JP2007010286A - 冷媒サイクル - Google Patents
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Abstract
【課題】 減圧調整を冷房運転時と暖房運転時とのそれぞれで最適に行うことが可能な冷媒サイクルを提供する。
【解決手段】 圧縮機6と、圧縮機6の吐出側に接続されるコンデンサ7と、圧縮機6の吸入側に接続される冷暖房兼用熱交換器5と、コンデンサ7と冷暖房兼用熱交換器5とを結ぶ経路に設けられる冷房用減圧装置9と、冷房用減圧装置9と冷暖房兼用熱交換器5とを結ぶ経路に設けられるホットガス用減圧装置10と、冷暖房兼用熱交換器5と圧縮機6とを結ぶ経路に設けられるアキュムレータ17と、圧縮機6とコンデンサ7とを結ぶ経路に設けられる第1の開閉弁11と、第1の開閉弁11の入口側からコンデンサ7を迂回して冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10との間に接続されるバイパス通路15と、バイパス通路15に設けられた第2の開閉弁12とを具備する。ホットガス用減圧装置10の開度を冷房用減圧装置9の開度より大きく設定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 圧縮機6と、圧縮機6の吐出側に接続されるコンデンサ7と、圧縮機6の吸入側に接続される冷暖房兼用熱交換器5と、コンデンサ7と冷暖房兼用熱交換器5とを結ぶ経路に設けられる冷房用減圧装置9と、冷房用減圧装置9と冷暖房兼用熱交換器5とを結ぶ経路に設けられるホットガス用減圧装置10と、冷暖房兼用熱交換器5と圧縮機6とを結ぶ経路に設けられるアキュムレータ17と、圧縮機6とコンデンサ7とを結ぶ経路に設けられる第1の開閉弁11と、第1の開閉弁11の入口側からコンデンサ7を迂回して冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10との間に接続されるバイパス通路15と、バイパス通路15に設けられた第2の開閉弁12とを具備する。ホットガス用減圧装置10の開度を冷房用減圧装置9の開度より大きく設定する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、車両等に搭載される空調装置等に利用され、特に高温高圧のガス冷媒(ホットガス)を利用して暖房運転を行うことが可能な冷媒サイクルに関する。
この種の冷媒サイクルとして、圧縮機と、この圧縮機の吐出側に接続されるコンデンサと、冷媒圧縮機の吸入側に接続される熱交換器と、前記コンデンサと前記熱交換器とを結ぶ経路に設けられた減圧装置と、圧縮機とコンデンサとを結ぶ経路に設けられる開閉弁と、コンデサを迂回して開閉弁の入口側からコンデンサと前記減圧装置とを結ぶ経路に接続されるバイパス通路と、前記熱交換器と圧縮機とを結ぶ経路に設けられたアキュムレータとを備え、暖房運転時にも冷房運転時にも共通の減圧装置を介して冷媒を熱交換器へ供給する構成が考えられている(特許文献1)。
また、圧縮機から吐出した冷媒を、コンデンサ、バッファ貯蔵器、膨張装置、気化器へ順次循環するサイクルにおいて、冷媒の圧縮後に、冷媒の全部または一部を空気調和循環系から取り出し、その冷却媒体を気化器の入口において膨張させた後に気化器へ送り込むようにしたホットガスサイクル構成も考えられている(特許文献2)。
しかしながら、前者の構成においては、冷房運転時と暖房運転時とで共通の減圧装置が用いられるが、冷房運転時で要求される減圧装置の開度と暖房運転時で要求される減圧装置の開度とは異なることから、減圧装置の開度設定をどちらか一方の運転時で最適となるように設定すると、他方の運転時において適切な開度が得られなくなる不都合がある。
また、後者の構成においては、コンデンサの出口側にバッファ貯蔵器が設けられているので、寝込む冷媒量が多くなり、ホットガス運転時においては、ホットガスサイクル内に十分な冷媒量を確保することができなくなる不都合が懸念される。
ホットガスサイクル内の冷媒量が不足したと判断された場合に、圧縮機から吐出する冷媒をコンデンサへ供給し、コンデンサ内に寝込んでいる冷媒を押し出してホットガスサイクル側へ回収することも考えられているが(例えば、特開平5−272817号公報)、外気温が低い場合には、圧縮機から送られる冷媒がコンデンサ内で凝縮液化して滞留してしまう場合もあり、確実に冷媒を回収できない不都合もある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、減圧調整を冷房運転時と暖房運転時とのそれぞれで最適に行うことが可能な冷媒サイクルを提供することを主たる課題としている。また、コンデンサに寝込んでいる冷媒を必要に応じてホットガスサイクル側へ確実に回収することをも課題としている。
