JP4803706B2 - 化粧料容器 - Google Patents

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Description

本発明は、マスカラのような化粧料を収容し、塗布具付キャップを備えた化粧料容器に関する。
従来、マスカラのような化粧料を収容する化粧料容器には、キャップに塗布具が備えられていて、キャップを外してすぐに化粧料を塗布することができるようになっているのが普通である。このような塗布具を備えた化粧料容器の従来技術としては、たとえば、下記の特許文献1がある。
実公平3−31215号公報
従来のこの種の化粧料容器では、容器本体とキャップとの接続は、摩擦係合、簡単な嵌め込み係合又はネジ込みのいずれかであることが多い。特にネジ込み式の場合は、内容物が液体で密封性が求められるときには、ネジをきつく締めがちであり、その次にキャップを開けようとしてもきつくて開けがたいことが多い。
そこで本発明は、内容物の漏洩を防ぐとともに容器からワンタッチで開放できかつ閉鎖も確実なキャップにより、従来のネジ係合に比べ使い勝手の向上した化粧料容器を提供することを第1の課題とする。
さらに、本発明は、上記第1の課題に加え、開放の際のみならず閉鎖の際もワンタッチで閉鎖できる構造とすることを第2の課題とする。
また、本発明は、上記第1の課題に加え、装着時にユーザーが要する力をできるだけ小さくすること、及び、容器の材質が弾性変形しにくいものである場合においても使用可能とすることを第3の課題とする。
さらに、本発明は、上記第3の課題に加え、化粧ポーチの中に収納して持ち運ぶ際に、他の化粧品等と接触して容易にキャップが開くことのないよう、キャップの装着力を十分確保することを第4の課題とする。
(1)第1の発明
上記第1の課題及び第2の課題に鑑み、本発明のうち第1の発明は、前方端が開放端で後方端が閉鎖端となっている形状の内部に化粧料を収容するとともに少なくとも同開放端近傍が円筒形状に形成されその円筒形状の外周に環状の係合溝23を有する容器本体20と、
前記容器本体20の開放端から後方の所定距離までの、前記係合溝23を含む被覆領域22に装着されるキャップ30と、
前記容器本体20の開放端と前記キャップ30との間に介装されるパッキン70とを備えた化粧料容器10であって、
前記キャップ30は、
前記被覆領域22を被覆するキャップ本体40と、
前記キャップ本体40に対して前後方向に移動可能に外挿される外筒50と、
前記キャップ本体40と前記外筒50との間に介装され同外筒50を後方へ付勢する第1スプリング31と、
前記キャップ本体40の内径より小さい外径を有し後方端が閉鎖端で前方端が開放端となっていて同キャップ本体40内部に収納される内筒60と、
前記内筒60内部に収納され同内筒60を後方へ及び前記キャップ本体40を前方へそれぞれ付勢する第2スプリング32と、
前記内筒60の閉鎖端から後方へ突出形成されるとともに前記キャップ本体40の前記被覆領域22への装着時には前記容器本体20内に収納される軸部61と、
前記軸部61の先に設けられ同軸部61が前記容器本体20内に収納される際には前記化粧料に浸漬される塗布部62とを備え、
前記キャップ本体40には、
前記被覆領域22への装着時に前記係合溝23と対応する位置に複数設けられる貫通孔である施錠ボール収納孔43と、
前記施錠ボール収納孔43の各々に収納される球体であってその直径が前記キャップ本体40内側面における前記貫通孔の幅より大きい施錠ボール45とが設けられるとともに、
前記外筒50の内側には、前記施錠ボール収納孔43に対応する突出構造であって前記第1スプリング31により後方へ付勢されている状態においては前記施錠ボール45の外方への移動を規制するとともに、同第1スプリング31の付勢力に抗して同外筒50を前方へ移動させた状態においては同施錠ボール45の外方への移動の規制が解除される規制凸部51が設けられ、
前記内筒60先端近傍の外周には、外方へ突出するとともに前記キャップ本体40内壁と摺動する外周凸部63が設けられ、
前記キャップ本体40の内周には、前記第2スプリング32の付勢力により同キャップ本体40が後方へ移動した際に前記外周凸部63と係止すべく、前記キャップ本体40の前記被覆領域22への装着時においては同外周凸部63より後方に位置する内方へ突出した内周凸部46が設けられているとともに、
前記施錠ボール収納孔43は前後方向の長孔であってその長さは前記規制凸部51の前後方向の長さより長いことを特徴とする。
「容器本体20」とは、化粧料を収容する容器をいう。この容器本体20は、少なくとも開放端近傍が円筒形状を呈することとなっているが、全体が円筒形状であってもよい。なお、本発明においては、容器本体20の閉鎖端側から開放端側へ向かう方向を「前方」とし、開放端側から閉鎖端側へ向かう方向を「後方」と定義している。また、「係合溝23」とは、容器本体20の開放端側の外周に形成されている環状の溝をいう。この係合溝23には、後述の施錠ボール45が係合することとなる。なお、容器本体20の開放端から後方へ所定距離の領域であって、この係合溝23を含む所定の範囲内が、キャップ30が装着される「被覆領域22」である。なお、係合溝23は容器本体20と一体に形成されるのが望ましいが、係合溝23が形成された別体の部品を容器本体20に取り付ける構造としても構わない。
「キャップ30」とは、上記被覆領域22に外挿され、容器本体20に収容されている化粧料の漏出や乾燥を防ぐためのものである。この目的のため、容器本体20の開放端と前記キャップ30との間には「パッキン70」が介装されることとなっている。このパッキン70は、容器本体20側でもキャップ30側でもどちらに固定されることとしてもよい。
本第1の発明におけるキャップ30は、「キャップ本体40」、「外筒50」及び「内筒60」の3重の筒を備えた構造となっている。
キャップ本体40は、容器本体20の被覆領域22を直接被覆する筒状部材である。また、外筒50は、このキャップ本体40に対して前後方向に移動可能に外挿される筒状部材である。このキャップ本体40と外筒50との間には、「第1スプリング31」が介装され、外筒50を後方へ付勢することとしている。たとえば、キャップ本体40の外径とほぼ等しい径のコイルばねをこの第1スプリング31としてキャップ本体40に外挿して、キャップ本体40の外側面に設けた段差と外筒50の内側面に設けた段差との間でこのコイルばねの両端を固定することができる。
