JP2007017872A - 原稿読取り装置 - Google Patents

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Kazuya Hamaguchi
和也 濱口
Takayuki Fujiyama
隆之 藤山
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Abstract

【課題】目盛りや原稿の載置位置の確認が不要であって、簡単かつ速やかに原稿を位置決めすることが可能な原稿読取り装置を提供する。
【解決手段】定型サイズA4の原稿を位置決めするときには、原稿ガイド部材15の手持ち片15aを下側に押し下げて、原稿ガイド部材15のみを下方に回転移動させ、原稿ガイド部材15を透明ガラス板11に重ね合わせる。このとき、原稿ガイド部材15の開口部19が、スキャナにより読取られる透明ガラス板11上の定型サイズA4のエリアPaに重なる。このエリアPaに定型サイズA4の原稿を入れて載置するだけで、定型サイズA4の原稿を正確に位置決めすることができる。これにより、スキャナによる定型サイズA4の原稿の正確な読取りが可能になる。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機やファクシミリ装置等に装備され、原稿載置台に載置された原稿を読取る原稿読取り装置に関する。
複写機やファクシミリ装置等の原稿読取り装置においては、透明なガラス板等からなる原稿載置台の下方にスキャナを配置しておき、原稿を透明なガラスに載置し、透明なガラス板を通じて、スキャナの光を原稿の下面に照射しつつ、原稿からの反射光をスキャナのイメージセンサ等に入射させて、このイメージセンサ等により原稿の画像を読取る様にしている。
原稿載置台には、目盛り等が印されており、この目盛りを基準にして原稿を所定位置に載置し、スキャナによる原稿の読取り位置がずれない様にしている。
また、特許文献1には、原稿載置台の直交する2辺に、複数のLEDを配列しておき、各辺のLEDを選択的に点灯することにより、原稿の位置を指示するという技術が開示されている。
更に、特許文献2には、原稿載置台の1辺に目盛りを設けると共に、透明なガラス板を通じて目視することが可能なスキャナに目盛りを設け、スキャナを移動させて、平行な2つの目盛りの間隔を適宜に設定し、該各目盛り間で原稿を位置決めするという技術が開示されている。
特開2000−358131号公報 特開平6−194751号公報
しかしながら、原稿載置台の基準となる目盛り等は、複写機やファクシミリ装置の種類により異なる。例えば、ユーザ側から見て、目盛りが原稿載置台の奥に印されていたり、原稿載置台の手前に印されていたり、原稿載置台の中央に印されている。このため、ユーザは、使用しようとする装置の種類が替わる度に、原稿載置台の目盛りを確認して、原稿を載置すべき位置を理解してから、原稿を載置させねばならなかった。また、目盛りが原稿載置台の辺に設けられているので、原稿が目盛りから離れた箇所に載置されることが多く、このために原稿の正確な位置決めが困難であって、手間がかかった。
また、特許文献1では、LEDを選択的に点灯することにより原稿の位置を指示しているので、原稿の位置を特定し易いが、やはり原稿がLEDから離れた箇所に載置されるため、原稿の正確な位置決めが困難であって、手間がかかった。
更に、特許文献2では、平行な2つの目盛りの間で原稿を位置決めするので、該各目盛りと直交する方向での原稿の位置決めを容易に行い得るものの、該各目盛りの長手方向での原稿の位置決めについては、該各目盛りに頼らざるを得ず、手間がかかった。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、目盛りや原稿の載置位置の確認が不要であって、簡単かつ速やかに原稿を位置決めすることが可能な原稿読取り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、原稿を載置するための原稿載置台を備え、この原稿載置台に載置された原稿を読取る原稿読取り装置において、前記原稿載置台上で、定型サイズの原稿の相互に交差する少なくとも2辺をガイドするガイド部材を備え、このガイド部材を前記原稿載置台に対して開閉自在に設けている。
