JPH11261086A - 光起電力装置及び太陽電池モジュール - Google Patents

光起電力装置及び太陽電池モジュール

Info

Publication number
JPH11261086A
JPH11261086A JP10061435A JP6143598A JPH11261086A JP H11261086 A JPH11261086 A JP H11261086A JP 10061435 A JP10061435 A JP 10061435A JP 6143598 A JP6143598 A JP 6143598A JP H11261086 A JPH11261086 A JP H11261086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photovoltaic device
amorphous silicon
conductive substrate
substrate
silicon layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10061435A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Taniguchi
浩 谷口
Takeshi Nakanishi
健 中西
Hisashi Hayakawa
尚志 早川
Katsuhiko Nomoto
克彦 野元
Koji Tomita
孝司 富田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP10061435A priority Critical patent/JPH11261086A/ja
Publication of JPH11261086A publication Critical patent/JPH11261086A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集電による電力ロスが極めて小さく、かつ、
工程的に簡便で、低コストの光起電力装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 導電性基板1上に、絶縁性樹脂膜2、裏
面電極3、4、5、非晶質シリコン層6及び透明電極7
を順に備えてなる光起電力装置であって、該光起電力装
置に、少なくとも1つの凹部又は貫通孔8が形成されて
おり、該凹部又は貫通孔8内壁において前記非晶質シリ
コン層6が少なくとも裏面電極3、4、5を完全に被覆
し、かつ前記透明電極7が前記凹部又は貫通孔8内で前
記非晶質シリコン層6を被覆するとともに、前記凹部又
は貫通孔8を介して前記導電性基板1に接続されている
光起電力装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光起電力装置及び太
陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池はクリーンなエネルギー
として注目されている。なかでも、結晶シリコン系太陽
電池が主流となっているが、コスト的、資源的に問題が
あるため、非晶質シリコン系の薄膜太陽電池が注目を集
めている。従来、薄膜型太陽電池は、ガラス基板が用い
られて作製されてきたが、ガラス基板は取扱いの簡便性
に欠けるうえ、曲面部位等への応用に制約が課せられ
る。よって、取り扱い簡便性及び曲面部位等への応用を
考慮して、ガラス基板に代えて可撓性樹脂フィルム又は
金属薄膜からなる基板を使用する薄膜太陽電池の開発が
進められている。
【0003】このような可撓性樹脂フィルム又は金属薄
膜からなる基板を使用する薄膜太陽電池は、ガラス基板
を使用する太陽電池と異なり、n層、i層及びp層の順
で非晶質シリコンが積層され、p層表面に形成された透
明電極のパターニングが容易でなく、集積化が困難であ
る。よって、表面の透明電極上に別途櫛形電極を設け
て、集電する方法が用いられる。
【0004】しかし、このような集電方法では、櫛形電
極が透明性材料で形成されていない場合には、遮光され
る面積が大きいため、電流ロスが大きくなる。これに対
して、裏面電極が形成された基板に貫通孔を開け、この
貫通孔を含む基板上に非晶質シリコン層及び透明電極を
形成することにより、透明電極を基板裏側まで延設し、
さらに基板裏面に接続電極層を形成して透明電極と接続
することにより、基板裏面で集電する方法が、特開平6
−342924号公報に提案されている。この方法によ
れば、透明電極は、非晶質シリコン層により裏面電極と
絶縁分離されるため合理的な構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、基板裏側が絶
縁体であるため、上述したように基板裏側を電流の経路
とするために、金属等の導電性材料による接続電極層を
形成する必要があり、製造工程が増える。また、基板材
料として可撓性樹脂フィルムを使用する場合には、保持
力を持たせるために基板の膜厚を厚くする必要があり、
コスト高になる。
【0006】さらに、基板裏側の接続電極層は、一般に
蒸着法で形成されるため、厚膜化が困難であり、あまり
厚膜で形成できず、抵抗ロスが大きくなる。本発明は上
記課題に鑑みなされたものであり、集電による電力ロス
