される洗浄水を、第1の洗浄手段および/または第2の洗浄手段に供給する還流系統を備えると好ましい。このように構成すると、最終段階で洗浄に使用した洗浄水は塩素含有濃度が低いため、水処理をしなくても前段の洗浄手段で水と混合して塩素分を洗浄する洗浄水として使用することができ、水を有効利用することができる。
本発明の廃棄物処理方法は、廃棄物を熱分解装置で熱分解して熱分解ガスと熱分解残渣を生成する工程と、該熱分解残渣を水と混合して塩素分を洗浄する第1の洗浄工程と、水と混合された熱分解残渣混合水を脱水する第1の脱水工程と、脱水された熱分解残渣をさらに水と混合して塩素分を洗浄する第2の洗浄工程と、第2の洗浄工程で洗浄された熱分解残渣混合水を脱水する第2の脱水工程と、第2の脱水工程で脱水された熱分解残渣を上水を用いて洗浄して脱水する第3の洗浄脱水工程を備えることを特徴としている。
この廃棄物処理方法によれば、熱分解残渣に含まれる塩素分を第1の洗浄工程で洗浄して除去し、熱分解残渣と水とが混合した混合水を脱水したあと、さらに第2の洗浄工程で塩素分を洗浄して除去し、2回目の脱水をしたあと上水で洗浄して脱水するため、熱分解残渣に含まれる残留塩素濃度を大幅に低減することができる。
前記第3の洗浄脱水工程は、前記第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣に上水を供給してリンス洗浄して塩素分を洗浄したあと脱水して除去することが好ましい。この構成によれば、第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣に上水を供給してリンス洗浄し、熱分解残渣に付着している塩素分を洗い流してから脱水して除去するため、熱分解残渣に含まれる塩素分の濃度を大幅に低減して品質の優れた熱分解残渣を回収することができる。
また、前記の廃棄物処理方法は、洗浄した塩素を含有する水の処理工程をさらに備え、該処理工程で処理された処理水を前記第1の洗浄工程および/または第2の洗浄工程で用いることが好ましい、この構成によれば、塩素分を洗浄し塩素分が含まれた水を処理して再度塩素分を洗浄する水として再利用することができ、水の使用量を減らすことができると共に、系外へ塩素を含んだ水を排出せずに循環使用することができる。
本発明の廃棄物処理装置および廃棄物処理方法は、熱分解装置から熱分解され生成される熱分解残渣に含まれる塩素分の濃度を大幅に低減することができ、品質の良い熱分解残渣(炭化物)を回収できる。また、本発明の廃棄物処理装置においては、少ない水量で熱分解残渣に含まれる塩素分を洗浄でき、水洗により生じた塩素含有水の系外への排出をなくすことができる。
以下、本発明に係る廃棄物処理装置の一実施形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る廃棄物処理装置の要部構成を示すブロック図、図2は図1に示す廃棄物処理装置による、脱水および脱水・洗浄後の塩素濃度変化を示す説明図である。
図1において、本実施形態の廃棄物処理装置は、廃棄物を熱分解ガスと熱分解残渣とに熱分解する熱分解装置としての熱分解炉1と、熱分解炉1で生成され排出される熱分解残渣を水と混合し塩素分を洗浄して除去する第1の洗浄手段である冷却・混合洗浄槽10と、冷却・混合洗浄槽10から排出された熱分解残渣混合水を脱水する脱水設備20と、脱水された熱分解残渣をさらに水と混合し塩素分を洗浄して除去する第2の洗浄手段を構成する混合洗浄槽30と、この混合洗浄槽で処理され排出された熱分解残渣混合水を脱水する脱水設備40と、脱水された熱分解残渣を洗浄して脱水する洗浄脱水設備50とを備えている。
熱分解装置1は詳細には図示していないが、回転式のロータリーキルンの外周に環状のジャケットを備えており、投入された廃棄物を還元雰囲気中でジャケットから間接的に加熱して熱分解し(熱分解プロセス)、熱分解ガスaと、熱分解残渣(炭化物)bとに分離し、各々別の排出口から排出するように構成されている。排出された熱分解ガスaと熱分解残渣bとは共に可燃性であり、熱分解装置1から排出された熱分解ガスaは、熱分解ガスを燃焼させる燃焼設備2に供給され、この燃焼設備2において燃焼される。
