JP2007007071A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ROM等のICパッケージの抜き取りや交換等の不正行為の防止に対する信頼性を高めた遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技機は、ICソケットのカバー部材の対向する一対の側壁部に係止部を設け、ICソケットのソケット本体の対向する一対の側壁部であって、係止部に対応する位置に被係止部を設け、係止部と被係止部は、カバー部材がソケット本体に装着されたときに、カバー部材がソケット本体に装着された方向とは逆方向に抜脱不能な形状を有し、係止部と被係止部とが係合されることにより、カバー部材がソケット本体に嵌め殺し状態で装着される構成とした。
【選択図】 図6

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来、複数の図柄が夫々の周面に配置された複数のリールと、これら各リールに対応するように複数設けられ、前記各リールの周面に配された複数の図柄のうちの一部の図柄を遊技者が視認可能なように設けられた表示窓と、メダル等の遊技媒体が投入されていることを条件に、遊技者による操作(以下、「開始操作」という)に基づいて、各リールの回転の開始を要求する信号を出力するスタートスイッチと、遊技者による操作(以下、「停止操作」という)に基づいて、リールの回転の停止を要求する信号をリールの種別に応じて出力するストップスイッチと、これらスタートスイッチ及びストップスイッチにより出力された信号に基づいて、ステッピングモータの動作を制御し、各リールの回転及びその停止を行う制御部と、を備えた遊技機、いわゆるパチスロが知られている。通常、このようなパチスロでは、複数の表示窓内に予め定められた複数のラインに表示される図柄の組合せに基づいて、入賞か否かが判別され、入賞と判別されるとメダル等の遊技媒体が払い出される。
また、前述の遊技機では、遊技者による開始操作が行われると、内部的な抽選が行われ、この抽選の結果と遊技者による停止操作のタイミングとに基づいて、リールの回転の停止が行われる。このため、入賞が発生するか否かは、内部的な抽選により入賞に係る結果(以下、この内部的な抽選の結果の種別を「内部当選役」という)が得られるか否かに左右される。
ここで、前述のようなパチスロ等の遊技機が備える制御部は、各種の制御基板、つまり、遊技の進行や内部的な抽選等の主たる制御を行う主制御基板や、液晶表示装置における画像の表示、ランプの点灯、音の出力等の遊技に関する演出の制御を行う副制御基板等により構成されている。
また、前述のような制御基板は、演算装置としてのCPUや、記憶素子としてのRAM、ROM等の電子部品、各種のアクチュエータとの通信を行うためのコネクタ類等が設けられる構成となっている。通常、このような遊技機において設けられるROMには、前述した遊技の進行や内部的な抽選等の主たる制御を行うためのプログラムや、遊技に関する演出の制御を行うためのプログラムが記憶されており、CPUは、このROMに記憶されているプログラムに従って、遊技の進行や演出等の遊技機の動作の制御を行うように構成されている。
前述のように、ROMには、遊技の進行や演出等、遊技機の動作の制御に係るプログラム等が記憶されているため、例えば大量の遊技媒体を不正に獲得することを目的に、正規のROMが抜き取られ、プログラムが改竄された不正ROMに交換されてしまうといった不正行為を防止する措置を講ずる必要がある。
従来では、このような不正行為を防止するため、ROMと基板とにまたがる状態となるように封印シールを貼付したもの(例えば、特許文献1参照)や、ROMを覆うケースなどを設け、ROMとケースとにまたがる状態となるように封印シールを貼付するようにしたものが提案されている。このような構成によれば、基板からのROMの抜き取りや、ケースの開放操作を行うと、封印シールが破損してその痕跡が残るようになるので、ROMの交換や抜き取りを容易にチェックすることができるというものである。また、封印シールに破損した痕跡がある場合には、そのROMを検査するなどの対処を行うことができる。
特開2002−159706号公報
しかしながら、前記従来の遊技機では、制御基板に設けたROMに封印シールを貼付しただけの構成であるため、封印シールを破損させることによって、ROMの抜き取りや不正ROMへの交換が容易に行われ、これらの不正行為を未然に防止することが難しいという問題があった。
また、不正行為者のなかには、特殊な薬品等を使用して封印シールを剥がし、ROMの抜き取りや不正ROMへの交換を行ってから、再度元の通りに封印シールを貼付し直したり、偽の封印シールを使用することによって、その痕跡が残らないような手口を使用する者もおり、ROMの交換や抜き取りを十分にチェックすることができないという問題もあった。
そこで、本発明は、ROM等のICパッケージの抜き取りや交換等の不正行為の防止に対する信頼性を高めた遊技機を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のような遊技機を提供する。
(1) 予め定められた遊技制御プログラムに従って遊技の制御を行う遊技機であって、前記遊技制御プログラムが記憶されたICパッケージ(例えば、後述のROM32)と、所定の回路パターンが形成された制御基板(例えば、後述の主制御基板71)と、前記制御基板上に取り付けられ、前記ICパッケージと前記制御基板の回路パターンとを電気的に接続するICソケット(例えば、後述のICソケット60)と、を少なくとも備え、前記ICソケットは、前記ICパッケージが実装されるソケット本体(例えば、後述のソケット本体90)と、前記ソケット本体に実装される前記ICパッケージを覆い、前記ソケット本体に対して保持するカバー部材(例えば、後述のカバー部材80)と、を有し、前記カバー部材の対向する一対の側壁部(例えば、後述のカバー側壁部82A,82B)に係止部(例えば、後述の係止爪86A,86B)を設け、前記ソケット本体の対向する一対の側壁部(例えば、後述の本体側壁部92A,92B)であって、前記係止部に対応する位置に被係止部(例えば、後述の係止孔96A,96B)を設け、前記係止部と前記被係止部は、前記カバー部材が前記ソケット本体に装着されたときに、前記カバー部材が前記ソケット本体に装着された方向とは逆方向に抜脱不能な形状を有し、前記係止部と前記被係止部とが係合されることにより、前記カバー部材が前記ソケット本体に嵌め殺し状態で装着される構成としたことを特徴とする遊技機。
