JP2007011316A - 表示端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画面表示が行われる場合であっても、視野角の狭小化時に視野角外であるにもかかわらず画面表示が透けて見えるのを抑制させた表示端末装置を提供する。
【解決手段】 表示用液晶パネル3と、表示用液晶パネル3の表示画面に対して背面側から光を照射するバックライト4と、表示画面の視野角を制御し、表示画面を広視野角で閲覧させる広視野モード及び表示画面を狭視野角で閲覧させる狭視野モードを切り替える視野角制御用液晶パネル2及び視野角切り替え部12と、バックライト4を制御するバックライト制御部13により構成され、視野角の切り替え指示に基づいて、広視野モードから狭視野モードへの切替を行うとともに、バックライトの輝度を低下させる。バックライト制御部13は、バックライト4を高輝度で点灯させる高輝度モード及び低輝度で点灯させる低輝度モードの切替を行い、狭視野モード中は低輝度モードとする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、表示端末装置に係り、さらに詳しくは、各種情報が表示される表示画面の視野角を制御して覗き見を抑制させる携帯電話機などの表示端末装置の改良に関する。特に、情報表示を行う液晶パネルとは異なる液晶パネルを用いて視野角を制御する場合における画面表示の秘匿性を向上させた表示端末装置に関する。
近年、表示端末装置の一例として、通話以外にも電子メールの送受信やウェブサイトの閲覧、スケジュールの管理などの様々な機能を備えた携帯電話機が普及している。この種の携帯電話機では、ユーザの個人情報を画面上に表示させることが少なくないことから、ユーザが表示画面を閲覧する際の秘匿性を向上させる必要がある。
そこで、表示画面の視野角を必要に応じて狭小化する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の携帯端末装置は、情報を表示する表示装置と、表示装置の表示面に設けられる視野角制御用の液晶パネルを備え、この液晶パネルにおける液晶の配向を変化させることによって表示面の視野角を狭小化させている。なお、特許文献2には、表示画面の視野角を狭小化させる視野角制御に伴って生じる画質の劣化を抑制するために、バックライトの輝度を高くする液晶表示装置が記載されている。
特開2004−62094号公報 特開2001−147673号公報
一般に、携帯電話機などの表示端末装置では、画面表示の視認性を高めるという観点から、画面表示が高コントラスト化され、さらに、表示画面の照明が高輝度化される傾向にある。このため、視野角制御用の液晶パネルを用いて視野角を狭小化させることによって覗き見を抑制させようとする従来の表示端末装置では、画面表示の覗き見を完全に防ぐのは困難であるという問題があった。すなわち、表示画面の視野角を狭小化させているにもかかわらず、視野角制御用の液晶パネルを介して画面表示が透けて見え、視野角外であっても表示内容の識別が可能となってしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、視野角制御用の液晶パネルを用いて視野角を制御する場合における画面表示の秘匿性を向上させた表示端末装置を提供することを目的としている。特に、高コントラストな画面表示が行われる場合であっても、視野角の狭小化時に視野角外であるにもかかわらず情報表示を行う液晶パネルとは異なる視野角制御用の液晶パネルを介して画面表示が透けて見えるのを抑制させた表示端末装置を提供することを目的としている。
本発明による表示端末装置は、表示画面上に情報表示を行う液晶パネルと、上記液晶パネルの表示画面に対して背面側から光を照射するバックライトと、上記表示画面の視野角を制御し、表示画面を広視野角で閲覧させる広視野モードと表示画面を狭視野角で閲覧させる狭視野モードを相互に切り替える視野角制御手段と、上記バックライトを制御するバックライト制御手段とを備え、視野角の切り替え指示に基づいて、上記視野角制御手段が広視野モードと狭視野モードを相互に切り替えるとともに、上記バックライト制御手段がバックライトの輝度を変更するように構成される。
この表示端末装置では、視野角の切り替え指示に基づいて、広視野モードと狭視野モードが相互に切り替えられるとともに、液晶パネルに光を照射するバックライトの輝度が変更される。具体的には、上記バックライト制御手段が、バックライトを高輝度で点灯させる高輝度モード及び低輝度で点灯させる低輝度モードの切替を行い、狭視野モード中は低輝度モードとするように構成される。この様な構成により、視野モードの切替に連動してバックライトの輝度モードが自動的に切り替えられ、狭視野モードでは、バックライトの輝度が低減されるので、液晶パネルの表示画面における画面表示のコントラストを低下させることができる。
本発明による表示端末装置は、上記構成に加え、上記視野角制御手段が、上記液晶パネルを第1の液晶パネルとしてこの第1の液晶パネルの表示画面上に配置される第2の液晶パネルと、上記第2の液晶パネルにおける液晶の配向を変化させて上記表示画面の視野角を切り替える視野角切替手段とからなるように構成される。この様な構成によれば、高コントラストな画面表示が行われる場合であっても、バックライトの輝度を低輝度モードとすることによって狭視野モード時における画面表示のコントラストが低下するので、視野角外であるにもかかわらず情報表示を行う第1の液晶パネルとは異なる視野角制御用の第2の液晶パネルを介して画面表示が透けて見えるのを抑制することができる。従って、視野角制御用の液晶パネルを用いて視野角を制御する場合における画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
