JP2007003158A - 換気扇スイッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】リセットスイッチが不用意に操作されるのを防止した換気扇スイッチを提供する。
【解決手段】換気扇スイッチAは、器体の前面に回動自在に取着された操作ハンドル20と、操作ハンドル20の操作に応じて換気扇への電源供給を入切する換気扇オンオフ回路と、換気扇の運転時間を積算する積算タイマと、積算タイマの積算値が表示時間に達するとフィルタの掃除を促すために点滅動作を行う表示ランプとを備え、表示時間を設定するための表示時間設定部の回転摘み18と、積算タイマの積算値をリセットするためのリセットスイッチの押釦19を操作ハンドル20の前面に露設してある。この操作ハンドル20には、回転摘み18および押釦19を露出させる位置と、回転摘み18および押釦19を覆う位置とを選択自在として、ハンドルカバー26が回動自在に取着されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、換気扇、特に常時換気設備に用いる換気扇をオン/オフするための換気扇スイッチに関するものである。
この種の換気扇スイッチとしては、換気扇をオン/オフするための操作スイッチと、操作スイッチのオン操作時から所定の動作保持時間を限時するタイマ回路と、オン操作時からタイマ回路の限時動作が終了するまでの間換気扇をオン動作させる負荷制御回路とを備えたものが従来より提供されている(例えば特許文献1参照)。
また近年、シックハウス対策として、ホルムアルデヒドを発散する建材を使用していない場合でも、家具からの発散があるために、原則として全ての建築物に機械換気設備(所謂常時換気設備)の設置が義務付けられることになった。この常時換気設備に用いる換気扇は原則的に常時運転し続けるため、フィルタが目詰まりを起こすまでの期間が短く、フィルタが目詰まりを起こすと換気効率が低下するので、換気扇が一定時間運転されると、フィルタの清掃を使用者に促す表示を行う表示ランプが換気扇スイッチに設けられていた。
このような換気扇スイッチは、換気扇の運転時間を積算する積算回路部と、積算回路部の積算値が所定の表示時間に達すると、表示ランプを点滅させる制御回路と、積算回路部の積算値をリセットするためのリセットスイッチとを備えている。換気扇が長時間動作して、表示ランプが点滅された際に、使用者が表示ランプの点滅状態を見てフィルタの清掃を終えると、リセットスイッチを用いて積算回路部をリセットすることで、積算回路部の積算動作を再開させていた。
特開2001−227804号公報
上記構成の換気扇スイッチでは、換気扇スイッチの機能面(前面)にリセットスイッチが露設されているため、リセットスイッチが不用意に操作されて、運転時間の積算値がリセットされてしまう可能性があった。そのため、所定の表示時間を越えて換気扇が運転されることになり、フィルタが汚れたままで換気扇が使用され続ける可能性があった。また換気扇スイッチの機能面にリセットスイッチを配置しているため、換気扇のオン/オフを行うための操作子と間違えて、リセット操作を行ってしまう可能性もあった。また従来の換気扇スイッチでは上記の表示時間が予め設定された時間で固定のため、表示時間の変更が容易に行えないという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、リセットスイッチが不用意に操作されるのを防止した換気扇スイッチを提供するにある。また請求項3の発明の目的とするところは、上記の目的に加えて、表示を開始する時間の変更が容易に行える換気扇スイッチを提供するにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、器体の内部に、換気扇への電源供給を入切する開閉素子と、器体の前面に露設された操作子のオン/オフ操作に応じて開閉素子を開閉させる開閉制御部と、換気扇の運転時間を積算する積算回路部と、積算回路部の積算値が表示時間に達すると運転時間が表示時間に達したことを表示する表示部とを収納し、積算回路部の積算値をリセットするためのリセットスイッチを器体の前面に配置するとともに、リセットスイッチのリセット操作に応じて積算回路部の積算値をリセットするリセット回路部を器体の内部に収納し、リセットスイッチを露出する位置とリセットスイッチを覆う位置とを選択自在として器体の前面に取着されたスイッチカバーを備えることを特徴とする。
この発明によれば、スイッチカバーが、リセットスイッチを露出する位置とリセットスイッチを覆う位置とを選択自在として器体の前面に取着されているので、スイッチカバーでリセットスイッチを覆うことによって、リセットスイッチの不用意な操作を防止できる。しかも、換気扇をオン/オフするための操作子は器体の前面に露設されているのに対して、リセットスイッチはスイッチカバーで覆われているので、換気扇をオン/オフするためのスイッチと間違えてリセットスイッチが操作されるのを防止できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、器体の前面の略全体を覆うような寸法に形成され、器体の前面に回動自在に取着されて、裏面で操作子を押操作自在とした操作ハンドルを備え、リセットスイッチに対向する操作ハンドルの部位に開口窓を貫設し、開口窓を露出させる状態と開口窓を覆う状態とを選択自在として操作ハンドルの前面に取着されたハンドルカバーでスイッチカバーを構成したことを特徴とする。
