JP2007009929A - ブレーキキャリパーピストン支持構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ピストン外周シール面の傷つきを発生させることなしにピストンの傾動を抑制することができるブレーキキャリパーピストン支持構造の提供。
【解決手段】 ピストン7におけるインナパッド2方向とは反対側の端面に円形凹部72が形成され、シリンダ部5における液圧供給側底壁面から円形凹部72内に向けて該円形凹部72の内周面と同心円状の外周面を有する支持用凸部54が延設され、該支持用凸部54の外周面と円形凹部72の内周面との間でピストンシール6よりはインナパッド2方向とは反対側に離れた位置の支持用凸部54の外周面側に、その一部にブレーキ液の流通を可能にする複数の貫通孔81を形成させた状態でピストン7の傾動を抑制する傾動抑制部材8が設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】 ピストン7におけるインナパッド2方向とは反対側の端面に円形凹部72が形成され、シリンダ部5における液圧供給側底壁面から円形凹部72内に向けて該円形凹部72の内周面と同心円状の外周面を有する支持用凸部54が延設され、該支持用凸部54の外周面と円形凹部72の内周面との間でピストンシール6よりはインナパッド2方向とは反対側に離れた位置の支持用凸部54の外周面側に、その一部にブレーキ液の流通を可能にする複数の貫通孔81を形成させた状態でピストン7の傾動を抑制する傾動抑制部材8が設けられている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ブレーキキャリパーピストン支持構造に関する。
従来のブレーキキャリパーピストン支持構造としては、例えば、ピストンと、このピストンを摺動自在に支持するシリンダ部と、ピストンとシリンダ部間の一端側に装着されたピストンシールとを備えたディスクブレーキのピストン構造において、ピストンを合成樹脂材料で構成し、ピストンとシリンダ部間の他端側にピストンの傾動を抑制する環状の傾動抑制部材を設けるようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述の従来の技術にあっては、上述のように、傾動抑制部材がピストンシールが当接して摺動するピストンの外周シール面に当接して摺動する構造であったため、ピストンの外周シール面が傷つき、これにより、バッドが減った場合にこの傷の位置がピストンシールの位置まで移動して該ピストンシールとピストンとの間に隙間が発生するおそれがあるという問題があった。
本発明は、上述のような従来の問題点に着目して成されたもので、ピストン外周シール面の傷つきを発生させることなしにピストンの傾動を抑制することができるブレーキキャリパーピストン支持構造を提供することを目的としている。
上述の目的を達成するために、本願請求項1に記載のブレーキキャリパーピストン支持構造は、ピストンと、該ピストンを摺動自在に支持するシリンダ部と、該シリンダ部の開口部近傍内周面に装着されたピストンシールと、を備えたディスクブレーキのピストン構造であって、前記ピストンにおけるブレーキパッド方向とは反対側の端面に該ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部が形成され、前記シリンダ部における液圧供給側底壁面から前記凹部内に向けて該凹部の内周面に沿った外周面を有する支持用凸部が延設され、該支持用凸部の外周面と前記凹部の内周面との間で前記ピストンシールよりは前記液圧供給側底壁面方向側に離れた位置に、その一部にブレーキ液の流通を可能にする隙間を形成させた状態でピストンの傾動を抑制する傾動抑制部材が設けられていることを特徴とする手段とした。
請求項1に記載のブレーキキャリパーピストン支持構造では、上述のように、ピストンにおけるブレーキパッド方向とは反対側の端面に該ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部が形成され、シリンダ部における液圧供給側底壁面から凹部内に向けて該凹部の内周面に沿った外周面を有する支持用凸部が延設され、該支持用凸部の外周面と凹部の内周面との間でピストンシールよりは液圧供給側底壁面方向側に離れた位置に、その一部にブレーキ液の流通を可能にする隙間を形成させた状態でピストンの傾動を抑制する傾動抑制部材が設けられている構成とすることで、ピストン外周シール面の傷つきを発生させることなしにピストンの傾動を抑制することができるようになるという効果が得られる。
以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
この実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造は、請求項1、2、4に記載の発明に対応する。
図1はこの実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造が適用されたディスクブレーキ装置の要部を示す縦断面図、図2は図1のA−A線における縦断面図である。
図1はこの実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造が適用されたディスクブレーキ装置の要部を示す縦断面図、図2は図1のA−A線における縦断面図である。
