JP2007006329A - コードレス子機付きファクシミリ装置 - Google Patents

コードレス子機付きファクシミリ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ファクシミリ装置において、本体側の複数の動作状態の情報のうち、ユーザが所望の情報をコードレス子機毎に設定して各コードレス子機でモニタできるようする。
【解決手段】ファクシミリ装置は、主制御部13により画像読取部5〜無線通信制御部9の動作を複合的に制御してファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びコードレス子機通話機能などの複数の機能が可能になっている。ファシクミリ装置は、装置本体2又は子機3で、ユーザが装置本体2の動作状態(用紙ジャム、マシンエラーなどのエラー発生、ファクシミリ送受信完了、留守電の伝言受信など)を子機3毎に選択的に表示させる設定機能を備えている。子機3に対し、例えば装置本体2のエラー発生の表示が設定されていると、装置本体2でエラーが発生したとき、その情報が子機3に送信されて表示部304に表示され、ユーザは子機3でエラー発生をモニタすることができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、回線に接続され、当該回線に接続された相手側との間で通話若しくはファクシミリ通信が可能な本体と、この本体に設けられた親機と無線により通話及びデータ通信が可能な少なくとも1の子機とを備えたコードレス子機付きファクシミリ装置に関し、特に本体の動作状態を子機側で確認することができるコードレス子機付きファクシミリ装置に関するものである。
従来、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能などの複数の機能を1台でこなすデジタル複合機が商品化されている。このような複合機は、デジタルファクシミリ装置が基本的に備える原稿読取装置、画像形成装置及びファクシミリ通信装置の各装置を用途に応じて独立して動作させたり、一部の装置を組み合わせて動作させたりすることによって実現されるもので、デジタルファクシミリ装置を多機能化したものと考えられる。
また、近年では、上記の複合機において、1台または複数台のコードレス子機を増設可能になされたものも商品化されている。
コードレス子機付の電話装置は、子機が無線によって複合機本体(以下、「親機」という。)に接続されるようになっているので、例えば家屋の中の異なる複数の部屋で電話を利用するケースが多いユーザや、家族の内、複数の人がタイムシェアで電話を良く利用するケースが多いユーザにとっては、所望数の子機を増設し、親機の配置される部屋以外で電話を利用する部屋に各子機を配置することにより、電話の利便性を向上することができるという利点がある。
また、一般にコードレス子機には液晶表示装置からなる表示部が設けられているので、この表示部に相手先検索用の電話帳や着信時の相手先などの通話に関する情報だけでなく、親機の動作状態に関する情報(例えば親機側で生じているエラーやファクシミリの送受信結果などの情報)を表示させると、親機の設置されている部屋とは異なる部屋で親機の動作状態をモニタすることができるから、コードレス子機の利便性を更に向上させることができるという利点がある。
従来、コードレス子機の表示部を本来の通話目的のための表示部としてではなく、親機の動作状態のモニタとして利用する技術が提案されている。
例えば、特開平5−207176号公報には、親機にファクシミリ機能を備えたコードレス電話システムにおいて、親機に接続されたファクシミリ装置の状態(ファクシミリデータの送受信中であるか否か、記録紙切れが生じたか否かなどの状態)を示すデータ、親機或いは各子機の使用中などのデータを親機の記録部に記録し、その記録データの書き替え若しくは子機からの要求に応じて親機の記録部から記録データを読み出し、子機に送信して当該子機の表示部に表示するコードレス電話システムが提案されている。
また、装置本体の状態を当該装置本体と無線によって通信可能な無線通信装置でモニタするという点で類似する技術が、例えば、特開平5−188683号公報に提案されている。この公報には、複写装置と複数の無線電話機を収容した電話交換装置とによって構成される複写装置通信システムであって、複写装置で複写動作を行う際、その複写動作の状況を通知する無線電話機の内線番号とともに通知指令を入力すると、複写装置から残り枚数、エラー種別などの動作状況を示すデータが指定された無線電話機に送信され、そのデータが当該無線電話機の液晶表示部に表示される複写装置通信システムが提案されている。
特開平5−188683号公報 特開平5−207176号公報
ところで、コードレス子機を備えた複合機において、親機の動作状況に関する情報を各コードレス子機の表示部でモニタ可能にする場合、コードレス子機の表示部は表示サイズが一般に小さいので、表示すべき情報が多いと、ユーザはスクロール操作などによって所望の情報を画面に表示させる必要があり、操作性の煩わしさからモニタ機能を十分に活用し得ない可能性がある。
例えば、上述した複合機では、親機の動作状況に関する情報として、各機能に応じた動作結果の情報とエラー情報とが考えられ、前者の動作結果の情報としては、例えばファクシミリ送受信時の通信結果(正常通信又は通信エラーの結果)、留守番待機時の留守録有りの結果、画像データをメモリに一旦格納した後にコピー機能やファクシミリ機能などの各機能の処理を行う場合のメモリの残容量の情報などが考えられる。また、後者のエラー情報としては、記録紙や印字装置におけるインク、トナーなどの消耗品の補給が必要になったこと、記録紙や原稿などのシート状態を搬送する機構における用紙ジャムの発生、感光体や光源などの消耗品の交換時期がきていること、部品の損傷や調整ずれなどによる機械構造上のエラーなどの情報が考えられる。
上記の動作状況に関する情報やエラー情報は親機に関係し、当該親機側で対処すべき内容であるから、基本的に親機の表示部に全て表示すべきものであるが、コードレス子機ではユーザが遠隔地でもモニタしたいと希望すべきものを表示すれば、十分であるから、上記した多数の情報を親機と同様にコードレス子機の表示部に表示させる構成にしたので、却ってユーザは所望の情報をモニタするために親機から取得した動作状況に関する情報やエラー情報から所望の情報を選択する必要があり、その操作は煩瑣に堪えなくなる。
特に、複数のコードレス子機が異なる複数の部屋に配置され、例えば家族の複数人で格別に利用されている場合には各人がコードレス子機でモニタしたい情報は異なるから、コードレス子機毎にモニタしたい情報を設定できることが望ましい。
かかる観点から上記公報に提案される従来技術を検討すると、特開平5−207176号公報に記載の技術は、親機の記録部に、親機に接続されたファクシミリ装置等の予め設定された種類の状態のデータ(ファクシミリ送信中、ファクシミリ受信中、受信紙の有無等のデータ)を記録し、この記録部の内容が変更されると、この記録部から変更後のデータを読み出して子機の表示部に表示させるもので、子機毎に、状態のデータのうちユーザが所望のデータを選択して表示させるものではない。
また、特開平5−188683号公報に記載の技術は、親機とコードレス子機との間で通信するデータのデータフォーマットに動作状況のデータの項目を予め設定しておき、そのデータフォーマットで作成したデータを親機とコードレス子機間で通信するので、この技術でもコードレス子機毎に状態のデータのうちユーザが所望のデータを選択して表示させることはできない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、親機側の複数の動作状態の情報のうち、ユーザが所望の情報をコードレス子機毎に設定して各コードレス子機でモニタすることのできるコードレス子機付きファクシミリ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、回線に接続され、当該回線に接続された相手側との間で通話若しくはファクシミリ通信が可能な本体と、この本体に設けられた親機と無線により通話及びデータ通信が可能な少なくとも1の子機とを備えたコードレス子機付きファクシミリ装置であって、本体の複数の動作状態のうち、前記子機から確認可能な動作状態の項目を設定する項目設定手段と、前記本体に設けられ、前記本体の複数の動作状態に関する情報を生成する情報生成手段と、前記情報生成手段により生成される前記本体の複数の動作状態に関する情報のうち、前記項目設定手段で設定された項目に該当する情報が生成されると、その動作状態に関する情報を前記子機に送信する情報送信手段と、前記子機に設けられ、前記情報送信手段から送信された前記本体の複数の動作状態に関する情報を受信すると、その情報をユーザに報知するために当該情報の出力処理を行う情報出力手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記項目設定手段は、前記本体の複数の動作状態の項目を選択するためのメニュー画面を記憶する記憶手段と、前記メニュー画面を表示手段に表示させるメニュー表示手段と、前記表示手段に表示されたメニュー画面からユーザが所望の項目を選択するために操作する項目選択手段と、からなることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記項目設定手段は、前記本体と前記子機のいずれか一方若しくは両方に設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記表示手段に表示される前記メニュー画面には、子機毎に前記本体の複数の動作状態の項目を個別に設定する第1の方法と、子機全体に対して同一の前記本体の複数の動作状態の項目を設定する第2の方法とが含まれ、ユーザは前記項目選択手段により前記第1又は第2の方法が選択可能であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記情報出力手段が行う情報の出力処理は、前記情報送信手段から送信された