一方、本発明は、原稿を載置するための原稿載置台を備え、この原稿載置台に載置された原稿を読取る原稿読取り装置において、前記原稿載置台上で、該原稿載置台により定型サイズの原稿の1辺がガイドされる状態で、該原稿の該1辺に交差する他の1辺をガイドするガイド部材を備え、このガイド部材を前記原稿載置台に対して開閉自在に設けている。
また、本発明においては、ガイド部材は、原稿の辺の一部をガイドしている。
更に、本発明においては、相互に異なる定型サイズのそれぞれの原稿をガイドする複数のガイド部材を備えている。
また、本発明においては、原稿載置台に対して開閉自在に設けられ、閉じられたときに該原稿載置台上の原稿を押さえる原稿押さえ部材を備え、ガイド部材は、前記原稿押さえ部材に収納可能である。
更に、本発明においては、ガイド部材は、該ガイド部材によりガイドされている原稿の取り出しを容易にするための切り欠き部を有している。
本発明の原稿読取り装置によれば、原稿載置台上で、定型サイズの原稿の相互に交差する少なくとも2辺をガイドするガイド部材を備えている。あるいは、前記原稿載置台上で、該原稿載置台により定型サイズの原稿の1辺がガイドされる状態で、該原稿の該1辺に交差する他の1辺をガイドするガイド部材を備えている。従って、定型サイズの原稿は、相互に直交する2辺をガイドされることになり、その載置位置を特定される。すなわち、目盛りや原稿の載置位置を確認しなくても、簡単かつ速やかに原稿を位置決めすることができる。
また、ガイド部材を原稿載置台に対して開閉自在に設けているので、ガイド部材を必要なときにだけ原稿載置台にセットすることができる。
また、本発明によれば、定型サイズの原稿の相互に交差する2辺をガイドするので、該原稿の辺全体をガイドしなくても、該原稿を位置決めすることができる。従って、ガイド部材として、原稿の辺の一部をガイドするものを適用することができる。この場合は、ガイド部材を小型化することができる。
更に、相互に異なる定型サイズのそれぞれの原稿をガイドする複数のガイド部材を設けても良い。この場合は、各ガイド部材を重ねて設ける。
また、ガイド部材を原稿押さえ部材に収納可能にしているため、ガイド部材を設けたことにより原稿読取り装置が大型化することがない。
更に、ガイド部材に切り欠き部を設けているので、この切欠部を通じて原稿を容易に取り出すことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の原稿読取り装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す斜視図である。この画像形成装置1では、原稿を読取り、この読取った原稿の画像を記録用紙に印字するという複写を行うものであって、この装置1の上側に原稿読取り装置2を設け、この原稿読取り装置2の下側に、記録用紙への印字処理を行う印字部(装置本体に内蔵されているので図示せず)、排紙部4、及び給紙部5等を設け、その側壁に給紙部トレイ6及び排紙トレイ7等を設けている。
原稿読取り装置2は、透明なガラス板11を含む原稿載置台12と、ガラス板11の下方に設けられたスキャナ(図示せず)と、原稿載置台12に開閉自在に枢支された原稿搬送押さえ部材14と、原稿搬送押さえ部材14の下面側に重ねて設けられた2枚の原稿ガイド部材15、16とを少なくとも備えている。また、原稿載置台12の手前側には、画像形成装置1の操作パネル17及び液晶表示部18が設けられている。
この様な画像形成装置1において、複写を行うには、まず原稿読取り装置2の原稿載置台12の透明ガラス板11に原稿を載置する。このとき、原稿が定型サイズ(A4又はB5)であるならば、後で述べる様に原稿搬送押さえ部材14の原稿ガイド部材15又は16を用いて、原稿の位置決めを行っても良い。また、原稿ガイド部材15又は16を用いずに、原稿の位置決めを行っても構わない。
透明ガラス板11に原稿を載置したならば、原稿搬送押さえ部材14を閉じて、原稿搬送押さえ部材14により原稿を押さえ付ける。ただし、原稿ガイド部材15又は16を用いる場合は、原稿搬送押さえ部材14を閉じても閉じなくてもどちらでも良い。この様な状態で、操作パネル17を操作して、原稿の複写を指示すると、透明なガラス板11を通じて、スキャナの光が原稿の下面に照射されつつ、原稿からの反射光がスキャナのイメージセンサ等に入射されて、このイメージセンサ等により原稿の画像が読取られる。そして、給紙部5から記録用紙が引き出され、装置本体に内蔵の印字部により該読取られた原稿の画像が該引き出された記録用紙に印字されて、この記録用紙が排紙部4又は排紙トレイ7に排出される。
