JP2007012455A - 燃料電池システム及び異常個所推定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 各モジュールの状態を把握する。
【解決手段】 燃料電池スタック100は、単位セルの燃料極に接触し燃料ガス流路201を形成する集電部材を有する燃料電池セパレータを、単位セルと交互に複数積層すると共に、各燃料ガス流路201の入口同士を入口マニホールドで接続しかつ出口同士を出口マニホールドで接続して構成されたモジュールを複数形成し、燃料ガスの流れ方向が、隣接するモジュール間で逆方向になるように、一方のモジュールの出口マニホールドと他方のモジュールの入口マニホールドとを接続し、単位セルの積層方向における両端に通電可能に重ね合わせられた一対の電極板を有している。燃料電池スタック100には、各燃料室の単位セルの出力電圧を検出する電圧センサS1〜Srを有している。これにより各モジュールの状態、即ち、各燃料室30の単位セル15の出力電圧を把握することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池システム及び異常個所推定方法にかかり、より詳細には、単位セルの燃料極に接触する燃料ガス流路を備えたモジュールを複数形成した燃料電池スタックを備えた燃料電池システム、及び、該燃料電池システムにおける異常個所推定方法に関する。
一般に、高分子電解質膜を使用した燃料電池では、電解質膜を挟んだ両側で燃料ガス或いは酸化ガスがイオン化し、そのイオンが電解質膜を透過して電気化学的な反応を生じるものである。
そして、燃料電池スタックは、燃料ガスと酸化ガスとを高分子電解質膜を介して反応させ電力を得るものである。この燃料電池スタックは、高分子電解質膜を燃料極と酸化極で挟んで構成された単位セルと、導電性材料で構成されたセパレータとを交互に積層して構成され、セパレータと燃料極との間に燃料ガスを、セパレータと酸化極の間に酸化ガスを流通させることにより、電気化学反応を生じさせるものである。
燃料電池スタックの構成としては、各セパレータに同時にガスを供給する並列方式のものや、所定枚数積層された物をモジュールとして、これを直列に複数連結し、各モジュールに順番にガスを供給する直列方式のものなどが提案されている。
このような燃料電池スタックは、該燃料電池スタックから電力を外部負荷に供給するため利用される。外部負荷が変化すると、この変化に応じて燃料電池の出力電力を制御する必要がある。このため、燃料電池からの電力がどのくらいなのかを把握する必要がある。
特開平07−235324号。 特開2003−178789号。
しかしながら、燃料電池から上記外部負荷への全体的な電力値を把握することができても、各モジュールの状態を把握することができない。
本発明は、上記事実に鑑み成されたもので、各モジュールの状態を把握することの可能な燃料電池システム及び異常個所推定方法を提供することを目的とする。
以上のような目的は、以下の本発明によって達成される。
(1) 単位セルと、該単位セルの燃料極に接触し燃料ガス流路を形成するセパレータとが交互に複数積層された燃料電池スタックと、
前記単位セル毎の電圧を検知する出力センサと、
前記出力センサの検出値が異常か否かを判断する判断手段と、
該判断によって前記出力センサの検出値が異常と判断された場合、前記出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定する推定手段とを備えたことを特徴とする燃料電池システム。
(2) 前記推定手段は、前記異常と判断された出力センサの第1の検出値と、該出力センサに対応する単位セルの隣の単位セルに対応する出力センサの第2の検出値と、に基づいて、前記出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
(3) 前記推定手段は、前記第1の検出値と前記第2の検出値とが共に異常の場合には、検出値が異常と判断された出力センサに対応する単位セルが、前記第1の検出値のみが異常の場合には、検出値が異常と判断された出力センサが原因個所であると推定することを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
(4) 前記判断手段は、少なくとも前記燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に前記判断を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料電池システム。
(5) 単位セルと、該単位セルの燃料極に接触し燃料ガス流路を形成するセパレータとが交互に複数積層された燃料電池スタックと、
前記単位セル毎の電圧を検知する出力センサと、
を備えた燃料電池システムにおける異常個所推定方法であって、
前記出力センサの検出値が異常か否かを判断するステップと、
前記出力センサの検出値が異常と判断された場合、その出力センサに対応する単位セルの隣りの単位セルに対応する出力センサの検出値が正常であれば前記出力センサが原因個所であると推定するステップと、