が極めて小さく、かつ製造工程的に簡便で、低コストの
光起電力装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、導電性
基板上に、絶縁性樹脂膜、裏面電極、非晶質シリコン層
及び透明電極が順に積層されてなる光起電力装置であっ
て、該光起電力装置に、少なくとも1つの凹部又は貫通
孔が形成されており、該凹部又は貫通孔内壁において前
記非晶質シリコン層が少なくとも裏面電極を完全に被覆
し、かつ前記透明電極が前記凹部又は貫通孔内で前記非
晶質シリコン層を被覆するとともに、前記凹部又は貫通
孔を介して前記導電性基板に接続されている光起電力装
置が提供される。
【0008】また、本発明によれば、導電性基板上に、
絶縁性樹脂膜、裏面電極、非晶質シリコン層及び透明電
極が順に形成されており、前記導電性基板の端部表面の
一部に、絶縁性樹脂膜及び裏面電極のみを備える領域を
有する光起電力装置が複数個接続されてなる太陽電池モ
ジュールであって、一方の光起電力装置の導電性基板の
一部が、他方の光起電力装置の前記絶縁性樹脂膜及び裏
面電極のみを備える領域に載置されることにより、互い
に隣接する光起電力装置の裏面電極と導電性基板とが接
続されてなる太陽電池モジュールが提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の光起電力装置は、太陽電
池、光センサ等に利用することができるものであり、主
として、導電性基板、絶縁性樹脂膜、裏面電極、非晶質
シリコン層及び透明電極からなる。本発明の光起電力装
置を構成する導電性基板は、導電性を示す基板である。
このような基板としては、例えば、ステンレス、アルミ
ニウム、銅、亜鉛等の金属からなる基板、樹脂又はガラ
ス等からなる絶縁性基板に上述のような金属による被膜
が形成されて導電性が与えられた基板等、種々の基板を
使用することができる。なかでも、適度な強度を有し、
かつ安価であるステンレス、アルミニウム等の金属基板
又はアルミニウム、亜鉛等の金属によってめっきされた
鋼材が好ましい。これらの基板は、適当な強度を有する
ような膜厚のものを使用することが好ましい。
【0010】絶縁性樹脂膜は、上記導電性基板上に形成
されるものであり、その材料は絶縁性を有するものであ
れば特に限定されない。例えば、ポリイミド、PET、
PEN、PES、テフロン等の樹脂膜が挙げられる。ま
た、これら樹脂膜は、凹凸構造形成のために、絶縁材料
による微粒子を含有していてもよい。このような微粒子
としては、例えば、SiO2 、TiO2 、Al2 3
アクリル、ポリスチレン等が挙げられる。この微粒子の
大きさは0.2〜0.5μm程度の粒径を有しているこ
とが好ましい。このような微粒子を絶縁性樹脂膜に含有
させる場合には、絶縁性樹脂膜全体に対して20〜70
重量%程度であることが好ましい。さらに、これら絶縁
性樹脂膜は、光閉じ込め効果のために表面に凹凸を有す
るように形成してもよい。凹凸形状としては、例えば、
ピッチ10〜50μm程度、開口角60〜100°程度
のV溝構造が挙げられる。これら絶縁性樹脂膜の膜厚
は、最終的に作製される光起電力装置の大きさにより適
宜調整することができるが、例えば20〜100μm程
度が挙げられる。
【0011】裏面電極は、一般に電極材料として使用さ
れるものであれば、その材料は特に限定されない。例え
ば、Ti、Ta、W等の高融点金属、Al、Ag、A
u、Cu等の金属、ZnO、ITO、SnO2 等の導電
性酸化物等が挙げられる。これらの電極材料は、単層又
は積層層として形成することができる。このような裏面
電極の膜厚は、使用する材料等により適宜調整すること
ができるが、例えば、200〜2000nm程度が好ま
しい。
【0012】非晶質シリコン太陽電池は、拡散よりも内
蔵電界によるドリフトが動作の本質であるため、pin
接合を構成する半導体層であることが好ましい。また、
この場合、電子とホールの平均自由行程の違いを考慮し
て、基板側からn層、i層及びp層の順に形成すること
が好ましい。非晶質シリコン層は、pin接合を有する
限り必ずしも3層構造でなくてもよく、例えば中間層、
バッファ層等を形成してもよい。また、pin接合を1
つだけ有していてもよいし、繰り返し複数個有していて
もよい。また、pin接合を構成するn層、i層及びp
層の全てが非晶質シリコンにより形成していなくてもよ
く、少なくともn層、i層が非晶質シリコンで形成され
ていればよい。n層又はp層は、半導体層を形成する際
にn型又はp型の不純物をドーピングすることにより形
成してもよいし、半導体層を形成した後、イオン注入又
は熱拡散等の方法によりドーピングしてもよい。これら
不純物の濃度は、通常光起電力装置、例えば太陽電池等
に通常使用される濃度であれば特に限定されない。
【0013】非晶質シリコン層の膜厚は、光起電力装置
により得ようとするエネルギー、半導体層中の不純物濃
度等により適宜調整することができるが、例えば、pi
n接合を1つだけ有している場合には、p層/i層/n
層は、10〜30nm/100〜600nm/30〜1
00nm程度が挙げられる。透明電極は、太陽光を透過
する性質を有する電極であり、太陽光の透過率が60%
程度以上であれば、その材料は特に限定されない。例え
ば、ITO、SnO 2 、ZnO等の透明電極材料、上述
の裏面電極と同様の材料が挙げられる。透明電極の膜厚
