JP2007019369A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カップの駆動機構や位置合わせ機構の駆動機構等に要するスペースの削減や省コストを図ることができる基板処理装置及び基板処理方法を提供する。
【解決手段】基板Wを保持する保持機構61と,保持機構61に保持された基板Wを囲むカップ62,63と,保持機構61に対する基板Wの位置を合わせる位置合わせ機構65とを備えた装置45Aにおいて,カップ62,63及び位置合わせ機構65を保持機構61に保持された基板Wに対してそれぞれ相対的に昇降させる移動機構66を備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は,基板処理装置及び基板処理方法に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程においては,半導体ウェハ(以下,「ウェハ」という)を薬液,純水等の処理液によって洗浄する基板洗浄装置が用いられる。そのような基板洗浄装置の一例として,ウェハをスピンチャックによって略水平に保持して回転させ,回転するウェハの上面に処理液を供給して処理する枚葉式のものが知られている。
かかる基板洗浄装置には,ウェハに供給された処理液が周囲に飛散することを防止するため,スピンチャックによって保持されたウェハの周囲を囲むカップが備えられる。このカップは,スピンチャックに保持されたウェハに対して昇降自在になっており,ウェハがスピンチャックに受け渡されるときには,ウェハを囲む位置から下降させられ,ウェハを処理する際には,ウェハを囲む位置に上昇させられるようになっている。また,このカップは複数備えられる場合もあり,例えば供給する処理液の種類に応じて,ウェハを囲むカップを使い分けるように構成することができる(例えば,特許文献1参照)。
さらに,かかる基板処理装置には,スピンチャックに対するウェハの位置合わせを行う位置合わせ機構(センタリング機構)が備えられる場合もある(例えば,特許文献2参照)。位置合わせ機構は,スピンチャックによって保持されたウェハに対して相対的に昇降自在になっている。かかる構成においては,スピンチャックにウェハが受け渡される際,位置合わせ機構はウェハが受け渡される位置に対して相対的に下降させられた位置で待機させられる。ウェハがスピンチャックに受け渡されると,位置合わせ機構がウェハに対して相対的に上昇させられ,位置合わせ機構によってウェハの位置合わせが行われる。位置合わせが行われると,スピンチャックによってウェハが吸着保持され,位置合わせ機構は再びウェハに対して相対的に下降させられる。その後,ウェハの表面処理が開始されるようになっている。
特開2004−31400号公報 特開2004−342939号公報
しかしながら,従来の装置にあっては,カップを昇降させる駆動機構,位置合わせ機構を昇降させる駆動機構等が個別に設けられており,各駆動機構を配置するスペースが多く必要で,装置の小型化が難しかった。また,各駆動機構に要するコストを削減することも難しかった。さらに,各駆動機構の駆動を制御する制御部の負担も多かった。
本発明の目的は,カップの駆動機構や位置合わせ機構の駆動機構等に要するスペースの削減や省コストを図ることができる基板処理装置及び基板処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するため,本発明によれば,基板を処理する装置であって,基板を保持する保持機構と,前記保持機構に保持された基板を囲むカップと,前記保持機構に対する基板の位置を合わせる位置合わせ機構とを備え,前記カップ及び前記位置合わせ機構を前記保持機構に保持された基板に対してそれぞれ相対的に昇降させる移動機構を備えたことを特徴とする,基板処理装置が提供される。
前記カップを2以上設け,前記移動機構は,前記各カップを前記保持機構に保持された基板に対してそれぞれ昇降させるようにしても良い。また,前記移動機構は,前記2以上のカップのうち外側のカップを前記保持部材に保持された基板を囲む位置に上昇させた状態で,その内側のカップを昇降させる構成にしても良い。前記位置合わせ機構は,前記移動機構によって上昇させられた状態で,前記保持機構に対する基板の位置合わせを行うとしても良い。
また,前記移動機構は,直進移動することにより前記カップを昇降させるカップ用直進カムと,直進移動することにより前記位置合わせ機構を昇降させる位置合わせ機構用直進カムとを備え,前記カップ用直進カム及び前記位置合わせ機構用直進カムは,カム支持部材によって支持され,前記カム支持部材を直進移動させる駆動部の駆動により,前記カム支持部材と一体的に直進移動することとしても良い。
また,前記カップ及び/又は前記位置合わせ機構に,複数の支持部材を取り付け,各支持部材にローラをそれぞれ設け,前記各支持部材の昇降をガイドするガイド部材を備え,前記カップ用直進カム及び/又は前記位置合わせ機構用直進カムを各ローラに対応させて複数設け,各カップ用直進カム及び/又は各位置合わせ機構用直進カムの直進移動に伴って前記各ローラが昇降させられることにより,前記各支持部材が前記ガイド部材にガイドされながら昇降する構成としても良い。
また,前記保持機構が設けられたチャンバー内に基板を搬入出させる搬入出口を設け,前記搬入出口に対して昇降することにより前記搬入出口を開閉するシャッターを設け,前記シャッターは,前記移動機構によって昇降させられる構成としても良い。例えば,前記移動機構に,直進移動することにより前記シャッターを昇降させるシャッター用直進カムを備え,前記シャッター用直進カムは,前記カム支持部材によって支持され,前記駆動部の駆動により,前記カム支持部材と一体的に直進移動するとしても良い。さらに,前記シャッターにシャッター用支持部材を取り付け,前記シャッター用支持部材にシャッター用ローラを設け,前記シャッター用支持部材の昇降をガイドするシャッター用ガイド部材を備え,前記シャッター用直進カムの直進移動に伴って前記シャッター用ローラが昇降させられることにより,前記シャッター用支持部材が前記シャッター用ガイド部材にガイドされながら昇降する構成としても良い。また,前記移動機構は,前記シャッターによって前記搬入出口を閉塞した状態で,前記カップ及び前記位置合わせ機構をそれぞれ昇降させる構成としても良い。
また,本発明によれば,基板を処理する方法であって,位置合わせ機構用直進カムを直進移動させることにより位置合わせ機構を上昇させ,保持機構に対する基板の位置合わせを行い,前記位置合わせ機構用直進カムを直進移動させることにより前記位置合わせ機構を下降させ,カップ用直進カムを直進移動させることによりカップを上昇させ,前記保持機構に保持された基板を前記カップによって囲んだ状態で,前記基板に処理液を供給して基板を処理することを特徴とする,基板処理方法が提供される。
この方法にあっては,前記カップによって囲んだ状態で前記基板を処理した後,前記カップ用直進カムを直進移動させることにより前記カップを下降させるようにしても良い。前記カップ用直進カム及び前記位置合わせ機構用直進カムは,一体的に直進移動させても良い。
