JP2007014616A - 配膳車の誘導装置 - Google Patents

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智太郎 宮崎
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Abstract

【課題】無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な配膳車を誘導するにあたって、各配膳車を予め定められる駐車位置に整然と駐車させるようにする。
【解決手段】各配膳車に予め設定されている種別(グループ)に応じた順に、厨房近くの駐車場所5へ帰還させ、予め定められた駐車場所のスペース内で、奥方から順に、各配膳車の前後左右の間隔を詰めて駐車させる。移動途中にエレベータ2を使用する場合、駐車場所5の奥方へ駐車させるべき配膳車から順に、エレベータ2で移動させる。これによって、次の使用の際に円滑に使用可能なように予め定められる駐車位置に整然と駐車させることができ、配膳車への食事の積載作業を、短時間でミス無く行うことができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、病院や介護施設などで使用され、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な配膳車を誘導するための装置に関する。
上記のような配膳車の自動運転を行う典型的な従来技術として、特許文献1には、厨房から専用エレベータの各階出入り口近傍のパントリーまで軌道を敷設し、それに沿って自動運転される無人自走車に配膳車を牽引させ、前記パントリーで切り離して配膳車のみを病室へ運ぶことで、配膳作業を大幅に軽減した配膳方法が示されている。
しかしながら、上述の従来技術では、配膳車の細かな誘導に関しては、述べられていない。その点、特許文献2には、無線LANを使用して無人搬送車との通信を行うことで、無人搬送車を誘導する運行制御システムが示されている。
特開平7−231917号公報 特表2004−512587号公報
特許文献2は、無線LANを使用して、無人搬送車と細かく通信を行い、制御を行うけれども、制御対象が工場などでの無人搬送車であり、ループ上の経路を走行し、物品の積み卸しのステーションもその途中にあり、車間や合流の制御を行っていれば、順調に走行させることができる。しかしながら、配膳車は、それぞれの配膳先と、厨房との間を、食事の時間帯に合わせて往復するものであり、厨房へ戻って来た際に、狭いスペース内に運用車両の総てを整然と収容する必要がある。
本発明の目的は、配膳車を駐車位置に整然と駐車させることができる配膳車の誘導装置を提供することである。
本発明の配膳車の誘導装置は、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数の配膳車を誘導するための装置において、予め種類分けされている各配膳車を配膳先から駐車場所へ帰還させる際に、種別に応じた順に帰還させる誘導制御部を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な配膳車を誘導するにあたって、予め各配膳車は、積載する食事の内容、たとえば塩分の少ないメニューや糖分の少ないメニューなどに応じて、種類分け、すなわち1または複数台から成る複数のグループに分割されており、各配膳車を誘導制御する誘導制御部は、各病棟の各フロアに散らばっている複数の配膳車を、その種別(グループ)に応じた順に、厨房近くの駐車場所へ帰還させる。具体的には、各配膳車は、前記積載する食事の内容、したがって配膳先の病棟やフロアなどが予め定められており、前記誘導制御部は、メニューや食事の時刻などに応じて、次の配膳作業の際に、先に出発させるべき配膳車が駐車場所の前方に、後から出発させるべき配膳車が駐車場所の奥方となるように順に帰還させ、予め定められた駐車場所のスペース内で、各配膳車の前後左右の間隔を詰めて駐車させる。
したがって、次の使用の際に円滑に使用可能なように、配膳車を予め定められる駐車位置に整然と駐車させることができる。これによって、配膳車への食事の積載作業を、短時間でミス無く行うことができる。
また、本発明の配膳車の誘導装置は、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数の配膳車を、配膳先から駐車場所のそれぞれに予め定められた駐車位置へ誘導するための装置において、前記各駐車位置は、駐車場所の入口から奥方へ向う方向を行方向とし、その行方向に交差する方向を列方向とするマトリクス状に配列されており、各列毎に、配膳車が駐車した位置に隣接する駐車位置を誘導可能位置として、該当する配膳車に帰還指示を与える誘導制御部を含むことを特徴とする。