は、特に限定されるものではないが、透明電極材料で形
成される場合には、50〜500nm程度が挙げられ、
裏面電極と同様の材料により形成される場合には、透明
性を有する程度の極薄膜、例えば10〜100nm程度
が挙げられる。
【0014】上記導電性基板、絶縁性樹脂膜、裏面電
極、非晶質シリコン層及び透明電極からなる光起電力装
置においては、その表面に少なくとも1つの凹部又は貫
通孔が形成されている。ここで、凹部とは、光起電力装
置の表面側から裏面側に完全に貫通していない穴を意味
し、例えば、順次積層された絶縁性樹脂膜、裏面電極、
非晶質シリコン層及び透明電極に穴が形成され、穴の底
部が導電性基板の表面に至るもの、あるいは上記各層の
他、導電性基板の表面の一部にまで穴が形成され、穴の
底部が導電性基板表面から低い位置に存在するもの等が
挙げられる。さらに、穴の底部が導電性基板の表面に至
るものであるが、上層に形成される非晶質シリコン膜や
透明電極等が穴内部に埋め込まれているもの等であって
もよい。
【0015】貫通孔とは、光起電力装置の表面側から裏
面側に完全に貫通する孔を意味し、導電性基板のみなら
ず、導電性基板及び絶縁性樹脂膜の双方、導電性基板、
絶縁性樹脂膜及び裏面電極の全てに形成される孔を含
む。なお、この場合の貫通孔には、非晶質シリコン膜や
透明電極が埋め込まれていてもよいが、非晶質シリコン
膜及び裏面電極により貫通孔を塞ぐものは含まない。
【0016】具体的には、表面に絶縁性樹脂膜及び裏面
電極が形成された導電性基板に、導電性基板の表面側か
ら裏面側に貫通する貫通孔を形成するか、あるいは導電
性基板上に絶縁性樹脂基板及び裏面電極が形成され、こ
れら絶縁性樹脂基板及び裏面電極のみに、導電性基板表
面に至る穴をあけることにより絶縁性樹脂基板に凹部を
形成することが好ましい。
【0017】このような凹部又は貫通孔は、導電性基板
と透明電極とを接続するためのものであり、1つの光起
電力装置に1個のみ形成されていてもよいし、複数個形
成されていてもよい。凹部又は貫通孔は、0.05〜
0.6mm程度の直径を有していることが好ましい。ま
た、凹部又は貫通孔が複数個形成されている場合には、
凹部間又は貫通孔間の距離が1〜5mm程度であること
が好ましい。
【0018】以下に、上記光起電力装置の好ましい製造
方法を説明する。まず、導電性基板上に絶縁性樹脂膜を
タイコート法、スピンコート法等により形成する。さら
に、絶縁性樹脂膜上に裏面電極を形成する。裏面電極
は、用いる材料に応じた方法により形成することが好ま
しく、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、EB法
等、あるいはこれらの組み合わせ等種々の方法を使用す
ることができる。
【0019】次いで、導電性基板、絶縁性樹脂膜及び裏
面電極に貫通孔を形成するか、あるいは絶縁性樹脂膜及
び裏面電極に穴をあけることにより凹部を形成する。貫
通孔は、レーザ加工法(YAGレーザ、CO2レーザ
等)又は機械的加工法により導電性基板の裏面側から、
あるいは表面側から形成することができる。なお、凹部
は、基板表面側からレーザ(CO2 レーザ、YAGレー
ザ等)を照射することにより形成することができる。
【0020】続いて、非晶質シリコン層を形成する。こ
こでの非晶質シリコン層は、公知の方法、例えばシラン
ガス等を使用するCVD法により形成することができ
る。このように形成される非晶質シリコン層は、凹部又
は貫通孔内に一部埋設することになるが、凹部又は貫通
孔内壁において、少なくとも裏面電極を完全に被覆し、
後工程で形成される透明電極と裏面電極とを絶縁分離す
るように形成されることが必要である。
【0021】なお、非晶質シリコン層を凹部を埋設する
ように形成する場合には、穴の底部に存在する導電性基
板表面を露出するように、好ましくは非晶質シリコン層
が導電性基板に接触しないように形成することが必要で
ある。非晶質シリコン層が導電性基板に接触した場合に
は、その部分の非晶質シリコン層を、必要に応じてレー
ザを用いて除去することが好ましい。これにより、さら
にコンタクトが良好となるからである。
【0022】また、非晶質シリコン層が貫通孔を通し
て、導電性基板の裏面にまで回り込んで形成された場合
には、必要に応じて非晶質シリコン層を積層した後、サ
ンドブラスト処理等により導電性基板の裏側に回り込ん
だ非晶質シリコン層を除去してもよい。このような処理
を行うことにより導電性基板と後述する透明電極とのコ
ンタクトが向上するからである。
【0023】次に、非晶質シリコン層上に透明電極を形
成する。透明電極は、裏面電極と同様に、用いる材料に
応じた方法により形成することが好ましく、例えば、真
空蒸着法、スパッタリング法、EB法等、あるいはこれ
らの組み合わせ等種々の方法を使用することができる。
このように形成される透明電極は、凹部又は貫通孔内に
一部埋設することとなるが、凹部又は貫通孔内におい
て、先に形成された非晶質シリコン層を被覆するととも
に、さらに深く凹部又は貫通孔に入り込み、この凹部又
は貫通孔を介して導電性基板に接続されることが必要で
ある。この際、導電性基板裏側から、透明電極と導電性
基板とのハンダ付けフロー工程に付すことによりさらに
コンタクトが良好となる。
【0024】このように、光起電力装置に貫通孔を形成
