JP2007008093A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高価なセンサを多数搭載したり複雑な補正制御をすることなく温度変化による印字ずれを可及的に低減させるフルカラー印刷の画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置のフルラインヘッドユニット2は4個のヘッドユニット12(12c、12k、12m、12y)と、これらを所定の間隔で保持するヘッドユニット固定部材13と、用紙先端位置センサ14を備えている。用紙搬送ユニット3は搬送ベルト15、プラテン16、駆動ローラ17、従動ローラ18、張力ローラ19、吸着フアンユニット21、駆動モータ25、エンコーダ26、これらを保持するフレーム22を備えている。この画像形成装置はヘッドピッチ固定部材13と従動ローラ18の熱膨張係数の差が「±100×10^−6(m)/(固定ヘッド配設距離(m)×変動温度(K))」以下であるように構成される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、高価なセンサを多数搭載したり複雑な補正制御をすることなく、温度変化による印字ずれを可及的に低減させるカラー印刷装置、特にフルラインインクジェット方式の画像形成装置に関する。
従来、種々の方式のカラー印刷装置が知られている。特に近年、比較的安価で小型であるという理由でインクジェット記録方式のカラー印刷装置が広く使用されるようになっている。
その中でも、プリント速度の高速化を実現するための構成から成るフルラインインクジェットプリンタが知られている。このフルラインインクジェットプリンタは、例えば用紙幅分の印字幅を有する固定のライン印字ヘッドを備えており、用紙幅方向(主走査方向)の一ライン分を一括して印字するため、シリアルプリンタのように印字ヘッドによる主走査方向への走査の必要が全く無く、用紙を一方向(副走査方向)に搬送しながら1ラインずつ線順次に印字している。(例えば、特許文献1参照。)
このようなフルラインインクジェットプリンタの各色の印字タイミングは、各色の印字ヘッド間の距離と用紙の搬送速度から定まる。その用紙の搬送速度を検知する方法として例えば用紙搬送ベルトを駆動するローラに直結した駆動モータの回転数を検知し、この検知した駆動モータの回転数に基づいて印字タイミングを制御する方式が知られている。そして、この方式では、負荷によるモータの発熱に起因する駆動ローラの外径変形や、印字ヘッドの発熱による各色の印字ヘッド間のピッチ間隔の熱膨張により、印字タイミングにずれが生じるため、定期的に温度を検知して印字タイミングを補正している。(例えば、特許文献2参照。)
また、用紙搬送ベルトの速度を直接検知して、搬送速度の色ずれへの影響を排除する方法も提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
特開2002−103598号公報 特開平05−016370号公報 特開平11−170623号公報
ところで、特許文献2に示されるフルラインインクジェットプリンタでは、印字ヘッドや用紙搬送ベルトの駆動ローラの温度を検知しているが、これらの温度変化は均一では無いので、色ずれを低減するためには、多数箇所の温度を検出して複雑な補正を行う必要がある。また回転する駆動ローラの温度検出は容易では無い。また、装置が煩雑になってしまうという種々の問題を有している。
また、特許文献3に示されるフルラインインクジェットプリンタにおいては、搬送ベルトの速度を直接検知し、搬送速度の色ずれへの影響を排除している。しかし、印字ヘッドの発熱等による各色の印字ヘッド間のピッチ間隔の熱膨張によっても印字タイミングにずれが生じるが、このことへの配慮はなされていない。
本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、高価なセンサを多数搭載したり複雑な補正制御をすることなく、温度変化による印字ずれを可及的に低減させるカラー印刷装置、特にフルラインインクジェット方式の画像形成装置を提供することである。
以下に、本発明に係わる画像形成装置の構成を述べる。
本発明の画像形成装置は、用紙を搬送すべく、少なくとも搬送ベルトと、該搬送ベルトを張設する駆動ローラ、従動ローラ、及び張力ローラを有する搬送手段と、上記用紙の搬送方向に所定の間隔でヘッドピッチ固定部材に配置された複数の固定ヘッドと、を備え、上記ヘッドピッチ固定部材の熱膨張係数と上記従動ローラの熱膨張係数との差が、±100×10^−6(m)/(固定ヘッド配設距離(m)×変動温度(K))以下であるように構成される。