(1)の遊技機によれば、カバー部材がソケット本体に嵌め殺し状態で装着されることにより、カバー部材がソケット本体から抜脱されないようにすることができるので、ICパッケージの不正な抜き取りや交換等の不正行為を未然に防止することが可能となる。
(2) (1)の遊技機であって、前記ソケット本体は、対向する一対の側壁部の内面側に連設された複数の凹部(例えば、後述の凹部95A,95B)を有し、前記カバー部材は、対向する一対の側壁部の外面側であって、前記複数の凹部に対応する位置に連設された複数の凸部(例えば、後述の凸部85A,85B)を有し、前記複数の凹部の夫々に、前記被係止部が設けられ、前記複数の凸部の夫々に、前記係止部が設けられ、前記複数の凹部の夫々と前記複数の凸部の夫々とが嵌合され、前記複数の凹部の夫々に設けられた前記被係止部と前記複数の凸部の夫々に設けられた前記係止部とが係合されることにより、前記カバー部材が前記ソケット本体に嵌め殺し状態で装着される構成としたことを特徴とする遊技機。
(2)の遊技機によれば、凹部と凸部とが嵌合されることにより、カバー部材とソケット本体との装着をより確実なものとすることができるので、より確実に、カバー部材がソケット本体から抜脱されないようにすることができる。ICパッケージの不正な抜き取りや交換等の不正行為を未然に防止するのに好適な構成とすることができる。
(3) (1)又は(2)の遊技機であって、前記ソケット本体又は前記カバー部材の何れか一方に、前記カバー部材が前記ソケット本体から抜脱される際に破壊される被破壊部(例えば、後述の切欠部97A,97B)を設け、前記被破壊部が破壊されることにより、前記カバー部材が抜脱可能となる構成としたことを特徴とする遊技機。
(3)の遊技機によれば、カバー部材が抜脱された場合には、ソケット本体又はカバー部材の何れかが破壊されることにより、その痕跡を残すことができるので、遊技店の従業員等によってICソケットの状態が適宜チェックされることにより、仮に不正行為があった場合には、それを発見する確実性を高めることができる。
本発明の遊技機によれば、ROM等のICパッケージの抜き取りや交換等の不正行為の防止に対する信頼性を高めることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る遊技機1の構成について、以下図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、遊技機1の概観について説明する。図1は、遊技機1の概観を示す斜視図である。
遊技機1には、後述のホッパー40や補助収納庫60などを収容するキャビネット1aと、キャビネット1aに対して開閉可能に取り付けられるメインドア1bとが設けられている。
キャビネット1aの内部には、3個のリール3L,3C,3Rが回転自在に横一列に設けられている。3個のリール3L,3C,3Rには、各々の外周面に複数種類の図柄によって構成される図柄列が描かれている。各リール3L,3C,3Rは、定速で回転(例えば80回転/分)するように後述の主制御基板71(図9参照)により制御され、リール3L,3C,3R上に描かれた図柄がリールの回転に伴って変動する。
また、メインドア1bには略垂直面としてのパネル表示部2が形成されており、パネル表示部2の中央には縦長矩形の3個の表示窓4L,4C,4Rの夫々が、各リール3L,3C,3Rの前方に位置するように設けられる。各リール3L,3C,3R上の図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して観察できるようになっている。
また、遊技機1には、各リール3L,3C,3Rの回転が停止した際に、前述の各表示窓4L,4C,4R内の中段の位置を結ぶラインに表示された図柄に基づいて、入賞などの成否を判定する入賞ライン8が設けられている。
この入賞ライン8は、基本的に、後述の1−ベットボタン11、2−ベットボタン12、又は最大ベットボタン13の何れかを操作すること、或いは後述のメダル投入口22に1枚のメダルを投入することにより、有効化される(以下、有効化された入賞ライン8を有効ライン8という)。これにより、有効ライン8上に表示された図柄の組合せに基づいて、入賞か否かの判定が行われる。
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−ベットランプ9a、2−ベットランプ9b及び最大ベットランプ9cが設けられる。1−ベットランプ9a、2−ベットランプ9b及び最大ベットランプ9cは、単位遊技(例えば、リールの回転の開始から、リールの回転が停止して遊技の結果が得られるまでの1回の遊技)を行うために投入されるメダルの枚数(即ち、投入枚数)に応じて点灯が行われる。1−ベットランプ9aは投入枚数が1枚のときに、2−ベットランプ9bは投入枚数が2枚のときに、最大ベットランプ9cは投入枚数が3枚のときに、夫々点灯が行われる。
ベットランプ9a,9b,9cの下方には、情報表示部18が設けられる。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、遊技機1に貯留(いわゆる「クレジット」)されているメダルの枚数、遊技者に対して払出されるメダルの枚数(以下、「払出枚数」という)などを表示する。
表示窓4L,4C,4Rの下方には、水平面の台座部10が形成され、その台座部10と表示窓4L,4C,4Rとの間には液晶表示装置5が設けられている。この液晶表示装置5の表示画面5aには、遊技に関連する情報などが表示される。