上記の構成によれば、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数の配膳車を、配膳先から厨房の駐車場所の各駐車位置へ誘導するにあたって、予め各配膳車は、積載する食事の内容、たとえば塩分の少ないメニューや糖分の少ないメニューなどに応じて種類分けされており、すなわち配膳先の病棟やフロアなどが予め定められている。そして、各配膳車は、メニューや食事の時刻などに応じて、次の配膳作業の際に、先に出発させるべき配膳車が駐車場所の前方に、後から出発させるべき配膳車が駐車場所の奥方となるように、それぞれの駐車位置が予め定められており、毎回同じ駐車位置に駐車することで、作業者は、配膳車への食事の積載作業を、短時間でミス無く行うことができるようになっている。
一方、各駐車位置は、駐車場所の入口から奥方へ向う方向を行方向とし、その行方向に交差する方向を列方向とするマトリクス状に配列されており、予め定められている駐車位置へ各配膳車を誘導するにあたって、誘導制御部は、各列毎に、配膳車が駐車した位置に隣接する駐車位置を誘導可能位置として、該当する配膳車に帰還指示を与える。すなわち、行のレベルで揃っていなくても、列方向に誘導可能であるので、帰還させられる列から順に、配膳車が帰還することになる。そして、厨房の入口から入ってきた順に、定められた列に向い、定められた行の駐車位置(先に駐車している配膳車の隣の駐車位置、最先に帰還した配膳車は最も奥方の駐車位置)に駐車することになる。
したがって、最大で同時に列数分の配膳車が駐車位置に向けて走行することになり、短時間で帰還させることができる。
さらにまた、本発明の配膳車の誘導装置は、前記誘導制御部からの制御出力に応答して配膳車を制御する配膳車通信制御部とともに、エレベータを制御するエレベータ通信制御部をさらに備え、前記誘導制御部は、厨房の駐車場所の奥方へ駐車させるべき配膳車から順に、エレベータで移動させることを特徴とする。
上記の構成によれば、各配膳車がエレベータを使用して配膳先まで移動する場合、配膳車を制御する配膳車通信制御部とともに、エレベータを制御するエレベータ通信制御部をさらに設け、前記誘導制御部は、厨房の駐車場所の奥方へ駐車させるべき配膳車から順に、エレベータで移動させる。
したがって、各病棟の各フロアに散らばっている複数の配膳車をエレベータ前で待機させ、厨房の駐車場所の奥方へ駐車させるべき配膳車から順に帰還させる、すなわち配膳車をエレベータで運ぶ順番を制御するので、前記駐車場所で配膳車を入れ替えるような必要はなくなり、駐車場所での混雑を未然に防止することができる。
本発明の配膳車の誘導装置は、以上のように、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な配膳車を誘導するにあたって、予め各配膳車は、積載する食事の内容などに応じて、種類分け、すなわち1または複数台から成る複数のグループに分割されており、各配膳車を誘導制御する誘導制御部は、各病棟の各フロアに散らばっている複数の配膳車を、その種別(グループ)に応じた順に、厨房近くの駐車場所へ帰還させる。
それゆえ、次の使用の際に円滑に使用可能なように、配膳車を予め定められる駐車位置に整然と駐車させることができる。これによって、配膳車への食事の積載作業を、短時間でミス無く行うことができる。
また、本発明の配膳車の誘導装置は、以上のように、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数の配膳車を、配膳先から厨房の駐車場所の各駐車位置へ誘導するにあたって、予め各配膳車は、積載する食事の内容などに応じて種類分けされ、駐車場所での駐車位置が予め定められており、各配膳車を誘導制御する誘導制御部は、各病棟の各フロアに散らばっている複数の配膳車を誘導するにあたって、駐車場所での各列毎に、配膳車が駐車した位置に隣接する駐車位置を誘導可能位置として、該当する配膳車に帰還指示を与える。
それゆえ、最大で同時に列数分の配膳車が駐車位置に向けて走行することになり、短時間で帰還させることができる。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の一形態に係る配膳車の運用システムを説明するための図である。本システムは、大略的に、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数(図1では3台)の配膳車V1〜V3(総称するときは、以下参照符号Vで示す)と、パーソナルコンピュータなどから成り、誘導装置としての中央監視装置1と、エレベータ2と、PHS(Personal Handyphone System)や無線LANなどから成る構内ネットワーク3とを備えて構成される。前記構内ネットワーク3には、多数(図1では6台)の無線アクセスポイントA1〜A6(総称するときは、以下参照符号Aで示す)が設けられるとともに、前記中央監視装置1およびエレベータ2の制御盤4が接続されている。
