JP2007005450A - 発光ダイオード調光回路および照明装置 - Google Patents

発光ダイオード調光回路および照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】発光ダイオードの利点あるいは持ち味を活かしつつ、その発光ダイオードの発光品位を一定に保ちながらの調光を可能にした発光ダイオード調光回路および照明装置を提供する。
【解決手段】入力電源(Vin)によって周期的に充電通電されるインダクタLsと、このインダクタLsが非通電期間に放電するインダクタ電流を発光ダイオードLEDに発光駆動電流idとして通電させるスイッチング回路S1と、上記発光駆動電流idの通電時間率を可変制御するデューティ制御回路20と、上記発光駆動電流idを上記通電時間率の大小にかかわらず一定に保持させる定電流制御回路20を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード調光回路に関し、とくにインダクタのスイッチングにより得られるインダクタ電流によって発光ダイオードを発光駆動させる方式のものに関し、たとえば照明装置に用いて有効である。
発光ダイオードは、たとえば表示用光源やリモコン信号源などとして使用されてきたが、近年、青色や紫外線領域で高効率に発光する発光ダイオードが比較的低コストで提供されるようになり、これに伴い、発光ダイオードを従来の蛍光灯や白熱電灯に代わる照明光源として使用することが現実的になってきた。
発光ダイオードは電力利用効率が良いことに加えて、発光色の波長純度が高いなどの特質により、従来の光源では得難い高品位の光を得ることができる。また、発光色の組み合わせや蛍光体の併用等により非常に多様な色演出も可能である。したがって、照明光源に発光ダイオードを使えば、従来にはない照明効果を期待できる。
発光ダイオードは半導体素子であって、デバイス的には通常の製流用ダイオードと似ており、一定しきい値以上の順方向電圧を印加することにより駆動電流が流れて発光する。この発光駆動電流を可変制御すれば発光量を可変制御することができる。すなわち、調光を行うことができる。
発光ダイオードを発光駆動するためには、その発光ダイオードのしきい値電圧に応じた電圧が必要である。このため、たとえば非特許文献1に載っているような専用のDC−DCコンバータが使用されている。
図7の(a)は、DC−DCコンバータを用いた従来の発光ダイオード調光回路の構成を示す。同図(a)に示す調光回路は、インダクタLs、スイッチング素子S1、整流ダイオードD1、キャパシタC1、電流検出用シャント抵抗Rs、電圧検出回路21、PWM(パルス幅変調)回路31などにより構成されている。
インダクタLsの一端(入力)側は入力電源電圧Vinに接続され、他端(出力)側はMOSトランジスタを用いたスイッチング素子S1が接続されている。スイッチング素子S1はPWM回路31により所定周期(高周波)でオン/オフ動作させられる。
スイッチング素子S1のオン期間ではインダクタLsに充電電流isが通電され、そのオフ期間では、オン期間に充電された電流がインダクタ電流となって放電される。この放電動作により、インダクタLsの出力側にはパルス状の交流(高周波)起電力が誘起される。
インダクタ電流はダイオードD1とキャパシタC1で整流および平滑された後、発光ダイオードLEDに発光駆動電流idとして通電される。これにより発光ダイオードLEDが発光する。発光ダイオードLEDの駆動電流idは、シャント抵抗Rsで電圧変換されて電圧検出回路21に電流検出信号として入力される。
電流検出回路21は、シャント抵抗Rsによって電圧変換された発光駆動電流idが、所定の基準電圧Vxによって設定される目標電流値となるように、PWM回路31の動作をフィードバック制御する。これにより、発光駆動電流idが目標電流値となるようにスイッチング素子S1のオン/オフ期間比がフィードバック制御される。
