JP2007012730A - 光起電力装置およびその製造方法 - Google Patents

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昌佳 前羽
Tomiyoshi Sakauchi
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Abstract

【課題】 本発明の主な目的は、基板を貫通して設けられる貫通孔のレイアウトを容易に変更できる光起電力装置およびその製造方法を提供することである。
【解決手段】 本発明の光起電力装置は、貫通孔12Aおよび貫通孔12Bが設けられた基板10と、基板10の上面に形成された太陽電池セル50と、太陽電池セル50と電気的に接続されて貫通孔12Aを介して基板10の裏面まで延在する接続電極18Aと、太陽電池セル50と電気的に接続されて貫通孔12Bを介して基板10の裏面まで延在する接続電極18Bとを具備する。貫通孔12Aは打ち抜き加工により形成され、貫通孔12Bはレーザー加工により形成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光起電力装置およびその製造方法に関し、特に金属から成る基板の表面に太陽電池が形成された光起電力装置およびその製造方法に関するものである。
従来、例えば、表示部に設けられた表示面の全体、もしくは一部に太陽電池を配置し、得られた電力により、表示部の表示機能の少なくとも一部が稼動するように構成された装置がある。
これらの中で最も典型的な光起電力装置として、文字板の全体もしくは一部の代わりに太陽電池の受光面を配置した腕時計がある。この種の腕時計は、文字板の表面となるべき所に太陽電池の受光面を設けているので、表示面以外に受光面を設ける必要がなく、受光面を設けるためのスペ−スを節約することができる。特に小さな腕時計において、消費電力を充分にまかなう発電能力を備えた太陽電池を容易に内蔵することができる。
図9を参照して、従来の光起電力装置100は、基板102の表面に太陽電池層101が形成されている。第1電極103および第2電極104は、太陽電池層101と接続さて、太陽電池層101により発電された電力を外部に供給する機能を有する。第1電極103および第2電極104は、基板102を貫通する貫通孔106の内部を介して、基板102の上面から裏面まで延在している。貫通孔106は、金属製の基板102を打ち抜き加工することにより形成される。また、貫通孔106の内壁は絶縁材105により被覆され、第1電極103および第2電極104と基板102とは絶縁されている。
また、ノイズの低減等を目的として、第1電極103または第2電極104と基板102とを導通させる場合がある(特許文献1を参照)。この場合は、基板102の上面に形成された樹脂膜(不図示)を貫通して、第1電極103または第2電極104と基板102とを電気的に接続していた。
特開2002−185030号公報
しかしながら、上述した光起電力装置100では貫通孔106の位置を変更することが容易でない問題があった。具体的には、光起電力装置のデザイン変更に伴い、貫通孔106の位置も変更される場合がある。このような場合、背景技術では、高価な打ち抜き用の金型を新たに製造する必要があったので、光起電力装置のデザインの変更は、多大なコストが係り困難であった。
更に、内壁が絶縁材105により被覆される貫通孔106の径は例えば700μm程度となり非常に大きい。従って、第1電極103および第2電極104を形成するために、2つの貫通孔106を基板102に設けると、貫通孔106が占める面積が大きくなり、光起電力装置100の小型化を阻害してしまう問題があった。
本発明は、このような問題を鑑みて成されたものであり、本発明の主な目的は、基板を貫通して設けられる貫通孔のレイアウトを容易に変更できる光起電力装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の光起電力装置は、貫通孔が設けられた金属基板と、前記金属基板の上面に形成された太陽電池層と、前記太陽電池層と電気的に接続されて前記貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在する接続電極とを具備し、前記接続電極を、前記貫通孔の側壁に接触させて前記金属基板と電気的に接続することを特徴とする。