上記従動ローラは、例えば該従動ローラの回転速度を検出されるためのエンコーダを有するように構成される。
また、この画像形成装置は、例えば、上記固定ヘッドと上記ヘッドピッチ固定部材の間に介装された断熱部材を備えるように構成される。
また、この画像形成装置は、例えば、上記搬送ベルトに外接し上記搬送ベルトと同期して回転する外接ローラと、該外接ローラの回転速度を検出するためのエンコーダとを有し、上記ヘッドピッチ固定部材の熱膨張係数と上記外接ローラの熱膨張係数との差が、±100×10^−6(m)/(固定ヘッド配設距離(m)×変動温度(K))以下であるように構成される。
本発明によれば、高価なセンサを多数搭載したり複雑な補正制御をすることなく、温度変化による印字ずれを可及的に低減させるカラー印刷装置、特にフルラインインクジェット方式の画像形成装置を提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、第1の実施の形態におけるフルラインインクジェットプリンタ(以下、単にプリンタという)の構成を模式的に示す断面図である。
このプリンタ1は、印刷画像データに基づいて4色のインク滴を吐出するフルラインヘッドユニット2、このフルラインヘッドユニット2の下側に配置され、印刷する用紙Pを搬送する用紙搬送ユニット3、この用紙搬送ユニット3に用紙Pを供給する供給ユニット4、及び印刷されて排出される用紙Pを収納する排紙ユニット5を備えている。
上記の供給ユニット4は、プリンタ1の用紙搬送方向上流側に設けられ、供給トレイ6と、供給ローラ対7と、レジストローラ対8とを備えている。
供給トレイ6は、プリンタ1の本体筐体外部に取り付けられ、多枚数の用紙Pを載置可能に構成されている。供給ローラ対7は、供給トレイ6に載置された用紙Pを、供給トレイ6から1枚ごと取り出して、プリンタ1の内部に給送する。レジストローラ対8は、供給ローラ対7から給送されてくる用紙Pを、一時停止させて斜行等の搬送姿勢を整えるとともに、印刷タイミングに合わせて用紙搬送ユニット3に給送する。
排紙ユニット5は、プリンタ1の用紙搬送方向下流側に設けられ、排紙ローラ9と、排紙トレイ11とを備えている。
排紙ローラ9は、印刷されて用紙搬送ユニット3から排出される用紙Pを外部に排出する。排紙トレイ11は、排紙ローラ9により排出されてくる用紙Pを、積み重ねて収容する。
図2(a) は、上記のフルラインヘッドユニット2の外観構成を模式的に示す斜視図であり、図2(b) は同プリンタの用紙搬送ユニットの外観及び一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図である。
図2(a) に示すように、フルラインヘッドユニット2は、4個のヘッドユニット12(12c、12k、12m、12y)、ヘッドユニット固定部材13、および用紙先端位置センサ14とを備えている。
4個のヘッドユニット12は、シアン(c)、ブラック(k)、マゼンタ(m)、及びイエロー(y)の4色のインクに対応したヘッドユニット12c、12k、12m、及び12yで構成される。これらの各ヘッドユニット12には、特には図示しないが、インクタンクから上記各色のインクが供給される。
ヘッドユニット固定部材13は、熱膨張係数が2×10^−6/Kと極めて小さいインバーを材質とした支持部材であり、4個のヘッドユニット12を所定の間隔で固定して保持している。インバー(不変鋼)は熱膨張係数が小さいFe−Ni系合金である。尚、図2(a) には、最も離れたヘッドユニット12cと12y間を距離L(単位はm(メートル)、以下同様)で示しているが、これについては後述する。
用紙先端位置センサ14は、ヘッドユニット固定部材13の用紙搬送方向上流側端部に固設され、図1に示したレジストローラ対8から用紙搬送ユニット3に給送されてくる用紙Pの先端を検出する。
他方、図2(b) に示すように、用紙搬送ユニット3は、搬送ベルト15、プラテン16、駆動ローラ17、従動ローラ18、張力ローラ19、吸着フアンユニット21、これらを保持するフレーム22を備えている。
搬送ベルト15は、全周にわたってほぼ均等な間隔で穿設された多数の吸着孔23を備えている。この搬送ベルト15は、駆動ローラ17と従動ローラ18とに掛け渡され、下部中央を張力ローラ19によって内側から下方に付勢されて張設されている。
プラテン16は、搬送ベルト15を支持する領域全面に多数の通気孔24を穿設された平滑な板状部材であり、搬送ベルト15を平面上に滑走状態で支持するとともに、通気孔24を介して吸着フアンユニット21からの吸気圧を搬送ベルト15に伝達する。
上記の駆動ローラ17と従動ローラ18は、フレーム22の用紙搬送方向下流側端部と上流側端部にそれぞれ回転可能に保持されている。