を備えた異常個所推定方法。
(6) 前記出力センサの検出値が異常か否かを判断するステップは、少なくとも前記燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に実行される請求項5に記載の異常個所推定方法。
請求項1に記載の発明によれば、複数のモジュール各々の電極板に隣接した単位セルの出力を検出する複数の出力センサを、出力センサの検出値が異常か否かを判断するようにしているので、各モジュールの状態を具体的に把握することができる。また、出力センサの検出値が異常と判断された場合、出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定するので、推定された原因個所に応じて異常に対処することができる。
請求項2に記載の発明によれば、異常と判断された出力センサの第1の検出値と、該出力センサに対応する単位セルの隣の単位セルに対応する出力センサの第2の検出値と、に基づいて、出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定するので、出力センサの異常で出力センサの検出値が異常となったのか単位セルの異常で出力センサの検出値が異常となったのかを把握することができる。
請求項3に記載の発明によれば、上記第1の検出値と上記第2の検出値とが共に異常の場合には、検出値が異常と判断された出力センサに対応する単位セルが、上記第1の検出値のみが異常の場合には、検出値が異常と判断された出力センサが原因個所であると推定するので、推定された原因個所に応じて異常に適切に対処することができる。
請求項4に記載の発明によれば、少なくとも燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に出力センサの検出値が異常か否かを判断するので、異常な状態で定常運転に入ることを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、出力センサの検出値が異常か否かを判断し、出力センサの検出値が異常と判断された場合、出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定するので、推定された原因個所に応じて異常に対処することができる。
請求項6に記載の発明によれば、少なくとも燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に出力センサの検出値が異常か否かを判断するので、異常な状態で定常運転に入ることを抑制することができる。
次にこの発明の好適実施形態について説明する。この実施形態は、電気自動車に搭載される燃料電池システムである。図1は、燃料電池スタック100を用いたシステム1の燃料供給系10を示すブロック図である。
この燃料電池システム1の有するスタック100の構成について説明する。燃料電池スタック100は、燃料電池単位セル15と燃料電池セパレータ13とを交互に積層して構成されている。図2は、燃料電池用セパレータ13を示す全体正面図、図3は、燃料電池セパレータ13で構成された燃料電池スタック100の部分断面平面図(図2におけるA‐A断面図)、図4は、同じく部分断面側面図(図2及び図3におけるB−B断面図)、図5は、燃料電池セパレータ13の部分断面側面図(図2及び図3におけるC−C断面図)、図6は、燃料電池用セパレータ13の全体背面図である。
セパレータ13は、単位セル15の電極に接触して電流を外部に取り出すための集電部材3、4と、各集電部材3、4の周端部に外装される枠体8、9とを備えている。集電板である集電部材3、4は金属で構成されている。構成金属は、導電性と耐食性を備えた金属で、例えば、ステンレス、ニッケル合金、チタン合金等に耐蝕導電処理を施したもの等が挙げられる。
集電部材3は、単位セル15の燃料極に接触し、集電部材4は酸素極に接触する。燃料極に接触する集電部材3は、図7に示されているように、矩形の金網材から成り、その表面には多数の孔320が形成されている。また、集電部材3には、プレス加工によって、突出形成された複数の凸状部32が形成されている。尚、図7以外の図においては、図面の内容をわかり易くするために、集電部材3を板材として示しており、断面図等において、網材の孔320の表示は省略されている。
凸状部32は、板材の長辺とに沿って短辺方向へ向けて、等間隔で配列されている。長辺に沿って(図2における横方向)配置された凸状部32の間に形成された溝によって、凸状部32の間には水素流路301が形成され、凸状部32の裏側に形成された溝33によって、水素流路302が形成されている。この凸状部32の頂点部分の面は、燃料極が接触する当接部321となっている。集電部材3が網体であるため、当接部321が接触する部分においても、孔320を介して、燃料極は燃料ガスを供給することができる。また、水素流路301と水素流路302の間も、孔320を介して、水素ガスが相互に流通可能となる。