更に、本発明の光起電力装置は、第1貫通孔および第2貫通孔が設けられた金属基板と、前記金属基板の上面に形成された太陽電池層と、前記太陽電池層と電気的に接続されて前記第1貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在する第1接続電極と、前記太陽電池層と電気的に接続されて前記第2貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在する第2接続電極とを具備し、前記第1貫通孔の側壁を絶縁材料により被覆して、前記金属基板と前記第1貫通孔とを絶縁させ、前記第2貫通孔の側壁に前記第2接続電極を接触させて、前記第2接続電極と前記金属基板とを同電位にすることを特徴とする。
本発明の光起電力装置の製造方法は、金属基板の上面に太陽電池層を形成する工程と、前記金属基板を打ち抜くことにより第1貫通孔を形成する工程と、レーザー加工により前記金属基板を貫通する第2貫通孔を形成する工程と、前記第1貫通孔の少なくとも側壁を絶縁材料により被覆する工程と、前記太陽電池層と電気的に接続されて、前記第1貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在し、前記金属基板とは絶縁された第1接続電極を形成する工程と、前記太陽電池層と電気的に接続されて、前記第2貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在し、前記第2貫通孔の側壁に接触することで前記金属基板と導通する第2接続電極を形成する工程とを具備することを特徴とする。
本発明の光起電力装置によれば、太陽電池層と接続されて外部に延在する接続電極を、基板を貫通して設けた貫通孔の側壁に接触させることにより、基板と接続電極とを電気的に接続している。従って、貫通孔の内壁を絶縁材にて被覆する必要が無いので、貫通孔の開口径を小さくすることが可能となり、装置全体の小型化に寄与することができる。
更に、本発明の光起電力装置の製造方法によれば、基板を貫通して設ける第1貫通孔を打ち抜きにより形成し、更に、第2貫通孔をレーザー加工により形成している。従って、光起電力装置のデザイン変更に伴い貫通孔の位置が変わっても、第1貫通孔の位置を固定し、レーザ加工される第2貫通孔の位置を変更することで、対応することができる。従って、光起電力装置のデザイン変更に対処するためのコストを低減させることができる。
図1および図2を参照して、本形態の光起電力装置1の構成を説明する。
図1(A)は、本形態の光起電力装置1の上面図であり、図1(B)は図1(A)のB−B’線における断面図である。本形態では、腕時計用の光起電力装置を例に挙げて説明するが、採用製品は多種多様である。例えば、電卓、電話、携帯機器等に本形態の光起電力装置を適用させることができる。
本形態の光起電力装置1は、基板10の表面に、電極層20、半導体光活性層30、透明電極40の順序で積層された太陽電池セル50(太陽電池層)が形成された構造である。
基板10は、樹脂膜等の絶縁膜により上面が被覆された金属基板から成る。本形態では、ステンレス基板の表面にポリイミドコートを施した基板を、基板10として採用した。更に、本形態に於いては、基板10は、正極端子である接続電極18A(第1接続電極)または、負極端子である接続電極18B(第2接続電極)と電気的に接続されている。この事項は、図2を参照して後述する。
太陽電池セル50は複数個形成されており、それぞれが発電領域A〜Dを形成している。発電領域A〜Dは分割配置されており、各々中心角が略90°の扇形の形状であり、これらは相互間に所定の間隔を隔てて全体として円形になるように配置されている。そして、各太陽電池セル50は電気的に接続されている。しかし、太陽電池セル50の形状は長方形、多角形などのように、目的に応じた形状に形成することができる。
接続端子18A、18Bは、基板10に設けられた貫通孔(不図示)を介して、基板10の裏面に形成された外部接続電極(不図示)と電気的に接続されている。接続端子18Aは透明電極層40と電気的に接続されており、接続端子18Bは電極層20と電気的に接続されている。そして、発電領域A→発電領域B→発電領域C→発電領域Dの順番に直列に接続されている。接続端子18A、18Bは、発電領域A〜Dから得た電気エネルギーを外部接続電極に伝える役割を担っている。接続端子18A、18Bの詳細は、図2を参照して詳述する。