そして、駆動ローラ17の回転軸の一方の端部には駆動モータ25が接続され、駆動モータ25は、駆動ローラ17を回転駆動する。
また、従動ローラ18は搬送ベルト15の回転に従動して回転し、その回転軸の一方の端部にはエンコーダ26が取り付けられている。エンコーダ26は、従動ローラ18の回転に比例した信号を発生し、その信号を後述する制御ユニットに送信する。
尚、この従動ローラ18は、ヘッドユニット固定部材13と同様に、熱膨張係数が2×10^−6/Kと極めて小さいインバーを材質として構成されている。尚、Kは絶対温度を示している(以下同様)。
また、上記の張力ローラ19は、フレーム22により回動部材27を介して上下に揺動自在に支持されている。回動部材27は、張力ローラ19を支持する端部が常にフレーム22から離れる方向に不図示の付勢部材により付勢されている。これにより、張力ローラ19は、常に搬送ベルト15の下部中央部を内側から下方に向けて押圧し、搬送ベルト15を適切な張力に維持している。
また、吸着フアンユニット21は、搬送ベルト15の内周側で且つプラテン16の下に配置されている。吸着フアンユニット21は、ファンの回転により吸気圧を発生させ、プラテン16の通気孔24及び搬送ベルト15の吸着孔23を介して用紙Pを搬送ベルト15に吸着させる。
図3は、制御ユニットのブロック図である。図3に示すように、制御ユニット30は、プリンタ1全体を制御する制御装置であり、ヘッドユニット制御部31と用紙搬送制御部32とからなる。
ヘッドユニット制御部31には、図2(a) に示した用紙先端位置センサ14から用紙先端位置検出信号aが入力し、図2(b) に示したエンコーダ26から従動ローラ18の回転角速度信号bが入力する。
ヘッドユニット制御部31は、上記の用紙先端位置検出信号a及び従動ローラ18の回転角速度信号bとに基づいて、図2(a) に示した4個のヘッドユニット12(12c、12k、12m、12y)のインク吐出のタイミングを制御する。
次に、上記構成におけるプリンタ1の印刷動作を説明する。本例のプリンタ1は、先ず、電源が投入され、使用する用紙Pの材質、枚数、印字モード、その他の指定が不図示の操作パネルからキー入力あるいは接続する不図示のホスト機器からの信号として入力されると、制御ユニット30は印字(印刷、画像形成、以下同様)の実行を開始する。
先ず、供給トレイ6に載置された用紙Pの最上部の一枚が、供給ローラ対7によって取り出され、プリンタ1内部に搬入される。用紙Pは、その先端がレジストローラ対8の2つのローラが接し合う把持部に当接したところで一旦停止する。
一旦停止した用紙Pは、レジストローラ対8の回転開始によって、用紙搬送ユニット3の搬送ベルト15上に給送される。搬送ベルト15上に送り出された用紙Pは、吸着フアンユニット21の吸気圧によって搬送ベルト15の搬送面に吸着される。
搬送ベルト15に吸着された用紙Pは、フルラインヘッドユニット2の下方を所定の間隔を維持しながら搬送される。このとき用紙先端位置センサ14は、通過する用紙Pの先端を検出して、その用紙先端位置検出信号aをヘッドユニット制御部31に送信する。
また、用紙Pを吸着して搬送している搬送ベルト15の回転に従動して回転する従動ローラ18と同軸に回転するエンコーダ26の従動ローラ回転角速度信号bも、ヘッドユニット制御部31に送信されている。
ヘッドユニット制御部31は、上記の用紙先端位置検出信号a及び従動ローラ回転角速度信号bの二つの信号から、印字開始タイミングを演算する。そして、その演算によって、用紙Pの先端部がヘッドユニット12cの下部に到達したタイミングを認識する。
更に、ヘッドユニット制御部31は、エンコーダ26の従動ローラ回転角速度信号bに基づいて、各ヘッドユニット12のインク吐出タイミングを算出し、その算出したインク吐出タイミングに基づいて、ヘッドユニット12c、12k、12m、12yと、順次各色のインクを吐出させて、印刷を実行する。
ヘッドユニット制御部31は、エンコーダ26からの従動ローラ回転角速度信号bを常に参照し、搬送ベルト15の速度が変化した場合でも、各ヘッドユニット12のインク吐出タイミングを算出し直して、各ヘッドユニット12のインク吐出タイミングを調整して、正常な印刷を続行する。
その後、印刷された用紙Pは、排紙ローラ9によりプリンタ1より外部に排出され、排紙トレイ11上に積み重ねられる。この間、一連の用紙搬送処理は、用紙搬送制御部32によって動作制御がなされている。
ここで、本実施例の特徴となる構成上の作用を説明する。フルラインヘッドユニット2のヘッドユニット固定部材13は、熱膨張係数が2×10^−6K以下の材質で構成されている。