前記本体の複数の動作状態に関する情報を表示手段に文字若しくは記号により表示する処理と、発音手段により前記情報に対応する音声を出力する処理のいずれか一方若しくは両方の処理であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記本体は、画像データを取得する画像データ取得部と、前記回線を介して画像データを前記相手側に送信するファクシミリ送信部と、前記回線を介して前記相手側から送信された画像データを受信するファクシミリ受信部と、画像データを記録紙に印字する画像形成部と、前記画像データ取得部、前記ファクシミリ送信部、前記ファクシミリ受信部及び前記画像形成部を複合的に用いた制御部として、前記画像データ取得部で取得された画像データを前記ファクシミリ送信部により前記回線を介して前記相手側に送信するファクシミリ送信制御部と、前記ファクシミリ受信部により前記回線を介して前記相手側から受信した画像データを前記画像形成部により記録紙に印字するファクシミリ受信制御部と、を備えるとともに、前記画像データ取得部、前記ファクシミリ送信部、前記ファクシミリ受信部、前記画像形成部及び前記制御部の各部で生じる動作エラーを検出するエラー検出手段と、を備え、前記子機から確認可能な動作状態の項目には、少なくとも前記エラー検出手段で検出される各部の動作エラー、前記ファクシミリ送信制御部による送信結果及び前記ファクシミリ受信制御部による受信結果が含まれることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記画像データ取得部には、少なくとも原稿を読み取り、画像データとして出力する原稿読取部と、外部接続された画像データ作成装置から伝送される画像データを受信する画像データ受信部とを含むとともに、前記画像データ取得部、前記ファクシミリ送信部、前記ファクシミリ受信部及び前記画像形成部を複合的に用いた制御部として、前記原稿読取部から出力される画像データ若しくは前記画像データ受信部により受信される画像データを前記画像形成部により記録紙に印字する印字制御部と、前記画像データ受信部により受信された画像データを前記ファクシミリ送信部により前記回線を介して前記相手側に送信する第2のファクシミリ送信制御部とを更に備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置において、前記相手側から回線を介して送信される音声データを記憶するとともに、前記画像データ取得部で取得される画像データ及び前記ファクシミリ受信部により受信される画像データを記憶するデータ記憶手段と、前記データ記憶手段の残容量が所定の閾値以下になっているか否か判別する第1の判別手段と、留守番電話受信機能により前記音声データが前記データ記憶手段に記憶されたか否かを判別する第2の判別手段と、を更に備え、前記子機から確認可能な動作状態の項目には、更に前記第1,第2の判別手段による判別結果が含まれることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、本体の複数の動作状態のうち、子機毎に項目設定手段によって設定された本体の動作状態に関する情報が親機から各子機に送信され、ユーザに報知するように出力処理がなされるので、各子機のユーザは本体の複数の動作状態のうち、所望の動作状態についてのみ子機側で確認することができる。
従って、本体とは異なる場所に各子機が設置されている場合には、各子機のユーザは本体から離れた場所で本体側の所望の動作状態を簡単に確認することができる。
請求項2に記載の発明によれば、表示手段に本体の複数の動作状態の項目を選択するためのメニュー画面を表示させ、そのメニュー画面によって所望の項目を選択するようにしているので、ユーザは簡単な操作で所望の項目の設定をすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ユーザは本体又は子機のいずれかの項目設定手段により所望の動作状態の項目を設定できるので、項目設定の操作性が良好となる。
請求項4に記載の発明によれば、ユーザは表示手段に表示されたメニュー画面により子機毎に所望の動作状態の項目を設定できるだけでなく、複数の子機に対して同一の項目を一括して設定できるので、同一の動作状態の項目を複数の子機に設定する場合には同様の設定動作を繰り返す必要がなく、項目設定の操作性が更に良好となる。
請求項5に記載の発明によれば、設定された動作状態の情報は、各子機の表示手段に表示されるか、音声によって出力されるので、ユーザは所望の本体の動作状態を容易且つ確実に確認することができる。
請求項6,7に記載の発明によれば、本体の動作状態の情報として、少なくとも画像データ取得部、ファクシミリ送信部、ファクシミリ受信部、画像形成部及び制御部の各部で生じる動作エラーと、ファクシミリ送信制御部による送信結果及びファクシミリ受信制御部による受信結果とを子機側で確認することができるので、子機を本体の設置場所とは異なる場所に設置している場合には、ユーザは本体とは別の場所で複合機本体の複数の動作情報を容易に確認することができる。
請求項8に記載の発明によれば、本体の動作状態の情報として、本体の留守番電話受信機能による留守録有りの情報と、留守録データやファクシミリ受信データを一時記憶するデータ記憶手段の残容量が所定の閾値以下に低下していることの情報とを更に子機で確認することかできるので、ユーザは本体とは別の場所で留守録有りの情報やメモリ受信により留守番受信やファクシミリ受信の可否を容易に確認することができる。
図1は、本発明に係るコードレス子機付きファクシミリ装置の概観を示す斜視図である。図2は、コードレス子機付きファクシミリ装置の縦断面図である。
同図に示すコードレス子機付きファクシミリ装置1は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びフォトメディアキャプチャ機能を備えた装置本体2と3台のコードレス子機3によって構成されている。なお、図1では、作図の便宜上、コードレス子機3は1台しか描いていない。
プリンタ機能は、ファクシミリ装置1をパーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」と言う。)に接続し、当該パソコンに対してプリンタとして動作させる機能である。コピー機能は、原稿や本などに記載された内容の複写を作成する機能である。スキャナ機能は、原稿や本などに記載された内容を画像データに変換する機能である。ファクシミリ機能は、原稿の記載内容を画像データに変換し、ファクシミリ通信規格により電話回線を利用して相手先のファクシミリ装置に送信したり、逆に相手先のファクシミリ装置から画像データを受信し、その画像データを記録紙に記録したりする機能である。フォトメディアキャプチャ機能は、例えば、デジタルカメラで撮影された画像データを記録した外部記録媒体から画像データを読み取って写真を作成する機能である。
本実施形態では、コードレス子機3の台数を3台としているが、コードレス子機3の台数は任意である。また、装置本体2において、コードレス子機3による通話機能はオプションであり、ユーザは所望数のコードレス子機3を装置本体2に増設することができる。なお、以下の説明では、コードレス電話機能に関する説明において、必要に応じて装置本体2を「親機2」といい、コード子機3を「子機3」という。
装置本体2は低背の箱形状をなし、上面の前端部に表示部201を備えた操作パネル202が設けられている、操作パネル202の後方側には前側が開閉可能な蓋体203が設けられ、この蓋体203を開放した面に画像を読み取る対象となる原稿を載置する原稿載置面204(図2参照)が設けられている。原稿載置面204は透明なガラス板で構成されている。この原稿載置面204にはA4サイズの原稿まで載置することができる。本実施形態では、原稿が複数枚ある場合は、原稿を一枚ずつ原稿載置面204に載置して読み取る構成であるが、後述するように各原稿の読取データは一旦メモリに記憶され、全原稿の画像データがメモリに記憶された後、例えば、ファクシミリ送信やコピーなどの処理が行われる。なお、蓋体203に代えて自動原稿送り装置を搭載すれば、複数枚の原稿を連続的に読み取ることができる。
装置本体2の前面下部には、給紙トレイ205が着脱可能に装着され、その上方に、この給紙トレイ205から供給された記録紙が装置内部で反転され、画像が記録された後、装置外へ排出される際に保持するための排紙トレイ207が設けられている。また、装置本体2の前面の左上隅部にデジタルカメラで撮影された画像データを記憶した外部記憶媒体を装着するためのメディア装着部206が設けられている。給紙トレイ205の着脱状態は、装置本体2内の適所に設けられたスイッチ(例えば、プッシュスイッチ)により検出され、このスイッチの開閉状態の信号は、装置本体2の動作を集中的に制御する主制御部(後述。図3参照)に入力されている。
主制御部は、例えば、スイッチがオン状態のとき、給紙トレイ205が装着されていると判定し、スイッチがオフ状態のとき、給紙トレイ205が未装着されていると判定する。主制御部は、給紙トレイ205が未装着であると判定すると、表示部201に給紙トレイ205が未装着である旨の所定の警告メッセージを表示する。同様に外部記憶媒体の着脱状態もメディア装着部206に設けられたスイッチにより検出され、その検出信号は主制御部に入力されている。主制御部は、フォトメディアキャプチャモードでメディア装着部206に外部記憶媒体が未装着であると判定すると、表示部201に外部記憶媒体が未装着である旨の所定の警告メッセージを表示する。
給紙トレイ205の底面の適所には開口部が設けられ、装置本体2の底面であって、給紙トレイ205が当該装置本体2内に装着されたときにその開口部を臨む位置に記録紙切れを検出するための反射型光センサからなるセンサ(以下、「用紙切れセンサ」という。)が設けられている。この用紙切れセンサの検出信号も主制御部に入力されている。主制御部は、用紙切れセンサから記録紙を反射した光を受光した信号(例えば、ハイレベルの信号)が入力されると、記録紙有りと判定し、用紙切れセンサから記録紙の反射光を受光しない信号(例えば、ローレベルの信号)が入力されると、記録紙無しと判定する。