また、本発明による表示端末装置は、上記構成に加え、上記バックライト制御手段が、起動時にユーザ認証の必要なアプリケーションプログラムの実行中、バックライトの輝度を低輝度モードとするように構成される。一般に、秘匿性の高い画面表示を行うアプリケーションプログラムの起動時には、安全性を向上させるという観点から、ユーザ認証を行うことが望ましい。この様な起動時にユーザ認証の必要なアプリケーションプログラムの実行中には、視野角を狭視野モードにするとともに、バックライトの輝度を低輝度モードとすることによって、画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
また、本発明による表示端末装置は、上記構成に加え、上記液晶パネルの表示画面上に撮影画像を表示させる画像表示手段を備え、上記バックライト制御手段は、視野モードが広視野モードから狭視野モードに切り替えられると、この視野モードの切替に連動させてバックライトの輝度を低輝度モードとし、上記撮影画像の表示中には、バックライトの低輝度モードを解除するように構成される。この表示端末装置では、視野モードの切替に連動してバックライトの輝度を低輝度モードにするとともに、撮影画像の表示中には、その低輝度モードが解除される。この様な構成によれば、撮影画像の表示中にはバックライトの低輝度モードが解除されるので、狭視野モード時における撮影画像のコントラスト低下を抑制することができる。特に、カラー画像の場合にあっては、撮影画像における被写体の色再現性を向上させることができる。
また、本発明による表示端末装置は、上記構成に加え、画面表示が制限されたシークレットデータであるか否かを示す表示制限情報をユーザデータに対応付けて記憶する表示制限情報記憶手段と、上記表示制限情報によりシークレットデータを表示させない非シークレットモード、及び、シークレットデータを表示させるシークレットモードのいずれかを指定する表示モード指定情報を書き換え可能に記憶する表示モード指定情報記憶手段と、上記表示モード指定情報に基づいて表示対象とするユーザデータを選別し、ユーザデータの画面表示を行うアプリケーション実行手段とを備え、上記バックライト制御手段は、シークレットモード中、バックライトの輝度を低輝度モードとするように構成される。この様な構成によれば、秘匿性の高いユーザデータをシークレットデータとして予め指定しておくことにより、当該シークレットデータを表示させない非シークレットモードと、表示させるシークレットモードに応じてユーザデータを適切に画面表示させることができる。ここでは、ユーザによる操作入力に基づいて端末内に格納されるデータをユーザデータと呼ぶことにする。この様なシークレットデータを表示させるシークレットモード中には、視野角を狭視野モードにするとともに、バックライトの輝度を低輝度モードとすることによって、画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
本発明による表示端末装置によれば、視野角の切り替え指示に基づいて、広視野モードと狭視野モードが相互に切り替えられるとともに、バックライトの輝度が自動的に変更され、狭視野モードでは、バックライトの輝度が低減されるので、液晶パネルの表示画面における画面表示のコントラストを低下させることができる。従って、高コントラストな画面表示が行われる場合であっても、狭視野モード時に視野角外であるにもかかわらず情報表示を行う液晶パネルとは異なる視野角制御用の液晶パネルを介して画面表示が透けて見えるのを抑制することができ、視野角制御用の液晶パネルを用いて視野角を制御する場合における画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
実施の形態1.
図1(a)及び(b)は、本発明の実施の形態1による表示端末装置の一例を示した外観図であり、表示端末装置の一例として携帯電話機1が示されている。この携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の携帯電話機であり、表示筐体100及び操作筐体200がヒンジ部300を介して連結され、表示筐体100及び操作筐体200の一面を対向させて折り畳むことができる。図1(a)には、両筐体を展開させた端末状態の様子が示され、図1(b)には、折り畳んだ端末状態の様子が示されている。
表示筐体100には、折り畳み時に内側となる筐体面にメインディスプレイ101及び受話用レシーバ103が配置され、外側となる筐体面にサブディスプレイ102及びカメラ104が配置されている。操作筐体200には、折り畳み時に内側となる筐体面に各種操作キー201、「視野切替」キー202及び送話用マイクロフォン203が配置されている。
この様な折り畳み式の携帯電話機1は、コンパクトに折り畳んだ状態で携帯することができ、両筐体を展開させれば、メインディスプレイ101の表示を見ながら操作キー201を押下操作することができる。つまり、主な情報表示はメインディスプレイ101を用いて行われ、主な操作入力は操作キー201を用いて行われる。
メインディスプレイ101は、縦長の矩形形状からなる表示画面を有し、この表示画面内に個人情報を含む様々な情報が表示される。この様な表示が第三者によって覗き見られるのを防止するために、メインディスプレイ101は、左右方向の視野角を可変制御することができる。
具体的には、表示画面を広い視野角で閲覧させる動作状態としての広視野モードと、表示画面を狭い視野角で閲覧させる動作状態としての狭視野モードとを「視野切替」キー202の操作によって切り替えることができる。一般に、携帯電話機のメインディスプレイは、テレビ受像装置や据え置き型の情報端末装置に比べて表示面積が小さく、また、手に持って使用するために、ユーザの目と表示画面との位置関係が概ね一定であることから、視野角制御に適している。また、携帯電話機は、メインディスプレイをある程度立てた状態で使用されることから、左右方向の視野角を狭小化させれば、覗き見を効果的に防止することができる。
本実施の形態では、狭視野モード時において画面表示の秘匿性をさらに向上させるために、この様な視野モードの切替に連動させてメインディスプレイ101の輝度を切り替える制御が行われる。