さらに,シャッター用直進カムを前記カップ用直進カム及び/又は前記位置合わせ機構用直進カムと一体的に直進移動させることによりシャッターを下降させ,チャンバーの搬入出口を開口させ,前記搬入出口を介して前記チャンバー内に基板を搬入させ,前記シャッター用直進カムを前記カップ用直進カム及び/又は前記位置合わせ機構用直進カムと一体的に直進移動させることにより前記シャッターを上昇させ,前記搬入出口を閉塞するとしても良い。
本発明によれば,カップを昇降させる駆動機構,位置合わせ機構を昇降させる駆動機構等を個別に設ける必要が無く,カップの駆動機構や位置合わせ機構の駆動機構等に要するスペースを削減することができる。従って,装置の小型化を図ることができ,また,省コストを図ることができる。また,各直進カムの形状や配置を設定することによって,基板の処理工程に応じたカップや位置合わせ機構の昇降を行うことができ,制御が簡単になる。
以下,本発明の好ましい実施の形態を,基板の一例としてのウェハに対して洗浄処理を行う処理システムに基づいて説明する。図1に示すように,処理システム1は,外部から処理システム1に対してキャリアCを搬入出するための搬入出部2と,ウェハWに洗浄処理を施す処理部3とを備えている。
搬入出部2は,複数枚,例えば25枚のウェハWを収納可能なキャリアCを載置するキャリア載置部10,及び,キャリア載置部10と処理部3との間に設けられた基板搬送部11を備えている。
ウェハWは例えば略円形の薄板状をなし,開口部を持つキャリアC内に複数枚が収納された状態で,処理システム1の外部からキャリア載置部10に一括して搬入される。
基板搬送部11内には基板搬送装置25が配設されている。基板搬送装置25は,本体26と,一枚のウェハWを略水平な姿勢で保持可能な搬送アーム27とを備え,本体26をY軸方向(X軸方向(略水平方向)に対して略垂直な略水平方向)とZ軸方向(略鉛直方向)とに適宜移動させることにより,キャリア載置部10上の各キャリアCや,後述する各受け渡しユニット41A,41Bにアクセス可能な位置に搬送アーム27を移動させることができる。
処理部3には,中心部に配置された主ウェハ搬送機構31の周りに,受け渡しユニット群32,洗浄ユニット群33,加熱・冷却ユニット群34,及び,制御・ユーティリティユニット群35が配置されている。
主ウェハ搬送機構31は,ウェハWをそれぞれ略水平な姿勢で一枚ずつ保持する3本の搬送アーム31a,31b,31cを備えている。これらの搬送アーム31a〜31cを後述する受け渡しユニット41A,41B,基板洗浄ユニット45A〜45D,冷却ユニット46,加熱ユニット47A〜47Cに対して選択的にアクセスさせ,各ユニットに対しウェハWの搬入出を行えるようになっている。
受け渡しユニット群32は,基板搬送部11と主ウェハ搬送機構31との間に配置され,受け渡しユニット41A,41Bが下からこの順に積み重ねられた構成になっている。
洗浄ユニット群33は,2台の基板洗浄ユニット45A,45Bが下段にX軸方向に並べて配設され,その上段に2台の基板洗浄ユニット45C,45Dが,X軸方向に並べて配設された構成になっている。各基板洗浄ユニット45A〜45Dの構成については,後に詳細に説明する。
加熱・冷却ユニット群34は,冷却ユニット46,加熱ユニット47A,47B,47Cが下からこの順に積み重ねられた構成になっている。
制御・ユーティリティユニット群35には,処理システム1の電源である電装ユニット51と,処理システム1内の各種装置の動作の制御を行う機械制御ユニット52と,基板洗浄ユニット45A〜45Dに送液する薬液を貯蔵する薬液貯蔵ユニット53とが配設されている。
次に,本発明にかかる基板処理装置としての基板洗浄ユニット45Aの構成について説明する。図2に示すように,基板洗浄ユニット45Aは,ウェハWを収納する密閉構造のチャンバー60を備えており,チャンバー60の内部には,ウェハWを略水平な姿勢で所定の高さに保持して回転させる保持機構としてのスピンチャック61と,スピンチャック61によって保持されたウェハWの周囲を囲む2つのカップ,即ち,外側のアウターカップ62,及び,アウターカップ62の内側に配置されたインナーカップ63が備えられている。さらに,インナーカップ63の内側には,スピンチャック61に対するウェハWの位置合わせ(センタリング)を行う位置合わせ機構としてのセンタリング機構65が備えられている。また,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65をスピンチャック61に保持されたウェハWに対してそれぞれ相対的に昇降移動させる移動機構66が,チャンバー60の下方に備えられている。スピンチャック61及びアウターカップ62の上方には,スピンチャック61によって保持されたウェハWの上面に処理液や処理ガス等の処理流体を供給する供給ノズル67aを備えた供給ノズルアーム67が設けられている。
チャンバー60の側壁60aには,ウェハWをチャンバー60内に対して搬入出させるための搬入出口71が設けられている。搬入出口71は,主ウェハ搬送機構31が隣接する側に設けられ,また,スピンチャック61によって保持されるウェハWと同じ高さにおいて開口している。ウェハWをスピンチャック61に受け渡すときは,ウェハWを主ウェハ搬送機構31の搬送アーム31a〜31cのいずれかによって保持して略水平方向に移動させ,搬入出口71を介してチャンバー60内に搬入し,スピンチャック61の上端部に載せるようになっている。
スピンチャック61は,上端部においてウェハWの下面を吸着し,ウェハWを上方に向けて保持するようになっている。スピンチャック61の下端は,モータ72に接続されている。このモータ72を駆動させることにより,スピンチャック61が略鉛直方向の中心軸を回転中心として回転させられ,スピンチャック61にセンタリングされて保持されたウェハWが,ウェハWの中央部を回転中心として,スピンチャック61と一体的に回転するようになっている。
アウターカップ62は,略円筒形状の側壁部62aを有している。側壁部62aの外面は,チャンバー60の側壁60aの内側面に沿って近接するように設けられている。また,アウターカップ62には,側壁部62aの上縁から内側に向かって延びる環状の上部62bが形成されている。上部62bの下面は,内側に向かうほど上方に向かうように傾斜した略円錐台面状に形成されている。アウターカップ62の下方には,アウターカップ62によって受け止められた処理液を排出する排液路73が備えられている。
また,アウターカップ62は,移動機構66の作動により,略鉛直方向に沿って昇降し,上昇位置(図2において二点鎖線)と下降位置(図2において実線)とに移動可能である。アウターカップ62が上昇位置に配置されているとき,上部62bの下面は,スピンチャック61に保持されたウェハWの周縁部を囲む高さに配置される。即ち,ウェハWの周囲に飛散した処理液がアウターカップ62によって受け止められるようになっている。また,アウターカップ62が上昇位置に配置されているとき,搬入出口71は,側壁部62aの外面によって内側から閉塞された状態になる。なお,本実施の形態において,側壁部62aの外面は,搬入出口71を閉塞するシャッターとしての機能を兼ね備えている。他方,下降位置に配置されているとき,アウターカップ62はスピンチャック61に保持されたウェハWの下方に配置され,側壁部62aの外面は,搬入出口71の下方に配置され,搬入出口71が開かれた状態になる。