また、装置本体2の左側面には電話機の載置台208が取り付けられ、この載置台208に電話機209が載置されている。ユーザは、この電話機209を用いて外線通話又は内線通話をすることができる。また、装置本体2の背面右側に子機3との間で無線により通話若しくはデータ通信を行うための伸縮自在の棒状アンテナ210が設けられている。また、図1では見えていないが、装置本体2の背面には、パソコンを外部接続するためのコネクタ(例えば、USB(Universal Serial Bus)コネクタ)が設けられている。このコネクタにパソコンが接続されている場合には、装置本体2をパソコンのプリンタとして使用することができる。
操作パネル202の中央に設けられた表示部201は、マトリックス状に配置された多数の画素を有する液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなる。表示部201は、所定のキャラクタサイズの文字3行分を表示できるサイズを有している。表示部201の各行には半角カナ文字若しくは半角英数文字により各種の情報が表示される。例えば、月日、時刻、各動作モードにおいてユーザに報知すべき各種の設定情報(例えば、ファクシミリモードでは相手先の名称や電話番号、コピーモードではコピー枚数や濃度設定値など)や動作状態(例えば、ファクシミリモードでは送信結果や受信結果、コピーモードではコピー結果など)やエラー若しくは警告のメッセージなどが表示される。
操作パネル202の左端部、右端部及び表示部201の下部には、複数の操作部ボタンからなる操作部211,212,213が設けられている。表示部201の下側に設けられた操作部211は、ファクシミリモード、コピーモード、スキャナモード及びフォトメディアキャプチャモードのいずれかを設定するための操作部である。操作部211には上記4種類の動作モードに対応して4個のモード設定ボタンが設けられている。
装置本体2の主電源をオンにしたときは、装置本体2はファクシミリモードに初期設定される。ユーザは、操作部211の所望のモード設定ボタンを押下することにより、ファクシミリモードをコピーモード、スキャナモード及びフォトメディアキャプチャモードに切り換えることができる。なお、プリンタモードは、装置本体2にパソコンを接続すると、そのパソコンからのプリンタ要求信号により一時的に切換設定され、割込処理によりプリンタ動作が行われた後、自動的に元の動作モードに切り換えられる。
操作パネル202の左端部に設けられた操作部212は、主として電話に関する操作等を行う操作部である。操作部212には16個の操作ボタンが設けられている。左端に電源入/切、リダイヤル、オンフックなどを操作するための4個の操作ボタンが配列され、その右隣に電話番号などを入力するための12個のテンキーが配列されている。このテンキーは、例えば、電話帳登録の場合にはカタカナ文字や英文字の入力キーとしても機能する。
操作パネル202の右端部に設けられた操作部213は、主として画像記録に関する操作や各動作モードにおける各種の条件設定を行う操作部である。操作部213には、6個の操作ボタンと1個の十字キー214が設けられている。右端にコピーの停止、カラーコピー、モノクロコピーを指示するための3個の操作ボタンが縦に配列されている。表示部201の右隣に十字キー214が設けられ、その下側に各動作モードにおける処理条件の項目を選択するための3個の操作ボタンが横に配列されている。
十字キー214の下部の中央の操作ボタン213aは、表示部201にメニュー画面を表示させたり、そのメニュー画面に含まれる選択項目のうちのセット項目を確定させたりするための操作ボタン(以下、「メニュー/セットボタン」という。)である。後述するように、本実施形態に係るコードレス子機付きファクシミリ装置1では、子機3毎に装置本体2の動作状態の項目のうち、各子機3の表示部304に表示させる項目を選択的に設定できるようになっている。子機3毎の装置本体2の動作状態の表示項目の選択/設定は、メニュー画面に含まれている。メニュー/セットボタン213aが押下げられると、表示部201にメニュー画面の一部が表示される。すなわち、メニュー画面の表示内容は階層化構造で構成されており、同一階層に3以上の項目が含まれる場合は、最初に最上位から3番目までの項目が表示部201の画面に表示される。
十字キー214は、表示部201に表示されるメニュー画面の非表示部分(同一階層の表示されていない項目)を表示させるための画面送りキーとして機能するとともに、表示されている3つの選択項目の中からユーザがセットしたい項目(表示されていない階層の項目)を選択するための選択キーとして機能する。メニュー画面の画面送りや項目の選択は十字キー214の上下のキー214a,214bによって行われる。子機3毎の装置本体2の動作状態の表示項目の選択も十字キー214の上下のキー214a,214bを操作することにより表示部201に表示される。
すなわち、メニュー/セットボタン213aが押下げられると、表示部201にメニュー画面の最上位の階層の1番目から3番目の項目が表示部201の画面に3行に亘って表示される。なお、表示部201に表示されている3つの項目のうち、選択されている項目は反転表示される。そして、十字キー214の下キー214bを押し下げる毎に、最上位の階層の内容が1項目ずつ下側にスクロールされ、新たに表示される項目が選択項目として表示される。なお、下側へのスクロール表示の途中で十字キー214の上キー214aの押下げ操作をすると、その押下げ操作毎に、最上位の階層の内容が1項目ずつ上側にスクロールされ、新たに表示される項目が選択項目として表示される。
ユーザは所望の項目が含まれる項目を表示部201に表示させ、十字キー214の上下のキー214a,214bによってその項目を選択した後、メニュー/セットボタン213aを操作すると、その項目の選択が確定し、更にその選択項目に含まれる複数の項目のうち、1番目から3番目の項目が表示部201の画面に3行に亘って表示される。以下、上述した操作方法と同様の操作を繰り返して、ユーザは下位の階層に含まれる所望の項目を選択することができる。
装置本体2の内部においては、図2に示すように、原稿載置面204の下部に画像読取装置215が設けられている。画像読取装置215は、装置本体2の横方向(図1の左右方向)に延びるガイド棒216と、このガイド棒216に沿って横方向に移動可能に設けられたイメージスキャナ217と、このイメージスキャナ217の往復移動を制御する駆動ユニット(図略)と、原稿の読取動作を制御する読取制御ユニット(図略)によって構成されている。
イメージスキャナ217は棒状を成し、その長手方向がガイド棒216に対して垂直な方向(装置本体2の前後方向)に延びるように配設されている。イメージスキャナ217は、R(赤),G(緑),B(青)の各色のLEDからなる棒状の光源と、これらの光源から原稿に照射された光の反射光を受光するCCDラインセンサからなるイメージセンサと、原稿からの反射光をCCDラインセンサを構成する各画素に集光させる棒状のロッドレンズアレイとが一体的に構成されたCIS(Contact Image Sensor)方式のイメージスキャナである。イメージスキャナ217は、装置本体2の左右方向(以下、「副走査方向」という。)に移動しながら、原稿載置面204に載置された原稿からのライン光像(装置本体2の前後方向(以下、「主走査方向」という。)にR,G,Bの各色の光源で照明された原稿の線状の光像)をCCDラインセンサで順次受光し、画像データに変換する動作を繰り返して原稿を読み取る。
より具体的には、イメージスキャナ217は、副走査方向に1ライン分移動する毎に、受光動作及び画像データ変換動作を行い、各画素から画像データを主走査方向に順次読み出して図略のメモリに記憶する動作を繰り返す。そして、イメージスキャナ217は、副走査方向の終端位置まで移動すると、原稿読取動作を終了し、所定のホームポジションに復帰する。
装置本体2内の底部に給紙トレイ205に積層された記録紙を1枚ずつ取り上げて装置本体2の後方に給送し、背面で上方に反転させた後、装置本体2の前方に搬送し、排紙トレイ207に排出する用紙搬送機構218が設けられている。そして、画像読取装置215の下部であって、用紙搬送機構218における排紙トレイ207への搬送経路上に記録紙に画像を形成する画像記録装置219が設けられている。
用紙搬送機構218は、給紙トレイ205に積層された記録紙Pを上面から1枚ずつピックアップして本体後方に給送するピックアップ部220と、ピックアップ部220により給送された記録紙の給送方向を反転させる反転ガイド部221と、反転ガイド部221により反転された記録紙の斜行を修正するとともに、画像記録装置219による画像形成動作との同期をとるレジストローラ222と、画像記録装置219により画像が形成された記録紙を排紙トレイ207に排出する排紙ローラ223とにより構成されている。
ピックアップ部220は、装置本体2の底部であって給紙トレイ205の奥側に設けられている。ピックアップ部220は、装置本体2の底部から所定の高さ位置に回動可能に保持された斜め後方に延びる一対のアーム220aと、これらのアーム220aの先端に架け渡された軸220bと、この軸220bに固着された複数個のピックアップローラ220cとからなる。
一方のアーム220aには、ピックアップローラ220cが固着された軸220bに回転力を伝達するための複数の相互に噛合された歯車からなる駆動力伝達機構220dが設けられ、基端部の歯車に図略のモータの駆動力が伝達されるようになっている。ピックアップローラ220cは、駆動力伝達機構220dによって伝達されたモータの駆動力により、図2において反時計回りに回転され、これにより給紙トレイ205に積層された記録紙Pは上から1枚ずつ後方に給送される。