なお、本実施の形態では、メインディスプレイ101について視野角制御を行う場合の例について説明するが、サブディスプレイ102についても、同様の視野角制御を適用することができるのはいうまでもない。また、本実施の形態では、左右方向の視野角を可変制御する場合の例について説明するが、同様にして、上下方向の視野角を可変制御することもできる。
図2は、図1の携帯電話機の要部における構成例を示した断面図であり、A−A線で切断したメインディスプレイ101の様子が示されている。このメインディスプレイ101は、視野角制御用液晶パネル2及び表示装置5によって構成される。表示装置5の表示画面上には、視野角制御用液晶パネル2の表示透過面が配置されており、視野角制御用液晶パネル2が表示透過面の視野角を切り替えることによって、メインディスプレイ101の視野角が切り替えられる。
表示装置5は、表示用液晶パネル3及びバックライト4からなる周知の表示装置である。表示用液晶パネル(第1の液晶パネル)3は、2枚の絶縁性透明基板(例えば、ガラス基板)32a及び32b間に液晶34が封入されている。また、各基板32a及び32bの外面には、偏光板31a及び31bがそれぞれ配置され、内面には、透明電極(例えば、ITO電極)33a及び33bがそれぞれ配置されている。例えば、一般的なTFT方式の表示装置であれば、前面側の電極33aとして共通電極が形成され、背面側の電極33bとして多数の画素電極が形成されている。
バックライト4は、透過型の表示用液晶パネル3に対し、背面側から光を供給する光源装置である。ここでは、バックライト4がLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)などの発光素子からなり、表示用液晶パネル3の表示面に対して光を照射させれば、表示面全体を均一に照明することができるものとする。表示用液晶パネル3は、各画素電極の電位を制御し、バックライト4からの入射光を透過させるか否かを画素ごとにコントロールして文字や画像を表示している。つまり、上記画素電極の配置されている基板32b上の領域が表示エリアとなり、この表示エリア内の位置に応じて光の透過率を異ならせることによって、文字や図形からなる情報が表示される。
一方、視野角制御用液晶パネル(第2の液晶パネル)2は、光の進行方向に応じて透過率を異ならせることによって、視野角の可変制御を実現している。なお、表示装置5からの光を透過させる領域、つまり、表示装置5の表示エリアに対応した視野角制御用液晶パネル2上の領域を表示透過面と呼ぶことにする。
この視野角制御用液晶パネル2は、2枚の絶縁性透明基板(例えば、ガラス基板)22a及び22b間に液晶24が封入され、前面側の基板22aの外面には、偏光板21が配置されている。また、各基板22a及び22bの内面には、透明電極(例えば、ITO電極)23a及び23bがそれぞれ配置されている。つまり、表示用液晶パネル3の偏光板31aを加えれば、表示用液晶パネル3と同様の構成となる。
偏光板21及び31aは、互いに透過軸が一致するように配置されており、表示用液晶パネル3からの入射光は、液晶24において偏光面(偏向面ともいう)が変化しなければ、視野角制御用液晶パネル2を透過することができる。液晶24では、透過光の光軸が正面方向となす角度に応じて、当該透過光の偏光面が回転するために、所定の視野角よりも外側に向けて液晶24中を斜めに進む入射光は、偏光板21において遮断される。
視野角制御用液晶パネル2は、各透明電極23a及び23bの電位を制御し、液晶24の配向をコントロールすることによって表示画面の左右方向に関する視野角を変化させている。
図3(a)及び(b)は、図1の携帯電話機による動作例を示した図であり、図3(a)には、広視野モードにおいて視野角内の視点から広視野角のメインディスプレイを見た場合のイメージが示され、図3(b)には、狭視野モードにおいて視野角外の視点から狭視野角のメインディスプレイを見た場合のイメージが示されている。
広視野モードでは、表示画面の視野角が広げられるので、ある程度斜め方向からでも画面表示を閲覧することができる。この広視野モードは、表示装置本来の視野角を再現する視野モードであり、通常の情報表示に使用される状態となっている。一方、ユーザによる「視野切替」キーの操作によって視野モードが狭視野モードに切り替えられると、表示画面の視野角が狭められる。この狭視野モードは、他人に見られたくない特定の情報を表示する際に使用され、画面表示の視認可能な範囲を小さくした状態となっている。なお、狭視野モード時において、再度、「視野切替」キーを操作すれば、視野角の狭小化は解除され、広視野モードとなる。
広視野モード(広視野角)の場合、視野角内の視点からメインディスプレイを見れば、当然のことではあるが、画面表示を良好に視認することができる。同様に、狭視野モードの場合であっても、視野角内の視点からメインディスプレイを見れば画面表示を良好に視認することができる。一方、狭視野モード(狭視野角)の場合、広視野モードであれば視野角内となるが、狭視野モード時には視野角外となる視点からメインディスプレイを見れば、図中の(b)に示した通り、本来の画面表示はコントラストが低下し、表示内容の識別は容易ではない。
しかしながら、高コントラストな画面表示が行われる場合には、表示画面の視野角を狭小化させているにもかかわらず、視野角制御用液晶パネルを介して画面表示が透けて見え、視野角外であっても表示内容の識別が可能となっている。そこで、本実施の形態では、視野モードの切替に合わせてバックライトの輝度を変更し、狭視野モードでは低輝度化させている。これにより、高コントラストな画面表示が行われる場合であっても、画面全体がより暗くなって画面表示のコントラストが低下するので、視野角外であるにもかかわらず視野角制御用液晶パネルを介して画面表示が透けて見えるのを防ぐことができ、表示内容を読み取られにくくすることができる。
図4は、図1の携帯電話機の内部構成の一例を示したブロック図である。この携帯電話機1は、操作入力部11、視野角切り替え部12、視野角制御用液晶パネル2、バックライト制御部13、バックライト4、表示制御部14及び表示用液晶パネル3により構成される。操作入力部11は、操作キーの操作に基づいて入力信号を生成する動作を行っている。表示制御部14は、ユーザによる操作入力に基づいて表示用液晶パネル3を駆動し、表示画面上に情報を表示させる動作を行っている。
