JP2007015214A - 多色刷り印刷機 - Google Patents

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園 兼 一 花
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Abstract

【課題】 印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間を短縮することができるとともに、上流側のウェブの印刷見当ずれに影響されることなく各印刷ユニットで印刷の見当合わせを精度良く行うことができる多色刷り印刷機を提供すること。
【解決手段】 多色刷り印刷機は、複数の印刷ユニット10a〜10fと、各印刷ユニット10a〜10fの制御を行う制御装置20とを備えている。制御装置20は、まず各印刷ユニットを複数のグループに分ける。次に、全体の最前段の印刷ユニットによる見当マーク30を全体基準見当マーク30aとし、一方、各グループの最前段の印刷ユニットによる見当マーク30を各グループのグループ基準見当マーク30bとする。そして、全体基準見当マーク30aまたはグループ基準見当マーク30bと、印刷の見当合わせを行うべき印刷ユニットによる見当マーク30との位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、連続的に搬送されるウェブに対して印刷を施す印刷ユニットが直列に複数設けられた多色刷り印刷機に関し、とりわけ所望の印刷の見当合わせを行うことができる多色刷り印刷機に関する。
従来より、連続的に搬送されるウェブに対して各色の印刷を施す多色刷り印刷機が知られている。
図1に示すように、このような多色刷り印刷機は、各色の印刷ユニット10a〜10fを直列に複数有しており、各印刷ユニット10a〜10fは、連続的に搬送されるウェブWに対して印刷を施すとともに見当マーク50をこのウェブWに付ける版胴11a〜11fと、この版胴11a〜11fとの間でウェブWを挟持して印刷を施す圧胴12a〜12fとを備えている。ウェブWに対して印刷を施す際に、版胴11a〜11fはウェブWに各色の例えば直角二等辺三角形の見当マーク50を1または複数付けるようになっている。これらの各見当マーク50は、ウェブWの搬送方向に沿って例えば縦方向に並ぶよう当該ウェブWに付けられる。
また、ウェブWの搬送方向における2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fにおいて、各版胴11b〜11fの上流側には図1の矢印方向に移動自在となっているコンペンローラ14b〜14fがウェブWに当接するよう設けられている。この2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fにおいて、コンペンローラ14b〜14fは、その位置が変化することにより版胴11b〜11fに送られるウェブWに与えるテンションの大きさを調整し、印刷の見当合わせを行うようになっている。また、ウェブWの搬送方向における2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fにおいて、各版胴11b〜11fの下流側には例えば光電センサ等の見当マーク検出センサ15b〜15fが設けられており、この見当マーク検出センサ15b〜15fがウェブW上の見当マーク50を検出している。
各印刷ユニット10b〜10fのコンペンローラ14b〜14fは、各々このコンペンローラ14b〜14fに接続されたレジスタモータ16b〜16fにより駆動されてその位置が変化するようになっている。これらのレジスタモータ16b〜16fは、見当マーク検出センサ15b〜15fにより検出された見当マーク50が所望の位置に維持されるよう、その駆動が制御装置40により制御されるようになっている。
図1に示すような多色刷り印刷機は、例えば特許文献1に開示されている。
各印刷ユニット10b〜10fにおける印刷の見当合わせ方法について更に詳述する。印刷の見当合わせ方法としては、例えば図3(a)(b)に示す第1の方法や図4(a)〜(d)および図5(e)(f)に示す第2の方法が知られている。
従来の第1の印刷見当合わせ方法について図3(a)(b)を用いて説明する。図3(a)(b)は、従来の多色刷り印刷機の各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マーク50を印刷開始時から経時的に示す説明図である。ここで、図3(a)のNo.1(印刷ユニット10aに対応)〜No.6(印刷ユニット10fに対応)は、それぞれ印刷開始時における各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マーク50を示しており、図3(a)の縦方向はウェブWの搬送方向となっている。また、図3(b)は、図3(a)に係る印刷開始時からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ搬送された時のウェブW上の見当マーク50を示している。
印刷開始時において、各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fはウェブWに対してそれぞれ1個の見当マーク50を同時に付ける。ここで、図3(a)に示すように、各版胴11a〜11fによりウェブWに付けられる各見当マーク50は相対的に少しずつ位置がずれるようになっている。