図3に示すように,アウターカップ62の下部には,下方に向かって延びるように略鉛直方向に沿って設けられた複数本,例えば3本の直棒状のアウターカップ用支持部材75A,75B,75Cが取り付けられている。各支持部材75A,75B,75Cの下端部には,支持部材75A,75B,75Cに対してX軸方向の中心軸を回転中心として回転可能なアウターカップ用ローラ76が,それぞれ一つずつ設けられている。
図2に示すように,各支持部材75A,75B,75Cは,チャンバー60の底部60bを上下に貫通するように設けられている。底部60bには,各支持部材75A,75B,75Cの昇降をガイドする筒状のアウターカップ用ガイド部材77が,各支持部材75A,75B,75Cにそれぞれ一つずつ対応させて取り付けられている。各支持部材75A,75B,75Cは,このガイド部材77の内側を通るように配置されており,各ガイド部材77に沿ってZ軸方向にのみ昇降するように移動方向が制限されている。各ローラ76は,チャンバー60の下方において後述する移動機構66の直進カム102A,102B,102C上に支持されている。このように,アウターカップ62は,複数の支持部材75A,75B,75Cによって確実に支持されている。
図2に示すように,インナーカップ63は,略円筒状の側壁部63aを有している。また,インナーカップ63には,側壁部63aの上縁から内側に向かって延びる環状の上部63bが形成されている。上部63bの下面は,内側に向かうほど上方に向かうように傾斜した略円錐台面状に形成されている。インナーカップ63の下方には,インナーカップ63によって受け止められた処理液を排出する排液路83が備えられている。
また,インナーカップ63は,アウターカップ62が上昇位置に配置されている状態において,移動機構66の作動により,略鉛直方向に沿って昇降し,上昇位置(図2において二点鎖線)と下降位置(図2において実線)とに移動可能である。インナーカップ63が上昇位置に配置されているとき,上部63bの下面は,スピンチャック61に保持されたウェハWの周縁部を囲む高さに配置される。即ち,ウェハWの周囲に飛散した処理液が,インナーカップ63によって受け止められるようになっている。下降位置では,インナーカップ63はスピンチャック61に保持されたウェハWの下方に配置される。
図3に示すように,インナーカップ63の下部には,下方に向かって延びるように略鉛直方向に沿って設けられた複数本,例えば3本の直棒状のインナーカップ用支持部材85A,85B,85Cが取り付けられている。各支持部材85A,85B,85Cの下端部には,支持部材85A,85B,85Cに対してX軸方向の中心軸を回転中心として回転可能なインナーカップ用ローラ86が,それぞれ一つずつ設けられている。
また,図2に示すように,各支持部材85A,85B,85Cは,チャンバー60の底部60bを貫通するように設けられている。底部60bには,各支持部材85A,85B,85Cの昇降をガイドする筒状のインナーカップ用ガイド部材87が,各支持部材85A,85B,85Cにそれぞれ一つずつ対応させて取り付けられている。各支持部材85A,85B,85Cは,このガイド部材87の内側を通るように配置されており,各ガイド部材87に沿ってZ軸方向にのみ昇降するように移動方向が制限されている。各ローラ86は,チャンバー60の下方において後述する移動機構66の直進カム103A,103B,103C上に支持されている。このように,インナーカップ63は,複数の支持部材85A,85B,85Cによって確実に支持されている。
図3に示すように,センタリング機構65は,複数個,例えば3個の回転板90A,90B,90Cを備えている。各回転板90A,90B,90Cは,略鉛直方向の中心軸を回転中心として回転可能になっている。各回転板90A,90B,90Cの上面には,突起91がそれぞれ設けられている。各突起91は,各回転板90A,90B,90Cの回転中心から偏心した外側の位置に設けられている。これらの突起91は,スピンチャック61に保持されたウェハWの周りを囲むように配置されている。また,各回転板90A,90B,90Cを回転させる回転駆動手段92が,各回転板90A,90B,90Cにそれぞれ対応させて設けられている。かかる構成においては,各回転板90A,90B,90Cをそれぞれ回転させることにより,スピンチャック61に保持されたウェハWの周縁部に対して各突起91を当接又は離隔させることができ,各突起91を当接させることにより,ウェハWの周縁部を3方向から内側に向かって押し,ウェハWの中央部がスピンチャック61の回転中心に合うように位置決め(センタリング)することができる。なお,各回転板90A,90B,90Cは,スピンチャック61に保持されたウェハWに対して昇降可能であり,ウェハWのセンタリングを行うことが可能な上昇位置(図2において二点鎖線)と,ウェハWから離隔した下降位置(図2において実線)とに移動可能になっている。
図3に示すように,各回転板90A,90B,90Cは,複数本,例えば3本の直棒状のセンタリング機構(位置合わせ機構)用支持部材95A,95B,95Cの上端部に,それぞれ一つずつ取り付けられている。各支持部材95A,95B,95Cは,略鉛直方向に沿って設けられている。各支持部材95A,95B,95Cの下端部には,支持部材95A,95B,95Cに対してX軸方向の中心軸を回転中心として回転可能な位置合わせ機構用ローラとしてのセンタリング機構用ローラ96が,それぞれ一つずつ設けられている。
また,図2に示すように,各支持部材95A,95B,95Cは,チャンバー60の底部60bを貫通するように設けられている。底部60bには,各支持部材95A,95B,95Cの昇降をガイドする筒状のセンタリング機構(位置合わせ機構)用ガイド部材97が,各支持部材95A,95B,95Cにそれぞれ一つずつ対応させて取り付けられている。各支持部材95A,95B,95Cは,このガイド部材97の内側を通るように配置されており,各ガイド部材97に沿ってZ軸方向にのみ昇降するように移動方向が制限されている。各ローラ96は,チャンバー60の下方において後述する移動機構66の直進カム105A,105B,105C上に支持されている。
図2及び図3に示すように,移動機構66は,アウターカップ62を昇降させるアウターカップ用直進カムとしての複数個,例えば3個の直進カム102A,102B,102Cと,インナーカップ63を昇降させるインナーカップ用直進カムとしての複数個,例えば3個の直進カム103A,103B,103Cと,センタリング機構65を昇降させるセンタリング機構(位置合わせ機構)用直進カムとしての複数個,例えば3個の直進カム105A,105B,105Cとを備えている。直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cは,略水平に設けられた略平板状のカム支持部材としてのカム支持板106によって支持されている。カム支持板106の上面において,各直進カム102A〜102Cは,前述した各ローラ76に一つずつ対応させて設けられ,各直進カム103A〜103Cは,各ローラ86に一つずつ対応させて設けられ,各直進カム105A〜105Cは,各ローラ96に一つずつ対応させて設けられている。さらに,各直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cは,互いに略平行に,Y軸方向に沿って延設されており,カム支持板106をY軸方向に沿って直進移動させる駆動部107の駆動により,カム支持板106と一体的に,Y軸方向に沿って直進移動できる構成となっている。
