JP2007006924A - 化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のネジ係合キャップに比べ使い勝手の向上した化粧料容器を提供する。
【解決手段】 容器本体20とキャップ30と備えた化粧料容器10で、キャップ30はキャップ本体40とトップ筒50と軸固定筒60とから成る。キャップ本体40は内円筒42及び外円筒41から成り、その間隙にトップ筒50が挿入され、それらの間には第1スプリング31が介装される。キャップ本体40に内装される軸固定筒60とトップ筒50との間には第2スプリング32が介装される。軸固定筒60は塗布部62を有する軸部61を備える。容器本体20先端付近の外周面には係合溝23が設けられる。内円筒42には施錠ボール収納孔43とこれに収納される施錠ボール45とが設けられる。トップ筒50の先端内側には施錠ボール45の外方移動を規制する規制部53bが設けられる。第1スプリングにより上方付勢された規制部53bにより内方突出した施錠ボール45は係合溝23と嵌合し、キャップ30が容器本体20へ装着される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マスカラのような化粧料を収容し、塗布具付キャップを備えた化粧料容器に関する。
従来、マスカラのような化粧料を収容する化粧料容器には、キャップに塗布具が備えられていて、キャップを外してすぐに化粧料を塗布することができるようになっているのが普通である。このような塗布具を備えた化粧料容器の従来技術としては、たとえば、下記の特許文献1がある。
実公平3−31215号公報
従来のこの種の化粧料容器では、容器本体とキャップとの接続は、摩擦係合、簡単な嵌め込み係合又はネジ込みのいずれかであることが多い。特にネジ込み式の場合は、内容物が液体で密封性が求められるときには、ネジをきつく締めがちであり、その次にキャップを開けようとしてもきつくて開けがたいことが多い。
そこで本発明は、内容物の漏洩を防ぐとともに容器からワンタッチで開放できかつ閉鎖も確実なキャップにより、従来のネジ係合に比べ使い勝手の向上した化粧料容器を提供することを第1の課題とする。
また、本発明は、上記第1の課題に加え、開放の際のみならず閉鎖の際の動作をスムーズにすることを第2の課題とする。
さらに、本発明は、上記第1の課題又は第2の課題に加え、開放の際にできるだけ無駄なアクションを省くことを第3の課題とする。
(1)第1の発明
上記第1の課題に鑑み、本発明のうち第1の発明は、上端が開放端で下端が閉鎖端となっている形状の内部に化粧料を収容するとともに少なくとも同開放端近傍が円筒形状に形成されその円筒形状の外周に環状の係合溝23と同開放端から同係合溝23へ至る途中までの外径を減じた小径部24とを有する容器本体20と、
前記容器本体20の開放端から下方への所定距離までの、前記係合溝23を含む被覆領域22に装着されるキャップ30と、
前記容器本体20の開放端に挿入されるとともに上端部分が同開放端の辺縁を覆うことで前記キャップ30との間に介装されるパッキン70とを備えた化粧料容器10であって、
前記キャップ30は、
軸心同一で径の異なる二重の円筒であって内側に位置する内円筒42と外側に位置する外円筒41とが一定の間隔を有するとともに、各々の下端縁どうしは全周で連結し、かつ、各々の上端縁どうしは離間している形状のキャップ本体40と、
前記キャップ本体40の内円筒42の外径とほぼ等しい内径及び外円筒41の内径とほぼ等しい外径を有する略円筒状の形状で、その上端が閉鎖端で下端が開放端となっており、その開放端が前記キャップ本体40の内円筒42及び外円筒41間の間隙内へ上方より挿入可能に形成されるトップ筒50と、
前記キャップ本体40と前記トップ筒50との間に介装され同キャップ本体40を下方へ付勢するとともに同トップ筒50を上方に付勢する第1スプリング31と、
前記キャップ本体40の内円筒42の内径とほぼ等しい外径を有する略円筒状の形状で、下端が閉鎖端で上端が開放端となっていて同キャップ本体40内部に収納される軸固定筒60と、
前記軸固定筒60内部に収納され同軸固定筒60の閉鎖端と前記トップ筒50の閉鎖端との間に介装されるとともに同軸固定筒60を下方へ及び同トップ筒50を上方へそれぞれ付勢する第2スプリング32と、
前記軸固定筒60の閉鎖端から下方へ突出形成されるとともに前記キャップ本体40の前記被覆領域22への装着時には前記容器本体20内に収納される軸部61と、
前記軸部61の先に設けられ同軸部61が前記容器本体20内に収納される際には前記化粧料に浸漬される塗布部62と
を備え、
前記キャップ本体40の内円筒42には、
前記被覆領域22への装着時に前記係合溝23と対応する位置に複数設けられる貫通孔である施錠ボール収納孔43と、
前記施錠ボール収納孔43の外側上方に位置するフランジ状の下部スプリング受け47と、
前記施錠ボール収納孔43の各々に収納される球体であってその直径が同施錠ボール収納孔43の前後方向長さとほぼ等しい施錠ボール45とが設けられるとともに、
前記トップ筒50のうちキャップ本体40に挿入される部分の一部には、一定の上下方向長にわたって帯状のスプリング装着溝52cが形成され、そのスプリング装着溝52cの上縁の段差が上部スプリング受け52dとなることで、前記第1スプリング31はこの上部スプリング受け52dと前記下部スプリング受け47との間に介挿され、