液晶表示装置5の右側には、遊技機1内にメダルを投入するためのメダル投入口22が設けられている。メダル投入口22からメダルが投入されると、前述の入賞ライン8が有効化され、続けて投入されると、遊技機1内に貯留(いわゆるクレジット)される。尚、遊技機1では、遊技媒体としてメダルを使用するが、遊技機1において使用する遊技媒体はこれに限らず、コイン、遊技球又はトークンなども適用可能である。
液晶表示装置5の左側には、クレジットされているメダルから単位遊技において投入するメダルの投入枚数を決定するための、1−ベットボタン11、2−ベットボタン12、及び最大ベットボタン13が設けられる。クレジットされているメダルのうち、1−ベットボタン11の操作により1枚が投入され、2−ベットボタン12の操作により2枚が投入され、最大ベットボタン13の操作により3枚(即ち、最大投入枚数)が投入される。
また、ベットボタン11,12,13の上方には、十字キー、選択ボタン及び決定ボタンから構成される操作部17が設けられている。遊技者による操作部17の操作に基づいて、液晶表示装置5の表示画面5aに遊技履歴などの遊技に関する情報が表示される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット(Credit)又は払い出し(Pay)の切り換えを行うためのC/Pボタン14が設けられている。このC/Pボタン14に対する遊技者の操作に基づいて払出モード又はクレジットモードの切り換えが行われる。C/Pボタン14の押し操作によりクレジットモードから払出モードに切り換えが行われると、クレジットされているメダルが正面下部のメダル払出口15から払い出される。払い出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。
C/Pボタン14の右側には、開始操作により、リール3L,3C,3Rを回転させ、表示窓4L,4C,4R内に表示された図柄の変動を開始するためのスタートレバー6が設けられている。
台座部10の前面部中央で、液晶表示装置5の下方位置には、停止操作により3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個のストップボタン7L,7C,7Rが設けられている。
また、メインドア1bの上部には、LED101、ランプ102が設けられている。LED101及びランプ102は、遊技の状況に応じた発光パターンにて発光が行われ、遊技に関する演出が行われる。
メダル受け部16の上方の左右には、スピーカ21L,21Rが設けられている。スピーカ21L,21Rからは遊技の状況に応じた効果音や楽曲等の音が出力され、遊技に関する演出が行われる。
次に、図2を参照して、遊技機1のキャビネット1aに収容される各種装置などの構成について説明する。図2は、遊技機1のメインドア1bを開放したときに観察されるキャビネット1aの内部を示す正面図である。
キャビネット1aの内部の中央には、前述の3つのリール3L,3C,3Rが横並びに設けられている。リール3L,3C,3Rの外周面上に描かれた図柄は、メインドア1bに設けられた表示窓4L,4C,4Rを通して遊技者が対面する前方側から観察可能となっている。
また、キャビネット1aの内部であって、リール3L,3C,3Rの下方には、メダルの収納及び払い出しを行うホッパー40が設けられている。前述のメダル投入口22に投入されたメダルはホッパー40に収納される。また、ホッパー40に収納されたメダルは、後述の主制御基板71からの指令信号に基づいて、メダル払出口15に向けて1枚ずつ払い出される。
キャビネット1aの内部であって、リール3L,3C,3Rの上方には、基板収納部70が設けられている。この基板収納部70には、リール3L,3C,3Rの回転及び停止など、遊技の進行に係る主たる制御を行う後述の主制御基板71と、遊技の演出に係る制御を行う後述の副制御基板72とが収納されている。
次に、図3を参照して、主制御基板71の構成について説明する。図3は、主制御基板71を上方から観察した概略図である。
主制御基板71には、遊技機1の動作を制御するCPU31や、記憶手段であるROM32及びRAM33などの電子部品(ICパッケージ等)、主制御基板71とリール3L,3C,3R等の外部装置とを電気的に接続するためのコネクタ類38、コンデンサ、抵抗等が実装されている。また、詳しくは後で図4を参照して説明するが、ICパッケージとしてのROM32は、ICソケット60に収納されることにより、主制御基板71と接続されている。
次に、図4〜図6を参照して、ICソケット60の構成について説明する。図4は、主制御基板71に設けられるICソケット60を上方から観察した図である。図5は、ICソケット60を構成する、カバー部材80、ソケット本体90、及びROM32を上方から観察した図である。図6は、ICソケット60を構成する、カバー部材80、ソケット本体90、及びROM32の斜視図である。
図4〜図6に示すように、表面実装型のICソケット60は、カバー部材80と、ソケット本体90と、ROM32とから構成される。
ソケット本体90は、矩形状の底壁部91(以下、本体底壁部91という)と、本体底壁部91の対向する一対の側端のそれぞれに一体的に形成された2つの側壁部92A,92B(以下、本体側壁部92A,92Bという)とを有し、断面が略コ字を示す形状にて形成されている。
本体底壁部91は、ICパッケージであるROM32を装着するための装着部として形成されている。本体底壁部91には、両本体側壁部92A,92Bに沿って、複数個の表面実装用の内部コンタクト93が一定の間隔をあけて並列配置されている。ICパッケージであるROM32が本体底壁部91に装着されることによって、ROM32の両側端部に設けられた複数個のICリード321と、前述の内部コンタクト93とが接触する構成となっている。