ヘッドユニット12c、12k、12m、12yは、例えば圧電素子により微小インク滴をノズルから吐出する方式であり、圧電素子の駆動により熱が発生する。もっとも、圧電素子ではなくとも、例えば発熱素子による瞬間的な気泡発生の圧力によるインク吐出方式でも、ヘッドユニットにおける同様な発熱は避けられない。
また、同時にプリンタ1本体の雰囲気温度にも変化が伴う。したがって、ヘッドユニット固定部材13に固定した複数のヘッドユニット12の間隔は、4個のヘッドユニット12の発熱と雰囲気温度の変化に従って膨張あるいは収縮する。
最も離れたヘッドユニット12cと12y間の距離をL、ヘッドユニット固定部材13の熱膨張係数をα1、ヘッドユニット群の発熱による温度上昇をΔTh、雰囲気温度の変化量をΔTとすると、各ヘッドユニット12間の距離の変化量Δlは次のようになる。なおここでは、各ヘッドユニット12間の距離が拡大する方向を+とする。
Δl=L×α1×(ΔTh+ΔT) ・・・ (1)
搬送ベルト15が、張力ローラ19により適切な張力に維持されているため、搬送ベルト15に従動する従動ローラ18は搬送ベルト15に同期して回転する。搬送ベルト15の循環移動速度は、搬送ベルト15に同期して回転する従動ローラ18の回転角速度を検知するエンコーダ26から得られる。
この回転角速度を検知するエンコーダ26は、一般的な光学ロータリーエンコーダであり、回転円板に多数の光学的スリットを設け、このスリットを通過する光を透過型光センサで検出することによって、回転円板の回転位置を電気信号に変換している。
従動ローラ18の外径は、雰囲気温度に従って膨縮するため、雰囲気温度によって搬送ベルト15の移動速度と従動ローラ18の回転角速度の相関も変化する。なお、搬送ベルト15を循環移動走行させる駆動モータ25は発熱するが、従動ローラ18とは充分離れているので、その発熱は従動ローラ18には伝わらない。
一方、エンコーダ26の回転円板の外径も雰囲気温度に従って膨縮するが、光学的スリットを通過する光の時間間隔は変動しない。したがって、エンコーダ26の出力と搬送ベルト15の移動速度との相関は従動ローラ18の外径の膨縮によってのみ変化する。
ここで、搬送ベルト15の循環移動の走行速度をVb、従動ローラ18の直径をD、従動ローラ18の回転角速度をωとすると、回転角速度ωは次のようになる。
ω=Vb/D ・・・ (2)
ここで従動ローラ18の熱膨張係数をα2とすると、雰囲気温度の変化量ΔTによる従動ローラ18の回転角速度の変化量、すなわちエンコーダ26の出力の変化量Δωは、次のようになる。
Δω=Vb/(D×(1+α2×ΔT))×(Vb/D)^−1
=1/(1+α2×ΔT) ・・・ (3)
ヘッドユニット12のインク滴の吐出を制御するヘッドユニット制御部31は、エンコーダ26から出力される従動ローラ回転角速度信号bからインク吐出タイミングを生成する方式なので、出力の変化によってインク吐出タイミングが変化する。
このインク吐出タイミングの変化比率γは次のようになる。
γ=1/Δω=1+α2×ΔT ・・・ (4)
ここで、最も離れたヘッドユニット12cと12y間において、搬送ベルト15の速度Vbにおけるインク吐出タイミングをtとすると、このインク吐出タイミングの変化による隣り合う2つのヘッドユニット間の印字ずれ量Δpは次の式で表すことができる。なおここでは、用紙搬送方向の印字ずれを+とする。
Δp=Vb×t×γ−L=(Vb×L/Vb)×(1+α2×ΔT)−L
=L×α2×ΔT ・・・ (5)
(1)式と(5)式から、ヘッドユニット間距離の温度変化量Δlと、吐出タイミングの温度変化による印字ずれ量Δpの差(単位はm(メートル))を式に表すと次のようになる。ここでは用紙搬送方向の差を+とする。
Δ1−Δp=L×α1×(ΔTh+ΔT)−L×α2×ΔT
=L×(ΔTh×α1+ΔT×(α1−α2)) ・・・ (6)
本発明では、ヘッドユニット固定部材13の熱膨張係数α1と従動ローラ18の熱膨張係数α2が、ともに2×10^−6/Kのインバーで構成されている。
このため(α1−α2)項が0となって雰囲気温度の熱伸縮による印字ずれがキャンセルされて、ヘッドユニット群の発熱による温度上昇ΔThによる印字ずれだけとなる。
本例のプリンタ1の構成においては、実測で、ヘッドユニット群の発熱は最大で30℃程度である。また最も離れたヘッドユニット12cと12y間の距離Lを0.33mとすると、式(6)は次のようになる。
Δl−Δp=0.33×(30×2×10^−6)
=20×10^−6 ・・・ (7)
一般に、目視で認識できる印刷物の色ずれは、100μm以上とされている。本例では印刷物の色ずれが20μmなので、目視認識できないレベルである。