前記トップ筒50のうち前記スプリング装着溝52cの下縁の段差である上段差53cより下方に位置する部分である規制部53bは、前記第1スプリング31により同トップ筒50が上方へ付勢されている状態においては前記下部スプリング受け47の下縁に当接して前記施錠ボール収納孔43を覆うものの、同第1スプリング31の付勢力に抗して同トップ筒50を下方へ移動させた状態においては同施錠ボール収納孔43の下方へ外れた位置へ移動し、
前記軸固定筒60上端近傍の外周には、外方へ突出する外周凸部63が設けられ、
前記第2スプリング32の付勢力により前記軸固定筒60が前記キャップ本体40に対し相対的に下方へ移動した際には、同キャップ本体40の内円筒42の上端が、前記外周凸部63と係止することを特徴とする。
なお、上記特徴点において何箇所か現れる「ほぼ等しい」なる表現は、厳密に同一ではなく、2つの部材間に、スムーズな摺動が可能となる程度の隙間が存在するということを意味している。また、本発明においては、容器本体20の閉鎖端側から開放端側へ向かう方向を「上方」とし、開放端側から閉鎖端側へ向かう方向を「下方」と定義している。
(1−1)容器本体20
「容器本体20」とは、化粧料を収容する容器をいう。この容器本体20は、少なくとも開放端近傍が円筒形状を呈することとなっているが、全体が円筒形状であってもよい。ここで、「係合溝23」とは、容器本体20の開放端側の外周に形成されている環状の溝をいう。この係合溝23には、後述の施錠ボール45が係合することとなる。なお、容器本体20の開放端から後方へ所定距離の領域であって、この係合溝23を含む所定の範囲内が、キャップ30が装着される「被覆領域22」である。なお、係合溝23は容器本体20と一体に形成されるのが望ましいが、係合溝23が形成された別体の部品を容器本体20に取り付ける構造としても構わない。
また、容器本体20の開口端から係合溝23へ至る途中までは小径部24となっている。すなわち、容器本体20の開口端から小径部24を通って係合溝23に至るまでの間に係合段差25があることになる。
(1−2)キャップ30
「キャップ30」とは、上記被覆領域22に外挿され、容器本体20に収容されている化粧料の漏出や乾燥を防ぐためのものである。この目的のため、容器本体20の開放端と前記キャップ30との間には「パッキン70」が介装されることとなっている。このパッキン70の上端部分は、容器本体20の開放端の辺縁を覆うことにより、キャップ30との間で緩衝作用を発揮することになる。
本第1の発明におけるキャップ30は、二重の筒状構造を有する「キャップ本体40」を含め「トップ筒50」及び「軸固定筒60」の計四重の筒を備えた構造となっている。
(1−2−1)キャップ本体40
キャップ本体40は、容器本体20の被覆領域22を直接被覆する二重の筒状部材である。この二重の筒のうち、内側に位置する内円筒42と外側に位置する外円筒41との間には一定の間隔がある。また、内円筒42と外円筒41とは各々の下端縁の全周で連結して閉じている。一方、各々の上端縁は互いに離間しており、この間からトップ筒50の下端縁が挿入可能となっている。このキャップ本体40は、一体に成形しても差し支えないが、成形及び組立上の容易さに鑑み、内円筒42と外円筒41とを別々に成形してこれを各々の下端部分で連結して形成することが望ましい。
「施錠ボール収納孔43」とは、キャップ本体40の内円筒42に設けられる貫通孔である。この施錠ボール収納孔43は、前記係合溝23と対応する位置に複数個、環状に、望ましくは等間隔で、配列した状態で設けられる。なお、この施錠ボール収納孔43の、外側上方にはフランジ状の構造が設けられており、これが第1スプリング31の下端を支持する下部スプリング受け47となっている。
「施錠ボール45」とは、前記係合溝23に係合可能な径を有する球体である。その材質については特に限定はないが、耐久性に鑑み、ステンレス鋼等の金属製とすることが望ましい。この施錠ボール45は、施錠ボール収納孔43の前後方向長さとほぼ等しい直径を有する。なお、内円筒42の内側面における施錠ボール収納孔43の幅は、施錠ボール45が内円筒42の内方へ脱落することのないよう、施錠ボール45の直径よりやや小さく形成されている。
なお、内円筒42の外側面における施錠ボール収納孔43の形状については特に限定はないが、施錠ボール45の移動をスムーズにすべく、施錠ボール45とほぼ等しい形状に形成することが望ましい。
(1−2−2)トップ筒50
トップ筒50は、このキャップ本体40に対して前後方向に移動可能に外挿される筒状部材である。このトップ筒50の内径は内円筒42の外径とほぼ等しく、また外径は外円筒41の内径とほぼ等しくなっている。すなわち、このサイズによって、トップ筒50の下端は、キャップ本体40の内円筒42と外円筒41との間隙に挿入可能となっている。
なお、トップ筒50の内側面のうちキャップ本体40に挿入される部分の一部には、一定の上下方向長にわたって帯状の溝であるスプリング装着溝52cが形成されている。この溝の上縁の段差が第1スプリング31の上端を支持する上部スプリング受け52dとなっている。一方、この溝の下縁の段差である上段差53cは、トップ筒50がキャップ本体40に挿入された状態で、下部スプリング受け47の下方に位置するように形成される。