そして、燃焼設備2で燃焼させた高温の燃焼ガスcが、熱分解装置1の外周のジャケットに供給されて前述のように熱分解装置1の熱源として用いられ、酸素を遮断した状態で廃棄物を間接的に加熱する。ジャケット内に供給され、廃棄物を加熱し熱分解装置1の熱源として使用されたあとの燃焼ガスcは、ジャケットから排ガス設備(排ガス処理手段)3に受け入れられて所定の処理が施され、さらに煙突4より大気中に排気されるように構成されている。
さらに、本実施形態の廃棄物処理装置は、熱分解残渣混合水の脱水を行なう脱水設備20、脱水設備40および洗浄脱水設備50から排出される塩素分を含んだ水を処理する水処理設備60と、この水処理設備で処理されたろ過水が供給され、排ガス設備3に冷却のために水を噴射する噴射設備70を備えている。また、水処理設備60で処理されたろ過水が還流水として冷却・混合洗浄槽10に供給される還流ライン5が構成されている。さらに、脱水設備40および洗浄脱水設備50から排出される塩素分を含んだ濃度の低い水の一部を混合洗浄槽30に供給する還流ライン6を備えている。水処理設備60は、例えばフィルタを用いたろ過方式のもの等が用いられるが、他の方式のものでもよい。
冷却・混合洗浄槽10は、熱分解装置1で生成され排出される固形分である熱分解残渣を水中に投入して撹拌し混合すると共に冷却し、熱分解残渣に含まれる塩素分を洗浄する槽である。冷却・混合洗浄槽10からスラリー状の熱分解残渣混合水dが排出され、次工程に移行される。また、冷却・混合洗浄槽10から、瓦礫、石等の不燃物mが排出される。
脱水設備20は、冷却・混合洗浄槽10で洗浄処理された熱分解残渣混合水が供給され、熱分解残渣の水分を除去して固液を分離する固液分離設備であり、脱水されることにより水分に付着している塩素分を除去する設備である。固液分離手段としては、脱水機のほかに、蒸発濃縮、沈降分離等の手段を用いることができ、熱分解残渣混合水dから連続的に固形分のみを迅速に分離する手段としては脱水が最適である。具体的には、遠心脱水、プレフィルタ、ベルトプレス、真空脱水等の方式があり、いずれも使用できるが、好ましくは、高脱水率の手段である遠心脱水方式がよい。
混合洗浄槽30は、脱水設備20で脱水された熱分解残渣が供給され、槽内に供給された洗浄水で熱分解残渣に含まれる塩素分を再度洗浄して除去する槽である。本実施形態の廃棄物処理装置は、1度目の洗浄を冷却・混合洗浄槽10で行ない、脱水したあと、2度目の洗浄を混合洗浄槽30で行なうことを特徴としている。混合洗浄槽30で使用される洗浄水は、本実施形態では後工程の脱水設備40および洗浄脱水設備50で使用された洗浄排水の一部が循環されて使用される。
脱水設備40は、混合洗浄槽30で2度目の洗浄を行なったあとの熱分解残渣混合水が供給され、水分を脱水する設備である。洗浄脱水設備50は、脱水された熱分解残渣に上水を流して熱分解残渣の表面に付着している塩素分を洗浄してから脱水して除去する設備である。すなわち、2度の塩素分の洗浄のあと、脱水してから上水を流して洗浄し、最終的にリンス洗浄して脱水することにより熱分解残渣に含まれる塩素分を大幅に除去できる処理設備である。この脱水設備40および洗浄脱水設備50から塩素分を大幅に低減できた熱分解残渣固形分eが排出され、熱分解残渣(製品炭化物)gが回収される。
前記の如く構成された本実施形態の廃棄物処理装置の動作について以下に説明する。ごみ等の廃棄物xは、図示しない廃棄物投入器により熱分解炉1に投入される。熱分解炉1は、投入された廃棄物を間接的に加熱して熱分解し(熱分解プロセス)、熱分解ガスaと、熱分解残渣(炭化物)bとに分離し、各々別の排出口から排出する。排出された熱分解ガスaと熱分解残渣bとは共に可燃性であり、熱分解炉1から排出された熱分解ガスaは、熱分解ガスを燃焼させる燃焼設備2に供給され、この燃焼設備2において燃焼され、燃焼ガスcが熱分解炉1のジャケットに供給され、廃棄物を加熱する。