この発明によれば、ハンドルカバーが、開口窓を露出する位置と開口窓を覆う位置とを選択自在として操作ハンドルに取着されており、このハンドルカバーでリセットスイッチを覆うことによって、リセットスイッチの不用意な操作を防止できる。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、器体の前面に表示時間を設定するための時間設定部を配置し、スイッチカバーにより、時間設定部を露出する位置と時間設定部を覆う位置とを選択自在としたことを特徴とする。
この発明によれば、時間設定部を用いて表示時間を変更することができ、そのうえスイッチカバーで時間設定部を覆うことによって、時間設定部の設定が不用意に変更されるのを防止できる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、不揮発性メモリからなり、表示時間の候補値が複数登録された表示時間記憶部を備え、時間設定部は、表示時間を表示時間記憶部に登録された複数の候補値の何れかに択一的に切り替えることを特徴とする。
この発明によれば、時間設定部は、表示時間記憶部に登録された複数の候補値の何れかに表示時間を切り替えているので、表示時間を変更したい場合にも、換気扇スイッチ自体を変更することなく、表示時間記憶部に登録された候補値を書き換えることによって容易に対応することができる。
請求項5の発明は、請求項1又は2の発明において、表示時間が予め設定された不揮発性メモリからなる表示時間記憶部を具備することを特徴とする。
この発明によれば、表示時間記憶部に表示時間が予め登録されているので、ユーザ自身が表示時間を設定するための手段を設ける必要が無く、換気扇スイッチの製造コストを低減することができる。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れかの発明において、不揮発性メモリからなり、換気扇の運転時間が所定の単位時間だけ増加する毎に積算回路部の積算値が書き込まれる積算値記憶部を設け、積算回路部は、電源投入時に積算値記憶部から読み込んだ積算値を初期値として運転時間の積算を開始することを特徴とする。
この発明によれば、積算回路部では、復電時に積算値記憶部から読み込んだ積算値を初期値として運転時間の積算を開始しているので、停電が発生しても積算値が失われるのを防止できる。しかも、所定の単位時間が経過する毎に積算値記憶部に記憶させた値を1ずつ増加させるようにすれば、積算値記憶部に記憶された値に単位時間を乗算することによって、多少の誤差はあるものの現在の積算値を求めることができ、そのうえ積算値をそのままの値で記憶させる場合に比べて、積算値記憶部に記憶容量の小さい不揮発性メモリを使用できるから、停電時に積算値を保持する機能を低コストで実現できる。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかの発明において、リセット回路部は、積算回路部の積算値が表示時間を超えた状態でリセットスイッチによるリセット操作が行われた場合に積算値をリセットすることを特徴とする。
この発明によれば、積算値が表示時間に達していない状態で誤ってリセット操作が行われた場合でも積算値がリセットされるのを防止できる。
請求項8の発明は、請求項1乃至7の何れかの発明において、積算回路部の積算値が表示時間に達した時点から一定時間が経過するまでの間にリセットスイッチが操作されない場合に報知動作を行う報知手段を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、報知手段が報知動作を行うことによって、使用者に対してフィルタの清掃を促すことができる。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかの発明において、換気扇および商用電源の直列回路が電気的に接続されるとともに、開閉素子の両端がそれぞれ電気的に接続される一対の接続端子と、換気扇のオフ時には接続端子を介して流れる換気扇の洩れ電流から内部回路の動作電源を生成するとともに、換気扇のオン時には商用電源のゼロクロス点から開閉素子がオンするまでに接続端子を介して供給される電力を電源として動作電源を生成する電源回路部とを具備したことを特徴とする。
この発明によれば、電源回路部は、換気扇のオフ時には一対の接続端子を介して流れる換気扇の洩れ電流から動作電源を生成し、換気扇のオン時には商用電源のゼロクロス点から開閉素子がオンするまでに接続端子を介して供給される電力を電源として動作電源を生成しているので、一般的なスイッチと同様の結線方法で配線することができる。したがって、一般的なスイッチと同様に配線設計を行うことができ、既設のスイッチに置き換えて換気扇スイッチを施工する作業を容易に行うことができる。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの発明において、不揮発性メモリからなる履歴記憶部を設け、積算回路部の積算値が表示時間に達するまでの経過時間情報と、積算値が表示時間に達してからリセットスイッチによるリセット操作が行われるまでの時間情報とを少なくとも含む履歴情報を履歴記憶部に記憶させたことを特徴とする。
この発明によれば、履歴記憶部には、積算値が表示時間に達するまでの経過時間情報と、積算値が表示時間に達してからリセット操作が行われるまでの時間情報とを少なくとも含む履歴情報が記憶されているので、この履歴情報をもとに換気扇の使用状態を推定することが可能になる。