集電部材3の両端部には、流通流通孔35が形成され、セパレータ13を積層した場合に、この流通孔35によって水素供給路が構成される。
集電部材4は、矩形の板材から成り、プレス加工によって、複数の凸状部42が形成されている。凸状部42は、板材の短辺に平行に直線状に連続して形成されており、等間隔で配置されている。凸状部42の間には、溝が形成されて、空気が流通する空気流路40が形成されている。この凸状部42の頂点部分の面は、酸素極が接触する当接部421となっている。また、凸状部42の裏側は溝状の中空部41となっており、中空部41の両端は、閉鎖されている。集電部材4の両端部には、孔48が形成され、セパレータ13を積層した場合に、この孔48によって水素供給路が構成される。
以上のような集電部材3、4は、各凸状部32と凸状部42が外側となるように重ね合わされて固定される。このとき、集電部材3の裏側面34と空気流路40の裏側面403が当接した状態となり、相互に通電可能な状態となる。また、空気流路40は、図3及び図5に示されているように、単位セル15に重ね合わされ、溝の開口部400を閉鎖することにより、管状の流路が構成され、空気流路40の内壁の一部が酸素極で構成される。
この空気流路40から、単位セル15の酸素極に酸素と水が供給される。
空気流路40の一端側開口部は、空気と水が流入する導入口43となり、他端の開口部は、空気と水が流出する導出口44となっている。この導入口43から導出口44までの空気流路40及びその集合体が、固体電解質膜に酸素を供給する酸素室(空気室)として機能する。
また、中空部41の一端側開口部は、空気と水が流入する流入開放口45となり、他端の開口部は、空気と水が流出する流出開放口46となっている。以上のような構成において、空気流路40と中空部41は、交互に平行に配置され、相互に側壁47を挟んで隣接した構成となっている。
集電部材3、4には、枠体8、9がそれぞれ重ねられる。図2に示されているように、集電部材3に重ねられる枠体8は、集電部材3と同じ大きさに構成され、中央には、凸状部32を収納する窓81が形成されている。また、両端部近傍には、集電部材3の流通孔35に合致する位置に孔83が形成されており、この孔83と窓81との間には、集電部材3に接触する側の平面に凹部が形成され、水素流通経路84が設けられている。また、集電部材3に接触する面に対して、反対側の平面には、輪郭が窓81に沿って形成された凹部が形成され、単位セル15が収納される収納部82が設けられている。この収納部82に収納された単位セル15の燃料極表面と、水素流路301、302と、窓81とによって、燃料室30が画成される。このように、燃料室は、燃料極に隣接して設けられ、酸素室は酸素極に隣接して設けられている。
集電部材4に重ねられる枠体9は、枠体8と同じ大きさに構成され、中央には、凸状部42を収納する窓91が形成されている。また、両端部近傍には、枠体8の孔83に合致する位置に孔93が形成されている。枠体8の集電部材4が重ねられる側の面には、枠体8の対向する一対の長辺に沿って溝が形成され、集電部材3、4に重ねることによって、空気流通路94、95が構成される構造となっている。空気流通路94の一端は、枠体8の長辺側の端面に形成された開口941に接続され、他端は空気流路40の導入口43に接続されている。
上流側の空気流通路94は、開口941側から空気流路40側へ向けて横断面積が漸減するように、端部内壁がテーパー面942となっており、空気マニホールドから噴射される霧状水の取り入れを容易としている。一方、下流側の空気流通路95の一端は、空気流路40の導出口44に接続され、他端は、枠体8の長辺側端面に形成された開口951に接続されている。空気流通路95は、開口951側から空気流路40側へ向けて横断面積が漸減するように、端部内壁がテーパー面952となっている。燃料電池スタック100が傾いた際にも、このテーパー面952によって、水の排出が維持される。
また、枠体9の、集電部材4に接触する面に対して、反対側の平面には、輪郭が窓91に沿って形成された凹部が形成され、単位セル15が収納される収納部92が設けられている。
図8は単位セル15の拡大断面図である。単位セル15は、固体高分子電解質膜15aと、該固体高分子電解質膜15aの両側面にそれぞれ重ねられた酸化剤極である酸素極15bと燃料極15cとを備えていて、固体高分子電解質膜15aは、酸素極15bと燃料極15cとで挟持されている。固体高分子電解質膜15aは、収納部82、92に合致した大きさに形成され、酸素極15bと燃料極15cは、窓91、81に合致した大きさに形成されている。単位セル15の厚さは、枠体8、9や集電部材3、4の厚さに比べると極めて薄いので、図面では、一体の部材として表示している。
空気流路40の内壁には、親水性処理が施されている。内壁表面と水の接触角が40°以下、好ましくは30°以下となるように表面処理が施されているとよい。処理方法としては、親水処理剤を、表面に塗布する方法が取られる。塗布される処理剤としては、ポリアクリルアミド、ポリウレタン系樹脂、酸化チタン(Ti O2)等が挙げられる。