すなわち、トップ筒50がキャップ本体40に挿入された状態では、トップ筒50の内側面と内円筒42の外側面との間では、このスプリング装着溝52cの空間分の間隙が形成される。この間隙に、コイルバネで形成された第1スプリング31が介装されるわけである。第1スプリング31は、上部スプリング受け52dを上方へ付勢することでトップ筒50全体を上方へ付勢し、一方、下部スプリング受け47を下方へ付勢することでキャップ本体40全体を下方へ付勢することとなっている。
なお、トップ筒50の内側面の前記上段差53cより下方部分は、規制部53bとして、施錠ボール45の移動を規制する機能を有する。すなわち、トップ筒50が第1スプリング31の付勢力によりキャップ本体40に対して相対的に上方へ付勢されている状態では、上段差53cが下部スプリング受け47に当接する。これにより、規制部53bは施錠ボール収納孔43を覆う位置に来ることになる。一方、トップ筒50が第1スプリング31の付勢力に抗してキャップ本体40に対して相対的に下方へ押し下げられている状態では、規制部53bは施錠ボール収納孔43から外れた位置へ下がることとなる。この規制部53bは、トップ筒50の一部として一体に形成されても差し支えないが、別部材として形成して組み付けの際トップ筒50に固定されることでトップ筒50の一部を構成するようにするのが成形上好ましい。
(1−2−3)軸固定筒60
軸固定筒60は、キャップ本体40に内挿される筒状部材である。軸固定筒60の上端は開放端となっている。一方、軸固定筒60の下端は閉鎖端となっている。すなわち、前記キャップ本体40の上端からこの軸固定筒60の後端が挿入されることとなっている。そして、軸固定筒60内部には「第2スプリング32」が収納される。この第2スプリング32は、軸固定筒60の内部で、軸固定筒60の下端上面とトップ筒50の上端下面とを押し広げるように付勢することとなっている。
軸固定筒60外周の上端縁には、外方へ突出する「外周凸部63」が設けられている。この外周凸部63は、複数個の突起として形成されても、また、環状の突条として設けられても、いずれでもよい。この外周凸部63は、軸固定筒60がキャップ本体40と相対的に下方へ移動する際、内円筒42の上端と当接して係止する。これにより、軸固定筒60がキャップ本体40から脱落することが防止される。
また、この軸固定筒60の閉鎖端から後方へ向かって棒状の「軸部61」が突出形成されるとともにその端部には「塗布部62」が形成されている。この塗布部62の形状は化粧料の性状や目的に応じて様々に形成可能である。たとえば、化粧料がマニキュア液の場合は刷毛状にすることもでき、マスカラの場合は放射状に植毛されたブラシ状とすることもできる。軸部61は、キャップ本体40が前記被覆領域22へ装着される際には容器本体20内に完全に収納される。この状態で塗布部62は、容器本体20内の化粧料に浸漬されることとなる。
(1−3)作用
本第1の発明は、上述の構成を備えることで、以下のような作用を発揮することとなる。
上述の通り、キャップ30が容器本体20へ装着されている状態においては、トップ筒50は第1スプリング31によりキャップ本体40に対して上方に付勢されている。この状態において、規制部53bは、施錠ボール収納孔43に対応する位置で、施錠ボール45が外方へ移動することを妨げることとなっている。そして、外方への移動が妨げられた施錠ボール45の一部は、内円筒42の内側面から突出し、この突出した部分が容器本体20の係合溝23と係合する。この係合状態は、第1スプリング31の付勢力により維持される。
一方、キャップ本体40は、トップ筒50を介して第2スプリング32によって上方へ付勢されているが、施錠ボール45と係合溝23との係合によって上方への移動が阻止されている。この状態においてキャップ本体40のみを上方へ引いたとしても、施錠ボール45が規制部53bにより係合溝23から移動できない状態となっているため、キャップ30が外れることはない。これにより、キャップ30が容器本体20に確実に装着されることになる。また、この状態において、キャップ30と容器本体20の開放端との間に介装されるパッキン70により、化粧料の漏出が防止される。
一方、第1スプリング31の付勢力に抗して、トップ筒50を下方へ押し下げると、規制部53bも下方に移動し、施錠ボール45が外方へ移動可能となる。この状態になると、第2スプリング32の付勢力に対する抵抗が解除されるので、キャップ本体40は、トップ筒50とともに軸固定筒60に対して上方へ移動する。そして、このキャップ本体40の移動により、施錠ボール45も上方へ移動して、係合溝23から脱することとなる。
このとき、第1スプリング31の復元による施錠ボール45と係合溝23との係合の復帰が優先せぬよう、第2スプリング32の付勢力は第1スプリング31の付勢力より大きいことが望ましい。具体的には、確実な動作及び操作性の観点から、第1スプリング31の付勢力は0.49N〜9.8Nに、及び、第2スプリング32の付勢力は0.98N〜19.6Nにそれぞれ設定されることが望ましい。これらの付勢力の範囲を上回るときには、手の力の弱いユーザー、特に女性にとってはキャップ30の開閉が困難になる。一方、これらの付勢力の範囲を下回るときには、開閉動作の確実性や閉鎖時の密着性が損なわれることとなる。とりわけ、第1スプリング31の付勢力は約7.85Nに、及び第2スプリング32の付勢力は約14.72Nにそれぞれ設定されることがさらに望ましい。
