JP2007010228A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気煙突内に脱臭触媒を備えた脱臭装置を設けた構成でありながら、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできて、簡単な構成でコストの上昇を抑える。
【解決手段】 グリル庫11の上部後方に設けられた排気煙突21の水平部22に、脱臭触媒27を備えた脱臭装置26を設け、排気煙突21において、脱臭触媒27後方に斜め上向きとなる傾斜案内部25を設ける。これにより、排気煙突21内を通る空気がその傾斜案内部25に沿って流れ易くなると共に、その傾斜案内部25に沿って上昇気流が発生しやすくなるため、脱臭触媒27の後方における排気の流れが促進され、ひいてはグリル庫11から排気煙突21内を流れる空気の流れがスムーズとなり、全体の流路抵抗を小さくすることができる。よって、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできる。
【選択図】 図1
【解決手段】 グリル庫11の上部後方に設けられた排気煙突21の水平部22に、脱臭触媒27を備えた脱臭装置26を設け、排気煙突21において、脱臭触媒27後方に斜め上向きとなる傾斜案内部25を設ける。これにより、排気煙突21内を通る空気がその傾斜案内部25に沿って流れ易くなると共に、その傾斜案内部25に沿って上昇気流が発生しやすくなるため、脱臭触媒27の後方における排気の流れが促進され、ひいてはグリル庫11から排気煙突21内を流れる空気の流れがスムーズとなり、全体の流路抵抗を小さくすることができる。よって、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、グリル庫の上部後方部に排気煙突を備えると共に、排気煙突の内部に脱臭装置を備えた加熱調理器に関する。
従来、例えばビルトインタイプのクッキングヒータと称される加熱調理器においては、調理器本体の上部に誘導加熱コイルなどの加熱手段を備えた上部ユニットが設けられ、この上部ユニットの下部に、魚などを焼くグリル庫(ロースター)が設けられた構成が一般的である。この種の加熱調理器においては、グリル庫の上部後方部に、グリル庫内の煙などを含む空気を排出するための排気煙突が設けられている。この排気煙突は、上部ユニットを避けるため、水平部と垂直部を有したL字状或いはクランク状をなしていて、グリル庫内の空気を、上向きの排気口から外部へ排出する構成となっている(例えば、特許文献1,2参照)。
一方、オーブン機能を備えた電子レンジにおいては、キャビネットの後部に、調理室に連通する排気ダクトを設け、この排気ダクト内に、白金系の脱臭触媒と、この脱臭触媒を加熱する触媒加熱用ヒータを設けると共に、排気ファンを設け、排気ファンの送風作用により調理室内の空気を排気ダクトを通して強制排気する際に、その空気に含まれる臭気などを脱臭触媒により除去する構成としたものが考えられている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−106540号公報
特許第2851182公報
特開平4−13008号公報
ところで、上記した特許文献1,2のようなグリル庫を備えた加熱調理器においても、グリル庫から排出される排気に含まれる臭気成分や煙を除去することが要望されている。このような要望に対処するため、グリル庫に連通する排気煙突内に、特許文献3と同様な脱臭触媒及び触媒加熱用ヒータを備えた脱臭装置を組み込むことが考えられる。この場合、脱臭装置は、排気煙突において、排気口近くの垂直部に組み込んだ場合には排気能力を低下させることは少ないが、排気口から水分や異物が落ち込んだ際に、それが脱臭装置に掛かってしまうため、水平部に組み込む必要がある。
ここで、特許文献1のような排気煙突の場合、排気煙突内を通る空気は、水平方向に流れた後、垂直方向に向きを変えて流れることになる。すなわち、排気煙突内を通る空気は約90度に鋭角に方向を変える必要があり、屈曲部分での流路抵抗が大きくなることから、そこに脱臭触媒を設けると、その脱臭触媒の抵抗も加わるため、さらに流路抵抗が大きくなり、十分な排気ができなくなる。特に、特許文献2の場合には、排気煙突が2箇所でそれぞれ90度曲がっているので、流路抵抗が一層大きくなる。このため、特許文献1や2のような排気煙突内に脱臭触媒を備えた脱臭装置を組み込む場合には、強制排気するための専用の排気ファンが必要となり、その分構成が複雑化すると共に製品コストも高くなってしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みたものであり、その目的は、排気煙突内に脱臭触媒を備えた脱臭装置を設けた構成でありながら、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできて、簡単な構成でコストの上昇を抑えることができる加熱調理器を提供するにある。