反転ガイド部221は、装置本体2の底部であってピックアップ部220の後方に設けられた傾斜分離板221aと、その上方に設けられた湾曲した対構造のガイド板221bとで構成されている。傾斜分離板221aは、幅方向(図2では紙面に垂直な方向)の中央部が前方に湾曲するように突出した凸形状をなし、その中央部に鋸歯状の弾性部材からなる分離パッドが取り付けられている。傾斜分離板221aは、ピックアップローラ220cによって複数枚の記録紙Pが給送された場合、それらの記録紙Pの先端縁に分離パッドを当接させて当該記録紙Pから最上の1枚だけを分離して、下流側に給送する。
ガイド板221bは、傾斜分離板221aの分離パッドによって分離された記録紙Pを上方に給送しつつその給送方向を反転させる。ガイド板221bの先端部(ピックアップローラ220cの略上方に当たる位置)にレジストローラ222が設けられている。レジストローラ222は1対の駆動ローラと従動ローラからなる。このレジストローラ222の上流側の適所に記録紙Pの給送を検出するセンサ224が設けられている。
センサ224(以下、「給紙センサ」という。)は、例えば、回転可能なレバーを有するレバースイッチからなる。レバースイッチは通常、オフ状態であり、記録紙Pが給送され、その先端がレバーを一定の角度以上に押すと、オン状態になる。レバースイッチの開閉状態の信号は装置本体2の主制御部に入力されている。主制御部は、ピックアップ部220により記録紙Pの給送動作を開始した後、所定の時間内にレバースイッチがオン状態に反転しなければ、記録紙の給送失敗(以下、「用紙ジャムA」という。)が発生したと判定し、「用紙ジャムA」が発生したことを示す所定のエラーメッセージを表示部201に表示する。
レジストローラ222の下流側に画像記録装置219が設けられている。画像記録装置219は、レジストローラ222の記録紙Pの排出位置と略同一の高さ位置に配置されたプラテン225と、装置本体2の横方向(図1の左右方向)に延びるガイド棒216に沿って移動可能に設けられたインクジェット方式のプリントヘッド226と、このプリントヘッド226にインクを供給するインクカートリッジ(図では見えていない)と、このプリントヘッド226の往復移動を制御する駆動ユニット(図では見えていない)と、記録紙への記録動作を制御する記録制御ユニット(図では見えていない)によって構成されている。
プラテン225は、A4サイズの記録紙の幅方向寸法と略同一の幅寸法と所定の縦寸法を有する平板状をなし、装置本体2内に水平に設けられている。プリントヘッド226は、装置本体2の前後方向に一列配列された4個のノズルを有し、これらのノズルのインク吐出面は所定の間隔を設けてプラテン225に対向している。プリントヘッド226の各ノズルにインクカートリッジからそれぞれマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)のインクが供給されるようになっている。
インクカートリッジは、4個の直方体形状のインクタンクが一体形成されたもので、各インクタンクにマゼンタ(M),シアン(C),イエロー(Y),ブラック(BK)のインクが貯留されている。インクカートリッジは、装置本体2内の所定の位置に固着されている。インクカートリッジの各インクタンクは、プリントヘッド226の対応する色のノズルにフレキシブルチューブによって接続されている。
インクカートリッジの各インクタンクのインク残量は、記録制御ユニット(図略)によって管理されている。すなわち、各ノズルの1回の吐出動作によって吐出されるインク量は略一定であるので、記録制御ユニットは、記録動作毎に、各ノズルの吐出回数をカウントし、そのカウント値とインク量/吐出とインク満容量とから各インクタンクの消費量と残量を演算し、その演算結果を記録制御ユニット内のメモリに記憶する。また、記録制御ユニットは、いずれかのインクタンクのインク残量が所定の閾値以下になっているか否かを判別し、その判別結果もメモリに記憶する。
記録制御ユニットは、レジストローラ222によってプラテン225の所定の位置に記録紙Pが送り出されると、記録動作を開始する。すなわち、記録制御ユニットは、プリントヘッド226を副走査方向に往動させながら、主制御部から送信される各色の画像データに基づいて各色のノズルからインクを記録紙Pに吐出することにより1ライン分の画像を形成する。レジストローラ222は、プリントヘッド226が副走査方向の終端位置に移動すると、記録紙Pを1ライン分搬送する。記録制御ユニットは、プリントヘッド226が副走査方向の終端位置に移動すると、その移動方向を反転させ、往動時と同様にプリントヘッド226の復動時に主制御部から送信される各色の画像データに基づいて各色のノズルからインクを記録紙Pに吐出することにより1ライン分の画像を形成する。以下、同様のライン単位の印字動作を繰り返すことにより、記録制御ユニットは記録紙Pの全体に画像を形成する。
排紙ローラ223は、一対の駆動ローラと従動ローラからなり、プラテン225の下流側に設けられている。画像が形成された記録紙Pは、排紙ローラ223によって排紙トレイ207に排出される。
プラテン225の下流端と排紙ローラ223との間の適所に、給紙センサ224と同様のセンサ227(以下、「排紙センサ」という。)が設けられている。この排紙センサ227から出力される信号も主制御部に入力されている。主制御部は、レジストローラ222により記録紙Pを所定量以上送り出す動作が行われているにも拘わらず、レバースイッチがオン状態に反転しなければ、記録紙の排紙失敗(以下、「用紙ジャムB」という。)が発生したと判定し、「用紙ジャムB」が発生したことを示す所定のエラーメッセージを表示部201に表示する。
なお、図2には見えてないが、ファクシミリ機能やフォトメディアキャプチャ機能や子機3による通話機能を行う回路ユニットは、図示されていない回路基板に設けられている。
図1に戻り、子機3は、「く」の字型に湾曲した縦長直方体形状の子機本体301を有している。子機本体301は、使用しないときは子機充電台4で保持されるようになっている。子機充電台4には子機本体301を着脱可能に載置するための凹部が形成され、子機本体301は本体下部をその凹部に装着して縦型に保持される。子機充電台4の内部には、子機本体301に内蔵された電池を充電するための充電回路が設けられており、子機3は、子機充電台4に保持されている間に充電が行われる。
子機本体301の内側面の上部に通話時の相手先の音声を出力するスピーカ302が設けられ、最下部にユーザ(通話者)の音声を入力するマイク303が設けられている。更に、子機本体301の屈曲部とスピーカ302の間に液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)からなる表示部304が設けられ、子機本体301の屈曲部とマイク303との間に複数のボタンからなる操作部305が設けられている。
表示部304は、所定のキャラクタサイズの文字4行分を表示できるサイズを有している。表示画面の上から3行分の領域には、各行に半角カナ文字若しくは半角英数文字により相手先の名称や電話番号などの情報が表示され、最下の1行分の領域には、ピクト(全角絵文字)により相手先や電話番号などに付された属性情報が表示される。なお、属性情報とは、例えば、電話帳登録で相手先をグループ分類した場合のグループ名や電話番号の種類(携帯電話、ファクシミリ、会社電話、自宅電話などの種類)などである。
操作部305には、装置本体2の十字キー214と同様の機能を果たす十字キー306と、相手先の電話番号を入力したり、例えば電話帳登録におけるカナ文字や英数字による文字情報を入力したりするための12個のボタンからなるテンキー307と、子機3からの通話で必要な操作を行うための7個のボタンからなる操作ボタン308とが含まれる。なお、子機3からの通話で必要な操作とは、例えば、外線通話要求操作、内線通話要求操作、リダイヤル操作、通話保留操作、スピーカ302の音量切換操作、通話終了操作などである。また、操作ボタン308に含まれるボタンのうち、十字キー306の右下に配置されるボタン308a(以下、「メニュー/セットボタン308a」という。)は、装置本体2のメニュー/セットボタン213aと同様の機能を果たすボタンである。
後述するように、本実施形態に係るコードレス子機付きファクシミリ装置1では、子機3側でも、装置本体2と同様の操作によって子機3毎の装置本体2の動作状態の表示項目の選択/設定を行うことができる。すなわち、ユーザはメニュー/セットボタン308aが押下げて表示部304にメニュー画面を表示させ、十字キー306の上下のキー306a,306bによってメニュー画面に含まれる「動作状態の表示項目の設定」を選択することにより、装置本体2の動作状態の表示項目の選択/設定を行うことができる。表示部304に表示される項目を十字キー306の上下のキー306a,306bによってスクロール表示させ、所望の項目を選択した後、メニュー/セットボタン308aを操作して当該選択項目を確定させる操作は、上述した装置本体2における操作方法と同様である。
図3は、コードレス子機付きファクシミリ装置1の構成を機能ブロックで表した図である。なお、図1,図2と同一の部材には同一の符号をしている。
装置本体2の機能ブロックには、原稿を読み取り、画像データに変換して出力する画像読取部5、画像データに基づいて印字処理を行い、記録紙に画像を記録する画像記録部6、電話回線に接続され、電話機209による外線通話を可能にするとともに、相手局のファクシミリ装置との間で画像データをファクシミリ通信規格の伝送信号(以下、「ファクシミリデータ」という。)に変換して送受信するファクシミリ通信制御部7、ファクシミリ通信制御部7によって送受信された画像データや音声データ(留守番録音データ)を記憶するデータ記憶部8、コードレス子機3との無線通信及び通話を制御する無線通信制御部9、メディア装着部206に装着されたメディアから画像データを読み取るメディア読取部10、パソコンとのデータ通信を制御するPC通信制御部11、表示部201への情報の表示を制御する表示制御部12、操作部211〜213からの入力情報に基づき画像読取部5〜表示制御部12の各部の動作を統括制御する主制御部13が含まれる。