した場合には、シースルー化ができ、透光ガラスとして
の付加価値を与えることができる。一方、凹部を形成し
た場合には、デザイン上、シースルーを好まないものへ
の応用が可能であり、コンタクト性も向上させることが
できるというメリットがある。
【0025】また、本発明の太陽電池モジュールにおい
ては、上述した光起電力装置と同様の積層層を備える光
起電力装置を、瓦積み形に積層することにより直列接続
することで、太陽電池モジュールを得ることができる。
つまり、導電性基板上に、絶縁性樹脂膜、裏面電極、非
晶質シリコン層及び透明電極が順に形成されてなる。
【0026】ここで使用することができる導電性基板
は、上述と同様のものを使用することができるが、その
形状はモジュール化することを考慮して多角形形状、好
ましくは矩形形状であることが好ましい。また、絶縁性
樹脂膜、裏面電極、非晶質シリコン層及び透明電極は、
上述したものと同様のものを使用することができる。絶
縁性樹脂膜及び裏面電極は、導電性基板上のほぼ全面に
形成されていることが好ましく、非晶質シリコン層及び
透明電極は、導電性基板の端部及び端部近傍上に形成さ
れないように、導電性基板よりもやや小さいサイズで形
成されていることが好ましい。
【0027】つまり、導電性基板の端部表面の一部は、
絶縁性樹脂膜及び裏面電極のみを備える領域を有してお
り、その領域上には非晶質シリコン層及び透明電極が形
成されていない。この領域は、太陽電池モジュールを構
成する際の積層状態、太陽電池モジュール全体の大き
さ、各光起電力装置の接続方法等を考慮して適切な面積
で、適切な位置に配置することができるが、例えば導電
性基板が矩形形状の場合には、その一辺全体を含む端部
及び端部付近、その2辺以上の各辺全体を含む端部及び
端部付近であってもよい。その一辺全体を含む端部及び
端部付近上に絶縁性樹脂膜及び裏面電極のみを備え、非
晶質シリコン層及び透明電極が形成されていない場合に
は、1方向に複数の光起電力装置を瓦積み形に積層する
ことにより、1つの光起電力装置の導電性基板が、隣接
する他の光起電力装置の裏面電極に直接接続されること
となり、直列接続された太陽電池モジュールを得ること
ができる。また、その隣接する2辺の各辺全体を含む端
部及び端部付近上に絶縁性樹脂膜及び裏面電極のみを備
え、非晶質シリコン層及び透明電極が形成されていない
場合には、2方向に複数の光起電力装置を瓦積み形に積
層することができる太陽電池モジュールを得ることがで
きる。
【0028】以下に、本発明の光起電力装置の実施例を
図面に基づいて詳細に説明する。実施例1 本発明の光起電力装置の一実施例である太陽電池を図1
に示す。この太陽電池は、基板1上に、絶縁性樹脂膜と
してポリイミド樹脂膜2、裏面電極としてTi膜3、A
g膜4、ZnO膜5が形成されており、これら膜3、
4、5を含む基板1に貫通孔8が形成され、この貫通孔
8を含む基板1上にn層、i層、p層の順に非晶質シリ
コン層6が形成され、さらに、この非晶質シリコン層6
を被覆するように透明電極としてITO膜7が形成され
てなる。非晶質シリコン層6は貫通孔8の一部を被覆し
ており、ITO膜7は、貫通孔8内に存在する非晶質シ
リコン層6を完全に被覆するとともに、基板1裏面にま
で達している。
【0029】以下に、上記太陽電池の製造方法を説明す
る。まず、絶縁性樹脂膜として、平均粒径0.3μmの
シリカを含有したポリイミド樹脂膜2が膜厚20μmで
形成された厚さ150μmのステンレス製基板1上に、
裏面電極として、EB蒸着法により膜厚50nmのTi
膜3、スパッタリング法により膜厚500nmのAg膜
4、膜厚100nmのZnO膜5を形成した。
【0030】その後、基板1裏側から、スポット径10
0μmのYAGレーザを照射し、基板1に貫通孔8を開
けた。その際、貫通孔8と貫通孔8との間の距離を3m
mとした。次に、貫通孔8を含む基板1表面に、プラズ
マCVD法によりn層、i層、p層の順に非晶質シリコ
ン層6を形成した。n層は、基板温度170℃、パワー
0.5W/cm2、圧力0.25torr、ガス流量S
iH41sccm、H2100sccm、PH30.01
sccm、i層は、基板温度170℃、パワー0.1W
/cm2、圧力0.12torr、ガス流量SiH442
sccm、H214sccm、p層は、基板温度170
℃、パワー0.5W/cm2、圧力0.25torr、
ガス流量SiH41sccm、H2100sccm、B2
60.005sccmの条件で形成した。n層の膜厚
は30nm、i層の膜厚は500nm、p層の膜厚は1
0nmに設定した。これにより、非晶質シリコン層6の
一部は貫通孔8の一部内にも堆積された。
【0031】さらに、非晶質シリコン層6上に、スパッ
タリング法により透明電極として膜厚700nmのIT
O膜7を形成した。上記太陽電池について、ソーラーシ
ミュレーターによりAM−1.5、100mW/cm2
の疑似太陽光を照射することにより、短絡電流密度
SC、開放電圧VOC、曲線因子FF、変換効率ηを測定
した。その結果を表1に示す。
【0032】実施例2 基板1として、厚さ200μmのアルミニウム製基板上
に平均粒径0.3μmのシリカを含有したポリイミド樹
脂膜2が膜厚20μmで設けられたものを用いた以外
は、実施例1と同様に太陽電池を作製した。
【0033】この太陽電池について、実施例1と同様に