上記課題を達成するために、本発明に係る冷媒サイクルは、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機の吐出側に接続されるコンデンサと、前記圧縮機の吸入側に接続される熱交換器と、前記コンデンサと前記熱交換器とを結ぶ経路に設けられる冷房用減圧装置と、前記冷房用減圧装置と前記熱交換器とを結ぶ経路に設けられるホットガス用減圧装置と、前記熱交換器と前記圧縮機とを結ぶ経路に設けられるアキュムレータと、前記圧縮機と前記コンデンサとを結ぶ経路に設けられる第1の開閉弁と、前記第1の開閉弁の入口側から前記コンデンサを迂回して前記冷房用減圧装置と前記ホットガス用減圧装置との間に接続されるバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられた第2の開閉弁とを具備し、前記ホットガス用減圧装置の開度を前記冷房用減圧装置の開度より大きく設定したことを特徴としている(請求項1)。
したがって、冷房運転時には、第1の開閉弁を開き、第2の開閉弁を閉じることで、圧縮機から吐出した冷媒は、コンデンサで凝縮液化されて冷房用減圧装置へ供給され、ここで、減圧された後にホットガス用減圧装置を介して熱交換器へ供給される。
ホットガス用減圧装置の開度は冷房用減圧装置の開度よりも大きく設定されているので、冷房用減圧装置の開度を冷媒流量の少ない場合(熱負荷が小さい場合)の冷房運転に適した開度に設定しておくことで、冷媒流量が少ない場合(熱負荷が小さい場合)においては、冷媒が適切に減圧膨張されることになり、ホットガス用減圧装置でさらに減圧されることは殆んどなく、適切な冷房状態を確保することが可能となる。これに対して、冷媒流量が多い場合(熱負荷が大きい場合)にあっては、ホットガス用減圧装置の開度が冷房用減圧装置の開度より大きく設定されていても、これを無視することができなくなり、ホットガス用減圧装置によって更に減圧されることとなり、冷房用減圧装置の減圧作用と相俟って過冷却状態を形成することが可能となり、冷凍効果を大きくすることが可能となる。
尚、上述の構成において、コンデンサの出口側に一端が接続され、他端が前記熱交換器と前記アキュムレータとを結ぶ経路に接続された回収通路を設け、この回収回路に第3の開閉弁をさらに設けるようにするとよい(請求項2)。
このような構成においては、ホットガスサイクルを構成する初期において、第3の開閉弁を開くことで、圧縮機の吸引作用を利用して、コンデンサに寝込でいる冷媒を強制的に回収することが可能となる。
また、冷房用減圧装置とホットガス用減圧装置とを一体化して1つの減圧装置を構成してもよい(請求項3)。
このような構成においては、冷房用減圧装置の流出側とホットガス用減圧装置の流入側とが内部で連結されるので、減圧装置に形成される開口部は、冷房用減圧装置の流入口、ホットガス用減圧装置の流出口、およびバイパス通路の接続口の3箇所だけにすることが可能となり、構造の簡素化を図ることができると共にサイクルの組み立て作業が容易となる。
尚、構造の簡素化を図り、サイクルの組み立て作業の容易化を図るためには、上述した第1の開閉弁と第2の開閉弁とを3方弁で代用するようにしてもよい(請求項4)。
以上述べたように、請求項1に係る発明によれば、圧縮機の吐出側に接続されるコンデンサと、圧縮機の吸入側に接続される熱交換器とを結ぶ経路に冷房用減圧装置を設け、この冷房用減圧装置と熱交換器とを結ぶ経路にホットガス用減圧装置を設け、また、熱交換器と圧縮機とを結ぶ経路にアキュムレータを設け、圧縮機とコンデンサとを結ぶ経路に第1の開閉弁を設け、この第1の開閉弁の入口側からコンデンサを迂回して冷房用減圧装置とホットガス用減圧装置との間に接続されるバイパス通路に第2の開閉弁を設けるようにし、ホットガス用減圧装置の開度を冷房用減圧装置の開度より大きく設定するようにしたので、冷房運転時の減圧調整と暖房運転時の減圧調整を適切に行うことが可能となり、特に冷房運転時においては、冷媒流量が少ない低負荷時において、冷房時に要請される減圧特性がホットガス用減圧装置で阻害されることはなくなり、また、冷媒流量が多い高負荷時において、過冷却状態を形成して冷房能力を高めることが可能となる。