次に、図3(a)に係る印刷開始時からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ搬送された時の状態について図3(b)を用いて説明する。このときに、各印刷ユニット10b〜10fにおけるウェブWには、それぞれ前段の印刷ユニット10a〜10eの版胴11a〜11eによりウェブWに付けられた見当マーク50が既に存在しており、更にウェブWに対して各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fにより新たに見当マーク50が付けられる。
ここで、各印刷ユニット10b〜10fの見当マーク検出センサ15b〜15fはそれぞれ前段にある印刷ユニット10a〜10eにより既に付けられている見当マーク50と、当該印刷ユニット10により新たに付けられた見当マーク50との両方を検出する。そして、これらの2つの見当マーク50の位置関係が所望の位置関係となるよう、コンペンローラ14b〜14fにより印刷の見当合わせが行われる。
従来の第2の印刷見当合わせ方法について図4(a)〜(d)および図5(e)(f)を用いて説明する。図4(a)〜(d)および図5(e)(f)は、従来の多色刷り印刷機の各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マーク50を印刷開始時から経時的に示す説明図である。ここで、図4(a)のNo.1(印刷ユニット10aに対応)〜No.6(印刷ユニット10fに対応)は、それぞれ印刷開始時における各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マーク50を示しており、図4(a)の縦方向はウェブWの搬送方向となっている。また、図4(b)〜(d)および図5(e)(f)は、図4(a)に係る印刷開始時からウェブWが各印刷ユニット間のパス長の整数倍数分だけ搬送された時のウェブWに付けられた見当マーク50を順次示している。
印刷開始時において、各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fはウェブWに対してそれぞれ見当マーク50を同時に付ける。ここで、全ての印刷ユニット10a〜10fの中で最も前段にある印刷ユニット10aの版胴11aは、複数の、具体的には印刷ユニットの個数−1個分(すなわち5個)の基準見当マーク50aを、ウェブWの搬送方向に沿って間隔を空けて付ける。一方、ウェブWの搬送方向における2番目以降の印刷ユニット10b〜10fの版胴11b〜11fはウェブWに1個の見当マーク50を付ける。ここで、版胴11b〜11fによりウェブWに付けられる見当マーク50は、各々、対応する基準見当マーク50aの近傍に付けられるようになっている。
次に、図4(a)に係る印刷開始時からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ搬送された時のウェブW上の見当マーク50の位置および個数について図4(b)を用いて説明する。このときに、各印刷ユニット10b〜10fにおけるウェブWには、それぞれ前段の印刷ユニット10a〜10eの版胴11a〜11eによりウェブWに付けられた基準見当マーク50aまたは見当マーク50が既に存在しており、更にウェブWに対して各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fにより新たに基準見当マーク50aおよび見当マーク50がそれぞれ付けられる。
ここで、ウェブWの搬送方向における2番目の印刷ユニット10bの見当マーク検出センサ15bが基準見当マーク50aを検出することができるようになる。すなわち、図4(b)のNo.2に示すように、2番目の印刷ユニット10bにおけるウェブW上には印刷ユニット10aによる基準見当マーク50aおよび印刷ユニット10bによる見当マーク50の両方が付けられており、見当マーク検出センサ15bはこれらの基準見当マーク50bと印刷ユニット10bによる見当マーク50とを一緒に検出する。そして、2番目の印刷ユニット10bにおいて、基準見当マーク50aと見当マーク50との位置関係が所望の位置関係となるよう、コンペンローラ14bにより印刷の見当合わせが行われる。このようにして、ウェブWの搬送方向における2番目の印刷ユニット10bで印刷の見当合わせを開始することができるようになる。
次に、図4(b)に係る時点からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ更に搬送された時のウェブW上の見当マーク50の位置および個数について図4(c)を用いて説明する。
ここで、ウェブWの搬送方向における3番目の印刷ユニット10cの見当マーク検出センサ15cが基準見当マーク50aを検出することができるようになる。すなわち、図4(c)のNo.3に示すように、3番目の印刷ユニット10cにおけるウェブW上には印刷ユニット10aによる基準見当マーク50aおよび印刷ユニット10cによる見当マーク50の両方が付けられており、見当マーク検出センサ15cはこれらの基準見当マーク50cと印刷ユニット10cによる見当マーク50とを一緒に検出する。そして、3番目の印刷ユニット10cにおいて、基準見当マーク50aと見当マーク50との位置関係が所望の位置関係となるよう、コンペンローラ14cにより印刷の見当合わせが行われる。このようにして、ウェブWの搬送方向における3番目の印刷ユニット10cで印刷の見当合わせを開始することができるようになる。