また、両本体側壁部92A,92Bの外側には、内部コンタクト93と導通する外部コンタクト94が設けられている。外部コンタクト94を主制御基板71の表面に形成された導電パターンにハンダ付けすることにより、ソケット本体90が主制御基板71に取り付けられ、ICパッケージであるROM32と主制御基板71とが電気的に接続される。
カバー部材80は、ソケット本体90に概ね隙間なく嵌合する矩形状の蓋体として形成されている。カバー部材80は、ソケット本体90に装着されたROM32を上方から抑え、前述のICリード321と内部コンタクト93との接触を保持する形状を有している。また、カバー部材80は、プラスチック等の電気絶縁性素材により形成されている。
また、カバー部材80は、中央に開口部81が形成されており、ソケット本体90に装着されるROM32を外部から視認可能としている。開口部81は、その開口面積がソケット本体90に装着されたROM32の上面の面積よりも小さくなるように形成されており、カバー部材80がソケット本体90に装着された際に、開口部81を通してROM32を抜き出すことができないようになっている。
ここで、カバー部材80の対向する一対の側壁部82A,82B(以下、カバー側壁部82A,82Bという)のそれぞれには、開口部81に向かう内面側とは反対の外面側に、外方向に向かって突出する4つの凸部85A,85Bが一体的に形成されている。凸部85A,85Bは、カバー側壁部82A,82Bのそれぞれに、一定の間隔をもって連続的に形成されている。また、一方の側壁部82Aに形成された凸部85Aと、他方の側壁部82Bに形成された凸部85Bは、互いに対向する位置関係となるように形成されている。
また、凸部85A,85Bのそれぞれには、ソケット本体90に装着される方向である下方位置に、さらに外方向に向かって突出する係止爪86A,86Bが一体的に形成されている。尚、図6では、手前側のカバー側壁部82Bに形成された係止爪86Bだけが観察されるが、奥側のカバー側壁部82Aにも同様の係止爪86Aが形成されている。また、係止爪86A,86Bは、下方の先端部に向かって内側に傾斜するようにテーパーが付けられたテーパー面が形成され、カバー部材80がソケット本体90に装着されたときに、装着された方向とは逆の方向に抜脱不能な形状を有している(いわゆる逆歯形状を有する)。
これに対して、ソケット本体90の本体側壁部92A,92Bには、ROM32が装着される本体内部に向かう内面側に、外方向に向かって落ち込んだ溝部であって、前述のカバー部材80の凸部85A,85Bと相補的な形状を有する凹部95A,95Bが形成されている。凹部95A,95Bは、カバー側壁部92A,92Bのそれぞれに、凸部85A,85Bと対応した一定の間隔をもって連続的に形成されている。
また、凹部95A,95Bのそれぞれには、本体底壁部91に近い下方位置に、外方向に向かってさらに一段落ち込んだ矩形状の係止孔96A,96Bが形成されている。尚、図6では、奥側の本体側壁部92Aに形成された係止孔96Aだけが観察されるが、手前側の本体側壁部92Bにも同様の係止孔96Bが形成されている。この係止孔96A,96Bは、前述の係止爪86A,86Bが挿入されるものであり、係止爪86A,86Bが挿入された状態で、少なくとも上下幅において隙間がでない程度の形状となるように形成されている。
また、ソケット本体の本体側壁部92A,92Bのそれぞれの外面側には、長手方向に延在する切欠部97A,97Bが形成されている。この切欠部97A,97Bは、本体側壁部92A,92Bに対しての内面側から一定以上の力が加えられると、この切欠部97A,97Bに沿って本体側壁部92A,92Bの一部が破壊されるように形成されるものである。
次に、図7を参照して、カバー部材80をソケット本体90に装着させる際の作用について説明する。図7は、カバー部材80、ROM32、及びソケット本体90の要部を示す概略断面図である。
まず、図7の(1)に示すように、ソケット本体90の本体底壁部91にROM32を装着する。次に、ROM32が本体底壁部91に装着された状態で、カバー部材80の凸部85A,85Bのそれぞれとソケット本体90の凹部95A,95Bのそれぞれとが凹凸嵌合するように、カバー部材80をソケット本体90方向に押し込み移動させる。すると、図7の(2)に示すように、カバー部材80の凸部85A,85Bに形成された係止爪86A,86Bのテーパー面が、ソケット本体90の凹部95A,95Bの案内面に当接して下方に移動する。
さらに、カバー部材90を下方に押し込み移動させると、図7の(3)に示すように、係止爪86A,86Bのテーパー面が凹部95A,95Bの案内面を乗り越えたところで、係止爪86A,86Bが復帰し、係止孔96A,96Bに挿入されて、係止爪86A,86Bと係止孔96A,96Bとがソケット本体90の内部で係合される。このようにして、カバー部材80とソケット本体90との装着が完了し、ICソケット60が完成される。また、ROM32のICリード321は、係止爪86A,86Bの先端によって本体底壁部91方向に押圧され、ソケット本体90の内部コンタクト93に確実に接触される。
次に、図8を参照して、カバー部材80をソケット本体90から抜脱させる際の作用について説明する。図8は、カバー部材80、ROM32、及びソケット本体90の要部を示す概略断面図である。
まず、図8の(1)に示すように、カバー部材80にソケット本体90が装着されてICソケット60が完成されている状態において、カバー部材80をソケット本体90から抜脱させようとすると、互いに係合状態にある係止爪86A,86Bが係止孔96A,96Bに引っ掛かる。このとき、一定以上の力で無理にカバー部材80を抜脱させようとすると、一定以上の力が係止爪86A,86Bから係止孔96A,96Bに加わり、本体側壁部92A,92Bが外側上方に一定以上の力で引っ張られることとなる。すると、これに耐えられなくなった本体側壁部92A,92Bは、図8の(2)に示すように、切欠部97A,97Bに沿って破壊されることとなる。
次に、図9を参照して、前述の主制御基板71及び副制御基板72の回路構成と、これらに電気的に接続される周辺装置(アクチュエータ)について説明する。