また、請求項2に係る発明によれば、コンデンサの出口側から熱交換器とアキュムレータとを結ぶ経路とを接続する回収通路を設け、この回収回路に第3の開閉弁を設けるようにしたので、ホットガスサイクルを構成する初期において、この第3の開閉弁を開くことで、コンデンサに寝込でいる冷媒をホットガスサイクル側へ効果的に回収することが可能となる。
さらに、請求項3に係る発明によれば、冷房用減圧装置とホットガス用減圧装置とを一体化して1つの減圧装置を構成するようにしたので、また、請求項4に係る発明によれば、第1の開閉弁と第2の開閉弁とを3方弁で代用するようにしたので、それぞれ構造の簡素化を図ることができると共に、サイクルの組立作業が容易となる。
以下、この発明の最良の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
図1において、車両用空調装置に本発明の冷媒サイクルを適用した第1の構成例が示されている。車両用空調装置は、空調ダクト1内に主暖房装置を構成するヒータコア2が配され、このヒータコア2の上流側に該ヒータコア2を通過する空気とバイパスする空気との割り合いを調節するエアミックスドア3が配置されている。ヒータコア2には、内燃機関14のウォータージャケット内を流れる冷却水が循環されるようになっており、エアミックスドア3の開度を調節することで車室へ供給される空気の温度を可変できるようにしている。
そして、エアミックスドア3の上流側には、以下に述べる冷媒サイクル4の一部を構成する冷暖房兼用熱交換器5が配置されている。
そして、エアミックスドア3の上流側には、以下に述べる冷媒サイクル4の一部を構成する冷暖房兼用熱交換器5が配置されている。
冷媒サイクル4は、冷媒を圧縮する圧縮機6と、この圧縮機6の吐出側に接続されて高温高圧の冷媒を凝縮液化するコンデンサ7と、前記空調ダクト1のエアミックスドア3より上流側に配置されて圧縮機6の吸入側に接続される前記冷暖房兼用熱交換器5と、コンデンサ7と冷暖房兼用熱交換器5とを結ぶ経路に設けられる減圧装置8とを有している。
ここで、減圧装置8は、コンデンサの下流側に設けられる冷房用減圧装置9と、この冷房用減圧装置9と冷暖房兼用熱交換器5とを結ぶ経路に設けられたホットガス用減圧装置10とから構成されている。
圧縮機6とコンデンサ7とを結ぶ経路には第1の開閉弁11が設けられ、冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10との間には、一端が第1の開閉弁11の入口側、即ち、圧縮機6と第1の開閉弁11との間に接続されてコンデンサ7を迂回するバイパス通路15の他端が接続されている。このバイパス通路15には、ここを流れる冷媒を断続させる第2の開閉弁12が設けられている。
圧縮機6とコンデンサ7とを結ぶ経路には第1の開閉弁11が設けられ、冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10との間には、一端が第1の開閉弁11の入口側、即ち、圧縮機6と第1の開閉弁11との間に接続されてコンデンサ7を迂回するバイパス通路15の他端が接続されている。このバイパス通路15には、ここを流れる冷媒を断続させる第2の開閉弁12が設けられている。
コンデンサ7と冷房用減圧装置9との間には、逆止弁16が設けられ、冷媒がコンデンサ7に逆流しないようにしている。また、冷暖房兼用熱交換器5と圧縮機6とを結ぶ経路にはアキュムレータ17が設けられ、サイクル内の過剰な冷媒を貯留すると共に圧縮機6へ液冷媒が戻されるのを防止している。
前記減圧装置8は、冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10とを一体化して構成されているもので、例えば、図2に示されるような構成を有している。
この図2に示される構成例では、冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10とのそれぞれを、ハウジング20に形成されたオリフィスによって構成するもので、ハウジング20の内部に形成された中継空間21に一端が接続され、他端が逆止弁16に接続された配管に通じる第1オリフィス22によって冷房用減圧装置9が構成され、また、中継空間21に一端が接続され、他端が冷暖房兼用熱交換器5に接続された配管に通じる第2オリフィス23によってホットガス用減圧装置10が構成されている。第1オリフィス22は、冷房運転時の特に冷媒流量が少ない場合(低熱負荷時)に適した減圧膨張特性が得られるような径に設定され、第2オリフィス23は、暖房運転時に適した減圧膨張特性が得られるような径に設定され、第2オリフィス23は、第1オフォリス22よりもオリフィス径が大きく形成されており、ホットガス用減圧装置10の開度は冷房用減圧装置9の開度よりも大きく設定されている。