内筒60は、このキャップ本体40に内挿される筒状部材である。内筒60の前方端は開放端となっている。一方、内筒60の後方端は閉鎖端となっている。すなわち、前記キャップ本体40の後方端(開放端)からこの内筒60の前方端(開放端)が挿入されることとなっている。そして、内筒60内部には「第2スプリング32」が収納される。この第2スプリング32は、内筒60の内部で、内筒60の後方端(閉鎖端)とキャップ本体40の前方端(閉鎖端)とを押し広げるように付勢することとなっている。
内筒60外周の先端付近には、外方へ突出する「外周凸部63」が設けられている。この外周凸部63は、複数個の突起として形成されても、また、環状の突条として設けられても、いずれでもよい。この外周凸部63は、内筒60の前後移動に伴いキャップ本体40の内周面と摺動する。一方、キャップ本体40の内周面には、内方へ突出する「内周凸部46」が設けられている。この内周凸部46は、外周凸部63が突起として形成される場合には環状の突条として設けられ、逆に外周凸部63が環状の突条として形成される場合には突起又は環状の突条として設けられることが望ましい。この内周凸部46は、外周凸部63がキャップ本体40と相対的に後方へ移動可能な最大距離を規制する構造である。よって、外周凸部63が内周凸部46と当接して係止することで、内筒60がキャップ本体40から脱落することが防止される。
また、この内筒60の閉鎖端から後方へ向かって棒状の「軸部61」が突出形成されるともにその端部には「塗布部62」が形成されている。この塗布部62の形状は化粧料の性状や目的に応じて様々に形成可能である。たとえば、化粧料がマニキュア液の場合は刷毛状にすることもでき、マスカラの場合は放射状に植毛されたブラシ状とすることもできる。軸部61は、キャップ本体40が前記被覆領域22へ装着される際には容器本体20内に完全に収納される。この状態で塗布部62は、容器本体20内の化粧料に浸漬されることとなる。
「施錠ボール収納孔43」とは、キャップ本体40に設けられる貫通孔である。この施錠ボール収納孔43は、前記係合溝23と対応する位置に複数個、環状に、望ましくは等間隔で、配列した状態で設けられる。
「施錠ボール45」とは、前記係合溝23に係合可能な径を有する球体である。材質については特に限定はないが、耐久性に鑑み、ステンレス等の金属製とすることが望ましい。この施錠ボール45は、キャップ本体40の内側へ脱落することのないよう、キャップ本体40内側面における施錠ボール収納孔43の幅より大きな直径を有することとなっている。
なお、キャップ本体40外側面における施錠ボール収納孔43の幅については特に限定はない。たとえば、キャップ本体40外側面における施錠ボール収納孔43の幅を施錠ボール45の直径より大径とすれば、施錠ボール収納孔43は内側に向かってすり鉢状を呈することとなる。この場合、キャップ本体40の外側から施錠ボール45を挿入するのが容易である。一方、キャップ本体40外側面における施錠ボール収納孔43の幅を施錠ボール45の直径より小径として、施錠ボール収納孔43を断面中膨れの形状としてもよい。この場合、施錠ボール45は、外方より弾性変形により挿入されることとなる。
外筒50の内側面には、施錠ボール収納孔43に対応した内方への突出構造である「規制凸部51」が設けられる。この規制凸部51の形状は、突起でも環状の突条でもよい。また、容器本体20の前記係合溝23の後方にこの規制凸部51と当接する突条構造等を設け、外筒50が後方へ脱落することを防ぐことが望ましい。
本第1の発明は、上述の構成を備えることで、以下のような作用を発揮することとなる。
上述の通り、外筒50は第1スプリング31によりキャップ本体40に対して後方に付勢されているが、この状態において、この規制凸部51は、施錠ボール収納孔43に対応する位置で、施錠ボール45が外方へ移動することを妨げることとなっている。そして、外方への移動が妨げられた施錠ボール45の一部は、キャップ本体40の内側面から突出し、この突出した部分が容器本体20の係合溝23と係合する。この係合状態は、第1スプリング31の付勢力により維持される。一方、キャップ本体40は、第2スプリング32によって前方へ付勢されているが、施錠ボール45と係合溝23との係合によって前方への移動が阻止されている。この状態においてキャップ本体40のみを前方へ引いたとしても、施錠ボール45が規制凸部51により係合溝23から移動できない状態となっているため、キャップ30が外れることはない。これにより、キャップ30が容器本体20に確実に装着されることになる。また、この状態において、キャップ30と容器本体20の開放端との間に介装されるパッキン70により、化粧料の漏出が防止される。
一方、第1スプリング31の付勢力に抗して、外筒50を前方へ移動させると、規制凸部51も前方に移動し、施錠ボール45が外方へ移動可能となる。この状態になると、第2スプリング32の付勢力に対する抵抗が解除されるので、キャップ本体40は、内筒60に対して前方へ移動する。そして、このキャップ本体40の移動により、施錠ボール45も前方へ移動して、係合溝23から脱することとなる。
このとき、第1スプリング31の復元による施錠ボール45と係合溝23との係合の復帰が優先せぬよう、第2スプリング32の付勢力は第1スプリング31の付勢力より大きいことが望ましい。具体的には、確実な動作及び操作性の観点から、第1スプリング31の付勢力は0.49N〜9.8Nに、及び、第2スプリング32の付勢力は0.98N〜19.6Nにそれぞれ設定されることが望ましい。これらの付勢力の範囲を上回るときには、手の力の弱いユーザー、特に女性にとってはキャップ30の開閉が困難になる。一方、これらの付勢力の範囲を下回るときには、開閉動作の確実性や閉鎖時の密着性が損なわれることとなる。とりわけ、第1スプリング31の付勢力は約7.85Nに、及び第2スプリング32の付勢力は約14.72Nにそれぞれ設定されることがさらに望ましい。
この状態で、キャップ30を前方へ引くと、容易に容器本体20から外れることとなる。このとき、化粧料が塗布部62に付着しているのですぐに所望箇所へ塗布することが可能となっている。