また、原稿搬送押さえ部材14を閉じて、原稿搬送押さえ部材14の上面側の原稿トレイ(図示せず)に原稿をセットした状態で、操作パネル17を操作して、原稿の複写を指示すると、原稿搬送押さえ部材14の内側に原稿が引き入れられて搬送され、原稿が原稿搬送押さえ部材14のスリット14aの箇所を搬送されて通過する。このスリット14aでの原稿の通過に際し、原稿読取り装置2では、原稿載置台12のスリット12bを通じて、スキャナのイメージセンサ等により原稿の画像が読取られる。そして、給紙部5から記録用紙が引き出され、装置本体に内蔵の印字部により該読取られた原稿の画像が該引き出された記録用紙に印字されて、この記録用紙が排紙部4又は排紙トレイ7に排出される。
尚、印字部による印字処理の方式は、電子写真方式であっても、他の方式であっても構わない。
この様な画像形成装置1においては、原稿を透明ガラス板11の所定位置に載置しなければ、スキャナによる原稿の読取り位置がずれてしまい、記録用紙に印字された画像もずれてしまう。このため、原稿を透明ガラス板11の所定位置に載置する必要がある。
しかしながら、従来の様に原稿載置台の目盛りを参照して、原稿を所定位置に載置するならば、原稿の正確な位置決めが困難であって、手間がかかる。
そこで、本実施形態では、原稿搬送押さえ部材14の原稿ガイド部材15又は16を用いて、原稿載置台12の透明ガラス板11上に、定型サイズの原稿を簡単かつ速やかに位置決めすることできる様にしている。
各原稿ガイド部材15、16は、図1に示す様に略矩形の平板状のものであって、それらの縁を原稿搬送押さえ部材14側で枢支されており、通常、原稿搬送押さえ部材14の下側面に重ねられて収納されている。これらの原稿ガイド部材15、16は、定型サイズA4、B5の原稿を位置決めするためのそれぞれの開口部19、20を有している。
定型サイズA4の原稿を位置決めするときには、図2に示す様に原稿ガイド部材15の手持ち片15aを下側に押し下げて、原稿ガイド部材15のみを下方に回転移動させ、原稿ガイド部材15を透明ガラス板11に重ね合わせる。このとき、原稿ガイド部材15の開口部19が、スキャナにより読取られる透明ガラス板11上の定型サイズA4のエリアPa(図1に示す)に重なる。より詳しくは、原稿ガイド部材15の開口部19の3辺19a、19b、19cがエリアPaの3辺に重なる。また、原稿載置台12の1辺12cがエリアPaの残りの1辺となっている。従って、定型サイズA4のエリアPaは、原稿ガイド部材15の開口部19の3辺19a〜19cと原稿載置台12の1辺12cとにより縁取られる。このため、この縁取られたエリアPaに定型サイズA4の原稿を入れて載置するだけで、定型サイズA4の原稿を正確に位置決めすることができる。これにより、スキャナによる定型サイズA4の原稿の正確な読取りが可能になる。
また、定型サイズB5の原稿を位置決めするときには、原稿ガイド部材16の手持ち片16aを下側に押し下げて、各原稿ガイド部材15、16を共に下方に回転移動させて、原稿ガイド部材15を透明ガラス板11に重ね合わせ、更に原稿ガイド部材16を重ね合わせる。このとき、先に述べた様に原稿ガイド部材15の開口部19が透明ガラス板11上のエリアPaに重なり、更に原稿ガイド部材16の開口部20が、原稿ガイド部材15の開口部19を通じて、スキャナにより読み取られる透明ガラス板11上の定型サイズB5のエリアPb(図1に示す)に重なる。より詳しくは、原稿ガイド部材16の開口部20の3辺20a、20b、20cがエリアPbの3辺に重なる。また、原稿載置台12の1辺12cがエリアPbの残りの1辺となっている。従って、定型サイズB5のエリアPbは、原稿ガイド部材16の開口部20の3辺20a〜20cと原稿載置台12の1辺12cとにより縁取られる。このため、この縁取られたエリアPbに定型サイズB5の原稿を入れて載置するだけで、定型サイズB5の原稿を正確に位置決めすることができる。これにより、スキャナによる定型サイズB5の原稿の正確な読取りが可能になる。