主制御基板71には、遊技機1の動作を制御するCPU31、記憶手段であるROM32及びRAM33を主たる構成要素とした電気回路が構成されている。
CPU31には、クロックパルス発生回路34、分周器35、乱数発生器36及びサンプリング回路37が接続されている。クロックパルス発生回路34及び分周器35は、基準クロックパルスを発生する。発生される基準クロックパルスに基づいて、一定周期毎の定期的な割込処理などが行われる。乱数発生器36は、一定の範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路37は、乱数発生器36により発生された乱数から1つの乱数値を抽出(サンプリング)する。抽出した乱数値を使用することにより、後述の内部抽選処理を行い、所定の情報(例えば、後述の内部当選役)の決定を行う。尚、乱数サンプリングのための手段として、即ちCPU31の動作プログラム上で、乱数サンプリングを実行するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36及びサンプリング回路37は省略可能であり、或いは、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残しておくことも可能である。
ROM32には、CPU31の処理に係るプログラム(例えば、後述の図10参照)、各種テーブル(例えば、複数の内部当選役に対して決定される乱数値の範囲を規定した内部当選役決定テーブルなど)、副制御基板72へ送信するための各種制御指令(コマンド)などが記憶されている。
RAM33には、CPU31の処理により得られる種々の情報を記憶する。例えば、内部当選役や遊技状態などを識別する各種情報を格納するための複数の領域が設けられている。また、これらの情報は、前述のコマンドにより副制御基板72に送信される。
図9の回路において、CPU31からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、ベットランプ9a,9b,9c、情報表示部18、ホッパー40、ステッピングモータ49L,49C,49Rなどがある。
また、CPU31に接続される入出力ポートには、CPU31から出力される制御信号を受けて、前述の各アクチュエータの動作を制御するための各回路が接続されている。各回路としては、モータ駆動回路39、ランプ駆動回路45、表示部駆動回路48及びホッパー駆動回路41がある。
ランプ駆動回路45は、ベットランプ9a,9b,9cを駆動制御する。これにより、ベットランプ9a,9b,9cの点灯や消灯が行われる。
表示部駆動回路48は、情報表示部18を駆動制御する。これにより、情報表示部18に各種情報(クレジット数など)の表示が行われる。
ホッパー駆動回路41は、ホッパー40を駆動制御する。これにより、ホッパー40に収納されたメダルの払い出しが行われる。
モータ駆動回路39は、ステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動制御する。これにより、リール3L,3C,3Rの回転や停止が行われる。
また、CPU31に接続される入出力ポートには、前述の各回路及び各アクチュエータに制御信号を出力する契機となる入力信号を発生するスイッチ、センサ、及び回路が接続されている。各スイッチ及び各回路としては、スタートスイッチ6S、ストップスイッチ7S、1−ベットスイッチ11S、2−ベットスイッチ12S、最大ベットスイッチ13S、C/Pスイッチ14S、メダルセンサ22S、リール位置検出回路50、払出完了信号回路51などがある。
スタートスイッチ6Sは、スタートレバー6に対する遊技者の開始操作を検出し、単位遊技の開始を指令する信号をマイクロコンピュータ30に出力する。
ストップスイッチ7Sは、各ストップボタン7L,7C,7Rに対する遊技者の停止操作を検出し、検出した各ストップボタン7L,7C,7Rに対応する各リール3L,3C,3Rの回転の停止を指令する信号をCPU31に出力する。
1−ベットスイッチ11S、2−ベットスイッチ12S、及び最大ベットスイッチ13Sは、それぞれ1−ベットボタン11、2−ベットボタン12及び最大ベットボタン13に対する遊技者の投入操作を検出し、クレジットされたメダルから、1枚、2枚又は3枚のメダルの投入を指令する信号をCPU31に出力する。
C/Pスイッチ14Sは、C/Pボタン14に対する遊技者の切替操作を検出し、クレジットモード又は払出モードを切り替える信号をCPU31に出力する。また、クレジットモードから払出モードに切り替えられた場合、遊技機1にクレジットされているメダルの払い出しを指令する信号をCPU31に出力する。
メダルセンサ22Sは、遊技者の投入操作によりメダル投入口22に投入されたメダルを検出し、メダルが投入されたことを示す信号をCPU31に出力する。
リール位置検出回路50は、リール回転センサからのパルス信号を検出し、各リール3L,3C,3R上の図柄の位置を検出するための信号を出力する。
払出完了信号回路51は、メダル検出部40Sにより検出されたメダルの枚数(即ちホッパー40から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数に達した際に、メダルの払い出しが完了したことを示す信号を発生する。
副制御基板72は、主制御基板71から出力された各種コマンドに基づいて各種の処理(演出内容の決定や実行など)を行う。なお、副制御基板72から主制御基板71へコマンド、情報等が出力されることはなく、主制御基板71から副制御基板72への一方向で通信が行われる。
また、図示はしないが、副制御基板72には、演出の決定や出力を制御するサブCPU、記憶手段であるサブROM及びサブRAMを主たる構成要素とした電気回路が構成されている。サブROMには、液晶表示装置5等により行われる演出の制御を行うためのプログラムが記憶されており、サブCPUは、サブROMに記憶されているプログラムに従って演出の制御を行う。