特性の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0034】実施例3 基板1として、厚さ200μmのアルミめっき鋼基板上
に平均粒径0.3μmのシリカを含有したポリイミド樹
脂膜2が膜厚20μmで設けられたものを用いた以外
は、実施例1と同様に太陽電池を作製した。
【0035】この太陽電池について、実施例1と同様に
特性の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0036】実施例4 基板1として、厚さ150μmのステンレス製基板上に
ピッチ20μm、開口角60度のV溝構造を有するポリ
イミド樹脂膜2が膜厚30μmで設けられたものを用い
た以外は、実施例1と同様に太陽電池を作製した。
【0037】この太陽電池について、実施例1と同様に
特性の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0038】実施例5 基板1として、厚さ150μmのステンレス製基板上に
ピッチ20μm、開口角60度のV溝構造を有し、かつ
平均粒径0.3μmのシリカを含有したポリイミド樹脂
膜2が膜厚30μmで設けられたものを用いた以外は、
実施例1と同様に太陽電池を作製した。
【0039】この太陽電池について、実施例1と同様に
特性の評価を行った。その結果を表1に示す。
【0040】実施例6 本発明の光起電力装置の一実施例である太陽電池を図2
に示す。この太陽電池は、基板11上に、絶縁性樹脂膜
としてポリイミド樹脂膜12、裏面電極としてTi膜1
3、Ag膜14、ZnO膜15が形成されており、ポリ
イミド樹脂膜12、膜13、14、15に基板11に至
る貫通孔18が形成され、この貫通孔18を含む基板1
1上にn層、i層、p層の順に非晶質シリコン層16が
形成され、さらに、この非晶質シリコン層16を被覆す
るように透明電極としてITO膜17が形成されてな
る。非晶質シリコン層16は貫通孔18の一部を被覆し
ており、ITO膜17は、貫通孔18内に存在する非晶
質シリコン層16を完全に被覆するとともに、基板11
表面にまで達している。
【0041】以下に、上記太陽電池の製造方法を説明す
る。まず、実施例1と同様のポリイミド樹脂膜12が形
成された基板11上に、裏面電極として、実施例1と同
様にTi膜13、Ag膜14、ZnO膜15を形成し
た。その後、基板11表面から、スポット径100μm
のYAGレーザを照射し、ポリイミド樹脂膜12、Ti
膜13、Ag膜14及びZnO膜15に、基板11表面
に至る貫通孔18を形成した。その際、貫通孔18と貫
通孔18との間の距離を3mmとした。
【0042】次に、貫通孔18を含む基板11表面に、
実施例1と同様に、非晶質シリコン層16を形成した。
これにより、非晶質シリコン層16の一部は貫通孔8の
一部内にも堆積された。さらに、非晶質シリコン層16
上に、実施例1と同様にITO膜17を形成した。
【0043】上記太陽電池について、ソーラーシミュレ
ーターによりAM−1.5、100mW/cm2の疑似
太陽光を照射することにより、短絡電流密度JSC、開放
電圧VOC、曲線因子FF、変換効率ηを測定した。その
結果を表1に示す。
【0044】比較例1 比較例1の太陽電池を図4に示す。この太陽電池は、S
nO2膜32によるテクスチャー付ガラス基板31上
に、非晶質シリコン層33、裏面電極としてZnO膜3
4、裏面金属反射電極としてAg膜35が積層されてな
る。
【0045】以下にこの太陽電池の製造方法を示す。ま
ず、SnO2膜32によるテクスチャー付ガラス基板3
1上に、プラズマCVD法によりp層、i層、n層の順
に非晶質シリコン層33を形成した。なお、p層、i層
及びn層は実施例1と同様の条件で形成した。p層の膜
厚は10nm、i層の膜厚は300nm、n層の膜厚は
30nmに設定した。
【0046】次に、裏面電極として、スパッタリングに
よりZnO膜34を膜厚60nmで形成し、最後に裏面
金属反射電極としてAg膜35を膜厚500nmで形成
した。上記太陽電池について、実施例1と同様に特性の
評価を行った。その結果を表1に示す。
【0047】比較例2 比較例2の太陽電池を図5に示す。この太陽電池は、ス
テンレス基板41上に、実施例1と同様のポリイミド膜
42、Ti膜43、Ag膜44、ZnO膜45、非晶質
シリコン層46、ITO膜47が順次積層されてなり、
さらに、ITO膜47上に、櫛形Ag集電電極48が形
成されてなる。
【0048】以下にこの太陽電池の製造方法を示す。ま
ず、平均粒径0.3μmのシリカを含有したポリイミド
樹脂膜42が膜厚20μmで設けられた基板41上に、
実施例1と同様の方法により、裏面電極としてTi膜4
3を膜厚50nmで、Ag膜44を膜厚500nmで、
ZnO膜45を膜厚100nmで形成した。その後、実
施例1と同様の方法により、n層、i層及びp層からな
る非晶質シリコン層46を形成した。
【0049】次に、非晶質シリコン層46上に、実施例
1と同様の方法により、ITO膜47を膜厚700nm
で形成した。さらに、ITO膜47上にAg膜を膜厚5
00nmで形成し、所望の形状にパターニングして櫛形
Ag集電電極48を形成した。上記太陽電池について、
実施例1と同様に特性の評価を行った。その結果を表1