請求項11の発明は、請求項1乃至10の何れかの発明において、開閉制御部は、開閉素子のオン時に操作子が所定の操作時間以上押し操作されると、開閉素子をオフさせることを特徴とする。
この発明によれば、操作子を所定の操作時間以上押操作しなければ、開閉素子がオフされないので、換気扇を不用意に停止してしまうのを防止できる。
本発明によれば、スイッチカバーが、リセットスイッチを露出する位置とリセットスイッチを覆う位置とを選択自在として器体の前面に取着されているので、スイッチカバーでリセットスイッチを覆うことによって、リセットスイッチの不用意な操作を防止できるという効果がある。しかも、換気扇をオン/オフするための操作子は器体の前面に露設されているのに対して、リセットスイッチはスイッチカバーで覆われているので、換気扇をオン/オフするためのスイッチと間違えてリセットスイッチが操作されるのを防止できるという効果もある。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本発明の実施形態1を図1〜図7に基づいて説明する。本発明に係る換気扇スイッチは、常時換気設備に用いる換気扇への電源供給を入切するために用いられるものであり、換気扇のフィルタの清掃時期を表示する機能を備えている。
図3は換気扇スイッチAの要部を示すブロック図であり、この換気扇スイッチAは、換気扇Fへの電源供給を入切する開閉素子(図示せず)を具備し、後述の制御回路1から入力される制御信号に応じて、開閉素子を開閉させる換気扇オンオフ回路2と、例えば発光ダイオードからなりフィルタの清掃時期を点灯状態で表示する表示ランプ3(表示部)と、換気扇Fの運転時間を積算する積算タイマ1aを具備し、換気扇Fをオン/オフするための操作スイッチSW1や積算タイマ1aからの入力に応じて換気扇オンオフ回路2や表示ランプ3などの動作を制御する制御回路1と、表示時間を設定するための表示時間設定部4と、リセットスイッチSW2の操作に応じてリセット信号を発生するリセット回路部5と、例えばEEPROMやフラッシュメモリのような不揮発性メモリからなるメモリ6とを主要な構成として備える。
制御回路1は、操作スイッチSW1によるオン/オフ操作に応じて、換気扇オンオフ回路2にオンオフ信号を出力し、換気扇Fを運転又は停止させる。また制御回路1は、換気扇Fの運転時間をカウント(積算)する積算タイマ1a(積算回路部)を備え、積算タイマ1aによる運転時間の積算値が、表示時間設定部4により設定された表示時間に達すると、表示ランプ3を点滅させて、使用者にフィルタの清掃時間が来たことを報知する。また表示ランプ3により点滅表示を行っている状態で、リセットスイッチSW2のリセット操作に応じてリセット回路部5からリセット信号が入力されると、制御回路1は積算タイマ1aの積算値をリセットし、その後換気扇Fが運転を再開すると、積算タイマ1aにより積算時間をゼロから積算させる。
また図4は換気扇スイッチAの全体を示すブロック回路図であり、換気扇Fと商用電源ACとの直列回路が接続される一対の接続端子Ta,Tbを備える。接続端子Ta,Tb間には例えばトライアックのような開閉素子2aが接続されており、開閉駆動部2bが制御回路1から入力される制御信号に応じて開閉素子2aをオン/オフするようになっている。ここに開閉素子2aと開閉駆動部2bとで上述の換気扇オンオフ回路2が構成される。また開閉駆動部2bと制御回路1とで、操作スイッチSW1の操作に応じて開閉素子を開閉させる開閉制御部が構成される。
また接続端子Ta,Tbには、ダイオードブリッジからなる全波整流器DBの交流接続端子がそれぞれ接続されている。全波整流器DBの直流接続端子間には、高インピーダンスの限流素子である抵抗器R1を介して電源回路7が接続されており、この電源回路7から制御回路1に動作電源が供給されている。また抵抗器R1の両端間には、制御回路1によってオン/オフが制御されるスイッチ素子SW3と限流素子である抵抗器R2との直列回路が接続されており、抵抗器R2のインピーダンスは抵抗器R1に比べて低インピーダンスに設定されている。
なお電源回路7は、接続端子Ta,Tb間を流れる電流によって充電されるコンデンサのような充電要素(図示せず)を備えている。ここで、換気扇Fのオフ時は、制御回路1が開閉駆動部2bにオフ信号を出力して、開閉素子2aをオフさせるとともに、スイッチ素子SW3をオフさせており、この場合には抵抗器R1を介して電源回路7に電流が供給される。抵抗器R1のインピーダンスは、接続端子Ta,Tb間を流れる電流によって換気扇Fが動作しないような高インピーダンスに設定されており、抵抗器R1のみを介して電源回路7に電流が供給される。一方、換気扇Fをオンする際は、制御回路1が、開閉素子2aを開極させた状態で、先ずスイッチ素子SW3をオンさせ、低インピーダンスの抵抗器R2を介して電源回路7に急速に電流を供給する。その後、電源回路7が規定の電圧まで充電されると、制御回路1は、開閉駆動部2bにオン信号を出力して、開閉素子2aをオンさせており、開閉素子2aは負荷電流がゼロクロスするまでオン状態を継続する。負荷電流のゼロクロス点で開閉素子2aがオフすると、制御回路1は先ずスイッチ素子SW3をオンして電源回路7を急速に充電した後、開閉素子2aをオンさせて、負荷電流が再度ゼロクロスするまで、換気扇Fに電源を供給する。以上の動作を繰り返し行うことによって電源回路7が充電されるとともに換気扇Fがオン動作する。このように、電源回路7では、換気扇Fのオフ時には接続端子Ta,Tbを介して流れる換気扇Fの洩れ電流から動作電源を生成し、換気扇Fのオン時には商用電源ACのゼロクロス点から開閉素子2aがオンするまでに、接続端子Ta,Tbを介して供給される電力を電源として動作電源を生成しているので、一対の接続端子Ta,Tb間に商用電源ACと換気扇Fとの直列回路を接続することが可能になり、一般的なスイッチと同様の結線方法で配線することができる。したがって、一般的なスイッチと同様に配線設計を行うことができ、既設のスイッチに置き換えて換気扇スイッチAを施工する作業を容易に行うことができる。