また、キャップ30を再び容器本体20へ装着する際には、軸部61を容器本体20内に挿入しつつキャップ本体40を被覆領域22に被せていく。このとき、第1スプリング31の付勢力により規制凸部51は施錠ボール45の外方への移動を規制しており、これにより内方に突出した施錠ボール45により内径が狭まってキャップ本体40を被せることができない。したがって、外筒50を手で前方に引き気味に保って、規制凸部51が施錠ボール45の外方への移動を規制していない状態とし、被覆領域22との接触で施錠ボール45が逃げられる空間を保つ必要がある。そして、内筒60の後方端と容器本体20の前方端とが接触したところで、外筒50から手を離せば、第2スプリング32の付勢力によりキャップ本体40が前方へ移動する間に第1スプリング31の付勢力により内方に付勢された施錠ボール45が係合溝23に嵌合する。これにより、再びキャップ30が容器本体20に装着されることとなる。
また、施錠ボール収納孔43を長孔とすることで、キャップ30装着の際、施錠ボール45が被覆領域22と接触すると、後方に規制凸部51から逃げられる空間が確保されることとなる。これにより、キャップ30装着の際に、わざわざ外筒50を手で前方に引き気味に保つことをせずに、単にキャップ30を容器本体20に被せ押し付けるだけで済むこととなり、より装着が容易となる。
)第の発明
前記第1の課題、第3の課題及び第4の課題に鑑み、本発明のうち第の発明は、前方端が開放端で後方端が閉鎖端となっている形状の内部に化粧料を収容するとともに少なくとも同開放端近傍が円筒形状に形成されその円筒形状の外周に環状の係合溝23を有する容器本体20と、
前記容器本体20の開放端から後方の所定距離までの、前記係合溝23を含む被覆領域22に装着されるキャップ30と、
前記容器本体20の開放端と前記キャップ30との間に介装されるパッキン70とを備えた化粧料容器10であって、
前記キャップ30は、
前記被覆領域22を被覆するキャップ本体40と、
前記キャップ本体40に対して前後方向に移動可能に外挿される外筒50と、
前記キャップ本体40と前記外筒50との間に介装され同外筒50を後方へ付勢する第1スプリング31と、
前記キャップ本体40の内径より小さい外径を有し後方端が閉鎖端で前方端が開放端となっていて同キャップ本体40内部に収納される内筒60と、
前記内筒60内部に収納され同内筒60を後方へ及び前記キャップ本体40を前方へそれぞれ付勢する第2スプリング32と、
前記内筒60の閉鎖端から後方へ突出形成されるとともに前記キャップ本体40の前記被覆領域22への装着時には前記容器本体20内に収納される軸部61と、
前記軸部61の先に設けられ同軸部61が前記容器本体20内に収納される際には前記化粧料に浸漬される塗布部62とを備え、
前記キャップ本体40には、
前記被覆領域22への装着時に前記係合溝23と対応する位置に複数設けられる貫通孔である施錠ボール収納孔43と、
前記施錠ボール収納孔43の各々に収納される球体であってその直径が前記キャップ本体40内側面における前記貫通孔の幅より大きい施錠ボール45とが設けられるとともに、
前記外筒50の内側には、前記施錠ボール収納孔43に対応する突出構造であって前記第1スプリング31により後方へ付勢されている状態においては前記施錠ボール45の外方への移動を規制するとともに、同第1スプリング31の付勢力に抗して同外筒50を前方へ移動させた状態においては同施錠ボール45の外方への移動の規制が解除される規制凸部51が設けられ、
前記内筒60先端近傍の外周には、外方へ突出するとともに前記キャップ本体40内壁と摺動する外周凸部63が設けられ、
前記キャップ本体40の内周には、前記第2スプリング32の付勢力により同キャップ本体40が後方へ移動した際に前記外周凸部63と係止すべく、前記キャップ本体40の前記被覆領域22への装着時においては同外周凸部63より後方に位置する内方へ突出した内周凸部46が設けられているとともに、
前記容器本体20の開口端から前記係合溝23に至るまでの外周面の直径はほぼ一定であるとともに、前記施錠ボール収納孔43の前後方向長さが前記施錠ボール45の直径とほぼ等しく、かつ、前記外周凸部63と前記内周凸部46とが係合している状態における同施錠ボール収納孔43の位置での前記内筒60の外周面と前記外筒50の内周面との距離は同施錠ボール45の直径とほぼ等しく、
前記外周凸部63と前記内周凸部46とが係合している状態において、前記施錠ボール45は、前記内筒60の外周面と、前記外筒50の内周面と、前記規制凸部51の後端縁とに接していることを特徴とする。
ここで、容器本体20の開口端から係合溝23に至るまでの外周面の直径がほぼ一定であるので、開口端から係合溝23に至るまでの間に、たとえばリブ状の突出構造や段差が存在しないことになる。たとえば、このような突出構造や段差が存在しないことにより、施錠ボール45がこのような突出構造や段差を乗り越えるために要する力が不要となる。また、このような突出構造や段差を設けた場合、施錠ボール45がこれを乗り越えるときには弾性変形を伴うものである。よって、本第3の発明は弾性変形しにくい材質で容器本体20を形成する場合にも適するものである。なお、直径が「ほぼ一定」とは、厳密に一定であることを要求するものではなく、たとえば、開口端に面取りやアールを施す程度の変動であれば許容するものである。
前記外周凸部63と前記内周凸部46とが係合している状態における同施錠ボール収納孔43の位置での前記内筒60の外周面と前記外筒50の内周面との距離は同施錠ボール45の直径とほぼ等しいので、キャップ30が装着されていない状態では、施錠ボール45は外筒50の内周面と内筒60の外周面との間に収まることとなる。すなわち、キャップ30の非装着状態では施錠ボール45は施錠ボール収納孔43から突出していない。そして、キャップ30の装着時に内筒60が容器本体20の開口端で前方へ押圧された状態で初めて内方へ突出することが可能となっている。
なお、ここでいう「内周凸部46」とは、高低差のある構造であれば、突起又は突条のような構造のみならず、段差のようなものをも含む。
これにより、施錠ボール収納孔43の前後方向長さを施錠ボール45径とほぼ等しいこととしても、施錠ボール45のアクションに支障を来さないことが可能となっている。
また、キャップ30の非装着状態においても施錠ボール45は規制凸部51に付勢されていることになる。よって、キャップ30の装着時に内筒60が容器本体20の開口端で前方へ押されることで内側にスペースができれば施錠ボール45が内方へ突出することが可能となっている。
この際、前記キャップ本体40における前記施錠ボール収納孔43の後方外側に前記規制凸部51の後端が係止する突出構造である外筒止め44が形成されているとともに、前記キャップ30が前記容器本体20に装着されている状態において該規制凸部51が前記施錠ボール45の外方への移動を規制している際には同規制凸部51の後端は該外筒止め44に係止されることが望ましい。すなわち、キャップ30の装着状態では施錠ボール収納孔43がほぼ規制凸部51に覆われていることになり、十分な装着力が確保される。