ここで、同図(b)のように、上記基準電圧Vxを外部から可変操作すれば、発光駆動電流idを可変制御して発光ダイオードLEDの発光量を可変制御することができる。つまり、調光を行うことができる。同図(b)において、実線グラフ線は発光ダイオードLEDの明るさ(発光量)、破線のグラフ線はLED通電電流(発光駆動電流)idをそれぞれ示す。
発光ダイオードLEDは通常の整流ダイオードと同様に順方向しきい値電圧を有するが、そのしきい値特性は線形で、ある程度の傾斜がある。したがって、上記したようなDC−DCコンバータの出力電圧を可変操作することで、順方向電流すなわち発光駆動電流idを可変調節でき、これによって調光を行うことができる。
上記のDC−DCコンバータでは、インダクタLsの通電時間率(デューティ)を可変制御することにより、発光ダイオードLEDの順方向印加電圧が可変制御され、これに伴って発光駆動電流idが可変制御されて調光が行われるようになっている。
MAXIM社の製品カタログ「MAX1554」DC−DCコンバータ
しかしながら、従来の発光ダイオード調光回路には次のような問題のあることが、本発明者らによってあきらかとされた。
すなわち、発光ダイオードの調光は、前述したように、発光ダイオードの駆動電流を操作して行うことができる。ところが、発光ダイオードは、その駆動電流によって発光状態とくに色調が微妙に変化するという特質があり、調光のために駆動電流を変化させると、色調が変化して所定品位の光が安定して得られなくなってしまうという問題を生じることが判明した。この問題はとくに、発光ダイオードを照明光源として用いようとした場合に問題となる。
前述したように、発光ダイオードは発光色の波長純度が高いなどの特質により、従来の光源では得難い高品位の光を得ることができる。これは照明光源において非常に重要なメリットである。
しかし、従来の調光回路では、調光に伴う色調の変化が避けられず、このことが照明光源に発光ダイオードを用いることによるメリットを大きく阻害していた。照明装置に発光ダイオードを用いても、照明の色調が調光によって変化してしまうため、発光ダイオードの特質を活かした高品位の照明を行うことができなかった。したがって、たとえば撮影照明や美術照明などの分野に発光ダイオードの照明光源を用いることは、まだ無理があった。
本発明は以上のような問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、たとえば電力利用効率が良いことに加えて、発光色の波長純度が良好であるなどの、発光ダイオードの利点あるいは持ち味を活かしつつ、その発光ダイオードの発光品位を一定に保ちながらの調光を可能にした発光ダイオード調光回路および照明装置を提供することにある。
本発明の上記以外の目的および構成については、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
本発明は上記課題の解決手段として、次のような手段を提供する。
(1)入力電源によって周期的に充電通電されるインダクタと、このインダクタが非通電期間に放電するインダクタ電流を発光ダイオードに発光駆動電流として通電させるスイッチング回路と、上記発光駆動電流の通電時間率を可変制御するデューティ制御回路と、上記発光駆動電流を上記通電時間率の大小にかかわらず一定に保持させる定電流制御回路とを備えた発光ダイオード調光回路。
(2)上記手段(1)において、可変入力電圧電源と発光ダイオードの間に直列に介在するインダクタと、このインダクタの電流出力側に上記発光ダイオードと並列に接続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子に流れるオン電流を検出する電流検出回路と、上記スイッチング素子を周期的にオン/オフ動作させるとともに上記電流検出回路の検出電流が一定範囲内となるよう上記スイッチング素子のオン/オフ期間比を可変するパルス幅変調回路を備えることにより、上記スイッチング素子のオフ期間を上記可変入力電圧電源の電圧に応じて伸縮させるようにしたことを特徴とする発光ダイオード調光回路。