図1(B)を参照して、太陽電池セル50の詳細を説明する。基板10の表面に形成される電極層20は、厚さ約0.1〜1.0μm程度の金属膜である。電極層20の材料としては、タングステン、アルミニウム、チタン、ニッケル、または銅等が挙げられる。電極層20の材料は、ITO、ITZ等の透明電極でも良い。半導体光活性層30は、電極層20を被覆し、基板10の上面全域に積層されており、その厚みは約0.3〜1.0μmである。半導体光活性層30としては、アモルファスシリコン、アモルファスシリコンカーバイト、アモルファスシリコンゲルマニウムなどをp/nまたはp/i/nに積層されたものである。半導体光活性層30の上面に透明電極層40が形成されている。この透明電極層40は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウムスズ(ITO)または酸化錫(SnO2)等の透明電極層である。本形態では、酸化インジウムスズ(ITO)を採用し、その膜厚は30nm〜300nm程度である。
図2を参照して、光起電力装置1に設けられる接続電極18A、18Bの構造を説明する。図2(A)は光起電力装置1の平面図であり、図2(B)は図2(A)のB−B’線での断面図であり、図2(C)は図2(A)のC−C’線での断面図である。
図2(A)および図2(B)を参照して、接続電極18Aは、発電領域Aの透明電極層40と接続され、基板10の裏面まで延在している。接続電極18Aは、基板10等を貫通して設けた貫通孔12Aに充填された導電材料から成る。貫通孔12Aに充填される導電材料としては、Agペースト等の導電性ペーストを採用することができる。
貫通孔12Aは、基板10を貫通して形成され、その開口径は例えば700μm程度である。貫通孔12Aの側壁に形成された絶縁材料16により、接続電極18Aと基板10とは絶縁されている。貫通孔12Aは、その内壁に絶縁材料16を形成する必要があるので、開口径が700μm程度に大きく形成される。本形態では、打ち抜き加工により貫通孔12Aを形成している。この理由は、バリの発生量や製造コストを考慮すると、開口径が700μm程度の大きな貫通孔12Aを形成する場合は、レーザー加工等よりも打ち抜き加工の方が好適であるからである。この事項の詳細は、製造方法と共に後述する。
図2(A)および図2(C)を参照して、接続電極18Bは貫通孔12Bに充填された導電材料から成り、発電領域Dに位置する電極層20と接続されて、基板10の裏面まで延在している。具体的には、透明電極層40の一部から成るダミー透明電極13を介して、接続電極18Bは電極層20に接続されている。本形態では、貫通孔12Bの側壁に接続電極18Bが直に接触しているので、接続電極18Bと基板10とは電気的に接続されている。従って、基板10は負極端子である接続電極18Bと同電位に成る。
貫通孔12Bは、レーザー加工により形成され、その開口径は例えば100μm程度である。貫通孔12Bの内部には、接続電極18Bを構成する導電材料のみが充填され、図2(B)に示すような絶縁材料16は貫通孔12B内部に形成されない。従って、貫通孔12Bの開口径は、貫通孔12Aよりも小さく形成することが可能となる。開口径の小さい貫通孔12Bは、レーザー加工により容易に形成可能であるので、基板10の任意の箇所に貫通孔12Bを設けることができる。
上記の説明では、負極端子である接続電極18Bを基板10に接続したが、正極端子である接続電極18Aを基板10に接続しても良い。
図3から図8を参照して、本形態の光起電力装置の製造方法を説明する。
図3(A)を参照して、先ず、ステンレス基板の表面にポリイミドコートを施された基板10を用意する。点線で囲まれた領域11は、各々、1つの光起電力装置が形成される基板領域である。
図3(B)は、基板10の左下に位置する領域11Aの拡大図を示しており、後の工程に於いて、領域11Aには貫通孔12A、12Bが形成される。貫通孔12A、12Bは、後述する接続電極を裏面に延在させるために形成するものである。
図4から図8に示す工程においては、基板10の領域11Aの光起電力装置の製造方法を開示し、他の領域11に形成される光起電力装置の製造方法は同一であるため説明を省略する。