この状態で、キャップ30を上方へ引くと、容易に容器本体20から外れることとなる。このとき、化粧料が塗布部62に付着しているのですぐに所望箇所へ塗布することが可能となっている。
また、キャップ30を再び容器本体20へ装着する際には、軸部61を容器本体20内に挿入しつつキャップ本体40を被覆領域22に被せていく。そして、トップ筒50を下方へ押圧すると、内方へ突出している施錠ボール45は、係合溝23へ至るまでの間に係合段差25に一旦当接する。さらにトップ筒50を下方へ押圧し続けると、規制部53bは下方へ移動し、施錠ボール収納孔43から外れることとなる。一方、係合段差25に当接していた施錠ボール45は上方からの押圧が加えられつつ外方への規制が解かれるので、外方へ移動することが可能となる。この状態において、施錠ボール45は、第1スプリング31の付勢力による下部スプリング受け47の下向きの力と、同じく第1スプリング31の付勢力による規制部53bの上向きの力とにより挟まれる格好となる。そして、施錠ボール45は係合溝23へ至ると、規制部53bの上向きの力により内方へ押し出され、係合溝23へ嵌入することとなる。一方、施錠ボール45が内方へ移動すると、規制部53bは上方へ移動し下部スプリング受け47と当接する。すなわち、規制部53bは施錠ボール収納孔43を覆うこととなり、これにより施錠ボール45の外方への移動を規制することで、施錠ボール45の係合溝23への嵌合が維持される。こうして、再びキャップ30が容器本体20に装着されることとなる。
(2)第2の発明
前記第2の課題に鑑み、本発明のうち第2の発明は、前記第1の発明の特徴に加え、前記容器本体20の開口端から前記係合溝23へ至るまでの係合段差25は下方へ向け径を連続的に拡大する傾斜面として形成されているとともに、同係合溝23の上側面は、下方へ向け径を連続的に縮小する傾斜面として形成されていることを特徴とする。
すなわち、キャップ30を容器本体20に装着する際には、係合溝23へ至る前に施錠ボール45は係合段差25を乗り越えるわけであるが、この係合段差25が上記の通り傾斜していることで、施錠ボール45に上からの押圧力が掛かると、この傾斜面に沿った動きが容易となり、結果として係合段差25を越えるのが容易となる。
一方、キャップ30を外す場合にも、係合溝23から施錠ボール45を脱出させるときに、施錠ボール45への上向きの力で、傾斜面に沿って外方へ逃げる動きを促進させることとなる。
(3)第3の発明
前記第3の課題に鑑み、本発明のうち第3の発明は、前記第1の発明又は第2の発明の特徴に加え、前記キャップ本体40内面の下端部分より、上方へ所定距離の位置に下段差48が設けられているとともに、
前記第1スプリング31の付勢力に抗してトップ筒50を下方へ移動させた際に、同トップ筒50の先端が前記下段差48に当接することで、トップ筒50の下方への相対移動の下死点が規制されることを特徴とする。
すなわち、この「所定距離」を適当に調整することで、トップ筒50を押圧して下方へ移動させることのできる最大限の距離を規定することができる。
本発明は上記の通り構成されているので、以下に記す効果を奏する。
すなわち、本発明のうち第1の発明の説明によれば、内容物の漏洩を防ぐとともに容器からワンタッチで開放できかつ閉鎖も確実なキャップにより、従来のネジ係合に比べ使い勝手の向上した化粧料容器を提供することが可能となる。
また、本発明のうち第2の発明の説明によれば、上記効果に加え、開放の際のみならず閉鎖の際の動作をスムーズにすることが可能となる。
さらに、本発明のうち第3の発明の説明によれば、上記第1の発明又は第2の発明の効果に加え、開放の際にできるだけ無駄なアクションを省くことすることが可能となり、過度な押圧による破損の防止に寄与することも可能となる。。
以下、本発明の1の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施の形態に係る化粧料容器10は、図1の断面図に示すように、キャップ30が、容器本体20に装着されている。以下、この図面中の上下の位置関係に従って説明する。
(1)容器本体20
容器本体20は、上端が開放し下端が閉鎖した略円筒状に形成されている。この容器本体20の上端付近が被覆領域22であり、キャップ30が直接装着される箇所である。この被覆領域22に対し下方に位置する部分が収容部21であり、この収容部21の中に、マスカラ等の化粧料が収容される。被覆領域22の上端付近は、下方へ向け径を連続的に拡大する傾斜面として形成されている係合段差25を介してさらに小径な小径部24が形成されている。被覆領域22のほぼ中間部分には、外周に沿った環状の、断面が外方へ拡がった台形状の溝である、係合溝23が形成されている。この容器本体20は、ガラス、プラスチック又は金属により成型することができる。
(2)パッキン70
容器本体20の開口部の内周には、プラスチック製(たとえば、熱可塑性エラストマー製)の、下端部分が窄まった中空略円筒状のパッキン70が圧入される。パッキン70の上端部分は、容器本体20の上縁を被覆しているとともに、その直下には外周方向への突条が設けられている。この突条は、容器本体20の開口部内周に設けられた溝と係合する。これにより、パッキン70は容器本体20にしっかり固着される。また、パッキン70の下端部分は、下向きの弁構造であるしごき弁71として形成されている。