同様にして、図4(d)および図5(e)(f)に示すように、ウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ搬送される度に、より下流側の印刷ユニットで順次印刷の見当合わせを開始することができるようになる。そして、図5(f)に示すように、印刷開始時からウェブWが最前段の印刷ユニット10aと最後段の印刷ユニット10fとの間のパス長分だけ搬送された後に、最後段の印刷ユニット10fで印刷の見当合わせを開始することができるようになり、その結果、全ての印刷ユニット10b〜10fで印刷の見当合わせを開始することができるようになる。
特開平8−230169号公報
而して、上述の従来の第1および第2の印刷見当合わせ方法にはそれぞれ以下の問題点がある。
すなわち、第1の印刷見当合わせ方法においては、各印刷ユニット(例えば印刷ユニット10e)において印刷の見当合わせを行う際に、当該印刷ユニット10eの版胴11eによりウェブWに付けられた見当マーク50と、この印刷ユニット10eの直前に配置された印刷ユニット10dの版胴11dによりウェブWに付けられた見当マーク50との位置関係が所望の位置関係となるよう、印刷の見当合わせを行っている。しかしながら、このような見当合わせ方法では、印刷ユニット10eの直前に配置された印刷ユニット10dによりウェブWに付けられた見当マーク50が正しい位置にあるか否かを印刷ユニット10eの見当マーク検出センサ15eにより検出することができない。すなわち、各印刷ユニット10b〜10fで印刷の見当合わせを行う際に、当該印刷ユニット10b〜10fの上流側のウェブWの印刷見当ずれの影響を受けてしまい、大きなロスが生じてしまうおそれがあるという問題がある。
また、第2の印刷見当合わせ方法においては、印刷開始時からウェブWが最前段の印刷ユニット10aと最後段の印刷ユニット10fとの間のパス長分だけ搬送されるまでは、最後段の印刷ユニット10fにおいて印刷の見当合わせを行うことができない。このため、印刷開始時から、全ての印刷ユニット10b〜10fで印刷の見当合わせを開始することができるようになる時点(以下、見当合わせ開始時という。)までの待ち時間が非常に長くなり、この待ち時間においてウェブWやインキ等の材料が無駄に消費されてしまうという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間を短縮することができるとともに、各印刷ユニットによる印刷の見当合わせにおいて上流側のウェブの印刷見当ずれに影響されることなく印刷の見当合わせを精度良く行うことができる多色刷り印刷機を提供することを目的とする。
本発明の多色刷り印刷機は、連続的に搬送されるウェブに対して印刷を施すとともに見当マークをこのウェブに付ける版胴と、版胴の下流側に設けられウェブ上の見当マークを検出する見当マーク検出センサと、前記見当マークセンサにより検出された見当マークに基づいて印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段とをそれぞれ有する複数の直列に設けられた印刷ユニットと、前記各印刷ユニットの制御を行う制御装置であって、a)前記各印刷ユニットをウェブの搬送方向に沿って複数のグループに分け、b)全ての印刷ユニットのうち最も前段にある印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを全体基準見当マークとし、c)各グループにおける最も前段にある印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを各グループのグループ基準見当マークとし、d)各グループにおいて最も前段にある印刷ユニットの見当マーク検出センサは、全体基準見当マークと当該グループのグループ基準見当マークとを検出し、当該印刷ユニットの見当合わせ手段は、検出された全体基準見当マークとグループ基準見当マークとの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行い、e)各グループにおいてウェブの搬送方向における2番目以降の印刷ユニットの見当マーク検出センサは、当該グループのグループ基準見当マークと当該印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークとを検出し、当該印刷ユニットの見当合わせ手段は、検出されたグループ基準見当マークと当該印刷ユニットの見当マークとの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行うよう、各印刷ユニットの制御を行う制御装置と、を備えたことを特徴とする。
ここで、「複数の印刷ユニットが直列に設けられた」とは、複数の印刷ユニットが並列接続ではなく直列接続されていることをいい、必ずしも全ての印刷ユニットが一直線に並んで設けられたことを意味するものではない。
このような多色刷り印刷機によれば、各印刷ユニットを複数のグループに分け、各グループの印刷ユニットにおいてグループ基準見当マークと当該印刷ユニットの見当マークとを印刷の見当合わせのために用いることにより、最も上流側にある印刷ユニットによりウェブに付けられる全体基準見当マークと各印刷ユニットの見当マークとの位置関係に基づいて各印刷ユニットで印刷の見当合わせを行う場合と比較して、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間を短縮することができる。