本例では熱膨張係数が2×10^−6/Kのインバーで構成したが、ヘッドユニット固定部材13の熱膨張係数α1と従動ローラの熱膨張係数が等しいとともに、次の式を満たしていれば同じ効果が得られる。但し単位はm(メートル)。
L×(ΔTh×α1)≦100×10^−6 ・・・ (8)
つまり、ヘッドユニット群の発熱による最も離れたヘッドユニット間の熱伸縮量が100μm以下となるような熱膨張係数であれば、目視認識できるレベルの印字ずれが生じないのである。
もちろん、ヘッドユニット固定部材13の熱膨張係数α1が小さいほど、印字ずれ量も減少させる効果がある。
以上、説明した第1の実施形態によれば、ヘッドユニットの温度如何にかかわらず、多数箇所の温度を検出あるいは回転体の温度を検出したり、補正演算などの複雑な制御をすることなく、温度による印字色ずれが削減できる。
仮に最も離れたヘッドユニット間の距離を330mmとするならば、熱膨張係数が10×10^−6/K以下の材質であればよいことになる。このような材質としては、熱膨張係数が5×10^−6/K程度の窒化アルミや、同じく熱膨張係数が5×10^−6/K程度のチタン合金などが該当する。
このように、第1の実施の形態におけるプリンタの構成によれば、用紙搬送方向の印字ずれの発生を低減させることができる。
なお、本実施例では、従動ローラ18にエンコーダ26を配置し、従動ローラ18の回転速度を検出したが、駆動ローラ17にエンコーダ26等を配置し、駆動ローラ17の回転速度を検出しても良い。この場合には、駆動ローラ17の材質をヘッドユニット固定部材13の線膨張係数と略等しく、さらにインバー等の線膨張係数の小さな材質にすれば同様の効果を得る事ができる。
図4は、第2の実施の形態におけるプリンタのフルラインヘッドユニットの外観構成を模式的に示す斜視図である。
尚、本例におけるプリンタのフルラインヘッドユニット及び後述する用紙搬送ユニット36以外の全体構成は、図1、図2(b) 及び図3に示した構成と同一である。尚、図4には、図2(a) に示した構成と同一構成部分には図2(a) と同一の番号を付与して示している。
図4に示すフルラインヘッドユニット33は、4色のインクに対応したヘッドユニット12(12c、12k、12m、12y)と、これらのヘッドユニット12を所定の間隔で支持するヘッドユニット固定部材34と、上記各ヘッドユニット12とヘッドユニット固定部材34との間に介装された断熱部材35と、用紙先端位置センサ14とで構成される。
上記ヘッドユニット固定部材34は、アルミ合金であるアルミダイカスト(ADC12)を材質としている。また、用紙先端位置センサ14は、ヘッドユニット固定部材34の用紙搬送方向上流側端部に固設されている。また、各ヘッドユニット12には、特には図示しないが、インクタンクから各色のインクが供給される。
尚、図4においても、最も離れたヘッドユニット12cと12y間を距離Lで示しているが、これについては後述する。
図5は、本例におけるプリンタの用紙搬送ユニットの外観及び一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図である。尚、図5には、図2(b) に示した構成と同一構成部分には図2(b) と同一の番号を付与して示している。
図5に示すように、用紙搬送ユニット36は、搬送ベルト15、プラテン16、駆動ローラ17、従動ローラ37、張力ローラ19、吸着フアンユニット21、これらを保持するフレーム22を備えている。
本例の上記用紙搬送ユニット36の構成においては、従動ローラ37のみが、図2(b) の場合と構成が異なる。すなわち、本例のエンコーダ26が配置された従動ローラ37は、アルミ合金(A5058)材質のローラ部材である。尚、用紙搬送ユニット36の動作は図2(b) の場合と同様である。
続いて、本実施例の特徴となる構成上の作用を説明する。フルラインヘッドユニット33のヘッドユニット固定部材34は、4列のヘッドユニット12c、12k、12m、12yの相対位置変化を抑える高剛性とともに、プリンタ1本体の重量増加を低減するために、前述したように軽量なアルミダイカスト(ADC12)で構成されている。
また、各ヘッドユニット12のインク吐出方式が圧電素子によるものであれ発熱素子によるものであれ、いずれにして発熱が避けられないことも前述した。そこで本例では、
その発熱がヘッドユニット固定部材34に伝導されないように、各ヘッドユニット12とヘッドユニット固定部材34との間に断熱部材35が介装されている。