画像読取部5の機能は、上述した画像読取装置215によって実現される。画像読取部5は、主制御部13からの画像読取の指令信号によって原稿の読取動作を行う。主制御部13は、操作部211の操作ボタンによってファクシミリモード、コピーモード及びスキャナモードのいずれかの動作モードが設定されている状態で、操作部213のコピーボタンが操作されると、画像読取部5に画像読取の指令信号を出力する。この原稿読取動作によって画像読取部5から出力される画像データは、主制御部13を介して一旦データ記憶部8に記憶され、ファクシミリ送信や記録紙への画像形成に利用される。画像読取部5における動作状態の情報、例えば、イメージスキャナ217やイメージスキャナ217の駆動ユニットや画像読取ユニットに発生した異常の情報は主制御部13に入力される。
主制御部13は、画像読取部5から異常発生の情報が入力されると、表示制御部12を介して表示部201にエラー表示を行わせる。また、主制御部13は、そのエラー表示を行うべき子機3に対して異常発生の情報を送信する。
画像記録部6は、上述した給紙トレイ205、排紙トレイ207、用紙搬送機構218及び画像記録装置219などによって実現される。画像記録部6は、主制御部13からの画像記録の指令信号によって記録紙への記録動作を行う。主制御部13は、ファクシミリモード又はコピーモードが設定されている状態で、画像読取部5による原稿の読取動作が終了すると、画像記録部6に記録すべき画像データを指定して画像記録の指令信号を出力する。画像記録部6は、主制御部13によって指定される画像データをデータ記憶部8から読み出し、その画像データに基づいて記録紙に画像を形成する。
画像記録部6における動作状態の情報、例えば、給紙トレイ205の未装着及び記録紙無しの情報、用紙ジャムA及び用紙ジャムBの情報、インクカートリッジのインク残量やインク残量が閾値以下になっていること(インク補充時期であること)の情報、ハード的な故障の発生情報などの情報は主制御部13に入力される。
主制御部13は、画像記録部6から動作状態の情報が入力されると、その情報が動作異常に関するものであれば、表示制御部12を介して表示部201にエラー表示を行わせ、消耗品の補充に関するするものであれば、表示制御部12を介して表示部201に補充を促す表示を行わせる。また、主制御部13は、そのエラー表示や補充を促す表示を行うべき子機3に対して異常発生や消耗品の補充に関する情報を送信する。
ファクシミリ通信制御部7は、デジタルデータを電話回線14で通信可能な伝送信号に変調するとともに、電話回線14から送信された伝送信号をデジタルデータに復調するモデム71と、電話回線14へのダイヤル信号送付や着信の制御等を行うNCU(Network Control Unit:ネットワーク制御装置)72を備えている。
主制御部13は、ファクシミリモードにおいて、画像読取部5により送信すべき原稿が読み取られ、その原稿の画像データがデータ記憶部8に全て記憶されると、相手先の電話番号とともに、データ記憶部8からその画像データを順次読み出してファクシミリ通信制御部7に転送する。ファクシミリ通信制御部7は、NCU72により相手先のファクシミリ装置との回線を確立した後、モデム71により画像データをファクシミリ伝送信号に変調しながらNCU72及び電話回線14を介して相手先のファクシミリ装置に送信する。
ファクシミリ通信制御部7は、画像データが正常に相手先のファクシミリ装置に送信されたか否かの情報(送信結果情報)を主制御部13に入力する。主制御部13は、表示制御部12を介して表示部201に送信結果情報を表示させるとともに、ファクシミリ送信結果の表示を行うべき子機3に対してその送信結果情報を送信する。
また、ファクシミリ通信制御部7は、着信があると、その着信がファクシミリデータの受信である場合、NCU72により相手先のファクシミリ装置との回線を確立した後、電話回線14及びNCU72を介して相手先からのファクシミリ伝送信号を受信する。受信したファクシミリ伝送信号はモデム71によりデジタルデータに復調された後、主制御部13を介してデータ記憶部8に記憶される。ファクシミリ通信制御部7は、相手先のファクシミリ装置からの画像データが正常に受信できたか否かの情報(送信結果情報)を主制御部13に入力する。主制御部13は、表示制御部12を介して表示部201に受信結果情報を表示させるとともに、ファクシミリ受信結果の表示を行うべき子機3に対してその受信結果情報を送信する。
なお、親機2では、電話機209が載置台208から取り上げられたり、操作部212のオフフックボタンが押し下げられたりすると、電話機209による外線通話又は内線通話が可能になる。オフフック状態で相手先の電話番号が入力されると、主制御部13は、ファクシミリ通信制御部7にその電話番号を転送し、相手先の電話機との外線通話の処理を行わせる。一方、オフフック状態の後、操作部212の内線通話のボタンが押し下げられ、更にコードレス子機3の番号(ID番号)が入力されると、主制御部13は、その子機番号を無線通信制御部9に転送し、その子機番号のコードレス子機3との内線通話の処理を行わせる。
また、ファクシミリ通信制御部7による着信が通常の外線通話の場合は、主制御部13は、発呼動作を行い、ユーザが電話機209を取り上げてオフフック状態になると、相手先の電話機との外線通話の処理を行わせる。一方、操作部212の操作ボタンにより留守番電話が設定されているときは、主制御部13は、所定回数の発呼動作を行った後、相手先からの伝言をデータ記憶部8に記憶する留守録処理を行う。
データ記憶部8は、ファクシミリ受信した画像データを数百頁分(例えば400〜500頁分)記憶可能な容量を有している。データ記憶部8は、上記のようにコピーモード、スキャナモード及びファクシミリモード(送信モード)において画像読取部5で読み取られた画像データを一時的に保存するために利用されるとともに、ファクシミリモード(受信モード)において、代行受信を行う場合にも利用される。さらに、データ記憶部8は、留守番電話が設定されている場合、相手先の伝言データを保存するためにも利用される。このため、データ記憶部8には、画像データを記憶する領域と音声データを記憶する領域とが設けられている。
データ記憶部8の空き容量は、主制御部13により管理されている。すなわち、主制御部13は、データ記憶部8に画像データ又は音声データを記憶する毎に、データ記憶部8の空き容量から当該画像データ又は音声データの容量を減算し、空き容量を算出する。また、主制御部13は、算出した空き容量を予め設定された閾値と比較し、空き容量が閾値以下に低下しているか否かを判別する。主制御部13は、データ記憶部8の空き容量が閾値以下であると、表示制御部12を介して表示部201にその旨の表示を行わせる。
無線通信制御部9は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を備えたマイクロコンピュータからなる制御器91と、EEPROM92と、コンパンダ93と、RFモジュール94とを備えている。
EEPROM92には、コードレス子機3のID(例えば、子機番号など)番号など、コードレス子機3との無線通信に必要なデータが記憶される。コンパンダ93は、親機2から子機3への送信信号を生成するためにRFモジュール94に変調信号として音声信号やデータ信号を入力したり、RFモジュール94で受信され、復調された子機3からの音声信号を主制御部13に出力し、データ信号を制御器91に出力したりする。
親機2から子機3へのデータ信号には、子機3との通信を確立するためのデータ信号や子機3の表示部304に表示させるデータ信号(例えば、親機2の動作状態の情報やナンバーディスプレイ機能を有している場合は相手先の電話番号の情報など)が含まれる。親機2の動作状態の情報などの親機2が情報源となる情報は制御器91が主制御部13から取得し、制御器91からコンパンダ93に入力される。一方、内線通話若しくは外線通話における親機2からの音声信号は、主制御部13から直接コンパンダ93に入力される。逆に、コンパンダ93から出力されるデータ信号は制御器91に入力され、必要に応じて制御器91から主制御部13に転送される。また、コンパンダ93から出力される音声信号は直接主制御部13に入力される。
RFモジュール94は、親機2から子機3に音声信号やデータ信号を送信するための送信回路と子機3からの音声信号やデータ信号を親機2で受信するための受信回路を有している。送信回路は380MHz帯の89個の搬送周波数を生成可能になされ、これらの搬送周波数のうち、2個の搬送周波数(以下、これらの搬送周波数を「第1制御チャネル」という。)でデータ信号が送信され、他の搬送周波数(以下、これらの搬送周波数を「第1通話チャネル」という。)で音声信号が送信される。すなわち、RFモジュール94は2個の第1制御チャネルのうち、空きチャネルを選択し、その第1制御チャネルをコンパンダ93からのデータ信号で変調してアンテナ210から子機3に向けて送信し、87個の第1通話チャネルのうち、空きチャネルを選択し、その第1通話チャネルをコンパンダ94からの音声信号で変調してアンテナ210から子機3に向けて送信する。
受話回路は280MHz帯の89個の搬送周波数を受信可能になされ、これらの搬送周波数のうち、2つの搬送周波数(以下、これらの搬送周波数を「第2制御チャネル」という。)で子機3から送信されるデータ信号が受信され、他の搬送周波数(以下、これらの搬送周波数を「第2通話チャネル」という。)で子機3から送信される音声信号が受信される。すなわち、RFモジュール94は、子機3から送信される第2制御チャネルを受信し、データ信号を復調してコンパンダ93に入力する。また、RFモジュール94は、子機3から送信される第2通話チャネルを受信し、音声信号を復調してコンパンダ93に入力する。コンパンダ93は、RFモジュール94から入力されるデータ信号を制御器91に入力する一方、RFモジュール94から入力される音声信号を主制御部13に転送する。
表示制御部12は、主制御部13から入力される情報(コードデータ)の表示部201への表示を制御する。表示制御部12は、コードデータをカタカナ文字、英文字、数字及び絵文字のキャラクタデータに変換するテーブルを有し、主制御部13から入力されるコードデータをカタカナ文字等に変換し、主制御部13から入力される制御信号に基づいて表示部201の指定された表示位置に表示させる。
