JPH05207176A - コードレス電話システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コードレス電話の親機に接続されたファクシ
ミリ装置等の状態、親機あるいは子機の使用中等を親機
に記録し、子機に送信し表示する。 【構成】 親機Ａの記録部４には、親機に接続されたフ
ァクシミリ装置等の状態、親機あるいは各子機の使用中
等を記録する。記録は、状態の変化を判別部３で判別す
る都度書き替える。そして、この書き替えに応じ、ある
いは判別部３による子機Ｂよりの信号の判別に応じ、制
御部６を介し記録を読み出し、送受信部１を介し所要の
高周波信号に変換し子機に送出する。親機よりの信号を
送受信部12を介し受信・復調し、判別部15に入力し判別
し、対応する表示データを制御部17を介しメモリ部14よ
り読み出し、表示部16を介し表示する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はコードレス電話システム
に係り、親機に接続されたファクシミリ装置の状態、親
機あるいは他の子機の使用中等を子機に表示するものに
関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のコードレス電話の子機では、親機
にファクシミリ装置が接続されている場合にファクシミ
リ装置がどのような状態（送信中、受信中、あるいは記
録紙切れになっていないか等）にあるか、あるいは、親
機・子機間の通話回線を複数の子機で同時に使用可能な
装置の場合に他の子機等が使用中か否か等を子機で知る
ことができない。このため、通話中に気付かずに割込ま
れ、通話が妨害される、あるいはファクシミリ送信に支
障を来す等の問題を生じる場合がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような点
に鑑みなされたもので、親機に接続されたファクシミリ
装置の状態を示すデータ、親機あるいは各子機の使用中
等のデータを親機に記録し、記録データの書き替え、若
しくは子機よりの所要の信号等に応じて記録を読み出
し、子機に送信し表示部に表示するコードレス電話シス
テムを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、ファクシミリ装置等を接続すると共に複数
の子機を接続するコードレス電話において、前記ファク
シミリ装置等の状態、親機あるいは各子機の使用中等を
記録する記録部と、記録部より読み出したデータ等を子
機に送信する送受信部と、前記記録部および送受信部を
制御する第１制御部とでなる親機装置と、前記親機装置
より受信した信号を判別する判別部と、親機装置よりの
データに対応する表示データを記憶するメモリ部と、判
別部よりの信号に基づきメモリ部より読み出し表示する
表示部と、前記判別部、メモリ部および表示部を制御す
る第２制御部とでなる子機装置とで構成したコードレス
電話システムを提供するものである。

【０００５】

【作用】以上のように構成したので、本発明によるコー
ドレス電話システムにおいては、親機に設けた記録部
に、親機に接続されたファクシミリ装置等の状態、親機
あるいは各子機の使用中等を記録する。そして、記録の
書き替えの都度、あるいは子機よりの所要の信号等に応
じ、親機に記録されたデータを読み出し子機に送信す
る。子機は、親機より受信した信号を判別し、対応する
表示データをメモリ部より読み出し、表示部を介し表示
する。

【０００６】

【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるコードレ
ス電話システムの実施例を詳細に説明する。図１は本発
明によるコードレス電話システムの一実施例の要部ブロ
ック図である。図において、（Ａ）は親機、（Ｂ）は子
機である。親機Ａの１は送受信部で、コードレス電話用
に定められた所要の高周波信号により子機Ｂと送受信を
行う。２は記憶部で、子機（１台若しくは複数）別に設
定された識別コード等を記憶する。３は判別部で、送受
信部１を介し受信した子機よりの信号より取り出した識
別コードを記憶部２より読み出した識別コードと比較し
判別する。４は記録部で、親機に接続されたファクシミ
リ装置等の状態、親機に登録された短縮ダイヤル番号、
親機あるいは各子機の使用中等を記録する。５は表示部
で、記録部４に記録されたデータを読み出し表示する。
６は制御部で、親機Ａの各部を制御する。