副制御基板72のサブCPUにより動作が制御される主要なアクチュエータとしては、液晶表示装置5、スピーカ21L,21R、LED101及びランプ102がある。サブサブCPUは、決定した演出内容に基づいて、液晶表示装置5に表示する画像の決定と表示、LED101やランプ102の点灯パターンの決定と出力、スピーカ21L,21Rから出力する演出音や効果音の決定と出力などを行う。
また、副制御基板72には、操作部17と音量調節部103が接続されている。サブサブCPUは、操作部17から出力される信号により決定された情報に対応する画像を液晶表示装置5に表示する。また、サブCPUは、音量調節部103から出力される信号に基づいてスピーカ21L,21Rから出力される音量の調節を行う。
次に、図10に示すフローチャートを参照して、主制御基板71のCPU31の制御動作について説明する。図10は、主制御基板71のCPU31により行われるリセット割込処理を示す。CPU31は、電源が投入され、リセット端子に電圧が印加されることにより、リセット割込を発生させ、そのリセット割込の発生に基づいて、ROM32に記憶されたリセット割込処理を順次行うように構成されている。
電源が投入されると、初めに、CPU31は、初期化処理を行う(ステップS1)。この初期化処理では、電源遮断時にRAM33に格納された情報に基づいてレジスタやアドレスの復帰を行う処理などが行われる。
次に、CPU31は、1ゲーム終了時用初期化格納領域をレジスタにセットし(ステップS2)、1ゲーム終了時用初期化格納領域における指定格納領域のクリアを行う。これにより、例えば内部当選役格納領域等に格納されたデータがクリアされる。
次に、CPU31は、メダル投入・スタートチェック処理を行う(ステップS3)。具体的には、CPU31は、メダルセンサ22S等のチェックによるベット数の決定やスタートスイッチ6Sの入力のチェック等を行う。
次に、CPU31は、乱数値抽出処理を行う(ステップS4)。具体的には、CPU31は、乱数発生器36とサンプリング回路37によって、後述の内部抽選処理などで使用する抽選用の乱数値を抽出する。
次に、CPU31は、内部抽選処理を行う(ステップS5)。具体的には、CPU31は、前述の乱数値や内部当選役決定テーブルに基づいて内部当選役の決定などの処理を行う。
次に、CPU31は、全リールの回転開始を要求する(ステップS6)。具体的には、CPU31は、モータ駆動回路39を介してステッピングモータ49L,49C,49Rを駆動し、3つのリール3L,3C,3Rを回転させる処理を行う。
次に、CPU31は、リール停止制御処理を行う(ステップS7)。具体的には、CPU31は、決定された内部当選役とストップスイッチ7Sの入力とに基づいて、停止操作が行われたストップボタン7L,7C,7Rに対応するリール3L,3C,3Rの回転を停止する処理を行う。
次に、CPU31は、表示役検索処理を行う(ステップS8)。具体的には、CPU31は、入賞に係る図柄の組合せやボーナスの作動に係る図柄の組合せが有効ライン8に沿って表示されたか否かを判定する。
次に、CPU31は、メダル払出処理を行う(ステップS9)。具体的には、CPU31は、入賞に係る図柄の組合せが表示された場合には、ホッパー40の駆動制御により入賞に対応する枚数分のメダルの払い出しを行い、ボーナスの作動に係る図柄の組合せが表示された場合には、特定の入賞に係る内部当選役が決定される確率が高く規定された内部当選役決定テーブルへの切り替え処理などといったボーナスの作動を行う。
このように、CPU31は、ステップS2からステップS9の処理を単位遊技における処理として実行し、ステップS9の処理が終了すると、次回の単位遊技における処理を実行すべく、ステップS2の処理に移る。
このように、本実施の形態では、ROM32を装着するICソケット60について、前述のように、カバー部材80とソケット本体90とを凹凸嵌合させ、カバー部材80の係止爪86A,86Bとソケット本体90の係止孔96A,96Bとの係合がソケット本体90の内部側で行われるように構成し、カバー部材80とソケット本体90とが嵌め殺し状態で装着されるように構成した。これにより、カバー部材80がソケット本体90に対して装着されてICソケット60が完成されると、カバー部材80とソケット本体90とを凹凸嵌合させることによってカバー部材80が長手方向にスライドされないようにすることができ、また、係止爪86A,86Bと係止孔96A,96Bとの係合状態をICソケット60の外部側から解除することができないようにすることができる。
したがって、主制御基板71に実装されたICソケット60からROM32を抜き出すことが困難となるので、ROM32の不正な抜き取りや不正ROMへの交換などの不正行為を防止することができる。この結果、ROM32の不正な抜き取りにより前述の制御プログラムや内部当選役の決定確率等のデータ内容が改竄されてしまう虞や、データ内容が改竄された不正ROMが使用されることにより、不正に大量の遊技媒体が払い出されるなどの被害が生じる虞を未然に防止することが可能となる。
また、本実施の形態では、ソケット本体90の本体側壁部92A,92Bに切欠部97A,97Bを形成し、カバー部材80を抜脱させる際に一定以上の力が加えられると、本体側壁部92A,92Bが切欠部97A,97Bに沿って破壊されるように構成した。これにより、カバー部材80がソケット本体90から抜脱されて、ROM32の不正な抜き取りや不正ROMへの交換等が行われても、その痕跡をソケット本体90に確実に残すことが可能となる。したがって、遊技店の従業員等がICソケット60を適宜チェックすることにより、仮に不正行為があった場合には、それを発見する確実性を高めることができる。この結果、不正ROM等が使用されたまま遊技機の動作が継続され、不正に大量の遊技媒体が払い出され続けてしまうなどの被害を未然に防止することも可能となる。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施の形態では、主制御基板71のROM32を装着させるICソケット60について適用することとしたが、これに限らず、副制御基板72のサブROMを装着させるICソケットについても同様の構成を適用することができる。これにより、副制御基板72に実装されたICソケットからサブROMを抜き出すことが困難となるので、サブROMの不正な抜き取りや不正ROMへの交換などの不正行為を防止することができる。この結果、サブROMの不正な抜き取りにより前述の演出に係る制御プログラム等の内容が改竄されてしまう虞や、制御プログラム等の内容が改竄された不正ROMが使用されることにより、例えば、遊技者に必要以上に有利な演出(内部当選役の報知など)が行われるなどして、不正に大量の遊技媒体が払い出されるなどの被害が生じる虞を未然に防止することが可能となる。