主制御部13は、操作部211〜213からの入力情報に基づき画像読取部5〜表示制御部12の各部の動作を複合的に制御し、ファクシミリ機能、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、フォトメディアキャプチャ機能及びコードレス電話機能の各機能を実現する。主制御部13は、CPU、ROM及びRAMを備えたマイクロコンピュータからなる。
ROMには、ファクシミリモード、プリンタモード、コピーモード、スキャナモード、フォトメディアキャプチャモード、及びコードレス子機3若しくは親機2の電話機219による通話モードの各動作モードにおける処理プログラムとその処理に必要なデータとが記憶されている。RAMは、CPUがROMの記憶された処理プログラムに基づいて演算処理を行うための作業メモリとして使用される。なお、図3では、RAMとは別にデータ記憶部8を記載しているが、データ記憶部8を主制御部13のRAM内に設けてもよい。
主制御部13は、ファクシミリモードが設定されていると、画像読取部5、画像記録部6、ファクシミリ通信制御部7及びデータ記憶部8の各部の動作を制御してファクシミリ機能を達成し、コピーモードが設定されていると、画像読取部5、画像記録部6及びデータ記憶部8の各部の動作を制御してコピー機能を達成する。また、主制御部13は、スキャナモードが設定されていると、画像読取部5及びデータ記憶部8の各部の動作を制御してスキャナ機能を達成し、フォトメディアキャプチャモードが設定されていると、メディア読取部10、データ記憶部8及び画像記録部6の各部の動作を制御してフォトメディアキャプチャ機能を達成する。また、主制御部13は、PC通信制御部11、データ記憶部8及び画像記録部6の各部の動作を制御してプリンタ機能を達成し、無線通信制御部9及びファクシミリ通信制御部7の各部の動作を制御してコードレス子機による通話機能を達成する。
コードレス子機3の機能ブロックには、親機2との無線通信及び通話を制御する無線通信制御部15、表示部304への情報の表示を制御する表示制御部16、操作部305からの入力情報に基づき無線通信制御部15及び表示制御部16の各部の動作を統括制御する制御部17が含まれる。
無線通信制御部15は、CPU、ROM及びRAMを備えたマイクロコンピュータからなる制御器151と、EEPROM152と、コンパンダ153と、RFモジュール154とを備えている。制御器151〜RFモジュール154の機能は、基本的に親機の無線通信制御部9における制御器91〜RFモジュール94の機能と同一であるので、詳細説明は省略する。なお、RFモジュール154の送信回路は、280MHz帯の89個の搬送周波数を生成可能になされ、第2制御チャネルでデータ信号を親機2に送信し、第2通話チャネルで音声信号を親機2に送信する。また、RFモジュール154の受信回路は、380MHz帯の89個の搬送周波数を受信可能になされ、第1制御チャネルで親機2からのデータ信号を受信し、第2通話チャネルで親機2からの音声信号を受信する。
表示制御部16は、制御部17から入力される情報(コードデータ)の表示部304への表示を制御する。表示制御部16は、コードデータをカタカナ文字、英文字、数字及び絵文字のキャラクタデータに変換するテーブルを有し、制御部17から入力されるコードデータをカタカナ文字等に変換し、制御部17から入力される制御信号に基づいて表示部304の指定された表示位置に表示させる。
次に、本発明に係る装置本体2の動作状態を子機3毎に選択的に表示させる処理について説明する。
まず、装置本体2側で、子機3毎に表示させる動作状態の項目を設定する処理手順について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4のフローチャートでは、(a)記録紙無し、(b)記録紙ジャム、(c)インク残量少、(d)インク残留無し、(e)メモリフル、(f)マシンエラー、(g)留守録受信、(h)ファクシミリ受信完了、(i)ファクシミリ受信エラー、(j)ファクシミリ送信完了及び(k)ファクシミリ送信エラーの11個の項目について、各子機3の表示部304に表示させるか否かを選択設定する場合を例に説明する。
ここに、(a)記録紙無し〜(k)ファクシミリ送信エラーの各項目は、
(a)記録紙無し:給紙トレイ205に積載された記録紙Pが無くなったこと
(b)記録紙ジャム:用紙ジャムA又は用紙ジャムBが発生したこと
(c)インク残量少:マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックのインクタンクのいずれかのインク残量が所定の閾値域になったこと
(d)インク残量無し:マゼンタ,シアン,イエロー,ブラックのインクタンクのいずれかのインク残量が完全になくなったこと
(e)メモリフル:データ記憶部8の空き容量がなくなったこと
(f)マシンエラー:装置本体2の機械的構成に損傷が生じたこと
(g)留守録受信:相手先からの伝言メッセージをデータ記憶部8に留守録動作したこと
(h)ファクシミリ受信完了:ファクシミリデータを正常に受信したこと
(i)ファクシミリ受信エラー:ファクシミリデータを受信したが、エラーとなったこと
(j)ファクシミリ送信完了:ファクシミリデータを正常に受信したこと
(k)ファクシミリ送信エラー:ファクシミリデータを送信したが、エラーとなったこと
を子機3でユーザに通知することを示す。
ユーザがメニュー/セットボタン213aを押下げて表示部201にメニュー画面を表示させ、十字キー214によって「装置本体の動作状態の表示項目の設定」を選択し、メニュー/セットボタン213aを押下げてその選択項目を確定すると、図4の処理が実行される。
最初に、表示部201の表示画面の1行目に「子機の選択」のタイトルが表示され、2行目に「子機A/子機B/子機C/全ての子機」の子機選択の表示が行われる(S1)。ユーザは、この表示状態で十字キー214の右側のキーを操作すると、反転表示が「子機A」→「子機B」→「子機C」→「全ての子機」→「子機A」の順に右方向にサイクリックに変化し、左側のキーを操作すると、「子機A」→「全ての子機」→「子機C」→「子機B」→「子機A」の順に左方向にサイクリックにする。従って、ユーザは、十字キー214の左右のキーを操作して所望の子機番号を反転表示させ、メニュー/セットボタン213aを押下げると、その子機番号の選択が確定される(S2)。例えば、「子機A」を反転表示させ、メニュー/セットボタン213aが押下げられると、子機Aが選択され、以下、ステップS3〜S25で子機Aに対する装置本体2の動作状態の項目の選択設定処理が行われる。
なお、この実施例では、予め選択対象となる3台の子機3が表示され、その表示の中から所望の子機3を選択するようにしているが、子機No.を入力させるようにしてもよい。このようにすると、3台の子機3のうち、任意の組み合わせの2台の子機3の選択操作や全子機3の選択操作も容易に行うことができる。
すなわち、動作状態の項目設定の対象となる子機Aの選択が行われると、続いて、表示部201の表示画面の1行目に「記録紙無し時の通知」のタイトルが表示され、2行目に子機Aに表示させるか否かを設定するための「行う/行わない」の表示が行われる(S3)。この表示状態で十字キー214の左右のキーが操作されると、反転表示が「行う」→「行わない」→「行う」の順に左右方向にサイクリックに変化するので、ユーザは、十字キー214の左右のキーを操作して所望の動作を反転表示させ、メニュー/セットボタン213aを押下げることにより、子機Aで「録紙無し時の通知を行うか否かが設定される(S4)。例えば、「行う」を反転表示させ、メニュー/セットボタン213aが押下げられると、子機Aで録紙無し時の通知を行うことが設定される。
以下、同様の方法で、「記録紙ジャム時の通知」、「インク残量少時の通知」、「インク残量無し時の通知」、「メモリフル時の通知」、「マシンエラー時の通知」、「留守録受信時の通知」、「ファクシミリ受信完了時の通知」、「ファクシミリ受信エラー時の通知」、「ファクシミリ送信完了時の通知」及び「ファクシミリ送信エラー時の通知」のタイトル表示と「行う/行わない」の選択表示とがこの順で表示部201に表示され(S5,S7,S9,S11,S13,S15,S17,S19,S21,S23)、ユーザは、各表示に対して上述した十字キー214の左右キーとメニュー/セットボタン213aの操作を繰り返すことにより、各項目について子機Aで表示させるか否かを設定する(S6,S8,S10,S12,S14,S16,S18,S20,S22,S24)。この設定された内容は主制御部13内のRAMに記憶される。
そして、最後の「ファクシミリ送信エラー時の通知」について、ユーザにより表示させるか否かの設定が行われると、表示部201の表示画面に所定の時間(例えば、5秒程度)だけ「状態通知の設定を完了しました」が表示され(S25)、子機3毎に表示させる動作状態の項目を設定する処理を終了する。
次に、子機3側で、子機3毎に表示させる動作状態の項目を設定する処理手順について、図5のフローチャートを用いて説明する。
図5に示す処理手順は、基本的に図4に示した処理手順と同様である。図4の処理手順と異なるのは、ステップS1,S2に相当する処理がなく、メニュー画面から「装置本体の動作状態の表示項目の設定」が選択されたときに、設定可能な表示項目の情報、すなわわち、「記録紙無し時の通知」、「記録紙ジャム時の通知」、「インク残量少時の通知」、「インク残量無し時の通知」、「メモリフル時の通知」、「マシンエラー時の通知」、「留守録受信時の通知」、「ファクシミリ受信完了時の通知」、「ファクシミリ受信エラー時の通知」及び「ファクシミリ送信完了時の通知」の項目の情報を装置本体2から取得する処理(S31)と、子機3で設定された内容を装置本体2に送信する処理(S54)が追加されている点である。
ステップS1,S2に相当する処理(子機3を選択する処理)を設けていないのは、子機3側では、自機に対して表示すべき装置本体2の動作状態の項目を設定すれば足りるからである。なお、子機3側にもステップS1,S2に相当する処理を設け、他の子機3に対して表示すべき装置本体2の動作状態の項目を設定できるようにしてもよい。