視野角切り替え部12は、ユーザによる操作入力に基づいて視野モードを切り替える動作を行っている。具体的には、視野角制御用液晶パネル2に対する印加電圧を変化させ、当該液晶パネルにおける液晶の配向を切り替えることによって広視野モード及び狭視野モードを切り替えている。
バックライト制御部13は、ユーザによる操作入力や端末状態に基づいてバックライト4を駆動するとともに、バックライト4の点灯時には、視野モードの切替に基づいてバックライト4の輝度を変更する制御を行っている。具体的には、バックライト4を高輝度で点灯させる高輝度モードと、低輝度で点灯させる低輝度モードとが視野モードの切替に連動させて切り替えられ、狭視野モード中は、低輝度モードとする制御が行われる。
ここでは、バックライト4の点灯中に視野モードが狭視野モードに切り替えられると、その視野モードの切替に合わせてバックライト4の輝度が低輝度化され、視野モードが再度切り替えられるまで低輝度モードとされるものとする。また、狭視野モード中にバックライト4がオンされると、バックライト4は低輝度モードで点灯され、当該バックライト4がオフされるまで低輝度モードとされるものとする。
また、高輝度モードにおけるバックライト4の輝度、すなわち、表示画面の明るさは、調節可能であるものとする。例えば、バックライト4の出力範囲が複数の輝度レベルに区分され、ユーザの好みに応じていずれかの輝度レベルが選択される。低輝度モードでは、ユーザによって選択指定されている輝度レベルにかかわらず、複数に区分されているうちの最低の輝度レベルとなるものとする。
図5のステップS101〜S112は、図1の携帯電話機における動作例を示したフローチャートである。まず、視野角切り替え部12は、「視野切替」キーの押下によって狭視野モードへの切り替え指示(信号)が入力されると、視野角制御用液晶パネル2を制御して表示画面の視野角を狭小化し、視野モードを狭視野モードとする(ステップS101,S102)。
次に、バックライト制御部13は、バックライト4が点灯中であれば、バックライト4の輝度を低下させることによって、低輝度モードに切り替える(ステップS103,S104)。バックライト制御部13は、低輝度モードに移行後、再度、「視野切替」キーが押下されれば、輝度の低輝度化を解除してバックライト4を高輝度モードに切り替える(ステップS105,S106)。そして、視野角切り替え部12によって、視野角の狭小化が解除され、視野モードが広視野モードに移行する(ステップS107)。
一方、バックライト制御部13は、狭視野モードに移行後、バックライト4がユーザによる操作入力によってオンされれば、低輝度でバックライト4を点灯する(ステップS108,S109)。バックライト4の点灯後、バックライト4のオフ操作が行われると、バックライト4は消灯される(ステップS110,S111)。
視野角切り替え部12は、バックライト4の消灯後、「視野切替」キーが押下されると、視野角の狭小化を解除し、視野モードを広視野モードとする(ステップS112,S107)。
ステップS110において、低輝度でのバックライト4の点灯後に、バックライト4のオフ操作が行われなければ、ステップS105からステップS107までの処理が行われる。また、ステップS108において、狭視野モードに移行後、バックライト4のオン操作が行われなければ、「視野切替」キーの操作入力があるまで狭視野モードが保持され、「視野切替」キーが押下されると、視野角の狭小化が解除され、視野モードが広視野モードに移行する(ステップS112,S107)。
本実施の形態によれば、視野モードの切替に連動してバックライト4の輝度モードが自動的に切り替えられ、狭視野モードでは、バックライト4の輝度が低減されるので、表示用液晶パネル3の表示画面における画面表示のコントラストを低下させることができる。従って、高コントラストな画面表示が行われる場合であっても、視野角外であるにもかかわらず視野角制御用液晶パネル2を介して画面表示が透けて見えるのを抑制することができ、画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
なお、本実施の形態では、視野モードの切替に合わせてバックライト4の輝度モードが切り替えられる場合の例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、狭視野モード時において、特定のアプリケーションプログラムが立ち上げられると、そのプログラム立ち上げに連動させてバックライト4の輝度モードを切り替えても良い。
具体的には、起動の際にユーザ認証を行い、認証に成功した場合にのみ起動が許可させるアプリケーションプログラムがユーザによって予め指定され、その様なアプリケーションプログラムがユーザ認証後に立ち上げられると、そのプログラム立ち上げに合わせて輝度モードが低輝度モードに切り替えられる。この様にすれば、秘匿性の高い画面表示を行うアプリケーションプログラムを予め指定しておくことによって、当該アプリケーションプログラムの起動に合わせてバックライト4の輝度が低減されるので、第三者による覗き見を効果的に防止することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、視野モードの切替に連動させてバックライトの輝度モードが切り替えられる場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、起動時にユーザ認証の必要なアプリケーションプログラムの立ち上げに基づいて視野モードを狭視野モードに切り替え、その視野モードの切替に合わせて輝度モードを低輝度モードに切り替える場合について説明する。