また、原稿ガイド部材16の開口部20は、突起枠20dにより縁取られており、この突起枠20dが原稿ガイド部材15の開口部19を通じて透明ガラス板11に直接接触する。これは、原稿ガイド部材16の開口部20が原稿ガイド部材15の開口部19を通じて透明ガラス板11に重なる状態であっても、原稿ガイド部材16の開口部20が透明ガラス板11から浮き上がらない様にするためである。これにより、原稿ガイド部材16の開口部20で定型サイズB5の原稿を確実にガイドすることができる。
尚、各原稿ガイド部材15、16は、原稿載置台12の1辺12cの段差に重なる箇所で、該段差に整合する様に折り曲げられている。
また、原稿ガイド部材15もしくは16を透明ガラス板11に重ね合わせ、定型サイズの原稿を透明ガラス板11に載置して位置決めした状態では、原稿搬送押さえ部材14を閉じても閉じなくても、スキャナによる原稿の読取りを行うことができる。
図3(a)、(b)は、各原稿ガイド部材15、16を原稿搬送押さえ部材14の下側面に重ねて収納した状態で(図1の状態で)、各原稿ガイド部材15、16の枢支箇所を拡大して示す正面図及び側面図である。また、図4(a)、(b)は、原稿ガイド部材15のみを下方に回転移動させて透明ガラス板11に重ね合わせた状態で(図2の状態で)、各原稿ガイド部材15、16の枢支箇所を拡大して示す正面図及び側面図である。
各原稿ガイド部材15、16を枢支する枢支軸21は、原稿搬送押さえ部材14の凹部14aに配置され、該凹部14aの内側で固定支持されている。枢支軸21の両側には、一対のトルクリミッタ摩擦クラッチ22及び一対のトルクリミッタ摩擦クラッチ23が通されており、一方のトルクリミッタ摩擦クラッチ23が他方のトルクリミッタ摩擦クラッチ22の内側に配置されている。
内側の各トルクリミッタ摩擦クラッチ23には、原稿ガイド部材16の1辺16bの両側を支持するそれぞれの支持部材25が接続されている。支持部材25は、根元片25aとL型片25bとを組み合わせて結合したものであり、根元片25aがトルクリミッタ摩擦クラッチ23側に接続固定され、L型片25bが原稿ガイド部材16の1辺16b側に接続固定され、これにより原稿ガイド部材16の1辺16bがトルクリミッタ摩擦クラッチ23に連結されている。L型片25bには、該L型片25bを補強するリブ25cが形成されている。
トルクリミッタ摩擦クラッチ23は、常に、枢支軸21周りの原稿ガイド部材16の回転運動に対して適宜の摩擦抵抗を与えるものであり、原稿ガイド部材16の自重によるモーメントが作用しても、原稿ガイド部材16が枢支軸21周りで回転しない様に該原稿ガイド部材16を摩擦抵抗により静止させて支持する。また、原稿ガイド部材16の手持ち片16aが下側に押し下げられて、原稿ガイド部材16に大きな荷重が加わったときには、この荷重によるモーメントがトルクリミッタ摩擦クラッチ23の摩擦抵抗に打ち勝って、原稿ガイド部材16が枢支軸21周りで回転する。更に、原稿ガイド部材16の手持ち片16aが上側に押し上げられたときにも、このときの荷重によるモーメントがトルクリミッタ摩擦クラッチ23の摩擦抵抗に打ち勝って、原稿ガイド部材16が枢支軸21周りで回転する。
従って、原稿ガイド部材16は、押し下げられたり、押し上げられているときにだけ、枢支軸21周りで回転移動し、荷重が加えれられなくなると、そのときの原稿搬送押さえ部材14に対する回転姿勢を維持する。
同様に、外側の各トルクリミッタ摩擦クラッチ22にも、原稿ガイド部材15の1辺15bの両側を支持するそれぞれの支持部材24が接続されている。支持部材24は、根元片24aとL型片24bとを組み合わせて結合したものであり、根元片24aがトルクリミッタ摩擦クラッチ23側に接続固定され、L型片24bが原稿ガイド部材15の1辺15b側に接続固定され、これにより原稿ガイド部材15の1辺15bがトルクリミッタ摩擦クラッチ22に連結されている。L型片24bには、該L型片24bを補強するリブ24cが形成されている。