図4を参照して、基板10の上面に、発電領域となる領域A〜Dに対応した電極層20A〜20Dを分割配置する。これらの電極層20A〜20Dは、各々中心角が略90°の扇形の形状であり、これらは相互間に所定の間隔を隔てて全体として円形になるように配置されている。更に、電極層20A〜20Cの各々は、これらに隣接する発電領域B〜Dの外方に延在する接続部20Ae、20Be、20Ceを有している。ここで、電極層20A〜20Dは、厚さ約0.1〜1.0μmで、タングステン、アルミニウム、チタン、ニッケルまたは銅等の金属から形成される金属膜である。しかしITOまたはITZ等の透明電極により、これらの電極層20A〜20Cを形成しても良い。
図5(A)および、図5(A)のB−B’線における断面図である図5(B)を参照して、電極層20の上部に、アモルファスシリコン、アモルファスシリコンカーバイト、アモルファスシリコンゲルマニウムなどをp/nまたはp/i/nに積層した半導体光活性層30(厚さ約0.3〜1.0μm)を形成する。この半導体光活性層30は、基板10上の全面に形成される。その後、半導体光活性層30上の上面に、ハードマスクを用いて透明電極層40を形成する。このとき、貫通孔12Bの近傍に透明電極層40と同じ材料から成るダミー透明電極13が形成される。このダミー透明電極13は、後述する外部接続電極と電極層20Dとを電気的に接続するために形成される。透明電極層40は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化インジウムスズ(ITO)、または酸化錫(SnO2)等から成る。
そして、電極層20の接続部20Ae、20Be、20Ce上に位置する透明電極層40上に、YAGレーザ光(波長1.06μm)を、直線的に走査して、電極層20の接続部20Ae、20Be、20Ceと透明電極層40とを、各々、溶着して電気接続する。溶着された部分は、直径約50〜80μmのスポット形状である。また、YAGレーザ光に代わって、電極層20の接続部20Ae、20Be、20Ce上にのみ、スポット照射が可能なレーザ装置を用いて、溶着して電気接続することもできる。接続領域14A〜14Cは、透明電極層40と電極層20の接続部20Ae、20Be、20Ceが電気的に接続された領域を示している。また、ダミー透明電極13と電極層20Dとも同様にレーザを用いて電気的に接続される。
図6を参照して、次に、基板10を貫通する貫通孔12A、12Bを形成する。図6(A)から図6(D)は本工程を示す断面図である。
図6(A)および図6(B)を参照して、打ち抜き加工を行うことにより、径が大きい貫通孔12Aを形成する。ここでは、透明電極層40が形成された側から(紙面上にて上方から下方に)、プレス機の打ち抜き部21を用いて、打ち抜き加工を行っている。この打ち抜き加工により、基板10およびその上面に積層された各層が部分的に除去されて、貫通孔12Aが形成される。本工程では、打ち抜き加工される領域に於いては、透明電極層40および電極層20Aが除去されている。従って、打ち抜き加工により透明電極層40および電極層20Aからはバリは発生しないので、透明電極層40と電極層20Aとのショートは防止されている。
ここで、貫通孔12Aの形成方法としては、レーザー加工よりも打ち抜き加工の方が好適である。その理由は、開口径が700μm程度に大きい貫通孔12Aをレーザー加工により形成すると、大きなバリ22が基板10の裏面に形成されてしまう。このことから、バリ22を被覆するために、後の工程で基板10の裏面に形成される絶縁材料16を厚く形成する必要がある。更に、径が大きい貫通孔12Aをレーザー加工により形成するためには、出力の大きい装置を用意する必要があり、設備にかかる費用が高くなる。一方、打ち抜き加工により貫通孔12Aを形成する場合は、バリは発生するものの、レーザー加工の場合と比較してバリの大きさは小さい。従って、絶縁材料16により容易にバリを被覆することができる。また、打ち抜き加工に用いられる金型は、出力の大きいレーザー処理装置と比較すると安価である。
図6(C)を参照して、次に、貫通孔12Aの内部に、樹脂から成る絶縁材料16を充填する。ここでは、基板10の裏面に形成されるバリ22も、絶縁材料16により被覆される。従って、バリ22が外部に露出することによる外部とのショートが防止されている。
図6(D)を参照して、次に、レーザー加工により、貫通孔12Bおよび貫通孔23を形成する。ここでは、YAGレーザーを用いたレーザー加工を行っている。