図6は、本発明の実施の形態2による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、携帯電話機40の内部構成が示されている。この携帯電話機40は、図4の携帯電話機1と比較すれば、ユーザ認証部41、アプリケーション実行部42及びプログラム記憶部43を備えている点で異なる。本実施の形態による携帯電話機40では、画面表示の覗き見を効果的に防止するために、特定のアプリケーションプログラムの立ち上げに連動させて自動的に、視野モードを広視野モードから狭視野モードに切り替えるとともに、輝度モードを高輝度モードから低輝度モードに切り替える動作が行われる。
具体的には、起動の際にユーザ認証を行い、認証に成功した場合にのみ起動が許可させるアプリケーションプログラムがユーザによって予め指定される。ここでは、この様に起動が制限されたアプリケーションプログラムをPIM(Personal Information Manager)ロック対象アプリケーションと呼び、その他のアプリケーションプログラム(非PIMロック対象アプリケーションという)と区別することにする。この様なPIMロック対象アプリケーションがユーザ認証後に立ち上げられると、表示画面の視野角が狭小化されるとともに、バックライト4の輝度が低輝度化される。
ユーザ認証部41は、アプリケーション実行部42による指示に基づいてユーザ認証を行っている。ここでは、暗証番号などのパスワード(識別コード)を入力させて認証を行う方法が用いられるものとする。
プログラム記憶部43は、画面表示を行うアプリケーションプログラムなど、各種機能を実現する複数の異なるアプリケーションプログラム43aを記憶する不揮発性メモリである。例えば、インターネットなどの通信ネットワーク上のウェブサーバーにアクセスし、ウェブサーバーを介して提供される様々なコンテンツを画面表示させるブラウザがアプリケーションプログラム43aとして格納される。また、ウェブサーバーを介して提供されるjava(商標又は登録商標)アプリケーションや、アニメーションなどの動画像を表示させるアプリケーション、カメラを動作させ、撮影画像を画面表示させるアプリケーションなどがアプリケーションプログラム43aとして格納される。
プログラム記憶部43内には、アプリケーションプログラム43aの実行に必要なデータも格納されている。この様なプログラム記憶部43には、各アプリケーションプログラム43aに対応付けて、PIMロック対象アプリケーションであるか否かを示すロック指定フラグ43bが書き換え可能に記憶される。
アプリケーション実行部42は、操作入力部41からの入力信号に基づいて、アプリケーションプログラム43aを立ち上げ、実行する動作を行っている。アプリケーションプログラム43aの立ち上げは、ロック指定フラグ43bに基づいて行われる。すなわち、PIMロック対象として予め指定されているアプリケーションプログラム(PIMロック対象アプリケーション)の場合、ユーザ認証が指示され、認証に成功した場合にのみ立ち上げ実行される。一方、非PIMロック対象アプリケーションの場合には、直ちに立ち上げ実行される。
視野角切り替え部12は、PIMロック対象アプリケーションの立ち上げに基づいて表示画面の視野角を狭小化し、当該PIMロック対象アプリケーションが終了されるまでは視野モードを狭視野モードとする。バックライト制御部13は、この様な視野モードの切替に連動してバックライト4の輝度を低輝度化し、輝度モードを低輝度モードとする。
一般に、秘匿性の高い画面表示を行うアプリケーションプログラムの起動時には、安全性を向上させるという観点から、ユーザ認証を行うことが望ましい。この様なアプリケーションプログラムをPIMロック対象として予め指定しておくことにより、当該アプリケーションプログラムの実行中には、表示画面の視野角が狭小化されるとともに、バックライト4の輝度が低輝度化されるので、画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では、視野モードの切替に連動させてバックライトの輝度モードが切り替えられる場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、視野モードの切替に連動させてバックライトの輝度モードを切り替えるとともに、撮影画像の画面表示に基づいて輝度の低輝度化を解除する場合について説明する。
図7は、本発明の実施の形態3による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、携帯電話機50の内部構成が示されている。この携帯電話機50は、図4の携帯電話機1と比較すれば、撮影画像記憶部52及び撮像部53を備えている点で異なる。本実施の形態による携帯電話機50では、撮影画像のコントラストを低下させることなく、画面表示の覗き見を防止するために、視野モードの切替に連動させてバックライト4の輝度モードを切り替えるとともに、撮影画像が画面表示される際には低輝度化を解除する動作が行われる。
撮像部53は、被写体を撮影して画像データを生成するカメラであり、生成された画像データは、撮影画像記憶部52内に格納される。ここでは、画像データとして、輝度データ及び色差データからなるピクセルデータが生成されるものとする。つまり、撮影画像としては、カラー画像が生成される。表示制御部51は、この様な撮影画像をユーザ操作に基づいて表示用液晶パネル3の表示画面上に表示させる動作を行っている。
バックライト制御部13は、視野モードの切替に基づいてバックライト4の輝度モードを切り替えるとともに、撮影画像の画面表示に基づいて輝度の低輝度化を解除する動作を行っている。具体的には、狭視野モード時において、撮影画像が表示画面上に表示されると、その画面表示に連動させてバックライト4の輝度の低輝度化が解除され、輝度モードは高輝度モードに移行する。つまり、視野モードが狭視野モードであっても、撮影画像が表示されている間は、高輝度モードとなり、撮影画像のコントラストの低下が防止される。
本実施の形態によれば、撮影画像の表示中にはバックライト4の低輝度化が解除されるので、狭視野モード時における撮影画像のコントラスト低下を防ぐことができる。特に、狭視野モード時において撮影画像の画面表示を視野角内で視認する際、画面表示における被写体の色再現性を低下させることなく、画面表示の秘匿性を向上させることができる。
実施の形態4.