上記した目的を達成するために、本発明は、調理器本体の下部に設けられたグリル庫と、このグリル庫の上部後方部に当該グリル庫内と連通するように設けられ、後上部の先端部の排気口が前記調理器本体の上面付近で上向きとされ、前記グリル庫内の空気を前記排気口から排出させる排気煙突と、この排気煙突の内部に設けられ、脱臭触媒とこの脱臭触媒を加熱して活性化させる触媒加熱手段とを有する脱臭装置とを備えた加熱調理器において、前記排気煙突にあって前記脱臭触媒の後方部に位置させて後方に向けて斜め上向きとなる傾斜案内部を設けたことを特徴とする。
上記した手段によれば、排気煙突において、脱臭触媒後方に傾斜案内部を設けたことにより、排気煙突内を通る空気がその傾斜案内部に沿って流れ易くなると共に、その傾斜案内部に沿って上昇気流が発生しやすくなる。このため、脱臭触媒の後方における排気の流れが促進され、ひいてはグリル庫から排気煙突内を流れる空気の流れがスムーズとなり、流路抵抗を小さくすることができる。よって、排気煙突内に脱臭触媒を備えた脱臭装置を設けた構成でありながら、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできる。そして、専用の排気ファンを設ける必要がない分、簡単な構成でコストの上昇を抑えることができる。
本発明によれば、排気煙突内に脱臭触媒を備えた脱臭装置を設けた構成でありながら、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできて、簡単な構成でコストの上昇を抑えることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1〜図3を参照して説明する。
まず、図1及び図2において、調理器本体1の本体ケース2の上部には、トッププレート3が配置されている。本体ケース2内の上部には、トッププレート3の載置部4,5の直下に位置して、加熱手段を構成する誘導加熱コイル6,7が配設されている。トッププレート3の下面中、特に前記載置部4,5の中心部の直下位置には、サーミスタなどで構成される温度検知部8が設けられている。
以下、本発明の第1実施例について図1〜図3を参照して説明する。
まず、図1及び図2において、調理器本体1の本体ケース2の上部には、トッププレート3が配置されている。本体ケース2内の上部には、トッププレート3の載置部4,5の直下に位置して、加熱手段を構成する誘導加熱コイル6,7が配設されている。トッププレート3の下面中、特に前記載置部4,5の中心部の直下位置には、サーミスタなどで構成される温度検知部8が設けられている。
本体ケース2の下部には、操作パネル10と、魚などの被調理物を焼くためのグリル庫11が設けられている。このうちグリル庫11は、図1に示すように、前面に開口部12を有していて、この開口部12が引出し式の扉13により開閉されるようになっている。グリル庫11内には、皿14と、被調理物15を載置するための焼き網16が配置されていると共に、それぞれ加熱手段を構成する上ヒータ17及び下ヒータ18が配設されている。グリル庫11の前面下部と扉13の内面下部との間には、扉13の閉鎖状態でも開口する吸気口19が形成されている。また、扉13の内面上部には、閉鎖状態でグリル庫11の前面に当接するパッキン20が設けられている。
グリル庫11の上部の後方部には、当該グリル庫11内と連通する排気煙突21が設けられている。この排気煙突21は、グリル庫11の後壁部11aの上部から後方へ向けてほぼ水平に延びる水平部22と、この水平部22から上向きに延びる垂直部23とを有したほぼL字状をなしていて、その垂直部23の上端開口部(後上部の先端部)を排気口24としている。水平部22は、排気煙突21において、グリル庫11からの排気が流入する流入部を構成する。排気口24は、調理器本体1の上面を構成するトッププレート3付近において上向きに開口している。そして、排気煙突21において、水平部22と垂直部23との間の上部には、後方に向けて斜め上向きとなる傾斜案内部25を設けている。
上記水平部22内には、脱臭装置26が配設されている。この脱臭装置26は、板状をなす脱臭触媒27と、この脱臭触媒27を加熱する触媒加熱用ヒータ(触媒加熱手段)28と、板状をなす整流輻射板29とから構成されている。このうち、脱臭触媒27は、発泡金属担体に、パラジウム又は白金の触媒を担持させた構成のもので、臭気成分や煙成分を吸着して、それらを分解して除去する機能を有しており、加熱されることにより活性化される。触媒加熱用ヒータ28は、U字形のシーズヒータにより構成されている。整流輻射板29は、例えばステンレス板に、図3に示すように多数の円形の通気孔30を形成した構成となっている。