図4に示すように,各直進カム102A,102B,102Cは,互いに同じ形状を有している。各直進カム102A,102B,102Cの上面には,異なる2つの高さの段差が設けられている。即ち,互いに同じ高さに設けられた高縁部111,112と,高縁部111,112より低い高さに設けられた低縁部113とが形成されている。高縁部111,112,低縁部113は,それぞれY軸方向に延設された細長い略水平面状になっている。また,直進カム102A,102B,102Cの先端側から基端側に向かう方向において,高縁部111,低縁部113,高縁部112の順に直線状に並ぶように設けられている。高縁部111と低縁部113との間,高縁部112と低縁部113との間は,それぞれ低縁部113側に向かうほど下降するように傾斜した傾斜部114,115になっている。
前述した各支持部材75A,75B,75Cのローラ76は,直進カム102A,102B,102Cの上面にそれぞれ載せられている。即ち,各直進カム102A,102B,102Cの直進移動に伴って,各ローラ76が回転しながら直進カム102A,102B,102Cに対して相対的に移動し,各ローラ76を支持する支持部材75A,75B,75Cが各ガイド部材77にガイドされながら昇降させられることにより,アウターカップ62が昇降させられるようになっている。なお,直進カム102A,102B,102Cの上面に対する各ローラ76の位置は,互いに同じになっており,各ローラ76は,同時に高縁部111又は112から低縁部113へ,また低縁部113から高縁部111又は112へ移動するようになっている。従って,各支持部材75A,75B,75Cは互いに同期して昇降させられ,アウターカップ62の姿勢を維持したまま昇降させることができる。また,各ローラ76が高縁部111又は112に位置しているとき,アウターカップ62が前述した上昇位置に持ち上げられた状態となり,各ローラ76が低縁部113に位置しているとき,アウターカップ62が前述した下降位置に下げられた状態となるような高さに設定されている。なお,本実施の形態おいては,アウターカップ62の外面がシャッターとして機能するので,支持部材75A,75B,75C,ローラ76,ガイド部材77,直進カム102A,102B,102Cは,それぞれシャッター用支持部材,シャッター用ローラ,シャッター用ガイド部材,シャッター用直進カムとしての機能も有している。
各直進カム103A,103B,103Cは,互いに同じ形状を有している。各直進カム103A,103B,103Cの上面には,異なる2つの高さの段差が設けられている。即ち,低縁部121と,低縁部121より高い高さに備えられた高縁部122とが設けられている。低縁部121,高縁部122は,それぞれY軸方向に延設された細長い略水平面状になっている。高縁部122は,低縁部121より基端側に設けられている。低縁部121と高縁部122との間は,高縁部122側に向かうほど上昇するように傾斜した傾斜部123になっている。
前述した各支持部材85A,85B,85Cのローラ86は,直進カム103A,103B,103Cの上面にそれぞれ載せられている。即ち,各支持部材85A,85B,85Cの直進移動に伴って,各ローラ86が回転しながら直進カム103A,103B,103Cに対して相対的に移動し,各ローラ86を支持する支持部材85A,85B,85Cが各ガイド部材87にガイドされながら昇降させられることにより,インナーカップ63が昇降させられるようになっている。なお,直進カム103A,103B,103Cの上面に対する各ローラ86の位置は,互いに同じになっており,各ローラ86は,同時に低縁部121から高縁部122へ,また高縁部122から低縁部121へ移動するようになっている。従って,各支持部材85A,85B,85Cは互いに同期して昇降させられ,インナーカップ63の姿勢を維持したまま昇降させることができる。また,各ローラ86が高縁部122に位置しているとき,インナーカップ63が前述した上昇位置に持ち上げられた状態となり,各ローラ86が低縁部121に位置しているとき,インナーカップ63が前述した下降位置に下げられた状態となるような高さに設定されている。
各直進カム105A,105B,105Cは,互いに同じ形状を有している。各直進カム105A,105B,105Cの上面には,異なる2つの高さの段差が設けられている。即ち,互いに同じ高さに設けられた低縁部125,126と,低縁部125,126より高い高さに設けられた高縁部127とが形成されている。低縁部125,126,高縁部127は,それぞれY軸方向に延設された細長い略水平面状になっている。また,直進カム105A,105B,105Cの先端側から基端側に向かう方向において,低縁部125,高縁部127,低縁部126の順に直線状に並ぶように設けられている。低縁部125と高縁部127との間,高縁部127と低縁部126との間は,それぞれ高縁部127側に向かうほど上昇するように傾斜した傾斜部128,129になっている。
前述した各支持部材95A,95B,95Cのローラ96は,直進カム105A,105B,105Cの上面にそれぞれ載せられている。即ち,各支持部材95A,95B,95Cの直進移動に伴って,各ローラ96が回転しながら各直進カム105A,105B,105Cに対して相対的に移動し,各ローラ96を支持する支持部材95A,95B,95Cが各ガイド部材97にガイドされながら昇降させられることにより,各回転板90A,90B,90C,即ち,センタリング機構65全体が昇降させられるようになっている。なお,各直進カム105A,105B,105Cの上面に対する各ローラ96の位置は,互いに同じになっており,各ローラ96は,同時に低縁部125又は126から高縁部127へ,また高縁部127から低縁部125又は126へ移動するようになっている。従って,各支持部材95A,95B,95Cは互いに同期して昇降させられるようになっている。また,各ローラ96が高縁部127に位置しているとき,各回転板90A,90B,90Cが前述した上昇位置に持ち上げられた状態となり,各ローラ96が低縁部125,126に位置しているとき,回転板90A,90B,90Cが前述した下降位置に下げられた状態となるような高さに設定されている。