子機3では、装置本体2から動作状態の項目設定のための情報を取得する処理を設けているのは、子機3が増設される装置本体2の複合機能が多種多様で、子機3で表示可能な項目も増設される装置本体2によって変化することや機種によってはコードレス子機を増設できない場合もあるからである。
子機3では、装置本体2から動作状態の項目設定のための情報が受信されると、装置本体2の場合と同様に、「記録紙ジャム時の通知」、「インク残量少時の通知」、「インク残量無し時の通知」、「メモリフル時の通知」、「マシンエラー時の通知」、「留守録受信時の通知」、「ファクシミリ受信完了時の通知」、「ファクシミリ受信エラー時の通知」、「ファクシミリ送信完了時の通知」及び「ファクシミリ送信エラー時の通知」のタイトル表示と「行う/行わない」の選択表示とがこの順で表示部304に表示される(ステップS32,S34,S36,S38,S40,S42,S44,S46,S48,S50,S52)。
子機3では、十字キー306の左右のキーが装置本体2の十字キー214に対応し、メニュー/セットボタン308aが装置本体2のニュー/セットボタン213aに対応するから、表示部304に各選択項目が表示される毎に、ユーザにより十字キー306の左右キーとメニュー/セットボタン308aの操作が繰り返されて、各項目について子機3で表示させるか否かが設定される(S33,S35,S37,S39,S41,S43,S45,S47,S49,S51,S53)。
そして、最後の「ファクシミリ送信エラー時の通知」について、ユーザにより表示させるか否かの設定が行われると、設定された内容が装置本体2に送信された後(S54)、表示部304の表示画面に所定の時間(例えば、5秒程度)だけ「状態通知の設定を完了しました」が表示され(S55)、子機3での表示すべき動作状態の項目を設定する処理を終了する。なお、装置本体2では、子機3から送信された動作状態の表示項目に関する設定情報が主制御部13のRAMに記憶される。
次に、装置本体2で(a)記録紙無し〜(k)ファクシミリ送信エラーの項目の状態が発生したときの処理手順について説明する。なお、説明を簡単にするため、以下の説明では、「記録紙無し時の通知」の項目が発生したときと「ファクシミリ受信完了時の通知」の項目が発生したときの例について、図6〜図12のフローチャートを用いて説明する。
図6は、装置本体2で画像記録動作中に記録紙無しの状態が発生したときの基本的に処理手順を示すフローチャートである。
ファクシミリモード(受信モード)、コピーモード、プリントモード又はフォトメディアキャプチャモードにおいて、画像形成処理をしている途中で給紙トレイ205に積載された記録紙Pが無くなったことが検出されると(S61)、主制御部13のRAMに記憶されている各子機3の「記録紙無し時の通知」に関する設定内容が参照され(S62,S64,S66)、「記録紙無し時の通知を行う」が設定されている子機3があれば(S62,S64,S66のいずれかでYES)、その子機3に対して親機2から「記録紙無し」の情報が通知される。
例えば、3台の子機3のうち、子機番号No.1(子機A)についてのみ記録紙無し時の通知を行う設定が行われ、他の子機3(子機B,C)については記録紙無し時の通知を行う設定が行われていない場合、ステップS62でステップS63に移行し、子機Aに対して記録紙無し時の通知が行われる。
図7は、装置本体から子機に「記録紙無し」の情報が通知された場合の子機側の受信処理を示すフローチャートである。
親機2では、「記録紙無し」の状態が発生すると、子機Aとの通信回線を確立し、「記録紙無し」のデータが送信される。子機Aでは、待機状態で親機2から通信回線の確立の要求があると、その要求に応じ、親機2から「記録紙無し」のデータを受信する(S71)。続いて、子機Aでは、親機2から当該親機2の動作状態の情報を受信すると、ユーザにその旨を報知するべくスピーカ302から着信時の鳴動音とは異なる所定の警告音が発生される(S72)と同時に、表示部304に親機2から送信された動作状態の内容が表示される(S73)。例えば、図8に示すように、表示部304に「キロクシガナクナリマシタ」と「キロクシヲホジュウシテクダサイ」の文字が2段に表示されるとともに、所定のピクトが最下段に表示される。なお、警告音に代えて、音声で「キロクシガナクナリマシタ キロクシヲホジュウシテクダサイ」のメッセージを発音させるようにしてもよい。
この警告表示に対しては、ユーザが警告表示を消去する所定のボタン操作をするまで継続しても良く、ピクト表示だけを残して一定時間後に文字表示だけを消去するようにしてもよい。なお、親機2で、その後記録紙の補充が行われ、記録紙無しの状態が解消した場合は、親機2から子機Aにその旨の情報が送信される。従って、その時まで表示部304に警告表示が継続している場合は、親機2からの記録紙無し解消の情報によって警告表示は自動的に消去されることは言うまでもない。
図9は、装置本体2で、ファクシミリモードで待機中に相手先のファクシミリ装置からファクミリデータの送信があり、そのファクシミリデータを正常に受信したときの基本的に処理手順を示すフローチャートである。
ファクシミリモードで待機中に相手先のファクシミリ装置からファクミリデータの送信があり、そのファクシミリデータが正常に受信されると(S81)、主制御部13のRAMに記憶されている各子機3の「ファクシミリ受信完了時の通知」に関する設定内容が参照され(S82,S84,S86)、「ファクシミリ受信完了時の通知を行う」が設定されている子機3があれば(S82,S84,S86のいずれかでYES)、その子機3に対して親機2から「ファクシミリ受信完了」の情報が通知される。
例えば、3台の子機3のうち、子機番号No.1(子機A)と子機番号No.2(子機B)についてファクシミリ受信完了時の通知を行う設定が行われ、他の子機No.3(子機C)についてはファクシミリ受信完了時の通知を行う設定が行われていない場合、ステップS82とステップS84でそれぞれステップS83とステップS85に移行し、子機A,Bに対してファクシミリ受信完了時の通知が行われる。
図10は、装置本体から子機に「ファクシミリ受信完了」の情報が通知された場合の子機側の受信処理を示すフローチャートである。
親機2では、相手先のファクシミリ装置からファクミリデータの送信があり、そのファクシミリデータが正常に受信されると、子機Aとの通信回線を確立し、「ファクシミリ受信完了」のデータが送信される。子機Aでは、待機状態で親機2から通信回線の確立の要求があると、その要求に応じ、親機2から「ファクシミリ受信完了」のデータを受信する(S91)。続いて、子機Aでは、親機2から当該親機2の動作状態の情報を受信すると、ユーザにその旨を報知するべくスピーカ302から着信時の鳴動音とは異なる所定の警告音が発生される(S92)と同時に、表示部304に親機2から送信された動作状態の内容が表示される(S93〜S95)。
この場合、親機2から送信された動作状態の内容に差出人の情報が含まれていない場合は(S93:NO)、ファクシミリデータの受信があったこととその受信日時を示す情報が表示部304に表示される(S95)。例えば、図11に示すように、表示部304の1行目に「FAXヲジュシンシマシタ」の文字(ファクシミリデータの受信があったことの情報)が表示され、2行目に「05/12 15:22」の文字(FAX受信日時の情報)に表示される。
一方、親機2から送信された動作状態の内容に差出人の情報が含まれている場合は(S93:YES)、ファクシミリデータの受信があったことと差出人を示す情報が表示部304に表示される(S94)。例えば、図12に示すように、表示部304の1行目に「FAXヲジュシンシマシタ」の文字(ファクシミリデータの受信があったことの情報)が表示され、2行目に「サシダシニン:ヤマダタロウ」の文字(差出人の情報)に表示される。
この表示に対しては、ユーザが表示を消去する所定のボタン操作をするまで継続しても良く、一定時間後に表示を消去するようにしてもよい。なお、ファクシミリ受信完了通知の場合も警告音に代えて、音声で「ファクシミリヲジュシンシマシタ」などのメッセージを発音させるようにしてもよい。
上記実施例では、「記録紙無し」の通知と「ファクシミリ受信完了」の通知の場合について子機での表示制御を説明したが、他の表示項目についても基本的に「記録紙無し」や「ファクシミリ受信完了」の表示項目の処理手順と同一である。
上記のように、本実施形態に係るコードレス子機付きファクシミリ装置1によれば、装置本体2のエラー発生やファクシミリ送受信完了、留守録受信などの各種の動作状態のうち、ユーザが所望の動作状態を選択して子機3毎に表示させることができるようにしているので、各子機3を使用するユーザは、装置本体2から離れた場所で当該装置本体2の所望の動作状態を容易に確認することができる。
また、装置本体2と子機3のいずれからでも子機3に表示すべき動作状態の項目を設定することができるので、容易にその動作状態の項目を設定することができる。
なお、「記録紙ジャム」、「インク残量少」、「インク無し」、「メモリフル」、「マシンエラー」などの親機2の動作異常に関する情報については、具体的な異常内容や不都合な内容についても親機2の表示部201で表示させる場合、同様の内容を子機3の表示部304にも表示させるようにしてもよく、子機3では異常が発生したことや不都合な状態になっていることだけを表示させるようにしてもよい。例えば、「記録紙ジャム」の場合、用紙ジャムA,Bのいずれであるのかまで親機2の表示部201に表示させる場合、子機3の表示部304にも同様の内容を表示させても良く、子機3には用紙ジャム発生のみを表示させるようにしてもよい。
同様に、「マシンエラー」についても、エラー発生箇所が画像読取部5、画像記録部6、ファクシミリ通信制御部7、無線通信制御部9、メディア読取部10などの各部のどの部分であるのかの情報まで表示させるようにしてもよい。上記実施形態では言及していないが、画像記録部6にノズル詰まりが発生したことを検出し、それを子機3に表示させても良く、更にノズル詰まりを清掃する清掃機構を備えている場合は、ノズル詰まりを清掃機構によって解消したことの情報を子機3に表示させるようにしてもよい。