次に本実施形態の換気扇スイッチの構造を図1及び図2に基づいて説明する。尚、以下の説明では特に断りがないかぎり、図2(a)に示す向きにおいて上下左右の方向を規定し、同図(a)の正面を前面として説明を行う。したがって、図2(b)における右端は後端となる。
換気扇スイッチAの器体10は直方体状であって、合成樹脂により前面が開口した略箱状に形成されたボディ11と、合成樹脂により後面が開口した略箱状に形成されて、ボディ11の開口部に被着されるカバー12とで形成されている。すなわち、カバー12の上下面の後端縁からは後方に向かって各一対の組立片12aが延設され、組立片12aに設けた組立孔12bがボディ11の上下両面に形成してある組立突起11aに係合することによって、ボディ11とカバー12とが結合されている。
器体10は埋込配線器具を造営面に埋込配設する際に用いる従来周知の取付枠(図示せず)に取着可能であって、その左右方向の寸法は取付枠が備える窓孔の左右方向寸法(短手方向寸法)と略等しい寸法に形成されている。また器体10の前部を形成するカバー12の左右両側面には、取付枠の窓孔を囲む左右両側片に設けた器具取付孔(図示せず)に係合可能な取付爪13が一対ずつ突設してあり、取付爪13が取付枠の器具取付孔に係合することによって、器体10が取付枠に保持されるようにしてある。なおカバー12の左右方向における一方の側壁(右側壁)には、一対の取付爪13が突設された部位の上下両側部に後端が開放された2本の切り込み溝14が前後方向に沿って形成されており、2本の切り込み溝14の間の部位は厚み方向に可撓性を有する撓み片15を形成している。カバー12内において撓み片15の裏面側には空所が形成され、撓み片15をカバー12の内側に撓ませることによって、撓み片15に設けられた一対の取付爪13をカバー12の側面から弾性的に後退させることが可能となっている。なお撓み片15の後端部外側面には撓み片15の押し込みを容易にするために操作突起15aが突設されている。
而して器体10を取付枠に取り付ける際には、カバー12の左側壁に設けた取付爪13を取付枠の器具取付孔に挿入するとともに、右側壁に設けた取付爪13をカバー12の側面から後退させるようにして取付枠の窓孔に器体10を挿入すれば、右側壁の取付爪13が器具取付孔に挿入されて器体10が取付枠に保持される。また撓み片15をカバー12の内側に押し込むようにすれば、撓み片15に設けた取付爪13が器具取付孔から抜けるので、器体10を取付枠から容易に取り外すことができる。
ところで、上述の取付枠は、規格化された単位モジュール寸法(1個モジュール寸法)の埋込型配線器具を短幅方向に3個並べて取付可能な1連の取付枠であって、換気扇スイッチAの器体10は2個モジュール寸法に形成されており、図1に示すように1個モジュール寸法に形成されたスイッチなどの他の配線器具Bと並設することができる。なお取付枠は壁面などの造営面に取り付けられ、器体10の後部は造営面に開口する取付穴に埋設される。また取付枠の前面側には、取付枠の窓孔よりも長寸かつ幅広の窓孔51を備える化粧プレート50が重ね合わせて配置され、この化粧プレート50の窓孔51から換気扇スイッチAの機能面や配線器具Bの機能面が露出するようになっている。
器体10の内部には、上述した図3および図4の回路を構成する回路部品や、外部電線を接続するための複数の端子などを実装したプリント配線板(図示せず)が収納されている。プリント配線板に実装される個々の端子は、ボディ11の後壁に形成された電線挿入孔16を通して器体10内に挿入される外部電線を、導電性を有する板ばねからなる鎖錠ばねのばね力によって接続保持する速結端子(図示せず)で構成してある。また鎖錠ばねを押圧して電線の鎖錠状態を解除するための解除釦(図示せず)も器体10内に収納されており、ボディ11の後壁には解除釦を操作するための操作孔17が電線挿入孔16の近傍に形成してある。なお複数の端子としては上述した接続端子Ta,Tbがある。
器体10(つまりカバー12)の前面には、タクトスイッチからなる操作スイッチSW1の操作子(図示せず)と、表示時間設定部4を構成するロータリスイッチの回転摘み18と、タクトスイッチからなるリセットスイッチSW2の押釦19と、表示ランプ3とが、カバー12に開口した窓孔(図示せず)を通して露出している。なお、回転摘み18と操作スイッチSW1の操作子と押釦19とは、カバー12前面の左右方向略中央に上下に並べて配置されている。また表示ランプ3はカバー12前面の左端部に配置されている。