さらに,上記直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの形状や配置の関係は,以下のように設定されている。図5において,ローラ76が直進カム102A,102B,102Cの高縁部111,傾斜部114,低縁部113又は傾斜部115に位置しているとき,ローラ86,96は,それぞれ直進カム103A,103B,103Cの低縁部121,直進カム105A,105B,105Cの低縁部125に配置される(図5において実線)。即ち,インナーカップ63とセンタリング機構65が下降させられた状態で,アウターカップ62が昇降させられるようになっている。また,ローラ86が傾斜部123又は高縁部122に位置しているとき,ローラ76,96は,それぞれ高縁部112,低縁部126に配置される(図5において点線)。即ち,アウターカップ62が上昇させられ,かつ,センタリング機構65が下降させられた状態で,インナーカップ63が昇降させられるようになっている。また,ローラ96が傾斜部128,高縁部127又は傾斜部129に位置しているとき,ローラ76,86は,それぞれ高縁部112,低縁部121に配置される(図5において一点鎖線)。即ち,アウターカップ62が上昇させられ,かつ,インナーカップ63が下降させられた状態で,センタリング機構65が昇降させられるようになっている。なお,ローラ76,86,96がそれぞれ高縁部112,低縁部121,低縁部126に位置している状態,即ち,アウターカップ62が上昇させられ,かつ,インナーカップ63とセンタリング機構65がそれぞれ下降させられた状態にすることもできる(図5において二点鎖線)。
即ち,ローラ76,86,96がそれぞれ高縁部111,低縁部121,低縁部125に配置されている状態から,カム支持板106を基端側から先端側に向かう直進方向D1に直進させると,図6に示すように,アウターカップ62,センタリング機構65,インナーカップ63がこの順に昇降するように設計されている。また,ローラ76,104,114がそれぞれ高縁部112,高縁部122,低縁部126に配置されている状態から,カム支持板106を基端側から先端側に向かう直進方向D2に直進させると,インナーカップ63,センタリング機構65,アウターカップ62がこの順に昇降するように設計されている。
図7に示すように,カム支持板106の下方には,ボールネジ141が備えられている。ボールネジ141は,長さ方向をY軸方向に向けて備えられており,図示しないベアリングを備えた支持体142,143によって先端側及び基端側が回転可能に支持され,Y軸方向を中心として回転可能になっている。ボールネジ141の基端部には,従動プーリ144が取り付けられている。また,図2に示すように,モータ145の駆動により回転可能な駆動プーリ146が設けられている。従動プーリ144と駆動プーリ146には,無端状のベルト147が巻回されている。なお,支持体142,143,モータ145は,図2に示すようにチャンバー60の底部60bより下方に配置されチャンバー60に対して固定された筐体148上に固定されている。本実施の形態において,駆動部107は,ボールネジ141,従動プーリ144,ベルト147,駆動プーリ146及びモータ145によって構成されている。また,筐体148上には,ボールネジ141の両側においてボールネジ141と略平行に,ガイドレール151A,151Bが設けられている。
カム支持板106の下面には,ボールネジ141と螺合したネジ穴を有する接続体152,及び,各ガイドレール151A,151Bに沿ってそれぞれ摺動可能な摺動体153A,153Bが取り付けられている。従って,カム支持板106は,接続体152,摺動体153A,153Bを介して,ボールネジ141,ガイドレール151A,151Bに対して直進可能に支持されている。
かかる構成においては,モータ145の駆動により駆動プーリ146が回転させられると,駆動プーリ146の回転に伴って従動プーリ144が回転させられ,従動プーリ144の回転に伴って,ボールネジ141がY軸方向を中心として回転させられるようになっている。接続体152及びカム支持板106は,ガイドレール151A,151Bによってガイドされながら,ボールネジ141の回転に伴ってY軸方向に直進移動させられる。即ち,カム支持板106上の直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cが,カム支持板106と一体的にY軸方向に沿って直進移動するようになっている。なお,モータ145の回転方向,即ちボールネジ141の回転方向は可変となっているので,カム支持板106,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの移動方向は逆向きにすることもできる。即ち図7に示すように,直進方向D1にも直進方向D2にも移動させることができる。
図2に示すように,供給ノズル67aは,略水平に設けられた供給ノズルアーム67の先端部に取り付けられており,供給ノズルアーム67の回転により,スピンチャック61に保持されたウェハWの上方において,少なくともウェハWの中央部上方から周縁部上方までスキャンするように移動することができる。
供給ノズル67aには,処理液として薬液を供給する薬液供給路161,リンス用処理液として純水(DIW)を供給する純水供給路162,乾燥用処理ガスとして例えば窒素ガス(N)などの不活性ガスを供給する不活性ガス供給路163が接続されている。薬液供給路161,純水供給路162,不活性ガス供給路163は,供給ノズル67aに設けられた3つの供給口(図示せず)にそれぞれ個別に接続されている。薬液供給路161,純水供給路162,不活性ガス供給路163には,それぞれ開閉弁166,167,168が介設されている。
なお,基板洗浄ユニット45Aの各部の制御は,制御部170の命令によって制御される。制御部170は,例えばモータ72,モータ145,図示しない供給ノズルアーム67の回転駆動機構や昇降機構,開閉弁166,167,168等に制御命令を与え,各動作を制御するようになっている。
基板洗浄ユニット45Aは以上のような構造になっており,基板洗浄ユニット45Cも,基板洗浄ユニット45Aと概ね同様の構成を有している。基板洗浄ユニット45B,47Dは,基板洗浄ユニット45A,45Cに対してほぼ面対称な構造になっている。
次に,以上のように構成された処理システム1を用いたウェハWの処理工程について説明する。先ず,未だ処理システム1における処理が施されていない複数枚のウェハWが収納されたキャリアCがキャリア載置部10に載置され,基板搬送装置25によってキャリアC内のウェハWが取り出され,受け渡しユニット41Aに搬入され,主ウェハ搬送機構31によって受け渡しユニット41Aから基板洗浄ユニット45A〜45Dのいずれかに搬送される。そして,基板洗浄ユニット45A〜45DにおいてウェハWの洗浄処理が行われる。洗浄処理後,ウェハWは主ウェハ搬送機構31によって基板洗浄ユニット45A〜45Dから搬出させられ,加熱ユニット47A〜47Cのいずれかに搬入され,加熱による乾燥処理が施される。その後,必要に応じて冷却ユニット46にて冷却される。乾燥又は冷却処理後,ウェハWは加熱ユニット47A〜47C又は冷却ユニット46から搬出され,受け渡しユニット41Bに受け渡される。そして,基板搬送装置25によって受け渡しユニット41Bから取り出され,再びキャリアC内に収納される。
次に,基板洗浄ユニット45A〜45Dにおける洗浄処理について詳細に説明する。先ず,ウェハWを搬入する前の基板洗浄ユニット45A〜45Dにおいては,アウターカップ62は上昇位置に配置され,搬入出口71がアウターカップ62の側壁部62aによって閉塞されている。また,インナーカップ63は下降位置に配置され,センタリング機構65は下降位置に配置されている。即ち,各支持部材75A,75B,75Cのローラ76は高縁部111上に位置し,各支持部材85A,85B,85Cのローラ86は低縁部121上に位置し,各支持部材95A,95B,95Cのローラ96は低縁部125上に位置している。