また、「インク残量少」や「メモリ残量少」などの不都合が生じる恐れを通知する情報については、インク残量やメモリ残量が何%であるのかなどの情報を表示させるようにしてもよい。また、上記実施形態では、画像記録部6としてインクジェット方式の画像記録装置について説明したが、本発明は、インクジェット方式以外の画像記録装置、例えばトナーを用いた静電写真方式の画像記録装置であっても適用できることは言うまでもない。
また、データ記憶部8に代行受信機能によって受信された複数の画像データが記憶され、記録紙への出力処理を待っている状態やデータ記憶部8にメモリ送信機能によって複数の画像データが記憶され、相手先のファクシミリ装置への送信処理を待っている状態(未処理ジョブ状態)についても、その未処理ジョブ状態を子機3に表示させるようにしてもよい。
なお、「ファクシミリ受信完了」の通知においては、上述したメニュー画面によらず、電話帳登録において差出人によってどの子機に通知するかを設定できるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びフォトメディアキャプチャ機能を備えたコードレス子機付きファクシミリ装置について説明したが、本発明は、これらの機能を全て備えた複合機に適用すべきものではなく、装置本体2の機能は、少なくともファクシミリ機能とコードレス電話機能を備えていればよい。
本発明に係るコードレス子機付きファクシミリ装置の概観を示す斜視図である。 図1のI−I線に沿う要部断面図である。 本発明に係るコードレス子機付きファクシミリ装置の構成を機能ブロックで表した図である。 装置本体でコードレス子機毎に表示すべき動作状態の項目を設定する処理手順を示すフローチャートである。 コードレス子機毎に当該コードレス子機に表示すべき動作状態の項目を設定する処理手順を示すフローチャートである。 装置本体で画像記録動作中に記録紙無しの状態が発生したときの基本的に処理手順を示すフローチャートである。 装置本体から子機に「記録紙無し」の情報が通知された場合の子機側の受信処理を示すフローチャートである。 子機での「記録紙無し」の警告表示の一例を示す図である。 装置本体で、ファクシミリモードで待機中に相手先のファクシミリ装置からファクミリデータの送信があり、そのファクシミリデータを正常に受信したときの基本的に処理手順を示すフローチャートである。 装置本体から子機に「ファクシミリ受信完了」の情報が通知された場合の子機側の受信処理を示すフローチャートである。 子機での「ファクシミリ受信完了(差出人無し)」を報知する表示の一例を示す図である。 子機での「ファクシミリ受信完了(差出人有り)」を報知する表示の一例を示す図である。
符号の説明
1 コードレス子機付きファクシミリ装置
2 装置本体
201 表示部
202 操作パネル
203 蓋体
204 原稿載置面
205 給紙トレイ
206 メディア装着部
207 排紙トレイ
208 載置台
209 電話機
210 アンテナ
211 操作部
212 操作部
213 操作部
214 十字キー
215 画像読取装置
217 イメージスキャナ
218 用紙搬送機構
219 画像記録装置
221 反転ガイド部
222 レジストローラ
223 排紙ローラ
224 給紙センサ
225 プラテン
226 プリントヘッド
227 排紙センサ
3 コードレス子機
301 子機本体
302 スピーカ
303 マイク
304 表示部
305 操作部
4 子機充電台
5 画像読取部
6 画像記録部
7 ファクシミリ通信制御部
8 データ記憶部
9 無線通信制御部(親機側)
91 制御器(親機側)
92 EEPROM(親機側)
93 コンパンダ(親機側)
94 RFモジュール(親機側)
10 メディア読取部
11 通信制御部
12 表示制御部(親機側)
13 主制御部(親機側)
14 電話回線
15 無線通信制御部(子機側)
151 制御器(子機側)
152 EEPROM(子機側)
153 コンパンダ(子機側)
154 RFモジュール(子機側)
16 表示制御部(子機側)
17 制御部(子機側)

Claims (8)

  1. 回線に接続され、当該回線に接続された相手側との間で通話若しくはファクシミリ通信が可能な本体と、この本体に設けられた親機と無線により通話及びデータ通信が可能な少なくとも1の子機とを備えたコードレス子機付きファクシミリ装置であって、
    本体の複数の動作状態のうち、前記子機から確認可能な動作状態の項目を設定する項目設定手段と、
    前記本体に設けられ、前記本体の複数の動作状態に関する情報を生成する情報生成手段と、
    前記情報生成手段により生成される前記本体の複数の動作状態に関する情報のうち、前記項目設定手段で設定された項目に該当する情報が生成されると、その動作状態に関する情報を前記子機に送信する情報送信手段と、
    前記子機に設けられ、前記情報送信手段から送信された前記本体の複数の動作状態に関する情報を受信すると、その情報をユーザに報知するために当該情報の出力処理を行う情報出力手段と、
    を備えたことを特徴とする、コードレス子機付きファクシミリ装置。
  2. 前記項目設定手段は、
    前記本体の複数の動作状態の項目を選択するためのメニュー画面を記憶する記憶手段と、
    前記メニュー画面を表示手段に表示させるメニュー表示手段と、
    前記表示手段に表示されたメニュー画面からユーザが所望の項目を選択するために操作する項目選択手段と、
    からなることを特徴とする、請求項1に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
  3. 前記項目設定手段は、前記本体と前記子機のいずれか一方若しくは両方に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
  4. 前記表示手段に表示される前記メニュー画面には、子機毎に前記本体の複数の動作状態の項目を個別に設定する第1の方法と、子機全体に対して同一の前記本体の複数の動作状態の項目を設定する第2の方法とが含まれ、ユーザは前記項目選択手段により前記第1又は第2の方法が選択可能であることを特徴とする、請求項2又は3に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
  5. 前記情報出力手段が行う情報の出力処理は、前記情報送信手段から送信された前記本体の複数の動作状態に関する情報を表示手段に文字若しくは記号により表示する処理と、発音手段により前記情報に対応する音声を出力する処理のいずれか一方若しくは両方の処理であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
  6. 前記本体は、
    画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記回線を介して画像データを前記相手側に送信するファクシミリ送信部と、
    前記回線を介して前記相手側から送信された画像データを受信するファクシミリ受信部と、
    画像データを記録紙に印字する画像形成部と、
    前記画像データ取得部、前記ファクシミリ送信部、前記ファクシミリ受信部及び前記画像形成部を複合的に用いた制御部として、
    前記画像データ取得部で取得された画像データを前記ファクシミリ送信部により前記回線を介して前記相手側に送信するファクシミリ送信制御部と、
    前記ファクシミリ受信部により前記回線を介して前記相手側から受信した画像データを前記画像形成部により記録紙に印字するファクシミリ受信制御部と、
    を備えるとともに、
    前記画像データ取得部、前記ファクシミリ送信部、前記ファクシミリ受信部、前記画像形成部及び前記制御部の各部で生じる動作エラーを検出するエラー検出手段と、
    を備え、
    前記子機から確認可能な動作状態の項目には、少なくとも前記エラー検出手段で検出される各部の動作エラー、前記ファクシミリ送信制御部による送信結果及び前記ファクシミリ受信制御部による受信結果が含まれることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
  7. 前記画像データ取得部には、少なくとも原稿を読み取り、画像データとして出力する原稿読取部と、外部接続された画像データ作成装置から伝送される画像データを受信する画像データ受信部とを含むとともに、
    前記画像データ取得部、前記ファクシミリ送信部、前記ファクシミリ受信部及び前記画像形成部を複合的に用いた制御部として、
    前記原稿読取部から出力される画像データ若しくは前記画像データ受信部により受信される画像データを前記画像形成部により記録紙に印字する印字制御部と、
    前記画像データ受信部により受信された画像データを前記ファクシミリ送信部により前記回線を介して前記相手側に送信する第2のファクシミリ送信制御部と
    を更に備えたことを特徴とする、請求項6に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
  8. 前記相手側から回線を介して送信される音声データを記憶するとともに、前記画像データ取得部で取得される画像データ及び前記ファクシミリ受信部により受信される画像データを記憶するデータ記憶手段と、
    前記データ記憶手段の残容量が所定の閾値以下になっているか否か判別する第1の判別手段と、
    留守番電話受信機能により前記音声データが前記データ記憶手段に記憶されたか否かを判別する第2の判別手段と、
    を更に備え、
    前記子機から確認可能な動作状態の項目には、更に前記第1,第2の判別手段による判別結果が含まれることを特徴とする、請求項6又は7に記載のコードレス子機付きファクシミリ装置。
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