また器体10の前面側には、操作スイッチSW1の操作子を操作するための操作ハンドル20が器体10前面の略全体を覆う形で回動自在に取着されている。すなわちカバー12前面の左側端部には、操作ハンドル20を枢着するための軸部(図示せず)が設けられており、この軸部に操作ハンドル20後面の左端部に設けた軸受部(図示せず)を枢支させることで、操作ハンドル20が器体10に対して回動自在に取着される。なお軸受部には操作ハンドル20を反操作方向に付勢するための付勢ばね(図示せず)を設けてあり、操作ハンドル20は図2(d)中の左回りに付勢されている。而して操作ハンドル20の右側部を押操作すると、操作ハンドル20が軸部を支点に回動し、操作ハンドル20の後面に設けた押突起(図示せず)によって操作スイッチSW1の操作子が押されて、操作スイッチSW1がオンになる。一方、操作ハンドル20を押操作する力を無くすと、操作ハンドル20は操作スイッチSW1の操作子などの反力を受けて復帰位置に戻り、操作スイッチSW1がオフになる。
操作ハンドル20は合成樹脂により矩形板状に形成されており、左右方向の寸法が化粧プレート50の窓孔51の左右方向(短手方向)寸法と略同じ寸法に形成され、上下方向の寸法が窓孔51の上下方向(長手方向)寸法の略3分の2の寸法に形成されている。操作ハンドル20前面の左端部には前方に突出する突台部21が上下方向に沿って形成されており、突台部21よりも右側の薄肉部25には回転摘み18と押釦19とをそれぞれ露出させる開口窓22a,22bが貫設されている。また突台部21の上下方向における略中央部には透孔24が形成され、この透孔24には透光性を有する合成樹脂により形成された導光部材23が嵌め込まれている。而して器体10内に収納された表示ランプ3の光が、操作ハンドル20に保持された導光部材23を通して操作ハンドル20の前面側に出射されるようになっている。このように操作ハンドル20の前面には、表示時間設定部4の回転摘み18とリセットスイッチSW2の押釦19が露出しているので、後述のハンドルカバー26を開けた状態では、表示時間の設定やリセット操作を行えるようになっている。一方、リセット操作時や表示時間の調整時以外では、リセットスイッチSW2の押釦19と表示時間設定部4の回転摘み18とがハンドルカバー26によって覆われているので、不用意に押釦19や回転摘み18が操作されて、積算値がリセットされたり、表示時間が変更されるのを防止できる。しかも、ハンドルカバー26を閉じている状態では操作ハンドル20のみが前面に露出し、リセットスイッチSW2はハンドルカバー26に隠されて見ることができず、操作が行えないようになっているので、換気扇Fをオン/オフするためのスイッチと間違えてリセットスイッチSW2が操作されるのを防止できる。
また操作ハンドル20には、回転摘み18や押釦19が露出する部位を開閉自在に覆うハンドルカバー26が取着されている。ハンドルカバー26は左右方向及び上下方向の寸法が、それぞれ、薄肉部25の左右方向及び上下方向の寸法と略同じ寸法に形成されている。そして、このハンドルカバー26の左側部の上下両端部からは側方に向かって突出する一対のアーム27,27が突設され、各アーム27の先端部には、突台部21の上下両面に設けた軸穴(図示せず)に枢支される軸(図示せず)が突設されている。而して、各アーム27の軸を突台部21の軸穴に枢支させることで、ハンドルカバー26が開口窓22a,22bを露出させる状態と、開口窓22a,22bを覆う状態とを選択自在として操作ハンドル20の前面に取着されている。なおハンドルカバー26は、例えば操作ハンドル20に保持させた鉄片を、ハンドルカバー26の裏面に取着した永久磁石の磁力で吸着することによって、閉じた状態を保持するようになっている。
次にこの換気扇スイッチAの動作を図5(a)(b)に基づいて説明する。この換気扇スイッチAは、常時換気設備に用いる換気扇Fのオン/オフ制御を行うために用いられ、積算タイマ1aにより換気扇Fの運転時間を積算し、積算値が所定の表示時間に達すると表示ランプ3を点滅させて使用者にフィルタの清掃を促すようになっている。
初期使用時およびリセット状態では積算タイマ1aの積算値がリセットされ、ゼロになっている(図5(a)の状態D1)。例えば表示ランプ3によりフィルタ清掃の表示を行っている状態で使用者がフィルタを清掃した後に、ハンドルカバー26を開いて押釦19を押操作すると(図中の動作E3)、リセットスイッチSW2がオンになって、リセット回路部5から制御回路1にリセット信号が送出される。この時、制御回路1はリセット回路部5からのリセット信号を受けて積算タイマ1aの積算値をリセットする(リセット状態)。リセット状態において制御回路1が換気扇オンオフ回路2をオンさせて、換気扇Fに電源が供給されると、積算タイマ1aが運転時間の積算(カウント)を開始し(図中の動作E1)、積算タイマ1aがカウント状態に移行する(図中の状態D2)。その後、積算タイマ1aの積算値が所定の表示時間に達すると(図中の動作E2)、制御回路1は例えば表示ランプ3を点滅させて、使用者に対してフィルタ清掃を促す表示を行うフィルタ掃除表示状態に移行する(図中の状態D3)。
このように制御回路1では、積算タイマ1aにより換気扇Fの運転時間を積算させ、その積算値が所定の表示時間に達すると、表示ランプ3を点滅させているので、表示ランプ3の表示により使用者に対してフィルタ清掃を促すことができる。そして、フィルタ掃除表示状態D3において使用者がハンドルカバー26を開けて、リセットスイッチSW2の押釦19を操作すると、制御回路1が、リセット回路部5からのリセット信号に応じて積算タイマ1aの積算値をリセットする。そしてリセット状態D1において換気扇Fが運転を再開すると、制御回路1は積算タイマ1aによる運転時間の積算動作を再び開始させるようになっている。なお制御回路1では、フィルタ掃除表示状態D3以外の状態D1,D2(つまり積算時間が表示時間に達していない状態)で、リセットスイッチSW2の操作に応じてリセット回路部5からリセット信号が入力されたとしても(図中の動作E4,E5)、このリセット信号に応じて積算タイマ1aのリセットを行わないようになっており、運転時間の積算途中で積算値がリセットされるのを防止している。