に示す。
【0050】
【表1】
【0051】実施例7 本発明の光起電力装置の一実施例である太陽電池を図3
に示す。この太陽電池は、基板11上に、絶縁性樹脂膜
としてポリイミド樹脂膜12、裏面電極としてTi膜1
3、Ag膜14、ZnO膜15が形成されており、ポリ
イミド樹脂膜12、膜13、14、15に基板11に至
る貫通孔18が形成され、この貫通孔18を含む基板1
1上にn層、i層、p層の順に非晶質シリコン層16が
形成され、さらに、この非晶質シリコン層16を被覆す
るように透明電極としてITO膜17が形成されてな
る。非晶質シリコン層16は貫通孔18の一部を被覆し
ており、ITO膜17は、貫通孔18内に存在する非晶
質シリコン層16を完全に被覆するとともに、基板11
表面にまで達している。
【0052】以下に、上記太陽電池の製造方法を説明す
る。まず、実施例1と同様のポリイミド樹脂膜12が形
成された一辺100mmの正方形、厚さ150μmのス
テンレス製基板11上に、裏面電極として、実施例1と
同様にTi膜13及びAg膜14を形成した。その後、
基板11の辺の端部5mmの領域を金属マスクでマスキ
ングし、実施例1と同様にZnO膜15、非晶質シリコ
ン層16及びITO膜17を形成した一単位の太陽電池
を作製した。
【0053】続いて、上記一単位の太陽電池のAg膜1
4上に、他の一単位の太陽電池を載置してAg膜14と
基板11とを接続し、10単位の太陽電池を直列接続す
ることにより太陽電池モジュールを作製した。上記太陽
電池モジュールについて、実施例1と同様に特性の評価
を行った。その結果を表2に示す。
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、導電性基板上に、絶縁
性樹脂膜、裏面電極、非晶質シリコン層及び透明電極が
順に積層されてなる光起電力装置であって、この光起電
力装置に、少なくとも1つの凹部又は貫通孔が形成され
ており、この凹部又は貫通孔内壁において、非晶質シリ
コン層が少なくとも裏面電極を完全に被覆し、かつ透明
電極が、凹部又は貫通孔内で前記非晶質シリコン層を被
覆するとともに、凹部又は貫通孔を介して前記導電性基
板に接続されているので、基板そのものを導電路として
使用することができ、よって、基板裏側への電極積層工
程を省略でき、さらに、基板自体が導電性を有するもの
であればどのようなものでも使用することができるた
め、材料コストを抑えることができ、これらのことか
ら、光起電力装置の製造コストの低減を図ることが可能
となる。しかも、基板自体がある程度の厚さを有してい
るため、抵抗ロスを極めて低くすることができ、集電効
率を向上させることが可能となる。
【0056】また、本発明によれば、導電性基板上に、
絶縁性樹脂膜、裏面電極、非晶質シリコン層及び透明電
極が順に形成されており、前記導電性基板の端部表面の
一部に、絶縁性樹脂膜及び裏面電極のみを備える領域を
有する光起電力装置が複数個接続されてなる太陽電池モ
ジュールであって、一方の光起電力装置の導電性基板の
一部が、他方の光起電力装置の前記絶縁性樹脂膜及び裏
面電極のみを備える領域に載置されることにより、互い
に隣接する光起電力装置の裏面電極と導電性基板とが接
続されてなるので、例えば、導電性基板上の端部をn層
側の電極取り出し口、導電性基板をp層側の電極取り出
し口とすることにより、外部配線等を省略することがで
きる。よって、太陽電池モジュール、ことに光起電力装
置が複数個直列接続された太陽電池モジュールを簡易に
作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光起電力装置の一例である太陽電池を
示す要部の概略断面図である。
【図2】本発明の光起電力装置の一例である別の太陽電
池を示す要部の概略断面図である。
【図3】本発明の太陽電池モジュールを示す要部の概略
断面図である。
【図4】本発明の光起電力装置との比較を説明するため
の太陽電池の構成を示す概略断面図である。
【図5】本発明の光起電力装置との比較を説明するため
の別の太陽電池の構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1、11、31 基板 2、12、32 ポリイミド膜(絶縁性樹脂膜) 3、13、33 Ti膜 4 Ag膜 5 ZnO膜 6 非晶質シリコン層 7 ITO膜(透明電極) 8 貫通孔 18 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野元 克彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 富田 孝司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性基板上に、絶縁性樹脂膜、裏面電
    極、非晶質シリコン層及び透明電極が順に積層されてな
    る光起電力装置であって、 該光起電力装置に、少なくとも1つの凹部又は貫通孔が
    形成されており、該凹部又は貫通孔内壁において前記非
    晶質シリコン層が少なくとも裏面電極を完全に被覆し、
    かつ前記透明電極が前記凹部又は貫通孔内で前記非晶質
    シリコン層を被覆するとともに、前記凹部又は貫通孔を
    介して前記導電性基板に接続されていることを特徴とす