熱分解炉1のジャケットを加熱したあとの燃焼ガスcは排ガス設備3に受入れられ、所定の処理が施され、さらに煙突4より排気される。このとき、噴射設備70から供給されたろ過水iが噴射され、高温の燃焼ガスcを冷却して大気中に放出する。噴射設備70で噴射されるろ過水iが高濃度塩素水の場合は、燃焼ガスcを冷却したあと、排ガス設備3で処理されるため、系外に塩素分が排出されることはない。
熱分解炉1から排出された熱分解残渣bは、約500℃と高温であるため、そのまま大気中に排出すると発火の危険があり、熱分解残渣を冷却・混合洗浄槽10に投入し、30分以上混合攪拌し脱塩素処理をする(冷却・混合プロセス)。冷却・混合洗浄槽10から、瓦礫や石等の不燃物mが排出される。
すなわち、冷却・混合洗浄槽10では、洗浄水が注入された槽内に、熱分解炉1から連続して排出された熱分解残渣(炭化物)bを落とし込み、水中で撹拌して洗浄する。熱分解残渣(炭化物)を冷却・混合洗浄槽10の水槽内で撹拌する際に水をスプレーし、水槽内のスラリー混合水の還流水にて浮遊する熱分解残渣を熱分解炉出口で滞留することなく流動させることができる。熱分解残渣と水とを混合し冷却混合スラリー状とした熱分解残渣混合水dとすることにより、炭化物中の塩素が混合水中に溶解する。本発明では、熱分解残渣が冷却・混合洗浄槽10内にて約500℃から約50℃程度に水冷される際、サーマルショックにより脱塩素化の高効率化も果たすことができる。
この後、混合されたスラリー状の熱分解残渣混合水dは脱水設備20に供給されて脱水され、水分に付着している塩素分が脱水により取り除かれ、混合水の固形分(炭化物)と溶液分を脱水分離する。このとき、この分離した状態では固形分の表面には、混合水中の塩素分がまだ付着している(脱水機での水分率分が付着)。また、熱分解残渣を含んだ混合水は、脱水設備20で脱水することで0.5重量%程度まで塩素分を抑えることができる。脱水された水分は、後段の水処理設備60で処理がなされる。
そして、脱水設備20で脱水された熱分解残渣zは、予め洗浄水が注入されている混合洗浄槽30に投入される。混合洗浄槽30では、熱分解残渣zは洗浄水中で撹拌され、塩素分が洗浄され、そのあと脱水が行なわれる。この脱水処理も遠心脱水等で行なわれる。このように、熱分解残渣は冷却・混合洗浄槽10で1回目の洗浄が行なわれて塩素分が除去され、脱水設備20で脱水されたあと、混合洗浄槽30で2回目の洗浄により塩素分が除去されるため、熱分解残渣に含まれる塩素分を低濃度まで除去することができる。
本実施形態の廃棄物処理装置は、前記の処理工程で熱分解残渣中に含まれる塩素分の濃度を低レベルとすることができるが、さらに混合洗浄槽30から排出された熱分解残渣水wを脱水設備40と洗浄脱水設備50に供給して塩素分の濃度を低減させている。すなわち、脱水設備20で脱水された炭化物の洗浄水との混合を混合洗浄槽30で行い、スラリー化した熱分解残渣混合水wを脱水設備40で脱水し、脱水された熱分解残渣yを洗浄脱水設備50で外部上水oにより洗浄を繰り返し行うことで固形分に付着した塩素分が水に溶解する。換言すると、脱水設備40でさらに脱水することで塩素分が低くなり、洗浄脱水設備50で上水を用いてリンス(洗浄)してさらに脱水することで、熱分解残渣の固形分のさらなる低塩素化を図っている。
脱水設備40では、混合洗浄槽30から排出された熱分解残渣水wを先ず脱水し、次いで洗浄脱水設備50で上水oを注入して洗浄(上水でリンス)して脱水することで、熱分解残渣に含まれる塩素濃度をより低レベルとすることができる(脱水・洗浄プロセス)。脱水設備40で水分を脱水し、洗浄脱水設備50で塩素分をリンスにより洗浄して脱水された熱分解残渣固形分eは、0.3重量%以下まで塩素分を抑えることができ、低塩素濃度の製品炭化物gとして回収される。