以上のように構成された枠体8、9によって集電部材3、4を保持してセパレータ13が構成され、セパレータ13と単位セル15を交互に積層して、燃料電池スタック100が構成される。図9は燃料電池スタック100の部分平面図である。燃料電池スタック100の上面には、多数の導入口43が開口し、この導入口43に、空気マニホールドから空気が流入するとともに、空気マニホールド内でノズルから噴射された水が同時に流入する。導入口43から流入した空気と水は、潜熱冷却により集電部材3、4を冷却する。
図10は、燃料電池スタック100の全体平面図である。燃料電池スタック100は、単位セル15の燃料極に接触し燃料ガス流路201を形成する集電部材(集電板)を有する燃料電池セパレータ(セパレータ)13を、単位セル15と交互に複数積層すると共に、各燃料ガス流路201の入口同士を入口マニホールドで接続しかつ出口同士を出口マニホールドで接続して構成されたモジュールを複数形成し、燃料ガスの流れ方向が、隣接するモジュール間で逆方向になるように、一方のモジュールの出口マニホールドと他方のモジュールの入口マニホールドとを接続し、前記単位セル15の積層方向における両端に通電可能に重ね合わせられた一対の電極板を有している。
即ち、燃料電池セパレータ13は、所定の枚数重ねられたモジュール130−1〜n(単位体)を複数個構成し、この複数のモジュール130を複数重ねることによって燃料電池スタック100が構成される。隣接するモジュール130−mとモジュール130−m+1の間には、集電部材3と集電部材4の間に遮蔽板16を挟んだ、セパレータ14が介在する。遮蔽板16は、水素通路17a又は水素通路17bのいずれかに対応した位置に、水素通路17a、17bの断面形状と同じ形状の、孔161a又は161bを備えている。この遮蔽板16は、導電性を有し、燃料電池スタック100内での電気の流通は妨げない。
一方、遮蔽板16が孔161aを有する場合には、水素通路17bでの水素ガスの流通は、遮蔽板16によって遮断される。遮蔽板16が孔161bを有する場合には、水素通路17aでの水素ガスの流通は、遮蔽板16によって遮断される。遮蔽板16は、水素ガスが流入する側から流出する側へ配置されている順に、孔161bが設けられている遮蔽板16、孔161aが設けられている遮蔽板16・・・となるよう、交互に配置される。このようにモジュール130−1〜n毎に、水素通路17aと水素通路17bの一方を交互に遮蔽することで、供給された水素ガスは、モジュール130単位で、各燃料室30内を流通する。具体的には、最初のモジュール130では、水素通路17aから水素通路17bへ向けて、各燃料室30内を水素ガスが流れ、次のモジュール130では、水素通路17bから水素通路17aへ向けて、各燃料室30内を水素ガスが流れ、さらに次のモジュール130では、水素通路17aから水素通路17bへ向けて、各燃料室30内を水素ガスが流れる・・・以降は、交互に水素ガスの流通方向が変化する。
即ち、燃料電池スタック100は、単位セル15とセパレータ13を積層して構成されたモジュール130と、モジュール130内において、セパレータ13の積層方向に形成され、燃料室30を挟んだ両側に位置し、各燃料室30にそれぞれ連通する一対の水素通路17a、17bとを有し、モジュール130を積層して構成されたものであって、隣接するモジュール130の間には、各モジュール130の一方の水素通路17a、17a(又は17b、17b)間を連通する連通部(孔161a(又は161b))と、他方の水素通路17b、17b(又は17a、17a)間の水素流通を遮断する遮断部(遮蔽板16)とを有し、連通部と遮断部は、積層されているモジュール130の積層方向に向けて順に、一方の水素通路17a、17a(又は17b、17b)と他方の水素通路17b、17b(又は17a、17a)において交互に設けられ、一対の水素流路(17a、17b)間の各燃料室30内を流れる水素ガスの流通方向が、モジュール130毎に交互に逆向きに変化する構成となっている。
図11は、水素流通路17aと、水素流通路17aの縦断面図である。各モジュール130−1〜nは、水素流通路17aと、水素流通路17aに連通する水素流通経路84aによって、さらに、水素流通路17bと、水素流通路17bに連通する水素流通経路84bによって、それぞれマニホールドが構成されている。そして、水素通路17aが燃料流入通路である場合には、水素通路17aと水素流通経路84aで構成されるマニホールドが、入口マニホールドとなり、水素通路17bと水素流通経路84bで構成されるマニホールドが、出口マニホールドとなる。逆に、水素通路17aが燃料流出通路である場合には、水素通路17aと水素流通経路84aで構成されるマニホールドが、出口マニホールドとなり、水素通路17bと水素流通経路84bで構成されるマニホールドが、入口マニホールドとなる。