かかる状態において,駆動部107の駆動を開始させ,カム支持板106の直進方向D1に向かう直進移動を開始させる。すると,各ローラ76,86,96は,それぞれ回転しながら各直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの先端側から基端側に向かって相対的に直進移動する。その移動の途中で,先ず,各ローラ76が高縁部111から傾斜部114に沿って相対的に下降し,低縁部113に移動する。これにより,支持部材75A,75B,75Cが一斉に下降し,アウターカップ62が上昇位置から下降位置に下降させられ,搬入出口71が開口させられる。
こうして搬入出口71を開口させたら,搬送アーム31a〜31cのいずれかによって保持したウェハWを搬入出口71を介してチャンバー60内に進入させ,スピンチャック61に受け渡す。ウェハWを受け渡したら,搬送アーム31a〜31cを搬入出口71からチャンバー80の外部に退出させる。
搬送アーム31a〜31cが退出した後,さらに直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cが直進方向D1に直進移動させられると,各ローラ76は低縁部113から傾斜部115に沿って相対的に上昇し,高縁部112に移動する。これにより,支持部材75A,75B,75Cが一斉に上昇し,図8に示すように,アウターカップ62が下降位置から再び上昇位置に持ち上げられ,搬入出口71が閉塞される。スピンチャック61に保持されたウェハWは,アウターカップ62の上部62bによって囲まれた状態となる。
その後,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cがさらに直進方向D1に向かって直進移動すると,各ローラ96が,低縁部125から傾斜部128に沿って相対的に上昇し,高縁部127に移動する。これにより,支持部材95A,95B,95Cが一斉に上昇し,図6に示すように,センタリング機構65が下降位置から上昇位置に持ち上げられる。センタリング機構65が上昇位置に配置されたら,各回転板90A,90B,90Cの各突起91を当接させ,ウェハWのセンタリングを行う。センタリングが行われたら,スピンチャック61の図示しない吸着手段を作動させ,ウェハWの下面をスピンチャック61によって吸着させる。これにより,ウェハWがセンタリングされた状態で確実に保持される。また,各回転板90A,90B,90Cの各突起91をウェハWから離隔させる。その後,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cがさらに直進方向D1に向かって直進移動すると,各ローラ96は高縁部127から傾斜部129に沿って相対的に下降し,低縁部126に移動する。これにより,支持部材95A,95B,95Cが一斉に下降し,センタリング機構65が上昇位置から再び下降位置に戻される。
次に,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cがさらに直進方向D1に向かって直進移動すると,各ローラ86が,低縁部121から傾斜部123に沿って相対的に上昇し,高縁部122に移動する。これにより,支持部材85A,85B,85Cが一斉に上昇し,図6に示すように,インナーカップ63が下降位置から上昇位置に持ち上げられる。スピンチャック61に保持されたウェハWは,アウターカップ62の内側において,インナーカップ63によって囲まれた状態となる。こうしてアウターカップ62とインナーカップ63を上昇させたら,駆動部107の駆動を停止させ,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cを静止させる。これにより,アウターカップ62とインナーカップ63が上昇した状態が維持される。
かかる状態において,スピンチャック61によってウェハWを回転させながら,供給ノズル76aからウェハWの上面に薬液を供給し,ウェハWの薬液処理を行う。ウェハW上に供給された薬液は,ウェハWの周縁部に向かって流れ,インナーカップ63によって受け止められ,インナーカップ63から排出される。
薬液処理が終了したら,薬液供給を停止させ,再び駆動部107の駆動を開始させる。このとき,モータ146の回転方向は先程とは逆方向にし,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cを直進方向D2に移動させる。すると,各ローラ86が高縁部122から傾斜部123に沿って相対的に下降し,低縁部121に移動する。これにより,支持部材85A,85B,85Cが一斉に下降し,図6に示すように,インナーカップ63が上昇位置から下降位置に戻される。各ローラ86が低縁部121に移動したら,駆動部107の駆動を一旦停止させる。これにより,インナーカップ63が下降位置に配置された状態に維持される。スピンチャック61に保持されたウェハWは,インナーカップ63の上方において,アウターカップ62によって囲まれた状態となる。
かかる状態において,スピンチャック61によってウェハWを回転させながら,供給ノズル76aからウェハWの上面に純水を供給し,ウェハWのリンス処理を行う。ウェハW上に供給された純水は,ウェハWの周縁部に向かって流れ,アウターカップ62によって受け止められ,アウターカップ62から排出される。リンス処理が終了したら,純水供給を停止させ,窒素ガスの供給を開始させる。ウェハWは回転させられながら窒素ガスを供給されることにより乾燥処理される。
乾燥処理後,窒素ガスの供給及びスピンチャック61の回転を停止させ,ウェハWを静止させる。そして,再び駆動部107の駆動を開始させ,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cを直進方向D2に直進移動させる。各ローラ76,86,96は,それぞれ回転しながら各直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの基端側から先端側に向かって相対的に直進移動する。各ローラ76が傾斜部115を介して低縁部113に移動すると,図6に示すように,アウターカップ62が上昇位置から再び下降位置に下降させられる。即ち,搬入出口71が開口させられる。
搬入出口71が開口させられたら,搬送アーム31a〜31cのいずれかを搬入出口71を介してチャンバー60内に進入させ,スピンチャック61によるウェハWの吸着を解除し,搬送アーム31a〜31によってスピンチャック61からウェハWを受け取り,搬入出口71を介して搬出させる。こうして,基板洗浄ユニット45A〜45Dにおける一連の洗浄処理が終了する。
処理済みのウェハWが搬出させられた後,次の未処理のウェハWが搬入出口71を介して搬入されると,上述した工程と同様の工程によって,次のウェハWが洗浄処理される。こうして,複数枚のウェハWが連続的に洗浄処理される。
かかる基板洗浄ユニット45A〜45Dによれば,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cを一体的に直進移動させる移動機構66の作動によって,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65をそれぞれ昇降させることができる。従って,従来のように,アウターカップ62を昇降させるためのシリンダ等の駆動機構,インナーカップ63を昇降させるためのシリンダ等の駆動機構,位置合わせ機構を昇降させるシリンダ等の駆動機構を個別に設ける必要が無いので,これらの駆動機構等に要するスペースを削減できる。従って,基板洗浄ユニット45A〜45Dの小型化を図ることができ,また,駆動機構等に要するコストの低減を図ることができる。