また、各グループのグループ基準見当マークは全体基準見当マークに対して所望の位置となるよう印刷の位置合わせが行われ、各印刷ユニットの見当マークは各グループのグループ基準見当マークに対して所望の位置となるよう印刷の位置合わせが行われる。このように、各印刷ユニットの見当マークはグループ基準見当マークを介して全体基準見当マークに対して所望の位置となるよう印刷の位置合わせが行われるので、各印刷ユニットによる印刷の見当合わせにおいて上流側のウェブの印刷見当ずれに影響されることなく印刷の見当合わせを精度良く行うことができる。
本発明の多色刷り印刷機においては、前記制御装置は、前記各印刷ユニットをウェブの搬送方向に沿って前段側と後段側の2つのグループに分けるよう制御を行い、この際に印刷ユニットの数Nが偶数である場合は、前段側および後段側の各グループの印刷ユニットの数をそれぞれN/2個とし、印刷ユニットの数Nが奇数である場合は、前段側のグループの印刷ユニットの数を(N+1)/2個とするとともに後段側のグループの印刷ユニットの数を(N−1)/2個とするようグループ分けを行うことが好ましい。
このような多色刷り印刷機によれば、最も上流側にある印刷ユニットによりウェブに付けられる全体基準見当マークと各印刷ユニットの見当マークとの位置関係に基づいて各印刷ユニットで印刷の見当合わせを行う場合と比較して、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間をほぼ半分に短縮することができる。
本発明の多色刷り印刷機においては、前記制御装置は、前記各印刷ユニットをウェブの搬送方向に沿って複数のグループに分ける際に、各グループにおける印刷ユニットの数が同数または差が1個となるようグループ分けを行うことが好ましい。
このような多色刷り印刷機によれば、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間をより短縮することができるとともに、各印刷ユニットによる印刷の見当合わせにおいて上流側のウェブの印刷見当ずれに影響されることなく印刷の見当合わせをより精度良く行うことができる。
本発明の多色刷り印刷機によれば、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間を短縮することができるとともに、各印刷ユニットによる印刷の見当合わせにおいて上流側のウェブの印刷見当ずれに影響されることなく印刷の見当合わせを精度良く行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1および図2(a)〜(d)は、本発明による多色刷り印刷機の実施の形態を示す図である。このうち、図1は、多色刷り印刷機の一般的な構成を示す構成図であり、図2(a)〜(d)は、本発明の多色刷り印刷機の各印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを印刷開始時から経時的に示す説明図である。
図1に示す多色刷り印刷機は、矢印方向に連続的に搬送されるフィルム、紙等のウェブWに対して異なる色の印刷を順次施すための、パス長が等間隔となるよう直列に設けられた例えば6台の印刷ユニット10a〜10fと、各印刷ユニット10a〜10fの制御を行う制御装置20とを備えている。ここで、ウェブWは供給ロール18から送り出され、各印刷ユニット10a〜10fを順次経て巻取ロール19により巻き取られるようになっている。
このような多色刷り印刷機の各構成要素について以下に詳述する。
各印刷ユニット10a〜10fは略同一の構成となっており、各々、印刷用の版胴11a〜11fと、この版胴11a〜11fとの間でウェブWを挟持して印刷を施す圧胴12a〜12fとを備えている。ウェブWに対して印刷を施す際に、版胴11a〜11fはウェブWに各色の例えば直角二等辺三角形の見当マーク30を1または複数付けるようになっている。これらの各見当マーク30は、ウェブWの搬送方向に沿って例えば縦方向に並ぶよう当該ウェブWに付けられるが、その個数およびウェブWに付けられる位置については後述する。
また、ウェブWの搬送方向における2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fにおいて、各版胴11b〜11fの上流側には図1の矢印方向に移動自在となっているコンペンローラ14b〜14fがウェブWに当接するよう設けられている。この2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fにおいて、コンペンローラ14b〜14fは、その位置が変化することにより版胴11b〜11fに送られるウェブWに与えるテンションの大きさを調整し、印刷の見当合わせを行うようになっている。また、ウェブWの搬送方向における2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fにおいて、各版胴11b〜11fの下流側には例えば光電センサ等の見当マーク検出センサ15b〜15fが設けられており、この見当マーク検出センサ15b〜15fがウェブW上の見当マーク30を検出している。なお、各見当マーク検出センサ15b〜15fの検出対象となる見当マーク30の種類については後述する。
各印刷ユニット10b〜10fのコンペンローラ14b〜14fは、各々このコンペンローラ14b〜14fに接続されたレジスタモータ16b〜16fにより駆動されてその位置が変化するようになっており、これらのレジスタモータ16b〜16fは後述する制御装置20から見当合わせ信号が送られてその駆動が制御されるようになっている。