前記配膳車Vは、複数のフロアに存在する図示しない各病室と厨房との間で食事を運搬するために使用され、厨房には配膳車Vに食事を積載するための予め定める駐車場所5が存在する。その駐車場所5には、多くの配膳車Vが縦横に駐車され、壁と各配膳車Vとの間隔や各配膳車V同士の間隔は、食事を載せたトレイを出し入れできる程度の間隔しかなく、前記駐車場所5の出入り口側から配膳車が順に出て行かないと、奥方の配膳車が出て行けない状態である。したがって、病室から戻って来た配膳車Vは、前記駐車場所5の奥から順に駐車させなければならない状況となっている。各配膳車Vは、電気を動力源として走行し、駐車場所5内の各駐車位置には、駐車中の配膳車Vに充電を行うためのソケットが設けられている。
各配膳車Vは、積載する食事の内容、たとえば塩分の少ないメニューや通常の病院食にはないカロリーの少ないメニューなどに応じて、或いは積載数(すなわち配膳車の大きさ)に応じて、さらには小児病棟向けではキャラクタが描かれているなど、予め種類分け、すなわち1または複数台から成る複数のグループに分割されており、グループ毎に病棟やフロアなどの配膳先が異なる。
図2は、前記中央監視装置1および配膳車Vの電気的構成を示すブロック図である。配膳車Vは、センサで取得した車両周辺の障害物情報を、予め登録されている建物のマップ情報と比較することで現在位置を取得する自己位置認識部7と、行先およびそこへ至るまでの経路を含む搬送経路情報を与えることにより、自律走行が可能な自律走行部8と、電波状態の良い無線アクセスポイントAを自動選択し、その無線アクセスポイントAを介して構内ネットワーク3に接続可能な無線通信部9とを備えて構成される。前記無線アクセスポイントAは、自律走行可能な配膳車Vの走行エリア全域で、前記無線通信部9が構内ネットワーク3に接続可能なように、建物内の複数箇所に設置されている。
前記中央監視装置1は、配膳車通信制御部11と、エレベータ通信制御部12と、配膳車現在位置管理部13と、配膳車誘導制御部14と、記憶部15とを備えて構成される。前記記憶部15には、配膳車現在位置テーブル16と、厨房駐車状況管理テーブル17と、優先度テーブル18と、搬送経路テーブル19と、エレベータ状態テーブル20とが格納されている。
前記配膳車現在位置管理部13は、配膳車通信制御部11から構内ネットワーク3を介して各配膳車Vと通信を行い、前記自己位置認識部7で取得された各配膳車Vの現在位置を前記配膳車現在位置テーブル16に格納するとともに、駐車場所5内の予め定める駐車位置に駐車した場合には、その駐車位置を厨房駐車状況管理テーブル17に格納する。具体的には、前記駐車場所5は、表1で示すような各配膳車Vの1台ずつの駐車位置(表1では、1区画が200cm×110cmのスペース)に区画されており、各区画には位置コードが設定されている。表2には、駐車場所5内の総ての区画の位置コードの例を示す。また、表3には、実際に駐車場所5内に駐車している配膳車の定められた前記区画内での詳細な駐車位置を示している。前記表1および表2で示す位置コードは前記厨房駐車状況管理テーブル17に格納され、前記表3で示す詳細な駐車位置は前記配膳車現在位置テーブル16に格納される。そして、前記表2に示す各位置コードの区画には、表4で示すように予め駐車すべき配膳車の車番(ID)が定められており、実際の駐車状況は、表5で示すようになる。これら表4で示す駐車すべき配膳車の車番および表5で示す実際の駐車状況も、前記厨房駐車状況管理テーブル17に格納される。
Figure 2007014616
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一方、エレベータ通信制御部12は、構内ネットワーク3を介してエレベータ制御盤4と通信を行い、エレベータ2の運転状況や現在の停止フロア、さらには積載している配膳車の車番などを取得し、エレベータ状態テーブル20に格納する。またこのエレベータ通信制御部12は、後述するように配膳車誘導制御部14からの制御出力に応答して遠隔操作され、前記配膳車Vを任意のフロアへ昇降可能となっている。
前記優先度テーブル18には、表6で示すような各配膳車Vに対して予め設定される優先度情報が格納されている。前記優先度情報は、各配膳車Vの種別(前記グループ)毎に定められる。前記搬送経路テーブル19には、表7で示すような各配膳先(病室)に対して、駐車位置との間の複数の移動経路が予め格納されている。