また,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの形状や配置を設計することにより,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの直進移動を調節するだけで,即ち,一個のモータ145の駆動を制御するだけで,基板洗浄ユニット45A〜45DにおけるウェハWの処理工程に従って,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65を所定の順番に昇降させることができる。従って,従来のようにアウターカップ62の駆動機構,インナーカップ63の駆動機構,センタリング機構65の駆動機構等に対して個別に制御命令を与える手間を省略でき,制御部170の制御が簡単になる。
さらに,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65は,各ローラ76,86,96を介して,直進カム102A〜102C,103A〜103C,105A〜105Cの各縁部によって確実に支持されるようになっており,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65が保持されている位置から誤って落下するおそれがない。従って,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65の各昇降動作のタイミングがずれることを防止でき,各昇降動作を正確に行うことができる。
以上,本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において,各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本実施の形態においては,ウェハWを囲むカップは2個,即ちアウターカップ62及びインナーカップ63が備えられているとしたが,カップの個数は任意で良く,例えば1個であっても良い。勿論,3個以上備えても良い。この場合も,カップを昇降させるためのカップ用直進カムを各カップにそれぞれ対応させて設け,それらのカップ用直進カムをカム支持板106上に追加して設けるようにすれば,駆動部107を駆動させることにより,各カップを処理工程に応じて順番に昇降させることができる。
本実施の形態では,アウターカップ62全体を昇降させることで,側壁部62aによって搬入出口71を開閉することとしたが,アウターカップ62とは別個に,搬入出口71を開閉するシャッターを設けても良い。さらに,そのシャッターの昇降移動も,移動機構66によって行うようにしても良い。例えば図8に示すように,搬入出口71に対して相対的に昇降することにより搬入出口71をチャンバー60の内側から開閉するシャッター180を,アウターカップ62の外側に設ける。そして,シャッター180を支持するシャッター用支持部材181を取り付け,支持部材181の下端部にはシャッター用ローラ182を設ける。底部60bには,支持部材181の昇降をガイドする筒状のシャッター用ガイド部材183を取り付ける。そして,直進移動することによりシャッター180を昇降させるためのシャッター用直進カム183を,カム支持板106上において他の直進カムと略平行に設ければ良い。即ち,直進カム183の直進移動に伴ってローラ182が回転しながら昇降させられることにより,支持部材181がガイド部材183によってガイドされながら昇降する構成にする。このようにしても,駆動部107の駆動により,シャッター180,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65等を,処理工程に応じて順番に昇降させるように構成することができる。
シャッター180,アウターカップ62,インナーカップ63,センタリング機構65等の昇降動作の順番や,処理工程の順番などは,実施の形態に示したものに限定されず,任意に設定することができる。即ち,シャッター用直進カム,アウターカップ用直進カム,インナーカップ用直進カム,センタリング機構用直進カム等の形状や配置を適宜設計することで,様々な順番で昇降させることができる。例えば,インナーカップ63を上昇位置に上昇させた状態でセンタリング機構65を上昇位置に上昇させ,センタリングを行うようにしても良い。
また,本実施の形態では,ウェハWをチャンバー80内に搬入して搬入出口71を閉じた後,即ちアウターカップ62を上昇位置に上昇させた後に,センタリング機構65を上昇位置に上昇させ,センタリングを行うとしたが,搬入出口71を開口させている間,即ちアウターカップ62を下降位置に下降させている間に,センタリング機構65を上昇位置に上昇させても良い。
また,本実施の形態では,搬入したウェハWをスピンチャック61に受け渡すとしたが,例えば図9に示すように,搬入出口71を開いている間,センタリング機構65を上昇位置に上昇させ,センタリング機構65にウェハWを受け渡すようにしても良い。例えばセンタリング機構65の回転板90A〜90Cの上面にウェハWを載せるようにすれば良い。ウェハWがセンタリング機構65に受け渡されたら,すぐにセンタリングを行い,その後,センタリング機構65を下降位置に下降させ,センタリング機構65からスピンチャック61にウェハWが受け渡されるようにしても良い。この場合,ウェハWを搬入してすぐにセンタリングを行うことができるので,スループットの向上を図ることができる。
本実施の形態では,スピンチャック61はウェハWの下面を吸着保持する構成としたが,例えばウェハWの周縁部に複数の保持部材を当接させてウェハWを保持するメカチャック式のものであっても良い。
本実施の形態におけるセンタリング機構65は,回転板90A,90B,90Cをそれぞれ回転させ,ウェハWの周縁部に対して各突起91を当接させることにより,センタリングを行う構成としたが,センタリング機構65の構成はかかるものには限定されない。例えば,ウェハWの外周縁に沿うように円弧状に湾曲させた内周面を有する複数のガイド部材を備えた構成としても良い。各ガイド部材の内周面は,下方に向かうほど内側に向かうように傾斜させることが好ましい。かかる構成においては,スピンチャック61に保持されたウェハWの下方から各ガイド部材を上昇させ,各ガイド部材の内周面下部に囲まれる位置にウェハWを相対的に落とし入れることで,ウェハWの周縁に各ガイド部材の内周面下部を接触させ,ウェハWのセンタリングを行うことができる。
また,本発明にかかる基板処理装置は,基板洗浄ユニット45A〜45Dには限定されず,例えば基板の周縁部を洗浄する洗浄装置,基板に形成された膜の周縁部を除去する周辺部除去処理を行う基板処理装置,及び,基板に対して洗浄以外の他の処理,例えば成膜処理等を行う基板処理装置に適用することもできる。本発明にかかる基板処理方法は,例えば基板の周縁部を洗浄する洗浄方法,周辺部除去処理方法,及び,ウェハWに対して洗浄以外の他の処理,例えば成膜処理等に適用することもできる。