【０００７】子機Ｂの11は記憶部で、自機の識別コード
等を記憶する。12は送受信部で、オフフックに応動し記
憶部11より読み出した識別コードをコードレス電話用に
定められた高周波信号に変換し送出する。13は操作部
で、親機に接続されたファクシミリ装置の状態、親機あ
るいは各子機の使用中をチェックする場合等に操作す
る。14はメモリ部で、親機に接続されたファクシミリ装
置の状態、親機および各子機のそれぞれ使用中を表示す
るためのデータ等を記憶する。15は判別部で、送受信部
12を介し親機Ａより受信・復調した信号よりデータを判
別する。16は表示部で、判別部15よりの信号に基づきメ
モリ部より読み出された表示データを表示する。17は制
御部で、子機Ｂの各部を制御する。

【０００８】次に、本発明によるコードレス電話システ
ムの動作を説明する。親機Ａの記録部４は、親機Ａに接
続されたファクシミリ装置等の状態のデータ、あるいは
親機Ａの使用中、各子機の使用中等を記録する。このフ
ァクシミリ装置等の状態のデータは、例えば、ファクシ
ミリの送信中、受信中、受信紙の有無等で、予めデータ
の種類を設定しておく。また、子機の通話中（使用中）
は、通話に先立ち交信する子機の識別コードを読み取り
記録する。そして、例えば、記録部４のデータが書き替
えられた場合、制御部６を介し判別部３によりこの書き
替えを判別し、制御部６を介し記録部よりデータを読み
出し、送受信部１に入力し、コードレス電話用の所要の
高周波信号に変換し、各子機に送出する。

【０００９】親機Ａよりの信号は子機Ｂの送受信部12で
受信・復調され、制御部17を介し判別部15に入力する。
判別部15でこの信号を判別し、制御部17を介しメモリ部
14より対応する表示データを読み出し、表示部16に入力
する。これにより、表示部16は、親機に接続されたファ
クシミリ装置の状態、すなわち、送信中、受信中、記録
紙があるか否か等、あるいは親機または他の子機の使用
状況等を表示する。

【００１０】あるいは、子機の操作で子機に他の機器の
状態を表示する場合、子機Ｂの操作部13の『チェック』
キー等を操作する。操作部13よりの『チェック』信号は
制御部17を介し送受信部12に入力し、コードレス電話用
に定められた所要の高周波信号に変換し親機Ａに送信さ
れる。この信号は親機Ａの送受信部１で受信・復調さ
れ、制御部６を介し判別部３で『チェック』信号を判別
し、この判別に基づいて、制御部６を介し記録部４に記
録されているデータを読み出し送受信部１に入力する。
送受信部１に入力されたデータは、コードレス電話用に
定められた所要の高周波信号に変換し子機Ｂに送信さ
れ、上記同様、子機の表示部16に表示される。これによ
り、例えば、ファクシミリ装置に装着された原稿、ある
いは、予めファクシミリ装置で記録した送信原稿の読み
取りデータ等を、子機による遠隔操作で送信することも
可能となる。

【００１１】

【発明の効果】以上に説明したように、本発明によるコ
ードレス電話システムによれば、親機に接続されたファ
クシミリ装置の状態、親機、あるいは各子機の使用中等
が子機に表示されるので、ファクシミリ送受信中、親機
あるいは他の子機の通話中等に不用意に子機を操作し、
通話等に支障を与えるのを防止できる。また、ファクシ
ミリ装置の状態を子機でチェックできるので、ファクシ
ミリ装置を子機より遠隔操作することも可能になるとい
う便利なものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるコードレス電話システムの一実施
例の要部ブロック図である。

【符号の説明】

Ａ 親機装置 Ｂ 子機装置 １ 送受信部 ２ 記憶部 ３ 判別部 ４ 記録部 ５ 表示部 ６ 制御部 11 記憶部 12 送受信部 13 操作部 14 メモリ部 15 判別部 16 表示部 17 制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ファクシミリ装置等を接続すると共に複
   数の子機を接続するコードレス電話において、前記ファ
   クシミリ装置等の状態、親機あるいは各子機の使用中等
   を記録する記録部と、記録部より読み出したデータ等を
   子機に送信する送受信部と、前記記録部および送受信部
   を制御する第１制御部とでなる親機装置と、前記親機装
   置より受信した信号を判別する判別部と、親機装置より
   のデータに対応する表示データを記憶するメモリ部と、
   判別部よりの信号に基づきメモリ部より読み出し表示す
   る表示部と、前記判別部、メモリ部および表示部を制御
   する第２制御部とでなる子機装置とで構成したコードレ
   ス電話システム。