(3)上記手段(1)において、入力電源と発光ダイオードの間に直列に介在するインダクタと、このインダクタの電流出力側に上記発光ダイオードと並列に接続された第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を所定周期でオン/オフ動作させるとともに、そのオン/オフ期間比を外部操作に応じて可変する第1のパルス幅変調回路と、上記インダクタの入力電流を検出する電流検出回路と、上記インダクタの入力電流をスイッチング制御するスイッチング素子と、上記電流検出回路の検出電流が一定となるよう第2のスイッチング素子のオン/オフ期間比をフィードバック制御する第2のパルス幅変調回路を備えたことを特徴とする発光ダイオード調光回路。
(4)上記手段(1)において、入力電源と発光ダイオードの間に直列に介在するインダクタと、このインダクタの電流入力側に直列に介入する第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を所定周期でオン/オフ動作させるとともに、そのオン/オフ期間比を外部操作に応じて可変する第1のパルス幅変調回路と、上記インダクタの電流出力側に上記発光ダイオードと並列に接続された第2のスイッチング素子と、この第2のスイッチング素子に流れるオン電流を検出する電流検出回路と、上記電流検出回路の検出電流が一定となるよう第2のスイッチング素子のオン/オフ期間比をフィードバック制御する第2のパルス幅変調回路を備えたことを特徴とする発光ダイオード調光回路。
(5)照明光源として発光ダイオードを用いるとともに、この発光ダイオードの発光量を可変制御させるために上記手段(1)〜(4)のいずれかの発光ダイオード調光回路を備えたことを特徴とする照明装置。
たとえば電力利用効率が良いことに加えて、発光色の波長純度が良好であるなどの、発光ダイオードの利点あるいは持ち味を活かしつつ、その発光ダイオードの発光品位を一定に保ちながらの調光を可能にした発光ダイオード調光回路および照明装置を提供することができる。
上記以外の作用/効果については、本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであろう。
図1は本発明による発光ダイオード調光回路の一実施形態を示す。同図に示す調光回路は、インダクタLs、スイッチング素子(スイッチング回路)S1、デューティ制御回路10、定電流制御回路20によって構成されている。
インダクタLsの一端(入力)側は入力電源(Vin)に接続され、他端(出力)側はスイッチング素子S1に接続されている。スイッチング素子S1はデューティ制御回路10により所定周期(高周波)でオン/オフ動作させられる。
デューティ制御回路10は、デューティ可変操作部101の操作に応じてスイッチング素子S1のオン/オフ期間比を可変制御する。定電流制御回路20は発光ダイオードLEDに通電される発光駆動電流idを一定に制御する。
図2の(a)(b)および(c)は、図1に示した発光ダイオード調光回路の動作波形チャートおよび調光特性グラフを例示する。図1および図2において、スイッチング素子S1のオン期間ではインダクタLsに充電電流isが通電され、そのオフ期間では、オン期間に充電された電流がインダクタ電流となって放電される。この放電動作により、インダクタLsの出力側にはパルス状の交流(高周波)起電力が誘起される。
上記インダクタ電流は、スイッチング素子S1のオフ期間ごとに発光ダイオードLEDに発光駆動電流idとして通電供給される。この場合、インダクタ電流は整流および平滑されることなく、発光ダイオードLEDに直接供給される。これにより、発光ダイオードLEDは、スイッチング素子S1のオン/オフに同期してパルス点灯する。パルス点灯は、ある程度の以上高い周波数で行うことにより、連続点灯と同じ照明効果が得られる。
発光ダイオードLEDの明るさ(発光量)はスイッチング素子S1のオン/オフ期間比によって可変調節される。発光ダイオードLEDへの通電は、スイッチング素子S1がオフ期間に行われる。このときに発光ダイオードLEDに通電される駆動電流idは、定電流制御回路20により一定に制御される。
したがって、図2の(a)に示すように、スイッチング素子S1のオフ期間の割合、つまり通電時間率(デューティ)が大きいときは、発光ダイオードLEDの平均駆動電流idが大きくなって、発光ダイオードLEDの発光が明るくなる。