本発明における基板はウェハに限定されるものではなく,例えばLCD用のガラス基板,フォトマスク基板,CD基板等であっても良い。従って,基板の形状も限定されるものではなく,任意の形状,例えば略長方形板状等であっても良い。
本発明は,基板を処理する基板処理装置及び基板処理方法に適用できる。
処理システムの構成を説明する概略平面図である。 基板洗浄ユニットの構成を説明する概略縦断面図である。 スピンチャック,アウターカップ,インナーカップ,センタリング機構の配置を説明する概略斜視図である。 アウターカップ用直進カム,インナーカップ用直進カム,センタリング機構用直進カムを備えたカム支持板の概略斜視図である。 アウターカップ用直進カム,インナーカップ用直進カム,センタリング機構用直進カムに対する各ローラの配置関係を説明する説明図である。 ウェハの洗浄処理工程におけるアウターカップ,インナーカップ,センタリング機構の昇降動作を説明する説明図である。 移動機構の概略側面図である。 シャッター,シャッター用支持部材,シャッター用直進カムを設けた別の実施形態にかかる基板洗浄ユニットの構成を説明する縦断面図である。 別の実施形態にかかるアウターカップ,インナーカップ,センタリング機構の昇降動作を説明する説明図である。
符号の説明
W ウェハ
1 処理システム
45A,45B,45C,45D 基板洗浄ユニット
61 スピンチャック
62 アウターカップ
63 インナーカップ
65 センタリング機構
66 移動機構
71 搬入出口
75A,75B,75C アウターカップ用支持部材
76 アウターカップ用ローラ
85A,85B,85C インナーカップ用支持部材
86 インナーカップ用ローラ
95A,95B,95C センタリング機構用支持部材
96 センタリング機構用ローラ
102A,102B,102C アウターカップ用直進カム
103A,103B,103C インナーカップ用直進カム
105A,105B,105C センタリング機構用直進カム

Claims (13)

  1. 基板を処理する装置であって,
    基板を保持する保持機構と,
    前記保持機構に保持された基板を囲むカップと,
    前記保持機構に対する基板の位置を合わせる位置合わせ機構とを備え,
    前記カップ及び前記位置合わせ機構を前記保持機構に保持された基板に対してそれぞれ相対的に昇降させる移動機構を備えたことを特徴とする,基板処理装置。
  2. 前記カップを2以上設け,
    前記移動機構は,前記各カップを前記保持機構に保持された基板に対してそれぞれ昇降させることを特徴とする,請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記移動機構は,前記2以上のカップのうち外側のカップを前記保持部材に保持された基板を囲む位置に上昇させた状態で,その内側のカップを昇降させることを特徴とする,請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 前記位置合わせ機構は,前記移動機構によって上昇させられた状態で,前記保持機構に対する基板の位置合わせを行うことを特徴とする,請求項1〜3のいずれかに記載の基板処理装置。
  5. 前記移動機構は,直進移動することにより前記カップを昇降させるカップ用直進カムと,直進移動することにより前記位置合わせ機構を昇降させる位置合わせ機構用直進カムとを備え,
    前記カップ用直進カム及び前記位置合わせ機構用直進カムは,カム支持部材によって支持され,前記カム支持部材を直進移動させる駆動部の駆動により,前記カム支持部材と一体的に直進移動することを特徴とする,請求項1〜4のいずれかに記載の基板処理装置。
  6. 前記カップ及び/又は前記位置合わせ機構に,複数の支持部材を取り付け,
    各支持部材にローラをそれぞれ設け,
    前記各支持部材の昇降をガイドするガイド部材を備え,
    前記カップ用直進カム及び/又は前記位置合わせ機構用直進カムを各ローラに対応させて複数設け,
    各カップ用直進カム及び/又は各位置合わせ機構用直進カムの直進移動に伴って前記各ローラが昇降させられることにより,前記各支持部材が前記ガイド部材にガイドされながら昇降する構成としたことを特徴とする,請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 前記保持機構が設けられたチャンバー内に基板を搬入出させる搬入出口を設け,
    前記搬入出口に対して昇降することにより前記搬入出口を開閉するシャッターを設け,
    前記移動機構は,直進移動することにより前記シャッターを昇降させるシャッター用直進カムを備え,
    前記シャッター用直進カムは,前記カム支持部材によって支持され,前記駆動部の駆動により,前記カム支持部材と一体的に直進移動することを特徴とする,請求項5又は6に記載の基板処理装置。
  8. 前記シャッターにシャッター用支持部材を取り付け,
    前記シャッター用支持部材にシャッター用ローラを設け,
    前記シャッター用支持部材の昇降をガイドするシャッター用ガイド部材を備え,
    前記シャッター用直進カムの直進移動に伴って前記シャッター用ローラが昇降させられることにより,前記シャッター用支持部材が前記シャッター用ガイド部材にガイドされながら昇降する構成としたことを特徴とする,請求項7に記載の基板処理装置。
  9. 前記移動機構は,前記シャッターによって前記搬入出口を閉塞した状態で,前記カップ及び前記位置合わせ機構をそれぞれ昇降させることを特徴とする,請求項7又は8に記載の基板処理装置。
  10. 基板を処理する方法であって,
    位置合わせ機構用直進カムを直進移動させることにより位置合わせ機構を上昇させ,保持機構に対する基板の位置合わせを行い,
    前記位置合わせ機構用直進カムを直進移動させることにより前記位置合わせ機構を下降させ,
    カップ用直進カムを直進移動させることによりカップを上昇させ,前記保持機構に保持された基板を前記カップによって囲んだ状態で,前記基板に処理液を供給して基板を処理することを特徴とする,基板処理方法。
  11. 前記カップによって囲んだ状態で前記基板を処理した後,前記カップ用直進カムを直進移動させることにより前記カップを下降させることを特徴とする,請求項10に記載の基板処理方法。
  12. 前記カップ用直進カム及び前記位置合わせ機構用直進カムを一体的に直進移動させることを特徴とする,請求項10又は11に記載の基板処理方法。
  13. シャッター用直進カムを前記カップ用直進カム及び/又は前記位置合わせ機構用直進カムと一体的に直進移動させることによりシャッターを下降させ,チャンバーの搬入出口を開口させ,
    前記搬入出口を介して前記チャンバー内に基板を搬入させ,
    前記シャッター用直進カムを前記カップ用直進カム及び/又は前記位置合わせ機構用直進カムと一体的に直進移動させることにより前記シャッターを上昇させ,前記搬入出口を閉塞することを特徴とする,請求項10〜12のいずれかに記載の基板処理方法。
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