本発明は上記の通り構成されているので、以下に記す効果を奏する。
すなわち、本発明のうち第1の発明の説明によれば、内容物の漏洩を防ぐとともに容器からワンタッチで開放できかつ閉鎖も確実なキャップにより、従来のネジ係合に比べ使い勝手の向上した化粧料容器を提供することが可能となる。ま、開放の際のみならず閉鎖の際もワンタッチで閉鎖できる構造とすることが可能となる。
さらに、本発明のうち第の発明の説明によれば、内容物の漏洩を防ぐとともに容器からワンタッチで開放できかつ閉鎖も確実なキャップにより、従来のネジ係合に比べ使い勝手の向上した化粧料容器を提供することが可能となる。また、装着時にユーザーが要する力をできるだけ小さくすることが可能となるとともに、容器の材質が弾性変形しにくいものである場合においても使用可能となる。
また、化粧ポーチの中に収納して持ち運ぶ際に、他の化粧品等と接触しても容易にキャップが開かないよう、キャップの装着力を十分確保することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の記載における「上方」及び「下方」との表現は、これまでの記載における「前方」及び「後方」との表現とそれぞれ対応するものである。
(1)第1の実施の形態
本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器10は、図1の断面図に示すように、キャップ30が、容器本体20に装着されている。以下、この図面中の上下の位置関係に従って説明する。
(1−1)容器本体20
容器本体20は、上端が開放し下端が閉鎖した略円筒状に形成されている。この容器本体20の上端付近は、肩部26を介して径が窄まっており、この部分が被覆領域22であり、キャップ30が直接装着される箇所である。この被覆領域22に対し下方に位置し、より外径が大な部分が収容部21であり、この収容部21の中に、マスカラ等の化粧料が収容される。被覆領域22の上端付近は、段差25を介してさらに径が窄まっており、小径部24が形成されている。小径部24と肩部26との間の中間部27には、外周に沿った環状の、断面が外方へ拡がった台形状の溝である、係合溝23が形成されている。この容器本体20は、ガラス、プラスチック又は金属により成型することができる。
(1−2)パッキン70
容器本体20の開口部の内周には、ゴム製の、中空略円筒状のパッキン70が圧入される。パッキン70の上端部分は、容器本体20の上縁を被覆している。また、パッキン70内周の中間部分には、下向きの弁構造であるしごき弁71が形成されている。
(1−3)キャップ30
キャップ30は、キャップ本体40と、外筒50と、内筒60とに大別される。
(1−3−1)キャップ本体40
キャップ本体40は、プラスチックにより、上端が閉鎖し、下端が開放した形状に形成されている。キャップ本体40の下端部分はやや薄肉な被覆部42として形成されている。この被覆部42に対し、上方に位置してより外径が大な部分を握り部41と称する。この被覆部42は、前記被覆領域22の中間部27の外径に対して外挿可能な内径を有している。被覆部42の中間部分には、前後方向の長孔として形成されている施錠ボール収納孔43が4個、周方向に等配されている。この施錠ボール収納孔43には、ステンレス鋼製の施錠ボール45が収納されることとなっている。この施錠ボール収納孔43の幅は、外周側では施錠ボール45の径よりやや大であるが、内周側ではこの施錠ボール45の径よりやや小である。これにより、施錠ボール収納孔43の外側から施錠ボール45を挿入することが可能となっている。また、この施錠ボール45の一部が内方に脱落せずに、内方へ一部を突出させることも可能となっている。さらに、この施錠ボール収納孔43の後端縁は若干突出しており、この部分が外筒止め44となっている。
なお、施錠ボール収納孔43及び施錠ボール45の数は、周方向に等配されていれば、特に限定されない。しかし、4個にしない場合には、5個以上とするよりも、3個とする方が望ましい。
一方、握り部41内周の中間部分のやや上方寄りには、内方への環状の突条である内周凸部46が形成されている。
キャップ本体40の握り部41と被覆部42との間の移行部には環状の段差である上部スプリング受け47が形成されている。
(1−3−2)外筒50
外筒50は、筒状構造を呈しており、キャップ本体40の被覆部42の外周に外挿される。
外筒50内周の中間部分のやや下寄りには、内方に突出した規制凸部51が形成されている。この規制凸部51の上方には、環状の段差である下部スプリング受け52が形成されている。この下部スプリング受け52と、前記上部スプリング受け47との間に、第1スプリング31が介装される。この第1スプリング31により、キャップ本体40は上方に、また外筒50は下方に、それぞれ付勢されることとなる。一方、規制凸部51の下端面は、キャップ本体40の前記外筒止め44と当接することとなっている。すなわち、第1スプリング31の付勢力により、外筒50は常に下方へ付勢されるが、外筒止め44によりそれ以上の下方への移動が規制されている。その際、この規制凸部51は、前記施錠ボール収納孔43の下半分付近に位置するようになっており、これにより、前記施錠ボール45が外方へ移動するのを妨げている。そして、外方への移動が妨げられた結果内方に突出した施錠ボール45は、前記係合溝23に嵌合することとなる。
(1−3−3)内筒60
内筒60は、上端が開放し下端が閉鎖した略円筒状に形成されており、キャップ本体40の握り部41内に挿入される。内筒60内部においては、その底面と、前記握り部41上端の下面との間に、第2スプリング32が介装されている。この第2スプリング32の付勢力により、キャップ本体40は上方に、また内筒60は下方に、それぞれ付勢されることとなる。一方、内筒60上端の外周には、外方への突条である外周凸部63が設けられ、これが握り部41内周を摺動しつつ上下に移動可能となっているが、前記握り部41内周の内周凸部46と当接することで、それ以上の下方への移動が規制されている。なお、この第2スプリング32の付勢力は、第1スプリング31の付勢力よりも大きい。