(3)キャップ30
キャップ30は、キャップ本体40と、トップ筒50と、軸固定筒60とに大別される。
(3−1)キャップ本体40
キャップ本体40は、いずれもポリブチレンテレフタレート製の円筒で、より小径の内円筒42と、より大径の外円筒41との組み合わせにより形成される。より詳しくは、内円筒42の内径は容器本体20の被覆領域22の外径とほぼ等しく、外円筒41の内径は内円筒42の外径より大きい。また、外円筒41は下端付近で中心に向かって湾曲し、その下端は軸心に対して垂直面を構成し、その中心は容器本体20の被覆領域22とほぼ等しい面積の円形に開口している。この垂直面の上面には、上方へ突出した平面視で円形の突条であるキャップ本体固定突条44が形成されている。このキャップ本体固定突条44の内側面は、開口の辺縁から、内円筒42の厚さに相当する距離とほぼ等しい距離を保っている。これにより、このキャップ本体固定突条44の内側へ、内円筒42の下端部を挿入して固定することが可能となっている。このように固定することで、内円筒42と外円筒41とはキャップ本体40として挙動をともにすることとなる。なお、このキャップ本体固定突条44の上端縁は、下段差48として機能することとなっている。
内円筒42の上端から約70%の位置には、施錠ボール収納孔43が4個、周方向に等配されている。この施錠ボール収納孔43には、ステンレス鋼製の施錠ボール45が収納されることとなっている。この施錠ボール収納孔43の上下方向の長さは、施錠ボール45の直径(2.5mm)とほぼ同一である。また、この施錠ボール収納孔43の幅は、外周側では施錠ボール45の径とほぼ等しいが、内周側ではこの施錠ボール45の径よりやや小である。これにより、施錠ボール収納孔43の外側から施錠ボール45を挿入することが可能となっている。また、この施錠ボール45の一部が内方に脱落せずに、内方へ一部を突出させることも可能となっている。さらに、この施錠ボール収納孔43の外側上端縁より周に沿ってフランジ状の下部スプリング受け47が形成されている。
なお、施錠ボール収納孔43及び施錠ボール45の数は、周方向に等配されていれば、特に限定されない。しかし、4個にしない場合には、5個以上とするよりも、成形の容易さに鑑み、3個とすることが望ましい。
(3−2)トップ筒50
トップ筒50は、図面上の位置に従い上から、ABS樹脂製の上端部材51、ポリオキシメチレン製の中間部材52、及びポリブチレンテレフタレート製の下端部材53の3部材から構成されている。トップ筒50がこのように3部材から構成されているのは、金型成型の容易さのためであり、また、後述するような組み付けの都合上でもある。
(3−2−1)中間部材52
中間部材52は、上端から所定距離までは前記内円筒42の外径とほぼ等しい内径の円筒形状の突出部52aとなっている。そして、そこから下は、外側及び内側ともに外方へ径を拡げる段差を経て、前記外円筒41の内径とほぼ等しい外径の円筒形状の挿入部52bとなっている。挿入部52bの内半径と突出部52aの内半径との差は、挿入部52bの厚さとほぼ等しくなっている。この内側の段差は上部スプリング受け52dとして機能することとなっている。この上部スプリング受け52dと、後述の下端部材53の上段差53cとの間の空間がスプリング装着溝53cとなる。前記内円筒42の前記下部スプリング受け47とともに、ステンレス鋼製の第1スプリング31を支持することとなっている。
なお、中間部材52の突出部52aの下端近くの外側面には、上端部材51を固定するための上端部材固定突条52fが周方向に沿って形成されている。また、中間部材52の下端近くの内側面には、下端部材53を固定するための下端部材固定溝52eが周方向に沿って形成されている。
(3−2−2)上端部材51
上端部材51は、前記中間部材52の外径に等しい内径と、前記外円筒41の内径とほぼ等しい外径とを有し、上端が閉鎖端に、及び下端が開放端にそれぞれ形成されている。また、上端部材51の内法長さは、前記中間部材52の突出部52aの長さと等しく形成されている。これにより、この上端部材51を、中間部材52の突出部52aに被せて固定することが可能となっているとともに、この上端部分を被せた部分の厚さを、前記内円筒42と外円筒41との間隔とほぼ等しくすることとなっている。
また、上端部材51の閉鎖端下面には、後述の第2スプリング32を支持するための底面視で円形の小突条である支持突条51aが形成されている。
さらに、上端部材51の下端近くの内側面には、前記上端部材固定突条52fを嵌合させる上端部材固定溝51bが形成されている。これにより、この上端部材51を、中間部材52の突出部52aの上方から外挿すると、上端部材固定溝51bと上端部材固定突条52fとが嵌合することで上端部材51を中間部材52に固定することが可能となっているとともに、この上端部材51を固定した部分の厚さを、前記内円筒42と外円筒41との間隔とほぼ等しくすることとなっている。
(3−2−3)下端部材53