Figure 2007014616
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前記配膳車誘導制御部14は、前記各テーブル16〜20の内容に応じて、配膳車通信制御部11から無線アクセスポイントAを介して、各配膳車Vに搬送経路情報を与えるとともに、エレベータ通信制御部12からエレベータ制御盤4を介してエレベータ2を遠隔操作することで、各配膳車Vを所定の目的地である配膳先(病室)まで走行させるとともに、後述するようにして各配膳先から所定の駐車位置へ順に帰還させ、駐車させる。その誘導中の優先度テーブル18には、前記配膳車誘導制御部14によって、表8で示すように、誘導状況が格納される。
Figure 2007014616
図3および図4は、前記配膳車誘導制御部14による各配膳車Vの駐車位置への帰還時における誘導方法を説明するための図である。図3は誘導開始時点での状態であり、駐車場所5において、駐車場所5の各駐車位置には1台の配膳車も駐車していない。前記駐車場所5は、最も奥方の壁際の駐車位置から、厨房およびエレベータ2が設置される出入り口にかけて、優先度が順に低くなるように設定されており、前記配膳車誘導制御部14は、或る優先度の配膳車を総て誘導すると、次の優先度の配膳車を誘導する。表9には、誘導前の前記優先度テーブルの状況を示す。そして、前記図3で示すように誘導を開始して、一部が帰還するとすると優先度テーブルは前記表8のようになり、総てが帰還すると次の優先度(図3および図4では1列前)の配膳車の誘導が行われる。そして、その次の列の一部が帰還すると図4のようになり、また優先度テーブル18は表10で示すようになる。
Figure 2007014616
Figure 2007014616
図5は、前記配膳車現在位置管理部13による配膳車現在位置テーブル16および厨房駐車状況管理テーブル17の作成方法を示すフローチャートである。各配膳車Vは、たとえば1分毎に、前記自己位置認識部7で現在位置を取得し、無線通信部9から構内ネットワーク2を介して、配膳車通信部11へ送信する。前記現在位置の取得は、前記1分毎に行われ、変化のあった(走行している)場合にのみ中央監視装置1へ送信するようにしてもよく、前記現在位置の取得も、車輪の回転検出などで、停止している場合は休止されてもよい。前記配膳車現在位置管理部13は、ステップS1で、何れかの配膳車からこの現在位置の通知を受信するとステップS2に移り、前記表3で示す配膳車現在位置テーブル16に詳細な現在位置を格納する。
ステップS3では、その受信した現在位置が、その配膳車に予め定められる駐車位置の予め定める範囲内であるか否かが判断され、駐車位置の座標に対してずれ量が所定範囲内であれば駐車したものとみなし、ステップS4で前記表5で示す厨房駐車状況管理テーブル17の駐車状況を「駐車中」に更新するともに、前記表6,8〜10で示す優先度テーブル18の該当IDの状況を「誘導完了」として前記ステップS1に戻る。
これに対して、前記ステップS3で現在位置が所定の駐車位置の範囲内でない場合には駐車していないものとみなし、ステップS5で前記表5で示す厨房駐車状況管理テーブル17の駐車状況を「空き」に更新するともに、前記表6,8〜10で示す優先度テーブル18の該当IDの状況を「誘導中」として前記ステップS1に戻る。
また、図6は、前記配膳車誘導制御部14による配膳車Vの帰還動作を示すフローチャートである。ステップS11では、各配膳車Vを厨房へ誘導する時間帯となったか否かが判断され、時間帯でないときにはステップS12で、前記優先度テーブル18の各配膳車Vの状況を「未指示」でリセットして前記ステップS11に戻り、時間帯となるとステップS13に移る。ステップS13では、総ての配膳車Vの誘導が終了したか否かが判断され、終了しているときには前記ステップS11に戻り、終了していないときにはステップS14に移る。
ステップS14では、既に誘導中の配膳車があるか否か、すなわち前記優先度テーブル18で「誘導中」の配膳車があるか否かが判断され、ない場合、すなわち最初の誘導指示を行う場合にはステップS15に移る。ステップS15では、前記優先度テーブル18を参照して、「未指示」の配膳車の中で優先度が最も高いもの(同じ優先度が複数存在する場合には車番(ID)の若いもの)を選択し、ステップS16で、構内ネットワーク2を介してその配膳車と通信を行い、選択した配膳車が自律走行可能であるか否かが判断される。自律走行可能でない場合は前記ステップS13に戻り、自律走行可能である場合はステップS17に移る。