また、膨張装置8のハウジング20には、一端が中継空間21に接続され、他端がバイパス通路15に通じる連通路24が形成されている。
以上の構成において、冷房運転時には、第1の開閉弁11を開、第2の開閉弁12を閉とし、圧縮機6から吐出した冷媒を、コンデンサ7、逆止弁16、冷房用減圧装置9、ホットガス用減圧装置10、冷暖房兼用熱交換器5、アキュムレータ17の順に循環させる。そして、エアミックスドア3を波線で示す位置に設定し、図示しない送風ファンによって通風ダクト1内に吸引された空気を冷暖房兼用熱交換器5に通過させ、図示しない吹出口から車室内へ送風させる。
したがって、圧縮機から吐出した冷媒は、コンデンサ7で凝縮液化され、減圧装置8で減圧された後に冷暖房兼用熱交換器5へ供給され、この熱交換器を通過する空気を冷却する。
したがって、圧縮機から吐出した冷媒は、コンデンサ7で凝縮液化され、減圧装置8で減圧された後に冷暖房兼用熱交換器5へ供給され、この熱交換器を通過する空気を冷却する。
このような冷房運転時において、サイクルを流れる冷媒流量が少ない場合(低負荷時)には、第2オリフィス23は第1オフォリス22よりもオリフィス径が大きく設定されているため、第2オリフィス23は減圧効果に殆んど寄与せず、コンデンサ7から流出した冷媒は、主として冷房用減圧装置9を構成する第1オリフィス22によって減圧され、中継空間21及び第2オリフィス23を介して冷暖房兼用熱交換器5へ送られる。このため、低流量時の冷房運転に適した冷房能力を得ることが可能となる。
これに対して、冷房運転時において、サイクルを流れる冷媒流量が多い場合(高負荷時)には、第2オリフィス22による減圧作用も無視できなくなるので、コンデンサ7から流出した冷媒は、冷房用減圧装置9を構成する第1オリフィス22によって減圧され、中継空間21を経た後にホットガス用減圧装置10を構成する第2オリフィス23によってさらに減圧され、冷暖房兼用熱交換器5へ送られる。このため、高熱負荷時においては、冷房用減圧装置9で減圧される以上に減圧されることとなり、過冷却状態が形成されて冷房能力を大きくすることが可能となる。
以上の冷房運転に対して、暖房運転時には、第1の開閉弁11を閉、第2の開閉弁12を開とし、圧縮機6から吐出した冷媒を、バイパス通路15、ホットガス用減圧装置10、冷暖房兼用熱交換器5、アキュムレータ17の順に循環させる。そして、エアミックスドア3を実線で示す位置に設定して圧縮機6を駆動させ、図示しない送風ファンにより通風ダクト1内に吸引された空気を冷暖房兼用熱交換器5及びヒータコア2を通過させ、図示しない吹出口から車室内へ送風させる。
したがって、圧縮機から吐出した高温高圧の冷媒は、コンデンサ7で凝縮されることなくホットガス用減圧装置10へ導かれ、ここで減圧された後に冷暖房兼用熱交換器5へ供給され、この熱交換器を通過する空気を加熱する。
この際、ホットガス用減圧装置10を構成する第2オリフィス23の径は、暖房運転に適した減圧状態を形成できる径に形成されているので、冷暖房兼用熱交換器5を補助暖房装置として構成することが可能となる。
この際、ホットガス用減圧装置10を構成する第2オリフィス23の径は、暖房運転に適した減圧状態を形成できる径に形成されているので、冷暖房兼用熱交換器5を補助暖房装置として構成することが可能となる。
よって、上述の構成によれば、冷房運転時と暖房運転時とで減圧調整をそれぞれに最適に行うことが可能となる。また、上述の構成によれば、冷房用減圧装置9とホットガス用減圧装置10とを一体化したことで、減圧装置8のハウジング20に形成される開口部が3箇所(第1オリフィス22、第2オリフィス23、連通路24)ですむので、加工作業が容易となり、簡易な構成にすることが可能となる。また、サイクルの組立作業を容易に行うことが可能となる。
上述した減圧装置8は、種々の変形形態を採用することが可能である。例えば、図3に示されるように、中継空間21に弁体25とこの弁体25を第1オリフィス22を閉成する方向へ付勢するスプリング26とを有して構成された逆止弁27を配し、冷媒がコンデンサ7へ逆流しないようにしてもよい。このような構成においては、サイクル上に設けられた逆止弁16を中継空間21に設けられる逆止弁27によって代用することが可能となるので、サイクル構成を簡素化することが可能となる。