トルクリミッタ摩擦クラッチ22も、常に、原稿ガイド部材16の自重によるモーメントが作用しても、原稿ガイド部材16が枢支軸21周りで回転しない様に該原稿ガイド部材16を摩擦抵抗により静止させて支持している。そして、原稿ガイド部材16が押し下げられたり押し上げられて、原稿ガイド部材16に荷重が加わったときにだけ、原稿ガイド部材16が枢支軸21周りで回転し、荷重が加えれられなくなると、そのときの原稿搬送押さえ部材14に対する原稿ガイド部材16の回転姿勢が維持される。
この様にトルクリミッタ摩擦クラッチ22、23により原稿ガイド部材15、16を原稿搬送押さえ部材14の枢支軸21周りで支持しているので、原稿ガイド部材15、16を原稿搬送押さえ部材14の下側面に重ねて収納した状態を維持することができる。また、原稿ガイド部材15、16を透明ガラス板11に重ね合わせて静止させることもできる。
図5は、原稿搬送押さえ部材の変形例を示している。この変形例の原稿搬送押さえ部材31は、原稿ガイド部材15、16と同様に、その1辺31aを原稿搬送押さえ部材14側でトルクリミッタ摩擦クラッチを介して枢支され、通常、原稿搬送押さえ部材14の下側面に重ねられて収納され、必要なときに押し下げられて透明ガラス板11に重ね合わせられる。
この原稿搬送押さえ部材31が透明ガラス板11に重ね合わせられたときには、この原稿搬送押さえ部材31の開口部32の3辺32a、32b、32cが、スキャナにより読取られる透明ガラス板11上の定型サイズのエリアの3辺に重なる。また、原稿載置台12の1辺12cが該エリアの残りの1辺となっている。従って、定型サイズの該エリアは、原稿搬送押さえ部材31の開口部32の3辺32a、32b、32cと原稿載置台12の1辺12cとの4辺により縁取られる。このため、この縁取られたエリアに定型サイズの原稿を入れて載置するだけで、この原稿を正確に位置決めすることができる。
また、原稿搬送押さえ部材31には、切欠部31bが設けられている。この切欠部31bを通じて原稿の縁を持ち上げることにより、原稿を透明ガラス板11から容易に引き離すことができる。
尚、定型サイズの原稿を位置決めするには、定型サイズの辺の全てをガイドする必要がなく、定型サイズの交差する少なくとも2辺をガイドし、かつ定型サイズの辺の一部をガイドするだけで良い。従って、例えば図5の点線33に沿って原稿搬送押さえ部材31の下側半分を削除して、開口部32の1辺32aを省略し、他の1辺32bを短くしても構わない。
また、定型サイズの原稿を位置決めするには、定型サイズの相互に交差する少なくとも2辺をガイドすれば良いので、原稿載置台12の1辺12cを原稿の位置決めのために用いるのであれば、例えば図5の点線33、34に沿って原稿搬送押さえ部材31の下側半分及び右側半分を削除して、開口部32の辺32cを残すだけでも構わない。ただし、原稿載置台12の1辺12cを原稿の位置決めのために用いない場合は、原稿搬送押さえ部材に原稿を位置決めするための少なくとも2辺を残す必要がある。
図6は、原稿搬送押さえ部材の他の変形例を示している。この他の変形例の原稿押さえ部材41は、原稿ガイド部材15、16と同様に、その1辺41aを原稿搬送押さえ部材14側でトルクリミッタ摩擦クラッチを介して枢支され、通常、原稿搬送押さえ部材14の下側面に重ねられて収納され、必要なときに押し下げられて透明ガラス板11に重ね合わせられる。
この原稿搬送押さえ部材41の開口部42は、図6上で縦置きの定型サイズA4の原稿を位置決めするための開口部43と、図6上で横置きの定型サイズB4の原稿を位置決めするための開口部44とを合成したものである。この原稿搬送押さえ部材41が透明ガラス板11に重ね合わせられたときには、開口部43の各辺43a、43bが、スキャナにより読取られる透明ガラス板11上の縦置き定型サイズA4のエリアの各辺に重なり、原稿載置台12の1辺12cが該エリアの他の1辺となる。同時に、開口部44の各辺44a、44bが、スキャナにより読取られる透明ガラス板11上の横置き定型サイズB4のエリアの各辺に重なり、原稿載置台12の1辺12cが該エリアの他の1辺となる。従って、縦置き定型サイズA4のエリアが開口部43の各辺43a、43bと原稿載置台12の1辺12cとにより縁取られ、同時に横置き定型サイズB4のエリアが開口部44の各辺44a、44bと原稿載置台12の1辺12cとにより縁取られる。このため、これらの縁取られたエリアに定型サイズA4又はB4の原稿を入れて載置するだけで、これらの原稿を正確に位置決めすることができる。