なお、内筒60の閉鎖端である底面辺縁は、キャップ30が容器本体20から開放した際には、第2スプリング32の付勢力により施錠ボール45に当接しかつ押圧する構造となっている(図5参照)。このとき、施錠ボール45は、この内筒60の底面辺縁と、キャップ本体40の施錠ボール収納孔43下端部と、外筒50の規制凸部51とに当接した状態で保持されることとなる。これにより、内筒60の底面辺縁は、キャップ30の解放時におけるキャップ本体40からの抜け止めとして機能することとなっている。
また、内筒60底面の下面からは、下方に突出した軸部61が一体に形成されている。さらにこの軸部61の先には、ブラシ状の塗布部62が形成されている。キャップ30が容器本体20に装着されている状態、すなわち図1の状態においては、これらの軸部61と塗布部62とは完全に容器本体20内に収納される。そして、この状態で、塗布部62は収容部21内の化粧料に浸漬されることとなる。
第2スプリング32によりキャップ本体40には上方への付勢力が常に加えられている。しかし、施錠ボール45と係合溝23との係合によりキャップ本体40の上方への移動は阻止されている。同時に、第2スプリング32は内筒60を下方へ付勢し、パッキン70と密着することとなる。
また、第1スプリング31が外筒50を下方へ付勢するが、外筒50の規制凸部51がキャップ本体40の外筒止め44と当接することで外筒50はそれ以上、下方へ移動することはない。このとき、規制凸部51はちょうど係合溝23の位置と一致する。同時に、施錠ボール45は施錠ボール収納孔43内の下端部分に位置しておりやはり係合溝23の位置と一致している。この位置関係により、規制凸部51により施錠ボール45は内方へ突出することとなる。そして、内方へ突出した施錠ボール45は係合溝23に嵌り込むことで、結果としてキャップ30が容器本体20に固定されることになる。
なお、図1からは明瞭ではないが、キャップ30が容器本体20に装着されている状態において、キャップ本体40の下端(被覆部42の下端)と容器本体20の肩部26との距離は、施錠ボール収納孔43の上下方向長さより長くなるように調整されている。
(1−4)キャップ30の取り外し
次に、図1に示すキャップ30が容器本体20に装着された状態から、キャップ30が取り外される様子を、図面を参照しつつ説明する。
まず、図2に示すように、第1スプリング31の付勢力に抗しつつ、外筒50を上方へ移動させる。このとき、施錠ボール45を内方へ突出させていた規制凸部51も上方へ移動する。これにより、施錠ボール45は外方へ移動可能となる。
この状態に至れば、図3に示すように、第2スプリング32の付勢力により、キャップ本体40が内筒60に対して上方へ移動することとなる。このとき、施錠ボール45の外方への移動を妨げるものはないため、施錠ボール45は係合溝23を離れ、キャップ本体40とともに上方へ移動する。ここで、第2スプリング32の付勢力と第1スプリング31の付勢力とが拮抗することとなるが、先述の通り前者の方が大きいため、キャップ本体40は、第1スプリング31を収縮させつつ、外筒50を連れて上方へ移動させることが可能となっている。
そして、図4に示すように、キャップ本体40はさらに上方へ移動するが、内周凸部46と外周凸部63とが当接することで、キャップ本体40のそれ以上の上方への移動は阻止されることになる。この状態では、キャップ30自体は容器本体20と接触を保ってはいるものの、互いの係合は解かれている。したがって、握り部41を掴んで上方へ持ち上げるだけで、図5に示すように、キャップ30が容易に取り外し可能となっている。このとき、軸部61はパッキン70のしごき弁71によってしごかれつつ上方へ移動する。最後には、塗布部62もこのしごき弁71によってしごかれた上で、キャップ30の全体が容器本体20から露出される。このとき、塗布部62に付着した余分の化粧料がしごき弁71により拭い落とされることで、適量が残り、所望の箇所への化粧料の塗布が可能となっている。
(1−5)キャップ30の装着
次に、再び図面を参照しつつ、キャップ30を再び容器本体20に装着する様子を説明する。
キャップ30を再び容器本体20へ装着する際は、まず、図5に示すように、塗布部62を先に軸部61を容器本体20の開口部へ挿入し、キャップ30全体を下方へ移動させていく。ここで、施錠ボール45は第2スプリング32に付勢される内筒60の底面肩部に押圧され、施錠ボール収納孔43内の下端部分に位置しているが、ここには規制凸部51も位置しているため、施錠ボール45の一部は内方へ突出した状態となっている。
そして、内筒60の下面が容器本体20の開口部に接触すると、図6に示すように、内方へ一部突出していた施錠ボール45はパッキン70の上縁により外方へ押しやられる。そして、規制凸部51に持ち上げられるようにして、施錠ボール収納孔43の上端に位置することとなる。
この状態でキャップ本体40を、第2スプリング32の付勢力に抗して下方へ押し付けると、施錠ボール45は被覆領域22の小径部24と接触しつつ下方へ移動させられる。そして、キャップ本体40の被覆部42の下端が、容器本体20の肩部26へ接触するまで押し付けられた状態に至ると、図7に示すように、施錠ボール45は、施錠ボール収納孔43の上端の位置を保ちつつ、被覆領域22の段差25を乗り越えて、さらに係合溝23をやや通過した位置へ至ることとなる。
この状態でキャップ本体40への押圧を解くと、第2スプリング32の付勢力により、キャップ本体40が上方へ戻る。このとき、施錠ボール45は、施錠ボール収納孔43の下端部分により押し上げられることとなる。この押し上げられている状態においては、施錠ボール45は、規制凸部51により内方へ突出させられている。そして、押し上げられた施錠ボール45が係合溝23に至ると、施錠ボール45は規制凸部51により内方へ突出させられているので、係合溝23に嵌合する。そして、キャップ本体40の上方への戻りが止まり、図1に示す係合状態へ復帰することとなる。
ここで、前記(1−3)で説明したように、キャップ30が容器本体20に装着されている状態において、キャップ本体40の下端(被覆部42の下端)と容器本体20の肩部26との距離(「距離A」とする。)は、施錠ボール収納孔43内法の上下方向距離(「距離B」とする。)より長くなるように調整されている。すなわち、容器本体20に肩部26が形成されている場合には、キャップ30を容器本体20へ装着する際、キャップ本体40の下端を肩部26まで当接するまで押し付ければ、後はキャップ本体40が距離Aだけ移動する間に、施錠ボール45は施錠ボール収納孔43内で距離Bだけ必ず移動して規制凸部51により内方へ突出させられる状態が実現することとなっている。