貫通孔12Bは、基板10およびその上部に形成された各層にレーザー24を照射して形成される。貫通孔12Bの開口径は、例えば100μm程度と小さいために、レーザー加工により形成しても、基板10の裏面に発生するバリは小さい。更に、開口径の小さい貫通孔12Bは、出力の小さい安価なレーザー照射装置を用いて形成することができる。貫通孔12Bの開口径が小さくても良い理由は、貫通孔12Bの内部には上述した絶縁材料16は形成されず、接続電極18Bを構成する導電材料17(図8(C)参照)のみが充填されれば良いからである。
貫通孔23は、貫通孔12Aの内部に充填された絶縁材料16に、レーザー24を照射することにより形成される。貫通孔23の開口径は、例えば50μm程度である。
図7を参照して、光起電力装置の貫通孔12A、12Bの位置が変更された場合の対処方法を説明する。図7(A)は光起電力装置1の平面図であり、図7(B)および図7(C)はレイアウトが変更された光起電力装置1Aの平面図である。
図7(A)および図7(B)を参照して、光起電力装置のデザイン変更に伴い、接続電極が形成される貫通孔12A、12Bの位置が変更される場合がある。図7(A)に示す光起電力装置1では、貫通孔12A、12Bは、紙面上にて光起電力装置1の下端付近に位置している。一方、図7(B)に示すデザインが変更された光起電力装置1Aでは、貫通孔12A、12Bは、紙面上にて光起電力装置1Aの中央部付近に位置している。また、光起電力装置1Aでは、貫通孔12Aと貫通孔12Bとが離間する距離も長くなっている。
本形態では、上述のような光起電力装置1のデザイン変更があった場合でも、打ち抜き加工を行う金型を変更することなく、貫通孔12A、12Bを形成することができる。この理由は、一方の貫通孔12Aを金型を用いた打ち抜き加工により形成し、他方の貫通孔12Bをレーザー加工により形成するからである。
具体的には、上述したようにデザインが変更された場合は、先ず、図7(C)に示すように、光起電力装置1Aの電極層のパターンを変更する。ここでは、矢印で示すように、光起電力装置1Aのパターンを時計回りに回転させて移動させている。このことにより、デザイン変更により移動された貫通孔12Aの位置を、擬似的に図7(A)に示す場所に戻すことができる。次に、図1に示す光起電力装置1の形成に用いたものと同様の打ち抜き金型を用いて、貫通孔12Aを形成する。更に、レーザー加工を行うことにより、貫通孔12Bを形成する。レーザー加工は、光起電力装置1Aの任意の箇所に対して行うことができる。
従って、図7(A)に示す光起電力装置1を形成する際に用いる打ち抜き用の金型を、デザインが変更された光起電力装置1Aに対しても使用することができる。このことから、デザイン変更に伴う製造コストの上昇を抑えることができる。
更に、本形態では、一方の貫通孔12Bをレーザー加工により形成することで、貫通孔12Aのみを打ち抜き金型により打ち抜き加工すればよい。即ち、打ち抜き金型に設けられる打ち抜き部21(図6(A)参照)の個数を減らして、打ち抜き金型の製造にかかる費用を安くすることができる。一つの光起電力装置1に対しては、従来は2箇所必要であった打ち抜き部21が1箇所に成るのみである。しかしながら、実際の製造工程では、図3(A)に示すように1枚の基板10から多数個の光起電力装置1が形成される。従って、一枚の基板10から16個の光起電力装置1を製造する場合では、打ち抜き金型の打ち抜き部21の個数を32個から16個に削減可能であり、コスト低下の効果は大きい。
図8を参照して、次に、接続電極18A、18Bを形成する。図8(A)は本工程を示す平面図であり、図8(B)は図8(A)のB−B’線での断面図であり、図8(C)は図8(A)のC−C’線での断面図である。
図8(A)および図8(B)を参照して、貫通孔23に導電材料17を充填して、接続電極18Aを形成する。接続電極18Aは、透明電極層40に接触するように形成される。また、基板10の裏面には、接続電極18Aから成る外部接続電極(不図示)が形成される。貫通孔12Aの側壁を被覆する絶縁材料16により、接続電極18Aと基板10とは絶縁されている。ここで、導電材料17としては、Agペースト等の導電性ペーストが用いられる。
図8(C)を参照して、貫通孔12Bに導電材料17を充填して、接続電極18Bを形成する。接続電極18Bは、ダミー透明電極13を介して、下層の電極層20と接続されている。更に、基板10の裏面には、接続電極18Bから成る外部接続電極(不図示)が形成される。ここで、接続電極18Bは、貫通孔12Bの側壁に直に接触しているので、接続電極18Bと基板10とは導通している。
最後に、図8(A)に示す点線の領域で、基板10等を打ち抜き、図1に示すような光起電力装置1を形成する。