一方、図2の(b)に示すように、スイッチング素子S1のオフ期間の割合、つまり通電時間率(デューティ)が小さいときは、発光ダイオードLEDの平均駆動電流idが小さくなって、発光ダイオードLEDの発光が暗くなる。
以上のようにして発光ダイオードLEDの駆動と調光を行うことができるのであるが、ここで注目すべきは、図2の(c)に示すように、発光駆動電流idが通電時間率の大小にかかわらず、定電流制御回路20によりほぼ一定に保持されることである。これにより、発光ダイオードLEDは発光量(明るさ)の多少に関係なく、どのような調光状態においても、一定の色調すなわち発光品位を維持することができる。
これにより、たとえば電力利用効率が良いことに加えて、発光色の波長純度が良好であるなどの、発光ダイオードLEDの持ち味を生かしつつ、その発光ダイオードLEDの発光品位を一定に保ちながら調光を行うことができる。また、この発光ダイオード調光回路を発光ダイオードと共に照明装置に用いれば、たとえば撮影照明や美術照明などの分野にも好適に適用可能な高品位の照明が行えるようになる。
図3は、図1に示した発光ダイオード調光回路のさらに具体的な実施形態を示す。同図に示す調光回路は、インダクタLs、スイッチング素子S1、電流検出用シャント抵抗Rs、電圧検出回路21、PWM(パルス幅変調)回路11などを用いて構成されている。
同図において、インダクタLsの入力側は入力電源電圧Vinに接続され、出力側はMOSトランジスタを用いたスイッチング素子S1が接続されている。電流検出用シャント抵抗Rsはスイッチング素子S1に直列に介在して、スイッチング素子S1の通電電流icを電圧変換する。
電流検出回路21は、シャント抵抗Rsによって電圧変換された通電電流icが、基準電圧Vxによって設定される所定の目標値となるように、PWM回路11の動作をフィードバック制御する。PWM回路11は、スイッチング素子S1を周期的にオン/オフ動作させるとともに、上記通電電流icが一定となるよう上記スイッチング素子S1のオン/オフ期間比を可変する
発光ダイオードLEDには、スイッチング素子S1がオフ期間のときにインダクタLsから放電されるインダクタ電流が発光駆動電流icとして通電される。この駆動電流icは直接には定電流制御されていないが、インダクタLsの誘導効果により、その直前までインダクタLsに流れていた電流すなわちスイッチング素子S1の通電電流icとほぼ同じ電流となる。したがって、その通電電流icが一定となるようにスイッチング素子S1のオン/オフ期間比を制御すれば、発光駆動電流icもほぼ一定に制御することができる。
この実施形態では、PWM回路11と電流検出回路21などが、図1のデューティ制御回路10と定電流制御回路20の機能を形成する。また、スイッチング素子S1のオン/オフ期間比は、図4に示すように、入力電源電圧Vinに応じて可変制御される。
図4の(a)(b)および(c)は、図3に示した発光ダイオード調光回路の動作波形チャートおよび調光特性グラフを例示する。同図(a)に示すように、入力電源電圧Vinが高いと、通電電流icを一定に保持するためのオン期間が短くなる一方、オフ期間が長くなる。この場合、発光駆動電流icの通電時間率(デューティ)が大きくなって発光ダイオードLEDは明るくなる。
一方、同図(a)に示すように、入力電源電圧Vinが低いと、通電電流icを一定に保持するためのオン期間が長くなる一方、オフ期間が短くなる。この場合、発光駆動電流icの通電時間率(デューティ)が小さくなって発光ダイオードLEDは暗くなる。
これにより、同図(c)に示すように、発光ダイオードLEDは、白熱電灯と同じように、外部からの供給電圧Vinを操作することによって自在に調光することができる。したがって、この実施形態は、白熱電球と互換の発光ダイオード光源、いわゆる電球型の発光ダイオード光源を構成するのに非常に好都合である。