下端部材53は、前記施錠ボール収納孔43の上下方向長よりやや長い上下方向長で、かつ、前記内円筒42の外径とほぼ等しい内径及び前記中間部材52の挿入部52bの内径と等しい外径を有する短円筒状の部材である。また、この下端部材53はその下端付近で外方へ向かい湾曲し、その下端は軸心に対して垂直面を構成し、その外径は前記外円筒41の内径とほぼ等しくなっている。また、下端部材53の外周には、前記中間部材52の下端部材固定溝52eと嵌合する下端部材固定突条53aが形成されている。これにより、この下端部材53を、中間部材52の挿入部52bの下端から圧入すると、下端部材固定溝52eと下端部材固定突条53aとが嵌合することで下端部材53を中間部材52に固定することが可能となっているとともに、この下端部材53を固定した部分の厚さを、前記内円筒42と外円筒41との間隔とほぼ等しくすることとなっている。この下端部材53の内面側は、規制部53bとして機能するとともに、その上縁は上段差53cとなっている。
(3−3)軸固定筒60
軸固定筒60は、上端が開放し下端が閉鎖した略円筒状に形成されており、キャップ本体40の円筒部42a内に挿入される。軸固定筒60の外径は、前記内円筒42の内径にほぼ等しい。軸固定筒60の内部においては、その底面と、前記トップ筒50の上端部材51の下面との間に、ステンレス鋼製の第2スプリング32が介装されている。この第2スプリング32の付勢力により、キャップ本体40は上方に、また軸固定筒60は下方に、それぞれ付勢されることとなる。一方、軸固定筒60の上端の外周には、外方への突条である外周凸部63が設けられている。この外周凸部63が設けられている部位における外径は、前記中間部材52の突出部52aの内径とほぼ等しくなっている。そして、軸固定筒60は、この外周凸部63を円筒部42aの内周に摺動させつつ上下に移動可能となっているが、この外周凸部63が前記内円筒42の上端と当接することで、それ以上の下方への移動が規制されている。なお、この第2スプリング32の付勢力(14.72N)は、第1スプリング31の付勢力(7.85N)よりも大きい。
また、軸固定筒60の底面の下面からは、下方に突出した軸部61が一体に形成されている。さらにこの軸部61の先には、放射状に起毛させたブラシ状の塗布部62が形成されている。キャップ30が容器本体20に装着されている状態、すなわち図1の状態においては、これらの軸部61と塗布部62とは完全に容器本体20内に収納される。そして、この状態で、塗布部62は収容部21内の化粧料に浸漬されることとなる。
第2スプリング32によりトップ筒50を介してキャップ本体40には上方への付勢力が常に加えられている。しかし、施錠ボール45と係合溝23との係合によりキャップ本体40の上方への移動は阻止されている。同時に、第2スプリング32は軸固定筒60を下方へ付勢し、閉鎖端がパッキン70と密着することとなる。
また、第1スプリング31がトップ筒50を上方へ付勢するが、トップ筒50の規制部53bの上段差53cがキャップ本体40の下部スプリング受け47の下縁と当接することでトップ筒50はそれ以上、上方へ移動することはない。このとき、規制部53bはちょうど係合溝23の全体をカバーする。この位置関係により、規制部53bにより施錠ボール45は内方へ突出させられることとなる。そして、内方へ突出した施錠ボール45は係合溝23に嵌り込むことで、結果としてキャップ30が容器本体20に固定されることになる。
(4)キャップ30の組み付け
キャップ30は、以下のように組み付けられる。
まず、内円筒42の上端から、塗布部62を先頭に軸固定筒60を挿入する。
次に、内円筒42の施錠ボール収納孔43の各々に外方から施錠ボール45を挿入してから、内円筒42の下端からこの施錠ボール45を被覆する位置まで下端部材53を外挿する。次いで内円筒42の上端から第1スプリング31を外挿し、さらに内円筒42の上端からこの第1スプリング31を収縮させつつ中間部材52を外挿する。この中間部材52の下端から、先に外挿しておいた下端部材53を圧入し、下端部材固定突条53aを下端部材固定溝52eに嵌合させ固定する。
そして、軸固定筒60の上方より第2スプリング32を挿入し、さらに中間部材52の上方から第2スプリング32を収縮させつつ上端部材51を圧入し、上端部材固定突条52fを上端部材固定溝51bに嵌合させ固定する。この段階で、中間部材52の下部には下端部材53、及び、上部には上端部材51がそれぞれ固定されることで、トップ筒50が形成されたことになる。
最後に、下方より、外円筒41を外挿し、そのキャップ本体固定突条44に内円筒42の下端を圧入する。この段階で、内円筒42と外円筒41とが固定されることで、キャップ本体40が形成されたことになるとともに、キャップ30の組み付けも完了することとなる。
(5)キャップ30の取り外し
次に、図1に示すキャップ30が容器本体20に装着された状態から、キャップ30が取り外される様子を、図面を参照しつつ説明する。
まず、図1に示す状態において、たとえば親指と中指とでキャップ本体40を掴み、人差し指で上方からトップ筒50を押圧するような動作をする。すると、図2に示すように、トップ筒50は第1スプリング31及び第2スプリング32の付勢力に抗してこれらを圧縮しつつキャップ本体40に対して相対的に下方へ移動する。このとき、施錠ボール45を内方へ突出させていた規制部53bも下方へ移動することで、下部スプリング受け47の下縁と上段差53cとの間に間隙ができ始める。