そして、脱臭装置26は、排気煙突21の水平部22にあって、触媒加熱用ヒータ28を間にして、流出部側(図1において右側)に脱臭触媒27を配置すると共に、流入部側(図1において左側)に整流輻射板29を配置している。この場合、触媒加熱用ヒータ28と脱臭触媒27との間の距離、及び触媒加熱用ヒータ28と整流輻射板29との間の距離は、共に約1cmとなっている。ここで、上記傾斜案内部25は脱臭触媒27の後上方に位置している。従って、排気煙突21にあって脱臭触媒27の後方部に位置させて後方に向けて斜め上向きとなる傾斜案内部25を設けている。
上記構成の作用を説明する。
グリル庫11において魚などの被調理物15を加熱調理する場合、被調理物15をグリル庫11内の焼き網16上に載せ、かつ扉13を閉じた状態で、上ヒータ17と下ヒータ18を例えば交互に通電することにより、被調理物15がそれらヒータ17,18により加熱されて調理される。このとき、グリル庫11内の空気も暖められ、その暖められた空気は、排気煙突21内を通って後上部の排気口24から排出される。これに伴い、外部の空気が、グリル庫11の前下部の吸気口19からグリル庫11内に導入されるようになる。従って、グリル庫11及び排気煙突21には、図1に点線の矢印Aで示すような空気の流れが発生し、グリル庫11内の空気が排気口24から排出されるようになる。
グリル庫11において魚などの被調理物15を加熱調理する場合、被調理物15をグリル庫11内の焼き網16上に載せ、かつ扉13を閉じた状態で、上ヒータ17と下ヒータ18を例えば交互に通電することにより、被調理物15がそれらヒータ17,18により加熱されて調理される。このとき、グリル庫11内の空気も暖められ、その暖められた空気は、排気煙突21内を通って後上部の排気口24から排出される。これに伴い、外部の空気が、グリル庫11の前下部の吸気口19からグリル庫11内に導入されるようになる。従って、グリル庫11及び排気煙突21には、図1に点線の矢印Aで示すような空気の流れが発生し、グリル庫11内の空気が排気口24から排出されるようになる。
ここで、グリル庫11から排気煙突21側へ流れ出る空気には、被調理物15の加熱調理時に発生する臭気成分や煙成分も含まれる。その空気が脱臭装置26における脱臭触媒27を通過する際に、その空気に含まれた臭気成分や煙成分が脱臭触媒27に吸着されて除去される。そして、その脱臭触媒27が触媒加熱用ヒータ28により加熱されることにより活性化され、臭気成分や煙成分が分解される。このとき、排気煙突21において、脱臭触媒27の直ぐ後方には斜め上向きとなる傾斜案内部25が設けられているので、水平部22と垂直部23との間の屈曲部分を流れる空気の流れ方向の変化が90度よりも緩やかになり、その分流路抵抗が小さくて流れやすくなり、しかもその傾斜案内部25に沿って上昇気流が発生しやすくなる。このため、脱臭触媒27の後方における排気の流れが促進され、ひいてはグリル庫11から排気煙突21内を流れる空気の流れがスムーズとなり、全体の流路抵抗を小さくすることができる。
また、本実施例においては、排気煙突21内にあって、触媒加熱用ヒータ28を間にして流出部側に脱臭触媒27を配置すると共に、流入部側に整流輻射板29を配置した構成としているので、触媒加熱用ヒータ28の発熱により脱臭触媒27及び整流輻射板29が輻射加熱される。この輻射加熱により、脱臭触媒27及び整流輻射板29の温度が上昇するので、これらの2次的な輻射により触媒加熱用ヒータ28が加熱される。これら相互の輻射加熱により、整流輻射板29、脱臭触媒27、及び触媒加熱用ヒータ28の温度を上昇させることができ、脱臭触媒27の脱臭及び脱煙効果を向上させることができる。
また、触媒加熱用ヒータ28の流入部側に整流輻射板29を配置しているので、この整流輻射板29により、ここを通過する空気の流れを整流化させ、脱臭触媒27への流れを極力均一化させる効果がある。
ちなみに、整流輻射板29がない場合、水平部22を通過する空気(排気)は、水平部22内の上部側の温度が高い部分の流速が速くなるため、脱臭触媒27を通過する空気の量も上部部分に偏りがちとなる。このため、脱臭触媒27を通過する空気の流量が場所によって不均一となり、脱臭触媒27による脱臭及び脱煙効果が低下する。また、流速が速い部分は、脱臭触媒の温度が下がるので、多孔状の脱臭触媒27の流路抵抗が下がり、さらに流速が速くなるという悪循環が生じ、さらに脱臭、脱煙効果が低下するおそれがある。この点、本実施例においては、整流輻射板29によりここを通過する空気を整流化させることにより、脱臭触媒27を通過する空気を各場所においてほぼ均一化させることが可能となり、脱臭触媒27による脱臭、脱煙効果を一層向上させることが可能となる。なお、整流輻射板29は、ステンレス板に限らず、アルミ板や鉄板でも良く、また、脱臭触媒27のベースとなる網目状(多孔状)の発泡金属により構成しても良い。