図5は、本発明の別の実施形態を示す。同図に示す発光ダイオード調光回路は、インダクタLs、第1のスイッチング素子S1、第2のスイッチング素子S2、電流検出用シャント抵抗Rs、電圧検出回路21、第1のPWM回路12、第2のPWM回路13、転流スイッチ用ダイオードD2、デューティ可変操作部101などを用いて構成されている。
同図において、インダクタLsの入力側は、第2のスイッチング素子S2とシャント抵抗Rsをそれぞれ直列に介して力電源(Vin)に接続されている。その出力側は、MOSトランジスタを用いたスイッチング素子S1が接続されている。スイッチング素子S1は発光ダイオードLEDに対して並列に接続されている。
第1のPWM回路12は、第1のスイッチング素子S1を所定周期でオン/オフ動作させるとともに、デューティ可変操作部101の操作に応じてそのオン/オフ期間比を可変制御する。第1のPWM回路12と第1のスイッチング素子S1の動作により、発光ダイオードLEDがパルス点灯駆動されるとともにその駆動時間率(デューティ)が可変操作されるようになっている。
第2のPWM回路13は、電流検出用シャント抵抗Rsと電圧検出回路21により検出されるインダクタLsの充電電流が一定となるように第2のスイッチング素子S2のオン/オフ期間比をフィードバック制御する。これにより、発光ダイオードLEDの駆動電流idは、通電時間率(デューティ)の大小にかかわらずほぼ一定に保持される。したがって、発光ダイオードLEDは発光量(明るさ)の多少に関係なく、どのような調光状態においても、一定の色調すなわち発光品位を維持することができる。
また、図5に示した調光回路では、第2のスイッチング素子S2を設けてスイッチング方式の定電流制御を行わせているが、この第2のスイッチング素子S2を使えば、デューティが小さくなったときに、第1のスイッチング素子S1のオン/オフ動作を停止させるという省電力状態の設定も可能である。
図6は、本発明のさらに別の実施形態を示す。同図に示す発光ダイオード調光回路は、図5の回路と同様、インダクタLs、第1のスイッチング素子S1、第2のスイッチング素子S2、電流検出用シャント抵抗Rs、電圧検出回路21、第1のPWM回路12、第2のPWM回路13、転流スイッチ用ダイオードD2、デューティ可変操作部101などを用いて構成されている。
この実施形態では、インダクタLsの入力側と入力電源(Vin)の間に第1のスイッチング素子S1が直列に介在し、このスイッチング素子S1が第1のPWM回路12によってオン/オフ動作させられることにより、発光ダイオードLEDの通電時間率(デューティ)が可変操作されるようになっている。つまり、第1のPWM回路12は図1のデューティ制御回路10を形成する。
インダクタLsの出力側は発光ダイオードLEDが接続されるとともに、この発光ダイオードLEDに対して並列に第2のスイッチング素子S2が接続されている。この第2のスイッチング素子S2は、シャント抵抗Rs、電流検出回路21、および第2のPWM回路13とともに、インダクタLsの充電電流icを一定に制御する定電流制御回路20を形成する。充電電流icの制御により、発光駆動電流idもインダクタLsの誘導効果によりほぼ同電流(ic=id=一定)に制御される。
上記構成により、発光ダイオードLEDの駆動電流idを、通電時間率(デューティ)の大小にかかわらずほぼ一定に保持させることができるとともに、発光ダイオードLEDは発光量(明るさ)の多少に関係なく、どのような調光状態においても、一定の色調すなわち発光品位を維持することができる。
この実施形態では、スイッチング素子S1と第1のPWM回路12が一種のバック(BUCK)コンバータとしての機能を兼ね備えることができる。したがって、たとえば一般家庭に配電されている商用電源(AC100V)の電圧で使用するような場合にとくに有利である。
以上、本発明をその代表的な実施例に基づいて説明したが、本発明は上述した以外にも種々の態様が可能である。たとえば、スイッチング素子S1,S2はMOSトランジスタ以外の半導体素子であってもよい。また、スイッチング素子S1,S2のオン/オフ周波数は固定または浮動のいずれであってもよい。