ソケット本体90及びカバー部材80の構成は、前述の本実施の形態において採用したものに限らず、例えば図11及び図12に示すような構成を採用するようにしても良い。図11及び図12は、ソケット本体90及びカバー部材80の構成について別の態様を示す図であり、カバー部材80、ROM32、及びソケット本体90の要部を示す概略断面図である。
本実施の形態では、カバー部材80の凸部85A,85Bの下方位置に係止爪86A,86Bを形成し、これに対応するソケット本体90の凹部95A,95Bの下方位置に係止孔96A,96Bを形成することとしたが、これに限らず、係止爪86A,86B及び係止孔96A,96Bの形成位置は適宜変更可能である。例えば、図11の(1)に示すように、カバー部材180の凸部185A,185Bの中央よりの位置に係止爪186A,186Bを形成し、これに対応するソケット本体190の凹部195A,195Bの中央よりの位置に係止孔196A,196Bを形成するようにしても良い。
また、本実施の形態では、カバー部材80の凸部85A,85Bに1つの係止爪86A,86Bを形成し、これに対応するソケット本体90の凹部95A,95Bに1つの係止孔96A,96Bを形成することとしたが、これに限らず、係止爪86A,86B及び係止孔96A,96Bを複数個形成するようにしても良い。例えば、図11の(2)に示すように、2つの係止爪286A,286B及び2つの係止孔296A,296Bを形成するようにしても良い。このようにすると、カバー部材280とソケット本体290との係合をより強力なものとすることができ、カバー部材280が抜脱されることを一層困難にすることができる。
本実施の形態では、ソケット本体90の両本体側壁部92A,92Bのそれぞれに凹部95A,95Bを形成し、カバー部材80の両カバー側壁部82A,82Bのそれぞれに凸部85A,85Bを形成することによって、ソケット本体90とカバー部材80とが凹凸嵌合することにより装着されることとしたが、これに限らず、凹部95A,95Bと凸部85A,85Bを形成しないようにすることもできる。この場合、両本体側壁部92A,92Bのそれぞれに係止孔96A,96Bを直接形成し、両カバー側壁部82A,82Bのそれぞれに係止爪86A,86Bを直接形成するようにすることもできる。本実施の形態のように、ソケット本体90とカバー部材80とが凹凸嵌合させるようにすると、ソケット本体90とカバー部材80との装着をより確実なものとすることができるが、このようにしても、少なくとも、係止爪86A,86Bと係止孔96A,96Bとの係合がソケット本体90の内部側で行われる構成とすることができるので、係止爪86A,86Bと係止孔96A,96Bとの係合状態をICソケット60の外部側から解除することができないようにすることができる。
また、本実施の形態のように凹部95A,95Bと凸部85A,85Bを形成するようにした場合では、凹部95A,95Bと凸部85A,85Bの形状、個数、及び形成位置等は、本実施形態において採用したものに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更可能である。尚、ソケット本体90に形成される凹部95A,95Bと、カバー部材80に形成される凸部85A,85Bとが、その形状、個数、及び形成位置等において相補的な関係に構成されれば良い。
また、係止爪86A,86Bと係止孔96A,96Bの形状、個数、及び形成位置等は、本実施形態において採用したものに限らず、係合状態がつくりだされるものであれば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜に変更可能である。
また、本実施の形態では、カバー部材80がソケット本体90の内部に嵌る構成、即ち、カバー部材80のカバー側壁部82A,82Bの外側とソケット本体90の本体側壁部92A,92Bの内側とが係合する構成としたが、これに限らず、他の構成を採用することもできる。
例えば、図12の(1)に示すように、カバー部材380がソケット本体390の外部を覆う構成、即ち、カバー部材380のカバー側壁部382A,382Bの内側とソケット本体390の本体側壁部392A,392Bの外側とが係合する構成を採用することもできる。このように構成しても、係止爪396A,396Bと係止孔386A,386Bとの係合状態をICソケットの外部側から解除することができないようにすることができる。
また、例えば、図12の(2)に示すように、ソケット本体490の本体側壁部492A,492Bの内側と外側の間に形成した溝部に、カバー部材80のカバー側壁部482A,482Bが挿入され、この溝部内で係合する構成を採用することもできる。このように構成しても、係止爪486A,486Bと係止孔496A,496Bとの係合状態をICソケットの外部側から解除することができないようにすることができる。
また、本実施の形態では、カバー部材80に係止爪86A,86Bを形成し、ソケット本体90に係止孔96A,96Bを形成することとしたが、これに限らず、図12の(1)に示すように、係止爪と係止孔の位置関係を逆にしても良い。図12の(1)では、カバー部材380に係止孔386A,386Bを形成し、ソケット本体390に係止爪396A,396Bを形成するようにしている。尚、この場合、係止爪396A,396Bには、上方の先端部に向かって傾斜するようにテーパーが付けられたテーパー面を形成することが好ましい。