この実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造が適用されるディスクブレーキ装置は、キャリパーフローティング型ディスクブレーキで、ブレーキディスクロータ1の両側に配置した一対のブレーキパッド(インナパッド2、アウタパッド3)を支持させると共に、キャリパー4に設けられた有底のシリンダ部5内に該シリンダ部5の内周面側に形成された環状溝51内に装着されたピストンシール6を介してピストン7を摺動可能に嵌装し、キャリパー4は、ブレーキディスクロータ1を車幅方向に跨いだ状態でピストン7を車両内側のインナパッド2に対向させると共に、その先端側の爪部41を車両外側のアウタパッド3に対向させるように図示を省略したキャリアに支持させている。
上記キャリパー4におけるシリンダ部5の底部側の液圧室52には、図示を省略したマスタシリンダからポート53を通じてブレーキ液が供給されるようになっており、このブレーキ液供給によりピストン7が推進して、インナパッド2をブレーキディスクロータ1の片面(内側面)に押圧し、その反作用でキャリパー4が車両内側へ移動して、その爪部41がアウタパッド3をブレーキディスクロータ1の他面(外側面)に押圧し、これにより制動力が発生する。
このようなキャリパーフローティング型ディスクブレーキにおいては、上記ピストンシール6は、制動時にはピストン7に引き摺られて弾性変形するようになっており、制動解除時(液圧解放時)には、このピストンシール6の復元力によりピストン7が元の位置に引き戻され、このピストン7の戻りにより、非制動時には、ブレーキディスクロータ1とインナパッド2及びアウタパッド3との間に所定のクリアランス(パッドクリアランス)が確保されるようになっている。
上記ピストン7の両端面にそれぞれ円形凹部71,72が形成されることにより、ピストン7が中央部に液圧の受圧面の一部を構成する隔壁73を備えた断面H型に形成されている。
一方、シリンダ部5における液圧供給側底壁面から円形凹部72内に向けて該円形凹部72の内周面と同心円状の外周面を有する支持用凸部54が延設されている。
一方、シリンダ部5における液圧供給側底壁面から円形凹部72内に向けて該円形凹部72の内周面と同心円状の外周面を有する支持用凸部54が延設されている。
そして、支持用凸部54の外周面と円形凹部71の内周面との間でピストンシール6よりはインナパッド2方向とは反対側に離れた位置の支持用凸部54の外周面側に、ピストン7の傾動を抑制する傾動抑制部材8が設けられている。
即ち、この傾動抑制部材8は、その内周側を支持用凸部54の外周面側に形成された環状溝55に装着されると共に、その外周側にはブレーキ液の流通を可能にする複数の貫通孔(隙間)81を形成されている。
即ち、この傾動抑制部材8は、その内周側を支持用凸部54の外周面側に形成された環状溝55に装着されると共に、その外周側にはブレーキ液の流通を可能にする複数の貫通孔(隙間)81を形成されている。
また、上記隔壁73はピストンシール6と傾動抑制部材8との間に設けられている。
また、上記シリンダ部5の開口縁部にはピストン7の外周面に当接するダストシール9が設けられている。
また、上記シリンダ部5の開口縁部にはピストン7の外周面に当接するダストシール9が設けられている。
次に、実施例1の作用・効果について説明する。
まず、ドライバーがブレーキペダルを踏込むと、図示を省略したマスタシリンダから配管及びポート53を通じて、キャリパー4におけるシリンダ部5の底部側の液圧室52にブレーキ液が供給され、このブレーキ液供給によりピストン7が推進する。すると、まず、ピストン7の推力でインナパッド2がブレーキディスクロータ1の内側面に押圧され、その反作用でキャリパー4が車両内側へ移動して、その爪部41がアウタパッド3をブレーキディスクロータ1の外側面に押圧され、これにより制動力が発生する。
まず、ドライバーがブレーキペダルを踏込むと、図示を省略したマスタシリンダから配管及びポート53を通じて、キャリパー4におけるシリンダ部5の底部側の液圧室52にブレーキ液が供給され、このブレーキ液供給によりピストン7が推進する。すると、まず、ピストン7の推力でインナパッド2がブレーキディスクロータ1の内側面に押圧され、その反作用でキャリパー4が車両内側へ移動して、その爪部41がアウタパッド3をブレーキディスクロータ1の外側面に押圧され、これにより制動力が発生する。
一方、ドライバーがブレーキペダルを離すと、液圧室52内の液圧がマスタシリンダを介して大気に解放され、制動時に生じたピストンシール6の弾性変形の復元力でピストン7が元の位置に引き戻され、これにより制動が解除される。
以上のようにピストン7がシリンダ部5との間で相対移動する際に、該ピストン7がピストンシール6と傾動抑制部材8の2点で支持された状態となる。
即ち、この実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造では、上述のように、ピストン7が、ピストンシール6とこれに対して軸方向に離れた位置に配置される傾動抑制部材8とで2点支持状態となるため、ピストン7の傾動を抑制することができる。
即ち、この実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造では、上述のように、ピストン7が、ピストンシール6とこれに対して軸方向に離れた位置に配置される傾動抑制部材8とで2点支持状態となるため、ピストン7の傾動を抑制することができる。