断熱部材35は、無機質ファイバーで補強したセラミック粉末で非閉鎖のセル構造物である例えばマイクロサーム等の製品商標名からなる断熱部材で構成されている。したがって、ヘッドユニット固定部材34は、各ヘッドユニット12からの直接の伝熱ではなく、プリンタ1内部の環境温度によって熱伸縮する。
いま、最も離れたヘッドユニット12間の距離をL、ヘッドユニット固定部材34の熱膨張係数をα1、雰囲気温度の変化量をΔTとすると、ヘッドユニット12間の距離の変化量Δlは次のようになる。なおここでは、ヘッドユニット間の距離が拡大する方向を+とする。
Δl=L×α1×ΔT ・・・ (9)
搬送ベルト15が張力ローラ19により適切な張力に維持されているため、搬送ベルト15に従動する従動ローラ37は搬送ベルト15に同期して回転する。搬送ベルト15の循環移動速度は、搬送ベルト15に同期して回転する従動ローラ37の回転角速度を検知するエンコーダ26から得られる。このエンコーダ26は、図2(b) で既に説明したものと同一のものである。
この場合も、従動ローラ37の外径は雰囲気温度に従って膨縮するため、雰囲気温度によって搬送ベルト15の移動速度と従動ローラ37の回転角速度の相関も変化する。また、搬送ベルト15を循環移動走行させる駆動モータ25は発熱するが、この場合も従動ローラ37とは充分に離れているので、その発熱は従動ローラ37には伝わらない。
また、エンコーダ26の回転円板の外径も雰囲気温度に従って膨縮するが、光学的スリットスリットを通過する光の間隔は変動しないことも図2(b) の場合と同様である。したがってエンコーダ26の出力の相関は従動ローラ37の外径の膨縮によってのみ変化する。
ここで、搬送ベルト15の速度をVb、従動ローラ37の直径をD、従動ローラ37の回転角速度をωとすると、回転角速度ωは次のようになる。
ω=Vb/D ・・・ (10)
ここで従動ローラ37の熱膨張係数をα2とすると、雰囲気温度の変化量ΔTによる回転角速度の変化量、すなわちエンコーダ26の出力の変化量Δωは次のようになる。
Δω=Vb/(D×(1+α2×ΔT))×(Vb/D)^−1
=1/(1+α2×ΔT) ・・・ (11)
ヘッドユニット12のインク吐出タイミングを制御するヘッドユニット制御部31は、エンコーダ26の出力からインク吐出タイミングを生成する方式や、インク吐出タイミングを一定に固定しておいて、このタイミングに合うようにエンコーダ26の出力が一定になるように搬送ベルト15の循環移動の速度を制御する方式がある。
前者はエンコーダ26の出力の変化によってインク吐出タイミングが変化し、後者はエンコーダ26の出力の変化を検知して搬送ベルト15の搬送速度を一定になるように調節する。
どちらの方式でも、用紙Pへの印字タイミング(インク吐出タイミング)の変化比率γは次のようになる。
γ=1/Δω=1+α2×ΔT ・・・ (12)
ここで最も離れたヘッドユニット12間の距離がLのとき、搬送ベルト15の循環移動速度がVbにおけるインク吐出タイミングをtとすると、このインク吐出タイミングの変化による隣り合う2つのヘッドユニット12による印字ずれ量Δpは、次の式で表すことができる。なおここでは、用紙搬送方向の印字ずれを+とする。
Δp=Vb×t×γ−L
=(Vb×L/Vb)×(1+α2×ΔT)−L
=L×α2×ΔT ・・・ (13)
式(9)と式(13)から、ヘッドユニット間距離の温度変化量Δlと、インク吐出タイミングの温度変化による印字ずれ量Δpの差を式に表すと次のようになる。ここでは用紙搬送方向の差を+とする。
Δl−Δp=L×α1×ΔT−L×α2×ΔT
=L×ΔT×(α1−α2) ・・・ (14)
このように、ヘッドユニット間距離の温度変化量Δlと、インク吐出タイミングの温度変化による印字ずれ量Δpの差は、最も離れたヘッドユニット間の距離Lと、雰囲気温度の変化量ΔTに比例し、ヘッドユニット固定部材34の熱膨張係数α1と従動ローラ37の熱膨張係数α2の差に比例する。
ここで、ヘッドユニット固定部材34の熱膨張係数α1と従動ローラ37の熱膨張係数α2の差は一般的な鉄系材質の24×10^−6/Kと、実施例1で示したインバーの2×10^−6/Kの組合せを最大とする。従って、ヘッド固定部材34に配置された複数のヘッドユニット12の中で、最も離れたヘッドユニット12の間隔の最小距離Lminは(14)式から次のように導かれる。
Lmin≧100×10^−6/(22×10^−6)×ΔT
ヘッドユニット固定部材34を構成するアルミダイカスト(ADC12)と、従動ローラ37を構成するアルミ合金(A5056)の熱膨張係数は、ほぼ同一の22×10^−6/Kである。
そして、両方ともプリンタ内部の環境温度によって熱伸縮する。よって上記の説明で示したヘッドユニット間距離の温度変化量Δlと、インク吐出タイミングの温度変化による印字ずれ量Δpの差を表す式(14)の「L×ΔT×(α1−α2)」がゼロとなる。つまり、これは、用紙搬送方向の印字ずれが生じないことを示している。