本発明の光起電力装置を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は断面図である。 本発明の光起電力装置を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は断面図であり、(C)は断面図である。 本発明の光起電力装置の製造方法を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は平面図である。 本発明の光起電力装置の製造方法を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は断面図である。 本発明の光起電力装置の製造方法を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は断面図である。 本発明の光起電力装置の製造方法を示す図であり、(A)から(D)は断面図である。 本発明の光起電力装置の製造方法を示す図であり、(A)から(C)は平面図である。 本発明の光起電力装置の製造方法を示す図であり、(A)は平面図であり、(B)は断面図であり、(C)は断面図である。 従来の光起電力装置を示す断面図である。
符号の説明
1 光起電力装置
10 基板
11 領域
12A、12B 貫通孔
13 ダミー透明電極
14A、14B、14C 接続領域
16 絶縁材料
17 導電材料
20A−D 電極層
20Ae−Ce 接続部
21 打ち抜き部
22 バリ
23 貫通孔
24 レーザー
30 半導体光活性層
40 透明電極層
50 太陽電池セル

Claims (7)

  1. 貫通孔が設けられた金属基板と、前記金属基板の上面に形成された太陽電池層と、前記太陽電池層と電気的に接続されて前記貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在する接続電極とを具備し、
    前記接続電極を、前記貫通孔の側壁に接触させて前記金属基板と電気的に接続することを特徴とする光起電力装置。
  2. 第1貫通孔および第2貫通孔が設けられた金属基板と、前記金属基板の上面に形成された太陽電池層と、前記太陽電池層と電気的に接続されて前記第1貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在する第1接続電極と、前記太陽電池層と電気的に接続されて前記第2貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在する第2接続電極とを具備し、
    前記第1貫通孔の側壁を絶縁材料により被覆して、前記金属基板と前記第1貫通孔とを絶縁させ、
    前記第2貫通孔の側壁に前記第2接続電極を接触させて、前記第2接続電極と前記金属基板とを同電位にすることを特徴とする光起電力装置。
  3. 前記第1貫通孔は打ち抜き加工により形成され、前記第2貫通孔はレーザー加工により形成されることを特徴とする請求項2記載の光起電力装置。
  4. 前記第1接続電極および前記第2接続電極は、導電性ペーストから成ることを特徴とする請求項2記載の光起電力装置。
  5. 前記第2電極層の平面的な大きさは、前記第1電極層よりも小さいことを特徴とする請求項2記載の光起電力装置。
  6. 金属基板の上面に太陽電池層を形成する工程と、
    前記金属基板を打ち抜くことにより第1貫通孔を形成する工程と、
    レーザー加工により前記金属基板を貫通する第2貫通孔を形成する工程と、
    前記第1貫通孔の少なくとも側壁を絶縁材料により被覆する工程と、
    前記太陽電池層と電気的に接続されて、前記第1貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在し、前記金属基板とは絶縁された第1接続電極を形成する工程と、
    前記太陽電池層と電気的に接続されて、前記第2貫通孔を介して前記金属基板の裏面まで延在し、前記第2貫通孔の側壁に接触することで前記金属基板と導通する第2接続電極を形成する工程とを具備することを特徴とする光起電力装置の製造方法。
  7. 前記第2貫通孔の平面的な大きさは、前記第1貫通孔よりも小さいことを特徴とする請求項6記載の光起電力装置の製造方法。



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