なお、本実施の形態においては、容器本体20内に収容される化粧料の内容に応じて塗布部62の形状を適宜変更することができる。たとえば、化粧料としてリップグロス等の、マスカラに比して流動性に富むものを収容する場合には、図8に示すように、一端を斜めに削ぎ落とした短円筒状の合成樹脂チップの表面に長さ0.5mm程度のナイロン毛を静電植毛して形成した塗布部62を、軸部61の先に装着することとしてもよい。また、化粧料としてアイライナー、マニキュア、液状口紅、リップグロスなどを収容する場合には筆状(細筆、丸筆、平筆)の塗布部62を装着することも可能である。
(2)第2の実施の形態
本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器10は、図9の断面図に示すように、キャップ30が、容器本体20に装着されている。以下、この図面中の上下の位置関係に従って説明する。
(2−1)容器本体20
容器本体20は、上端が開放し下端が閉鎖した略円筒状に形成されている。この容器本体20の上端付近は、肩部26を介して径が窄まっており、この部分が被覆領域22であり、キャップ30が直接装着される箇所である。この被覆領域22に対し下方に位置し、より外径が大な部分が収容部21であり、この収容部21の中に、マスカラ等の化粧料が収容される。被覆領域22において、開口端と肩部26との中間部分には、外周に沿った環状の、断面が外方へ拡がった台形状の溝である、係合溝23が形成されている。この被覆領域22においては、この係合溝23を除き、外径がほぼ一定に形成されている。この容器本体20は、ガラス、プラスチック又は金属により成型することができる。
(2−2)パッキン70
容器本体20の開口部の内周には、プラスチック製(たとえば、熱可塑性エラストマー製)の、下端部分が窄まった中空略円筒状のパッキン70が圧入される。パッキン70の上端部分は、容器本体20の上縁を被覆しているとともに、その直下には外周方向への突条が設けられている。この突条は、容器本体20の開口部内周に設けられた溝と係合する。これにより、パッキン70は容器本体20にしっかり固着される。また、パッキン70の下端部分は、下向きの弁構造であるしごき弁71として形成されている。
(2−3)キャップ30
キャップ30は、キャップ本体40と、外筒50と、内筒60とに大別される。
(2−3−1)キャップ本体40
キャップ本体40は、ポリブチレンテレフタレート製で上下端がいずれも開放した円筒状の円筒部42aと、同じくポリブチレンテレフタレート製で上端が閉鎖し下端が開放した円筒状で円筒部42aより短いボタン部41aとから成る。すなわち、円筒部42aの上端部分にボタン部41aを被せるようにして固着させることで、キャップ本体40が形成される。
この円筒部42aは、前記被覆領域22の中間部27の外径に対して外挿可能な内径を有している。円筒部42aの下端近くには、施錠ボール収納孔43が4個、周方向に等配されている。この施錠ボール収納孔43には、ステンレス鋼製の施錠ボール45が収納されることとなっている。この施錠ボール収納孔43の上下方向の長さは、施錠ボール45の直径(2.5mm)とほぼ同一である。よって、キャップ30の着脱動作の間に施錠ボール収納孔43内で施錠ボール45が相対的に移動することはない。また、この施錠ボール収納孔43の幅は、外周側では施錠ボール45の径よりやや大であるが、内周側ではこの施錠ボール45の径よりやや小である。これにより、施錠ボール収納孔43の外側から施錠ボール45を挿入することが可能となっている。また、この施錠ボール45の一部が内方に脱落せずに、内方へ一部を突出させることも可能となっている。さらに、この施錠ボール収納孔43の後端縁よりやや下方寄りの位置に若干の突出部分が形成されている。この部分が外筒止め44となっている。
なお、施錠ボール収納孔43及び施錠ボール45の数は、周方向に等配されていれば、特に限定されない。しかし、4個にしない場合には、5個以上とするよりも、成形の容易さに鑑み、3個とすることが望ましい。
一方、円筒部42a内周の中間部分のやや上方寄りに段差状の内周凸部46が形成されており、ここを境に下方の内径がやや小さくなっている。
キャップ本体40のボタン部41aの下縁は円筒部42aとの間で段差を形成しておりこれが上部スプリング受け47となっている。
(2−3−2)外筒50
外筒50は、ポリオキシメチレン製で筒状構造を呈しており、キャップ30の装着状態において、キャップ本体40の円筒部42aのうち、ボタン部41aで被覆されていない部分の外周に外挿される。
外筒50の内周の中間部分のやや下寄りには、内方へ環状に突出した規制凸部51が形成されている。この規制凸部51の上下方向長さは、前記施錠ボール収納孔43の上縁から前記外筒止め44までの距離とほぼ等しい。この規制凸部51の上縁は、環状の段差である下部スプリング受け52として形成されている。この下部スプリング受け52と、前記上部スプリング受け47との間に、ステンレス綱製の第1スプリング31が介装される。この第1スプリング31により、キャップ本体40は上方に、また外筒50は下方に、それぞれ付勢されることとなる。一方、規制凸部51の下端面は、キャップ本体40の前記外筒止め44と当接することとなっている。すなわち、第1スプリング31の付勢力により、外筒50は常に下方へ付勢されるが、外筒止め44によりそれ以上の下方への移動が規制されている。その際、この規制凸部51は、前記施錠ボール収納孔43の全体をカバーするようになっており、これにより、前記施錠ボール45が外方へ移動するのを妨げている。そして、外方への移動が妨げられた結果内方に一部を突出させた施錠ボール45は、前記係合溝23に嵌合することとなる。
(2−3−3)内筒60
内筒60は、上端が開放し下端が閉鎖した略円筒状に形成されており、キャップ本体40の円筒部42a内に挿入される。内筒60の内部においては、その底面と、前記ボタン部41aの上端の下面との間に、ステンレス綱製の第2スプリング32が介装されている。この第2スプリング32の付勢力により、キャップ本体40は上方に、また内筒60は下方に、それぞれ付勢されることとなる。一方、内筒60の上端の外周には、外方への突条である外周凸部63が設けられ、これが円筒部42aの内周を摺動しつつ上下に移動可能となっているが、前記円筒部42aの内周の内周凸部46と当接することで、それ以上の下方への移動が規制されている。なお、この第2スプリング32の付勢力(14.72N)は、第1スプリング31の付勢力(7.85N)よりも大きい。