制御装置20は、各印刷ユニット10b〜10fの見当マーク検出センサ15b〜15fから、ウェブW上に付けられた見当マーク30に係る情報が送られるようになっている。また、制御装置20は各印刷ユニット10b〜10fのレジスタモータ16b〜16fに見当合わせ信号を送って各コンペンローラ14b〜14fの位置を調整することにより、各印刷ユニット間のウェブWに与えるテンションの大きさを調整し、縦方向の印刷の見当合わせを行うようになっている。
このような制御装置20による制御方法について以下に説明する。
制御装置20は、まず、各印刷ユニット10a〜10fをウェブWの搬送方向に沿って複数のグループに分ける。本実施の形態においては、制御装置20は各印刷ユニット10a〜10fを前段側および後段側の2つのグループに分けている。この際に、それぞれのグループにおける各印刷ユニット10a〜10fがウェブWの搬送方向に沿って連続して並ぶよう、グループ分けが行われる。
ここで、各印刷ユニット10をウェブWの搬送方向に沿って前段側と後段側の2つのグループに分ける際に、本実施の形態のように印刷ユニットの数が偶数である場合は、前段側および後段側の各グループの印刷ユニット10の数が同数となるようグループ分けを行う。すなわち、前段側のグループは3つの印刷ユニット10a〜10cから構成され、後段側のグループは3つの印刷ユニット10d〜10fから構成されるようになる。一方、全体の印刷ユニット10の数Nが奇数である場合は、前段側のグループの印刷ユニット10の数を(N+1)/2個とするとともに、後段側のグループの印刷ユニット10の数を(N−1)/2個としている。例えば、全体の印刷ユニットの数が7個である場合は、前段側のグループは4つの印刷ユニットから構成され、後段側のグループは3つの印刷ユニットから構成されることとなる。
制御装置20は、各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられる見当マーク30の位置および個数を調整している。ここで、各々の版胴11a〜11fによりウェブWに付けられる見当マーク30の位置および個数について図2(a)を用いて説明する。図2(a)のNo.1(印刷ユニット10aに対応)〜No.6(印刷ユニット10fに対応)は、それぞれ印刷開始時における各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マーク30を示しており、図2(a)の縦方向はウェブWの搬送方向となっている。
図2(a)のNo.1に示すように、全ての印刷ユニット10a〜10fのうち最も前段にある印刷ユニット10aの版胴11aは、ウェブWの搬送方向に沿って間隔を空けて複数の見当マーク30をウェブWに付けている。ここで、版胴11aによりウェブWに付けられる見当マーク30の個数は、(最前段のグループの印刷ユニット10の個数−1)+(グループの個数−1)、すなわち3個となっている。
制御装置20は、全ての印刷ユニット10a〜10fのうち最も前段にある印刷ユニット10aの版胴11aによりウェブWに付けられた見当マーク30を全体基準見当マーク30aと設定する。
図2(a)のNo.4に示すように、最も上流側にあるグループを除く各グループにおける最も前段にある印刷ユニット、すなわち本実施の形態では印刷ユニット10dの版胴11dは、ウェブWの搬送方向に沿って間隔をおいて1以上の見当マーク30をウェブWに付けている。ここで、版胴11dによりウェブWに付けられる見当マーク30の位置は全体基準見当マーク30aよりも相対的に搬送方向前方となり、また、この見当マーク30の個数は(印刷ユニット10dが属するグループの個数−1)、すなわち2個となっている。
制御装置20は、各グループにおける最も前段にある印刷ユニット、すなわち本実施の形態では印刷ユニット10a、10dの版胴11a、11dによりウェブWに付けられた見当マーク30を各グループのグループ基準見当マーク30bと設定する。
なお、全ての印刷ユニット10のうち最も前段にある印刷ユニット10aの版胴11aによりウェブWに付けられた見当マーク30は、全体基準見当マーク30aとグループ基準見当マーク30bとを兼ねることとなる。
図2(a)のNo.2、3、5および6に示すように、各グループにおいてウェブWの搬送方向における2番目以降の印刷ユニットの版胴11b、11c、11e、11fはウェブWに1個の見当マーク30を付ける。ここで、版胴11b、11c、11e、11fによりウェブWに付けられる見当マーク30は、各々、各グループの対応するグループ基準見当マーク30bの近傍に付けられるようになっている。
そして、制御装置20は、ウェブWの搬送方向における2番目以降の各印刷ユニット10b〜10fの見当マーク検出センサ15b〜15fおよびレジスタモータ16b〜16fの制御を以下のように行う。
まず、最も上流側にあるグループを除く各グループにおいて最も前段側にある印刷ユニット、すなわち本実施の形態では印刷ユニット10dの見当マーク検出センサ15dおよびレジスタモータ16dの制御について説明する。見当マーク検出センサ15dは、全体基準見当マーク30aと、印刷ユニット10dの属するグループのグループ基準見当マーク30bとを一緒に検出する。そして、レジスタモータ16dには、検出された全体基準見当マーク30aとグループ基準見当マーク30bとの位置関係が所望の位置関係となるよう、制御装置20から見当合わせ信号が送られる。
次に、各グループにおいてウェブWの搬送方向における2番目以降の印刷ユニット、例えば印刷ユニット10eの見当マーク検出センサ15eおよびレジスタモータ16eの制御について説明する。見当マーク検出センサ15eは、印刷ユニット10eの属するグループのグループ基準見当マーク30bと、印刷ユニット10eの版胴11eにより付けられた見当マーク30とを検出する。そして、レジスタモータ16eには、検出された全体基準見当マーク30aと印刷ユニット10eの見当マーク30との位置関係が所望の位置関係となるよう、制御装置20から見当合わせ信号が送られる。