また制御回路1では、停電発生時に積算タイマ1aの積算値が失われるのを防止するために、積算タイマ1aの積算値が所定の単位時間だけ増加する毎に現在の積算値を積算値記憶部たるメモリ6に書き込んでおり、電源投入時にメモリ6から読み込んだ積算値を初期値として積算タイマ1aにより積算を開始させている。図6に示すように時刻t0において積算タイマ1aが積算動作を開始し、積算タイマ1aの積算値が単位時間ΔT(8時間)ずつ増加する毎(時刻t1,t2,t3,t4)に、制御回路1はカウント値を0から1ずつ増加させて、メモリ6に書き込む。その後、時刻t5に停電が発生して時刻t6で復電すると、制御回路1はメモリ6からカウント値(4)を読み込んで、現在の運転時間を4×8=32時間と判断する。そして、制御回路1は、この時のカウント値(4)を初期値として積算タイマ1aによる積算動作を開始させており、時刻t6から単位時間ΔTが経過する毎にカウント値を4から1ずつ増加させて、メモリ6に書き込まれたカウント値を更新する。このように制御回路1では、単位時間ΔTが経過する毎にメモリ6に記憶させた値を1ずつ増加させているので、メモリ6に記憶された値に単位時間ΔTを乗算することによって、多少の誤差(最大で8時間)はあるものの現在の運転時間を求めることができる。しかも、運転時間をそのままの値で記憶させる場合に比べて、メモリ6に記憶容量の小さい不揮発性メモリを使用できるから、停電時に運転時間を保持する機能を低コストで実現できる。なおカウント値を更新する間隔(単位時間)を短くすれば、積算値の精度は向上するが、その分だけメモリ6に記憶可能な時間が短くなるので、商品寿命と要求される精度とから単位時間を決定すれば良い。
ところで、履歴記憶部たるメモリ6には複数の格納領域6aで構成されるルーピングバッファを設けてあり(図7参照)、制御回路1では、電源投入時の上記カウント値や、点滅表示を開始するまでの経過時間情報(運転時間)や、点滅表示を行ってからリセット操作を行うまでの経過時間情報のデータを、書き込みポインタ6bで示される格納領域6aに書き込むようにしてある。また制御回路1は、使用当初に電源が投入されると、制御回路1によりこの時のカウント値(0)が上記ルーピングバッファに書き込まれる。また停電が復旧した際に制御回路1がメモリ6からカウント値を読み出した場合は、このときのカウント値もメモリ6のルーピングバッファに書き込まれる。なおメモリ6に書き込まれるデータの数が格納領域の数を超えると、書き込みポインタがルーピングバッファの初期番地に戻り、古いデータを消去して新しいデータを書き込むようになっている。このように点滅表示が発生するまでの経過時間や、リセット操作を行うまでの経過時間の履歴情報をメモリ6に記憶しておくことで、この履歴情報を不具合の発生要因の推定に利用できる。例えばリセット操作を行うまでの経過時間が、フィルタ掃除に要する標準的な作業時間に比べて異常に短い場合は、フィルタを掃除することなくリセット操作だけを行ったと判断でき、フィルタの掃除が適正に行われていなかったと推定することができる。また点滅表示が発生するまでの経過時間を記憶しておくことで、使用者が表示時間の設定を変更したか否かを判断することもできる。なお履歴情報を記憶する履歴記憶部は、上述のカウント値を記憶する積算値記憶部(メモリ6)と同じメモリを使用すれば、メモリの数を増やさずに済み、換気扇スイッチAを低コストで実現することができる。
また、本実施形態の換気扇スイッチAは常時換気設備に用いる換気扇Fをオン/オフするためのものであり、原則的に換気扇Fは常時運転されるものなので、換気扇Fが不用意にオフされないようになっている。すなわち図5(b)の状態遷移図に示すように、制御回路1が換気扇オンオフ回路2にオン信号を出力して、換気扇Fを動作させている状態(図中の状態D4)で、操作ハンドル20が所定の操作時間(例えば3秒間)以上連続押しされ(図中の動作E7)、操作スイッチSW1が上記操作時間以上連続してオン状態になると、制御回路1が換気扇オンオフ回路2にオフ信号を出力して、換気扇Fをオフ(停止)させる(図中の状態D5)。その後、換気扇Fが停止している状態で、操作ハンドル20が押操作されると(図中の動作E8)、制御回路1に操作スイッチSW1のオン信号が与えられ、制御回路1が換気扇オンオフ回路2にオン信号を出力して、換気扇Fをオン(運転)させる(図中の状態D4)。なお換気扇Fの運転中に操作ハンドル20が押操作されたとしても、操作ハンドル20を押操作する時間が上記操作時間未満であれば(図中の動作E9)、制御回路1はオフ信号を出力せずに、換気扇Fをオンし続けており、換気扇Fが不用意にオフ操作されるのを防止することができる。