実施の形態1では、視野モードの切替に連動させてバックライトの輝度モードが切り替えられる場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、表示モードの切替に連動させて視野モードを切り替え、その視野モードの切替に合わせて輝度モードを切り替える場合について説明する。
図8は、本発明の実施の形態4による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、携帯電話機60の内部構成が示されている。この携帯電話機60は、図4の携帯電話機1と比較すれば、ユーザ認証部41、表示モード切り替え部61、表示モード指定フラグ記憶部62、アプリケーション実行部63及びデータ記憶部64を備えている点で異なる。本実施の形態による携帯電話機60では、画面表示の覗き見を効果的に防止するために、表示モードがシークレットモードに切り替えられると、視野モードを広視野モードから狭視野モードに切り替えるとともに、輝度モードを高輝度モードから低輝度モードに切り替える動作が行われる。
ユーザ認証部41は、表示モード切り替え部61による指示に基づいてユーザ認証を行っている。ここでは、暗証番号などのパスワード(識別コード)を入力させて認証を行う方法が用いられるものとする。
表示モード切り替え部61は、シークレットモード及び非シークレットモードのいずれかに表示モードを切り替える動作を行っている。この表示モードの切替は、ユーザによる操作入力に基づいて行われ、非シークレットモードからシークレットモードに切り替える際には、ユーザ認証部41に対してユーザ認証が指示される。
シークレットモードは、特定のユーザデータを含む全てのユーザデータを表示させる表示モードであり、非シークレットモードは、上記特定のユーザデータ(ここでは、シークレットデータと呼ぶことにする)を表示させない表示モードである。ここでは、ユーザによる操作入力に基づいて端末内に格納されるデータをユーザデータと呼ぶことにする。
シークレットモードへの切替は、ユーザ認証に成功した場合にのみ許可され、ユーザ認証に失敗した場合には、シークレットモードに切り替わらないようになっている。シークレットデータは、この様なシークレットモードにおいてのみ表示され、非シークレットモードでは表示されない。つまり、シークレットデータを表示させるためには、ユーザ認証に成功する必要があることから、特定のユーザデータ(シークレットデータ)の秘匿性を保持している。
ここでは、表示モードが非シークレットモードからシークレットモードに切り替えられると、表示モード指定フラグがオンされ、シークレットモードから非シークレットモードに切り替えられると、当該表示モード指定フラグがオフされるものとする。この表示モード指定フラグは、表示モードがシークレットモード及び非シークレットモードのいずれであるかを示す表示モード指定情報であり、表示モード指定フラグ記憶部62に書き換え可能に記憶される。つまり、メインディスプレイの表示モードがシークレットモードであるか否かは、表示モード指定フラグがオン状態であるか否かで決定される。
アプリケーション実行部63は、操作入力部11からの入力信号に基づいて、アプリケーションを実行する動作を行っている。このアプリケーション実行部63は、表示モード指定フラグに基づいて表示対象とするユーザデータを選別し、ユーザデータの画面表示を行う。具体的には、表示モード指定フラグ記憶部62の表示モード指定フラグを参照し、当該表示モード指定フラグがオン状態であれば、処理対象とする全てのユーザデータが表示対象とされる。一方、表示モード指定フラグがオフ状態であれば、上記全ユーザデータのうち、シークレットデータを除く各ユーザデータが表示対象とされる。つまり、表示モード指定フラグがオフ状態である場合、シークレットデータとして予め指定されている特定のユーザデータは画面上に表示されない。
この様なアプリケーションとしては、例えば、電話帳データとして予め登録されているユーザデータを表示画面上に一覧表示させるとともに、新たな電話帳データの登録や登録内容の変更を行うものが考えられる。また、スケジュールデータとして予め登録されているユーザデータを表示画面上に表示させるとともに、新たなスケジュールデータの登録や登録内容の変更を行うものなどが考えられる。
データ記憶部64は、アプリケーションが処理対象とする複数のユーザデータ64aを記憶する不揮発性メモリである。このデータ記憶部64には、画面表示が制限されたシークレットデータであるか否かを示す表示制限情報として、表示制限指定フラグ64bが各ユーザデータ64aに対応付けて書き換え可能に記憶される。ここでは、表示制限指定フラグ64bがオン状態であるか否かによって、当該フラグに対応付けられているユーザデータがシークレットデータであるか否かが判別されるものとする。
視野角切り替え部12は、表示モードがシークレットモードに切り替えられると、その表示モードの切替に基づいて視野モードを広視野モードから狭視野モードに切り替える動作を行っている。バックライト制御部13は、この様な視野モードの切替に連動してバックライト4の輝度を低輝度化し、輝度モードを低輝度モードとする。すなわち、シークレットモード中は、視野角が狭小化されるとともに、バックライト4の輝度が低輝度化される。
本実施の形態によれば、秘匿性の高いユーザデータをシークレットデータとして予め指定しておくことにより、当該シークレットデータを表示させるシークレットモードへの切替に連動させて、表示画面の視野角が自動的に狭小化され、バックライト4の輝度が低減される。従って、シークレットデータを含み秘匿性の高い画面表示の秘匿性を効果的に向上させることができる。
実施の形態5.