このようにして、制御装置20は各印刷ユニット10a〜10fを制御して印刷の見当合わせを行うよう形成されている。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図1に示すように、供給ロール18から送り出されたウェブWは各色の印刷ユニット10a〜10fに順次送られる。各印刷ユニット10a〜10fに送られたウェブWは、各々、版胴11a〜11fと圧胴12a〜12fとの間で挟持されて各色の印刷が施される。この際、ウェブWに対して見当マーク30が各々版胴11a〜11fにより付けられる。
ここで、印刷開始時において各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マーク30の位置および個数について図2(a)を用いて説明する。前述のように、図2(a)のNo.1〜No.6はそれぞれ印刷開始時における各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fによりウェブWに付けられた見当マークを示しており、図2(a)の縦方向はウェブWの搬送方向となっている。
印刷開始時において、各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fはウェブWに対してそれぞれ見当マーク30を同時に付ける。ここで、各グループにおいて最も前段にある各印刷ユニット10a、10dの版胴11a、11dはウェブWに対して1または複数のグループ基準見当マーク30bを付け、各グループにおいてウェブWの搬送方向における2番目以降の各印刷ユニット10b、10c、10e、10fの版胴11b、11c、11e、11fはウェブWに対して1個の見当マーク30を付ける。なお、全ての印刷ユニット10のうち最も前段にある印刷ユニット10aの版胴11aによりウェブWに付けられる見当マーク30は全体基準見当マーク30aとしての役割も果たす。
次に、図2(a)に係る印刷開始時からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ搬送された時のウェブW上の見当マーク30の位置および個数について図2(b)を用いて説明する。このときに、各印刷ユニット10b〜10fにおけるウェブWには、それぞれ前段の印刷ユニット10a〜10eの版胴11a〜11eによりウェブWに付けられた見当マーク30が既に存在しており、更にウェブWに対して各印刷ユニット10a〜10fの版胴11a〜11fにより新たに見当マーク30が付けられる。
ここで、各グループにおいてウェブWの搬送方向における2番目の印刷ユニット10b、10eの見当マーク検出センサ15b、15eはそれぞれグループ基準見当マーク30bを検出することができるようになる。すなわち、図2(b)のNo.2に示すように、例えば2番目の印刷ユニット10bにおけるウェブW上には印刷ユニット10aによるグループ基準見当マーク30bおよび印刷ユニット10bによる見当マーク30の両方が付けられており、見当マーク検出センサ15bはこれらのグループ基準見当マーク30bと印刷ユニット10bによる見当マーク30とを一緒に検出する。そして、レジスタモータ16bには、検出されたグループ基準見当マーク30bと印刷ユニット10bによる見当マーク30との位置関係が所望の位置関係となるよう、制御装置20から見当合わせ信号が送られる。このようにして、印刷ユニット10b、10eで印刷の見当合わせを開始することができるようになる。
次に、図2(b)に係る時点からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ更に搬送された時のウェブW上の見当マーク30の位置および個数について図2(c)を用いて説明する。
ここで、各グループにおいてウェブWの搬送方向における3番目の印刷ユニット10c、10fの見当マーク検出センサ15c、15fはそれぞれグループ基準見当マーク30bを検出することができるようになる。すなわち、図2(c)のNo.3に示すように、例えば3番目の印刷ユニット10cにおけるウェブW上には印刷ユニット10aによるグループ基準見当マーク30bおよび印刷ユニット10cによる見当マーク30の両方が付けられており、見当マーク検出センサ15cはこれらのグループ基準見当マーク30bと印刷ユニット10cによる見当マーク30とを一緒に検出する。そして、レジスタモータ16cには、検出されたグループ基準見当マーク30bと印刷ユニット10cによる見当マーク30との位置関係が所望の位置関係となるよう、制御装置20から見当合わせ信号が送られる。このようにして、各グループにおいてウェブWの搬送方向における3番目の印刷ユニット10c、10fで印刷の見当合わせを開始することができるようになる。
次に、図2(c)に係る時点からウェブWが各印刷ユニット間のパス長分だけ更に搬送された時のウェブW上の見当マーク30の位置および個数について図2(d)を用いて説明する。