さらに変形例として、搬送ベルト15の循環移動速度信号を発生するエンコーダ26が駆動モータ25と同軸に取付けられていてもよい。この場合は、駆動ローラ17の材質にヘッドユニット固定部材34の材質と同様の熱膨張係数の差が±100×10^−6/(L×ΔT)の物を使用する。
また、駆動モータ25に内蔵された回転角速度信号をそのまま流用してもよい。この場合も、駆動ローラ17の材質に、ヘッドユニット固定部材34の材質と同様の熱膨張係数の差が±100×10^−6/(L×ΔT)の物を使用すれば、同じ効果が得られる。この場合には、エンコーダ26を使用しないため、部品数が小さくなり装置を小型にできる。
以上、説明した第2の実施形態によれば、各ヘッドユニット12を支持するヘッドユニット固定部材34の材質と、搬送ベルト15の循環移動走行速度を検知する従動ローラ37の材質は、熱膨張係数の差が、±100×10^−6/(L×ΔT)以下であればよく、これにより、ヘッドユニットの発熱の影響が排除でき、したがって、使用部材の材質選択の自由度が拡大する。さらに、ヘッドユニット間の取付け間隔の遠近に制限がなく、レイアウト設計の自由度が拡大する。
また、ヘッドユニット12の発熱の影響が排除されているため、発熱が多いヘッドユニットも搭載でき、多種のヘッドユニットを使用する事ができる。さらに装置のフレーム等にも熱が伝わりにくく、ヘッドユニット12以外の部品も熱変形しにくい利点がある。
図6は、第3の実施の形態におけるプリンタの用紙搬送ユニットの外観及び一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図である。
尚、本例におけるプリンタの用紙搬送ユニット以外の全体構成は、図1、図3及び図4に示した構成と同一である。尚、図6には、図5に示した構成と同一構成部分には図5と同一の番号を付与して示している。
図6に示すように、用紙搬送ユニット38は、搬送ベルト15、プラテン16、駆動ローラ17、従動ローラ18、張力ローラ19、吸着フアンユニット21、エンコーダローラ39、これらを保持するフレーム22を備えている。
そして、駆動ローラ17には、その回転軸の一方の端部に駆動モータ25が接続され、エンコーダローラ39には、その回転軸の一方の端部にエンコーダ26が取り付けられている。
この用紙搬送ユニット38の動作は、従動ローラ18とエンコーダローラ39の関係を除いて図5の場合とほぼ同様である。
続いて、本実施例の特徴となる構成上の作用を説明する。図示を省略した本例のフルラインヘッドユニットは、図4に示したフルラインヘッドユニット33と同一の構成である。したがって、ヘッドユニット間の距離の変化量Δlは前述の式(9)で表される。
本例において、エンコーダローラ39は、アルミ合金(A5058)材質のローラ部材で構成され、搬送ベルト15を挟んで従動ローラ18に対向して配置され、搬送ベルト15に摺接して搬送ベルト15の循環移動走行に同期して同一線速度で従動回転する。
これにより、搬送ベルト15の循環移動走行の速度は、搬送ベルト15に同期して回転するエンコーダローラ39の回転角速度を検知するエンコーダ26から得られる。
エンコーダローラ39の外径は、雰囲気温度に従って膨縮するため、搬送ベルト15の循環移動走行速度とエンコーダローラ39の回転角速度の相関も雰囲気温度に従って変化する。
なお、搬送ベルト15を走行させる駆動モータ25も発熱するが、エンコーダローラ39とは充分離れているので、駆動モータ25の発熱はエンコーダローラ39には伝わらない。
一方、前述のようにエンコーダ26の出力信号は、温度に影響されないため、エンコーダ26の出力信号との相関は、エンコーダローラ39の外径の膨縮に従って変化する。
搬送ベルト15の循環移動走行速度をVb、エンコーダローラ39の直径をD、エンコーダローラ39の回転角速度をωとすると、回転角速度ωは前述の式(10)と同じになる。
したがってヘッドユニット間距離の温度変化量Δlと、インク吐出タイミングの温度変化による印字ずれ量Δpの差を表す式も同様に式(14)と同じになる。よって本例の構成によっても実施例2と同じ効果が得られる。
尚、本例では、エンコーダローラ39の直径を小径にして回転角速度を増速すれば、搬送ベルト15の循環移動走行速度に対する検出信号の分解能が高くなって、速度検出精度が向上する。
さらに、エンコーダローラ39の取付け位置に自由度ができるので、プリンタ1の内部空間を有効に活用することができる。例えば、エンコーダローラ39の取付け位置によっては、検出分解能が高い大型スリット円盤のエンコーダを組み込むことも可能になる。