    る光起電力装置。
  2. 【請求項2】 凹部又は貫通孔が、絶縁性樹脂膜を有す
    る導電性基板上に裏面電極を積層した後に形成され、該
    裏面電極上に前記非晶質シリコン層及び透明電極が順に
    積層されることにより形成されてなる請求項1記載の光
    起電力装置。
  3. 【請求項3】 凹部又は貫通孔が、絶縁性樹脂膜を有す
    る導電性基板上に裏面電極を積層した後、絶縁性樹脂膜
    及び裏面電極のみを貫通するように形成され、該裏面電
    極上に前記非晶質シリコン層及び透明電極が順に積層さ
    れることにより形成されてなる請求項1記載の光起電力
    装置。
  4. 【請求項4】 導電性基板が、ステンレス又はアルミニ
    ウムからなる請求項1〜3のいずれか1つに記載の光起
    電力装置。
  5. 【請求項5】 導電性基板が、導電性材料によりめっき
    された基板である請求項1〜3のいずれか1つに記載の
    光起電力装置。
  6. 【請求項6】 絶縁性樹脂膜が、ポリイミドからなる請
    求項1〜5のいずれか1つに記載の光起電力装置。
  7. 【請求項7】 凹部又は貫通孔が、0.05〜0.6m
    mの直径を有し、凹部間又は貫通孔間の距離が1〜5m
    mである請求項1〜6のいずれか1つに記載の光起電力
    装置。
  8. 【請求項8】 絶縁性樹脂膜が、ピッチ10〜30μ
    m、開口角40〜100度のV溝構造を有する請求項1
    〜7のいずれか1つに記載の光起電力装置。
  9. 【請求項9】 導電性基板上に、絶縁性樹脂膜、裏面電
    極、非晶質シリコン層及び透明電極が順に形成されてお
    り、前記導電性基板の端部表面の一部に、絶縁性樹脂膜
    及び裏面電極のみを備える領域を有する光起電力装置が
    複数個接続されてなる太陽電池モジュールであって、 一方の光起電力装置の導電性基板の一部が、他方の光起
    電力装置の前記絶縁性樹脂膜及び裏面電極のみを備える
    領域に載置されることにより、互いに隣接する光起電力
    装置の裏面電極と導電性基板とが接続されてなることを
    特徴とする太陽電池モジュール。
JP10061435A 1998-03-12 1998-03-12 光起電力装置及び太陽電池モジュール Pending JPH11261086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10061435A JPH11261086A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 光起電力装置及び太陽電池モジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10061435A JPH11261086A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 光起電力装置及び太陽電池モジュール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11261086A true JPH11261086A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13170998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10061435A Pending JPH11261086A (ja) 1998-03-12 1998-03-12 光起電力装置及び太陽電池モジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11261086A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6613973B2 (en) 2000-06-27 2003-09-02 Canon Kabushiki Kaisha Photovoltaic element, producing method therefor, and solar cell modules
WO2004012274A1 (en) * 2002-07-26 2004-02-05 Detection Technology Oy Semiconductor structure for imaging detectors
WO2004025736A1 (ja) * 2002-09-11 2004-03-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 太陽電池およびその製造方法
JP2007012730A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 光起電力装置およびその製造方法
WO2011102256A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 東レエンジニアリング株式会社 太陽電池モジュール
CN102386334A (zh) * 2011-11-24 2012-03-21 深圳市创益科技发展有限公司 一种太阳能电池光伏建筑组件及制造方法