また、傾動抑制部材8が当接摺動する面がピストン7の外周シール面以外の面、即ち、円形凹部72内周面であるため、ピストン7の外周シール面の傷つきを発生させることがない。
また、傾動抑制部材8には複数の貫通孔81が形成されているため、ブレーキ液圧を受圧する受圧面の一部を構成する隔壁73にブレーキ液を供給することができる。
また、傾動抑制部材8には複数の貫通孔81が形成されているため、ブレーキ液圧を受圧する受圧面の一部を構成する隔壁73にブレーキ液を供給することができる。
以上詳細に説明してきたように、この実施例1のブレーキキャリパーピストン支持構造では、上述のように、ピストン7におけるインナパッド2方向とは反対側の端面に円形凹部72が形成され、シリンダ部5における液圧供給側底壁面から円形凹部72内に向けて該円形凹部72の内周面と同心円状の外周面を有する支持用凸部54が延設され、該支持用凸部54の外周面と円形凹部72の内周面との間でピストンシール6よりはインナパッド2方向とは反対側に離れた位置に、その一部にブレーキ液の流通を可能にする複数の貫通孔81を形成させた状態でピストン7の傾動を抑制する傾動抑制部材8が設けられている構成としたことで、ピストン7の外周シール面の傷つきを発生させることなしにピストン7の傾動を抑制することができるようになるという効果が得られる。
また、ピストン7が中央部に液圧の受圧面の一部を構成する隔壁73を備えた断面H型に形成され、隔壁73がピストンシール6と傾動抑制部材8との間に設けられている構成とすることにより、ピストン7の重心バランスがよくなり、傾動抑制効果をより高めることができるようになる。
次に、他の実施例について説明する。この他の実施例の説明にあたっては、前記実施例1と同様の構成部分については図示を省略し、もしくは同一の符号を付けてその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。
この実施例2は、前記実施例1におけるブレーキキャリパーピストン支持構造の変形例を示すものであり、図3(要部を示す縦断面図)に示すように、支持用凸部54の先端部外周面に環状切欠部56が形成され、支持用凸部54の先端面に別体の円板57をねじ58等で取り付け固定することにより、傾動抑制部材8を装着する環状溝55を形成させるようにした点が上記実施例1とは相違したものである。
従って、この実施例2では、環状溝55を容易に形成することができるようになるという追加の効果が得られる。
従って、この実施例2では、環状溝55を容易に形成することができるようになるという追加の効果が得られる。
この実施例3のブレーキキャリパーピストン支持構造は、請求項1、3、4に記載の発明に対応する。
この実施例3は、前記実施例1におけるブレーキキャリパーピストン支持構造の変形例を示すものであり、図4(要部を示す縦断面図)及び図5(図4のB−B線における縦断面図)に示すように、上記傾動抑制部材8がピストン7における円形凹部72の内周面側に設けられている構造としている点が、上記実施例1、2とは相違したものである。
この実施例3は、前記実施例1におけるブレーキキャリパーピストン支持構造の変形例を示すものであり、図4(要部を示す縦断面図)及び図5(図4のB−B線における縦断面図)に示すように、上記傾動抑制部材8がピストン7における円形凹部72の内周面側に設けられている構造としている点が、上記実施例1、2とは相違したものである。
即ち、この実施例3では、傾動抑制部材8が、その外周側を円形凹部72の内周面側に形成された環状溝74に装着されると共に、その内周側にはブレーキ液の流通を可能にする複数の貫通孔(隙間)81を形成されている。
この実施例3は、傾動抑制部材8を円形凹部72の内周面側に設けるようにすることで、この傾動抑制部材8をピストンシール6の位置より最も遠い位置に配置させることができる。
従って、この実施例3では、上記実施例1と同様の効果が得られる他に、ピストン7及びシリンダ部5の長さを長くすることなしに、ピストンシール6と傾動抑制部材8との間の距離を最大限に広げることができるため、大型化を回避しつつピストン7の傾動抑制効果を高めることができるようになるという追加の効果が得られる。
従って、この実施例3では、上記実施例1と同様の効果が得られる他に、ピストン7及びシリンダ部5の長さを長くすることなしに、ピストンシール6と傾動抑制部材8との間の距離を最大限に広げることができるため、大型化を回避しつつピストン7の傾動抑制効果を高めることができるようになるという追加の効果が得られる。
以上、本発明の実施例を図面に基づき説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、実施例では、ブレーキ液の流通を可能にする隙間として貫通孔81を形成させたが、図6に示すように複数の切欠部82で隙間を形成させるようにしてもよい。
例えば、実施例では、ブレーキ液の流通を可能にする隙間として貫通孔81を形成させたが、図6に示すように複数の切欠部82で隙間を形成させるようにしてもよい。
また、実施例では、ピストン7の断面形状をH型に形成したが、断面コ時状であってもよい。
また、実施例では、ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部72及び支持用凸部54を円形に形成したが、円形に限定されるものではなく、略方形等任意の形状とすることができる。