実施の形態1〜4では、表示端末装置の一例として携帯電話機について説明したが、本発明の適用範囲は携帯電話機だけに限定されない。一般に、携帯電話機などの携帯情報端末装置は、周辺の第三者に覗き見られやすい屋外で使用される場合が多いことから、本発明に好適であるが、本発明の適用範囲は、このような携帯型の端末装置のみには限定されない。すなわち、周辺の第三者による覗き見の防止が求められる端末装置であれば、携帯型及び据置型を問わずに適用することができる。例えば、周囲に他人がいる環境で個人情報を画面表示させる現金自動預払機や現金自動貸出返済機などの金融端末装置にも本発明を適用することができる。
図9は、本発明の実施の形態5による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、表示端末装置の一例として現金自動預払機70の内部構成が示されている。この現金自動預払機70は、いわゆるATM(Automatic Teller Machine)であり、図4の携帯電話機1と比較すれば、主制御部71、人物検出部72、ATM部73を備えている点が異なる。ATM部73には、入金部73a、出金部73b、通帳取扱部73c及びカード取扱部73dが備えられている。
主制御部71は、現金自動預払機70の全体を制御する。人物検出部72は、赤外線センサ又は超音波センサにより構成され、現金自動預払機70の前に人物がいるかどうかを検出する。入金部73aは、紙幣又は硬貨の入金を受け付けるための機構である。出金部73bは、紙幣又は硬貨の出金を行うための機構である。通帳取扱部73cは、顧客の通帳に取引内容を印字する処理などを行う。カード取扱部73dは、顧客のキャッシュカードからデータを読み込んだり、データを書き込んだりするためのカードリーダ/ライタである。
図10のステップS201〜S210は、図9の現金自動預払機70における動作例を示したフローチャートである。この例において、現金自動預払機70の前に人物がいないときには、バックライト4が消灯されることにより表示画面が待ち受け画面とされる。そして、人物検出部72が現金自動預払機70の前に人物がいることを検出すると、バックライト制御部13がバックライト4を高輝度で点灯させて高輝度モードにするとともに、視野角切り替え部12が視野角制御用液晶パネル2を制御して広視野モードとする(ステップS201,S202)。
その後、「視野切替」キーの押下によって狭視野モードへの切り替え指示(信号)が入力された場合には、バックライト制御部13がバックライト4の輝度を低下させて低輝度モードにするとともに、視野角切り替え部12が視野角制御用液晶パネル2を制御して狭視野モードとすることにより、視野角及びバックライト4の輝度が反転される(ステップS203,S204)。
また、暗証番号を入力するための操作が行われた場合にも、狭視野モードへの切り替え指示(信号)が入力され、バックライト制御部13がバックライト4の輝度を低下させて低輝度モードにするとともに、視野角切り替え部12が視野角制御用液晶パネル2を制御して狭視野モードとすることにより、視野角及びバックライト4の輝度が反転されるようになっている(ステップS205,S206)。
この場合、暗証番号の入力が終了するまで低輝度モード及び狭視野モードが維持される。そして、暗証番号の入力が終了すると、バックライト制御部13がバックライト4を高輝度で点灯させて高輝度モードにするとともに、視野角切り替え部12が視野角制御用液晶パネル2を制御して広視野モードとすることにより、視野角及びバックライト4の輝度が反転される(ステップS207,S208)。
このようにして、現金自動預払機70に対する操作が行われている間は、ステップS203〜S209の制御が繰り返されるようになっている。そして、現金自動預払機70に対する操作が終了し、現金自動預払機70の前に人物がいなくなったことを人物検出部72が検出すると、バックライト4が消灯されることにより表示画面が待ち受け画面とされる。
ただし、待ち受け画面は、この例のようにバックライト4が消灯されて電力消費が低減されるような構成に限らず、バックライト制御部13がバックライト4を高輝度で点灯させて高輝度モードにするとともに、視野角切り替え部12が視野角制御用液晶パネル2を制御して広視野モードとした状態で、表示画面に広告表示が行われるようになっていてもよい。
このように待ち受け画面表示中に高輝度モード及び広視野モードとされる場合には、人物検出部72が現金自動預払機70の前に人物がいることを検出したときに、バックライト制御部13がバックライト4の輝度を低下させて低輝度モードにするとともに、視野角切り替え部12が視野角制御用液晶パネル2を制御して狭視野モードとするようになっていてもよい。この場合、人物検出部72からの入力信号が、狭視野モードへの切り替え指示(信号)として作用することとなる。
なお、視野角の切り替え指示に基づいて、表示画面の視野角が自動的に狭小化され、バックライト4の輝度が低減されるような構成に限らず、視野角の切り替え指示が行われた場合に、バックライト4の輝度を変更するかどうかをユーザに確認するための確認画面が表示画面に表示されるようになっていてもよい。この場合、ユーザによるバックライト4の輝度を変更させるための操作に基づいて、バックライト4の輝度が変更される。
また、視野角の切り替え指示に基づいて、表示画面の視野角切替とバックライト4の輝度変更が同時に行われるような構成に限らず、表示画面の視野角切替又はバックライト4の輝度変更の一方が他方よりも先に行われるような構成であってもよい。