ここで、最前段のグループを除く各グループにおける最も前段にある印刷ユニット10dの見当マーク検出センサ15dは全体基準見当マーク30aを検出することができるようになる。すなわち、図2(d)のNo.4に示すように、各グループで最も前段にある印刷ユニット10dにおけるウェブW上には印刷ユニット10aによる全体基準見当マーク30aおよび印刷ユニット10dによるグループ基準見当マーク30bの両方が付けられており、見当マーク検出センサ15dはこれらの全体基準見当マーク30aとグループ基準見当マーク30bとを一緒に検出する。そして、レジスタモータ16dには、検出された全体基準見当マーク30aとグループ基準見当マーク30bとの位置関係が所望の位置関係となるよう、制御装置20から見当合わせ信号が送られる。このようにして、各グループにおいて最も前段側にある印刷ユニット10dで印刷の見当合わせを開始することができるようになり、その結果、全ての印刷ユニット10b〜10fで印刷の見当合わせを開始することができるようになる。
ところで、ウェブWの搬送速度が例えば100m/min、各印刷ユニット間のパス長が10mであった場合には、図2(a)に係る時点から図2(b)に係る状態となるまでの時間、図2(b)に係る状態から図2(c)に係る状態となるまでの時間および図2(c)に係る状態から図2(d)に係る状態となるまでの時間はそれぞれ0.1minとなる。このため、印刷開始時から、全ての印刷ユニット10b〜10fで印刷の見当合わせを開始することができるようになる時点(以下、見当合わせ開始時という。)までの時間は0.3minとなる。
ここで、グループ基準見当マーク30bを用いることなく、各印刷ユニット10b〜10fにおいて全体基準見当マーク30aと各印刷ユニット10b〜10fの見当マーク30とを検出してこの全体基準見当マーク30aと各印刷ユニット10b〜10fの見当マーク30との位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行った場合と比較する。この場合には、図4(a)〜(d)および図5(e)(f)に示すように、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間は0.5minとなる。
このように、本実施の形態の多色刷り印刷機によれば、各印刷ユニット10a〜10fを複数のグループに分け、各グループの印刷ユニットにおいてグループ基準見当マーク30bと当該印刷ユニットの見当マーク30とを印刷の見当合わせのために用いることにより、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間を短縮することができる。
また、各グループのグループ基準見当マーク30bは全体基準見当マーク30aに対して所望の位置となるよう印刷の位置合わせが行われ、各印刷ユニットの見当マーク30は各グループのグループ基準見当マーク30bに対して所望の位置となるよう印刷の位置合わせが行われる。このように、各印刷ユニットの見当マーク30はグループ基準見当マーク30bを介して全体基準見当マーク30aに対して所望の位置となるよう印刷の位置合わせが行われるので、各印刷ユニットによる印刷の見当合わせにおいて上流側のウェブWの印刷見当ずれに影響されることなく印刷の見当合わせを精度良く行うことができる。
本実施の形態の多色刷り印刷機においては、制御装置20は各印刷ユニット10a〜10fをウェブWの搬送方向に沿って前段側と後段側の2つのグループに分けるよう制御を行っており、この際に前段側および後段側の各グループの印刷ユニットの数がほぼ同数(両方とも3個)となるようにしている。このようなグループの分け方を行うことによって、各印刷ユニット10b〜10fにおいて全体基準見当マーク30aと各印刷ユニット10b〜10fの見当マーク30との位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行う場合と比較して、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間をほぼ半分に短縮することができるようになる。
なお、制御装置20は、6つの印刷ユニット10a〜10fを2つのグループに分ける際に、前段側のグループの印刷ユニットの数と後段側のグループの印刷ユニットの数を必ずしも同数とする必要はなく、例えば前段側のグループの印刷ユニットの数を4個とし、後段側の印刷ユニットの数を2個としてもよい。
しかしながら、この場合には、印刷ユニット10a〜10fのグループ分けの際に前段側および後段側の各グループの印刷ユニットの数をほぼ同数とした場合に比べて印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間が長くなってしまう可能性がある。
以上の記載においては、ウェブWの搬送方向における印刷の見当合わせについて説明したが、本実施の形態はこのことに限定されるものではなく、ウェブWの幅方向における印刷の見当合わせを行うこともできる。この場合は、各見当マーク30は、ウェブWの幅方向に沿って横方向に並ぶよう当該ウェブWに付けられるようになる。
そして、制御装置20から見当合わせ信号が各印刷ユニット10b〜10fの版胴11b〜11fに送られ、各版胴11b〜11fは、この見当合わせ信号に基づいて印刷の幅方向の所望の見当合わせを行う。
また、制御装置20は、各印刷ユニットを複数のグループに分ける際に、前段側と後段側の2つのグループに分ける代わりに3以上のグループに分けるようになっていてもよい。この際に、制御装置20は各グループにおける印刷ユニットの数がほぼ同数、すなわち、全く同数または差が1つとなるようグループ分けを行うようになっている。
ここで、N個の印刷ユニットを3つのグループに分ける場合について検討する。
Nが3の倍数である場合は、各グループの印刷ユニットの数がN/3個となるよう、前段側、中段側、後段側の3つのグループに各印刷ユニットが分けられる。