このように、燃料電池スタック100を、複数のモジュール130−1〜nに分割し、モジュール毎に水素ガスを流通させる構成とすることによって、各モジュール130の間で水素ガス流量に差が生じることを防止できる。また、単位のモジュール130−1〜n内においても、積層されたセパレータ13と単位セル15とで構成された各燃料室30間で水素ガス流量の差が生ずること抑制できる。さらに、燃料電池スタック100に供給された水素ガスは、繰り返し、モジュール130−1〜n内を流れるので、燃料室30の燃料極に接触する機会が増え、反応効率が向上する。
そして、モジュール130−1〜nの積層方向における両端には、電極板が重ねられ、燃料電池スタック100の電極に接続されている。
図12は、燃料ガスが最後に通過するモジュール130−nの構成を示す模式図である。モジュール130−nの一方の端面には、一方の電極板Dが重ねられている。隣接するモジュール130−(n−1)から送られる燃料ガスは、水素流通路17aから各セパレータによって構成される燃料室30へ供給される。水素流路17aから多数の燃料室30で構成された流路へ燃料ガスが流入する際、ガスの流れる方向が急激に変更され、屈曲した流路が構成される。
この実施の形態では、各燃料室30の単位セル15の出力電圧を検出する電圧センサS1〜Srを有している。これにより各モジュールの状態、即ち、各燃料室30の単位セル15の出力電圧を把握することができる。
図13は、燃料電池スタック100の正面図である。水素通路17aの水素ガス流入部分には、整流手段としての導入案内路18aが設けられている。この導入案内路18aは、ガス導入口181aが、燃料ガス供給流路201と同じ断面形状を有し、ガス導出口182aが、水素通路17aと同じ断面形状を有している。そして、ガス導入口181aからガス導出口182aまでの流路183aは、横断面の幅が漸増し、水素通路17aの横断面におけるガス流速の分布が均一となるように、ガス流を案内する。さらに、流路183aには、整流板184aが設けられ、ガス流の圧力損失を抑制しつつ、水素ガスを導く構成となっている。そして、ガス導出口182aが燃料供給口171aに接続されている。
図14は、燃料電池スタック100の背面図である。燃料電池スタック100の水素ガス流出部分には、導出案内路18bが設けられている。この導出案内路18bは、ガス導入口181bが、水素通路17aと同じ断面形状を有し、ガス導出口182bが、水素導出路203と同じ断面形状を有している。そして、ガス導入口181bからガス導出口182bまでの流路183bは、横断面の幅が漸減し、さらに、流路183aには、整流板184aが設けられ、ガス流の圧力損失を抑制しつつ、水素ガスを導く構成となっている。そして、ガス導入口181bが燃料排出口171bに接続されている。
以上のような燃料電池スタック100の構成によって、燃料電池スタック100に流入した水素ガスは、圧力損失が抑制され、各燃料電池セパレータ13の燃料室30へ均一に水素ガスが供給される。
次に、図1に基づき、燃料電池システム1の構成について説明する。
燃料供給系10は、燃料ボンベである高圧水素タンク11と、燃料ガス供給流路201と、燃料ガス供給流路201に設けられたガス供給弁V1とを備えている。燃料ガス供給流路201の一端は、高圧水素タンク11に接続され、他端は、燃料電池スタック100の導入案内路18aを介して、燃料電池スタック100の燃料供給口171aに接続されている。
燃料ガス供給流路201は、燃料ボンベである高圧水素タンク11から放出された水素を燃料電池スタック100の燃料供給口171aへ送る。燃料ガス供給流路201には、水素一次圧調圧弁LVが高圧水素タンク11の下流に設けられている。そして、水素圧調圧弁LVの下流には、ガス供給弁V1が設けられる。水素圧調圧弁LVによって、燃料電池スタック100へ供給するために適した圧力(燃料ガス流路内圧)に調整される。
燃料ガス供給流路201には、ガス供給弁V1の下流側には、空気導入路202が接続されおり、空気導入路202には、空気供給弁V4が設けられ、その上流側には、フィルタ27が設けられている。
燃料電池スタック100では、図3に示されているように、水素通路17aから水素ガスが水素流通経路84aへ流入し、さらに、水素流通経路84aから水素流路301、302へ流入する。水素流路301、302において、燃料極へ水素が供給され、残った水素ガスは、水素流通経路84bから水素通路17bへ流入する。
燃料電池スタック100の燃料排出側には、燃料ガス循環流路203が接続されている。燃料ガス循環流路203の一端は、導出案内路18bを介して、燃料電池スタック100の燃料排出口171bに接続され、他端は、燃料ガス供給流路201に接続され、燃料ガス循環流路203と燃料ガス供給流路201の一部とによって、燃料ガスの循環回路が形成される。この循環回路内においては、燃料ガスが、燃料電池スタック100、燃料ガス循環流路203、ガス供給路201、燃料電池スタック100の順に循環して流れる。燃料ガス供給流路201には、空気導入路202の接続部と、燃料ガス循環流路203の接続部との間に、減圧用遮断電磁弁V5が設けられている。