上記した第1実施例によれば、排気煙突21において、脱臭触媒27後方に傾斜案内部25を設けたことにより、排気煙突21内を通る空気がその傾斜案内部25に沿って流れ易くなると共に、その傾斜案内部25に沿って上昇気流が発生しやすくなる。このため、脱臭触媒27の後方における排気の流れが促進され、ひいてはグリル庫11から排気煙突12内を流れる空気の流れがスムーズとなり、全体の流路抵抗を小さくすることができる。よって、排気煙突21内に脱臭触媒27を備えた脱臭装置26を設けた構成でありながら、専用の排気ファンがなくても排気をスムーズにできる。そして、専用の排気ファンを設ける必要がない分、簡単な構成でコストの上昇を抑えることができる。
また、本実施例においては、排気煙突21内にあって、触媒加熱用ヒータ28を間にして流出部側に脱臭触媒27を配置すると共に、流入部側に整流輻射板29を配置した構成としているので、脱臭触媒27を一層効果的に加熱できて、脱臭触媒27の脱臭及び脱煙効果を向上させることができる。また、整流輻射板29によりここを通過する空気を整流化させることにより、脱臭触媒27を通過する空気を各場所において極力均一化させることが可能となり、脱臭触媒27による脱臭、脱煙効果を一層向上させることが可能となる。
さらに、脱臭装置26は、排気煙突21における水平部22に配置しているので、排気口24から水分や異物が排気煙突21内に落ちたとしても、それらが脱臭装置26に直接掛かることを極力防止することができる。
(第2実施例)
図4は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、脱臭装置26における脱臭触媒31を、水平部22を流れる空気の流れ方向に対して斜めとなるように配置している。具体的には、脱臭触媒31は、後部側(図4の右側)に向けて下降傾斜していて、傾斜案内部25の下方に位置している。
図4は本発明の第2実施例を示したものであり、この第2実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、脱臭装置26における脱臭触媒31を、水平部22を流れる空気の流れ方向に対して斜めとなるように配置している。具体的には、脱臭触媒31は、後部側(図4の右側)に向けて下降傾斜していて、傾斜案内部25の下方に位置している。
このような構成とした場合には、脱臭触媒31の面積を大きくでき、しかも、脱臭触媒31の後方において上昇気流を一層増加させることができる。これにより、流路抵抗を一層小さくでき、排気を一層スムーズに流すことができると共に、脱臭、脱煙効果を一層向上させることが可能となる。
(第3実施例)
図5は本発明の第3実施例を示したものであり、この第3実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、排気煙突33は、グリル庫11との接続部分となる流入部が後方に向けて斜め上向きとなる傾斜部34と、この傾斜部34の後部に上下方向に延びるように設けられた垂直部35とを有した構成となっていて、その傾斜部34内に、脱臭装置26が配設されている。従って、排気煙突33において流入部を構成する傾斜部34における流入方向は斜め上向きとなっている。そして、傾斜部34において、脱臭触媒27の後方上部を、後方に向けて斜め上向きとなる傾斜案内部36としている。垂直部35の上端開口部を上向きの排気口37としている。垂直部35の下部35aは、傾斜部34との接続部分よりも下方まで延びていて、その下部35aの底面に排水孔38が形成されている。
図5は本発明の第3実施例を示したものであり、この第3実施例は、上記した第1実施例とは次の点が異なっている。すなわち、排気煙突33は、グリル庫11との接続部分となる流入部が後方に向けて斜め上向きとなる傾斜部34と、この傾斜部34の後部に上下方向に延びるように設けられた垂直部35とを有した構成となっていて、その傾斜部34内に、脱臭装置26が配設されている。従って、排気煙突33において流入部を構成する傾斜部34における流入方向は斜め上向きとなっている。そして、傾斜部34において、脱臭触媒27の後方上部を、後方に向けて斜め上向きとなる傾斜案内部36としている。垂直部35の上端開口部を上向きの排気口37としている。垂直部35の下部35aは、傾斜部34との接続部分よりも下方まで延びていて、その下部35aの底面に排水孔38が形成されている。