また、本実施の形態では、被破壊部としての切欠部97A,97Bをソケット本体90に形成することとしたが、これに限らず、例えば、図12の(2)に示すように、カバー部材480に形成することとしても良い。図12の(2)では、カバー側壁部482A,482Bの上方位置であって、前述の溝部の開口付近に切欠部487A,487Bを形成することとしている。この場合、カバー部材480を抜脱させようとすると、切欠部487A,487Bに沿って破壊され、カバー側壁部482A,482Bの一部が溝部に残されることとなる。このようにしても、カバー部材480がソケット本体490から抜脱されて、ROMの不正な抜き取りや不正ROMへの交換等が行われた場合に、その痕跡をソケット本体490に確実に残すことが可能となる。
また、本実施の形態では、ICソケット60に装着されるICパッケージとしてROMを採用したが、これに限らず、例えばRAM等を採用することもできる。
尚、前記遊技機を構成する、ICパッケージ、制御基板、ICソケット、ソケット本体、カバー部材、側壁部、係止部、被係止部、凸部、凹部、被破壊部などの要部の具体的構成については前述した本実施の形態の各要素に限らず任意に変更可能である。
また、本実施の形態において適用した、図1〜図8に示す各要部の構成、図9に示す回路構成及びその周辺装置、図10に示すフローチャートの構成などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更又は修正が可能なものである。
また、本実施の形態のようなパチスロ機の他、スロットマシン、パチンコ機、アレンジボール、雀球遊技機、ビデオスロット、ビデオポーカ等の他の遊技機にも本発明を適用できる。
尚、本実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
遊技機1の概観を示す斜視図である。 遊技機1のメインドア1b開放時の状態を示す正面図である。 遊技機1の主制御基板71の構成を示す概略図である。 遊技機1の主制御基板71に設けられるICソケット60を上方から観察した図である。 遊技機1のICソケット60を構成する、カバー部材80、ソケット本体90、及びROM32を上方から観察した図である。 遊技機1のICソケット60を構成する、カバー部材80、ソケット本体90、及びROM32の斜視図である。 遊技機1のカバー部材80をソケット本体90に装着させる際の作用を示す図である。 遊技機1のカバー部材80をソケット本体90から抜脱させる際の作用を示す図である。 遊技機1の電気回路の構成を示すブロック図である。 主制御基板71により行われるリセット割込処理のフローチャートを示す図である。 ソケット本体90及びカバー部材80の構成の別の態様を示す図である。 ソケット本体90及びカバー部材80の構成の別の態様を示す図である。
符号の説明
1 遊技機
1a キャビネット
1b メインドア
30 マイクロコンピュータ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
60 ICソケット
71 主制御基板
80 カバー部材
82A,82B カバー側壁部
85A,85B 凸部
86A,86B 係止爪
90 ソケット本体
92A,92B 本体側壁部
95A,95B 凹部
96A,96B 係止孔
97A,97B 切欠部

Claims (3)

  1. 予め定められた遊技制御プログラムに従って遊技の制御を行う遊技機であって、
    前記遊技制御プログラムが記憶されたICパッケージと、所定の回路パターンが形成された制御基板と、前記制御基板上に取り付けられ、前記ICパッケージと前記制御基板の回路パターンとを電気的に接続するICソケットと、を少なくとも備え、
    前記ICソケットは、前記ICパッケージが実装されるソケット本体と、前記ソケット本体に実装される前記ICパッケージを覆い、前記ソケット本体に対して保持するカバー部材と、を有し、
    前記カバー部材の対向する一対の側壁部に係止部を設け、
    前記ソケット本体の対向する一対の側壁部であって、前記係止部に対応する位置に被係止部を設け、
    前記係止部と前記被係止部は、前記カバー部材が前記ソケット本体に装着されたときに、前記カバー部材が前記ソケット本体に装着された方向とは逆方向に抜脱不能な形状を有し、
    前記係止部と前記被係止部とが係合されることにより、前記カバー部材が前記ソケット本体に嵌め殺し状態で装着される構成としたことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機であって、
    前記ソケット本体は、対向する一対の側壁部の内面側に連設された複数の凹部を有し、
    前記カバー部材は、対向する一対の側壁部の外面側であって、前記複数の凹部に対応する位置に連設された複数の凸部を有し、
    前記複数の凹部の夫々に、前記被係止部が設けられ、
    前記複数の凸部の夫々に、前記係止部が設けられ、
    前記複数の凹部の夫々と前記複数の凸部の夫々とが嵌合され、前記複数の凹部の夫々に設けられた前記被係止部と前記複数の凸部の夫々に設けられた前記係止部とが係合されることにより、前記カバー部材が前記ソケット本体に嵌め殺し状態で装着される構成としたことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1又は2記載の遊技機であって、
    前記ソケット本体又は前記カバー部材の何れか一方に、前記カバー部材が前記ソケット本体から抜脱される際に破壊される被破壊部を設け、
    前記被破壊部が破壊されることにより、前記カバー部材が抜脱可能となる構成としたことを特徴とする遊技機。
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