また、燃料ガス循環流路203には、ガス導出路204の一端が接続され、ガス導出路204の他端は外部に開放された排出口26となっており、またガス導出路204には、排気電磁弁V6が設けられている。
燃料ガス循環流路203には、水回収タンク21が接続され、その下流側には、循環ポンプ25が接続され、その下流側(吐出口側)に減圧排出路205の一端が接続されている。減圧排出路205の他端は、燃料ガス排出流路204に接続され、排気電磁弁V6の下流側にガスを合流させる構成となっている。また、減圧排出路205には、減圧電磁弁V3が設けられている。
燃料ガス循環流路203において、減圧排出路205の接続部の下流側には、循環電磁弁V2が設けられている。循環回路内に燃料ガスを循環させる場合には、循環電磁弁V2を開放し、循環ポンプ25を駆動させる。
また、排気電磁弁V6を開放することによって、水回収タンク21内の水が、ガス導出路204を介して、燃料ガスとともに排出される。
循環ポンプ25は、燃料ガスを燃料電池スタック100から排出する際にも駆動する。この場合には、循環電磁弁V2を閉じ、減圧電磁弁V3を開いた状態となる。
また、燃料電池スタック100には、既述の通り、単位セル毎の出力電圧を検出するセンサS1〜3が設けられている。
各弁V1〜V6は、電気的に開閉制御可能に構成されている。なお、水回収タンク21は、燃料電池スタック100から、燃料ガスとともに排出された生成水を溜める貯留タンクとして機能する。
さらに、燃料電池システム1には、図示しないが、燃料電池システムをイグニッションによる起動・停止を行うスタートスイッチが備えられている。イグニッションキーでなくても、ON/OFFスイッチでも構わない。また、燃料電池システムが、図示しない外部負荷に接続されている期間を通常運転時とする。
以上のような構成において、燃料電池システム1により電力出力される通常運転状態では、空気ファン等によって、燃料電池スタック100の空気流路40に空気が供給され、同時に、燃料供給系10からは水素ガスが燃料電池スタック100に供給される。そして、燃料電池スタック100内では、発電反応が継続され、電力と、反応により生成された生成水が発生する。このような発電反応は、酸素極に空気を、燃料極に水素ガスを供給することにより維持される。本発明では、通常運転状態(通常発電状態)とは、燃料電池システム1が、外部負荷と接続され、負荷に応じて発電している状態を言う。
燃料電池始動時とは、燃料電池システムのスタートスイッチが押され(イグニッションキーがオンされ)、燃料電池システム1が外部負荷に接続されるまでの期間が当てはまる。
上記説明した燃料電池システム1は、制御部によって、各部が制御される。また、各センサS1〜rの検出値は、制御部に供給される。制御部は、各電磁弁V1〜6の開閉、及び、ポンプ25の駆動停止、駆動開始を制御する。 ◎
以上のような構成を有する燃料電池システム1は、以下のような動作を行う。図15は、燃料電池システム1の制御動作を示すフローチャートである。以下の制御動作は、図示しない制御部における制御動作として実行される。この制御部は、CPUなどの集積回路により構成される。
イグニッションONなど、起動を始める動作が確認されると、ステップ101で、起動処理が実行される。起動処理は、例えば、ポンプ25の起動、水素循環切替弁V2の閉鎖、減圧電磁弁V3、減圧用遮断電磁弁V5及び排気電磁弁V6の開放を行う。これにより、置換ガスの排出経路が確保される。次に、ガス供給弁V1を開放する。ガス供給弁V1の開放によって、燃料ガスが燃料電池スタック100内に流入し、燃料電池スタック100内の置換ガスは、供給される燃料ガスによって押し出され、排出口26から排出される。
置換ガスから燃料ガスに十分に交換されるように、所定時間が経過するまで、上記状態を維持し、所定時間経過後、減圧電磁弁V3及び排気電磁弁V6を閉じる。これにより、起動処理が終了する。
このように起動処理が終了した後、定常運転の開始前に、ステップ102で、異常検知処理を実行する。異常検知処理は、図16に示すように、ステップ122で、本処理で使用する各変数を初期化し、ステップ124で、単位セルを識別する変数iを1インクリメントし、後述する管理テーブルの変数iに対応する領域を識別する変数Giを1インクリメントする。
ステップ128で、変数iにより識別されるセルiの所定時間内の出力電圧Viを、変数iにより識別されるセルiに対応する電圧センサにより検出する。
ここで、出力電圧Viが異常でなければ、図17に示すように、所定時間内では所定値以上でかつ一定値OCV(電圧開放電圧)を示す。これに対し、出力電圧Viが異常である場合には、所定値以上で一定値ではなく、変動する。そこで、出力電圧Viが異常かあるか否かを判断するため、ステップ130で、出力電圧Viか所定値以上で一定か否かを判断する。Viが所定値以上で一定値の場合には、ステップ132で、変数iが単位セルの総数Iに等しいか否かを判断する。変数iが総数Iに等しくない場合には、未だ異常があるかどうか判断されてないセルがあるので、ステップ124に戻る。一方、変数iが総数Iに等しい場合には、全てのセルの出力電圧が異常でないと判断された場合であるので、ステップ134で、異常がないことを示すため、フラグFを0にセットする。