また、内筒60の底面の下面からは、下方に突出した軸部61が一体に形成されている。さらにこの軸部61の先には、放射状に起毛させたブラシ状の塗布部62が形成されている。キャップ30が容器本体20に装着されている状態、すなわち図9の状態においては、これらの軸部61と塗布部62とは完全に容器本体20内に収納される。そして、この状態で、塗布部62は収容部21内の化粧料に浸漬されることとなる。
第2スプリング32によりキャップ本体40には上方への付勢力が常に加えられている。しかし、施錠ボール45と係合溝23との係合によりキャップ本体40の上方への移動は阻止されている。同時に、第2スプリング32は内筒60を下方へ付勢し、閉鎖端がパッキン70と密着することとなる。
また、第1スプリング31が外筒50を下方へ付勢するが、外筒50の規制凸部51がキャップ本体40の外筒止め44と当接することで外筒50はそれ以上、下方へ移動することはない。このとき、規制凸部51はちょうど係合溝23の全体をカバーする。この位置関係により、規制凸部51により施錠ボール45は内方へ突出することとなる。そして、内方へ突出した施錠ボール45は係合溝23に嵌り込むことで、結果としてキャップ30が容器本体20に固定されることになる。
(2−4)キャップ30の取り外し
次に、図9に示すキャップ30が容器本体20に装着された状態から、キャップ30が取り外される様子を、図面を参照しつつ説明する。
まず、図9に示す状態において、たとえば親指と中指とで外筒50を掴み、人差し指で上方からボタン部41aを押圧するような動作をする。すると、図10に示すように、外筒50は第1スプリング31の付勢力に抗してキャップ本体40に対して相対的に上方へ移動する。このとき、施錠ボール45を内方へ突出させていた規制凸部51も上方へ移動する。ここで、規制凸部51が上方へ5mm程度相対的に移動すると、施錠ボール45の外方への拘束力が解除されていくが、施錠ボール45は第2スプリング32の下方への付勢力を受けて、外方へ移動していくこととなる(図11参照)。
施錠ボール45が外方へ移動すると、キャップ30と容器本体20との係合は解かれる。そして、第2スプリング32の付勢力により、キャップ本体40が内筒60に対して上方へ移動することとなる。ここで、第2スプリング32の付勢力と第1スプリング31の付勢力とが拮抗することとなるが、先述の通り前者の方が大きいため、キャップ本体40は、第1スプリング31を収縮させつつ、外筒50を連れて上方へ移動させることが可能となっている。
そして、図12に示すように、キャップ本体40はさらに上方へ移動するが、内周凸部46と外周凸部63とが当接することで、キャップ本体40のそれ以上の上方への移動は阻止されることになる。ここで、施錠ボール45は、施錠ボール収納孔43内において、内筒60の外側面及び外筒50の外側面、並びに、第1スプリングに下方へ付勢されている外筒50の規制凸部51の下縁によっても保持されている。
この状態では、キャップ30自体は容器本体20と接触を保ってはいるものの、互いの係合は解かれている。したがって、外筒50を掴んだまま上方へ持ち上げるだけで、図13に示すように、キャップ30が容易に取り外し可能となっている。このとき、軸部61はパッキン70のしごき弁71によってしごかれつつ上方へ移動する。最後には、塗布部62もこのしごき弁71によってしごかれた上で、キャップ30の全体が容器本体20から露出される。このとき、塗布部62に付着した余分の化粧料がしごき弁71により拭い落とされることで、適量が残り、所望の箇所への化粧料の塗布が可能となっている。
(2−5)キャップ30の装着
次に、再び図面を参照しつつ、キャップ30を再び容器本体20に装着する様子を説明する。
キャップ30を再び容器本体20へ装着する際は、まず、図13に示すように、塗布部62を先に軸部61を容器本体20の開口部へ挿入し、キャップ30全体を下方へ移動させていく。
そして、図14に示すように、内筒60の下面を容器本体20の開口端に接触させた状態から、さらにボタン部41aを第2スプリング32の付勢力に抗して下方へ押し付けると、内周凸部46と外周凸部63との当接が解かれ、円筒部42aは内筒60に対し下方へ移動する。この間、施錠ボール45は第1スプリング31に付勢された規制凸部51によって下方へ押圧されている。そして、係合溝23の位置にまで至ると、施錠ボール45は規制凸部51による押圧を逃れようとして、図15に示すように内方へ移動し、そして図16に示すように係合溝23へ嵌り込む。
ここで、規制凸部51は下方への移動を規制していた施錠ボール45が内方へ逃げてしまったことにより、第1スプリング31の付勢力によりさらに勢いよく下方へ移動する。しかし、やがて規制凸部51の下縁が外筒止め44とクリック音とともに当接することで、図9に示す状態のようにキャップ30の容器本体20への装着が完了することとなる。
本発明は、マスカラ、マニキュア、リップグロスのような、塗布具に適量を浸漬して目的の箇所へ適用することを要する化粧料を収容する容器に利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着されている状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着されていない状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第1の実施の形態に係る化粧料容器において、塗布部の変形例を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着されている状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが取り外される途中の状態を状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着されていない状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。 本発明の第2の実施の形態に係る化粧料容器において、キャップが容器本体に装着される途中の状態を正面断面図で示したものである。
符号の説明
10 化粧料容器
20 容器本体 21 収容部
22 被覆領域 23 係合溝
24 小径部 25 段差
26 肩部 27 中間部
30 キャップ 31 第1スプリング