尚、先に述べた様に定型サイズの原稿を位置決めするには、定型サイズの辺の一部をガイドするだけで良いので、例えば図6の点線45に沿って原稿搬送押さえ部材31の下側半分を削除しても構わない。また、定型サイズの原稿を位置決めするには、定型サイズの相互に交差する少なくとも2辺をガイドすれば良いので、原稿載置台12の1辺12cを原稿の位置決めのために用いるのであれば、例えば図6の点線45、46に沿って原稿搬送押さえ部材31の下側半分及び右側部分を削除しても構わない。あるいは、図6の点線47に沿って原稿搬送押さえ部材31の左側半分を削除しても、原稿の位置決めが可能である。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、多様に変形することができる。例えば、原稿押さえ部材の材質として、可撓性を有する合成樹脂シートを用いても構わない。
本発明の原稿読取り装置の一実施形態を適用した画像形成装置を示す斜視図である。 図1の原稿読取り装置の2つの原稿ガイド部材の一方を押し下げた状態を示す斜視図である。 (a)、(b)は、2つの原稿ガイド部材を原稿搬送押さえ部材の下側面に重ねて収納した状態で(図1の状態で)、各原稿ガイド部材の枢支箇所を拡大して示す正面図及び側面図である。 (a)、(b)は、一方の原稿ガイド部材のみを下方に回転移動させて透明ガラス板に重ね合わせた状態で(図2の状態で)、各原稿ガイド部材の枢支箇所を拡大して示す正面図及び側面図である。 原稿搬送押さえ部材の変形例を示す平面図である。 原稿搬送押さえ部材の他の変形例を示す平面図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 原稿読取り装置
4 排紙部
5 給紙部
6 給紙トレイ
7 排紙トレイ
11 透明ガラス板
12 原稿載置台
14 原稿搬送押さえ部材
15、16、31、41 原稿ガイド部材
17 操作パネル
18 液晶表示部
19、20 開口部
21 枢支軸
22、23 トルクリミッタ摩擦クラッチ
24、25 支持部材

Claims (6)

  1. 原稿を載置するための原稿載置台を備え、この原稿載置台に載置された原稿を読取る原稿読取り装置において、
    前記原稿載置台上で、定型サイズの原稿の相互に交差する少なくとも2辺をガイドするガイド部材を備え、このガイド部材を前記原稿載置台に対して開閉自在に設けたことを特徴とする原稿読取り装置。
  2. 原稿を載置するための原稿載置台を備え、この原稿載置台に載置された原稿を読取る原稿読取り装置において、
    前記原稿載置台上で、該原稿載置台により定型サイズの原稿の1辺がガイドされる状態で、該原稿の該1辺に交差する他の1辺をガイドするガイド部材を備え、このガイド部材を前記原稿載置台に対して開閉自在に設けたことを特徴とする原稿読取り装置。
  3. ガイド部材は、原稿の辺の一部をガイドすることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読取り装置。
  4. 相互に異なる定型サイズのそれぞれの原稿をガイドする複数のガイド部材を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読取り装置。
  5. 原稿載置台に対して開閉自在に設けられ、閉じられたときに該原稿載置台上の原稿を押さえる原稿押さえ部材を備え、
    ガイド部材は、前記原稿押さえ部材に収納可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読取り装置。
  6. ガイド部材は、該ガイド部材によりガイドされている原稿の取り出しを容易にするための切り欠き部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の原稿読取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2020049923A1 (ja) * 2018-09-06 2020-03-12 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置及び画像形成装置

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