ステップS17では、前記厨房駐車状況管理テーブル17を参照して、該当IDの配膳車に対する駐車位置を選択し、ステップS18では、前記搬送経路テーブル19を参照して、その駐車位置までの移動経路情報が取得され、続いてステップS19で、該当IDの配膳車に前記移動経路情報をセットするとともに、自律走行の開始指示を与え、ステップS20で前記優先度テーブル18の該当IDの状況を「誘導中」として前記ステップS11に戻る。
一方、前記ステップS14において、既に誘導中の配膳車がある場合はステップS21に移り、その配膳車は駐車位置に到着したか否かが判断され、到着していないときには前記ステップS13に戻って誘導が継続され、到着しているときにはステップS22で、前記優先度テーブル18の該当IDの状況を「誘導完了」として前記ステップS15に移る。
このように構成することで、無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な配膳車Vを誘導するにあたって、各配膳車Vに予め設定されている種別(グループ)に応じた順に、駐車場所5へ帰還させ、奥方から順に、各配膳車Vの前後左右の間隔を詰めて駐車させるので、次の使用の際に円滑に使用可能なように、各配膳車Vを予め定められる駐車位置に整然と駐車させることができる。これによって、配膳車Vへの食事の積載作業を、短時間でミス無く行うことができる。
また、配膳車Vを帰還させるにあたって、エレベータ2を使用する場合、前記配膳車誘導制御部14は、各フロアのエレベータ前で待機可能な台数の配膳車に一斉に移動の指示を与えておき、厨房の駐車場所5の奥方へ駐車させるべき優先度の高い配膳車から順にエレベータ2で移動させる。各配膳車Vは、障害物回避機能を備えており、自機の前に別の配膳車があっても、それを障害物とみなし、経路を少しだけ外れながら、エレベータ2に乗込むことができ、こうしてエレベータ2の前に到着した順に拘わらず、優先度の高い順にエレベータ2に積み込むことができる。
したがって、各病棟の各フロアに散らばっている複数の配膳車Vを待機させ、駐車場所5へ駐車させるべき順に帰還させる、すなわち配膳車Vをエレベータ2で運ぶ順番を制御するので、前記駐車場所5で配膳車Vを入れ替えるような必要はなくなり、駐車場所5での混雑を未然に防止することができる。
さらにまた、前記配膳車誘導制御部14は、各配膳車を帰還させるにあたって、予め定める時間毎に更新される配膳車現在位置テーブル16および各配膳車の種別に応じて予め定められている優先度を記憶する優先度テーブル18を参照し、優先度が高く、すなわち駐車場所の奥方に駐車させるべき配膳車で、かつ駐車場所5に近い配膳車から順に誘導する。すなわち、或る優先度の配膳車が総て駐車場所5へ帰還してから、次の優先度の配膳車を駐車場所5に近い順に帰還させる。帰還の指示は、先の配膳車が駐車場所5に駐車してから次の配膳車に与えるようにしてもよく、駐車場所5への到着時刻が重ならず、後に到着した配膳車が先に到着した配膳車の駐車のための移動の障害にならないのであれば、次々と与えるようにしてもよい。
したがって、円滑かつ短時間で、配膳車を予め定められる駐車位置5に整然と駐車させることができる。
[実施の形態2]
図7および図8は、本発明の実施の他の形態に係る配膳車の運用システムにおける各配膳車Vの駐車位置への帰還時における誘導方法を説明するための図である。本実施の形態の、配膳車および監視制御装置には、前述の図2で示す配膳車Vおよび監視制御装置1を用いることができ、前記配膳車誘導制御部14による帰還時の誘導方法が異なるだけである。図7および図8は、前述の図3および図4にそれぞれ対応している。
注目すべきは、本実施の形態では、前述のように各駐車位置B001〜B016は、駐車場所5の入口から奥方へ向う方向を行方向とし、その行方向に交差する方向を列方向とするマトリクス状に配列され(図7および図8では4行×4列)、かつ各駐車位置B001〜B016には、予め駐車すべき配膳車が定められており(前記のグループ分けは、されていても、されていなくてもよい)、前記配膳車誘導制御部14は、前記厨房駐車状況管理テーブル17を参照し、各列毎に、配膳車が駐車した位置に隣接する駐車位置を誘導可能位置として、該当する配膳車に帰還指示を与えることである。
具体的には、先ず図7で示す状態は、誘導開始時点での状態であり、駐車場所5において、各駐車位置には1台の配膳車も駐車していない。この状態での前記厨房駐車状況管理テーブル17は、表11で示すようになる。この状態では、最も奥方の壁際の駐車位置B001〜B004が誘導可能位置となり、前記配膳車誘導制御部14は、前記厨房駐車状況管理テーブル17を参照し、表12で示す駐車すべき配膳車の車番から、表13で示すような優先度テーブル18を作成する。そして、該当駐車位置の配膳車に帰還指示を与える。
Figure 2007014616