32 第2スプリング
40 キャップ本体
41 握り部 41a ボタン部
42 被覆部 42a 円筒部
43 施錠ボール収納孔 44 外筒止め
45 施錠ボール 46 内周凸部
47 上部スプリング受け
50 外筒 51 規制凸部
52 下部スプリング受け
60 内筒 61 軸部
62 塗布部 63 外周凸部
70 パッキン 71 しごき弁

Claims (3)

  1. 前方端が開放端で後方端が閉鎖端となっている形状の内部に化粧料を収容するとともに少なくとも同開放端近傍が円筒形状に形成されその円筒形状の外周に環状の係合溝を有する容器本体と、
    前記容器本体の開放端から後方の所定距離までの、前記係合溝を含む被覆領域に装着されるキャップと、
    前記容器本体の開放端と前記キャップとの間に介装されるパッキンとを備えた化粧料容器であって、
    前記キャップは、
    前記被覆領域を被覆するキャップ本体と、
    前記キャップ本体に対して前後方向に移動可能に外挿される外筒と、
    前記キャップ本体と前記外筒との間に介装され同外筒を後方へ付勢する第1スプリングと、
    前記キャップ本体の内径より小さい外径を有し後方端が閉鎖端で前方端が開放端となっていて同キャップ本体内部に収納される内筒と、
    前記内筒内部に収納され同内筒を後方へ及び前記キャップ本体を前方へそれぞれ付勢する第2スプリングと、
    前記内筒の閉鎖端から後方へ突出形成されるとともに前記キャップ本体の前記被覆領域への装着時には前記容器本体内に収納される軸部と、
    前記軸部の先に設けられ同軸部が前記容器本体内に収納される際には前記化粧料に浸漬される塗布部と
    を備え、
    前記キャップ本体には、
    前記被覆領域への装着時に前記係合溝と対応する位置に複数設けられる貫通孔である施錠ボール収納孔と、
    前記施錠ボール収納孔の各々に収納される球体であってその直径が前記キャップ本体内側面における前記貫通孔の幅より大きい施錠ボールとが設けられるとともに、
    前記外筒の内側には、前記施錠ボール収納孔に対応する突出構造であって前記第1スプリングにより後方へ付勢されている状態においては前記施錠ボールの外方への移動を規制するとともに、同第1スプリングの付勢力に抗して同外筒を前方へ移動させた状態においては同施錠ボールの外方への移動の規制が解除される規制凸部が設けられ、
    前記内筒先端近傍の外周には、外方へ突出するとともに前記キャップ本体内壁と摺動する外周凸部が設けられ、
    前記キャップ本体の内周には、前記第2スプリングの付勢力により同キャップ本体が後方へ移動した際に前記外周凸部と係止すべく、前記キャップ本体の前記被覆領域への装着時においては同外周凸部より後方に位置する内方へ突出した内周凸部が設けられているとともに、
    前記施錠ボール収納孔は前後方向の長孔であってその長さは前記規制凸部の前後方向の長さより長いことを特徴とする化粧料容器。
  2. 前方端が開放端で後方端が閉鎖端となっている形状の内部に化粧料を収容するとともに少なくとも同開放端近傍が円筒形状に形成されその円筒形状の外周に環状の係合溝を有する容器本体と、
    前記容器本体の開放端から後方の所定距離までの、前記係合溝を含む被覆領域に装着されるキャップと、
    前記容器本体の開放端と前記キャップとの間に介装されるパッキンとを備えた化粧料容器であって、
    前記キャップは、
    前記被覆領域を被覆するキャップ本体と、
    前記キャップ本体に対して前後方向に移動可能に外挿される外筒と、
    前記キャップ本体と前記外筒との間に介装され同外筒を後方へ付勢する第1スプリングと、
    前記キャップ本体の内径より小さい外径を有し後方端が閉鎖端で前方端が開放端となっていて同キャップ本体内部に収納される内筒と、
    前記内筒内部に収納され同内筒を後方へ及び前記キャップ本体を前方へそれぞれ付勢する第2スプリングと、
    前記内筒の閉鎖端から後方へ突出形成されるとともに前記キャップ本体の前記被覆領域への装着時には前記容器本体内に収納される軸部と、
    前記軸部の先に設けられ同軸部が前記容器本体内に収納される際には前記化粧料に浸漬される塗布部と
    を備え、
    前記キャップ本体には、
    前記被覆領域への装着時に前記係合溝と対応する位置に複数設けられる貫通孔である施錠ボール収納孔と、
    前記施錠ボール収納孔の各々に収納される球体であってその直径が前記キャップ本体内側面における前記貫通孔の幅より大きい施錠ボールとが設けられるとともに、
    前記外筒の内側には、前記施錠ボール収納孔に対応する突出構造であって前記第1スプリングにより後方へ付勢されている状態においては前記施錠ボールの外方への移動を規制するとともに、同第1スプリングの付勢力に抗して同外筒を前方へ移動させた状態においては同施錠ボールの外方への移動の規制が解除される規制凸部が設けられ、
    前記内筒先端近傍の外周には、外方へ突出するとともに前記キャップ本体内壁と摺動する外周凸部が設けられ、
    前記キャップ本体の内周には、前記第2スプリングの付勢力により同キャップ本体が後方へ移動した際に前記外周凸部と係止すべく、前記キャップ本体の前記被覆領域への装着時においては同外周凸部より後方に位置する内方へ突出した内周凸部が設けられているとともに、
    前記容器本体の開口端から前記係合溝に至るまでの外周面の直径はほぼ一定であるとともに、
    前記施錠ボール収納孔の前後方向長さが前記施錠ボールの直径とほぼ等しく、かつ、前記外周凸部と前記内周凸部とが係合している状態における同施錠ボール収納孔の位置での前記内筒の外周面と前記外筒の内周面との距離は同施錠ボールの直径とほぼ等しく、
    前記外周凸部と前記内周凸部とが係合している状態において、前記施錠ボールは、前記内筒の外周面と、前記外筒の内周面と、前記規制凸部の後端縁とに接していることを特徴とする化粧料容器。
  3. 前記キャップ本体における前記施錠ボール収納孔の後方外側に前記規制凸部の後端が係止する突出構造である外筒止めが形成されているとともに、
    前記キャップが前記容器本体に装着されている状態において該規制凸部が前記施錠ボールの外方への移動を規制している際には同規制凸部の後端は該外筒止めに係止されることを特徴とする請求項記載の化粧料容器。
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