また本実施形態の換気扇スイッチAでは、表示時間を設定するための表示時間設定部4を備えており、表示時間設定部4を用いて、フィルタ掃除を報知するまでの時間を調整することができる。なお表示時間設定部4としては例えば複数の切替位置を有するロータリスイッチや可変抵抗器を用いることができ、回転摘み18の回転位置に応じて、予め設定された複数の候補値の何れかに表示時間を設定できるようになっている。ここで、図3(a)に示す例では回転摘み18の切替位置がA〜Kまで11通りに切り替えられるようになっており、上述の実施形態では各切替位置に応じた表示時間の設定値が予め設定された値で固定されているが、各切替位置における表示時間の設定値(候補値)をメモリ6に書き込んでおき、回転摘み18の切換位置に対応する表示時間をメモリ6から読み込んで、設定するようにしても良い。表1は各々の切替位置A〜Kに対応した表示時間の設定の一例であり、メモリ6に書き込んだ設定値を書き換えることによって、表示時間の設定値を変更することができるから、表示時間の設定範囲を変更する場合にもスイッチ自体を取り替えることなく、メモリ6に書き込んだ設定値を変更するだけで容易に対応することができる。
Figure 2007003158
なお表示時間の候補値を記憶する表示時間記憶部は、上述のカウント値を記憶する積算値記憶部(メモリ6)と同じメモリを使用すれば、メモリの数を増やさずに済み、換気扇スイッチAを低コストで実現することができる。
(実施形態2)
本発明の実施形態2を図8に基づいて説明する。上述した実施形態1では表示時間を切替設定するための表示時間設定部4を設けているのに対して、本実施形態では表示時間設定部4を無くして、メモリ6に表示時間を記憶させている。尚、表示時間設定部4を無くした点以外は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施形態では表示時間設定部4を無くしているので、ハンドルカバー26を開けると、操作ハンドル20の薄肉部25にはリセットスイッチSW2の押釦19しかなく、スイッチの使用方法が単純になるから、使用者に分かりやすいという利点があり、また使用者が表示時間を自由に選択するのではなく、メーカ側で決定することができる。また表示時間設定部4を無くすことで、回路構成を簡単にして、コストダウンを図ることもできる。さらに、表示時間を記憶する表示時間記憶部は、上述のカウント値を記憶する積算値記憶部(メモリ6)と同じメモリを使用すれば、メモリの数を増やさずに済み、換気扇スイッチAを低コストで実現することができる。
(実施形態3)
本発明の実施形態3を図9および図10に基づいて説明する。本実施形態では、上述の実施形態1において、表示ランプ3が点滅表示を行ってから、一定時間が経過してもリセット操作が行われない場合に鳴動するブザー8を設けている。尚、ブザー8以外の構成は実施形態1と同様であるので、同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
実施形態1で説明したように換気扇Fが運転中は積算タイマ1aが運転時間を積算しており(図9(b)の状態D2)、積算タイマ1aの積算値が所定の表示時間に達すると(図中の動作E2)、制御回路1は表示ランプ3を所定周期で点滅させて、使用者に対してフィルタ清掃を促す表示を行うフィルタ掃除表示状態に移行する(図中の状態D3)。ここで、表示ランプ3による点滅表示を開始させてから一定時間が経過するまでの間にリセットスイッチSW2によるリセット操作が行われた場合は(図中の動作E12)、制御回路1が、積算タイマ1aの積算値をリセットし、その後換気扇Fが運転を再開すると積算動作を再開させている(図中の状態D2)。一方、表示ランプ3による点滅表示を開始させてから一定時間が経過するまでの間にリセットスイッチSW2によるリセット操作が行われなかった場合(図中の動作E10)、制御回路1はブザー8を鳴動させ(図中の状態D6)、ブザー8の鳴動音で使用者に対してフィルタ掃除を促している。そしてブザー鳴動中にリセットスイッチSW2によるリセット操作が行われると(図中の動作E11)、制御回路1は、積算タイマ1aの積算値をリセットし、その後換気扇Fが運転を再開すると積算動作を再開させている(図中の状態D2)。
ところで、本実施形態では報知手段として鳴動音で報知動作を行うブザー8を用いているが、ブザー8を設ける代わりに、表示ランプ3を報知手段として兼用しても良い。すなわち、図10に示すように積算タイマ1aの積算値が所定の表示時間に達すると(図中の動作E2)、制御回路1は表示ランプ3を所定周期で点滅させて、使用者に対してフィルタ清掃を促す表示を行うフィルタ掃除表示状態に移行するとともに(図中の状態D3)、表示ランプ3による点滅表示を開始させてから一定時間が経過するまでの間にリセットスイッチSW2によるリセット操作が行われなかった場合は(図中の動作E10)、表示ランプ3の点滅周期を短くして、表示ランプ3を高速点滅させている(図中の状態D7)。このように表示ランプ3が点滅動作を開始してから一定時間が経過しても、フィルタの清掃が行われない場合は表示ランプ3の点滅周期を短くすることで、使用者に対してフィルタの清掃を強く促すことができる。
なお本実施形態では実施形態1で説明した換気扇スイッチAに報知手段を設けているが、実施形態2で説明した換気扇スイッチAに上述の報知手段を設けても良いことは言うまでもない。
また本発明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施形態を構成することができることは明白なので、この発明は、特定の実施形態に制約されるものではない。