一方、ステップ130で、出力電圧Viが所定値以上で一定ではないと判断された場合には、出力電圧V1が異常であると一応判断することができる。しかし、誤検出の場合もあるので、これを確認するため、本実施の形態ではT回確認する。即ち、ステップ136で、出力電圧Viの確認作業をした回数を表す変数Ciを1インクリメントし、ステップ138で、変数CiがTに等しいか否かを判断する。なお、この実施の形態では、Tは3としている。即ち、出力電圧Viが異常であるか否かを3回判断することになる。ステップ138で変数CiがTに等しくないと判断された場合には、ステップ128に戻って以上の処理(ステップ128〜ステップ138)を実行する。ステップ138が肯定判定されると、出力電圧Viが連続して3回異常であると判断されたため、出力電圧Viが異常であると結論することができる。
しかしながら、出力電圧Viが異常である場合には、その原因箇所は、電圧センサである場合もあるが、セル自体に異常がある場合もある。そこで、出力電圧Viが異常である原因箇所が電圧センサであるのかセルであるのかを次のように判断する。
即ち、ステップ140で、変数i−1により識別されるセルの出力電圧Vi−1を取り込む。即ち、セルiの隣りのセルi−1の電圧センサの出力電圧Vi−1を取り込む。
ステップ142で、セルiの出力電圧Vとセルi−1の出力電圧Vi−1との差の絶対値を計算し、ステップ144で、差の絶対値が許容値Tを超えているか否かを判断する。
ここで、電圧センサ自体が異常である場合には、当該センサの異常は隣のセルに影響しないので、当該電圧センサの出力電圧のみが異常の値を示し、上記差の絶対値は、許容値を超えるのに対し、セルが異常である場合には、そのセルの異常が隣りのセルの出力電圧にも影響を及ぼすので、上記差の絶対値は小さくなる。そこで、ステップ144で、上記差の絶対値が許容値か否かを判断し、許容値を超えていると判断された場合には、電圧センサの異常であると判断することができ、ステップ146で、図18に示す管理テーブルにおいてセルiに対応して設けられた異常を記憶する領域について、電圧センサの異常を記憶する。
一方、ステップ144で、差の絶対値が許容値を超えていないと判断された場合には、セルが異常と判断することができるので、ステップ148で、上記管理テーブルのセルの異常を示す記憶する領域にこの情報を記憶する。
電圧センサが異常である場合には、当該セルの出力電圧は正常値を表しているはずであるので、ステップ132に戻って上記処理を実行する。
一方、セルが異常と判断された場合には、異常なセルの個数が多ければ、最終的な燃料電池スタックの総出力電圧に大きく影響を及ぼす場合がある。そこで、異常なセルの個数をカウントするため、ステップ150で、異常なセルの個数のカウント値Eを1インクリメントし、ステップ152で、異常なセルの個数が許容値Mを超えているか否かを判断する。異常なセルの個数Eが許容値Mを超えていないと判断された場合には、ステップ132に戻る。一方、異常なセルの個数Eが許容値Mを超えて居る場合には、ステップ154で、異常があることを示すためフラグFを1にセットする。
以上のように異常検知処理が実行され、次のステップ104(図15参照)では、フラグFが0にセットされているか否か、即ち、異常がなかったかどうかを判断する。フラグFが0にセットされている場合には、異常がないと判断されるので、ステップ110で定常運転を開始する。
一方、フラグFが0にセットされていない、即ち、1にセットされている場合には、異常が発生しているので、ステップ106で、管理テーブルに記憶された内容に基づいて異常の状態を示すエラーコードを、図示しない表示装置に出力し、ステップ108で、所定の停止処理を実行する。
以上説明した実施の形態では、電圧センサの検出値が異常か否かを判断するようにしているので、各モジュールの状態を具体的に把握することができる。
また、本実施の形態では、電圧センサの検出値が異常と判断された場合、電圧センサの検出値が異常となった原因個所を推定するので、推定された原因個所に応じて異常に対処することができる。特に、異常と判断された電圧センサの出力電圧と、該電圧センサに対応するモジュールの隣のモジュールに対応する電圧センサの出力電圧と、に基づいて、電圧センサの検出値が異常となった原因個所を推定するので、電圧センサが異常で電圧センサの出力値が異常となったのかモジュールが異常で電圧センサの出力値が異常となったのかを把握することができる。
更に、本実施の形態では、燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に電圧センサの検出値が異常か否かを判断するので、異常な状態で定常運転に入ることを抑制することができる。