Figure 2007014616
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これに応答して、該当する配膳車が帰還し、誘導可能位置を更新して同様の動作を行い、途中の移動経路の障害物の状況などで到着順序が前後しても、その配膳車に定められた駐車位置に駐車しても、他の配膳車の駐車の支障にならなければ駐車を許可する(図8ではB005,B007)。これによって、図8で示すように駐車位置にむらができても(行のレベルで揃っていなくても)、奥方の列から順に、かつ壁面沿いや同列の駐車車両が存在する場合の側方を次誘導位置に設定して誘導する(図8ではB006,B008,B009,B011)。
この場合の厨房駐車状況管理テーブル17は、表14で示すようになり、表15で示す駐車すべき配膳車の車番から、表16で示すような優先度テーブル18を作成し、該当グループの各配膳車に帰還指示を与える。
Figure 2007014616
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したがって、先に帰還した配膳車が既に駐車している位置を駐車可能位置から除外するとともに、駐車しても後に帰還して来る他の配膳車の駐車時の邪魔にならない位置を次誘導位置に設定して、その次誘導位置に該当する配膳車を誘導するので、最大で同時に列数分の配膳車が駐車位置に向けて走行することになり、円滑かつ短時間で、配膳車を予め定められる駐車位置に整然と駐車させることができる(たとえば図8では、B006の駐車位置の配膳車が帰って来る前に、B007の駐車位置の配膳車を駐車させている。同様に、B008の駐車位置の配膳車が帰って来る前に、B009の駐車位置の配膳車が駐車可能である等。)。
本発明の実施の一形態に係る配膳車の運用システムを説明するための図である。 図1で示す配膳車の運用システムにおける中央監視装置および配膳車の電気的構成を示すブロック図である。 前記中央監視装置の配膳車誘導制御部による各配膳車の駐車位置への帰還時における誘導方法を説明するための図である。 前記中央監視装置の配膳車誘導制御部による各配膳車の駐車位置への帰還時における誘導方法を説明するための図である。 前記中央監視装置の配膳車現在位置管理部による配膳車現在位置テーブルおよび厨房駐車状況管理テーブルの作成方法を示すフローチャートである。 前記中央監視装置の配膳車誘導制御部による配膳車の帰還動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の他の形態に係る配膳車の運用システムにおける各配膳車の駐車位置への帰還時における誘導方法を説明するための図である。 本発明の実施の他の形態に係る配膳車の運用システムにおける各配膳車の駐車位置への帰還時における誘導方法を説明するための図である。
符号の説明
1 中央監視装置
2 エレベータ
3 構内ネットワーク
4 制御盤
5 駐車場所
7 自己位置認識部
8 自律走行部
9 無線通信部
A1〜A6 無線アクセスポイント
V1〜V3 配膳車
11 配膳車通信制御部
12 エレベータ通信制御部
13 配膳車現在位置管理部
14 配膳車誘導制御部
15 記憶部
16 配膳車現在位置テーブル
17 厨房駐車状況管理テーブル
18 優先度テーブル
19 搬送経路テーブル
20 エレベータ状態テーブル

Claims (3)

  1. 無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数の配膳車を誘導するための装置において、
    予め種類分けされている各配膳車を配膳先から駐車場所へ帰還させる際に、種別に応じた順に帰還させる誘導制御部を含むことを特徴とする配膳車の誘導装置。
  2. 無線通信によって遠隔制御可能で、自律走行可能な複数の配膳車を、配膳先から駐車場所のそれぞれに予め定められた駐車位置へ誘導するための装置において、
    前記各駐車位置は、駐車場所の入口から奥方へ向う方向を行方向とし、その行方向に交差する方向を列方向とするマトリクス状に配列されており、各列毎に、配膳車が駐車した位置に隣接する駐車位置を誘導可能位置として、該当する配膳車に帰還指示を与える誘導制御部を含むことを特徴とする配膳車の誘導装置。
  3. 前記誘導制御部からの制御出力に応答して配膳車を制御する配膳車通信制御部とともに、エレベータを制御するエレベータ通信制御部をさらに備え、前記誘導制御部は、厨房の駐車場所の奥方へ駐車させるべき配膳車から順に、エレベータで移動させることを特徴とする請求項1または2記載の配膳車の誘導装置。
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