このような構成とした場合には、排気煙突33の流入部における流入方向を斜め上向きとなるように傾斜部34を設けているので、排気煙突33内に上昇気流が一層発生しやすくなり、流路抵抗を一層小さくでき、排気を一層スムーズに行なうことができる。
また、排気煙突33における流入部側の傾斜部34内に脱臭装置26を配設すると共に、垂直部35の下部35aを、傾斜部34よりも下方へ延ばした構成としているので、排気口37から水分や異物が垂直部35内に落ちたとしても、それらが脱臭装置26に掛かることを一層確実に防止することができる。しかも、垂直部35の下部35aの底部に排水孔38を形成しているので、下部35a内に侵入した水分などを外部へ排出することができ、それらが脱臭装置26に掛かることを一層確実に防止することができる。
(その他の実施例)
図6及び図7は、整流輻射板の変形例を示している。このうち、図6の整流輻射板40は、通気孔41が横方向に長いスリット状をなしていて、その通気孔41が、複数段、この場合3段となるように形成されている。図7の整流輻射板42は、複数、この場合4個の通気孔43が矩形の枠状をなすように形成されている。このような構成とした整流輻射板40,42においても、第1実施例における整流輻射板29と同様な作用効果を期待することができる。
図6及び図7は、整流輻射板の変形例を示している。このうち、図6の整流輻射板40は、通気孔41が横方向に長いスリット状をなしていて、その通気孔41が、複数段、この場合3段となるように形成されている。図7の整流輻射板42は、複数、この場合4個の通気孔43が矩形の枠状をなすように形成されている。このような構成とした整流輻射板40,42においても、第1実施例における整流輻射板29と同様な作用効果を期待することができる。
本発明は、上記した各実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変形して実施することができる。
図面中、1は調理器本体、2は本体ケース、3はトッププレート、6,7は誘導加熱コイル、11はグリル庫、13は扉、17は上ヒータ(加熱手段)、18は下ヒータ(加熱手段)、21は排気煙突、22は水平部(流入部)、23は垂直部、24は排気口、25は傾斜案内部、26は脱臭装置、27は脱臭触媒、28は触媒加熱用ヒータ(触媒加熱手段)、29は整流輻射板、30は通気孔、31は脱臭触媒、33は排気煙突、34は傾斜部(流入部)、35は垂直部、36は傾斜案内部、40は整流輻射板、41は通気孔、42は整流輻射板、43は通気孔を示す。
Claims (5)
- 調理器本体の下部に設けられたグリル庫と、
このグリル庫の上部後方部に当該グリル庫内と連通するように設けられ、後上部の先端部の排気口が前記調理器本体の上面付近で上向きとされ、前記グリル庫内の空気を前記排気口から排出させる排気煙突と、
この排気煙突の内部に設けられ、脱臭触媒とこの脱臭触媒を加熱して活性化させる触媒加熱手段とを有する脱臭装置とを備え、
前記排気煙突にあって前記脱臭触媒の後方部に位置させて後方に向けて斜め上向きとなる傾斜案内部を設けたことを特徴とする加熱調理器。 - 前記脱臭装置は、前記排気煙突にあって前記触媒加熱手段を間にして流出部側に前記脱臭触媒を配置すると共に、流入部側に整流輻射板を配置した構成としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記排気煙突の流入部はほぼ水平な水平部とされると共に、前記排気口は垂直方向の上向きであり、前記脱臭装置を前記水平部に配置し、前記傾斜案内部を、この水平部と前記排気口との間に配置したことを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
- 前記脱臭装置における前記脱臭触媒は、前記排気煙突内を通る空気の流れ方向に対して斜めに配置したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の加熱調理器。
- 前記排気煙突の流入部における流入方向を斜め上向きとしたことを特徴とする請求項1,2,4のいずれかに記載の加熱調理器。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2005-06-30 JP JP2005191672A patent/JP2007010228A/ja active Pending
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