以上説明した実施の形態では、異常検知処理を、起動処理後定常運転開始前に実行しているが、本発明はこれに限定されるものでなく、定常運転開始後所定期間経過した後に一定時間毎に繰り替えし実行するようにしてもよい。即ち、燃料ガスが導入されると、図19に示すように、出力電圧は徐々に上昇し、燃料電池開放電位OCVに到達する。その間所定時間ΔTを必要とする。この所定期間ΔTが経過した後、一定期間毎に異常検知処理を実行するようにしてもよい。
その他、高負荷運転(例えば、登坂運転や高速(100km/h以上の運転)の終了)後や、車両が停止したときや、更に、環境に応じて異常検知処置を実行するようにしてもよい。なお、環境に応じて実行するというのは、例えば、セルの環境温度が氷点下以下になった場合等である。
この発明の燃料電池システム1を示すブロック図である。 燃料電池用セパレータを示す全体正面図である。 燃料電池セパレータで構成された燃料電池スタックの部分断面平面図(A‐A断面図)である。 燃料電池セパレータで構成された燃料電池スタックの部分断面側面図(B‐B断面図)である。 燃料電池セパレータの部分断面側面図(C‐C断面図)である。 燃料電池用セパレータの全体背面図である。 燃料極側の集電部材の部分拡大斜視図である。 単位セルの断面図である。 燃料電池スタックの部分平面図である。 燃料電池スタックの全体平面図である。 水素通路の縦断面を示す燃料電池スタックの部分断面図(D-D断面図)である。 燃料ガスが最後に通過するモジュールの構成を示す模式図である。 燃料電池スタックの全体正面図である。 燃料電池スタックの全体背面図である。 燃料電池システムの制御動作を示すフローチャートである。 図16のステップ102の制御動作を示すフローチャートである。 電圧センサの出力値が正常な場合と異常な場合とを示したグラフである。 管理テーフルを示した図である。 燃料ガス導入後の出力電圧の変化を示した図である。
符号の説明
1 燃料電池システム
100 燃料電池スタック
13 燃料電池セパレータ
130−1〜n モジュール
15 単位セル
17a、17b 水素通路
3 集電部材
30 燃料室
32 凸状部
301 水素流路
302 水素流路
4 集電部材
40 空気流路
42 凸状部
43 導入口
44 導出口
8 枠体
9 枠体
171a 燃料供給口
171b 燃料排出口
201 燃料ガス供給流路
203 燃料ガス排出流路
S1〜Sr 電圧センサ
V1 ガス供給弁
V2 循環電磁弁
V3 減圧電磁弁
V4 空気供給弁
V5 減圧用遮断電磁弁
V6 排気電磁弁

Claims (6)

  1. 単位セルと、該単位セルの燃料極に接触し燃料ガス流路を形成するセパレータとが交互に複数積層された燃料電池スタックと、
    前記単位セル毎の電圧を検知する出力センサと、
    前記出力センサの検出値が異常か否かを判断する判断手段と、
    該判断によって前記出力センサの検出値が異常と判断された場合、前記出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定する推定手段とを備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記推定手段は、前記異常と判断された出力センサの第1の検出値と、該出力センサに対応する単位セルの隣の単位セルに対応する出力センサの第2の検出値と、に基づいて、前記出力センサの検出値が異常となった原因個所を推定することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記推定手段は、前記第1の検出値と前記第2の検出値とが共に異常の場合には、検出値が異常と判断された出力センサに対応する単位セルが、前記第1の検出値のみが異常の場合には、検出値が異常と判断された出力センサが原因個所であると推定することを特徴とする請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 前記判断手段は、少なくとも前記燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に前記判断を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料電池システム。
  5. 単位セルと、該単位セルの燃料極に接触し燃料ガス流路を形成するセパレータとが交互に複数積層された燃料電池スタックと、
    前記単位セル毎の電圧を検知する出力センサと、
    を備えた燃料電池システムにおける異常個所推定方法であって、
    前記出力センサの検出値が異常か否かを判断するステップと、
    前記出力センサの検出値が異常と判断された場合、その出力センサに対応する単位セルの隣りの単位セルに対応する出力センサの検出値が正常であれば前記出力センサが原因個所であると推定するステップと、
    を備えた異常個所推定方法。
  6. 前記出力センサの検出値が異常か否かを判断するステップは、少なくとも前記燃料電池スタックに燃料ガスを導入後定常運転前に実行される請求項5に記載の異常個所推定方法。
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