また、実施例では、ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部72及び支持用凸部54を円形に形成したが、円形に限定されるものではなく、略方形等任意の形状とすることができる。
1 ブレーキブレーキディスクロータ
2 インナパッド
3 アウタパッド
4 キャリパー
41 爪部
5 シリンダ部
51 環状溝
52 液圧室
53 ポート
54 支持用凸部
55 環状溝
56 環状切欠部
57 円板
58 ねじ
6 ピストンシール
7 ピストン
71 円形凹部
72 円形凹部(ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部)
73 隔壁
74 環状溝
8 傾動抑制部材
81 貫通孔(隙間)
82 切欠部(隙間)
9 ダストシール
2 インナパッド
3 アウタパッド
4 キャリパー
41 爪部
5 シリンダ部
51 環状溝
52 液圧室
53 ポート
54 支持用凸部
55 環状溝
56 環状切欠部
57 円板
58 ねじ
6 ピストンシール
7 ピストン
71 円形凹部
72 円形凹部(ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部)
73 隔壁
74 環状溝
8 傾動抑制部材
81 貫通孔(隙間)
82 切欠部(隙間)
9 ダストシール
Claims (4)
- ピストンと、該ピストンを摺動自在に支持するシリンダ部と、該シリンダ部の開口部近傍内周面に装着されたピストンシールと、を備えたディスクブレーキのピストン構造であって、
前記ピストンにおけるブレーキパッド方向とは反対側の端面に該ピストンの軸方向に沿った内周面を有する凹部が形成され、
前記シリンダ部における液圧供給側底壁面から前記凹部内に向けて該凹部の内周面に沿った外周面を有する支持用凸部が延設され、
該支持用凸部の外周面と前記凹部の内周面との間で前記ピストンシールよりは前記液圧供給側底壁面方向側に離れた位置に、その一部にブレーキ液の流通を可能にする隙間を形成させた状態でピストンの傾動を抑制する傾動抑制部材が設けられていることを特徴とするブレーキキャリパーピストン支持構造。 - 前記傾動抑制部材が前記支持用凸部の外周面側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキキャリパーピストン支持構造。
- 前記傾動抑制部材が前記円形凹部の内周面側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のブレーキキャリパーピストン支持構造。
- 前記ピストンが中央部に液圧の受圧面の一部を構成する隔壁を備えた断面H型に形成され、
前記隔壁が前記ピストンシールと前記傾動抑制部材との間に設けられていること特徴とする請求項1〜の3いずれか1項に記載のブレーキキャリパーピストン支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005187610A JP2007009929A (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | ブレーキキャリパーピストン支持構造 |
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JP2005187610A JP2007009929A (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | ブレーキキャリパーピストン支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=37748722
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JP2005187610A Withdrawn JP2007009929A (ja) | 2005-06-28 | 2005-06-28 | ブレーキキャリパーピストン支持構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100802054B1 (ko) * | 2005-05-20 | 2008-02-12 | 주식회사 케이티프리텔 | 문자에 대응하는 착신자 정보를 이용한 음성 통화 서비스제공 방법, 장치 및 그 방법을 기록한 기록매체 |
KR100853084B1 (ko) * | 2007-02-14 | 2008-08-19 | 티유미디어 주식회사 | 이동통신 모듈 및 이동방송 모듈을 포함하는 단말기에서 emm 처리 방법 |
-
2005
- 2005-06-28 JP JP2005187610A patent/JP2007009929A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080422 |
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A761 | Written withdrawal of application |
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