そして、規制部53bが下段差48と当接し施錠ボール収納孔43をほぼ外れる位置までトップ筒50が押し下げられた状態から、トップ筒50への押圧を解くと、第2スプリング32の復元力により、トップ筒50及びキャップ本体40には上向きの力が掛かることになる。このとき、施錠ボール45にも、施錠ボール収納孔43の下端から上向きの力が掛かるが、係合溝23の上縁側が外径を増す方向へ傾斜しているので、施錠ボール45に掛かる上向きの力は、図面上で上外方の力へと転換される。その結果として、図3に示すように、施錠ボール45は外方に形成された空間へ逃げることとなる。
施錠ボール45が外方へ移動すると、キャップ30と容器本体20との係合は解かれる。そして、第2スプリング32の付勢力により、トップ筒50が軸固定筒60に対して上方へ移動することとなる。ここで、第2スプリング32の付勢力と第1スプリング31の付勢力とが拮抗することとなるが、先述の通り前者の方が大きいため、トップ筒50は、第1スプリング31を収縮させつつ、キャップ本体40を連れて上方へ移動させることが可能となっている。しかし、第1スプリング31の付勢力によるトップ筒50の上向きの力により、規制部53b上縁は施錠ボール45に常に上向きの力をかけていることになる。そこで、図4に示すように、さらに施錠ボール45が上方へ移動すると、先端の係合段差25が外径を減ずる方向へ傾斜しているので、施錠ボール45に掛かる上向きの力は、図面上で上内方の力へと転換される。その結果として、施錠ボール45は内側の空間へ逃げることになる。
そして、トップ筒50はさらに上方へ移動するが、下部スプリング受け47と上段差53cとが再び当接することで、キャップ本体40に対するそれ以上の上方への移動は阻止されることになる。
一方、第2スプリング32の復元はさらに進むが、図5に示すように、内円筒42の上端が軸固定筒60の外周凸部63に当接したところで、トップ筒50及びキャップ本体40の軸固定筒60に対する上方への移動は終了する。ここで、施錠ボール45は、施錠ボール収納孔43内において、軸固定筒60の下端縁及び規制部53bの内側面によっても保持されている。
この状態で、キャップ本体40を掴んだまま上方へ持ち上げるだけで、キャップ30が容易に取り外し可能となっている。このとき、軸部61はパッキン70のしごき弁71によってしごかれつつ上方へ移動する。最後には、塗布部62もこのしごき弁71によってしごかれた上で、キャップ30の全体が容器本体20から露出される。このとき、塗布部62に付着した余分の化粧料がしごき弁71により拭い落とされることで、適量が残り、所望の箇所への化粧料の塗布が可能となっている。
(6)キャップ30の装着
次に、再び図面を参照しつつ、キャップ30を再び容器本体20に装着する様子を説明する。
キャップ30を再び容器本体20へ装着する際は、まず、図6に示すように、塗布部62を先に軸部61を容器本体20の開口部へ挿入し、キャップ30全体を下方へ移動させていく。
そして、図7に示すように、軸固定筒60の下面を容器本体20の開口端に接触させた状態から、さらにトップ筒50を第2スプリング32の付勢力に抗して下方へ押し付けると、第1スプリング31も収縮するが、その復元力にてキャップ本体40も下方へ押し下げられ、内円筒42の上端と外周凸部63との当接が解かれる。この状態では、まだ下部スプリング受け47と上段差53cとは接触を保っている。
そして、さらにトップ筒50を押圧すると、施錠ボール45が係合段差25に当接した瞬間、キャップ本体40の下方への移動は一旦停止するが、押圧されているトップ筒50は下方へ移動し続ける。その結果、図8に示すように、下部スプリング受け47と上段差53cとの間に空間ができ始める。
トップ筒50の押圧でさらに下部スプリング受け47と上段差53cとの間の空間が拡大すると、第1スプリング31の付勢力でキャップ本体40により施錠ボール45に掛かっている下向きの力は、係合段差25の傾斜により図中で下外方への力に転換される。それにより、図9に示すように、施錠ボール45は外方へ逃げ、係合段差25を乗り上げることになる。
そしてさらにトップ筒50への押圧を続けると、施錠ボール45は下部スプリング受け47と上段差53cとの間に挟まれた格好で下方へ移動し続ける。そして、係合溝23に至ると、係合溝23の上縁の傾斜により、施錠ボール45に掛かっている下向きの力は図中で下内方への力に転換される。それにより、図10に示すように、施錠ボール45は内方へ逃げ係合溝23に嵌入する。それとともに第1スプリング31の付勢力により、挟まれていた施錠ボール45がなくなったことで、トップ筒50はキャップ本体40に対し上方へ移動することが可能となる。かくして、規制部53bは再び下部スプリング受け47の下縁に当接し、施錠ボール収納孔43の全体を覆うこととなり、施錠ボール45の外方への移動を規制することとなり、キャップ30の容器本体20への装着が完了することとなる。
本発明は、マスカラ、マニキュア、リップグロスのような、塗布具に適量を浸漬して目的の箇所へ適用することを要する化粧料を収容する容器に利用可能である。
本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着されている状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体から取り外された状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される前の状態正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップの容器本体への装着が完了した状態を正面断面図で示したものである。