実施形態1の換気扇スイッチの施工状態を示し、(a)はハンドルカバーを閉じた状態の正面図、(b)はハンドルカバーを開いた状態の正面図である。 同上の換気扇スイッチを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は下面図である。 (a)は同上の換気扇スイッチのブロック図、(b)は表示時間設定部の説明図である。 同上の換気扇スイッチのブロック回路図である。 (a)(b)は同上の換気扇スイッチの動作を説明する状態遷移図である。 同上の換気扇スイッチの動作を説明するタイムチャートである。 同上の換気扇スイッチに用いるメモリの格納領域の説明図である。 実施形態2の換気扇スイッチのブロック図である。 実施形態3の換気扇スイッチを示し、(a)はブロック図、(b)は動作を説明する状態遷移図である。 同上の換気扇スイッチの異なる構成の動作を説明する状態遷移図である。
符号の説明
A 換気扇スイッチ
18 回転摘み
19 押釦
20 操作ハンドル
26 ハンドルカバー

Claims (11)

  1. 器体の内部に、換気扇への電源供給を入切する開閉素子と、前記器体の前面に露設された操作子のオン/オフ操作に応じて前記開閉素子を開閉させる開閉制御部と、前記換気扇の運転時間を積算する積算回路部と、積算回路部の積算値が表示時間に達すると運転時間が表示時間に達したことを表示する表示部とを収納し、前記積算回路部の積算値をリセットするためのリセットスイッチを前記器体の前面に配置するとともに、リセットスイッチのリセット操作に応じて積算回路部の積算値をリセットするリセット回路部を器体の内部に収納し、前記リセットスイッチを露出する位置と前記リセットスイッチを覆う位置とを選択自在として前記器体の前面に取着されたスイッチカバーを備えることを特徴とする換気扇スイッチ。
  2. 前記器体の前面の略全体を覆うような寸法に形成され、前記器体の前面に回動自在に取着されて、裏面で前記操作子を押操作自在とした操作ハンドルを備え、前記リセットスイッチに対向する操作ハンドルの部位に開口窓を貫設し、前記開口窓を露出させる状態と前記開口窓を覆う状態とを選択自在として前記操作ハンドルの前面に取着されたハンドルカバーで前記スイッチカバーを構成したことを特徴とする請求項1記載の換気扇スイッチ。
  3. 前記器体の前面に前記表示時間を設定するための時間設定部を配置し、前記スイッチカバーにより、前記時間設定部を露出する位置と前記時間設定部を覆う位置とを選択自在としたことを特徴とする請求項1又は2記載の換気扇スイッチ。
  4. 不揮発性メモリからなり、前記表示時間の候補値が複数登録された表示時間記憶部を備え、前記時間設定部は、前記表示時間を表示時間記憶部に登録された複数の候補値の何れかに択一的に切り替えることを特徴とする請求項3記載の換気扇スイッチ。
  5. 前記表示時間が予め設定された不揮発性メモリからなる表示時間記憶部を具備することを特徴とする請求項1又は2記載の換気扇スイッチ。
  6. 不揮発性メモリからなり、前記換気扇の運転時間が所定の単位時間だけ増加する毎に前記積算回路部の積算値が書き込まれる積算値記憶部を設け、前記積算回路部は、電源投入時に積算値記憶部から読み込んだ積算値を初期値として運転時間の積算を開始することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の換気扇スイッチ。
  7. リセット回路部は、前記積算回路部の積算値が表示時間を超えた状態でリセットスイッチによるリセット操作が行われた場合に積算値をリセットすることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の換気扇スイッチ。
  8. 積算回路部の積算値が表示時間に達した時点から一定時間が経過するまでの間に前記リセットスイッチが操作されない場合に報知動作を行う報知手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の換気扇スイッチ。
  9. 換気扇および商用電源の直列回路が電気的に接続されるとともに、前記開閉素子の両端がそれぞれ電気的に接続される一対の接続端子と、前記換気扇のオフ時には前記接続端子を介して流れる前記換気扇の洩れ電流から内部回路の動作電源を生成するとともに、前記換気扇のオン時には商用電源のゼロクロス点から前記開閉素子がオンするまでに前記接続端子を介して供給される電力を電源として前記動作電源を生成する電源回路部とを具備したことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の換気扇スイッチ。
  10. 不揮発性メモリからなる履歴記憶部を設け、前記積算回路部の積算値が前記表示時間に達するまでの経過時間情報と、前記積算値が前記表示時間に達してから前記リセットスイッチによるリセット操作が行われるまでの時間情報とを少なくとも含む履歴情報を履歴記憶部に記憶させたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の換気扇スイッチ。
  11. 前記開閉制御部は、前記開閉素子のオン時に前記操作子が所定の操作時間以上押し操作されると、前記開閉素子をオフさせることを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の換気扇スイッチ。
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