Nを3で除して1余る場合は、前段側のグループの印刷ユニットの数が(N−1)/3個、中段側の印刷ユニットの数が(N−1)/3個、後段側の印刷ユニットの数が(N+2)/3個となるよう前段側、中段側、後段側の3つのグループに各印刷ユニットが分けられる。
Nを3で除して2余る場合は、前段側のグループの印刷ユニットの数が(N−2)/3個、中段側の印刷ユニットの数が(N+1)/3個、後段側の印刷ユニットの数が(N+1)/3個となるよう前段側、中段側、後段側の3つのグループに各印刷ユニットが分けられる。
このように各グループにおける印刷ユニットの数が同数または差が1個となるよう制御装置20が各印刷ユニットのグループ分けを行うことにより、印刷開始時から見当合わせ開始時までの時間を短縮することができるとともに、各印刷ユニットによる印刷の見当合わせにおいて上流側のウェブWの印刷見当ずれに影響されることなく印刷の見当合わせを精度良く行うことができるようになる。
また、本実施の形態の各印刷ユニットの見当合わせ手段は、コンペンローラ14b〜14fおよびレジスタモータ16b〜16fからなるコンペンローラ型のものに限定されることはなく、例えば各印刷ユニットの版胴にサーボモータおよびサーボドライバを取り付け、このサーボモータにより各版胴の回転速度を調整し、各々の版胴の位相補正を行うことによって印刷の見当合わせを行うセクショナルドライブ型のものであってもよい。
多色刷り印刷機の一般的な構成を示す構成図である。 (a)〜(d)は、本発明の多色刷り印刷機の各印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを印刷開始時から経時的に示す説明図である。 (a)(b)は、従来の多色刷り印刷機の各印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを印刷開始時から経時的に示す説明図である。 (a)〜(d)は、従来の他の多色刷り印刷機の各印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを印刷開始時から経時的に示す説明図である。 (e)(f)は、各印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを経時的に示す図4の続きの説明図である。
符号の説明
10a〜10f 印刷ユニット
11a〜11f 版胴
12a〜12f 圧胴
14b〜14f コンペンローラ
15b〜15f 見当マーク検出センサ
16b〜16f レジスタモータ
18 供給ロール
19 巻取ロール
20 制御装置
30 見当マーク
30a 全体基準見当マーク
30b グループ基準見当マーク
40 制御装置
50 見当マーク
50a 基準見当マーク

Claims (3)

  1. 連続的に搬送されるウェブに対して印刷を施すとともに見当マークをこのウェブに付ける版胴と、版胴の下流側に設けられウェブ上の見当マークを検出する見当マーク検出センサと、前記見当マークセンサにより検出された見当マークに基づいて印刷の見当合わせを行う見当合わせ手段とをそれぞれ有する複数の直列に設けられた印刷ユニットと、
    前記各印刷ユニットの制御を行う制御装置であって、
    a)前記各印刷ユニットをウェブの搬送方向に沿って複数のグループに分け、
    b)全ての印刷ユニットのうち最も前段にある印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを全体基準見当マークとし、
    c)各グループにおける最も前段にある印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークを各グループのグループ基準見当マークとし、
    d)各グループにおいて最も前段にある印刷ユニットの見当マーク検出センサは、全体基準見当マークと当該グループのグループ基準見当マークとを検出し、当該印刷ユニットの見当合わせ手段は、検出された全体基準見当マークとグループ基準見当マークとの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行い、
    e)各グループにおいてウェブの搬送方向における2番目以降の印刷ユニットの見当マーク検出センサは、当該グループのグループ基準見当マークと当該印刷ユニットの版胴によりウェブに付けられた見当マークとを検出し、当該印刷ユニットの見当合わせ手段は、検出されたグループ基準見当マークと当該印刷ユニットの見当マークとの位置関係に基づいて印刷の見当合わせを行うよう、
    各印刷ユニットの制御を行う制御装置と、
    を備えたことを特徴とする多色刷り印刷機。
  2. 前記制御装置は、前記各印刷ユニットをウェブの搬送方向に沿って前段側と後段側の2つのグループに分けるよう制御を行い、この際に印刷ユニットの数Nが偶数である場合は、前段側および後段側の各グループの印刷ユニットの数をそれぞれN/2個とし、印刷ユニットの数Nが奇数である場合は、前段側のグループの印刷ユニットの数を(N+1)/2個とするとともに後段側のグループの印刷ユニットの数を(N−1)/2個とするようグループ分けを行うことを特徴とする請求項1記載の多色刷り印刷機。
  3. 前記制御装置は、前記各印刷ユニットをウェブの搬送方向に沿って複数のグループに分ける際に、各グループにおける印刷ユニットの数が同数または差が1個となるようグループ分けを行うことを特徴とする請求項1記載の多色刷り印刷機。
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