EP2682990B1 (en) 2012-07-02 2021-03-24 Meyer Burger (Germany) GmbH Hetero-junction solar cells with edge isolation and methods of manufacturing same

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6613973B2 (en) 2000-06-27 2003-09-02 Canon Kabushiki Kaisha Photovoltaic element, producing method therefor, and solar cell modules
WO2004012274A1 (en) * 2002-07-26 2004-02-05 Detection Technology Oy Semiconductor structure for imaging detectors
CN100461464C (zh) * 2002-07-26 2009-02-11 地太科特技术有限公司 用于成像探测器的半导体结构
US8159049B2 (en) 2002-07-26 2012-04-17 Detection Technology Oy Semiconductor structure for imaging detectors
WO2004025736A1 (ja) * 2002-09-11 2004-03-25 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 太陽電池およびその製造方法
JP2007012730A (ja) * 2005-06-29 2007-01-18 Sanyo Electric Co Ltd 光起電力装置およびその製造方法
WO2011102256A1 (ja) * 2010-02-19 2011-08-25 東レエンジニアリング株式会社 太陽電池モジュール
JP2011171542A (ja) * 2010-02-19 2011-09-01 Toray Eng Co Ltd 太陽電池モジュール
US8796541B2 (en) 2010-02-19 2014-08-05 Toray Engineering Co., Ltd. Solar cell module
CN102386334A (zh) * 2011-11-24 2012-03-21 深圳市创益科技发展有限公司 一种太阳能电池光伏建筑组件及制造方法
EP2682990B1 (en) 2012-07-02 2021-03-24 Meyer Burger (Germany) GmbH Hetero-junction solar cells with edge isolation and methods of manufacturing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2609628B1 (en) Photovoltaic device and module with improved passivation and a method of manufacturing.
US7847180B2 (en) Nanostructure and photovoltaic cell implementing same
TWI373848B (en) Method of fabricating solar device
CN107710419B (zh) 太阳能电池和太阳能电池模块
JP4791098B2 (ja) 集積型薄膜太陽電池モジュール
US20090014063A1 (en) Method for production of a single-sided contact solar cell and single-sided contact solar cell
JP2008243830A (ja) シリコン薄膜,集積化された太陽電池,モジュール,及びその製造方法
JP2013513964A (ja) 裏面接点・ヘテロ接合太陽電池
JP2014103259A (ja) 太陽電池、太陽電池モジュールおよびその製造方法
CN101803038A (zh) 薄膜太阳能电池元件及其制造方法
JP2013030665A (ja) 光電変換装置モジュール、光電変換装置モジュールの製造方法、及び光電変換装置
JPH11261086A (ja) 光起電力装置及び太陽電池モジュール
JP6013200B2 (ja) 光電変換素子および光電変換素子の製造方法
TW201327870A (zh) 太陽能電池的製備方法
US8889981B2 (en) Photoelectric device
WO2010150606A1 (ja) 光起電力装置およびその製造方法
TWI482295B (zh) 太陽能電池
JP2010080885A (ja) 太陽電池の製造方法
JP2013115434A (ja) 太陽電池及びその製造方法
JP4112202B2 (ja) 薄膜太陽電池の製造方法
JPS58196060A (ja) 薄膜半導体装置
JP6013198B2 (ja) 光電変換素子および光電変換素子の製造方法
KR101612805B1 (ko) 박막형 태양전지 모듈 및 그의 제조방법
TW201327881A (zh) 太陽能電池
TWI489645B (zh) 太陽能電池的製備方法