このように、本実施形態の廃棄物処理装置は、熱分解残渣を冷却・混合洗浄槽10で直接冷却・混合して1回目の洗浄を行ない、熱分解炉1からの排出を阻害することなく、熱分解残渣を湿潤化させスラリー状で回収することができ、回収後の熱分解残渣混合水を脱水したあと混合洗浄槽30で2回目の洗浄を行ない、そのあと、さらに脱水設備40で2回目の脱水をしてから洗浄脱水設備50で上水を流してリンスにより洗浄して脱水することで、熱分解残渣中の含有塩素濃度を約0.3重量%以下に低減できる。
図2は、熱分解残渣の塩素濃度変化について、脱水設備20による脱水(1段目)および脱水設備40および洗浄脱水設備50による脱水・洗浄脱水(2段目)による効果を示したものである。このように、熱分解残渣に含まれる塩素濃度は1段目の脱水で0.5重量%程度となり、2段目の脱水・洗浄脱水で0.3重量%以下まで低減することができる。なお、脱水しないときの塩素濃度は約2から3重量%程度である。
前記の塩素濃度の測定は、試料とする熱分解残渣を酸素の満たした容器の中で燃焼させ、燃焼ガスと灰中の塩化物を吸収液に捕集し、吸収液中の塩素(Cl)を計測するボンベ式質量法等で行なうことができる。
脱水設備40より排出される脱水液と、洗浄脱水設備50で熱分解残渣固形分を洗浄した洗浄排水は塩素濃度が低いため、その一部を洗浄水kとして還流ライン6で混合洗浄槽30に送水して再使用することで水の有効利用を図ることができる。洗浄排水の残りは水処理設備60に供給される。水処理設備60では、脱水設備20で脱水された脱水液hと、脱水設備40で脱水された脱水液v、洗浄脱水設備50で洗浄に使用された洗浄排水vが受入れられ、処理がなされて塩素分sが排出される。水処理設備60で処理されたろ過水lは還流ライン5を通して冷却・混合洗浄槽10に供給され、冷却・混合用水として処理水を循環使用し、ろ過水の一部i(高濃度塩素水)は、噴射設備70より排ガス設備3の減温塔に供給されスプレー噴霧水として使用される。排ガス設備3では、燃焼ガスcの処理と共に、ろ過水が高濃度塩素水の場合は塩素分の処理も行なう。
このようにして回収された製品炭化物gは、含有される塩素分の濃度が約0.3重量%以下と極めて低いため、セメントキルン用燃料、ボイラ用補助燃料等として利用する場合に、周辺建物等の構造物への耐食性低下等の影響を低く抑えることができ、また環境負荷を低減することができる。本発明の廃棄物処理装置は、洗浄による塩素分の除去だけでなく、脱水を組み合わせることにより、少ない水を有効利用して熱分解残渣に含まれる塩素分濃度を効率良く低減することができる。
また、本実施形態の廃棄物処理装置は、排ガス設備3でスプレー噴霧水として消費される水以外は水処理設備60で処理されて循環使用され、外部に放流されることがないクローズしたシステムであるため、環境負荷を少なくすることができる。さらに、最終的に洗浄脱水設備50で使用する上水以外は、基本的に水処理設備60でろ過処理された処理水を用いており、少ない上水使用量で、回収される製品炭化物の塩素濃度を効率良く低減することができる。
以上、本発明の一実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。例えば、熱分解装置として、横型のロータリーキルン方式の熱分解炉の例を示したが、他の方式の熱分解装置や縦型の熱分解炉等を用いてもよいことは勿論である。
また、第2の脱水設備40および洗浄脱水設備50から排出される脱水液や洗浄水を第2の洗浄手段に供給する例を示したが、図1に破線で示す還流ライン7のように第1の洗浄手段に供給するように構成してもよい。さらに、水処理設備60で処理された処理水(ろ過水)を第1の洗浄手段に供給する例を示したが、図1に破線で示す還流ライン8のように第2の洗浄手段に供給するように構成してもよい。また、脱水設備40から排出される脱水液と、洗浄脱水設備50から排出される洗浄水を合流させて、一部を洗浄水として用い、残りを水処理設備60の送水する構成としたが、脱水設備40からの脱水液を水処理設備60に送水し、洗浄脱水設備50から排出される洗浄水を混合洗浄槽30に供給するように構成してもよい。