また、減圧装置8は、図4に示されるように、冷房用減圧装置9を第1オリフィス22とこの第1オリフィス22の開度を調整する第1電磁調整弁28とによって構成し、ホットガス用減圧装置10を第2オリフィス23とこの第2オリフィス23の開度を調整する第2電磁調整弁29とによって構成し、必要に応じてそれぞれの減圧装置の開度を連続的又は段階的に調整するようにしてもよい。
図5において、冷媒サイクル4の他の構成例が示され、この例が前記構成例と異なる点は、コンデンサ7の出口側に一端が接続され、他端が冷暖房兼用熱交換器5とアキュムレータ17とを結ぶ経路とに接続された回収通路30と、この回収通路30を開閉する第3の開閉弁13とを設け、コンデンサ7に寝込んだ冷媒を回収するための回路を形成可能とした点にある。
即ち、ホットガスサイクルが構成される暖房運転(第1の開閉弁11を閉、第2の開閉弁12を開とする運転)の初期において、所定期間だけ第3の開閉弁13を開とし、圧縮機6の吸引作用を利用してコンデンサ7に寝込んでいる冷媒を回収通路30を介して吸引し、ホットガス回路へ回収するようにしている。そして、所定期間経過後に第3の開閉弁13を閉として回収工程を終える。
尚、他の構成は前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
尚、他の構成は前記構成例と同様であるので、同一箇所に同一符号を付して説明を省略する。
このような構成においては、前記作用効果に加え、コンデンサ7に寝込んでいる冷媒を暖房運転時に確実に回収することができるので、暖房運転時に冷媒が不足する事態を回避することが可能となる。このような構成においても、減圧装置8は、前記各種変形形態を採用するようにしてもよい。
尚、上述の構成において、第1の開閉弁11と第2の開閉弁12とを別々に構成したが、これら開閉弁を1つの3方弁で置き換えるようにしてもよい。このような構成を採用すれば、サイクル構成の一層の簡素化を図ることが可能となり、また、サイクルの組立作業の一層の容易化を図ることが可能となる。
5 冷暖房兼用熱交換器
6 圧縮機
7 コンデンサ
8 減圧装置
9 冷房用減圧装置
10 ホットガス用減圧装置
11 第1の開閉弁
12 第2の開閉弁
13 第3の開閉弁
15 バイパス通路
17 アキュムレータ
30 回収通路
6 圧縮機
7 コンデンサ
8 減圧装置
9 冷房用減圧装置
10 ホットガス用減圧装置
11 第1の開閉弁
12 第2の開閉弁
13 第3の開閉弁
15 バイパス通路
17 アキュムレータ
30 回収通路
Claims (4)
- 冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機の吐出側に接続されるコンデンサと、
前記圧縮機の吸入側に接続される熱交換器と、
前記コンデンサと前記熱交換器とを結ぶ経路に設けられる冷房用減圧装置と、
前記冷房用減圧装置と前記熱交換器とを結ぶ経路に設けられるホットガス用減圧装置と、
前記熱交換器と前記圧縮機とを結ぶ経路に設けられるアキュムレータと、
前記圧縮機と前記コンデンサとを結ぶ経路に設けられる第1の開閉弁と、
前記第1の開閉弁の入口側から前記コンデンサを迂回して前記冷房用減圧装置と前記ホットガス用減圧装置との間に接続されるバイパス通路と、
前記バイパス通路に設けられた第2の開閉弁とを具備し、
前記ホットガス用減圧装置の開度を前記冷房用減圧装置の開度より大きく設定したことを特徴とする冷媒サイクル。 - 前記コンデンサの出口側に一端が接続され、他端が前記熱交換器と前記アキュムレータとを結ぶ経路に接続された回収通路と、
前記回収通路に設けられた第3の開閉弁とをさらに具備することを特徴とする冷媒サイクル。 - 前記冷房用減圧装置と前記ホットガス用減圧装置とを一体化したことを特徴とする請求項1又は2記載の冷媒サイクル。
- 前記第1の開閉弁と前記第2の開閉弁とを3方弁で代用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の冷媒サイクル。
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JP2010091264A (ja) * | 2008-10-06 | 2010-04-22 | Thermo King Corp | 直接制御パージサイクルを備えた温度制御システム |
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2005
- 2005-07-04 JP JP2005194570A patent/JP2007010286A/ja active Pending
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