本発明の実施の形態1による表示端末装置の一例を示した外観図であり、表示端末装置の一例として携帯電話機1が示されている。 図1の携帯電話機の要部における構成例を示した断面図であり、A−A線で切断したメインディスプレイ101の様子が示されている。 図1の携帯電話機による動作例を示した図である。 図1の携帯電話機の内部構成の一例を示したブロック図である。 図1の携帯電話機における動作例を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、携帯電話機40の内部構成が示されている。 本発明の実施の形態3による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、携帯電話機50の内部構成が示されている。 本発明の実施の形態4による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、携帯電話機60の内部構成が示されている。 本発明の実施の形態5による表示端末装置の一例を示したブロック図であり、表示端末装置の一例として現金自動預払機70の内部構成が示されている。 図9の現金自動預払機70における動作例を示したフローチャートである。
符号の説明
1,40,50,60 携帯電話機
2 視野角制御用液晶パネル
3 表示用液晶パネル
4 バックライト
5 表示装置
11 操作入力部
12 視野角切り替え部
13 バックライト制御部
14,51 表示制御部
21,31a,31b 偏光板
22a,22b,32a,32b 絶縁性透明基板
23a,23b,33a,33b 透明電極
24,34 液晶
41 ユーザ認証部
42 アプリケーション実行部
43 プログラム記憶部
43a アプリケーションプログラム
43b ロック指定フラグ
52 撮影画像記憶部
53 撮像部
61 表示モード切り替え部
62 表示モード指定フラグ記憶部
63 アプリケーション実行部
64 データ記憶部
64a ユーザデータ
64b 表示制限指定フラグ
70 現金自動預払機
71 主制御部
72 人物検出部
73 ATM部
73a 入金部
73b 出金部
73c 通帳取扱部
73d カード取扱部
100 表示筐体
101 メインディスプレイ
102 サブディスプレイ
103 受話用レシーバ
104 カメラ
200 操作筐体
201 操作キー
202 「視野切替」キー
203 送話用マイクロフォン
300 ヒンジ部

Claims (7)

  1. 表示画面上に情報表示を行う液晶パネルと、
    上記液晶パネルの表示画面に対して背面側から光を照射するバックライトと、
    上記表示画面の視野角を制御し、表示画面を広視野角で閲覧させる広視野モードと表示画面を狭視野角で閲覧させる狭視野モードを相互に切り替える視野角制御手段と、
    上記バックライトを制御するバックライト制御手段とを備え、
    視野角の切り替え指示に基づいて、上記視野角制御手段が広視野モードと狭視野モードを相互に切り替えるとともに、上記バックライト制御手段がバックライトの輝度を変更することを特徴とする表示端末装置。
  2. 表示画面上に情報表示を行う液晶パネルと、
    上記液晶パネルの表示画面に対して背面側から光を照射するバックライトと、
    上記表示画面の視野角を制御し、表示画面を広視野角で閲覧させる広視野モードと表示画面を狭視野角で閲覧させる狭視野モードを相互に切り替える視野角制御手段と、
    上記バックライトを制御するバックライト制御手段とを備え、
    視野角の切り替え指示に基づいて、上記視野角制御手段が広視野モードから狭視野モードへの切替を行うとともに、上記バックライト制御手段がバックライトの輝度を低下させることを特徴とする表示端末装置。
  3. 上記バックライト制御手段は、バックライトを高輝度で点灯させる高輝度モードと該高輝度モードより低輝度で点灯させる低輝度モードの相互切替を行い、狭視野モード中は低輝度モードとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示端末装置。
  4. 上記視野角制御手段が、上記液晶パネルを第1の液晶パネルとしてこの第1の液晶パネルの表示画面上に配置される第2の液晶パネルと、上記第2の液晶パネルにおける液晶の配向を変化させて上記表示画面の視野角を切り替える視野角切替手段とからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の表示端末装置。
  5. 上記バックライト制御手段は、起動時にユーザ認証の必要なアプリケーションプログラムの実行中、バックライトの輝度を低輝度モードとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示端末装置。
  6. 上記液晶パネルの表示画面上に撮影画像を表示させる画像表示手段を備え、
    上記バックライト制御手段は、視野モードが広視野モードから狭視野モードに切り替えられると、この視野モードの切替に連動させてバックライトの輝度を低輝度モードとし、上記撮影画像の表示中には、バックライトの低輝度モードを解除することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示端末装置。
  7. 画面表示が制限されたシークレットデータであるか否かを示す表示制限情報をユーザデータに対応付けて記憶する表示制限情報記憶手段と、
    上記表示制限情報によりシークレットデータを表示させない非シークレットモード、及び、シークレットデータを表示させるシークレットモードのいずれかを指定する表示モード指定情報を書き換え可能に記憶する表示モード指定情報記憶手段と、
    上記表示モード指定情報に基づいて表示対象とするユーザデータを選別し、ユーザデータの画面表示を行うアプリケーション実行手段とを備え、
    上記バックライト制御手段は、シークレットモード中、バックライトの輝度を低輝度モードとすることを特徴とする請求項1又は2に記載の表示端末装置。
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