符号の説明
10 化粧料容器
20 容器本体 21 収容部
22 被覆領域 23 係合溝
24 小径部 25 係合段差
30 キャップ 31 第1スプリング
32 第2スプリング
40 キャップ本体 41 外円筒
42 内円筒
43 施錠ボール収納孔 44 キャップ本体固定突条
45 施錠ボール 47 下部スプリング受け
48 下段差
50 トップ筒
51 上端部材 51a 支持突条
51b 上端部材固定溝
52 中間部材 52a 突出部
52b 挿入部 52c スプリング装着溝
52d 上部スプリング受け 52e 下端部材固定溝
52f 上端部材固定突条
53 下端部材 53a 下端部材固定突条
53b 規制部 53c 上段差
60 軸固定筒 61 軸部
62 塗布部 63 外周凸部
70 パッキン 71 しごき弁

Claims (3)

  1. 上端が開放端で下端が閉鎖端となっている形状の内部に化粧料を収容するとともに少なくとも同開放端近傍が円筒形状に形成されその円筒形状の外周に環状の係合溝と同開放端から同係合溝へ至る途中までの外径を減じた小径部とを有する容器本体と、
    前記容器本体の開放端から下方への所定距離までの、前記係合溝を含む被覆領域に装着されるキャップと、
    前記容器本体の開放端に挿入されるとともに上端部分が同開放端の辺縁を覆うことで前記キャップとの間に介装されるパッキンとを備えた化粧料容器であって、
    前記キャップは、
    軸心同一で径の異なる二重の円筒であって内側に位置する内円筒と外側に位置する外円筒とが一定の間隔を有するとともに、各々の下端縁どうしは全周で連結し、かつ、各々の上端縁どうしは離間している形状のキャップ本体と、
    前記キャップ本体の内円筒の外径とほぼ等しい内径及び外円筒の内径とほぼ等しい外径を有する略円筒状の形状で、その上端が閉鎖端で下端が開放端となっており、その開放端が前記キャップ本体の内円筒及び外円筒間の間隙内へ上方より挿入可能に形成されるトップ筒と、
    前記キャップ本体と前記トップ筒との間に介装され同キャップ本体を下方へ付勢するとともに同トップ筒を上方に付勢する第1スプリングと、
    前記キャップ本体の内円筒の内径とほぼ等しい外径を有する略円筒状の形状で、下端が閉鎖端で上端が開放端となっていて同キャップ本体内部に収納される軸固定筒と、
    前記軸固定筒内部に収納され同軸固定筒の閉鎖端と前記トップ筒の閉鎖端との間に介装されるとともに同軸固定筒を下方へ及び同トップ筒を上方へそれぞれ付勢する第2スプリングと、
    前記軸固定筒の閉鎖端から下方へ突出形成されるとともに前記キャップ本体の前記被覆領域への装着時には前記容器本体内に収納される軸部と、
    前記軸部の先に設けられ同軸部が前記容器本体内に収納される際には前記化粧料に浸漬される塗布部と
    を備え、
    前記キャップ本体の内円筒には、
    前記被覆領域への装着時に前記係合溝と対応する位置に複数設けられる貫通孔である施錠ボール収納孔と、
    前記施錠ボール収納孔の外側上方に位置するフランジ状の下部スプリング受けと、
    前記施錠ボール収納孔の各々に収納される球体であってその直径が同施錠ボール収納孔の前後方向長さとほぼ等しい施錠ボールとが設けられるとともに、
    前記トップ筒のうちキャップ本体に挿入される部分の一部には、一定の上下方向長にわたって帯状のスプリング装着溝が形成され、そのスプリング装着溝の上縁の段差が上部スプリング受けとなることで、前記第1スプリングはこの上部スプリング受けと前記下部スプリング受けとの間に介挿され、
    前記トップ筒のうち前記スプリング装着溝の下縁の段差である上段差より下方に位置する部分である規制部は、前記第1スプリングにより同トップ筒が上方へ付勢されている状態においては前記下部スプリング受けの下縁に当接して前記施錠ボール収納孔を覆うものの、同第1スプリングの付勢力に抗して同トップ筒を下方へ移動させた状態においては同施錠ボール収納孔の下方へ外れた位置へ移動し、
    前記軸固定筒上端近傍の外周には、外方へ突出する外周凸部が設けられ、
    前記第2スプリングの付勢力により前記軸固定筒が前記キャップ本体に対し相対的に下方へ移動した際には、同キャップ本体の内円筒の上端が、前記外周凸部と係止することを特徴とする化粧料容器。
  2. 前記容器本体の開口端から前記係合溝へ至るまでの係合段差25は下方へ向け径を連続的に拡大する傾斜面として形成されているとともに、同係合溝の上側面は、下方へ向け径を連続的に縮小する傾斜面として形成されていることを特徴とする請求項1記載の化粧料容器。
  3. 前記キャップ本体内面の下端部分より、上方へ所定距離の位置に下段差が設けられているとともに、
    前記第1スプリングの付勢力に抗してトップ筒を下方へ移動させた際に、同トップ筒の先端が前記下段差に当接することで、トップ筒の下方への相対移動の下死点が規制されることを特徴とする請求項1又は2記載の化粧料容器。
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