尚、上述した第1〜第3の実施の形態では、いずれもインクジェット方式のプリンタを例にとって説明したが、他の方式、例えば熱転写方式のプリンタやトナー方式のプリンタにも適用できることは言うまでもない。
第1の実施の形態におけるプリンタの構成を模式的に示す断面図である。 (a) は第1の実施の形態におけるプリンタのフルラインヘッドユニットの外観構成を模式的に示す斜視図、(b) は同プリンタの用紙搬送ユニットの外観及び一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図である。 第1の実施の形態におけるプリンタの制御ユニットのブロック図である。 第2の実施の形態におけるプリンタのフルラインヘッドユニットの外観構成を模式的に示す斜視図である。 第2の実施の形態におけるプリンタの用紙搬送ユニットの外観及び一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態におけるプリンタの用紙搬送ユニットの外観及び一部を切り欠いて内部の構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 プリンタ
2 フルラインヘッドユニット
P 用紙
3 用紙搬送ユニット
4 供給ユニット
5 排紙ユニット
6 供給トレイ
7 供給ローラ対
8 レジストローラ対
9 排紙ローラ
11 排紙トレイ
12(12c、12k、12m、12y) ヘッドユニット
13 ヘッドユニット固定部材
14 用紙先端位置センサ
15 搬送ベルト
16 プラテン
17 駆動ローラ
18 従動ローラ
19 張力ローラ
21 吸着フアンユニット
22 フレーム
23 吸着孔
24 通気孔
25 駆動モータ
26 エンコーダ
27 回動部材
30 制御ユニット
31 ヘッドユニット制御部
32 用紙搬送制御部
a 用紙先端位置検出信号
b 従動ローラ回転角速度信号
33 フルラインヘッドユニット
34 ヘッドユニット固定部材
35 断熱部材
36 用紙搬送ユニット
37 従動ローラ
38 用紙搬送ユニット
39 エンコーダローラ

Claims (7)

  1. 用紙を搬送すべく、少なくとも搬送ベルトと、該搬送ベルトを張設する駆動ローラ、従動ローラ、及び張力ローラを有する搬送手段と、
    前記用紙の搬送方向に所定の間隔でヘッドピッチ固定部材に配置された複数の固定ヘッドと、
    を備え、
    前記ヘッドピッチ固定部材の熱膨張係数と前記駆動ローラ及び/または従動ローラの熱膨張係数との差が、±100×10^−6(m)/(固定ヘッド配設距離(m)×変動温度(K))以下である、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記駆動ローラ及び/または従動ローラは、該駆動ローラ及び/または従動ローラの回転速度を検出されるためのエンコーダを有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記固定ヘッドと前記ヘッドピッチ固定部材の間に介装された断熱部材を備える、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記搬送ベルトに外接し前記搬送ベルトと同期して回転する外接ローラと、該外接ローラの回転速度を検出するためのエンコーダとを有し、
    前記ヘッドピッチ固定部材の熱膨張係数と前記外接ローラの熱膨張係数との差が、±100×10^−6(m)/(固定ヘッド配設距離(m)×変動温度(K))以下である、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記固定ヘッドピッチ固定部材と前記従動ローラの材質がインバー又は、窒化アルミ又は、チタン合金であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記固定ヘッドピッチ固定部材と前記外接ローラの材質がインバー又は、窒化アルミ又は、チタン合金であることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記固定ヘッドピッチ固定部材と前記従動ローラの材質がアルミ合金、亜鉛合金、マグネシウム合金、ステンレスの何れかと、インバー、窒化アルミ、チタン合金の何れかの組合せであることを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。

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