本発明の活用例として、熱分解装置を用いてごみ以外の廃棄物の処理を行なう廃棄物処理装置の用途にも適用できる。また、燃焼設備で得られた熱を用いて発電を行なうように構成することもできる。
本発明に係る廃棄物処理装置の一実施形態の要部構成を示すブロック図。 図1に示す廃棄物処理装置による、1段目の脱水および2段目の脱水・洗浄脱水後の塩素濃度変化を示す説明図。
符号の説明
1 熱分解炉(熱分解装置)
2 燃焼設備
3 排ガス設備
4 煙突
5,6 還流ライン(還流系統)
10 冷却・混合洗浄槽(第1の洗浄手段)
20 脱水設備(第1の脱水手段)
30 混合洗浄槽(第2の洗浄手段)
40 脱水設備(第2の脱水手段)
50 洗浄脱水設備(第3の洗浄脱水手段)
60 水処理設備(水処理装置)
70 噴射設備
a 熱分解ガス
b 熱分解残渣(炭化物)
c 燃焼ガス
d スラリー状の熱分解残渣混合水
e 脱水された熱分解残渣固形分
g 回収された熱分解残渣(製品炭化物)
h 脱水液
i ろ過水(高濃度塩素水)
k 洗浄水(洗浄排水)
l 還流水(ろ過水)
m 不燃物
o 上水(外部リンス)
v 脱水液・洗浄排水
x 廃棄物
w スラリー状の熱分解残渣混合水
y 脱水された熱分解残渣
z 脱水された熱分解残渣

Claims (7)

  1. 廃棄物を熱分解ガスと熱分解残渣とに熱分解する熱分解装置と、該熱分解装置から排出される熱分解残渣を水と混合し塩素分を洗浄する第1の洗浄手段と、該第1の洗浄手段から排出された熱分解残渣混合水を脱水する第1の脱水手段と、該第1の脱水手段で脱水された熱分解残渣をさらに水と混合し塩素分を洗浄する第2の洗浄手段と、該第2の洗浄手段から排出された熱分解残渣混合水を脱水する第2の脱水手段と、該第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣を洗浄して脱水する第3の洗浄脱水手段と、を備えることを特徴とする廃棄物処理装置。
  2. 前記第3の洗浄脱水手段は、前記第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣に上水を供給しリンス洗浄して脱水することを特徴とする請求項1に記載の廃棄物処理装置。
  3. 前記第1の脱水手段から排出される脱水液、前記第2の脱水手段から排出される脱水液、前記第3の洗浄脱水手段から排出される洗浄水の少なくとも1つの手段から排出される水を処理する水処理装置をさらに備え、該水処理装置で処理された処理水を前記第1の洗浄手段および/または第2の洗浄手段に供給する還流系統を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の廃棄物処理装置。
  4. 前記第3の洗浄脱水手段から排出される洗浄水を、前記第1の洗浄手段および/または第2の洗浄手段に供給する還流系統を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の廃棄物処理装置。
  5. 廃棄物を熱分解装置で熱分解して熱分解ガスと熱分解残渣を生成する工程と、該熱分解残渣を水と混合して塩素分を洗浄する第1の洗浄工程と、水と混合された熱分解残渣混合水を脱水する第1の脱水工程と、脱水された熱分解残渣をさらに水と混合して塩素分を洗浄する第2の洗浄工程と、該第2の洗浄工程で洗浄された熱分解残渣混合水を脱水する第2の脱水工程と、該第2の脱水工程で脱水された熱分解残渣を上水を用いて洗浄して脱水する第3の洗浄脱水工程とを備えることを特徴とする廃棄物処理方法。
  6. 前記第3の洗浄脱水工程は、前記第2の脱水手段で脱水された熱分解残渣に上水を供給してリンス洗浄してから脱水し、塩素分を洗浄除去することを特徴とする請求項5に記載の廃棄物処理方法。
  7. 洗浄した塩素分を含有する水の処理工程をさらに備え、該処理工程で処理された処理水を前記第1の洗浄工程および/または第2の洗浄工程で用いることを特徴とする請求項5または6に記載の廃棄物処理方法。
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