たとえば電力利用効率が良いことに加えて、発光色の波長純度が良好であるなどの、発光ダイオードの利点あるいは持ち味を活かしつつ、その発光ダイオードの発光品位を一定に保ちながらの調光を可能にした発光ダイオード調光回路および照明装置を提供することができる。
本発明による発光ダイオード調光回路の一実施形態を示す回路図である。 図1に示した発光ダイオード調光回路の動作波形チャートおよび調光特性グラフである。 図1に示した発光ダイオード調光回路のさらに具体的な実施形態を示す回路図である。 図3に示した発光ダイオード調光回路の動作波形チャートおよび調光特性グラフである。 本発明の別の実施形態を示す回路図である。 本発明のさらに別の実施形態を示す回路図である。 DC−DCコンバータを用いた従来の発光ダイオード調光回路の構成を示す。
符号の説明
Ls インダクタ
LED 発光ダイオード
Rs 電流検出用シャント抵抗
S1,S2 スイッチング素子(スイッチング回路)
Vin 入力電源電圧
id 発光駆動電流
ic 充電電流
10 デューティ制御回路
11,12,13 PWM(パルス幅変調)回路
101 デューティ可変操作部
20 定電流制御回路
21 電圧検出回路

Claims (5)

  1. 入力電源によって周期的に充電通電されるインダクタと、このインダクタが非通電期間に放電するインダクタ電流を発光ダイオードに発光駆動電流として通電させるスイッチング回路と、上記発光駆動電流の通電時間率を可変制御するデューティ制御回路と、上記発光駆動電流を上記通電時間率の大小にかかわらず一定に保持させる定電流制御回路とを備えた発光ダイオード調光回路。
  2. 請求項1において、可変入力電圧電源と発光ダイオードの間に直列に介在するインダクタと、このインダクタの電流出力側に上記発光ダイオードと並列に接続されたスイッチング素子と、このスイッチング素子に流れるオン電流を検出する電流検出回路と、上記スイッチング素子を周期的にオン/オフ動作させるとともに上記電流検出回路の検出電流が一定範囲内となるよう上記スイッチング素子のオン/オフ期間比を可変するパルス幅変調回路を備えることにより、上記スイッチング素子のオフ期間を上記可変入力電圧電源の電圧に応じて伸縮させるようにしたことを特徴とする発光ダイオード調光回路。
  3. 請求項1において、入力電源と発光ダイオードの間に直列に介在するインダクタと、このインダクタの電流出力側に上記発光ダイオードと並列に接続された第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を所定周期でオン/オフ動作させるとともに、そのオン/オフ期間比を外部操作に応じて可変する第1のパルス幅変調回路と、上記インダクタの入力電流を検出する電流検出回路と、上記インダクタの入力電流をスイッチング制御するスイッチング素子と、上記電流検出回路の検出電流が一定となるよう第2のスイッチング素子のオン/オフ期間比をフィードバック制御する第2のパルス幅変調回路を備えたことを特徴とする発光ダイオード調光回路。
  4. 請求項1において、入力電源と発光ダイオードの間に直列に介在するインダクタと、このインダクタの電流入力側に直列に介入する第1のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子を所定周期でオン/オフ動作させるとともに、そのオン/オフ期間比を外部操作に応じて可変する第1のパルス幅変調回路と、上記インダクタの電流出力側に上記発光ダイオードと並列に接続された第2のスイッチング素子と、この第2のスイッチング素子に流れるオン電流を検出する電流検出回路と、上記電流検出回路の検出電流が一定となるよう第2のスイッチング素子のオン/オフ期間比をフィードバック制御する第2のパルス幅変調回路を備えたことを特徴とする発光ダイオード調光回路。
  5. 照明光源として発光ダイオードを用いるとともに、この発光ダイオードの発光量を可変制御させるために請求項1〜4のいずれかの発光ダイオード調光回路を備えたことを特徴とする照明装置。

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